Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

ピノ・ノワール

Domaine Agnès Paquet Bourgogne Pinot Noir 2017

エチケットのデザインに見覚えがあるな~と思いながら、テキトーにゲット。
おしゃれなエチケットデザインにアニェス・パケという名前の響き…。
たぶん、リアルワインガイド誌だなと調べてみると…ビンゴでした。
『イチゴミルクのような甘やかなタンニンはアンリ・ジャイエを思い出してしまう。
ブラヴォー・パケ!!』というコメントらしいです。イミフです。(笑)


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インポーター資料ですと、アニェス・パケは2001年の創業となってますが、
実はアニェス・パケの家族は1950年代からワイン作りをしています。
地元の作り手に畑を貸し出して回すような、いい加減な経営だったようで、
2001年に家族はとうとう畑とドメーヌを売却しようと考えましたが、
アニェス・パケさん(娘さんってことですね。)が「私が引き継ぐわ!」
と名乗り出たのが始まりのようですね。
彼女はワイン作りを学校で勉強し直し、女性醸造家としてのイメージや、
自身の名前を前面に出す形で、独自のスタイルを確立していきました。
今では畑も13haに増やし、新世代の革新者として地元でも認められてます。
そんなところに日本のワイン雑誌も惹かれたってことでしょうか。(笑)


公式ページはパステル調でおしゃれな感じ。フランス語オンリーですね。

ワイン情報はショボいですね。AOCブルゴーニュは2018年のみです。
・ピノ・ノワール 100%
まあ、2017年と大差はないでしょうから、それによると、樽熟は10%のみ。
残り90%はタンクで熟成させます。ただしその10%の樽は新樽だそうです。
期間の明記はないですが、おそらく10~12ヶ月くらいと思われ。

あと、畑はドメーヌのあるムロワジー村(Meloisey)からだそうで、
AOC Hautes Côtes de Beauneの畑からの格下げなんだそうです。
別にHautes Côtes de Beauneのワインも出してますが、その畑のようです。
どちらも樹齢30年としていますし。
Hautes Côtes de Beauneの方は100%樽熟してますので、樽使いの差かな?


早速、ムロワジー村のドメーヌを訪問してみます。
Paquet01
やはり、おしゃれな感じになってますよ。

さて、そのムロワジー村をコート・ド・ボーヌ全体の中で位置確認。
M0
白で囲った部分ですが、サン・ロマンのお隣ですね。

次は畑です。AOCオート・コート・ド・ボーヌの区画の分布地図を用意。
M2
確かにムロワジー村にAOC Hautes Côtes de Beauneがありますね。

これをGoogle Mapにインポーズするとこうなります。
M
村のほとんどの畑がオート・コート・ド・ボーヌになるようです。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルはインポーター貼り替えタイプですが、表と同じ雰囲気です。
「このワインは無濾過なので澱があるかもよ」って書いてます。


さあ、抜栓です。
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キャップシールもおしゃれですぞい。

コルク平面化。横方向にビローンと印刷してあります。
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ミレジムも横に打ってあり、なかなか凝ってますよ。

Alc.13%。(pH:3.61、Brix:5.2)
クリア感はありますが、しっかりしたルビー。
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酸味系の香りから来ます。
チェリー、プラムっぽいのが辛うじて取れます。
スワリングして落ち着いてくるとフランボワーズも。
やはりですが、かなりの酸味から来るアタックですね。
味の芯は滋味感があり楽しめそうなんですが、
酸は全体にビタッと張り付いている感じです。
喉越しに痺れと苦味を起こしながら、そのままフィニッシュへ。

ブルゴーニュではかなりの確率で出会う味なんですが、
この酸味は苦手なパターンなんですよね。
新世界のピノのうまいやつが恋しくなるくらい…。

イチゴミルクのような甘やかなタンニンは感じないし(そんなのあるの?)、
アンリ・ジャイエも思い出さない。(そもそも知らない。笑)
ブラヴォーじゃないよ!パケさん!


*****


Domaine Agnès Paquet
Bourgogne Pinot Noir 2017
RRWポイント 85点


Domaine des Comtes Lafon Volnay-Santenots du Milieu Premier Cru 2017

前回に引き続きコント・ラフォン。ブルゴーニュの偉大な白の作り手による赤。
ヴォルネイ・サントノ・デュ・ミリュー、プルミエ・クリュ2017であります。
まあ、白のついでに試したんですが、個人的にはこっちが楽しみだったりします。


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19世紀から続くムルソーの名門ドメーヌであり、コシュ・デュリと共に双璧を担う、
ブルゴーニュ最上の白の偉大な造り手というのが、コント・ラフォンの枕詞です。

じゃあ、その赤はイマイチなのかということですが、そうではないはずですよね。
パーカーおじさんは白のクロ・ド・ラ・バール2017に92+点をつけましたが、
おそらく同時に試したこのサントノ・デュ・ミリュー2017に93点をつけてることから、
相当これは良かったことが伺え、偉大な白の造り手は赤もうまく造るということでしょう。


