Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

日本ワイン

サントネージュ 山梨産マスカット・ベーリーA 2018

コストコで何本か日本ワインが売ってました。その1本のマスカベAをゲット。
普段は手は出さないんですが(笑)、コストコが選ぶ日本ワインというのと、
恐らく中止になるであろう「幻」の東京2020のオフィシャルワインというので、
思わずカゴに投入(笑)。品種的に味は期待していませんが早速抜栓~。


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サントネージュは、1947年(昭和22年)といいますから、戦後まもなくに、
前身となる醸造所ができたそうです。1972年(昭和47年)には社名を、
フランス語で「聖なる雪」の意味のサントネージュ(Sainte Neige)にします。
名前にも表れてますが、当時から欧州品種を日本でいち早く取り入れたり、
日本のワイン造りの基礎を築く上で大きな役割を果たしてきたそうです。
2002年にアサヒビールグループに入り、同社のワイン事業を担っています。


公式ページはやはりアサヒビールの公式サイト内にあります。

ワイン紹介ページは一応あります…。
・マスカットベイリーA 100%
「山梨県の韮崎地区と八幡地区のブドウをブレンドして、丁寧に醸造しました。」
としか情報なし。醸造や熟成については書かれていません。ちょっとね~。

勝手にマスカベAと略してるマスカットベイリーAですが、まとめを記しておきます。
1927年(昭和2年)新潟県岩の原ワイナリー川上善兵衛氏が作り出した品種です。
新潟が原産の日本固有種ということで、日本のワイン用黒品種では第1位の生産量です。
2010年の「甲州」に次いで、2013年にOIV(国際ブドウ・ワイン機構)に登録され、
国際的なワイン用ブドウ品種として公式に認められているのはご承知の通りです。
SteNeige03
アルファベット表記では「Muscat Bailey A」なのですが、日本語表記となると、
マスカット・ベーリーA、マスカット・ベーリA、マスカット・ベリーA他、
(一番正しい)マスカット・ベイリーAの4表記がOIVに登録されてるそうです。
特に「ベリー」はいかがなものか?と思いますがね。

母方にアメリカ原産の交雑種ベイリー(Bailey)と父方に欧州のマスカット・ハンブルク
(Muscat Humberg)を掛け合わせたものですが、ベイリーがヴィティス・ラブルスカ
(Vitis Labrusca)を含む種間交雑種のため、マスカット・ハンブルクがヴィティス・
ヴィニフェラ(Vitis Vinifera)であるものの、そのフォクシー・フレーバー(Foxy Flavor)
は特徴的です。いわゆるグレープジュースの香りです。ファンタグレープなどは好きですが、
個人的にはワインからこの香りがするのは勘弁してほしいところです。
日本のワインはどれもこの香りがすると、一時期ノイローゼになったくらいです。(笑)

細かいことを言うと、ベイリー自体は4分の1はヴィティス・ヴィニフェラの系統で、
マスカベAの半分がヴィティス・ラブルスカの血筋ではないようです。(参考1参考2
それでもこの香りが強いは、ラブルスカの遺伝って、よっぽどキツイんですね。(笑)

マスカット・ハンブルクはマスカット・オブ・アレキサンドリア(いわゆるマスカット)
とチロル地方原産のスキアヴァ・グロッサ(Schiava Grossa)を交配した品種です。
スキアヴァ・グロッサはドイツのトロリンガーのことでしたね。


もう一つこのワインで気になるのが、「山梨県産」と表記されているものの、
GI Yamanashi」とは書かれていないことです。
「GI」はGeographical Indicationの略で、認定された「地理的表示」のことです。
2013年にワインで初めて「山梨」が認められ、2018年には「北海道」も認定されてます。
最近はちらほらと「GI Yamanashi」と入ったワインが増えてきたので余計気になります。
GI Yamanashi公式サイト国税局の資料でそこらへんの決まりを調べてみます。

山梨産ブドウ100%、指定品種(42種あります)のみ使用、山梨県内で醸造・瓶詰め、
こういった条件はクリアしています。その他細かい条件もありますが、たぶんOK。
唯一怪しいのが、分析値などの審査と官能検査にクリアする必要があるとのことで、
地理的表示「山梨」管理委員会という組織が審査をするそうです。もしかしたら、
これをやってないんでしょうかね。(笑)
「山梨県産」表示は「日本ワイン」をクリアしていれば都道府県名は書けるようです。


