関西一円のワイナリーはだいたい訪問しましたが、
唯一課題として残っていたのが、ヒトミワイナリー。
ももクロもやって来た滋賀県東近江市にあります。
自然派「にごりワイン」のフラッグシップをいただきます。


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ヒトミワイナリーは1991年に東近江市(旧の永源寺町のあたり)で創業、
「にごりワイン」という清澄・ろ過をしないワインのみを作っています。
公式ページでは、にごりワインの誕生については説明すれど、
ことさら「自然派ワイン」的なことをうたっていません。
しかしながら、自社農園の減農薬栽培や、天然酵母による醸造、
補酸・補糖なし、など「自然派」なことは全てやってます。
その上での、清澄・ろ過をしない「にごりワイン」なんだそうで。
なにげにすごい。


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行ってみて驚いたのが、ワイナリー兼店舗がおしゃれ。
パン屋も併設されていて、下手したらこちらの方が評判いいようです。(笑)
ワインの説明も丁寧にしてくださり、とても気持ちよく買い物できました。


ももクロのコンサートには興味も用事もないものの、
名神高速道路の黒丸PAが「ももクロ丸」PAになっているというので、
それも見るついでのヒトミワイナリー訪問でした。(失礼!)
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無事、「ももクロ丸」PAの通行券ゲット!(笑)


で、本日のこのワイン、ヒトミワイナリーのトップキュヴェです。
フレンチオークにて10ヶ月熟成っていうのがそれっぽいです。
4,000円は安くありませんが、日本のワインづくりで低価格は難しいですからね。

自家農園産という「カベルネ・サントリー」は初耳。
お店でも聞き返してしまいました。(笑)
1974年「ブラック・クイーン」と「カベルネ・ソーヴィニヨン」の交配により生まれ、
サントリーによって品種登録されたそうで、よって「カベルネ・サントリー」。
しかし、ブラック・クイーンとカベルネ・ソーヴィニヨンの交配というと、
「甲斐ノワール」が有名ですよね。
何が違うのかネットで頑張って調べましたが、
結局よくわかりませんでした。


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さて、抜栓。
補糖なしだけあってAlc.11%と軽め。
澄んだルビー。そんなに薄くないです。
んっ?
「にごりワイン」ですが濁っていません!
上澄みをすくうだけでこんなにクリアなんですね。
ラズベリー、カシス。いちごも?
ピノっぽい香りに思えます。
酸味がちですがボディも適度に感じ、
軽めながら薄っぺらくはないです。
余韻に酸味の中の弱いタンニンがまあまあ心地いい。

狙い通りで、今晩のカレーとうまく合いました。
おいしく頂けますが酸味が支配する感じがするので、
これは少々合わす料理を選びそうです。

今回、カベソー&メルローブレンドも買ってきましたので、
また後日試してみようと思います。
今度はもっと濁ってるとおもしろいんですが。


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ヒトミワイナリー
Tartar Wine Rouge 2014
RRWポイント 86点