公式ページは簡素で古めな感じ。ミレジム情報も2009年で止まってます。

・ピノ・ノワール 100%
除梗機にかけるとあるので、除梗はありでしょうね。
樽熟は、新樽がだいたい1/3の割合で、20~22ヶ月といったところ。

畑はムルソー村のサントノ・デュ・ミリューの日当たりのいい一番いい区画だそうで、
現当主ドミニク・ラフォンさんの曽祖父、ドメーヌ創始者のジュールさんの代に取得。
合計3.8haあり、平均樹齢は40年ほどと思われ、古いものは70年超のようです。


前回ドメーヌ訪問したばかりですが、同じ画像を貼っておきます。
ComtesLafon01
ムルソーの集落内にあります。ちなみにコシュ・デュリは少し外れになります。

さて、まず畑に行ってみましょう。AOCはヴォルネイですがムルソー村です。
ComtesLafon005
ドメーヌからは車で5分くらい。歩いても20分くらいの距離です。
しかしきれいな畑ですね。さすがプルミエ・クリュです。

ムルソーのAOC地図で位置確認。ムルソー村ながらヴォルネイに隣接。
ComtesLafon003
地図左下の凡例を見ると、ここで赤を作るとヴォルネイ・サントノの1級になり、
白を作るとムルソーの1級になるわけです。そのすぐ下のSantenots Dessousは、
赤だとヴォルネイ・サントノ(もしくはヴォルネイ)の1級ながら、白を作ると、
ムルソー村名になるようですね。土壌の違いかな。ややこしや。

はい、例によってGoogle Map転記バージョン。ドメーヌ、畑位置確認です。
ComtesLafon004
サントノ(Santenots)の畑と似たようなのが、反対側のブラニー(Blagny)です。
ブラニーは行政区分ではなく、ムルソーとピュリニー・モンラッシェに跨る地区名。
白を作ればムルソー(もしくはムルソー・ブラニー)の1級なのですが、
赤だとブラニー1級です。ピュリニー・モンラッシェ側でも状況は同じで、
白ならピュリニー・モンラッシェ、赤ならブラニーとなります。(1級、村名あり。)
結論、ブラニーは赤のみのAOCということになりますね。


エチケット平面化画像。
IMG_0124
今気づきましたが、ドメーヌ名の下にクロ・ド・ラ・バール(Clos de la Barre)とあります。
住所のように必ずこのモノポールの畑名を入れてるようですね。
この畑がアイデンティティーというか、誇りを持ってるってことでしょうか。


さあ、いただいてみましょう。
IMG_0142
Bubble TagのQRコードでつながるページはワイン名が確認できるのみです。
上にミレジム入りのコルクはおそらくDIAMでしょうね。

Alc.13%。(自宅じゃないのでpHや糖度は計っていません。笑)
かなりクリアに透けたルビー。
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甘いフランボワーズ、イチゴジャム。
若い樽香が少し。杉っぽい。
落ち着いた酸味の辛口アタック。
そのまま苦さも連れて滋味の味わいへ入っていきます。
アルコール感とタンニンはごく控えめに余韻の入り口を飾ります。
フィニッシュまで最初の酸は健在なんですが、
かすかな苦味と絡みながらいい効果を出してると思います。

パーカーおじさんは、ドミニク・ラフォンさんの所で、樽からでしょうか、
(リリース前の)2018年と一緒に、この2017年のテイスティングしているようです。
2017 vs. 2018、甲乙つけがたいようですが、記事からすると、
2017年(RP93点)に軍配を上げてるように読めました。


*****


Domaine des Comtes Lafon
Volnay-Santenots du Milieu
Premier Cru 2017
RRWポイント 92点


Tamer Ridge Pinot Noir 2017 Tasmania

以前、Devil's Cornerというタスマニアのピノを試して、おいしくて驚いたのですが、
それはタスマニアを代表するTamer Ridgeというワイナリーのデイリーレンジでした。
そうなると、その本家はいかほどの味かと興味が湧きますよね。
というわけで、今日は満を持してそのテイマー・リッジをいただこうと思います。


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1994年創業のテイマー・リッジは、ピノ・ノワール作りに一家言あるようです。
「我々はワイン・メーカーである前に、ピノ・ノワール・メーカーである。」
このように公式サイトで訴えています。
「パーフェクトなピノ・ノワールを作るには、シドニー・ノーランが50%と、
アインシュタインが50%必要。」なんてことも書いてます。
シドニー・ノーランはオーストラリアを代表する画家・芸術家ですので、
ピノ・ノワール作りには「芸術」と「科学」が絶妙なバランスで必要ということが、
彼らの言いたいことなんでしょうね。とにかくすごい自信です。(笑)


公式ページはシンプルかつ大手っぽくよく出来ています。
ヴィクトリア州の大手生産者ブラウン・ブラザーズ傘下になってることもわかります。

ピノ・ノワールには上にリザーブやシングル・ブロックなどのラインナップがあり、
今日の素ピノは一番下のレンジのようですね。
・ピノ・ノワール 100%
樽熟は総量の20%のみで、新樽、2~3年落ち樽の混合で10~12ヶ月のようです。
デヴィルズ・コーナーは樽なしでしたから、ちょっとお手間入りという感じです。


テイマー・リッジはタスマニア島の北側、その名もテイマー川河畔にあります。
TamarRidge01
ここはセラー・ドアということで訪問可能のようです。ここから川までの間、
テイマー・リッジのものかわかりませんが、ブドウ畑が広がっています。