山梨のサントネージュを訪問してみましょう。なかなか立派。
SteNeige01
JR山梨市駅のすぐ裏。便利良さそうに聞こえますが都会は甲府の方ですね。(笑)

山梨を俯瞰して見てみましょう。この辺りにサントネージュがあります。
SteNeige02
ワイナリーの密集する勝沼エリアではないですが、県東部になります。


ラベル平面化画像。「日本ワイン」です。
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「東京2020オリンピック・パラリンピックオフィシャルワイン」限定ラベル。
しかし、この微妙な毛筆のワイン名、なんとかならんのか?(笑)


さあ、抜栓。コルク短かっ!
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コルクの印刷もここに見えてるだけなので平面化はしません。

Alc.12.5%。(pH:3.71、Brix:6.3)
クリア感あるルビー。
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やはり、グレープジュースの香り。
フォクシーフレーバーから来ます。(笑)
イチゴ。青い茎っぽさも少し。
だからマスカット「ベリー」なんて言われるんですね。

甘み様の酸が乗った辛口アタック。
風味はやはりジュースっぽいな~。
深みはないんですが、徐々にワインっぽく感じてきました。
というか、ワインっぽく飲めそう。(笑)

今日はカレーに合わせたら、割とOK。
マスカベAとしてはバランスいいと思いました。


*****


サントネージュ
山梨産マスカット・ベーリーA 2018
Saint Neige
Yamanashi Muscat Bailey A 2018
RRWポイント 84点


丹波ワイン 京都丹波 Pinot Noir 2017

久しぶりに京都・京丹波の丹波ワインを訪れ、ピノ・ノワール 2017を購入。
すぐに冷やして夕食に抜栓。今日まさに見てきたテロワールを思い出しながら…。
自宅から行けるワイナリーとしてよく訪れ、昔からいろいろ試していますが、
ここのピノ・ノワールはピカイチだと思っています。さて、2017はいかに?


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奇しくも、雑誌「ワイン王国」の最新号の特集で丹波ワインが紹介されてました。
「日本ワイン 注目のグラン・クリュ」と銘打って、全国11ヶ所の産地を選び、
日本のグラン・クリュ級のすごい産地とする、すごい企画です。(笑)
そこになぜか(失礼!)京丹波の丹波ワインが選ばれ、紹介されていました。
それも今日のこのワイン、ピノ・ノワール 2017がです。特級畑なんだ…。(笑)


公式ページはここですが、公式ブログの方が面白いです。(笑)

で、さらにワイン情報はショップサイトの方を見ることになります。
しかし、木樽で熟成以外の情報はないんですがね。
2017年は過去5年で一番日照時間が長かったそうです。ただ病害虫の被害で、
収量は減ったそうですね。


さあ、丹波ワイン訪問です。Google Mapじゃないですよ。(笑)
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昔、見学ツアーも行きましたが、今はコロナでやってないんでしょうね。

沿道にもブドウが植えてあって、花芽が出ているのが間近で観察できました。
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そうそう、今日はピノ・ノワールの畑に行ってみようと思ってたんでした。

これが丹波ワインの畑をGoogle Map上に示した地図です。
Tamba01
ワイナリーに隣接した畑はピノ・ブランやセミヨンが植えられてますね。
今日は黄色の矢印のように、タナが植えられている畑を横目で見ながら、
少し離れた平林圃場まで行ってみました。

中には入れないので外から眺めていますが、いい景色です。
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ここはカベソーやメルローも植えられていて、どれがピノかわかりません。(笑)

しかし、快晴の上天気に、葉や花芽の緑、美しいです。何気に感動。
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この青と緑のコントラストを脳裏に焼き付け、ピノ・ノワールをいただくとしましょう。


ラベル平面化画像。
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2016のヴィンテージは「京都丹波」ではなく「丹波鳥居野」になってました。
平成30年から「日本ワイン」の表示基準が適用になったのと関係あるのかな?
限定1,918本。2016は2,239本でしたから、14%も収量が減ったんですね。


さあ、抜栓。
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キャップシールはカッコいいです。コルクはいつもの合成コルク。

コルク平面化。
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見た感じ、ノマコルクのような気がするんですが、表示はなし。

Alc.12%。(2016は13%でした。)
クリアに澄んだ薄いルビー。
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フランボワーズ、かすかにフレーズ。
複雑なノリの佃煮香。(笑)いいことですよ。
酸味を先に感じますが、辛口アタック。
2016VVの記憶との比較ですが、少し味の貫禄が減った気がします。
苦味に似た複雑味はあって、素性はやはりよさそうです。
余韻は短めながら、いいバランスで続きますね。

いやあ、うまい。やはりいい線行ってますよ、これは。
京丹波のテロワール〜!!!



