Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

カベルネ・ソーヴィニヨン

Château Prieuré Lichine 2015

メドック格付け第4級、マルゴーのシャトー・プリューレ・リシーヌです。
以前、セカンドのConfidences de Prieuré Lichine 2009を試しています。
なかなか良かったので今日はファースト。良年の2015年ならどうでしょう。
期待は高まりますね~。


IMG_2618
12世紀にヴェルタイユ修道院の僧侶たちが建てたカントナック小修道院で、
ブドウ栽培が始められたのが、シャトー・プリューレ・リシーヌの始まり。

その後、ワインの権威で評論家の故アレクシス・リシーヌ氏が1952年に取得し、
実際そこに住みながらシャトーを育て上げたとして知られています。
それまでプリューレ・カントナック(カントナック小修道院)だったシャトー名を、
自身の名前を付けて、今のプリューレ・リシーヌに改名もしています。

1999年にはバランド・グループ(Ballande Group)が取得、ミシェル・ロラン氏や、
ステファン・デュルノンクール氏をコンサルに招き、畑と醸造の更なる改良をしています。


公式ページは工事中。これは痛い。


代わりにインスタグラムに誘導され、写真はいいんですが、ワイン情報はなし。

仕方がないのでネット情報に頼るしかありません。

所有畑は70ha(78haとも)。作付けは複数のソースが以下としています。
(作付け)Cabernet Sauvignon 50%、Merlot 45%、Petit Verdot 5%

しかし、違うソースでは最新と思われる次の比率になってます。
(作付け)Cabernet Sauvignon 56%、Merlot 41%、Petit Verdot 3%
なぜこのデータが最新だと思うかというと、ミレジム毎のセパージュが、
一緒に2015年まで載ってたからです。(2012~2013は他データとも一致)

(2015)Cabernet Sauvignon 66%、Merlot 30%、Petit Verdot 4%(今日の)
(2014)Cabernet Sauvignon 65%、Merlot 30%、Petit Verdot 5%
(2013)Cabernet Sauvignon 70%、Merlot 25%、Petit Verdot 5%
(2012)Cabernet Sauvignon 65%、Merlot 30%、Petit Verdot 5%

熟成は、どこの情報もだいたい新樽率50%、16ヶ月という感じでした。


さあ、久しぶりにシャトー訪問。大きな壁に囲まれ中が見えません。
Prieure00
敷地の中にはエチケットに描かれている前庭付きのシャトーがあります。

ポイヤックにも続く県道D2号線(通称ボルドーワイン街道)沿いですね。
Prieure02
シャトーの背後にはカントナック小修道院の名残と思われる教会があります。
すぐ近くに、シャトー・キルヴァンとシャトー・デスミライユがあります。
シャトー・ディッサンの敷地の南端も隣接してるようです。

さて、いつもの「マルゴーまるごと地図」で位置関係を確認しましょう。
Prieure01
ジロンド川が下になってますから北が右下側なので気を付けてください。
(マルゴーの格付けシャトーを全部1枚に収めるための苦肉の策です。)
地図にも書き込んでますが、リストで照らし合わせられるよう下記します。

<MARGAUX マルゴー村>(9シャトー)
(第1級)Château Margaux(マルゴー)
(第2級)Château Durfort-Vivens(デュルフォール・ヴィヴァン)
     Château Lascombes(ラスコンブ)
     Château Rauzan-Ségla(ローザン・セグラ)
     Château Rauzan-Gassies(ローザン・ガシー)
(第3級)Château Ferrière(フェリエ―ル)
     Château Malescot-Saint-Exupéry(マレスコ・サン・テグジュペリ)
     Château Marquis-d’Alesme(マルキ・ダレーム)
(第4級)Château Marquis-de-Terme(マルキ・ド・テルム)

<CANTENAC カントナック村>(9シャトー)
(第2級)Château Brane-Cantenac(ブラーヌ・カントナック)
(第3級)Château Boyd-Cantenac(ボイド・カントナック)
     Château Cantenac-Brown(カントナック・ブラウン)
     Château Desmirail(デスミライユ)
     Château d’Issan(ディッサン)
     Château Kirwan(キルヴァン)
     Château Palmer(パルメ)
(第4級)Château Pouget(プージェ)
     Château Prieuré-Lichine(プリューレ・リシーヌ)

<LABARDE ラバルド村>(2シャトー)
(第3級)Château Giscours(ジスクール)
(第5級)Château Dauzac(ドーザック)

<ARSAC アルサック村>(1シャトー)
(第5級)Château du Tertre(デュ・テルトル)

以上の合計21シャトーになります。


エチケット平面化画像。
IMG_2608
格付けワインらしい貫禄の裏ラベルと、それを隠さないインポーターラベル。


さあ、抜栓。
IMG_2613
キャップシール、コルク、ファーストですもの抜かりはないです。

コルク平面化。
IMG_2614
紋章、2015のミレジム表示、さすがにちゃんとしてます。(笑)

