Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

日本ワイン

さぬきワイナリー Sauvageonne Savoureuse 2018 香大農 R-1

我が家の地下セラー(キッチン床下収納とも言う)から、Kagawa University(香川大学)と書かれたワインを発見。これは、四国の「さぬきワイナリー」を訪れたときに買い求めてあったものです。そこのシャトー志度というフラッグシップらしきワインで撃沈し(笑…おそらく欠陥)、抜栓をためらってるうちに忘却の彼方へ行ってしまってたようです。しかし、ちょっと調べると「香大農 R-1」という品種含め生い立ちの面白そうなワインです。抜栓といきましょう。

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作ってるのも売ってるのも「さぬきワイナリー」なんですが、香川大学農学部が開発した「香大農 R-1」という品種100%で作ったこのワインは、れっきとした香川大学ブランドなんだそうです。品種やワイン名、そしてこの認証シール(ネックについてます)にいたるまで香川大学が商標登録し、さぬきワイナリーが商標使用料を支払って製品化しているそうです。
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ブランド化したい意思は強く感じますが、ちょっと印刷が荒い?(笑)

さぬきワイナリーをさっと見ておきましょう。公式ページはショップ兼用で普通な感じ。

当然ながらワイン情報はショップページにしかなく貧弱。なので、今日のワイン情報はネット情報(特に香川大学)が頼りです。

さぬきワイナリーは立地含めて訪問するには素晴らしいところです。
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ただし、ワインのラインアップや直営ショップは第三セクター然としていて今ひとつワクワク感はないんですよね(笑)。


さて、「香大農 R-1」ですが、香川大学農学部が交配によって生み出した品種で、1989年ごろに研究が始められ、農林水産省に種苗登録が完了したのが2006年です。
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香川県の高温期というのがブドウの成熟期に重なっていて、もともと着色不良の問題があり(夏期に高温多湿の日本ではだいたい同じでしょうが)、その対策として、栽培法の工夫のような対処療法ではなく、根本対策としての新品種育成という発想に至ったのが開発のきっかけだそうです。日本原産の野生品種の中で、アントシアニンの含量が多く濃い果皮色のものを選定し、沖縄・奄美地方に自生する野生ブドウの「リュウキュウガネブ(Vitis ficifolia var. ganebu)」に着目したとのことで、これを母親に、高級温室ブドウである「マスカット・オブ・アレキサンドリア(Vitis vinifera 'Muscat of Alexandria')」を父親にして育種されました。
結果、ポリフェノールの含有量が多く、特にアントシアニンが豊富でワインの色が非常に濃い割に、飲み口が軽く(渋みを好まない日本人向きだそうで…?)仕上がっています。総ポリフェノール量はカベルネ・ソーヴィニヨンの2倍もあるそうです。また、写真のように果粒が小さく生食用に向かなかったことで、ワイン専用に絞り込まれたこともこの品種を運命づけたようです。

「香大農 R-1」のワインは、ソヴァジョーヌ・サヴルーズSauvageonne Savoureuse)という名前で香川大学が商標登録し、香川大学ブランド・ワインとして香川県内で販売されています。
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この一風変わったワインの名前は「芳しき野生の乙女」という意味のフランス語で、香川大学経済学部のフランス語の先生につけてもらったんだとか。香川県内で売るにはちょっと奇をてらい過ぎな気もします(笑)。それより品種名の「香大農 R-1」を何とかした方がいいと思います。あまりおいしそうにも、高級そうにも聞こえません。「マスカット・リュウキュウ K」とか「香大ピノ・ノアール(農 R)1」とか、いかがでしょう。(笑)


ラベル平面化画像。
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う~ん、もうひとつアピールしてこないデザインですね。


さあ、抜栓。
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コルク、不安なくらい短いです。キャップシールのこのマーク、さっきの大学の写真と同じ、そう、香川大学のマークです。(笑)

Alc.11%。(pH:4.33、Brix:6.1)
確かにすごく濃い色をしています。アントシアニンたっぷりって感じです。
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ブルーベリー、イチゴ。
フォクシー・フレーバーらしきものも微かに感じます。
半分はヴィティス・ヴィニフェラですから、
これはリュウキュウガネブ(Vitis ficifolia)から来るんでしょうか。
特徴的な酸を先に感じますがさほど強くないです。
しかし、その酸はその後も支配的に感じます。
なぜなら、それを受け止めてくれる味の実体が弱いから、のようです。
せっかくこんなに色が濃いんですから、
もう少し重めの味わいがあってもいいような気がします。

ただし、あまり期待していなかったことからすると、
予想以上にしっかりワインしています。


*****

さぬきワイナリー
Sauvageonne Savoureuse 2018
<ソヴァジョーヌ サヴルーズ(芳しき野生の乙女)>
「香大農R-1」
RRWポイント 81点


丹波ワイン てぐみ35 京都丹波 2020

2ヶ月ぶりくらいに丹波ワイン訪問。ピノ・ノワールVVをリピートしようか悩んでいたら、ブルゾンちえみのイラストのPOPが目に入ります。35億ならぬ35品種をブレンドしたワインですと⁉ 「てぐみ35」という、亜硫酸塩無添加・無濾過の微発泡にごりワイン「てぐみ」シリーズ最新作のようです。この「てぐみ」も気にはなっていましたが初めてお試しです。これは楽しみ。

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このブレンドの35品種というのは、なんと全て自社畑からです。丹波ワインでは試験栽培含め現在は全部で48種類の品種を栽培しているそうで、西日本最多だそうです。(東日本はどこだろう?)