*****


丹波ワイン
京都丹波 ピノ・ノワール 2017
RRWポイント 91点


サッポロ グランポレール メリタージュ 2015

サッポロのグランポレール・メリタージュを抜栓しますよ。
グランポレールシリーズでは貴腐ワインを除けば6,000円と一番お高い。
ある意味サッポロのフラッグシップなんでしょう。楽しみ~。
サッポロ岡山ワイナリーに行った際にショップで買い求めたものです。


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メリタージュ(Meritage)はフランス以外で作られるボルドースタイルのワイン。
カリフォルニアなんかでもメリタージュをうたうワインはたくさんありますね。
もっともカリフォルニアでは「メリテイジ」と英語読みしますが。
サッポロのこれもカベソーにメルローをブレンド、ボルドー左岸って感じです。


以前の余市ピノ・ノワールと一緒にここで買いました。
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ショップにはサッポロの代表的なワインが揃ってるのでありがたいです。


安曇野池田ヴィンヤード」専用ページがあり、畑の説明はバッチリです。

サッポロがワイン用ブドウ栽培に適した気候・土壌を求めて2009年に開園したそうで。
ただし、ワイン情報がショップのみで内容も貧弱なので困りました。
不本意ではありますが、ネット情報の方が詳しいのでそちらから。
・カベソー 67%
・メルロー 33%
樽熟は新樽率50%で17ヶ月とのことです。
 

長野県北安曇郡池田町にある安曇野池田ヴィンヤードに行ってみます。
Sapporo01
高瀬川と東側の山地に挟まれ、標高は560mから630mあるそうです。

長野県全体、信州ワインバレーから俯瞰して所在を確認しましょう。
Alpes01
安曇野池田は日本アルプスバレーに属します。


エチケット平面化画像。
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裏に顔写真入りで情報があるんですが、セパージュは書いておいて欲しいな。


さて、抜栓。
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キャップシール、コルクはグランポレールシリーズ専用品。

コルク平面化。
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もうひとひねり欲しいところですが。(笑)

Alc.13%。
濃いガーネット。涙ははっきり。
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黒ベリー、ブラックチェリー、かすかにピーマン。
カベソーそのものって感じです。
いい樽香はボルドーっぽいし。
辛口アタック。
ちょっと酸が立ちますが味の厚みはいい感じ。
タンニン絡みの複雑味も楽しませてくれます。
いいバランスのままじっくり余韻に続く…。酸味が若干気になるんですが、
これがなければないで味が凡庸になってたかも…なのでOK。

しかし、今まで飲んだ日本のカベソーブレンドでは出色の出来。
日本のカベソーでは最高クラスのレベルと思われます。
う~ん、日本ワインも良くなってきたね。


*****


サッポロ グランポレール
メリタージュ 2015
RRWポイント 92点


サントリー 登美の丘 ビジュノワール 2017

サントリーの登美の丘ワイナリーが世界に誇る「登美の丘」シリーズ。
数あるラインアップの中から、ビジュノワールをいただきますよ。
ただ、積極的に聞いたこともない品種のワインを選んだわけではなく、
ふるさと納税(山梨県 甲斐市)の返礼品だっただけなんですが…。(笑)


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ビジュノワールはマルベックと山梨27号を交配した日本の赤ワイン用品種です。
山梨27号というのはメルローと甲州三尺の交配種なので、結局のところ、
50%がマルベック、25%がメルローといような味わいを想像しますね。(笑)


公式ページはこれ。登美の丘ワイナリーシリーズ専用になってます。

ワイン情報はしっかり載ってるように見えますが…
・ビジュノワール 100%
はいいとして、熟成に関して、
樽熟成:56%、タンク熟成:44%、新樽使用比率 0.0%、
とここまで細かく書いてあるのに、熟成期間が不明です。
新樽率0%っていう表現も珍しいですし。(笑)
MLFはありだそうです。


