Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

ピノ・ノワール

Ehren Jordan Wine Cellars Failla Pinot Noir 2016 Willamette Valley

アメリカのピノを物色。オレゴン、ウィラメット・ヴァレー、いいじゃないの~。
っというわけで、リカマンの店頭で適当に選んだひと品です。そうは言うものの、
お値段とか総合判断して、そこそこうまいんじゃないかと勘を働かせますが。
後で作り手他調べますが、本当いろんなワインがあって大変。いや、楽しい。(笑)


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Ehren Jordan Wine CellarsはFailla-Jordanの名前で1998年に奥様と立ち上げた、
比較的新しい作り手。Failla(フェイラ)は奥様の名前、Anne-Marie Faillaから。
何だか商標の関係でJordanが使えなくなって、今は「Failla」になってるそうです。

ワシントンDCで学生だったEhrenさんはワインショップでバイトするうちに、
ワインに興味を持ち、レストランでソムリエをやり、ナパでツアーガイドしながら
ワイン造りのお手伝い、そしてフランス・ローヌへ渡り修行の末、1994年に帰国、
カリフォルニアでワインメーカーになり、自身のワイナリーを立ち上げたという、
なんとも波乱万丈な経歴をお持ちです。


ボトルの裏ラベルのあったURLの公式ページはこれです。

実はこれはソノマ・カウンティ―のセント・ヘレナにある最初のワイナリー。
今日のワインのオレゴンのワイナリーは別にあるようです。
しかし、ここは契約畑も含めソノマ中のワインを出しています。30種以上!
Failla01
バイタリティーというか、パッションというか、この人すごいですな。
結局、ピノ・ノワールに適したCool Climate(冷涼な気候)を求めて、
オレゴン州のウィラメット・ヴァレーへ進出しちゃうんですから。

Ehren Jordan Wine Cellarsというまとめサイト的なのがありました。

というのも、このサイト、ソノマとオレゴンのそれぞれのFaillaにリンクが張ってあるだけ。

で、これが、Failla Oregonというオレゴンに進出した別ワイナリーの公式です。

2016年がファースト・ヴィンテージなので、まさに今日のは初物ですね。
ごく最近(2018年)ウィラメット・ヴァレーにワイナリーを構えたそうです。

で、ワイン情報ですが、アメリカあるあるでショップサイトのみ。
最新ヴィンテージの2018年しか載っていませんでした。
・ピノ・ノワール 100% は変わりないと思いますが、
25%だけ除梗せず全房で醸すとか、新樽率10%の仏オーク樽で9ヶ月熟成とか、
このあたりは2016年のファースト・ヴィンテージではどうだったんでしょうね。
Wine Enthusiastの情報では、2016年は全房率30%、新樽率15%とのことでした。


フェイラ・オレゴンへ行ってみます。元Zenith Vineyardというところ。
Failla02
Google Mapでは2013年の写真なので、まだZenith Vineyardのままでした。
今は「FAILLA」の看板になっています。まさに居抜き物件ですね。(笑)

ワイナリーの所在を大きな地図で確認。右上のオレゴン州地図にまず注目。
Failla03
オレゴン州の太平洋側、南北に240kmに渡って流れるウィラメット川流域が、
Willamette Valley AVAです。そのサブリージョン(狭域AVA)が以下の6つ。
・Chehalem Mountains AVA
・Yamhill-Carlton AVA
・Ribbon Ridge AVA
・Dundee Hills AVA
・McMinnville AVA
・Eola-Amity Hills AVA
セイラムの町の西側、Eola-Amity Hills AVAにFailla Oregonがあります。
(AVA=American Viticultural Area)

Eola-Amity Hills AVA公式ページというのを発見しました。なかなか面白い。
そこのFailla Oregon紹介ページによると、Zenith Vineyardを買ったのではなく、
ワインメーカーとして同居しているようですね。


ラベル平面化画像。
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インポーターはWineInStyle。Failla Oregonの紹介ページがあります。


さあ、抜栓。
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シンプル~。

コルク平面化。
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オレゴン専用品じゃないですが、Failla Oregonは2018年設立なので…。

Alc.14.1%。
クリア感あるルビー。
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ストロベリー、ラズベリー、茎っぽい青さ。
まろやかな辛口アタック。
甘みと酸味の気配は感じますが、
そのものズバリは見当たらないミステリー。(笑)
こんなのが突拍子もなく深い味わいを出してくれます。
やはり、味は滋味溢れる感じですが、
こじんまりした印象で個人的には好きな感じです。
余韻で甘みが奥に居ることに気づきますが、
いいまとまりなので気になりません。

う~ん、
確かに作り手の情熱を感じられるいい味しています。


*****


Ehren Jordan Wine Cellars
Failla Pinot Noir 2016
Willamette Valley
RRWポイント 93点


Domaine Dujac Chambolle-Musigny 2016

ドメーヌ・デュジャックの過去記事の公式サイトのリンクをふと訪れてみると、
長らく工事中だったサイトが、リニューアルされて再開していて驚きました。
何だかうれしくなり、今日はドメーヌ・デュジャックを抜栓します。(笑)
ストックしてあったシャンボール・ミュジニー村名ですがドメーヌものですよ。
(Dujac Fils & Père名のネゴスものもシャンボール・ミュジニーがあります。)