衝撃の(笑)POPがこれです。関西のノリでいいですが、イラストのブルゾンもイケてます。
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「てぐみ」シリーズにはこれ以外に、デラウェアの白、MBA・巨峰・キャンベルなどからのロゼ、兵庫県播磨産のシャルドネを使用した「てぐみシャルドネ」があります。しかし、自社畑のブドウというのもさることながら、「てぐみ35」が35品種もブレンドしたらどんな複雑味を感じられるのか興味津々です。

さて、いつもの公式ページ。ワイン情報はショップサイト、日々の更新はブログを読みましょう。

説明によると、「てぐみ」シリーズは、発酵終了直前(狙い通りのガス圧になるように少し残糖がある状態)のワインを瓶詰めし、瓶の中で発酵を継続させることで、酵母が生み出した炭酸ガスがワインに溶け込んだ発泡ワインになり、瓶内二次発酵ワインのようにデゴルジュマン(澱引き)をしていない無濾過のため、ブドウ由来の澱が残り、そのにごりが独特の風味を醸し出すんだそうです。

さらに「てぐみ…とは?」の説明が以下に様に載ってます。敵は「とりあえずビール」なんだ。(笑)

『打倒!「とりあえずビール」。暖簾をくぐって発せられるその一言。うらめしい・・・いや、うらやましい。シンプルでいて、ビールに取って代われる、飲みやすいけれどしっかりしたワインができないものか? 最初の乾杯から楽しめるワインが造りたい! 酸化防止剤(亜硫酸塩)無添加のおいしいワインを造りたい!!そんな思いから試行錯誤を繰り返し構想から二年、亜硫酸塩無添加の微発泡にごりワインの「てぐみ」が生まれました。』

今日の「てぐみ35」は、2020年が豊作で品質も非常に良いことから、一部を酸化防止剤無添加スパークリング「てぐみ」スタイルで仕上げたもので、35種類の品種を混醸し、醗酵直後の酵母などをそのままボトリングすることにより、非常に複雑味のある味わい深い「てぐみ」になったんだそうです。

さあ、セパージュというか、比率は不明ですが、35品種を列挙します。

・Pinot Noir
・Pinot Blanc
・Chardonnay
・Aligoté
・Chenin (= Chenin Blanc)
・Riesling
・Muscadelle
・Petit Menseng
・Carignan
・Trebbiano
●Gewurtz (= Gewürztraminer)
・Scheurebe
●Nebbiolo
・Silvaner
・Osteiner ( ← Riesling x Silvaner)
・Pinot Meunier
・Zinfandel
・Roter Gutedel (= Chasselas)
・Melon ( ← Gouais Blanc / Heunisch Weiß x Pinot 70742)
Schönburger
・Malvasia
・Barbera
・Garganega
・Sémillon
●Cortese
●Albariño (= Alvarinho)
・Kai Noir (= 甲斐ノワール)
・Grenache
・Mourvèdre
・Savagnin
・Petit Verdot
・Aglianico
●Viognier
Ehrenfelser ( ← Riesling x Knipperlé)
●Malbec

壮観ですね。丹波ワインって聞いたことのない品種もいろいろと栽培してるんですね。
ところで、これ、公式サイトやPOPに載っていた「使用品種」のリストからかなり手直しをしました。アクセント記号やウムラウトはいいとして、恥ずかしいレベルの誤字がたくさんありました。ひどかったのは頭の黒丸を大きくして示しています。丹波ワインに置かれましては早々に修正されることを希望します。(笑)

今日のワインを買った時の丹波ワインです。冬の空…。
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自社畑をGoogle Mapに転記したいつもの地図です。
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48種類もこの中でやってるんですかね。


ラベル平面化画像。
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絞りの入った和紙調のラベルです。

実はネックのシールに35品種のリストがあります。
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コピペなんでしょう。スペルミスはそのままです。(笑)


さあ、スクリュー回転。
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Alc.12%。(pH:4.62、Brix:6.1)
濁ってます。玉ねぎの皮っぽい黄色。
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ピノ・ノワールが主体なんでしょうか。
赤ベリー系の香りにリンゴの感じも。
辛口アタック。
酵母入りって感じがビンビン来ます。
というっか、ビールみたい。(笑)
複雑味は確かにすごいです。
パッションフルーツ、トロピカルな感じの味わい。
しかし酵母感すごいな~。
ビールの代わりになる、というか、
これはもうフルーティなビール。
打倒「とりあえずビール」は成功してると言えるでしょう。

白ワインの範疇なので、80点満点のWWWポイントで評価します。
これは…満点です。


*****


丹波ワイン
てぐみ35
京都丹波 2020
WWWポイント 80点


丹波ワイン 京都丹波 Pinot Noir Vieille Vigne 2018

明けましておめでとうございます。2021年の幕開けは昨秋にリリースされた丹波ワインのピノ・ノワールです。社内で先行試飲をした中の人いわく、今回出すピノは超絶いい出来で全数VV(Vieille Vigne)なんだそうです。(VV化は自社畑のピノ・ノワールがすべて樹齢30年に達したからだそうですが。)過去から丹波ワインはいろいろ試していますが、特にここのピノ・ノワールは「日本ワインとしては」というような注釈をつけずとも、相当レベルが高いと毎回唸っています。さて、満を持して登場した2018VV。過去の高評価を超えてくるのでしょうか?