ワイナリー訪問は以前実際に行ってますから、その時の写真をば。
IMG_4562
登美の丘というだけあって高台にあり、甲府盆地が一望できます。

例によって、山梨のワイン産地をGoogle Map上で見ておきます。
Yamanasi02
サントリー登美の丘ワイナリーは甲斐市にありますから返礼品だったわけです。
フラッグシップの登美が欲しかったところですが。(笑)
「勝沼」は産地として有名なので地図上に無理やり「勝沼」も示しましたが、
2005年に「勝沼町」は塩山市・大和村と合併して甲州市になり、今はないです。


ボトルに直接印刷されてますから、ラベル平面化ではなくボトル平面化です。
こういう場合でも平面化して剥ぎ取れるわけですからいいですね。
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ボトル表面がマットに見えますが、冷やし過ぎたので水滴がついてます。
実際の表面はテカってますので、ご了承ください。(笑)


さあ、抜栓。
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このブドウのマークはサントリーの日本ワインにつけてありますね。

コルク平面化するとこうです。
IMG_1785
テクニカルコルクのDIAM5を採用です。

Alc.13%。
濃いガーネット。
IMG_1786

プラム、カシス、梅酒?
マルベックぽくない独特の香りです。
辛口アタック。
かすかにフォクシーフレーバーですね。
なんだろう、甲州三尺の影響でしょうか。
味の芯はしっかりありますよ。
軽めの酸に、やはりですが、ブドウ風味が乗ってる気がします。
奥に甘みがありそうと思い甘味を探しますが、でもないって感じ。
タンニンはスムーズながら結構主張します。
これはマルベックぽいかもしれません。
余韻はタンニンのお陰でいい具合ですが、
フルーティな軽さと共に少々尻すぼみかな。

悪くないですが少々微妙かも。
う~ん、登美が飲みたい。(笑)


*****


サントリー
登美の丘ワイナリー
ビジュノワール 2017
RRWポイント 87点


丹波ワイン 京都丹波 Cabernet Sauvignon & Merlot 2017

京都の食文化に根ざしたワインを1979年から造り続けている丹波ワイン。
自宅から1時間、定期的に訪れワインを購入している馴染みのワイナリーです。
ここの近年の進化は目覚ましく、ピノ・ノワールVVなんか驚愕のうまさでした。
カベソーについて言うと、2009年や2015年を過去に試しています。
さあ、今日は最新ヴィンテージ2017です。進化のほどはいかがなもんでしょう。


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和紙調のラベルに雅なデザインのブドウのイラスト。いつもながら秀逸。


公式ページにはワイン情報はなくワイナリーの紹介のみ。

しかし、四季折々の丹波ワイン情報ほか読むところは多いです。
情報ブログ含め英語とフランス語に切り替えられるのが志が高いです。

公式ショップにワイン情報がありますが、最新ヴィンテージのみです。

2017年は、病害があったものの日照時間長めで比較的豊作の良い年だったようです。
セパージュ他情報はショップに掲示してあったものです。(上記サイトより多分正確。)
・カベソー 58%
・メルロー 25%
・タナ 17%
丹波ワインの得意技のタナがブレンドされているのがミソです。
例年よりタナ多めのようです。(2016年はタナ11%でした。)
樽熟は新樽率25%のバリックで16ヶ月です。


このワインを買い求めたときに撮った写真を貼っておきます。
TB
まあ、冬の畑なんですが…。

公式ページにあった情報から、いつものGoogle Map転記を敢行。
BB
畑の場所と栽培品種がわかります。今日のワインは平林&千原圃場から。
AOC京都丹波ということです。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_1539
これくらいの畑の規模だと限定1,723本ってことになるんでしょうね。


さて、抜栓。
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丹波ワインロゴ、マーク入り。ノマコルクのような人口コルク。

コルクも平面化。
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プラスチックなんだ。

Alc.12%。(正確には11.7%らしい。)
透け感あるガーネット。
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カシス、ブラックベリー、チェリー。
樽香しっかり感じます。
新樽率25%の16ヶ月ですからね。
辛口アタック。
厚みは若干弱いですが、
複雑味はそこそこ感じますね。タナのお陰かな。
タンニンは極めてシルキー、柔らかに余韻を盛り立てます。