Alc.14%。
濃いガーネット。涙は細かいけど輪郭がはっきりせず。
IMG_2617

黒ベリー。モカ、スパイス。
しっとりした樽香です。
辛口アタック。
構造感、凝縮感、申し分ないですね。
喉越しで、シルキーなタンニンとさりげない酸味が、
心地よく続く余韻のうまい導入部分になってる感じ。
「傑出してる」域にあと少し…かな。

パーカーおじさんは88-90点評価とちょっと厳しいです。
もうちょっといいと思うんだけどな~。(笑)


*****


Château Prieuré Lichine 2015
RRWポイント 94点


Tenuta Guado al Tasso (Antinori) Bolgheri Superiore 2014

あちこちのワインを飲んでいると、アンティノリ絡みのワインに出くわします。
ルーマニアで出会っても、チリで出会ってもそれなりに美味しいのはすごいです。
そのアンティノリの王道でありルーツである、ソライアティニャネッロと並び、
ひとつの頂点とも言えるのがボルゲリのグアド・アル・タッソですね。


IMG_1932
貴族のデッラ・ゲラルデスカ家(Della Gherardesca)が17世紀後半から、
トスカーナの海岸沿いのボルゲリでワインを扱いだしたのが事の始まり。
その後ワイン造りで栄えるも、跡取りがいなくなった時に、二人の娘が嫁いだのが、
アンティノリ家とインチーザ・デッラ・ロケッタ家(Incisa della Rocchetta)。
後者はなんと後のサッシカイアのテヌータ・サン・グイドを所有していました。
1930年代のことだそうで、アンティノリとサッシカイアは親戚筋ということです。

アンティノリ家はサッシカイヤの成功を支えたり、オルネライアも世に出したりと、
実はボルゲリでは歴史の最初から暗躍(言葉が悪いですが)していたという訳です。


公式ページはいつものごとくアンティノリの公式の中。

スーパータスカンらしくセパージュはがっつりボルドータイプ。
・カベソー 60%
・メルロー 20%
・カベフラ 18%
・プチヴェルド 2%
オーク樽で18ヶ月の後、ボトルで10ヶ月熟成します。

Bolgheri DOCの規定は10ヶ月の熟成のみですが、Bolgheri Superiore DOCは2年、
そのうち1年は木樽にて。Guado al TassoはBolgheri Superiore DOCですから、
2.3年熟成(内木樽で1.5年)と軽々クリアしていますね。

Bolgheri DOCについて少し。このDOCは1983年に制定されますが、実はなんと、
白とロゼのみに認められたDOCだったのです。赤が加えられたのは1994年です。
サッシカイアはじめスーパータスカン(主にボルドーブレンド)の品質が認められ、
最近になって後から赤がDOCに加えられたというわけです。

その功績からか、Bolgheri Sassicaia DOCというのがBolgheri DOCから派生します。
2013年にですから、それこそごく最近のことですね。しかし単独のDOCってすごい。


ワイナリー訪問。ここが入り口。て言うっかストビューでは入れず。(笑)
Guad0

Osteria del Tassoというレストランが敷地に中に併設されています。
なかなかいい雰囲気で、行ってみたいな~という気持ちを込め写真を貼ります。
Guad001
ボルゲリを俯瞰する地図で近隣のワイナリーとの位置関係を見ておきましょう。
しかし、なんだかんだでTenuta Guado al Tassoはボルゲリで最大級の畑です。
(320haあるそうです。)

最後に公式ページからスクショしたアンティノリの世界戦略地図を貼っておきます。
Guad01
いやぁ、世界どこに行ってもアンティノリって感じですね。


ラベル平面化画像。
IMG_1934


さあ、抜栓。
IMG_1937

コルク平面化は失敗ですが、雰囲気はわかるでしょうか。
IMG_1936

Alc.14%。
ガーネット。
Guad02

黒ベリー、あんず、柔らかな樽香。
割と酸を感じる辛口アタック。
味の厚みはまあまあですが、圧倒的ではないですね。
あまり盛り上がりなく、酸とタンニンの拮抗する余韻の入口へ。
もうひとつ余韻も長い感じでもないんですよね。
ちょっと期待が先行したかな?

パーカーおじさんの評価は93+点。
コメントには2014年は寒くて厳しい年だったとあります。
翌2015年には97点、2016年には98点をつけていますから、
2014年はあまりいい年ではなかったようですね。
しかし、98点の2016年なんか気になりますね~。(笑)


*****


Marchesi Antinori
Tenuta Guado al Tasso
Bolgheri Superiore 2014
RRWポイント 88点


Château Cantenac Brown Brio de Cantenac Brown 2015 Margaux

メドック格付け第3級、マルゴーのシャトー・カントナック・ブラウンですが、
例によってそのセカンドワインをお試し。ファーストと同じくシャトーの図柄。
ただ、でかでかと「Brio」と書かれており、その名もBrio de Cantenac Brown
「Brio」とはイタリア語でもあるんですが、生気とか活気の意味があります。
早飲みフレッシュで生き生きとした飲み口を想像しますね。さてさて…。


IMG_2544
19世紀初頭にスコットランド出身のワイン商であり動物画家でも有名だった、
John-Lewis Brown (1769-1851)さんがこのシャトーを取得したため、
 カントナック・ブラウンという名前になってます。じゃあ、その前は?
とも思いますが、格付けされたのが1855年ですから、まいいっかです。(笑)
ブラウンさんが今のスコットランド調のシャトーとイギリス式庭園を造りました。

