以前いただいた、
ヒトミワイナリー Tartar Wineと一緒に買っていたもう1本です。
前回のはカベルネ・サントリーなる品種でしたが、
これはオーソドックスにカベソー&メルローです。


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公式ページには、いろいろと説明が書いてますが、
セパージュは書いていません。
最初はカベソーオンリーで行こうとしたところ、
ピーマン臭が出たのでメルローとのブレンドにしたようです。
「醸造人」からのコメントを以下に全文コピペします。(笑)

【醸造人からの2015年産の特徴コメント】
...2015年産はカベルネに少しピーマン香が感じられましたので、メルローとのセパージュでバランスを考えていきました。カベルネソーヴィニョンは除梗破砕して、1日1回のピジャージュを残糖がなくなるまで続け、約1ヶ月間色素と風味を抽出しました。メルローは半分除梗破砕したぶどうを入れ、さらにその上から残り半分を房ごと投げ入れ、ビニールシートとゴムをかけて密閉し、MC(マセラシオンカルボニック)法で仕込んでいます。10日後に密閉タンクを解放し、足で踏み込むピジャージュを3週間おこなうことで、十分な色素とブドウの果梗から醸し出る複雑なアロマを抽出しています。どちらもおおよそ4週間醸した後に搾汁し、ワインを皮と種から分けた後、それぞれをフレンチオークの古樽に詰めると、3月あたりから野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)が樽内で起こりました。8ヶ月熟成した後にオリ引きし、ブレンドして無濾過でビン詰めしています。メルローからの甘い香りとカベルネの緑のニュアンスを融合させたセパージュを楽しんでいただけたら幸いです。 


手間ひまとこだわりが感じられるコメントですね。
足ふみまで。(笑)
野生乳酸菌によるMLFが自然発生したような感じも興味深いです。


もう一度ショップの写真を上げておきます。
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一応、微妙に違うアングルです。


裏ラベルはシンプル~。
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さて、抜栓。Alc.12%。
濃い目のルビー、透き通っています。
にごりはありません。(笑)
赤ベリーかと思った瞬間、いちごキャンディ。
マスカットベイリーA入り?と思ってしまいます。
酸味がスッキリのアタックです。
やはり深みはないか~。
タンニンはかすかに余韻の中に感じる程度。

二日目も試しましたが、やはりマスカベA感満載でした。
カベソー&メルローでこの風味が出るのでしょうか?
というか、勝手に僕がマスカベAの風味と思っているのは、
実は日本ワインの特徴だったりして。
入ってないはずのマスカベAが香るワインがあまりにも多いので。
ちょっとこの件の究明は今後の課題ですね。(笑)

にごりワインの証拠に、
最後の一杯に細かな澱がありました。
舌の上でもざらつきを感じない不思議な澱でしたが。


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ヒトミワイナリー
JONDA(ジョンダ) 2015 赤
RRWポイント 81点