濃さはない分ピノ的に飲める気がします。
和食に合うカベソーってことでしょうか。
やはり毎年徐々にレベル上がってきてる気がします。


*****


丹波ワイン
京都丹波
Cabernet Sauvignon & Merlot 2017
RRWポイント 90点


サッポロ うれしいワイン 酸化防止剤無添加

サッポロ岡山ワイナリーのショップでオマケにこれをもらいました。
グランポレール2本購入し1万円を超えたので、もらえたようです。
タダとは言え、普通なら絶対手を出さないジャンルです。(笑)
各社から似たようなのが出てますから、売れてるんでしょうね。
日本のワイン文化を憂いながら味見だけしておきましょうかね。(笑)


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700円くらいで売ってるんですね。しかし、その値段ならアルパカとか、
ガト・ネグロとか、ちゃんとした(酸化防止剤入りの!)おいしいのが買えます。


うれしいワイン公式ページというのがありました。

原材料は、濃縮還元ぶどう果汁(外国産)/酸味料です。
酸化防止剤(亜硫酸塩)含有量を10mg/L(これ以下なら表示義務なし)にするため、
輸入した濃縮果汁を煮沸消毒(ちょっと言い過ぎですかね、加熱殺菌。)して、
醸造での腐敗酵母を一切通さないフィルターもかけるそうです。

にも触れましたが、ワイン醸造段階で微量な亜硫酸塩は自然発生しますし、
品質保持やそれこそ長い熟成やエイジングを可能にするためにも不可欠なものです。
実際ワインに含まれる量はごく微量で、さらに他成分に溶け込んで(結合)無害化したり、
時間と共に減少していくそうで、人体への影響はまったく気にしなくていいでしょう。
それをわかっている立派なワインメーカーが「酸化防止剤無添加」を売り文句に、
商売優先のマーケティングをしているのが本当に嘆かわしいです。


お約束なのでラベル平面化しました。(笑)
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「有機酸リッチ」とありますが、何の有機酸がどれだけ入ってリッチなのか不明。
赤は「ポリフェノールリッチ」となってますので宣伝文句を合わせたのかな。(笑)
また、「日本ワイン」の定義(国産ブドウ100%使用して国内製造されたワイン)
が出来てから、この手のワインに「国産ワイン」と書かなくなりましたね。
やっぱり「国産ワイン」は気が引けるのでしょうか。
今日の記事は便宜上、「日本ワイン」のカテゴリーに入れています。(笑)


さあ、味見しますよ。当然のスクリューキャップ(プラスチック製)です。
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Alc.10%。イエロー。
ガムのフルーツ味のような匂いです。
微妙な甘さを乗せたおいしい柑橘系ジュースって感じ。
ブラインドで飲んだらワインとは気づかないかな。
なぜか酔う薄味ジュースということで。

あまりにもワインというにはひどい味なので、
料理酒に使おうかと思いましたが、躊躇しますね。

一応点数つけました。(笑)RRWポイントは50~100点なので、
80点満点のWWWポイントは30~80点の間でつけようと思います。
ということで、30点。(笑)


*****


サッポロ
うれしいワイン 酸化防止剤無添加
WWWポイント 30点



WhiteWhiteWine01

サッポロ グランポレール 余市ピノ・ノワール 2016

過去にサッポロのグランポレール勝沼ワイナリーを訪問し、
そのときも余市のピノ(2014)をテイスティングしているんですが、
どうもこちらのコンディションが悪く、どれもパッとしない結果でした。
しかしながらサッポロは日本ワインでもなかなかのレベルと思っているので、
同じく余市のピノ・ノワールの2016年でリベンジお試しをしようという訳です。


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最近のエチケットはデカい北極星マークに変更、統一されてるみたいです。

今回は勝沼ワイナリーではなく岡山ワイナリー訪問時にショップで買っています。
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岡山ではマスカベAとか大したワインは作ってないんですが、ここのショップでは、
グランポレールのフルラインアップから選べるので重宝しています。


サッポロ、グランポレールの公式ページがこれ。

いろいろと興味深い内容のサイトなんですが、個々のワイン情報はあっさり。
代わりにボトルの裏ラベルにみっちり情報があるのでよしとしましょう。

ラベル平面化画像。裏ラベルに注目ください。
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契約農家ですが、栽培者の顔写真入りで説明があります。(収穫日まで!)
弘津ヴィンヤード産、いわゆるシングルヴィンヤードのピノ・ノワールです。
熟成は新樽率10%で12ヶ月。4,730本の限定生産です。