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ベルギー出身のジャック・セイスさんが1967年にドメーヌを立ち上げ、
わずか一代でデュジャックをモレ・サン・ドニ最高峰のドメーヌにしました。

父から譲り受けたパリの製菓会社をナビスコに売却、それを元手にでしょうか、
2年ほど修業した後に、モレ・サン・ドニに居を構え、畑を買い揃えています。

グラン・クリュは、近くのクロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニに始まり、
隣のジュヴレ・シャンベルタン村にシャルム・シャンベルタン、シャンベルタン、
ヴォーヌ・ロマネ方面にはロマネ・サン・ヴィヴァンにエシェゾーと錚々たるもの。

DRCのオベール・ド・ヴィレーヌさんと親交があったせいか、全房発酵が特徴です。
前回試したモレ・サン・ドニはそんな全房感満載の満足度の高いものでしたが、
息子のジェレミーさんの代になってヴィンテージによっては除梗をしているそうです。
今日のシャンボール・ミュジニー2016はどうでしょう?

再開した公式ページは一見カッコいいです。一見というのはどういうことかと言うと…

メニューは英語になっているようなんですが、なぜかフランス語にできません。
と思ったら、あれれ? 本文はフランス語ですね~。(笑)
おまけに意味不明のラテン語(!)のテキストがあちこちに散りばめられています。
一番問題なのは、ワインのラインナップのページでリンクが張られてはいますが、
詳細ページに飛ぶのがエシェゾーだけです。まだまだサイトは未完成のようですね。

仕方がないのでインポーター情報(LUC Corporation)に頼ります。
最新ヴィンテージの2017しか載ってませんでしたが、いろいろ有益な情報が。
・ピノ・ノワール 100% は当然として…
除梗率が0~30%となっています。除梗してるんだか、してないんだか?(笑)
一番助かるのが、シャンボール・ミュジニーの畑名が書いてあったことです。

畑は2区画あり、1つはアルジリエール(Argillières)というところ。
この区画はネゴシアンブランド(Dujac Fils & Père)用に使っていたもので、
グラン・クリュのミュジニーに隣接。あまりに良いので畑ごと買い取ったそう。
もう1つはドラゼ(Drazey)で、プルミエ・クリュの東側、D974号線寄りです。
のちほど、訪問してみますよ。


その前に、ドメーヌを改めて訪れておきます。
DomaineDujac01
改めて撮りましたが、前回のスクショと同じ写真でした。(笑)

シャンボール・ミュジニーの地図で畑の場所をチェックします。
DomaineDujac02
赤で囲ったところです。ドメーヌ・デュジャックの場所も示しています。

さあ、恒例のGoogle Map転記。やはり航空写真に書き込むと臨場感が出ます。
DomaineDujac03
グラン・クリュ、プルミエ・クリュ、村名畑の分布も示しています。
この位置関係、2つの畑はずいぶん性格が違うような気がします。
混ぜちゃうんだ。(笑)

では、どんな雰囲気か実際の畑へ行ってみましょう。まず、ドラゼ。
DomaineDujac04
あえて、プルミエ・クリュと隣接する部分を狙っています。
左手すぐ横が一級畑。いつもながら、何が違うんでしょうね。(笑)

アルジリエールは残念ながらストビューで近づけず、一級畑越しです。
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手前、左側はグラン・クリュのミュジニー。目の前は1級畑です。
その立地でさらに山側ですから、確かにすごく良さそうです。
あとは、地層とか水捌けとかなんとかの違いなんでしょう。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルはなく、インポーターシールだけだったので別撮りです。
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面白いのが、ボルドーの上等ワインにあるようなバブル・タグつき。
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偽造品対策ですかね。QRコードで右のページへリンク、本物確認できます。
バブルの形一致しました。(笑)しかし、繋がったサイトはドメーヌ紹介のみ。
ここに、このワインの情報とかが載ってると素晴らしいんですが。


さあ、抜栓。
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キャップは専用デザイン。コルクもシャンボール・ミュジニー専用です。

コルク平面化。
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「ドメーヌ・デュジャック」元詰めと明記。ネゴスはここが違うのかな。

Alc.14%。
エッジにはクリア感ありますが、しっかりルビー。涙は厚くはっきり。
この色付きは全房100%ではない気がしますね。やはり30%除梗?
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フランボワーズ、微かにフレーズ、プルーン。
スパイス様の熟成香も感じます。
辛口アタック。
微かな酸のベールに包まれた感ありですが、
タンニン分でしょう、喉元に収斂性を感じながら、
そこそこのストラクチャーを確認できます。
酸は気になりますが、全体の立体感は申し分ないです。
また、余韻へと苦味系の味に収束していくのも秀逸。
フィニッシュで最初の酸が健在なのがわかるんですけどね。
これが、評価の別れどころ。