その後いく度となく所有者が変わってますが、1989年に保険会社アクサの子会社、
アクサミレジムの所有となってからシャトーの改革がなされ品質が向上したそうです。
2006年には英国の投資家サイモン・ハラビ氏に所有権が変わっていましたが、なんと、
2019年末にはヘルスケアのUrgoグループを持つル・ルース家( Le Lous )が取得。
まあ、引き続きレベルアップのための投資をするようですから心配はないでしょう。


公式ページは英・仏語の他、中国語と日本語に完全対応。ビジネス魂ですね。(笑)

Brio~のデータを見るとミレジム毎にはなく、セパージュも作付け比率しか書いてません。
その作付け比率は、
・カベソー 65%
・メルロー 30%
・カベフラ 5%
ですが、ファーストはこの比率に近いでしょうが、セカンドはどうなんでしょうね。
ということで、ネット情報では以下のようでした。
・カベソー 47%
・メルロー 42%
・カベフラ 11%
やはり、メルローの比率を高めて、早飲みフレッシュを演出するんですね。
樽熟は新樽率20~25%で12ヶ月です。


さあ、マルゴーはカントナック村にあるシャトーを訪問。
Brio01
門の外からですがバッチリとエチケットと同じシャトーと前庭がのぞけます。
隣にはカントナック仲間(笑)のシャトー・ブラーヌ・カントナックがあります。

いつもの「マルゴーまるごと地図」で位置関係を確認しましょう。
Brio051
黄色四角がカントナック・ブラウン。その他シャトーも書き込んでますが、
久々にマルゴー格付けシャトーのおさらいをしてみましょう。

<MARGAUX マルゴー村>(9シャトー)
(第1級)Château Margaux(マルゴー)
(第2級)Château Durfort-Vivens(デュルフォール・ヴィヴァン)
     Château Lascombes(ラスコンブ)
     Château Rauzan-Ségla(ローザン・セグラ)
     Château Rauzan-Gassies(ローザン・ガシー)
(第3級)Château Ferrière(フェリエ―ル)
     Château Malescot-Saint-Exupéry(マレスコ・サン・テグジュペリ)
     Château Marquis-d’Alesme(マルキ・ダレーム)
(第4級)Château Marquis-de-Terme(マルキ・ド・テルム)

<CANTENAC カントナック村>(9シャトー)
(第2級)Château Brane-Cantenac(ブラーヌ・カントナック)
(第3級)Château Boyd-Cantenac(ボイド・カントナック)
     Château Cantenac-Brown(カントナック・ブラウン)
     Château Desmirail(デスミライユ)
     Château d’Issan(ディッサン)
     Château Kirwan(キルヴァン)
     Château Palmer(パルメ)
(第4級)Château Pouget(プージェ)
     Château Prieuré-Lichine(プリウレ・リシーヌ)

<LABARDE ラバルド村>(2シャトー)
(第3級)Château Giscours(ジスクール)
(第5級)Château Dauzac(ドーザック)

<ARSAC アルサック村>(1シャトー)
(第5級)Château du Tertre(デュ・テルトル)

以上の合計21シャトー。地図と照らし合わせると簡単に覚えられますよ。


エチケット平面化画像。
IMG_2536
「Brio de Cantenac Brown」名のセカンドは2001年からリリースされています。
微妙にラベルデザインも変わっているようで、以前は「de Cantenac Brown」の文字が、
大きな「O」の中に書いてありました。(裏ラベルはまだ「O」の中ですね。)


さあ、抜栓。
IMG_2539
おっ、コルクはセカンド専用仕様、手抜かりなさそうです。

コルクも平面化。
IMG_2540
ミレジムもコルク横にも打ってあるタイプ。

Alc.14%。
濃いガーネット。
IMG_2543

ブラックベリー、プラム、スパイス、スギ。
辛口アタック。
厚み・構造感しっかりしてますね。
微かな酸のお陰か、それでいて軽快感もあり、
セカンドらしい作られ方がされているのがわかります。
余韻にかけてシルキーなタンニンも楽しめます。

格付けワインの貫禄はちゃんとあるし、
セカンドらしい性格付けとお手頃価格も相まって偉いワインです。
因みにパーカーおじさんはファースト2015に90+点つけてます。


*****


Château Cantenac Brown
Brio de Cantenac Brown 2015
Margaux
RRWポイント 93点


Château Lagrange 2015

ボルドーのサントリー。メドック格付け第3級のシャトー・ラグランジュです。
過去からセカンドも含め色々試しています。2014年がなかなかよくって、
セール品の(笑)2013年も試したら意外にも大沈没。それならということで、
ボルドー良年の2015年なら間違いないやろとストックしてあったのを本日抜栓。


IMG_2233
サントリーが所有するだけあって、1983年にサントリーが参画してから、
畑も醸造も大改革をし、品質が大々的に向上したそうです。
その時植え替えたブドウは30年以上経ち、現在は立派な古樹となり、
今のラグランジュの品質を支える主力になっているとのことです。


