ファミーユ・ペランというのは、
シャトー・ド・ボーカステルで有名な南ローヌの生産者です。
ワインはテロワールも重要でしょうが、
やはり作り手の手腕が占める部分はかなり大きいと思っています。
有名生産者のセカンドやらサードワインを試しているのは、
偉いワイン」に出会う確率が高いと思うからです。
で、今日はペランが醸すデイリーワインを試すわけです。


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シャトー・ド・ボーカステルと同じマーク。
気分が盛り上がります。(笑)


ファミーユ・ペランからはさらにお安いライン、
ラ・ヴィエイユ・フェルム(La Vieille Ferme)という
エチケットにニワトリが描かれたのが有名ですが、
これはほぼ1000円ほどの超お手頃ワイン。
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(コストコでは1000円以下で売ってました。)


本日のはちょっと上等。と言っても2000円切ります。
公式サイトでもエブリデイ・ワインなんて書かれています。
これでおいしけりゃ「偉いワイン」確定ですね。


まず、位置確認のために南ローヌへ出かけましょう。(笑)
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アヴィニョンの北、オランジュの近くにあります。
ごく近い距離の中に、ボーカステルとファミーユ・ペラン、
そしてドメーヌ・ペランがあるのがわかります。


これがシャトー・ド・ボーカステル。
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これがファミーユ・ペラン。
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この立派な木立の一本道を入って行った奥なのですが、
Google Mapでは入れません。(笑)


これがドメーヌ・ペラン。
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看板では「Perrin & Fils」となってますね。

公式ページにはボーカステルからヴィエイユ・フェルムまで、
ヴィンテージ毎の情報まで載っていますが、
残念ながら、セパージュのパーセンテージだけは書いてません。
よってインポーターのサイトを確認すると、
・グルナッシュ 60%
・シラー 20%
・ムールヴェードル 20%
らしいことがわかりました。
グルナッシュ主体の早飲みワインというのは少々不安ですが...。

樽熟は25%だけ大樽(Foudre)で12ヶ月だそうで、軽めです。


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さあ、抜栓。Alc.13.5%。
濃いルビー。涙に色付きあり。
ラズベリー、チェリー、ブルーベリー。
グルナッシュにしては、
フレッシュというか華やかというか。
上等なピノのようなアタックでびっくり。
軽めの口当りにおだやかな酸味ということです。
果実味が半端ないですね。
グルナッシュ&シラー、
最高って思えるようになってきました。

有名どころが作ると、
やはりいい具合にまとめますね。


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Famille Perrin Côtes du Rhône Réserve 2015
RRWポイント 90点