タスマニアを含むオーストラリア地図上で位置を確認しておきましょう。
TamarRidge02
Tamer Ridge、Devil's Corner間は車で2時間。タスマニア、結構大きいです。
オーストラリア最南端の産地ですが、南半球なので最冷涼地域ってことですね。


さあ、抜栓ならぬスクリュー回転。
IMG_3300
キャップのはエンボスで「TR」と入っています。

Alc.13.0%。(pH:3.63、Brix:6.3)
しっかりしたルビー。
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ラズベリー。海苔の佃煮風味からの茎っぽさ。
辛口アタック。
酸は若干前に出てくるんですが、
それほどきつくなく、フレッシュ感に貢献しています。
味わいのバランスはいいんですが、少々薄めか弱い感じがします。
喉越しから余韻で苦味様の味が加わり、複雑味を増していきます。
でも、フィニッシュでやっぱりあっさり目な印象で終わるんですよね。
レベルは十分高いんですが、少々期待が先行しましたかね~。

デヴィルズ・コーナーは派生ブランドながら、
独自の個性を確立している気がします。
なので親元のテイマー・リッジとは言え、
デヴィルズ・コーナーからマイナス1点しておきます。



*****


Tamer Ridge
Pinot Noir 2017
Tasmania
RRWポイント 92点


Louis Latour Givry 2015

大手ルイ・ラトゥールのコート・シャロネーズ、ジヴリをいただきます。
ルイ・ラトゥールはインポーターがアサヒビールということもあって、
比較的スーパーなんかでも手に入りやすく、ハーフボトルも結構選べるので、
今日のように、サクッとピノを合わせたいときに重宝しますね。(笑)


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ルイ・ラトゥールの歴史を紐解くと、フランス革命以前の1731年に始まります。
ルイ・ラトゥール家がコート・ド・ボーヌに最初の畑を取得したんだそうです。
「Maison Louis Latour」が設立されたのが1797年。それでも200年以上前ですね。
現在はブルゴーニュ一円に48haの畑を所有し、内27haがグラン・クリュといいます。
これはコート・ドール最大のグラン・クリュ所有者になります。


公式ページは変な効果がいっぱいで非常に使いにくいです。(笑)

一応、全ラインナップ(多すぎて壮観です)、ミレジム毎にデータがあります。
・ピノ・ノワール 100%
ステンレスタンクで発酵、ステンレスタンクで熟成(10~12ヶ月)。
MLFは100%行います。
ただし、ジヴリの畑はどこだか明示がありません。残念。


とりあえず、ボーヌの中心街にあるルイ・ラトゥールの本部へ行きます。
MaisonLouisLatour01
17世紀からの古いマンションらしいのですが、本部はずっとここだそうで。
ただし活動拠点はアロース・コルトンにある「Château Corton Grancey」に、
1891年に取得してから移っています。

コルトンの丘のふもと、周囲はグラン・クリュ畑のなかなかすごいところ。
Givry02
1895年には、ここであのコルトン・シャルルマーニュを誕生させたそうです。
スーパーで売っていて親しみやすいブランドですが、実はなかなかゴイゴイスー。


とはいうものの、今日いただくのはコート・シャロネーズのジヴリでした。
まずはコート・シャロネーズとジヴリの位置関係を確認しましょう。
Rully03
コート・ドールからの続き、ブーズロンに始まり、マコネまでに5つのAOCがあります。
リュリー(Rully)、メルキュレ(Mercurey)、ジヴリ(Givry)までは、
赤・白両方のAOCで、1級畑もありますから、レベルは高そうです。
さらに南側のモンタニー(Montagny)は白(シャルドネ)のみのAOCです。

ジヴリ(Givry)のAOC地図を貼っておきます。1946年にAOC認定です。
Givry01
プルミエ・クリュ(1級畑)があることと、Givryのコミューンだけでなく、
一部、JamblesDracy-le-Fortにまたがっていることも覚えておきましょう。
栽培面積は265haで、赤・白ありますが、赤が圧倒的に多いです。(約85%)


エチケット平面化画像。
IMG_2957
おなじみのデザインですね。


さあ、抜栓。
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キャップシール、コルクとも紋章入り。

コルク平面化。
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テクニカルコルク、5年耐用のDIAM5を採用です。
熟成ポテンシャルは3~5年としてますので十分ですね。

Alc.13%。(pH:3.56、Brix:6.0)
クリア感あるルビー。割と粘性のある涙です。
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フランボワーズ、チェリー。青茎っぽさ。
この色味からして除梗はしてるんでしょうけど。
辛口アタック。
控えめな酸はいいですね。
落ち着きのある味わいに果実味を添えます。
複雑味も感じます。これは「あり」ですね。
余韻はあっさりでしたが。

前に飲んだルイ・ラトゥールのサントネが、
酸がキツめだったのを考えると、ジヴリはいいです。


*****


Louis Latour
Givry 2015
RRWポイント 91点


Domaine Perrot-Minot Bourgogne Gravières des Chaponnières 2017

現当主になって評価が高まったというモレ・サン・ドニにあるペロ・ミノです。
例によって、そのAOCブルゴーニュでお試しですが、畑名はわかってますし、
場所もモレ・サン・ドニ界隈で、樹齢55年のVVだそうです。悪くないだろう。(笑)