公式ページは、さすがに日本語表示がしっかりしています。(笑)

サードのオー・メドックまでミレジム毎のデータを完備しています。
今日はファースト。2015年のセパージュはこう。
・カベルネ・ソーヴィニョン 75%
・メルロー 17%
・プチヴェルド 8%
熟成は新樽率60%のオーク樽で21ヶ月です。
(セカンドのLes Fiefs de Lagrangeは新樽率25%で12ヶ月。)

サントリーの日本のサイトにもシャトー・ラグランジュの紹介ページがあります。

こんな記事もあり、サントリーもただ単にボルドーのシャトーを所有するだけではなく、
自社のフラッグシップワイン「登美」に活かしたりしてるようです。
なので、登美は何となくラグランジュを感じさせ、ラグランジュは登美に似てるんではと、
最近は思うようになってきました。しっかり検証しないといけない今後の課題です。(笑)


さて、シャトー訪問。前もやってますが、ストビューでは近づけません。(笑)
Lagrange02
周囲を所有畑が取り囲んでいます。(黄色の線で囲った範囲です。)
エチケットにもある特徴的なシャトーと前池の白鳥。行ってみたいです。
サードワイン(Haut-Médoc)のエチケットは白鳥のイラストになってます。

サン・ジュリアン全体がわかる地図で位置関係を見てみます。
Lagrange01
周辺の格付けシャトーにも印をつけていますのでご確認を。
AOCサン・ジュリアンの格付け11シャトーをおさらいしておきます。
(第2級)Château Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
     Château Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
     Château Léoville-Barton(レオヴィル・バルトン)
     Château Léoville-Las-Cases(レオヴィル・ラスカーズ)
     Château Léoville-Poyferré(レオヴィル・ポワフェレ)
(第3級)Château Langoa-Barton(ランゴア・バルトン)
     Château Lagrange(ラグランジュ)
(第4級)Château Beychevelle(ベイシュヴェル)
     Château Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
     Château Talbot(タルボ)
     Château Saint-Pierre(サン・ピエール)
以上、11シャトー。


エチケット平面化画像。シンプルでいいですね。
IMG_2224
裏ラベル小さめでインポーターシールのスペースを空けてあるような印象です。


さて、抜栓です。
IMG_2226
キャップ、コルク共さすが格付けシャトーという貫禄です。

コルク平面化。ちゃんと両横にミレジムが打ってあります。
IMG_2227
シャトーのイラストも。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。涙の形はっきりせず。
IMG_2230

黒ベリー、ダークチェリー、カカオ、レーズン。
オーク材も香る。(笑)
辛口アタック。
程よい酸がフレッシュさを演出します。
厚み・凝縮感は上等です。
構造感は、あえて言うなら、ラウンド、丸い印象。
余韻で酸が少し戻ってくるんですが、
シルキーなタンニンがちゃんとエスコートしてくれます。
けど...少し何か物足りない…。

2014年には93点をつけましたが、
2015年もいいんですが、92点としましょう。
パーカーおじさんは2014年が92点、
2015年を93点としています。逆~。(笑)


*****


Château Lagrange 2015
RRWポイント 92点


Into Vineyards Into Cab Cabernet Sauvignon 2016 California

リカマンの店頭でひと際目立つラベルがありました。INTO CAB
よく見ると、同じシリーズでINTO PINOTINTO ZINなんかもあります。
アメリカ人がよく略して言うように、CABはカベソー、ZINはZinfandelですね。
「Into~」は「~にゾッコン」みたいな意味でアメリカらしいネーミング。
なんとなく面白いので、とりあえずカベソーをゲットしてお試しします。


IMG_2104
裏ラベルにURLあり。その「www.intovineyards.com」にアクセスしてみます。
するとすぐにリダイレクトされ、前に飲んだOak Ridgeのサイトに着きます。
れれれ、これってオーク・リッジが出すシリーズだったわけね。


というこうとで、公式ページはこれになります。

ところが、なんということか、このINTOシリーズが載ってません。(笑)
リダイレクトしておいてそれはないでしょう。
インポーターのサイトや他の情報も見ますが大した情報はなかったです。
安物シリーズというほど爆安でもなかったんですが…。
・カベソー 100%
アメリカンオーク樽(70%)フレンチオーク樽(30%)で熟成だそうで。


ワイナリー訪問となると、ローダイのオーク・リッジということになります。
Oak_Ridge01
マッジオ&レイノルズ家が1934年に設立のローダイ最古のワイナリー。
Lodi AVA内に7,500エーカー(3,000ha=東京ドーム650個分)の畑を所有。
自社名「Oak Ridge」以外にも、この「INTO」含め多種のブランドで出してます。

今日のは「California」なのでローダイとは限りませんが、とりあえず、
Lodi AVAの地図でオーク・リッジの場所だけ確認しておきましょう。
Oak_Ridge03