北海道に飛んで栽培畑を見てみましょう。
A
札幌から車で行くと、札樽自動車道~後志自動車道経由、余市IC降りてすぐ。
ちょうど1時間くらいの距離です。

余市を広域で見てみましょう。
C
周辺にはいろんなワイナリーや栽培畑があります。
以前見たキャメルファームもちょっと奥の方にありますね。


さあ、抜栓。
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キャップシールのエンボスの北極星もカッコいいです。

コルク平面化画像。
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シンプルにグランポレール専用デザイン。

Alc.13%。
完璧にクリアなルビー。透け透けです。
IMG_1542

ラズベリー、スミレ、ブラックチェリー、からの佃煮香。(笑)
辛口アタック…の後、すぐにやって来る酸は特徴的です。
味わいは複雑味あって上等感はあるんですが、やはり酸が強めですね。
薄っぺらくはないので食事と合わせるといい感じにいただけました。
楽しんでしまえばバランスはOKというような気がしてきます。

余市のピノ、世界レベルにはちょっとキツイかもしれませんが、
そこそこのレベルに来ているのは確かです。
今後もサッポロはウォッチしていきましょう。


*****


サッポロ グランポレール
余市ピノ・ノワー 2016
RRWポイント 88点


Domaine Tetta Merlot Barrique 2017

岡山県新見市哲多町にあるドメーヌ・テッタ。
2016年にワイナリー施設がオープンしたという新しいところです。
メルローをお試ししますが、この2017年がファースト・ヴィンテージだそうで、
ワイナリーの完成で、ブドウ栽培からビン詰めまで行えることになり、
晴れて屋号を「tetta」から「domaine tetta」に改名したんだそうです。
なんだかフランスのワイナリーのような話。本格派な感じがしますね。


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岡山県と言っても山奥(笑)。自宅から車で片道3時間半かかります。
微妙な距離ですが、今回これを抜栓するにあたり、頑張って行ってきました。

 
公式ページで下調べ。カッコいいデザインです。

今日のワインのコメントをそのまま転記しておきます。
「2016年は一部全房でピジャージュは1日1 回程度でしたが、2017 年は完全除梗、
ピジャージュ1日2 回。野生酵母で20℃を超えないゆっくりとした長期発酵は、
前半ステンレスタンク、後半木樽で。自然に任せた乳酸発酵が終わったかな?
といったところで瓶詰。」


さあ、Google Mapではなく本当にドメーヌ訪問です。(笑)
公式ページによれば月・火が休みだそうで、本日は日曜日で開いていることも確認。
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4時間近くかかり到着。「ん?」「静かだな…?」「CLOSED?」…「ガ~ン!」
まさかですが、閉まってました。(涙)

仕方がないので付近を散策。
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モダンなデザインの建物は、ブドウに優しいグラビティフローシステムを採用。

周りが一面所有畑なのは雰囲気が素晴らしいです。冬なので殺風景ですが。
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トレードマーク(?)のパンダちゃんも見つけました。

Google Mapでは、まだ「domaine」が完成する前の写真でした。
tetta01
リベンジでまた来るとは思いますが、いつになることやら…。


エチケット平面化画像。1枚ものです。
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「Mis en bouteille au domaine tetta」と「ドメーヌ元詰め」が誇らしげです。

もとはこんなデザインの紙でラップされてました。
IMG_1041
パンダちゃん! パンダちゃん!


さあ、抜栓です。
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キャップシールはアルミ箔ではなく、蝋(ろう)封タイプでした。

コルクも平面化。ここにもパンダちゃん!
IMG_1331
What would Panda drink?(パンダって何飲むの?)って何のメッセージ?
ワインを飲むって言いたいのかしら。

Alc.12%。
ガーネット、ですが結構透け感があります。
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涙はほぼ形を認められず。
カシス、スミレ…ブラックベリーも出てきました。
スパイスも。
微炭酸かと思う酸を感じる辛口アタック。
味の芯は確かにあるんですが厚みは弱めです。
喉元で苦味+タンニンを感じられ、
メルローらしさが出ていておいしいんですが、
酸を抑えきれてないのが少々残念。