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起源は4世代に渡り19世紀まで遡るのですが、アルマンド・メルムさんの代に、
娘マリー・フランス・メルムさんと夫アンリ・ペロ・ミノさんが地所を引き継ぎ、
1973年にドメーヌ・ペロ・ミノが誕生します。
息子で現当主となるクリストフ・ペロ・ミノさんは7年間修業をする中で、
あのブルゴーニュワインの神様、アンリ・ジャイエの薫陶を受けているそうで、
1993年に修行から戻りドメーヌを引き継ぐと、その品質と評価は鰻登りだそうで。
モレ・サン・ドニ、ジュヴレ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニーに加え、
ヴォーヌ・ロマネやニュイ・サン・ジョルジュに畑を拡大し、計13haになるそう。
また、樹齢を重んじて新しい木はほとんど植えず、VVがたくさんあるようです。


公式ページはモダンな感じでよくできてはいます。ただ、情報少なめで、
英語ページは存在するのに、言語切り替えのボタンが見当たりません。(笑)
(URLの「fr」を「en」に打ち換えると英語ページが出てきます。)

また、データシートもあるようなんですが、リンクがエラーでつながりません。
今日のAOCブルゴーニュの畑はモレ・サン・ドニ村の2ヶ所にあると書いています。
1つは樹齢55年。もうひとつが25年だそうで。結構なVV(Vieilles Vignes)です。
・ピノ・ノワール 100%
インポーター情報ですが、除梗率はミレジム毎に50~100%だそうです。
アンリ・ジャイエの教えは完全除梗だったんじゃないんでしょうか。(笑)
樽熟は12〜14ヶ月と比較的短く、新樽率は村名で20%、1級・特級で30%と、
かなり新樽は嫌ってる感じです。


さあ、モレ・サン・ドニの集落の真ん中にあるドメーヌ訪問。
Perrot-Minot01
とんがり屋根の立派な建物ですね。敷地もここらへんじゃ広そう。
なんでも、先代アンリ・ペロ・ミノさんが先々代から引き継ぐとき、
ドメーヌ・アルマンド・メルムが2つに分割され、一方が向かいにある、
ドメーヌ・トープノ・メルムなんだそうです。こちらは有名じゃなさそう…。

畑名はラベルから「Gravières」と「Chaponnières」と思われます。
(ラベルの畑名の「des」の使い方が不明。フランス語は専門でないので…笑)
いつものラック・コーポレーション様の地図を拝借して確認します。
Morey-Saint-Denis01
名前からして、おそらくここだろうという畑2ヶ所を赤で囲んでいます。
Chaponnièresは確かにモレ・サン・ドニですが、Gravièresは綴りは微妙ですが、
シャンボール・ミュジニーになりますね。
一方はシャンボール・ミュジニーと書いてるショップサイトもあったので、
まあ、間違いないでしょう。

さあ、例によってGoogle Map転記し、各々の畑もストビューで訪問します。
Perrot-Minot02
どちらも県道D974号線の東側ですが、ChaponnièresはAOCブルゴーニュながら、
モレ・サン・ドニ村名畑に隣接しています。この違いは地層?土壌?(笑)


エチケット平面化画像。とんがり屋根のドメーヌ、本物どおりですね。
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裏ラベルを隠さないファインズさん、えらい。


さあ、抜栓。ん?なかなかコルク抜けない…長っ!!
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今までで一番長いコルクかもしれません。AOCブルゴーニュなのに。

コルク平面化。
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長さに加え、ミレジムも横に入っていて、なかなかちゃんとしてますね。

Alc.13%。(pH:3.65、Brix:6.1)
しっかり色付いたルビー。やはり完全除梗でしょうかね。
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フランボワーズ、スミレ。
滋味からくるような茎っぽさは香ります。
辛口アタック。
しっかりしたストラクチャーのある味わい。
かすかな酸はあくまでその盛り立て役です。
これはいいパターンです。
喉越しで軽いタンニンも加勢して、
余韻でさらに複雑味を感じました。


*****


Domaine Perrot-Minot
Bourgogne
Gravières des Chaponnières 2017
RRWポイント 91点


Cristom Pinot Noir Mt. Jefferson Cuvée 2016 Willamette Valley

オレゴンはウィラメット・ヴァレーのピノ・ノワールをいただきます。
クリストムってなんだか聞いたことがあるなってくらいで適当にチョイス。
ネットなんかじゃ「オレゴンのカレラ」なんて書いてあるのもありますね。
オレゴンでは屈指のピノ・ノワール生産者というのは間違いないようです。


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1992年にポール・ゲリーさん夫妻が創業。今は息子トムさんが引き継いでます。
で、ワインメーカーがスティーヴ・ドーナー(Steve Doerner)さんなんですが、
元カレラで10年間アシスタント・ワインメーカーを務めたんだそう。
なるほど、それでオレゴンのカレラというわけですね。
ピノ・ノワールとシャルドネ専門で、ちょいとヴィオニエもやってるようです。
そんなところもカレラっぽいですね。


公式ページのワイン紹介はアメリカ式にショップ兼用。

今日のMt. Jefferson Cuvée 2016は辛うじて載ってましたが、情報ほぼゼロ。
・ピノ・ノワール 100%
クリストムの畑は、自社のまわり、エオラ・アミティ・ヒルズAVAにありますが、
このMt. Jefferson Cuvéeは一部買いブドウを使うのでEola-Amity Hills AVAにならず、
Willamette Valley AVAになるようです。
カレラのように全房発酵ですが、50%だけだそうで、ちょっとオリジナリティですね。
ブドウの自社畑率は69%だそうで、残り31%を近隣の優良生産者から調達してます。
そういう意味でラインアップではローエンドになるんでしょうが、この2016年には、
パーカーおじさんが93点をつけています。これはピノにしてはなかなか高得点では?