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雑誌「ワイン王国」の2020年7月号の特集で「日本ワイン 注目のグラン・クリュ」と銘打ち、全国から11ヶ所の産地を選び、日本の「グラン・クリュ級」のすごい産地とする、すごい企画がありました(笑)。そこになぜか(失礼!)京丹波の丹波ワインが選ばれていました。その時の評価の対象となっていたのがピノ・ノワール 2017です。そして今日の2018VVも当然ながら同じ畑の同じブドウです。特級畑ですからね…。(笑)


公式ページはこれ。ワイン情報はショップサイト、日々の更新はブログを読みましょう。

・京都丹波の樹齢30年以上の古木のピノ・ノワール 100%
手摘み収穫、木樽で15ヶ月の熟成です。
生産本数1633本。2016VVの時はわずか263本の生産でしたから、すべてのピノ・ノワールが一挙に樹齢30年に達した感じですね。


冬の丹波ワイン訪問です。実際に行ってます。ストビューじゃないですよ(笑)。
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四季折々、ブドウの生育がのぞけるワイナリーが近くにあるというのは楽しいです。

これが丹波ワインの自社畑を俯瞰して見た地図です。
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ピノ・ノワールがあるという平林圃場は少し離れていますので、タナが植えられている千原圃場を横目で見ながら黄色の矢印の方へ行ってみます。この道中もすごくのどかでいいんですよ。

冬の畑を見てもつまらないので、夏に撮った写真を再掲しておきます。
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ここはカベソーやメルローも植えられていて、これがピノなのかはわかりません(笑)。


ラベル平面化画像。
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シリアルNo.250。いつもながらナンバーは選んで買ってます。


さあ、抜栓。
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いつもながらのキャップシールのエンボス。

コルク平面化。
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ノマコルク風の合成コルクもいつもどおりです。

Alc.13%。(pH:4.32、Brix:7.2)
クリアなルビー。
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フランボワーズ、プラム。
佃煮香をまとった樽感もしっかりあります。
辛口アタック。
穏やかな酸がいい感じの導入になり、
しっかりとした厚みのある優美な味へ連なります。
前に試したVVと比べても、VVの貫禄がすごく出てる気がします。
そして、割とタンニン成分が主張していて複雑味が出ていいです。
余韻も心なしか長く楽しめました。

これはいい。また一つ上のステージへ上がったような印象。
やったね丹波ワイン!さすがグラン・クリュだ!(笑)


*****


丹波ワイン
京都丹波 Pinot Noir Vieille Vigne 2018
RRWポイント 94点


Domaine Q(ドメーヌ・久)ピノ・ノワール 2017

ドメーヌQのピノ・ノワールです。山梨県甲府市のふるさと納税の返礼品ではありますが、以前「蔵出しワインバー IN 大阪」なるイベントで試飲して、日本でもこんなにうまいピノがあるんだと感動した記憶があり、これを見つけたときは思わずポチッと寄付しちゃいました。(笑)

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ドメーヌ・久(Domaine Q)は1996年から自家農園(甲府市川田町)でピノ・ノワールの栽培を開始、2000年に栽培に成功しワインを醸造。国産は困難と言われてきたピノ・ノワールの初めての収穫に成功した先駆者で、全国でも珍しいと当時は話題になったそうです。
個人的に日本のピノ・ノワールじゃ今のところ最高峰と思ってる丹波ワインの京都丹波 Pinot Noir VVは樹齢30年と言いますから、ちょっと計算が合わないかな? 丹波ワインじゃ20年前はワインにしてなかったってことかな?

ドメーヌ・久の公式ページは株式会社甲府ワインポートのサイトの中にあります。

ドメーヌやピノ・ノワール品種の説明はありますが、肝心のワインの詳細はあっさり。
・(自社畑) ピノ・ノワール 100%
ちょっと古い記事(2002年)にはアメリカ産小樽で1年間熟成とありました。

ドメーヌ・久を訪問します。JR中央本線・甲府駅から車で15分ほどの所。
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県道6号線沿いのボルドー・クラシックハウス(株式会社甲府ワインポート)内にあります。敷地内には、ワイナリーのほか、レストラン(ボルドー)や結婚式場・チャペルも。しかし自社畑はピノ・ノワール専門なのにボルドーって…。(笑)

例によって「Koshu Valley」を俯瞰してワイナリーの位置を確認しておきます。
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関西からは遠い産地ですが、ふるさと納税すると甲府市の馴染みになった気がします。(笑)


