Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

カベルネ・ソーヴィニヨン

Château Beau-Site 2003 Saint-Estèphe

シャトー・ボー・シット(Château Beau-Site)というサン・テステフのワインです。特売だったので飛びついたんですが、2003年というなかなかのバックヴィンテージなのも熟成が進んでいて面白そうです。エチケットにはクリュ・ブルジョワ・スペリュール(Cru Bourgeois Supérieur)とありますので(当時は)そこそこのレベルであったことが伺えます。

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「美しい場所」を意味するシャトー・ボー・シットは、19世紀半ばには既に非常に高く評価されていたようなんですが、1855年の格付け時にサンプルを提出しなかったため格付けから外れてしまったなんて本当かどうかわからない情報がありました。(笑)

で、今日のワインは「Cru Bourgeois Supérieur」と表示されていますが、これはかつて公式の格付けとして存在した「Cru Bourgeois」の上位クラスになります。特に優良なワインには「Cru  Bourgeois Supérieur」と 「Cru Bourgeois Exceptionnel」という上位格付けが与えられていました。しかしながら、2007年に運用が不適切であるとの理由で「Cru Bourgeois」は公式の格付けではなくなり、使用が禁止されます。2009年に政府より使用許可が下り「Cru Bourgeois」の名称は再び使われ始めています。ただし、反対する生産者もあり、かつて上位格付けだったところも含め加盟していないシャトーも多く存在するようです。今日のシャトー・ボー・シットも現在は表示してないようです。これが2015年のエチケットです。シンプルになりましたね。
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シャトー・ボー・シットは、1955年にボルドー大手ネゴシアンのボリー・マヌー(Borie-Manoux)社のオーナー、カステジャ(Castéja)家が取得して現在に至ります。ボリー・マヌー社はシャトー・バタイエ(Château Batailley)やシャトー・ランシュ・ムーサ(Château Lynch-Moussas)他も所有していて、これらワインの流通は自社で独占的にやっています。


公式ページは存在はしますが、ワイン情報含めほぼ情報なし。


ボリー・マヌー社(Borie-Manoux)のサイトの1ページになってるって感じですからね。

ネット情報を総合するとこんな感じです。
・カベソー 70%
・メルロー 30%
熟成は新樽率50%のオーク樽で12~15ヶ月。


さあ、サン・テステフのシャトー訪問。う~ん、前の道からは雑木でシャトーが見えません。
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格付け第3級シャトー・カロン・セギュールのすぐお隣でした。

サン・テステフを俯瞰してシャトーの位置関係を見てみます。
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メドック格付け61シャトーのうち、サン・テステフには5つしかなく、
2級にモンローズとコス・デストゥルネルの2つ。
3級はカロン・セギュールのみです。
4級にラフォン・ロシェ。5級にコス・ラボリ。
合計5つになります。


エチケット平面化画像。
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インポーターシールが隠しているのはバーコード(と、Alc.13%、750ml表示)のみ。


さあ、抜栓。ゲッ! コルク折れてしまいました! 1/3はボトル内に落としました。
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2003年くらいでコルクがそんなに脆くなるとは思えないんですが。コルクの破片が中に入らないようにとスクリューをいつも完全に貫通させないんですが、それがいけなかったようです。

Alc.14%。(pH:4.51、Brix:7.0)
濃い濃いガーネット。エッジは褐変。
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黒ベリー、ドライフルーツ、黒鉛。
柔らかな樽香は黒糖風味にも感じます。
辛口アタック。
酸味がしっかりベースにありますね。
味の立体感、構造感はなかなか立派。
テクスチャーはビロードのごとし。
タンニンは限りなくシルキー。
余韻もたおやかに続きます。
久々に熟成ボルドーを堪能させていただきました。


*****

Château Beau-Site 2003
Saint-Estèphe
RRWポイント 93点


Murphy-Goode Winery Cabernet Sauvignon 2016 Alexander Valley Sonoma County

コストコで見かけるマーフィーグッドというソノマのワイナリーです。カリフォルニアAVAのローレンジもあるようですが、これは上のラインでソノマ・カウンティ、アレキサンダー・ヴァレーAVA(Alexander Valley AVA)になります。コストコの店頭では2,089円(税抜)でしたので、USドル換算で20ドルくらいでしょうか。現地では定価28ドルで出ていますので、やはりコストコ、お値打ち価格でご提供してますね。