ワイナリー訪問します。セイラムの町の近くEola-Amity Hills AVA内です。
Cristom00
この前試した、同じくオレゴンのFaillaのすごくご近所でした。

自社畑というのはワイナリー周辺のこれらの区画になるようです。
Cristom01
この地図は公式ページにはなかった情報で、Google Mapに上がってました。

Eola-Amity Hills AVAと一緒にクリストムの所在を確認します。
Eola00
オレゴン州の太平洋側、南北に240kmに渡って流れるウィラメット川流域が、
Willamette Valley AVAです。そのサブリージョン(狭域AVA)が以下の6つ。
・Chehalem Mountains AVA
・Yamhill-Carlton AVA
・Ribbon Ridge AVA
・Dundee Hills AVA
・McMinnville AVA
・Eola-Amity Hills AVA
セイラムの西側がEola-Amity Hills AVAになり、地図の黄色で囲った所です。
(AVA=American Viticultural Area)

実はこのEola-Amity Hills AVAの地図、前回より正確になっています。
なぜなら、Eola-Amity Hills AVA公式ページにこんな地図があったからです。
Eola01
トレースするのは大変でしたが、こういう情報は公式ページ様様です。
Eola-Amity Hills Vineyard Map」という、各ワイナリーの所在を示した、
更に詳しい地図もありました。クリックするとその地図がJPGで開きますが、
かなりデカいので気を付けてください。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_2956
さっき見た畑の地図がイラストで入ってますね。275樽生産されたとも。
1樽225Lとして、750mlなら300本になるので、8万2,500本の生産ですね。


これがインポーターシール。微妙に裏ラベルを隠してます。
IMG_2952
当然剥がしましたが、5ミリほどですから、重ねなきゃいいのに。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_3075
キャップシールにはシンボルマーク。

コルク平面化。シンボルマークはここにも。
IMG_3077
アメリカ式のTEL&URL。横にはヴィンテージを入れてほしいものです。

Alc.13.5%。(pH:3.81、Brix:6.9)
しっかりルビー。
IMG_3078

ラズベリー、アメリカンチェリー。
生木か茎っぽさ、半分だけ全房でしたね。
若干酸がある辛口アタック。
味わいは酸に囲われて軽く感じます。
もう少し貫禄が欲しいような…。
喉越しでタンニンも酸に加勢します。
おかげで、余韻の導入部は慌ただしい感じがします。

オレゴンのカレラはちょっと言い過ぎのような…。(笑)
でも、パーカーおじさんはこれに93点つけたんですよね~。
まあ、カレラもそうだったわけですが、
もう少し上のレンジを試す必要がありそうです。


*****


Cristom Vineyards
Pinot Noir Mt. Jefferson Cuvée 2016
Willamette Valley
RRWポイント 88点


Domaine Hervé Charlopin Fixin 2018

これまたリカマンの店頭で何気なく(笑)買ったフィサン村名。
聞いたことない作り手ですが、1級畑もあるフィサンの村名は狙い目です。
ブルゴーニュは全体にお高めですが、これは村名ながらそこそこお手頃。
こういうのでおいしいのを見つけるのが楽しいわけです。


IMG_3016
エルヴェ・シャルロパンさんが1985年に父から約5haの畑を引き継ぎます。
1990年には自分の名前でドメーヌ・エルヴェ・シャルロパンとしましたが、
1997年まではバルク売りを続けていたといいます。
ドメーヌはマルサネ・ラ・コートにあり、畑はマルサネとフィサンのみ。
(赤だけでなくマルサネ・ブラン、マルサネ・ロゼ、アリゴテもやってます。)
しかし、その品質は確かだったんでしょうか、1997年元詰めを始めて以来、
コスパがいいと引く手あまたらしく、人気急上昇中とか。
単に販売先を掴んでいなかったということでしょう。今ではフランスで20%、
ヨーロッパ内で40%、日本とカナダに40%を販売しているそうです。


やはり、そんな気がしたんですが、公式ページというものがないようです。
残念。仕方がないので、インポーターの紹介ページを貼っておきます。

・ピノ・ノワール 100%
平均樹齢43年のVVだそうで、海外サイトではビオディナミと書いてますが、
少なくともリュット・レゾネ(減農薬農法)はやっているようです。
ステンレスタンクで主発酵後、オークの大樽にてマロラクティック発酵するそう。
樽熟は新樽率30%で12ヶ月となかなかです。