ラベル平面化画像。
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1枚ものです。「Q」推しの少し変わったデザインですが目立ちます。


さあ、抜栓。
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キャップシールには「Q」。コルクはDIAM5採用なるも完全無印。よって平面化は致しません。(笑)

Alc.12%。(pH:4.27、Brix:6.7)
レンガ色がかった透明感のあるルビー。
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フランボワーズ、チェリー、白檀的なハーブ感も。
ごくごくかすかにブレット的なものもあるような…。
辛口アタック。
特徴的な酸ですが全然嫌味はないです。
味は薄っぺらくなく、奥行き、複雑味あっていいですね。
多少クセはあるんですが個性的なピノとして十分楽しめます。
しかし、丹波ワインは超えられるかな…。近日お試し予定(笑)。


*****


Domaine Q(ドメーヌ・久)
ピノ・ノワール 2017
RRWポイント 90点


大和葡萄酒(ハギーワイン)マスカット・ベーリーA スパークリング

さて今日は家でクリスマスパーティーでした。ケンタッキーフライドチキンとピザハットといういつものメニュー(笑)。合わせたのはサクッとマスカット・ベイリーAの泡です。どうしようもないマスカベAも泡にしたら結構いけるんじゃないでしょうか。そういえば、アメリカ在住中も我が家のクリスマスはケンタッキーだったのを思い出します。しかしアメリカ人はせっかくのクリスマスにケンタッキーなんか食べません。なので、イブの日にケンタッキーを買いに行くと日本人の家族だけが列を作っています(笑)。

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ハギーワイン(大和葡萄酒株式会社)は大正2年創業、会社設立は昭和28年という、山梨県は勝沼の老舗。日本古来の品種(甲州、竜眼、甲州三尺、紫葡萄)を原料に日本独自のワイン造りをしたりしているそうで、かなりのこだわり屋さんのようです。


公式ページはそのこだわりを存分に説明していて読み応えがあります。

しかし今日のワインの情報はショップページにさえなし。季節モノなんでしょうか。
・マスカット・ベーリーA 100%
エチケットのデザインからして、前に試したハギーワインの甲州新酒2020と同じくリカマンとのコラボ商品なのかもですね。裏ラベルに「高めの発酵温度で、軽すぎず複雑さを意識して仕上げた」とあります。このこだわり、期待していいんでしょうか(笑)。

今日のワインは「日本ワイン」。山梨県産のマスカット・ベイリーAを使用しています。いつも勝手にマスカベAと略してるマスカットベイリーAですが、まとめを記しておきます。
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1927年(昭和2年)新潟県の岩の原ワイナリーで川上善兵衛氏が、母方にアメリカ原産の交雑種ベイリー(Bailey)と父方に欧州のマスカット・ハンブルク(Muscat Humberg)を掛け合わせ作り出した品種です。日本固有種ということで、日本のワイン用黒品種では第1位の生産量です。2010年の「甲州」に次いで、2013年にOIV(国際ブドウ・ワイン機構)に登録され、国際的なワイン用ブドウ品種として公式に認められているのはご承知の通りです。

アルファベット表記では「Muscat Bailey A」なのですが、日本語表記となると、マスカット・ベーリーA、マスカット・ベーリA、マスカット・ベリーA他、(一番正しい)マスカット・ベイリーAの4表記がOIVに登録されてるそうです。特に「ベリー」はいかがなものか?と思いますがね。

母方のベイリーがヴィティス・ラブルスカ(Vitis Labrusca)を含む種間交雑種のため、マスカット・ハンブルクがヴィティス・ヴィニフェラ(Vitis Vinifera)ではありますが、ラブルスカ種の特徴であるフォクシー・フレーバー(Foxy Flavor)があります。いわゆるグレープジュースの香り。ファンタグレープの香りと言えばわかるでしょうか。ファンタグレープは好きですが、個人的にはワインからこの香りがするのは勘弁してほしいところです。


大和葡萄酒株式会社(ハギーワイン)を訪問します。
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勝沼、旧甲州街道沿いです。KAI(甲斐)というドラフトビールも作っていましたが、需要減で11月で販売終了になったそうです。


毎度のことですが、山梨県を俯瞰しておきましょう。
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富士山のふもとの日本の誇るワイン産地、Koshu Valley。勝沼、見つかりましたか?


ラベル平面化画像。
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お洒落なデザインです。当然のようにNVですね。


さあ、開栓。
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ZORK社のスパークリングワイン用SPKキャップです。再栓できて便利ですよね。

Alc.12%。(pH:4.56、Brix:6.0)
鮮やかなルビー。
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いちご、ジャム…。
フォクシー感じませんね。いいかも。
辛口アタック。
味の芯はしっかりあって、
苦味様の複雑さも感じます。
何よりつまらないいつものマスカベAの感じがしない。
赤のスパークリングとしてはポイント高いですよ。

