忘れた頃のブルゴーニュです。
AOCブルゴーニュなんてひどいのばかりですが、
結局、畑のテロワールより、
作り手の実力の方が大きく影響するはずということで、
かすかな期待をもって、また違うドメーヌを試します。


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ピエール・ブレ・フィスはジュヴレ・シャンベルタンにありまして、
国道「ボーヌ」線(D974)沿いに店舗兼本拠地があります。
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ディジョンの町からの位置関係を見ておきましょう。
Pierre02
醸造はもう少し南下したシャンボール・ミュジニーでやってるそうです。


公式ページは日本語表示もできますが、
AOCブルゴーニュ赤の情報はなし。白は載ってるのに。
仕方なく輸入業者のページなどを確認します。
AOCブルゴーニュといっても、
ジュヴレ・シャンベルタンやブロションの畑からだそうです。
樽熟も18ヶ月だそうで、手抜かりはなさそうです。


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さあ、抜栓。Alc.12.5%。
ルビー、透明感そこそこ。
フランボワーズ、いちご。
キャンディ、シロップも。
フレッシュな口当り。
酸味はおだやかです。
タンニンもかすかな感じ。
軽めのボディ、複雑味はさすがにないですね。
ここまでは、まあまあおいしいのですが、
後々、チェリーのような不思議な風味が残ります。
余韻はふつうにあるのでいいのですが、
独特なフルーツ風味がしつこく感じます。

メンチカツとおいしく合わせられましたが、
高評価はちょっとあげられないですね。


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Pierre Bourée Fils Bourgogne Rouge 2014
RRWポイント 85点