そう言えば、
デュジャックのヴォーヌ・ロマネ1級、ラ・ターシュに隣接の、
オー・マルコンソール(Aux Malconsorts)も似たような印象でした。
奇しくも、これも2016年でした。


*****


Domaine Dujac
Chambolle-Musigny 2016
RRWポイント 92点


Cloudy Bay Pinot Noir 2015 Marlborough

久しぶりにニュージーランドのピノ・ノワールをいただきますよ。
ニュージーランドも最近はいろんな種類が店頭にあって選ぶのが楽しいです。
新世界のピノはハズレが少なく、和食・中華にも合わせて重宝しています。
今日のはちょっとお高めでしたから、間違いないと思いますが…さて。


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クラウディーベイは1985年創業。マールボロ創世期の5社の内のひとつだそうで。
ソーヴィニヨン・ブランの評価が高いようですね。


公式ページはモダンなカッコいいタイプです。


MHDというところが流通を行ってるようで、そちらにも紹介ページがあります。
MHD(モエ・ヘネシー・ディアジオ)は、LVMH(モエ・ヘネシー/ルイ・ヴィトン)
のワイン事業を担うモエ・ヘネシーと洋酒ブランドのディアジオの合弁会社だそうで。
ドンペリ他そうそうたる泡も扱ってますね。ルイヴィトンから何から…すごい会社


本家の公式ページ
の方がワイン情報は豊富です。
ミレジム毎に詳細な説明があってありがたいです。
・ピノ・ノワール 100%
手摘み収穫、除梗しますが、なぜか13%だけ全房で発酵されます。
新樽率35%のオーク樽で12ヶ月の熟成です。


さあ、マールボロのワイナリー訪問。さすがに立派です。
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テイスティングやワイン畑ツアーなど観光の受け入れも積極的です。

クラウディーベイにあるクラウディーベイですからね。
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さすが、マールボロの最古参というネーミングなわけです。


ラベル平面化画像。
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さあ、スクリュー回転。
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キャップのこれは一応シンボルマークのようです。イルカ?

Alc.13.5%。
クリア感あるルビー。涙は結構はっきりしてます。
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ラズベリー、ストロベリー。
海苔の佃煮熟成香があります。(笑)
例えは悪いですが、いいピノの典型の香りです。
辛口アタック。
酸味が絶妙なバランスで構造感のある味を支えます。
お手本のようなピノですね。
ニュージーランド、やはり間違いないな~。


*****


Cloudy Bay Pinot Noir 2015
Marlborough
RRWポイント 92点


Jean-Marie Fourrier Bourgogne Pinot Noir 2017

ブルゴーニュ厨に人気で、生産量も少なく入手困難らしいフーリエです。
ドメーヌものではないAOCブルゴーニュですが、リカマンの店頭で発見。
これとてあまりお手頃ではないですが、一期一会を信じてお買い求めです。
ネゴスものですが、畑が買い足せないためドメーヌの延長でやってるそうで、
そういうAOCブルゴーニュがお試しには一番です。(笑)


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現当主ジャン・マリー・フーリエさんはボーヌのワイン農業学校を卒業後、
ブルゴーニュ大学で醸造を学び、1988年に半年間アンリ・ジャイエに師事します。
出ましたアンリ・ジャイエ。従って真面目に100%除梗を実践してるそうですよ。
その後、1993年にアメリカ・オレゴン州に渡りジョセフ・ドルーアンでも、
ピノ・ノワール作りを学んだそうです。所有畑は9.5haしかないですが、
ジュヴレ・シャンベルタン他、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、
ヴージョにあり、そのうちの70%が1級畑と特級畑というからすごいです。
醸造のスキルと、高レベルの所有畑、そりゃあ人気出ますでしょう。

まあ、こういう高品質な少量生産の作り手にありがちですが、公式ページがなし
宣伝しなくても、作っただけ捌けていくんですから、仕方ないですね。
しかし、ワインの情報が公開されないのは知りたがりの我々には少々つらいです。

ラインアップと生産量を広げるため、2011年から買いブドウを使って、
ドメーヌ・フーリエでなくジャン・マリー・フーリエ名でリリースしています。
買いブドウと言えど近隣のジュヴレ・シャンベルタンからヴォーヌ・ロマネの間限定で、
自分でワインを作っているドメーヌからしか買わず、醸造もドメーヌものと同じです。
グランクリュも今日のネゴスものも新樽率は20%程度で16~20ヶ月と少し長めの熟成。
こうなると上級キュヴェとの差は極少じゃんかと期待が膨らみますね。(笑)


とにかくジュヴレ・シャンベルタンにあるドメーヌへ行ってみましょう。
Fourrier01
集落からちょっと外れた県道D974号線沿いです。便利でいいですね。(笑)