うん、泡は七難隠しますね~。


*****


大和葡萄酒(ハギーワイン)
マスカット・ベーリーA スパークリング
RRWポイント 87点


マンズワイン ソラリス 信州カベルネ・ソーヴィニヨン 2016

長野県小諸市にあるマンズワインの小諸ワイナリーが作る信州カベソーです。ええ、ふるさと納税の返礼品ですとも(笑)。お布施をしたのは小諸市じゃなく上田市の方なんですが、まあ、同じ「千曲川ワインバレー」ということでOKなんでしょう。しばらくの間は日本ワインは返礼品シリーズが続きそうです。(笑)


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マンズワインは親会社であるキッコーマンが1962年に山梨県勝沼に前身となる「勝沼洋酒株式会社」を設立したのが始まりです。発酵と醸造が得意技の醤油メーカーがワイン造りというのは理にかなってる気がします。「マンズ」の「マン」はキッコーマンの「マン」なんですって。(笑)
その後、長野県の上田市・小諸市で契約栽培を始め、この地のポテンシャルに早くから着目したんでしょう、1973年に自社の小諸ワイナリーをオッ建てます。小諸ワイナリーでは欧州品種を中心に成功し、今日のプレミアムワイン「ソラリス」シリーズの元になっているようです。


公式ページはなかなかいい感じ。ワイン情報もしっかりしています。

今日のワインは長野県上田市塩田平の契約畑からのカベソーを小諸ワイナリーで醸造・元詰めです。ワイナリー周辺に自社畑もあるようですが、もともと契約栽培で始まった小諸ワイナリーですから長年の付き合いの畑からというのは順当なんでしょう。
・カベソー 100%
栽培方法は、その名も「マンズレインカット」を使用した垣根栽培とあります。マンズワインが考案した雨除けのことだそうで、半円形の支柱にビニールをかけ雨の多い日本の気候に対応するわけです。これってフランスじゃINAOが禁止しているやつですね(笑)。おいしいワインができるのだったら全然OKだと思います。
熟成は、ミディアム・トーストのフランス産樽で20ヶ月となかなか贅沢にやってます。


さあ、小諸ワイナリーを訪問。敷地の広さといい、なかなか立派なところ。
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畑のブドウの上にかかってるそれは…「マンズレインカット」ですね(笑)。ここに見える道の右側には約3千坪の日本庭園「万酔園」が併設されています。その庭園の地下にはセラーがあるんだそうで。ゴイゴイスーです。行ってみた~い!
今日のカベソーの畑のある長野県上田市塩田平というのは、千曲川の向こう側の山間で、車で40分ほどの距離です。


ここに拝借したのは、公式ページにあったマンズワインの産地の地図です。
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長野・山梨2本立て。上田市・東御市・小諸市あたりは北陸新幹線が通っていていいですね。
シンプルでわかりやすいんですが、信州ワインバレーとの位置関係が見てみたいですね。

ということで、恒例のGoogle Mapで長野県を俯瞰して見てみましょう。
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「信州ワインバレー構想」詳細については長野県の資料をリンクしてお茶を濁しておきます。千曲川ワインバレーのマンズワイン小諸ワイナリーは見つかりましたか?
(シャトー・メルシャンの時の地図を再利用してるのはご愛嬌です。)


ラベル平面化画像。
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表ラベルは質感いいです。裏ラベルの情報もしっかりしています。


さあ、抜栓。
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キャップシールもコルクも、マンズワインの太陽とブドウのマーク入り。

コルク平面化。
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ミレジムが横に入ってるのはいいですね。日本じゃ珍しい?

Alc.13%。(pH:4.61、Brix:6.4)
濃いガーネット。エッジはかすかに褐変。
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黒ベリー、スパイス、スギ。
しっかり樽のニュアンスあります。
辛口アタック。
静かな酸があるのを感じますが問題なし。
複雑味をかもしだす味わいは厚みもあっていいですね。
タンニンの渋みが結構効いてるのが意外な感じ。
余韻は、酸は戻ってくるんですが、しっかり伸びます。

重々しさはないですが、ちゃんとカベソーしてる。
日本にしては(笑)良いカベソーということで。


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Manns Wines
SOLARIS
信州カベルネ・ソーヴィニヨン 2016
RRWポイント 90点


大和葡萄酒(ハギーワイン)新酒 2020 甲州 アンフォラ仕込み

週末はあちこちのワイン屋さんやスーパーで「ボジョレーヌーボー」花盛りでしたが、「偉いワイン探し」続行中の身としては、そんなものを飲んでいる暇はなく、今年はボジョレーに手を出さんぞという意思は固いのであります。しかし、このお祭り気分の中、新酒はお祝いしたいと思うのが人情で、何かいいのはないかいなと見つけたのがコレ。リカマンと大和葡萄酒(ハギーワイン)のコラボらしいですが、日本の誇る甲州新酒 2020、そしてなぜかアンフォラ仕込み。(笑)


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ハギーワイン(大和葡萄酒株式会社)は大正2年創業、会社設立は昭和28年という、山梨県は勝沼の老舗です。そことコラボで甲州の新酒を出すとは、リカーマウンテン、やるじゃない。

リカマンの店頭にあったPOP。
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リカマンのワイン担当者が現地に赴き収穫・仕込みを手伝ったとあります。これぞ本物の「コラボ」ですな~。(笑)