ローダイは大括りではセントラル・ヴァレーAVAです。
Oak_Ridge02
この地図で言うと、Sacramento郡とSan Joaquin郡にまたがります。


ラベル平面化画像。
IMG_1908
あくまで「Into Vineyards」名で「Oak Ridge」とは一切書いてません。


さて、スクリュー開栓。
IMG_2101
無印~。

Alc.12.7%。
ガーネット。涙の形はっきりしませんね。
IMG_2102

ブラックベリー、ブラックチェリー、青臭さもあります。
チョコ、黒糖あたりはカベソーの雰囲気。
甘み乗った口当たりです。
酸味とも感じますが…やはり甘い。
味の厚みはまあまああり、
鉄っぽい風味もあって味わい深いんですが、
余韻でも舌の上に甘酸っぱい風味が残ります。

こういうもんだと思えば楽しめないことはないんですが、
甘いのはな~。もう少し重みのあるカベソーがいいな。


*****


Into Vineyards
Into Cab
Cabernet Sauvignon 2016
California
RRWポイント 88点


Château Batailley Lions de Batailley 2015

メドック格付け第5級、ポイヤックのシャトー・バタイエです。
例によってそのセカンドワイン、リオン・ド・バタイエをいただきます。
歴史が古く、百年戦争(1339~1453年)が敷地や畑で繰り広げられたそうで、
シャトーの名前はバタイエ(Bataille=戦い)に由来するそうです。


IMG_2085
ボルドー大手ネゴシアンのボリー・マヌー(Borie-Manoux)社のオーナー、
カステジャ(Casteja)家が現在所有しています。
ボルドーの通常ルートに乗らない流通政策で、長らく過小評価されてたそうですが、
今日のと同じ2015年のファーストにパーカーおじさんは93-95点をつけていますから、
なかなか良さげです。(因みに今日のセカンド2015年は89点ですが…。笑)
 

公式ページはあっさり、こじんまりとした作り。

ミレジム毎のデータなんかないですし、なにより今日のセカンドが載ってません。
というのもセカンドワインは2014年が初リリースで、限定数量だったため、
この2015年が実質的に最初のセカンドワインになるようです。
従って、ネット情報に頼りますがデータがまちまちで一定してません。
仕方がないのでパーカーおじさんのコメントからセパージュはこれが正解と判断。
・カベソー 60%
・メルロー 33%
・カベフラ 6%
・プチヴェルド 1%
シャトー・バタイエの生産量の1/3強がセカンドに回されるそうで、
若木からとかなんでしょうけど、かなりの割合ではないかと思います。
樽熟は、ファーストが16~18ヶ月ですがセカンドは不明。


シャトー訪問はうまく近寄れなかったので、周辺地図にコラージュ。
近隣の格付けシャトーも確認。サン・ジュリアンにも結構近いです。
Pauillac_Batailley2
すぐ近くにシャトー・オー・バタイエ(Château Haut-Batailley)がありますが、
ただ名前が似てるのではなく、1942年にシャトー・バタイエの一部の畑が分割され、
シャトー・バタイエとシャトー・オー・バタイエに分かれました。
シャトーの建物は分割できないので、オー・バタイエの建物は後付けでショボいです。
オー・バタイエの方は2017年にシャトー・ランシュ・バージュのオーナーでもある、
カーズ家が所有することになり今に至ってます。

いつものポイヤック全体地図上にもシャトー位置を示しました。
Pauillac_Batailley
ポイヤックは名だたる第1級が3つもありますし、第2級も2つ。
ところが第3級がゼロで、第4級がデュアール・ミロンのみです。
あとは第5級が12もあります。で、今日のシャトー・バタイエも5級です。

まとめておきます。上の地図で位置関係も確認しましょう。
<第1級>
・Ch. Lafite-Rothschild(ラフィット・ロートシルト)
・Ch. Mouton Rothschild(ムートン・ロートシルト)
・Ch. Latour(ラトゥール)
<第2級>
・Ch. Pichon-Longueville-Baron(ピション・ロングヴィル・バロン)
・Ch. Pichon-Longueville-Comtesse-de-Lalande(ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド)
<第3級>なし
<第4級>
・Ch. Duhart-Milon(デュアール・ミロン・ロートシルト)
<第5級>
・Ch. d’Armailhac(ダルマイヤック)
・Ch. Clerc-Milon(クレール・ミロン)
Ch. Batailley(バタイエ)
・Ch. Haut-Batailley(オー・バタイエ)
・Ch. Haut-Bages-Libéral(オー・バージュ・リベラル)
・Ch. Croizet-Bages(クロワゼ・バージュ)
・Ch. Lynch-Bages(ランシュ・バージュ)
・Ch. Lynch-Moussas(ランシュ・ムーサ)
・Ch. Grand-Puy-Ducasse(グラン・ピュイ・デュカス)
・Ch. Grand-Puy-Lacoste(グラン・ピュイ・ラコスト)
・Ch. Pédesclaux(ペデスクロー)
・Ch. Pontet-Canet(ポンテ・カネ)
合計18シャトーです。


エチケット平面化画像。
IMG_2076
ファーストは金ピカですが、セカンドは似た図案ながら白地でシンプル。
シャトーの両脇にライオン(Lions)が加えられています。