マルサネ・ラ・コートにあるドメーヌ訪問。
CharlopinHerve00
小規模生産者にしては、なかなか立派なお家ですよ。

さて、AOCマルサネの地図にドメーヌの位置を書き込みます。
Marsannay
AOC Marsannayは、Marsannay-la-Côteだけではなく、Couchey(クーシェ)、
Chenôve(シュノーヴ)に渡っています。一番ディジョンに近い村名AOC。
1987年にAOCブルゴーニュ・マルサネから、AOCマルサネと村名AOCに昇格し、
赤・白・ロゼ3種類のワインが村名AOCに認定されています。

おっと、今日のワインはフィサン(Fixin)でしたね。
フィサンは、村としてはクーシェとブロション(Brochon)に挟まれてますが、
AOC的にはマルサネとジュヴレ・シャンベルタンの間ということになります。
Fixin
もっともブロションは集落の北側はジュヴレ・シャンベルタンではなく、
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(Côte de Nuits-Villages)になります。
一応これも村名AOCです。
またフィサン村名もコート・ド・ニュイ・ヴィラージュを名乗れるようです。
まあ、フィサンの畑単独ならAOCフィサンを名乗るんでしょうけど。

公式ページもないので、ネットをつぶさに調べましたが、今日のワイン、
フィサンのどこの畑からか全然わかりませんでした。
なので、畑訪問はできませんが、Google Mapでこの辺りを一望します。
CharlopinHerve02
村名、フィサン1級など示してますので分布を俯瞰してみましょう。
県道122号線をグラン・クリュ街道といいます。ディジョンの町を出発し、
ジュヴレ・シャンベルタンに向かうこの辺りが一番雰囲気が盛り上がります。


エチケット平面化画像。
IMG_3009
裏ラベルはなし。インポーターラベルのみ。

ネットで拾った画像ですが、こんな風に貼ってるようです。
seal


さあ、抜栓。
IMG_3015
キャップの「B」マーク、ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)のですね。

コルク平面化。
IMG_3011
これも汎用品ですが、横にミレジムが打ってあるのが偉いです。

Alc.13.5%。(pH:3.47、Brix:6.5)
しっかりルビー。
IMG_3013

フランボワーズ、チェリー。
かすかにミントっぽさと茎っぽさあり。
フルーティな香り多めですね。
辛口アタック。
控えめな酸は理想的です。
味わいは深みを感じ、素直にうまいと思います。
喉越しから余韻に複雑な苦味が加わって、
満足のフィニッシュへ。

なるほど。コスパがいいと人気出るのもわかりますね。
有名な作り手のいい畑でなくても結構楽しめます。
これだからブルゴーニュはおもしろい。


*****


Domaine Hervé Charlopin
Fixin 2018
RRWポイント 92点


Budureasca Vine in Flames Pinot Noir Dry 2018

東欧ルーマニアのピノ・ノワールをいただきますよ。
以前もリアルワインガイド誌旨安大賞のルーマニアのピノを試しましたが、
何とも言えない味が肌に合わなかったのか、あえなく撃沈いたしました。(笑)
そういう意味では今日のワインはそのリベンジとも言えます。


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ブドゥレアスカは、以前試したアンティノリがルーマニアに展開する、
Viile Metamorfosisと同じD.O.C. Dealu Mareという生産地域にあります。
2006年創業と新しいですが、275haの所有畑は地域で最大規模であり、
メタモルフォシスと並ぶ代表的な生産者だそうです。

ルーマニアといえば、チャウシェスク共産党独裁政権が倒れたのが1989年で、
EUに加盟したのも2007年ですから、まだまだこれからの新興の地域ですね。


公式ページはなかなかモダンな感じ。ワイン情報もPDFですが完備。

「Vine in Flames」というシリーズは海外向け専用ブランドだそうです。
・ピノ・ノワール 100%
除梗あり、破砕なしでピノ・ノワールの果実味を出すそうです。
熟成については触れられていません。樽はないんでしょうね。


首都ブカレストから北へ車で1.5時間ほどにブドゥレアスカはあります。
きれいな新しい建物があるはずですが、あれれ、建設中ですね。
Budureasca01
ワイナリー/セラーは2013年完成だそうです。その頃の写真てことですね。

ちょっと広域すぎますが、ヨーロッパ地図にブドゥレアスカの場所を示します。
ブドゥレアスカの周辺がD.O.C. Dealu MareというDOC(原産地統制呼称)です。
DOC=Denumire de Origine Controlata。実はルーマニア語はラテン語系。)
Budureasca02
「ルーマニアのボルドー」なんて紹介もありますが、ボルドーとほぼ同じ緯度です。
北緯45度付近ということになります。


ラベル平面化画像。
IMG_2909
裏には、Vine in Flames(炎の中のブドウの木)の名前のいわれが書かれてます。
その昔、ルーマニアがまだダキアと呼ばれていた頃、ルーマニアのワインは、
その質の良さからすでに有名だったそうで、諸外国の侵略に悩まされていた、
ダキア王ブレビスタは、ブドウ畑が敵の手に渡らぬよう火を放ったという伝説です。
う~ん、それはそれで解決策なんだろうか?(笑)

しかし、そんな大切なメッセージをインポーターシールは丸隠しでした。
IMG_2906
テイスティング・ノートやサーブ温度、URLやコンタクトなども隠れてました。
困りますね~。