しかし、所有畑はおろか、このAOCブルゴーニュの畑も全く特定できません。
仕方がないので、いつものジュヴレ・シャンベルタン地図にドメーヌの場所追記をば。
Fourrier02
いつものように畑捜索、畑訪問ができなくて今日は少しつまんないですね。


エチケット平面化画像。
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Domaine FourrierとなるところがJean-Marie Fourrierと入っています。
逆に、ここ以外は上級キュヴェとデザインはほぼ同じです。
裏ラベルないんですが、強いて言えば、この横に伸びた黒い部分かな。
Récolte, Vinifié(収穫と醸造)はジャン・マリー・フーリエと書いてます。

インポーターラベルは別撮り。
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さあ、抜栓。おっと、キャップシールではなくロウ封(ワックスキャップ)です。
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これも上級キュヴェと同じ仕様です。


コルク平面化。なんだこの図案。魔法の絨毯に乗ってワインを飲む天使?
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ミレジムが腹にも横にも入った、ちゃんとしたやつです。

Alc.13%。
きれいに澄んだルビー。
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フランボワーズ、フレーズ。
赤ベリーらしい香りに佃煮香。ミントっぽくも。
辛口アタック。
中に滋味のある複雑な味わいです。
甘さや酸味を直接感じないのに、それが効いてるような、
フルーティな軽快さも感じますね。
余韻でも複雑味を感じながらじんわり楽しめます。

うん、やはりレベルの高いAOCブルゴーニュですね。
ちなみにパーカーおじさんは85~87点ですって。微妙...。


*****


Jean-Marie Fourrier
Bourgogne Pinot Noir 2017
RRWポイント 92点


Domaine Billard Père et Fils Saint-Romain La Perrière 2015

サン・ロマンってどうでしょう。オーセイ・デュレスより更に山手にあって、
標高も300~400mとブルゴーニュの村名AOCでは一番冷涼になるようです。
だからかどうかわかりませんが、コート・ドールで1級畑がない村名AOCは、
マルサネとショレ・レ・ボーヌとこのサン・ロマンの3つだけだそうです。
しかし、冷涼でもおいしいピノができるのはドイツなんかで証明済み。
2015年は当たり年だし、テンション上げてお試しといきましょう。(笑)


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作り手はドメーヌ・ビヤールのジェローム・ビヤールさん(Jérôme Billard)。
サン・ロマンではなく、ラ・ロシュポ(La Rochepot)という村にあります。
サントーバンの隣ですからそんなに遠くではなく、そこでサントーバンはじめ、
コート・ド・ボーヌ各地に計12.5haの畑を所有しています。


公式ページはFLASHの古いタイプ。使いにくく見にくいです。(笑)

フランス語のみなのも仕方ないですね。
・ピノ・ノワール 100%
ブルゴーニュの伝統的な手法を実践しているそうで、
100%完全除梗、自然酵母使用、発酵中は足によるピジャージュ、
熟成は新樽率20%のオーク樽で15ヶ月だそうです。


ラ・ロシュポのドメーヌ訪問。ほんとに小さい集落です。
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町外れにラ・ロシュポ城(Château de La Rochepot)という立派な城あり。


さあ、今日のワインの「La Perrière」なるサン・ロマンの畑を確認します。
St-Romain01
ありました。しかし綴りがちょっと違う...。まあ、気にしない。(笑)

Google Mapにドメーヌと畑の場所を書き込み、位置関係を把握します。
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オーセイ・デュレス、サントーバン、モンテリ、ムルソーの位置関係も。
このあたりはAOCが横に並んでいないのでややこしいですね。


ストビューで畑に降り立ってみましょう。際々まで行けました。
St-Romain02
山へ続く起伏もあって、確かに標高がそこそこありそうですね。
サン・ロマン、いい雰囲気です。1級畑なしでも、さすが村名AOCの貫禄。
ちなみにAOC認定されたのは1947年のことです。


マキコレワインのサイトにジェロームさんのこんな言葉が書いています。
「ビオの畑はウサギが来て芽を食べてしまうので困っているが、
農薬をふんだんに使って、ウサギも口にしないような木から出来るブドウで
自分のワインを造るよりは、少々食べられる方が安心だ。」ですって。

このドメーヌのfacebookを覗いてみると、そんなウサギの写真がありました。
St-Romain04
こんな写真撮るんだ(笑)。息子との畑仕事の動画とかあって何かと面白いです。


エチケット平面化画像。
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シンプル。

裏ラベルなく、インポーターシールのみ。
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さて、抜栓。
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キャップ、コルク、まあ汎用品です。

コルク平面化。
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ミレジムが横に打ってあるタイプ。これはエライ。

Alc.13%。
薄い透き通ったルビー。エッジはちょっとオレンジ。
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この透明感で完全除梗なのか~。やはり冷涼気候が影響してる?