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ティム・マーフィー(Tim Murphy)さんとデイル・グッド(Dale Goode)さんが毎週興じるサイコロゲームのさなか、ワイン愛の話に花が咲き、本物のワインを作ろうじゃんかと盛り上がったんだとか。そんなこんなでワイナリー立ち上げたのが1985年のことだそうです。

公式ページはショップ兼用、あんまり情報がないアメリカンな感じです。

畑名なんかは書いてありますが、ほぼほぼ情報なし。以下はコストコ情報です。
・カベルネ・ソーヴィニヨン 98%
・プチ・ヴェルド 2%
樽はしっかり使ってると思いますが、詳細は不明。


ワイナリー訪問しようとしましたが、Geyeserville, CA と書いてあるもののGoogle Mapではヒットしません。この写真はテイスティングルーム(の看板)らしいです。
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どうやらワイナリーの実体がなさそうで、なんとなく嫌な予感。カスタム・クラッシュ(Custom Crush)かもしれないですね。カスタム・クラッシュとは、ワイナリーや畑を持たない作り手が、(買い)ブドウを持ち込んでワイン造りの設備(プレス、醸造、熟成、瓶詰め)を借りてワインを作るシステムです。流通量もそこそこありますし、パーカーおじさんやWine Enthusiastなんかでも評価記事があったりするレベルの作り手でもカスタム・クラッシュってあるんですかね。
一応、公式ページの求人欄がジャクソン・ファミリー・ワインズというところに繋がってました。ここがカスタム・クラッシュの請負先でしょうかね。

作り手所在不明ですが、ソノマ・カウンティーAVAの地図で位置関係を確認しておきましょう。
Murphy02
公式ページには所在としているガイザーヴィル(Geyserville)も書き込みました。まさにアレキサンダー・ヴァレーAVAの真っ只中です。少なくとも畑はそこに所有してるんでしょう。


ラベル平面化画像。
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さて、抜栓。
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キャップシールはマーク入り。いいぞ。

コルク平面化。
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ヴィンテージを打ってないのが残念。5年耐用のDIAM5採用です。

Alc.14.5%。(pH:4.59、Brix:8.0)
濃いガーネット。
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黒ベリー、胡椒、いい樽香がします。
辛口アタック。
クールな酸味はかすかですが、いいように効いてます。
構造感しっかりありますね。Big & Rich...
カリフォルニア特有の甘さはあれども強く感じないのが秀逸です。
 シルキーなタンニンも絶妙で、余韻も質の高さ感じさせます。

カスタムクラッシュだとしても、
「うまいもんはうまい」ということですね。


*****

Murphy-Goode Winery
Cabernet Sauvignon 2016
Alexander Valley Sonoma County
RRWポイント 95点


Concha y Toro Marques de Casa Concha Canernet Sauvignon 2017

コンチャ・イ・トロの上級レンジ(と言っても2千円台ですが)のマルケス・デ・カサ・コンチャのシリーズは過去からカルメネールを何度も試していて、安定のうまさで自分にとっては定番になっています。すると類推ではありますが、エノロゴも同じマルセロ・パパさんですし、同シリーズのカベルネ・ソーヴィニヨンも結構おいしいんではないかということです。前回デラうまで98点をつけたカルメネールと同じ2017年のカベソーを入手しました。さてさてお試しです。

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カルメネールとカベルネ・ソーヴィニヨンで大きく違う点があるとすれば、カルメネールが「D.O. Peumo、Cachapoal Valley 」で Viñedo Peumo というペウモにあるセラーで醸されているのに対し、カベソーは「D.O. Maipo、Maipo Valley」であり、Viñedo Puente Alto と Viñedo Pirque というサンティアゴ郊外の2ヶ所の畑のブドウをプエンテ・アルトのセラーで醸しているところです。畑と場所の違い、さてどれくらい影響するもんでしょうね。