ただ、すごいポテンシャルを感じるので、今後が楽しみ。
ピノも試したくなります。


*****


Domaine Tetta
Merlot Barrique 2017
RRWポイント 86点


シャトー・メルシャン 長野メルロー 2017

遅ればせながらウスケボーイズという映画を見ました。
映画自体は「まあ、こんなもんか」という感想ですが(笑)、
劇中で登場の『シャトー・メルシャン信州桔梗ヶ原メルロー』が気になりました。
1989年の第35回国際ワインコンクールでこの梗ケ原メルロー1985年が、
赤ワイン部門大金賞という日本ワインで初めての快挙を起こしたそうです。
ネットで探すと、最新ヴィンテージはまさかの1万円超え。
仕方ないので、いつもAOC村名から地域名にランクを下げるように、
「シャトー・メルシャン長野メルロー」で手を打ちました。(笑)


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ワインを飲むようになってから、既に麻井宇介氏の著作は何度も読んでました。
「比較ワイン文化考」とか「ワインづくりの思想 銘醸地神話を超えて」とか。
ワインはテロワールを表現するが、テロワールはワインを規定しない。
結局のところ、「人」であり「作り手」なんだという自分の考え方は、
ウスケさんの著書からの受け売りであり(笑)、今の自分のワインの飲み方
(選び方、向き合い方)について大きな影響を受けてるなあと改めて思いました。


公式ページは、さすが日本を代表するシャトー、内容豊富で読むところいっぱい。

ワインの情報も、今日の長野メルロー含めミレジム毎に詳細情報があります。
しっかりまとまっているので、今日はそのままコピペします。(笑)

<シャトー・メルシャン 長野メルロー 2017>
【産地】 長野県
【使用品種】 メルロー
【栽培方法】 棚式および垣根式栽培
【収穫】 9月下旬~10月下旬収穫
【発酵】 ステンレスタンクで28~30度で約10日間、木桶で28~30度で約10日間
【育成】 オーク樽にて約10カ月間育成
【生産本数】 約24,000本

で、これを桔梗ヶ原メルローの最新ヴィンテージと比較してみましょう。

<シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー 2015>
【産地】 長野県塩尻市桔梗ヶ原地区
【使用品種】 メルロー 100%
【栽培方法】 棚式および垣根式栽培
【収穫】 10月上旬~10月中旬収穫
【発酵】 ステンレスタンクで28~30度で約14日間、木桶で28~30度で約14日間
【育成】 オーク樽にて約21カ月間育成
【生産本数】 約2,500本

産地は、広域の長野か狭域の桔梗ヶ原かというわけで、同じ長野です。(笑)
熟成期間と生産本数がやはりずいぶん違います。ネームバリュー以外のお値段の差ですね。


桔梗ヶ原メルローの軌跡」という特集ページが公式サイトにあります。

桔梗ヶ原メルローの偉業や歴史が詳しく載っています。


エチケット平面化画像。和紙調の紙、明朝体のワイン名、日本らしさです。
IMG_1135
裏ラベルによると、ぶどうは長野産ですが、醸造は山梨県です。
シャトー・メルシャン勝沼ワイナリーというメルシャンのワイン造りの拠点ですね。

過去に実際に訪問してますので、いつものGoogleストビューでなくその時の写真。
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その名も桔梗ヶ原ワイナリーというところが長野の桔梗ヶ原にあるようですが、
2018年オープンだそうで、まだまだこれからのようです。
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しかし、DOCGバローロなんかはブドウをバローロ域内で収穫するだけではなく、
醸造も域内でやるよう規定されてますから、日本はまだまだ自由ですね。


長野県は良質なワイン用ぶどう産地であることを国内外にアピールするため、
4つのバレーに分類し信州ワインバレーとしてブランド確立に取り組んでいます。
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いつものごとくGoogle Mapに転記。やはり川が重要なのがわかります。


さあ、抜栓。
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キャップシールのエンボスは上等感あっていいですね。

コルクも平面化。シンプルにメルシャンロゴ。
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10年耐用、DIAM10を使ってますね。上等ワインの証し。(笑)

Alc.13%。
ガーネット。
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カシス、ブルーベリー、黒糖かシロップの甘い香りも。
木材かアーモンド。樽香ですね。
旨味乗った辛口アタック。
黒糖系の滋味も感じる味は結構厚みがあります。
酸、タンニン、溶け合って絶妙なバランス。
余韻もしっかりあります。