フランボワーズ、鉛筆の芯。
極々微かにブレタノマイセスかと思ったけど、
佃煮香の類の熟成香でしょう。
辛口アタック。
厚みは控えめながら複雑味があっていい感じ。
酸、タンニンが絶妙なタイミングとバランスで余韻に導入します。

うまい。ぼくがブルゴーニュに求める、
新世界の普通にうまいピノ・ノワールにはない、
「繊細なうまさ」ですよ。


*****


Domaine Billard Père et Fils
Saint-Romain
La Perrière 2015
RRWポイント 94点


Allendorf Quercus Pinot Noir Trocken 2016 Rheingau

ドイツのシュペートブルグンダー(Spätburgunder)即ちピノ・ノワールを試していると、
かなりの確率でおいしいのに最近は出会っています。単に僕が運がいいだけなのか、
実はドイツのピノ・ノワールの平均点が高いということなのか、そのどちらかです。
今日はネックにVDP.の鷲のマークのある良さげなやつをリカマン店頭で適当にゲット。


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アレンドルフというラインガウに700年以上の歴史を持つという作り手です。
13世紀から所有するという75haの畑は家族経営のワイナリーでは最大級だそうで。
「Quercus」は「Oak」の意味で、オーク樽をしっかり使ったちょっといいライン。
リカマンのウェブの説明ではブルゴーニュのエシェゾーにも匹敵する味わいだとか...。


公式ページはいいんですが、ワイン解説はあっさりでショップへ誘導です。

・シュペートブルグンダー 100%
225Lのオーク樽で24ヶ月熟成と、さすが上等ラインです。
VDP.の鷲のマークがありましたが、Gutswein(グーツヴァイン地域名ワイン)になります。

VDP(Verband deutscher Prädikatsweingüter)は「ドイツ高品質ワイン醸造家協会」で、
1910年に独自に審査・認定を始め、フランス式に畑に格付けをしています。
キャップシールにVDPロゴ(鷲のマーク)を入れた上で、以下の等級を表記します。

・Gutswein(グーツヴァイン)・・・地域名ワイン
・Ortswein(オルツヴァイン)・・・村名ワイン
・Erste Lage(エアステ・ラーゲ)・・・1級畑ワイン
・Grosse Lage(グローセ・ラーゲ)・・・特級畑ワイン
 この特級畑からの辛口ワインには、特に、
・Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェックス)・・・“Grand Cru”
 と表記され、Qualitätswein trockenが併記されます。

今日のワインはGutsweinとは書かれず、Rheingauという地域名が書かれています。
公式ページにはAssmannshausenとWinkelの畑のベスト区画からと書かれています。
村名がわかってるんだったら、Ortswein(村名ワイン)でもいいような気がします。
あ、でも複数の村からのブレンドだから村名が名乗れないってことかな?


ライン川沿い、Oestrich-Winkelの町にあるアレンドルフを訪問です。
Allendorf01
例によってストビューがないので周りの雰囲気は撮れませんでした。
ただ、この近くに仕事の欧州拠点があったので出張でよく行った場所です。
休日はライン川沿いの鉄道でリューデスハイムとかに遊びに行ってました。

畑は、AssmannshausenWinkelの畑のベスト区画ということでしたね。
自作ラインガウ広域マップ(元はGoogle Mapですが…)で位置関係を見ましょう。
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今日はフランクフルトから空港経由でラインガウまでの道筋をカバー。(笑)
途中のヴィースバーデンに会社があり、ここかマインツによく宿泊してました。
で、肝心の畑はその辺りの写真を貼って雰囲気を出しておきましたのでご確認を。


ラベル平面化画像。
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通常のドイツワインの格付けでは、Qualitätswein(上質ワイン)ですね。


さあ、抜栓。
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キャップシールの白地のエンボス、かっこいいです。

コルクを平面化するとこう。シンプルながらいい感じです。
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この4つのマーク何かと思ったら裏ラベルにも同じマークがありました。
何かの歴史を表してるのか? 微妙に順番が違うのはなぜ?(笑)

Alc.14%。
透き通ったルビー。エッジ微かにオレンジかかってます。
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ラズベリー、プラム、チェリー。
そして、佃煮香って呼んでますが(笑)、
上等ブルゴーニュの貫禄の香りに同義。
甘み感じるアタックと思いきや、やっぱり辛口。
きれいな酸が甘みに思わせるようです。
複雑味がありますが、サラッとした軽さもあります。
と思うと、余韻に入る前に喉越しに心地よい苦味も出てきて、
なんだかんだでフィニッシュにかけて絶妙のハーモニーが完成。

おお、またうまいドイツのピノを発見してしまいました。
都光から5,000円で出てるようなので、あまりお手頃ではないですが。
(僕はいつものリカマン30%OFFセールで買いました。笑)


*****


Allendorf
Quercus
Pinot Noir Trocken 2016

Rheingau
RRWポイント 93点


Philippe Bouzereau Château de Cîteaux Beaune-Teurons Premier Cru 2014

シャトー・ド・シトーという所のワインです。ブルゴーニュでシャトーって?
シトーというのもかつてコート・ドールを開墾したシトー派修道会を思いつきます。
このあたりは後ほど確認するとして、今日のはボーヌのプルミエ・クリュ。
コート・ド・ボーヌのテロワールを感じながら試してみたいと思います。