インポーターシールは裏ラベルを隠していませんでした。エライ。
IMG_2077


さて、抜栓です。
IMG_2083
キャップシール、コルクともにセカンド専用デザインを奢っています。
ネックにも装飾があったので貼っておきました。

コルクも平面化。上下のない面白い図案です。
IMG_2078
コルク横にミレジム入り。セカンドでも手抜きなしという感じです。

Alc.13.5%。
ガーネット。粘性の涙です。
IMG_2084

黒ベリー、ブラックチェリー、ナツメグ、杉。
辛口アタック。
かすかな酸味は感じますが、
味の厚み・構造感・バランスはすこぶる良い感じがします。
タンニンはしなやか。薄いベールのように包んでくれます。
余韻も同じバランスで、味のおさらいをしながら続きます。

少々こじんまりした印象ながら、
よくまとまった小宇宙を体験できる、
上出来のセカンドと言えるんじゃないでしょうか。
2015年はボルドーの良年というのもあるんでしょうね。


*****


Château Batailley
Lions de Batailley 2015
RRWポイント 93点




Sebastiani Cabernet Sauvignon 2016 North Coast

リカマンの店頭でUSAワインのおいしそうなのを物色してゲットしました。
いつものようにDelectableでラベルをスキャンして評価の高いやつをチョイス。
Delectableの評価では、プロが9.0、ユーザーが8.9となかなかな感じでした。
調べると、トップエンドの「Cherryblock」という単一畑のカベソーなんかは、
パーカーおじさんが98+点つけたりとかなりの優良生産者のようです。


IMG_2012
セバスティアーニは、イタリア・トスカーナからの移民Samuele Sebastianiさんが、
1904年にソノマに立ち上げたワイナリー。ソノマでも最古参の部類でしょうね。
禁酒法時代にはソノマで唯一ワイン作りが許されたところだったようです。
2008年、Bill Foleyさん率いるFoley Food and Wine Societyに買収されますが、
大手流通グループに属したことでワインも益々よくなったってことでしょうか。


公式ページはアメリカらしくよくできていますが、ワイン紹介はなし。

例によってショップサイトがワイン紹介を兼ねるわけですが、このパターンの場合、
最新ヴィンテージしかなく、その場合も在庫完売の場合は載ってなかったりします。

ショップサイトがこちら。もはやセバスティアーニのサイトではありません。(笑)

で、やはりですが、今日のカベソー、North Coast AVAのものが載ってません。(笑)
しかたないのでネット情報頼りです。セパージュは以下のようです。
・カベソー 75%
・メルロー 8%
・プティ・シラー 6%
・カベフラ 5%
・マルベック 4%
・ジンファンデル 1%
・プチヴェルド 1%
なんだか微妙なブレンドですね。余ってたの入れっちゃったみたいな。(笑)
樽熟は、フランス製、ハンガリー製、アメリカ製のオーク樽でやってるそうで、
新樽も使ってるようですが比率不明。熟成期間も不明です。


ソノマの市街の北の外れにあるワイナリーを訪問。
Sebast02
敷地も大きく駐車場完備のワイナリーですが、石造りの建物は歴史がありそう。

パーカーおじさん98+点のワインの畑はこのすぐ裏にありました。
Sebast01
これも石造りのアーチと石垣に囲まれ、かっこいいですね。

さて、本題はここから。今日のワインは「North Coast AVA」でありますから、
Sonoma County AVA」でさえないわけで、かなりの広域からのブドウということ。
(AVA=American Viticultural Area)

これがネットで拾ったSonoma County内のサブリージョンの地図です。
Sebast03
この範囲内の産地のブレンドであればSonoma Countyが名乗れるはずですから、
右上の小さい地図にあるようにNorth Coastの範囲まで広がってるんでしょう。
少なくとも85%がSonoma County内であればSonoma Countyが表示できます。

公式ページの情報によると、セバスティアーニの所有畑は、
ピノとシャルドネがRussian River ValleySonoma CoastCarnerosにあり、
Dry Creek ValleyChalk Hillでシャルドネ、ジンファンデル、シラー、
ソーヴィニョン・ブラン、メルローをやっているそうです。
今日のカベソー含めたボルドー品種は、Alexander ValleyKnight’s Valleyはじめ、
Chalk HillSonoma Valleyの一部でもやってるとのこと。
以上、地図と照らし合わせて確認しておきましょう。

ただ、今日のNorth Coastはこの範囲外から15%以上来ていることになりますが。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_1483
画像ではうまく表現されてないかもですが、表面に網目状の凹凸があります。
インポーターシールは控えめで裏ラベルを隠さず優秀です。(笑)


さあ、抜栓といきます。
IMG_2007
ワイナリー名、「S」マーク入りです。

コルク平面化。URLも入ってますね。
IMG_2008
コルク横には「S」マーク。これやるんだったらミレジムを打ってほしいです。

Alc.13.5%。
ガーネット、少し透け感あり。
IMG_2011

黒ベリー、プラム、チェリー、シダ、スパイス。
辛口アタック。
かすかに酸の影響を感じますが、
程よい厚みで深みのある味と言えそうです。
喉越しでシルキーなタンニンが楽しめ、
余韻で、最初の酸のお陰か、果実味も出てきました。