公式ページはこれですが、ちょっと情報量が少ないかな。

マルケス・デ・カサ・コンチャのカベソーの情報もありますが、データシートが2018年のみ。

マルケス・デ・カサ・コンチャ専用サイトというのもあります。

こちら少し古いサイトなのか、データシートは2015年になっています。

毎年微妙に違うようですから、やはり2017年のデータが欲しかったところです。仕方がないのでネット情報に頼ります。
・カベソー 85%
・シラー 8%
・カベフラ 4%
・マルベック 1%
・プチヴェルド 1%
・メルロー 1%
フレンチオーク樽(バリックと5,000Lの大樽併用)で16ヶ月の熟成です。


マルケス・デ・カサ・コンチャ専用サイトにはそれぞれの品種がどこで造られているかを示す地図があります。カベソーとシラーはマイポ、カルメネールはカチャポアル・ヴァレーですね。
MdCCMapa
しかし、さすが大手のコンチャ・イ・トロ。いっぱい拠点がありますね。

サンティアゴ郊外(南側)のマイポ・ヴァレーでもこれだけあります。
CT201701
今日のカベソーは黄色四角で示した2ヶ所の畑から。醸造はプエンテ・アルトの施設でやっています。実はこのプエンテ・アルトの拠点、ほぼアルマビバ(Viña Almaviva)と同じ所です。

サンティアゴ周辺(首都州)、いわゆるマイポ・ヴァレー広域地図に書き込みます。
CT201702
Pirque、Puente Alto、Buin などはマイポ・ヴァレーのサブリージョンに当たります。Isla de Maipo なんかもそうでしたね。


ラベル平面化画像。
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さあ、抜栓。
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キャップシール、コルクともマルケス・デ・カサ・コンチャ専用品ですが、コルクはこの表示の2回繰り返しなので平面化はしません。

Alc.14%。(pH:4.37、Brix:8.2)
赤味強めの濃いガーネット。
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黒ベリー、ダークチェリー、スパイス、濡れ木。
辛口アタック。
厚み、構造感、しっかりあっていいですよ。
酸と相まってですが、タンニンが少々行儀が悪いかな。

全体的にレベルは高く、けっして悪くないんですが、
デラうまのカルメネールを知ってるだけに比べてしまいますね。


*****


Concha y Toro
Marques de Casa Concha Canernet Sauvignon 2017
RRWポイント 92点


San Pedro Sideral 2016

お馴染みのサンペドロですが、今日はアルタイル(Altaïr)やカボ・デ・オルノス(Cabo de Hornos)と共にサンペドロの上級ラインの一角をなすシデラル(Sideral)をいただきます。シデラルは3年ほど前に2012年を試したきりですので随分お久しぶりになります。パーカーおじさんはこの2016年に91点をつけています。いいかも…。

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今さらサンペドロを語るのも何ですが、1865年クリコー・ヴァレーに創業、150年以上の歴史のある、またコンチャイトロと並ぶチリ有数のワイナリーです。タラパカ、サンタ・エレナなどと組むVSPTワイングループの中核でもあります。

公式ページはまたちょっとリニューアルしたようですね。

さすが上等レンジです。データシートをヴィンテージごとに完備。
・カベソー 78%
・カベフラ 10%
・シラー 7%
・カルメネール 3%
・プチヴェルド 2%
手摘み収穫、3度の選果、低温浸漬、軽いポンプオーバー、MLFは樽内で起こります。熟成は新樽率20%のフレンチオーク樽(225Lと600L)と3000Lのフレンチオーク大樽(フードル)併用で12ヶ月。

今日のシデラルはカチャポアル・ヴァレーにある Cachapoal Andes Winery で作られます。
SanPedro_Rapel01
アルタイル(Altaïr)やカボ・デ・オルノス(Cabo de Hornos)もここで作られています。プレミアムワイン専用ワイナリーということでしょうか。ここはサンティアゴから車で1時間半ほどで割と行きやすく、ツアーなどの受け入れも盛んにやっているようです。行ってみた~い。