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Château de Cîteauxを名乗ってますが、Domaine Philippe Bouzereauが作り手。
ムルソーで9世代に渡る家族経営のドメーヌでフィリップ・ブズローさんが現当主。
シャトー・ド・シトーは11世紀にシトー派修道会がワイン造りを始めた頃から、
ムルソーに建っているとのことで、代々ブズロー家が受け継いで来たんだそうです。
ただ、2005年に売却してしまって現在はホテルになっているようですが、
ワインだけは「シャトー・ド・シトー」を名乗り続けているんですね。


公式ページは完全FLASHベース。カッコいいんだけど使いにくし。

ムルソー他、シャサーニュ・モンラッシェ、ピュリニー・モンラッシェ、
オーセイ・デュレスに1級畑を持ち、コルトンのグラン・クリュもありますね。
ラインアップも白が多いです。
今日のボーヌは「Les Teurons」という1級畑で、0.4ha所有しているそうです。
・ピノ・ノワール 100%
熟成はオーク樽(新樽率不明)で18ヶ月です。
インポーターの情報もご参考まで。


さて、ムルソーの市街地にあるドメーヌ訪問。
MeulsaultCB
門の奥の方に、例のシャトーと、間に大きな畑が見えます。この畑は、
「Vieux Clos de Château de Cîteaux」と言ってこのドメーヌのモノポール。
ここからムルソー村名の白を作っています。

畑の裏手に回ってシャトー・ド・シトーをのぞいてみましょう。
MeulsaultCCB
ブルゴーニュのシャトー、こういうことだったんですね。
門構えからして立派。まあワイン作りには必要なかったのでしょうけど。(笑)

今日の畑を確認します。1級畑ですから簡単に見つかりました。
Beaune_1erCru
黄色で囲ったところになります。市街地と山手の間ですが割と広いです。

恒例のGoogle Mapによるドメーヌと畑の位置関係確認です。(黄色印)
MeursaultBeaune
ボーヌからムルソーまでの1級畑、村名畑、AOCブルゴーニュの分布も確認。
山の際の傾斜地が1級になる感じですね。村名は県道D974号線が境界。

さあ、ボーヌの1級畑「Les Teurons」に行ってみましょう。
Teurons
山手に向かってなだらかな傾斜になってるのがわかります。いい感じです。
このストビューを見ながらそのワインをいただく。なかなかオツなもんですよ。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルはありませんでした。

インポーターシールは別撮りです。
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このブログではよく出るインポーター。リカマンで買ったとわかりますね。


さあ、抜栓。
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まあ、汎用品ではあります。

コルク平面化しておきます。
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ドメーヌ名とか入れると高くなるんですかね。

Alc.13%。
ルビー。エッジ少しオレンジかかってますね。
涙は細かめで、しっかり形がありました。
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フランボワーズ、チェリー、リコリス。
香りは華やかで多め。
辛口アタック。
酸味がしっかりあるんですが、
味は複雑味深めた熟成を感じて、
全体としてうまく調和している気がします。
このバランスが絶妙なことは余韻でも再認識できました。

酸が強めは苦手でしたが、うまくバランスを取ってあると、
その酸が楽しめるもんですね。少し成長しました。(笑)


*****


Philippe Bouzereau 
Château de Cîteaux
Beaune 1er Cru "Les Teurons" 2014
RRWポイント 91点


Cycles Gladiator Pinot Noir 2017 California

カリフォルニアのピノで面白いのないかなとネットでゲットしたものです。
いわゆるジャケ買い(ラベル買い?)というやつで、気持ちはわかるでしょ?
お値段も1500円ほど。これでおいしけりゃ儲けモンです。(笑)


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2004年が初リリースというこのブランドは、新しいしまだ無名ではありますが、
元ハーン・ワイナリーの注目の醸造家、アダム・ラザールさんが立ち上げました。
ラベルはベル・エポック時代の現存するポスターで、当時の発明品である自転車と、
それによって自由を得た女性が「Gladiator(剣闘士)」として描かれています。


公式ページは非常にシンプルでワイン情報はラインアップしかわかりません。

ネット情報は割とあって、
・ピノ・ノワール 100%
新樽率20%のフレンチオーク樽で12ヶ月の熟成をします。除梗有無は不明。

アダム・ラザール(Adam LaZarre)さんの言葉:
「その値段の2倍も3倍もおいしいワインを作るのが好きなんだ。
みんなが楽しんで飲んでくれてるのを想像しながらね。」

公式サイトからリンクも貼られてますが、このワイナリー、
Wine Hooligans(ワイン・フーリガンズ社)というところに属するようです。

Cycles Gladiatorはここの代表的ブランドとして載っています。
アダム・ラザールもワインメイキングのディレクターになっているようです。
こういう小さなワインブランドを集めて流通させる会社のようですね。
こっちのサイトには今日のピノの詳しいデータシート(PDF)がありました。(笑)