公式ページを一応見ておきましょう。今日のワインが載ってるとは思えませんが。

「大和葡萄酒では日本古来の葡萄品種を大切と考え、歴史や葡萄のルーツを真剣に熟慮し日本の風土と環境に合うワインを醸します。」と謳い、日本古来の品種を原料に日本独自のワイン造りをしているそうで、かなりの拘りですね。
日本古来の品種というのは「甲州」「竜眼」「甲州三尺」「紫葡萄」「水晶葡萄」「聚楽葡萄」の6種とされており、このうち現存が確認されている「甲州」「竜眼」「甲州三尺」「紫葡萄」の4種を実際に栽培しているそうです。現存が確認されていない残り2種「水晶葡萄」「聚楽葡萄」も探してるとか。(笑)

これが甲州。紫がかった淡いピンク色。美しい~。白ブドウというよりグリ(Gris)ですね。
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奈良時代から知られていたという、日本の在来種(山梨県の固有種)ではありますが、その起源は興味深いです。最新のDNA分析では欧州品種Vitis Vinifera)の交配種であることが判明しています。中国の野生種、トゲブドウと呼ばれるダヴィディ種(Vitis Davidii)と中央アジアで交雑していた可能性が高いとされていますが、遺伝的には3/4は欧州品種であるヴィニフェラ種を引き継いでいます。
日本に残る記録では、奈良時代に大僧行基が勝沼に大善寺(別名ぶどう寺)を建立した際に発見したというものや、1186年に山梨県勝沼の上岩崎にて雨宮勘解由(あめみやかげゆ)という人が発見したというものがありますが、いずれにしても相当昔にシルクロードを通って日本に入っていたんだと思われますね。(渡り鳥が種子を運んだ説もあり。)
2010年には甲州が日本固有種として初めてOIV(国際ぶどう・ぶどう酒機構)に品種登録され、ワインラベルに「Koshu」と記載してEUへ輸出することが可能になっています。国際的にも注目の甲州の、里帰りというか、逆襲に期待です。(笑)

今日のワインの醸造方法は不詳ですが、アンフォラ(素焼きの壺)仕込みです。
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アンフォラ仕込みは大和葡萄酒の得意技のようで、この写真は大和葡萄酒のfacebookから拝借しました。これで果皮とともに発酵・熟成をさせると微量の酸素を取り込みまろやかになるんだそうで。


大和葡萄酒株式会社(ハギーワイン)を訪問します。
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勝沼、旧甲州街道沿いにあり、KAI(甲斐)というドラフトビールも作ってます。

毎度のことですが、山梨県を俯瞰しておきましょう。
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富士山のふもとの日本の誇るワイン産地、Koshu Valley。勝沼、見つかりましたか?


ラベル平面化画像。
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でっかく「新酒」ってのがいいですね。


さあ、スクリュー回転。
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Alc.12%。(pH:3.73、Brix:7.0)
割としっかりゴールドイエロー。
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白い花、リンゴ、シダ。吟醸香も?
白檀のようにも感じる複雑な香り…。
とにかく「和」だ。(笑)
かすかな甘みからのアタック。
酸もほどよく効いていますね。
なんだか風味まで白檀っぽく感じます。
苦味様の複雑さもあっていいですね。

新酒だからといって、
ただ軽いってもんじゃないんですね。
いい新酒でした。


*****


Huggy Wine Koshu Nouveau
大和葡萄酒 新酒 2020
甲州 アンフォラ仕込み
WWWポイント 78点



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タケダワイナリー ブラン 2018

またまた山形のタケダワイナリーですが、今度は白です。以前試したマスカベAの赤と似ていますが、山形県上山市のふるさと納税の返礼品でいただいたワインが赤・白セットだったわけです。「ワインの郷かみのやま」からお届けと書いてあるのを見て「上山」を「かみのやま」と読むと初めて知った関西人が、改めて山形ワインと親しみたいと思います。(笑)


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もともと山形の大地主だったタケダワイナリーの武田家は、1920年(大正9年)に当時としては珍しいワイン(ブドー酒)を作り始めたそうです。代々フランスで修行し、いち早くカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなど欧州品種の導入も成功させ、現在に至るようですが、今日いただくのは北米品種のデラウェアとなっております。(笑)


公式ページはデザインもいい感じで、なかなか読み応えもあります。

シャトー・タケダ他、上級キュヴェはなかなか素晴らしいラインアップですが、今日の「タケダワイナリー」というのは2018年発売の新商品だそうで、ボトムレンジなんだそうです。だから…。
・デラウェア 100%
というわけですね。(笑)当然のように樽熟成などなしです。


生食用でお馴染みのデラウェアです。一番の産地は山梨じゃなく、山形なんですってね。
Delaware
ワイン用のデラウェアってのがあるのかと思いましたが、同じものをジベルリン処理しないくらいなので「種あり」になるぐらいの差だそうです。種は味わいに影響するので、この差は大事かもしれません。あとジベルリン処理しないと生育が1ヶ月ほど遅くなるんだそうです。へぇ~。