ピュアにメルローの本質を表現してる気がします。
やるな~、ウスケボーイズ。(違うか…笑)
こうなると、桔梗ヶ原メルローはどんなもんかな?
気になります。(笑)


*****


シャトー・メルシャン
長野メルロー 2017
RRWポイント 92点


キャメルファーム レンベルガー × ピノ・ノワール 2016

日本ワインは応援したいですが、まずいのにおいしいとか忖度したくないですし、
まずもって良さげなワインが近所でなかなか手軽に手に入りません。
蔵元で買うのが一番手っ取り早いですが、関西在住の身ではそうもいきません。
長野・山梨なんて一苦労、ましてや北海道なんて気が遠くなります。(笑)
で、ネットに頼るわけですが、正直そこまでしてやっても結局賭けなんですよね。
といいつつも、ネットでこんなのをゲット。北海道余市のワインです。


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レンベルガーっていうのがいいですね。昔のドイツでの記憶が蘇ります。
トロリンガー、ドルンフェルダー、ドミナ、どれも撃沈しました。(笑)
ツヴァイゲルト然り、北海道はドイツ系品種が多いですね。冷涼気候に合う?

ところで、このキャメルファームって、2014年にKALDIが立ち上げたワイナリーです。
そう、いつも安旨ワインでお世話になってるカルディコーヒーファーム。
ワイン作りから販売まで一貫して行うため、北海道余市町にワイナリー立ち上げます?
なんだかゴイゴイスーな意気込みを感じますね。


公式ページはこれなんですが、イメージ動画と基本情報のみ。


KALDIのサイト内のこちらの方が情報多いんですが、今日のワインは見当たらず。


結局、関係会社でワインの輸入なんかやってるオーバーシーズのサイトにありました。

裏ラベルにも十分情報があったので良かったのですが。セパージュは...。
・レンベルガー 50%
・ピノ・ノワール 50%
どちらも12ヶ月の熟成を経ていますが、ピノはフレンチオーク樽を使用。
レンベルガーはステンレスタンクです。

ところで、レンベルガーってオーストリアでツヴァイゲルトに次いで生産の多い、
ブラウフレンキッシュ(Blaufränkisch)のこと(シノニム)ですってね。
実は、ツヴァイゲルトは、その名もツヴァイゲルト博士(オーストリア人)により、
サン・ローランとブラウフレンキッシュとの交配で生み出された品種です。
な~んだ、全部オーストリアかって思いますが、ブラウフレンキッシュの「Fränkisch」は、
ドイツの「フランケン地方の」意味だそうで、もうコンガラがってきました。
まあ、原産はドイツかオーストリアか「そのあたり」ってことで。(笑)


恒例なのでワイナリー訪問。余市ってやはりきれいなところですね。
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北海道全体地図もつけました。札幌からすると小樽のちょっと向こう。
2014年の画像ですが、キャメルファーム設立前から立派なワイナリーだったようです。
前にある看板には「Fuzimoto Wineyard」「Hokkaido Wein」とありますね。
調べると、余市最大の畑を持つブドウ栽培家、藤本農園だったそうで、
北海道ワインなんかへ供給されていたそうです。


ラベル平面化画像。シカキツネ(?)がワイン飲んでます。おしゃれ。
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裏ラベルにコンサルのリカルド・コタレッタさんの写真があります。
(国際エノログ連盟会長兼イタリア醸造家協会会長なんですと。)
ところで、「収穫地:余市町キャメルファーム」となってますが、
「製造者:山梨県大和葡萄酒株式会社」となってます。
ワイナリー立ち上げ初期のことだと思いますが、どこで醸してるんだか?


さあ、抜栓。
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無印キャップにノンブランド合成コルク。

KALDIのワイン扱い会社のオーバーシーズ名になってます。
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シンプルですが、いずれキャメルファーム名にするんでしょうか。

Alc.13%。
濃いルビー。
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黒ベリー、チェリー、ブルーベリー。
辛口アタック。
クールかつ軽めボディーは独特の風味があります。
レンベルガ~って感じ。
なめらかな酸が効果的に味の立体感を演出してる感じがします。
余韻でもレンベルガーの個性を感じつつフィニッシュ。
悪くないだろう。(ぺこぱ風に…笑)
いや、ダメダメポイントはないですし、
実際なかなか楽しめるワインに仕上がってると思います。


*****


キャメルファーム
Lemberger x Pinot Noir 2016
RRWポイント 88点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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