驚くのは、このピノの缶バージョンがあることです。
can0
ビールみたいにピノを流し込むんでしょうか。(笑)
アメリカっぽいっちゃ~アメリカっぽい。


Cycles GladiatorWine Hooligansの住所は同一で、Google Mapで訪れると、
Sonoma Estate Vintnersで登録されていて、URLがAW Direct USA.com
そしてそのサイトに行くとSonoma 980という会社にリダイレクトされます。
IMG_2247
ここで実際ワインは作られているようですが、同じ住所でいくつもの会社。
実体は一つのような気はしますが、とにかくソノマの中心サンタ・ロサにあります。
アメリカのこういうビジネス形態ってなかなか理解不能ですね。

先ほどのデータシートにピノのブドウの出どころが書いてありました。
・モントレー(Monterey)60%
・ソノマ・カウンティ(Sonoma County)20%
・クラークスバーグ(Clarksburg)20%
お膝元のソノマが20%しかないんですね。だからAVAがカリフォルニアです。
Sebast03
いつものソノマ・カウンティAVAの地図ですが、ここからは20%のみ。

モントレー(60%)、クラークスバーグ(20%)の位置関係はこんな感じです。
Sono01
海岸あり、内陸あり、いろんなところでピノが栽培されてるみたいです。
缶入りピノも作らないといけませんからね。たくさん収穫しないとです。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_2246
裏ラベルに「Winemaker: Adam LaZarre」とサインがありますね。


さあ、スクリュー回転です。
IMG_2367
一応キャップは無印ではないです。「CG」はCycles Gladiatorの頭文字。

Alc.13.5%。
透け感あるルビー。
IMG_2368

ラズベリー、あんず…のジャム。
フッとかすかな青草メトキシ?
酸を少し感じる辛口アタック。
味の中心はペラペラじゃなく、しっかりと味わいはあります。
甘み、苦味、酸味が絶妙なバランスで感じられますね。
複雑味を求めるのは酷かもしれませんが、十分な立体感です。
余韻はサラッと終わりますが、いい感じの軽さです。

しかし、なかなかおいしいピノです。
これを缶で飲むとどんな感じでしょう。
興味がわきます。(笑)


*****


Cycles Gladiator Wines
Cycles Gladiator Pinot Noir 2017
California
RRWポイント 91点


Paul et Marie Jacqueson Rully “La Barre” 2017

コート・シャロネーズはコート・ドールに続いていて悪くはないはず、
という期待でジヴリのフランソワ・ランプを試しましたが「う~ん」でした。
コート・ドールに(ブーズロンを挟んで)隣接するリュリーはどうでしょう。
コート シャロネーズでも屈指のドメーヌとして知られるジャクソンです。
その本拠地リュリー(Rully)の村名畑からの1本をお試ししてみます。


IMG_2314
1946年にアンリ・ジャクソンさんがリュリーに創設した家族経営のドメーヌ。
Paul & Marie Jacquesonという名前になってますが、ポールさんは息子。
マリーさんはポールさんの娘で、アンリさんの孫ということになります。
2006年からマリーさんがドメーヌの仕事を任されています。親子の名前でした。
2015年からはポールさんの息子のピエールさんも加わったそうで、
またドメーヌの名前が変わるのかしら?(笑)


公式ページはこじんまりしてますが、かっこいいです。

ただ、ワインの詳細がほとんどない上に、今日の「La Barre」が載ってません。
しかしながら、赤は全部以下の同じ手法だそうで…。
・ピノ・ノワール 100%
完全除梗、熟成は新樽率25%のオーク樽で12ヶ月です。


まずは、リュリーのドメーヌ訪問。
Jacqueson01
教会に隣接したかなり大きな建物です。裏手が住居のようですね。
Domaine JacquesonやH.et P. Jacquesonといった表記も見られます。
運営する代によって名前を変えていくつもりでしょうか?(笑)

さて、 Côte Chalonnaiseの自作地図でリュリーの位置を確認します。
Rully03
Bouzeron、Rully、Mercureyと地続きになってますね。

RullyのAOC地図を見て、Rully AOCをおさらいします。
1939年にMercurey、Montagnyと共にAOC昇格。(Givryは1946年)
23のクリマがPremier Cruになっていますが、Grand Cruはないです。
Rully02
今日のワインの「La Barre」の畑を発見。ドメーヌとの位置関係も理解。

恒例、Google Map転記。うん、やっぱりわかりやすい。(笑)
Rully021
La Barreの畑に(ストビューで)行ってみましたが、季節が悪かったです。残念。

ジャクソンはリュリーの他、メルキュレとブーズロンにも畑を所有。
公式ページに詳しい所有畑の地図がありました。これは助かります。
Jacqueson02
区画位置や面積まではっきりわかりますね。60%が白、40%が赤だそうです。