ラインナップのローエンドなんでしょうが、なかなかの出来と思われます。
パーカーおじさん高得点のCherryblockのカベソーも試してみたくなりますが、
さっきのショップサイトでも150ドル(!)でした。(笑)


*****


Sebastiani
Cabernet Sauvignon 2016
North Coast
RRWポイント 92点


サッポロ グランポレール メリタージュ 2015

サッポロのグランポレール・メリタージュを抜栓しますよ。
グランポレールシリーズでは貴腐ワインを除けば6,000円と一番お高い。
ある意味サッポロのフラッグシップなんでしょう。楽しみ~。
サッポロ岡山ワイナリーに行った際にショップで買い求めたものです。


IMG_1895
メリタージュ(Meritage)はフランス以外で作られるボルドースタイルのワイン。
カリフォルニアなんかでもメリタージュをうたうワインはたくさんありますね。
もっともカリフォルニアでは「メリテイジ」と英語読みしますが。
サッポロのこれもカベソーにメルローをブレンド、ボルドー左岸って感じです。


以前の余市ピノ・ノワールと一緒にここで買いました。
IMG_1327
ショップにはサッポロの代表的なワインが揃ってるのでありがたいです。


安曇野池田ヴィンヤード」専用ページがあり、畑の説明はバッチリです。

サッポロがワイン用ブドウ栽培に適した気候・土壌を求めて2009年に開園したそうで。
ただし、ワイン情報がショップのみで内容も貧弱なので困りました。
不本意ではありますが、ネット情報の方が詳しいのでそちらから。
・カベソー 67%
・メルロー 33%
樽熟は新樽率50%で17ヶ月とのことです。
 

長野県北安曇郡池田町にある安曇野池田ヴィンヤードに行ってみます。
Sapporo01
高瀬川と東側の山地に挟まれ、標高は560mから630mあるそうです。

長野県全体、信州ワインバレーから俯瞰して所在を確認しましょう。
Alpes01
安曇野池田は日本アルプスバレーに属します。


エチケット平面化画像。
IMG_1779
裏に顔写真入りで情報があるんですが、セパージュは書いておいて欲しいな。


さて、抜栓。
IMG_1892
キャップシール、コルクはグランポレールシリーズ専用品。

コルク平面化。
IMG_1896
もうひとひねり欲しいところですが。(笑)

Alc.13%。
濃いガーネット。涙ははっきり。
IMG_1894

黒ベリー、ブラックチェリー、かすかにピーマン。
カベソーそのものって感じです。
いい樽香はボルドーっぽいし。
辛口アタック。
ちょっと酸が立ちますが味の厚みはいい感じ。
タンニン絡みの複雑味も楽しませてくれます。
いいバランスのままじっくり余韻に続く…。酸味が若干気になるんですが、
これがなければないで味が凡庸になってたかも…なのでOK。

しかし、今まで飲んだ日本のカベソーブレンドでは出色の出来。
日本のカベソーでは最高クラスのレベルと思われます。
う~ん、日本ワインも良くなってきたね。


*****


サッポロ グランポレール
メリタージュ 2015
RRWポイント 92点


Château Grand-Puy-Lacoste 2012 Pauillac

メドック格付け5級のシャトー・グラン・ピュイ・ラコストです。
ポイヤックにはグラン・ピュイ・デュカスというシャトーもありますが
(同じくメドック格付け5級)、当時、シャトーの名前は地名(Grand-Puy)
+オーナー名であったため、特に関連性はないようです。
因みにGrand-Puyは大きな丘の意味だそうで。


IMG_1647
以前ラコスト・ボリーというセカンドを試していますが今日はファースト。
ラコストはその昔の所有者の名前で、ボリーは今の所有者の名前です。
現所有者はフランソワ・グザヴィエ・ボリー(Francois-Xavier Borie)氏。
1978年に父のジャン・ウジェーヌ・ボリー(Jean-Eugene Borie)氏が取得、
それを長男のフランソワさんが引き継いで運営しています。
昔の名前のつけ方ならシャトー・グラン・ピュイ・ボリーにしたいところでしょう。(笑)


公式ページは格付けシャトーらしくカッコよくしっかり出来ています。

ファーストもセカンドもミレジムごとのデータシート完備。
今日のファーストラベルの2012年も詳細データありです。
・カベソー 76%
・メルロー 24%
畑の作付けでは5%ほどカベフラがあるのですが、この年はブレンドしてません。
手摘み収穫、除梗の前と後で2回選果を行なう念の入れようです。
新樽率75%のフレンチオーク樽で16~18ヶ月の熟成だそうです。


さあ、シャトー訪問。きれいな畑に囲まれストビューでは近づけず。(笑)
GPL01
エチケットのイラストにある建物が名前の通り大きな丘(Grand-Puy)の上にあります。

公式ページに所有畑の地図が載ってたので、例によってGoogle Map転記します。
GPL03
ポイヤックの近隣の格付けシャトーができるだけ入るようにしました。

いつものポイヤック地図上にもシャトー位置を追記しています。
GPL02
以前の地図ではCh.Grand-Puy-Ducasseの位置が違っていたので今回修正してます。
シャトーはポイヤックの市街地にありました。畑が離れていたので間違えてました。