さあ、抜栓。
IMG_2924
ネックにはQRコードとホログラムシールがあります。上等ワインっぽいです。

ホログラム認証システムにアクセスするとワイン情報のサイトにつながります。

作り手の詳細もあり優れもの。樽を使っていないのもここで判明しました。

コルク平面化。
IMG_2925
5年耐用のDIAM5。コルク横にはワイナリーのトレードマークのおっさん。

Alc.14%。(pH:3.70、Brix:7.2)
クリアな透明感のルビー。
IMG_2928

ラズベリー、ダークチェリー。
ライトな佃煮香。(笑)
「赤ベリー、赤ベリー」していない香りです。
辛口アタック。
複雑味あるエキゾチックな味わいあり。
酸がごく穏やかなのは好印象です。
ただ、ハツラツさは希薄で、落ち着いた静かな味わい。
これで2018年、樽も使ってないとは不思議な感じ。
余韻では苦味様の後味が残ります。

総じて合格点。独特な味は楽しいです。
一応、リベンジは成功かな?


*****


Budureasca
Vine in Flames
Pinot Noir Dry 2018
D.O.C. Dealu Mare
RRWポイント 90点


Markgraf Von Baden Gailinger Schloss Rheinburg Spätburgunder Trocken 2015 Baden Bodensee

ドイツ南部ボーデン湖畔の町、ウーバーリンゲンで何本か仕入れてきたワインの、
とうとう最後の1本。バーデンではありますが、ベライヒはBodensee(ボーデン湖)。
まさに地元のワインになります。シュペートブルグンダーのVDP.エアステ・ラーゲ。
ちょっともったいないけど、置いておいても仕方がないので抜栓しちゃいましょう。


IMG_2860
マルクグラフ・フォン・バーデンという作り手ですが、調べてびっくり。
バーデン大公国の君主として20世紀初頭までの約900年間にわたり、
バーデンの地を統治してきたロイヤル・ファミリーなんだそうで。
英国、スペイン、ギリシャ、モナコなどの王室ほかと姻戚関係があり、
君主ではなくなった現在でも人々の尊敬を集める存在なんだそうです。

現在は所有する城の一部を大学として開放する一方、所有する3つの城で、
それぞれのテロワールを活かしたワイン造りを行っているそう。


公式ページは見栄えはいいですがドイツ語のみのようです。

それよりも今日の「Gailinger Schloss Rheinburg」というのが載ってませんね。
「ガイリンゲンのラインブルグ城」というのはボーデン湖の向こう岸にありました。
そこからのワインなんでしょうが、メインのラインじゃないのでしょうかね。
とりあえず、同じランクと思われるErste LageのSpätburgunderのデータから。
・ピノ・ノワール 100%
新樽率50%で15ヶ月の熟成ですが、225Lのフレンチオーク樽と3000Lの大樽の併用。

VDP (ファーデーペー、Verband Deutscher Prädikatsweingüter)について、
おさらいをしておきましょう。
ドイツのQbAやPrädikatsweinの等級は甘さが基準で品質自体がわかりにくいですね。
そこで、VDP(ドイツ高品質ワイン醸造家協会)が1910年に独自に審査・認定を始め、
畑に格付けをしています。テロワール重視のフランス式ってことですね。
下の写真にあるように、キャップシールのVDPロゴ(鷲のマーク)を入れた上で、
以下の等級を表記することになります。

・Gutswein(グーツヴァイン)・・・地域名ワイン
・Ortswein(オルツヴァイン)・・・村名ワイン
・Erste Lage(エアステ・ラーゲ)・・・1級畑ワイン
・Grosse Lage(グローセ・ラーゲ)・・・特級畑ワイン
 この特級畑からの辛口ワインには、特に、
・Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェックス)・・・“Grand Cru”
 と表記され、Qualitätswein trockenが併記されます。

今日のワインはErste Lage。同様にQualitätswein trockenが併記されてます。


さあ、ボーデン湖にも近いワイナリーというか宮殿(笑)を訪問。
さすがロイヤル・ファミリーって感じ。敷地も建物も壮大です。
Bedensee03
ザーレム(Salem)という町にありますが、このワインを買った町
(ウーバーリンゲン)から車で15分くらいと激近でした。

このあたり、ボーデン湖畔はSpätburgunder(ピノ・ノワール)畑がいっぱい。
IMG_0319
仕事へ行く車中でも、ずっとこのテロワールを感じることができました。

前に描いたバーデンの地図に今日の作り手の所在も追記しました。
大きな黄丸は前に試したドクター・ヘーガー(Dr. Heger)の場所です。
Bedensee01
今回わかりやすいドイツワイン辞典の地図も拝借しご参考で貼っておきました。

今日は地名がドイツ語表記の地図にバーデンのベライヒを書き加えます。
タウバーフランケンとボーデンズィーが飛び地なのがわかりますね。
Bedensee02
フライブルグなどの町のあるライン川沿いの地域はシュヴァルツヴァルト
(Schwarzwald=黒い森)が反対側に広がり、南北に長い銘醸地帯です。
ライン川を境にフランスのアルザスとヴォージュ山脈が鏡のように対称形。
これに気づけば、バーデンのポテンシャルにも気づくはずです。