アメリカ原産のデラウェア(Delaware)の名前ですが、東海岸にあるデラウェア州のデラウェアではなく、オハイオ州コロンバスの近くにあるデラウェアという町の名前から来ています。1794年にアメリカに入植したスイス人のPaul Henri Mallet-Prevostさんが、ニュージャージー州で交配させて作り出したという話があります。ポールさんはBenjamin Heathという人に木を分けてあげるのですが、1837年にそのベンジャミンさんがオハイオ州へ引っ越しし、その時そのブドウの木を持って行ったようで、ご近所のAbraham Thompsonさんにまた木を分けてあげます。エイブラハムさんはなぜかそのブドウを気に入り、1855年にマサチューセッツ園芸協会に送って「オハイオ州デラウェア・シティのブドウ」として紹介しました。その後、全米各地に「デラウェア」として広まっていきました。…と、来歴は調べた限り、こんな感じなんですが、日本のサイトでは、1855年にオハイオ州デラウェアで発見されたとか、命名されたとか、いい加減な情報になってるようです。(笑)ここに書いた情報が正しければ、1855年よりはるか以前にニュージャージー州で誕生していたことになります。因みに、日本に入ってきたのは、1872年(明治5年)頃です。

2015年のDNA分析で、デラウェアは、Vitis AestivalisVitis Labrusca の交雑種と Vitis Vinifera を掛け合わせたということが確認されたそうです。これが、Paul Henri Mallet-Prevostさんの仕業ってことですね。どうりでデラウェアにはラブルスカ種の特徴であるフォクシー・フレーバーがない(少ない)わけです。


山形市のすぐ南側の上山市にあるワイナリー訪問。さすが立派。
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東北最大級の遊園地リナワールドや東北に2つしかないコストコのひとつが近くにあります。いいところです。(笑)

山形県を俯瞰して見ます。おいしい山形HPから拝借したワインマップも添えて。
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蔵王のふもと、山形盆地にワイン産地が集まっていますね。寒暖の差が激しく、降雨量も少ないというブドウ栽培にはうってつけの条件なんだそうです。


ラベル平面化画像。
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シンプルでいいデザインです。YAMAGATAとは書いてますが、GI表示(Geographical Indication)ではないですね。GI山形の地理的表示保証制度の指定を受けたのは今のところ日本酒だけですから。


さあ、抜栓。
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スクリューキャップながらエチケットと同じ鳥マーク入り。

Alc.11%。(pH:3.74、Brix:6.0)
かすかに赤味帯びたイエロー。デラウェアの果皮はピンクですからね。名残りかな。
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黄桃、梨、マスカットも。
しっかりした美味しそうないい香り。
酸味が際立つ辛口アタック。
酸味が目立つからか味が薄っぺらく感じます。
ゲロまずではないんですが、つまらない感じ。
やはりマスカベA同様、
日本はデラウェアのワイン作ってる場合じゃない気がします。
(笑)


*****


タケダワイナリー
ブラン 2018
WWWポイント 76点



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タケダワイナリー ルージュ 2018

山形県上山市のふるさと納税の返礼品でいただいたワインです。「ワインの郷かみのやま」からお届けと書いてあるのを見て「上山」を「かみのやま」と読むと知った関西人です(笑)。しかしながら、ふるさと納税が地方自治体のアピールにちゃんと貢献しているのをこういうことで実感しますね。遠い(笑)山形に思いを馳せながらいただくとしましょう。


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もともと山形の大地主だったタケダワイナリーの武田家は、1920年(大正9年)に当時としては珍しいワイン(ブドー酒)を作り始めたそうです。代々フランスで修行し、いち早くカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなど欧州品種の導入も成功させ、現在に至るようですが、今日いただくのはマスカット・ベイリーAとなっております。(笑)


公式ページはデザインもいい感じで、なかなか読み応えもあります。

シャトー・タケダ他、上級キュヴェはなかなか素晴らしいラインアップですが、今日のタケダワイナリーというのは2018年春発売の新商品だそうで、ボトムレンジなんだそうです。だから…。
・マスカットベイリーA 100%
というわけですね。(笑)当然のように樽熟成などなしです。

いつも勝手にマスカベAと略してるマスカットベイリーAですが、まとめを記しておきます。
1927年(昭和2年)新潟県の岩の原ワイナリーで川上善兵衛氏が、母方にアメリカ原産の交雑種ベイリー(Bailey)と父方に欧州のマスカット・ハンブルク(Muscat Humberg)を掛け合わせ作り出した品種です。日本固有種ということで、日本のワイン用黒品種では第1位の生産量です。2010年の「甲州」に次いで、2013年にOIV(国際ブドウ・ワイン機構)に登録され、国際的なワイン用ブドウ品種として公式に認められているのはご承知の通りです。
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アルファベット表記では「Muscat Bailey A」なのですが、日本語表記となると、マスカット・ベーリーA、マスカット・ベーリA、マスカット・ベリーA他、(一番正しい)マスカット・ベイリーAの4表記がOIVに登録されてるそうです。特に「ベリー」はいかがなものか?と思いますがね。