ポイヤックは名だたる第1級が3つもありますし、第2級も2つ。
ところが第3級がゼロで、第4級がデュアール・ミロンのみです。
あとは第5級が12もあります。で、今日のグラン・ピュイ・ラコストも5級です。

まとめておきます。上の地図で位置関係も確認しましょう。
<第1級>
・Ch. Lafite-Rothschild(ラフィット・ロートシルト)
・Ch. Mouton Rothschild(ムートン・ロートシルト)
・Ch. Latour(ラトゥール)
<第2級>
・Ch. Pichon-Longueville-Baron(ピション・ロングヴィル・バロン)
・Ch. Pichon-Longueville-Comtesse-de-Lalande(ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド)
<第3級>なし
<第4級>
・Ch. Duhart-Milon(デュアール・ミロン・ロートシルト)
<第5級>
・Ch. d’Armailhac(ダルマイヤック)
・Ch. Clerc-Milon(クレール・ミロン)
・Ch. Batailley(バタイエ)
・Ch. Haut-Batailley(オー・バタイエ)
・Ch. Haut-Bages-Libéral(オー・バージュ・リベラル)
・Ch. Croizet-Bages(クロワゼ・バージュ)
・Ch. Lynch-Bages(ランシュ・バージュ)
・Ch. Lynch-Moussas(ランシュ・ムーサ)
・Ch. Grand-Puy-Ducasse(グラン・ピュイ・デュカス)
・Ch. Grand-Puy-Lacoste(グラン・ピュイ・ラコスト)
・Ch. Pédesclaux(ペデスクロー)
・Ch. Pontet-Canet(ポンテ・カネ)
合計18シャトーです。


エチケット平面化画像。
IMG_1649
珍しく裏ラベルがなく、エノテカシールのみだったのでそれは割愛。


さて、いただきます。
Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_1648

黒ベリー、若い新樽のような樽香、モカ、スパイス。
果実香は弱い感じですね。
素っ気ない辛口アタック。
と思うと、ビロードのような飲み心地が始まり、
まろやかに舌の上で転がっていきます。
かすかな酸を感じさせ、結果まとまりの良い構造感です。
お上品な印象。これをエレガントというのでしょうか。
喉越し余韻のタンニンはごくごくシルキーで、
じんわり、そのこじんまりした構造感を楽しめます。

小さくまとまった小宇宙です。
ビッグではないがバランスはすこぶるいいと思いました。


*****


Château Grand-Puy-Lacoste 2012
Pauillac
RRWポイント 92点


丹波ワイン 京都丹波 Cabernet Sauvignon & Merlot 2017

京都の食文化に根ざしたワインを1979年から造り続けている丹波ワイン。
自宅から1時間、定期的に訪れワインを購入している馴染みのワイナリーです。
ここの近年の進化は目覚ましく、ピノ・ノワールVVなんか驚愕のうまさでした。
カベソーについて言うと、2009年や2015年を過去に試しています。
さあ、今日は最新ヴィンテージ2017です。進化のほどはいかがなもんでしょう。


IMG_1630
和紙調のラベルに雅なデザインのブドウのイラスト。いつもながら秀逸。


公式ページにはワイン情報はなくワイナリーの紹介のみ。

しかし、四季折々の丹波ワイン情報ほか読むところは多いです。
情報ブログ含め英語とフランス語に切り替えられるのが志が高いです。

公式ショップにワイン情報がありますが、最新ヴィンテージのみです。

2017年は、病害があったものの日照時間長めで比較的豊作の良い年だったようです。
セパージュ他情報はショップに掲示してあったものです。(上記サイトより多分正確。)
・カベソー 58%
・メルロー 25%
・タナ 17%
丹波ワインの得意技のタナがブレンドされているのがミソです。
例年よりタナ多めのようです。(2016年はタナ11%でした。)
樽熟は新樽率25%のバリックで16ヶ月です。


このワインを買い求めたときに撮った写真を貼っておきます。
TB
まあ、冬の畑なんですが…。

公式ページにあった情報から、いつものGoogle Map転記を敢行。
BB
畑の場所と栽培品種がわかります。今日のワインは平林&千原圃場から。
AOC京都丹波ということです。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_1539
これくらいの畑の規模だと限定1,723本ってことになるんでしょうね。


さて、抜栓。
IMG_1627
丹波ワインロゴ、マーク入り。ノマコルクのような人口コルク。

コルクも平面化。
IMG_1628
プラスチックなんだ。

Alc.12%。(正確には11.7%らしい。)
透け感あるガーネット。
IMG_1629

カシス、ブラックベリー、チェリー。
樽香しっかり感じます。
新樽率25%の16ヶ月ですからね。
辛口アタック。
厚みは若干弱いですが、
複雑味はそこそこ感じますね。タナのお陰かな。
タンニンは極めてシルキー、柔らかに余韻を盛り立てます。

濃さはない分ピノ的に飲める気がします。
和食に合うカベソーってことでしょうか。
やはり毎年徐々にレベル上がってきてる気がします。


*****


丹波ワイン
京都丹波
Cabernet Sauvignon & Merlot 2017
RRWポイント 90点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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