ラベル平面化画像。
IMG_2852
裏ラベル情報のようなものは、左端っこにあり、1枚ものラベルです。
ドイツで買ったのでインポーターラベルは当然なし。


さあ、抜栓。
IMG_2855
さすが、ロイヤルファミリー。キャップもコルクも紋章入りです。
ボトルのネックにはVDP.の鷲のマークとエアステ・ラーゲの表示があります。

コルク平面化。
IMG_2856
割とシンプルでした。

Alc.13.0%。(pH:3.56、Brix:6.2)
オレンジがかった透けるルビー。
IMG_2857

ラズベリー、イチゴ、チェリー。
ごくごく軽い佃煮香もあり。
柑橘系のような爽やかな風味、もしくはミント。
甘・酸入り混じった風味が乗ってますが、
一応トロッケン(辛口)なアタック。
次第に酸が甘味より押してくるんですが、
奥にある落ち着いた味わいが、それを受け止めます。
わかりにくいですね?
果実味とも評せる程度の程よい酸と言っておきましょう。
余韻にまでその酸は付いて回るんですが、
なんだかんだで楽しみながら逃げ切ってOK。(笑)


*****


Markgraf Von Baden
Gailinger Schloss Rheinburg
Spätburgunder Trocken 2015
Baden Bodensee VDP. Erste Lage
RRWポイント 89点


Jean-Claude Rateau Bourgogne 2018

さて今日もブルゴーニュの色々な作り手のAOC Bourgogneを試すコーナー。(笑)
ジャン・クロード・ラトーは1979年コート・ドールで初めてビオディナミを採用。
ビオディナミ・ブルゴーニュの元祖にして自然派ワインの先駆者なんだそうで。


IMG_2821
ラトー家はボーヌの古くからの家系だそうですが、商売をするワイン生産者ではなく、
1haの畑で自家消費用に細々と作っていただけなんだそうです。
ジャン・クロードさんは子供の頃からこのワイン作りの手伝いが好きたっだそう。
17歳の時、庭でビオディナミの実験をすると、土が生き返り驚きの効果が出ます。
醸造学校を卒業すると、フランス国内を研修で回り、ビオディナミの先駆者、
ボジョレーのルネ・ボス・プラティエール氏を訪ね多くを学んだといいます。
修行から帰ると、ドメーヌ・ジャン・クロード・ラトーを設立。これが1979年。
今ではボーヌ周辺の8.5haの畑でビオディナミを実践したワインを作っています。
(因みに8.5haが一人で管理する限界だそうで、これ以上増やすことはないそうです。)


公式ページは「頑張って作りました」的な手作り風です。
日の丸マークがあるので日本語表示かと思って押すと、「ようこそ!」だけ。(笑)

ブルゴーニュ・ルージュは2004年のデータのままです。(笑)
ネットでも調べましたが、2018年も大きな変化はなさそうです。
・ピノ・ノワール 100%
ユーズド樽で8ヶ月の熟成だそうです。
畑はポマール村にあり、樹齢は60年にもなるそうです。
熟成の項目には「5年以内に飲むこと」と書いてます。
ビオだから長期熟成は品質が保てないんでしょうかね?


ドメーヌ・ジャン・クロード・ラトーを訪問してみましょう。
ボーヌの町から丘の方へD970線沿いに20分ほど歩くと右手にあります。
JCrateau00
周囲はボーヌの1級畑になります。写ってる人はジャン・クロードさん?(笑)

ただし、今日のAOCブルゴーニュはボーヌではなくお隣のポマール村。
Pommard001
それも、1級やポマール村名畑でもないので、県道D974号線のこっち側です。

例によって、Google Mapに書き込んで位置関係を確認しますよ。
JCrateau02
ジャン・クロード・ラトーも書き込んであるのでボーヌ側を確認ください。
そこからでは、ポマールのAOCブルゴーニュのエリアもそう遠くないですね。
いつものように、プルミエ・クリュ、村名畑の範囲も示しておきます。

そのポマール村のAOCブルゴーニュの畑へ行ってみます。
今日のワインの畑はどこかわかりませんが、雰囲気を見る例として。(笑)
JCrateau01
ポマールはアヴァン・ドゥーヌ川(l'Avant-Dheune)という小川が、
市街地の方から流れてきています。このあたりの地質は古い堆積土です。


エチケット平面化画像。
IMG_2815
裏ラベルはなくインポーターシールだけだったので、下に合体させました。


さあ、抜栓。
IMG_2817
まあ、汎用品はしかたないですね。

コルク平面化。
IMG_2818
5年以内の消費が推奨ですから、5年耐用のDIAM5で十分ですね。

Alc.12.5%。
しっかり濃いめのルビー。
IMG_2819

グロゼイユ(言ってみたかった…笑)、フランボワーズ。
紅茶。ミントっぽくも。
鉄、鉛筆の芯、醤油…色々出てくるような気が。
ビオだからでしょうか。(笑)
辛口アタック。
コテッと濃い味な気がしましたが、
うまみ・滋味となる部分は「地味」な感じです。(笑)
少し舌触りが気になりますね。
バランスはいいんですが個性的な風味に思います。
喉元にしっかりとアルコール感もあります。

いろいろ書きましたが、
楽しめるピノには違いないです。


*****


Jean-Claude Rateau
Bourgogne 2018
RRWポイント 90点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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