リベルタドール・ヘネラル・ベルナルド・オイギンス州(Región del Libertador General Bernardo O'Higgins)のGoogle Mapでワイナリーの場所を確認しましょう。
SanPedro_Rapel02
ランカグア(Rancagua)とレンゴ(Rengo)の間、レキーノア(Requínoa)の山沿い部分にこのワイナリーはあります。これら同じ色付き文字で示した町はカチャポアル・ヴァレーのサブエリアになります。違う色でコルチャグア・ヴァレーも同様に示しています。これら2つの「ヴァレー」を合わせてラペル・ヴァレーでしたね。また、ラペル・ヴァレーの範囲はリベルタドール・ヘネラル・ベルナルド・オイギンス州とほぼ一致しますので覚えておきましょう。
また、カチャポアル・ヴァレーはカチャポアル川(Río Cachapoal)、コルチャグア・ヴァレーはティンギリリカ川(Río Tinguiririca)のそれぞれの流域に広がっていることに注目ください。この2つの川は合流するとラペル川(Río Rapel)となり太平洋に注いでいます。なるほど~でしょ。

サンペドロの本拠地はクリコー・ヴァレーのモリーナ(Molina)にあります。
SanPedro01
サンペドロの創業の地でもあり、パンアメリカン道路(チリ国道5号線)沿いの大規模な施設になっています。

マウレ州のGoogle Mapでその場所を確認してきましょう。ロントゥエ・ヴァレー(Valle del Lontué)の Molina の町のところです。見つかりましたでしょうか。
Maule_Curico01
ここも州の範囲が重要です。クリコー・ヴァレー+マウレ・ヴァレーがほぼマウレ州の範囲と一致します。

このモリーナにあるサンペドロの本拠地、カルメネールの最上級ワインを作っています。
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日本カルメネール振興協会としては是非試してみたいのですが、日本に入ってきてないんですよね。同じくカルメネールの最高峰であるコンチャイトロのカルミン・デ・ペウモや、エラスリスの KAI なんかは入ってきてるんですけどね。どこかのインポーターさん、是非よろしく。


ラベル平面化画像。
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シデラル(Sideral)は星や恒星のことです。イラストは白鳥座でしょうかね。アルタイルはわし座のいわゆる彦星。


さあ、抜栓。

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キャップシール、コルク共に「Grandes Vinos de San Pedro」のマーク。

コルク平面化。
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このイラストは…おそらく今日のカチャポアル・ヴァレーのCachapoal Andes Wineryですね。

Alc.14%。(pH:4.53、Brix:8.0)
濃い濃いガーネット。
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黒ベリー、スパイス、黒糖感あり。
辛口アタック。
なめらかなテクスチャーです。
厚み、重み、エレガントさと両立してます。
収斂性はアルコール感と拮抗し、溶け合う感じ。
かなりタンニンがこなれてるのがわかります。
余韻は悠遠なり~。

Brix 8.0のせいか結構甘みも感じます。
しかし、傑出したうまさなのは確かです。


*****


San Pedro
Sideral 2016
RRWポイント 96点


Ceretto Monsordo Rosso 2016 Langhe

ボトルに直接ブツブツで書いた文字。変なの~って思いながら気になってたんですよね。ついに手に取ってしまいました。カベソー主体にメルローとシラーをブレンド。いわゆるボルドースタイルですが、イタリアはピエモンテのランゲDOC(Langhe DOC)なんですね。バローロ、バルバレスコの名門チェレット(Ceretto)が作り手というのも後で知りました。これは面白そうです。

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チェレットは1930年代にリッカルド・チェレットさんがアルバに創業した家族経営ワイナリーです。1960年代に2代目のブルーノさんとマルチェロさんのチェレット兄弟が引き継ぎ、「最上の畑で、最上の酒を造る」なんてポリシーで銘醸地の畑を買い進め、バローロ、バルバレスコの最高の造り手の一つという地位に登り詰めたというわけです。現在は3代目が運営しているそうです。
で、今日のワインはそんな作り手が、ピエモンテの伝統的なワインとはまた違ったワインを目指し作ったボルドーブレンドです。

公式ページは半分はレストランの紹介だったりして手広いビジネスのにおいがします。

ワイン紹介、データシート完備ですが、インポーター情報も頼ります。
・カベソー 50%
・メルロー 28%
・シラー 22%
品種ごとに醸造、300Lのフレンチオーク樽(新樽率40~50%)で別々に熟成。ブレンドするのは瓶詰前だそうです。このモンソルドという国際品種を使ったランゲ・ロッソは1997年がファーストリリースだそうで、最初はネッビオーロやピノ・ノワールも入っていたそうですが、現在はこのボルドーブレンドに落ち着いてるようです。