母方のベイリーがヴィティス・ラブルスカ(Vitis Labrusca)を含む種間交雑種のため、マスカット・ハンブルクがヴィティス・ヴィニフェラ(Vitis Vinifera)であるものの、そのフォクシー・フレーバー(Foxy Flavor)は特徴的です。いわゆるグレープジュースの香りです。ファンタグレープなどは好きですが、個人的にはワインからこの香りがするのは勘弁してほしいところです。日本のワインはどれもこの香りがすると、一時期ノイローゼになったくらいです。(笑)


山形市のすぐ南側の上山市にあるワイナリー訪問。さすが立派。
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東北最大級の遊園地リナワールドや東北に2つしかないコストコのひとつが近くにあります。いいところです。(笑)

公式ページに畑の地図がありました。これは興味深い情報ですが…。
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Google Mapでなぞってみようとしましたが、地図があまりに不正確すぎてあきらめました。左右見比べてお楽しみください。(笑)

山形県を俯瞰して見ます。おいしい山形HPから拝借したワインマップも添えて。
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蔵王のふもと、山形盆地にワイン産地が集まっていますね。寒暖の差が激しく、降雨量も少ないというブドウ栽培にはうってつけの条件なんだそうです。


ラベル平面化画像。
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シンプルでいいデザインです。YAMAGATAとは書いてますが、GI表示(Geographical Indication)ではないですね。GI山形の地理的表示保証制度の指定を受けたのは日本酒だけですから。


さあ、抜栓。
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スクリューキャップながらエチケットと同じ鳥マーク入り。

Alc.10%。(pH:4.08、Brix:6.0)
透け透けルビー。
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フォクシーフレーヴァーがガッツリ来て(笑)、イチゴ、アニスかな。
辛口アタック。
穏やかな果実味の酸にすぐ気がつきました。
で、厚みのカケラもないペラッペラな味。
タンニンもあるのはわかりますがほぼ主張なし。
余韻と呼べるほどの後味もなし。
なんとなく薬っぽさも出てきました…。

こういうのを飲むにつけ、
日本はマスカベAを作ってる場合じゃないとつくづく思います。


*****


タケダワイナリー
ルージュ 2018
RRWポイント 76点


丹波ワイン 京丹波 Sauvignon Blanc 2019

最近行きつけのワイナリーとなっています丹波ワインです。また行ってしまいました。
ここは試験的なものを含め40種類以上の品種を栽培しているということもあって、自社農園産の元詰めで数多くのバリエタルが揃っています。赤はだいたい試したので、今は白を攻略中。ピノ・ブランも評判いいんですが、前回のシャルドネに続き、ソーヴィニヨン・ブランをチョイス。


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あまり白の評価能力はないんですが、前回のシャルドネで感じましたが、丹波ワインの白、実は日本ワインでもかなりレベルが高い方なんじゃないかと思っています。今日のソーブラで再確認をしてみましょう。

カベソーやメルローは今ひとつかなと思いますが(笑)、ここのピノ・ノワールは驚くべきクオリティと思っています。雑誌「ワイン王国」では「日本ワインのグラン・クリュ」に選ばれてましたからね。(笑)
秋には大本命のそのピノ・ノワールが出てきます。耳寄りな情報を聞いたのですが、今年出すピノは超絶いい出来で、全数VV(Vieille Vigne)として出すそうです。
VV化は、自社畑のピノ・ノワールがすべて樹齢30年に達したからだそうです。社内で試飲をした中の人が教えてくれたので間違いないです。これは楽しみ~。


公式ページはブログ形式の四季情報もなかなか読みごたえがあります。

ワイン情報はショップサイトを見ることになりますが、それでも情報は少なし。
・京都丹波産ソーヴィニヨン・ブラン 100%
2019年は収量が減ったものの品質は例年以上の出来だったそうです。


丹波ワイン訪問。毎度のことなので、前と同じ写真。(笑)
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ショップは右手、駐車場は左手にあるので、いつもこの前を横切るわけです。

丹波ワインの自社畑をGoogle Map上に示すとこうなります。
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今日のソーヴィニヨン・ブランはどこだかわかりませんね。鳥居野圃場かな?

これはショップのすぐ横、鳥居野圃場になります。
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収穫祭なんかのイベントではここらへんをもがせてもらいます。ピノ・ブランかもね。


ラベル平面化画像。
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限定醸造2,100本です。京みやびなソーヴィニヨン、はんなりしてますな。


さあ、抜栓。
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見慣れたキャップシールですが、エンボスのマーク入り。

コルク平面化。
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ノマコルクっぽい無印コルクですね。

Alc.13%。(pH:3.99、Brix:7.0)
淡いイエロー。
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ライム、洋梨、緑のニュアンスも。
ミネラル感が塩味に感じた辛口アタック。
酸はきれいで爽やかさでしかないです。キレがいい。
しっかり立体感ある味で薄っぺらくないのが秀逸。

京都らしいソービニヨン・ブランってこうなんでしょうか。
畑は褐色森林土だそうですが、ただのソービニヨンではない個性を感じます。
ニュージーランドというよりサンセールな感じ。(笑)


*****


丹波ワイン
京丹波 Sauvignon Blanc 2019
WWWポイント 79点



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--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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