エチケット平面化画像。
IMG_2305
スキッとしていて好感持てるデザインです。

裏はインポーターシールだけだったので別撮りです。
IMG_2306


さあ、抜栓です。
IMG_2308
キャップシールは、ネックに「Famille Jacqueson」と入ってますが、
てっぺんは普通にブドウのエンボス。

コルク平面化。
IMG_2309
テクニカルコルク、5年耐用のDIAM5を採用です。

Alc.13.5%。
澄んだルビー。
IMG_2310

フランボワーズ、フレーズ、スパイス、鰹出汁(笑)。
辛口アタック。
ほのかに甘みが着いてきます。
果実味が溢れる中に、
しっかりした味の芯はありますね。
程よい酸の演出だと思われ。
新大陸のうまいピノの雰囲気を感じます。
余韻もいいバランスが続き、好印象。

やっぱり、作り手によるのかな。
コート・シャロネーズもおいしいのがありました。


*****


Domaine Paul et Marie Jacqueson
Rully “La Barre” 2017
RRWポイント 92点


Philippe Pacalet Bourgogne Vieilles Vignes 2015

「PP」というエチケットの図案がおしゃれなフィリップ・パカレです。
雑誌やお店でもよく見かけるのでずっと気にはなってました。
しかし、人気というか、やっぱり評価が高いということなんでしょうね。
例によってAOCブルゴーニュでお試しですが、あまりお手頃ではありませぬ。


IMG_2252
フィリップ・パカレさんはボジョレー出身で、自然派ワインの父、
故マルセル・ラピエールを叔父に持つ、代々続く栽培・醸造家の家系だそうで。
ブルゴーニュ・ディジョン大学で醸造学を学んだ後、2年間自然農法団体で働き、
1991年からヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・プリューレ・ロック(Prieuré Roch)で
10年に渡って醸造責任者を務めました。その実績と腕を買われたんでしょう、
ロマネ・コンティ社の醸造長に誘われたそうですが、自分のワインを造りたいと、
そのオファーを蹴って2001年に自身のネゴシアンを立ち上げ、今に至ります。


公式ページはシンプルで英語表示不可。

そしてなんと、今日のAOCブルゴーニュが載ってません。
ネット情報ではヴォーヌ・ロマネ村のAOCブルゴーニュの区画からだそうです。
樹齢は60年ほどで、確かに「Vieilles Vignes」を謳うだけはありますね。
・ピノ・ノワール 100%
は当然ですが、公式ページにはフィリップ・パカレの醸造ポリシーが解説してあり、
全房発酵と書いてあります。ロマネ・コンティが見込んだだけありそうですよ。
その他、(醸造と熟成の間は)SO2を使わないとか、自然酵母使用だとか、
澱引き(Soutirage)せず澱と触れたまま熟成させるだとか、こだわってるそうです。
樽熟は14~18ヶ月とありました。


ボーヌの町にあるフィリップ・パカレを訪問します。
IMG_2212
ボーヌの環状の旧市街の中ではないですが、鉄道ボーヌ駅の道すがら。
ボーヌの町はブルゴーニュの旅をしたときに随分歩きましたが、
大抵どこの作り手も大した看板を上げてないので素通りしてしまいます。(笑)


さあ、今日のAOCブルゴーニュはヴォーヌ・ロマネ村からということで、
いつもの地図(ラック・コーポレーション様より拝借)を眺めてみましょう。
IMG_2250
県道D974号線(旧国道N74号線)よりこっち側がAOCブルゴーニュとなります。
スパっと分けられていて気持ちがいいです。(笑)このどこかの畑です。

ここでフランスの道路についてウンチクを。国道D974という人もいますが、
「D」が付いていたら「Route Départemental」なので県道です。
つまり以下の頭文字なわけです。
E:欧州道路(Européen)
A:高速道路(Autoroute)
N:国道(National)
D:県道(Départemental)
よっぽどの幹線道路でない限りほとんど「D~」ばっかりです。


エチケット平面化画像。フォントもおしゃれですね。
IMG_2213
裏ラベル、なぜに横向き?


さあ、抜栓。
IMG_2254
シンプルです。しかし、横に「PP」と書くならミレジム打ちましょうよ。
これですべて写ってるのでコルクの平面化はなしです。

Alc.12.5%。
全房感あるきれいに澄んだルビー。アルコール度数低いけど涙は割とはっきり。
IMG_2251

フレーズ、フランボワーズ、チェリーのお菓子。
辛口アタック。
酸は穏やかですね。いい感じ。
苦さっぽく感じるんですが、
複雑味ありとしておきましょう。
軽くなり過ぎずにいい具合ですし。
かすかなタンニンもいい仕事してます。
余韻もこのいいバランスのまま長く続いて満足。

これは好みのピノですね。
人気があるのも頷ける。


*****


Philippe Pacalet
Bourgogne Vieilles Vignes 2015
RRWポイント 94点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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