アルバにあるチェレット訪問。アルバ市街から車でほんの10分ほどの場所です。
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ここが Tenuta Monsordo Bernardina という名前で、今日のワインはアルバの畑からのブドウをこのワイナリーで醸しているので「モンソルド」と名付けられています。バローロ、バルバレスコの畑にはそれぞれ専用のワイナリー(Bricco Rocche と Bricco Asili)を現場に設置しています。ワインに最上の個性を発揮させるため、それぞれの銘醸地で醸すというのがポリシーなんだそうです。すごいこだわりですね。

今日のワインのブドウは、モンソルド・ベルナルディーナ醸造所のあるアルバ周辺からというのはわかっていますが、一応ランゲDOCの範囲をいつものごとくGoogle Mapで見ておきましょう。
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バローロ、バルバレスコの間にアルバの町。そしてそれを取り囲む広大なランゲ。その東側のさらに広域なモンフェラート含め、だいたいの位置関係は把握できましたでしょうか。さらに詳しいピエモンテのDOC/DOCGは左側にインポーズした地図でご確認ください。タナロ川ほか、位置関係を把握するには川に注目です。

さて、今日のワインのランゲDOCLanghe DOC)をおさらいしておきましょう。ランゲDOCはバローロ、バルバレスコ対象地域含む54ものコミューンが対象で、1994年にDOCとなっています。赤の主要品種は、ネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェット、フレイザなどピエモンテお馴染みの品種の他、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワールの国際品種が入っています。それぞれ85%以上で品種名が表記できます。今日のワインはカベソー50%なので、ランゲ・ロッソ(Langhe Rosso)となります。また、ランゲには白(Langhe Bianco)もロゼもパッシートによるデザートワインもあります。白の主要品種も、Arneis、Favorita、Nascetta、Rossese Bianco といったローカル品種の他、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、リースリングの国際品種が入っています。


ラベル平面化画像といきたいところですがラベルはなし(笑)。さすがに真っ黒のボトルではうまく撮れず完全な平面化は断念しまして、適当に撮った写真を切り貼りしてお茶を濁します。
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おっと、ユーロリーフのビオワインですね。


さて、抜栓。
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コルク平面化。
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CERETTOのみ、シンプル。

Alc.14%。(pH:4.29、Brix:7.8)
濃いガーネット。
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黒ベリー、ダークチェリー、スギっぽい樽香あり。
スパイスも。
辛口アタック。
若干の酸味がクールな感じを与えてます。
厚みのある味はなかなかですよ。
タンニンの収斂性も程よく喉元をくすぐる感じ。
酸は少し引きずるんですが、余韻も貫禄で続きます。

国際品種でありながらもピエモンテのアクセントあり。
ピエモンテのボルドーブレンド。いいじゃない。


*****


Ceretto
Monsordo Rosso 2016
Langhe DOC
RRWポイント 91点


Château Lalande-Borie 2011 Saint-Julien

このエチケットのデザイン、サン・ジュリアンの格付け2級ワインのシャトー・デュクリュ・ボーカイユ(Château Ducru-Beaucaillou)に似てますよね。それもそのはず、このシャトー・ラランド・ボリー(Château Lalande-Borie)というのも同じボリー家の所有なんです。畑こそ違えど実体は同じワインだったんですが、2019年のヴィンテージからル・プティ・デュクリュ(Le Petit Ducru de Ducru-Beaucaillou)と改名、名実ともにシャトー・デュクリュ・ボーカイユの(サード)ワインになったそうです。今は無き名前となったラランド・ボリー、試しておきましょう。

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300年の歴史を持ち、1855年のメドックの格付けでは第2級となったシャトー・デュクリュ・ボーカイユ(Château Ducru-Beaucaillou)をボリー家が取得をしたのが1942年です。1970年にボリー家は同じサン・ジュリアンに30haの畑(内、18haはシャトー・ラグランジュの畑だったそうです。)を取得、シャトー・ラランド・ボリー(Château Lalande-Borie)の名前でリリースを始めます。

本家シャトー・デュクリュ・ボーカイユには、ラ・クロワ・ド・ボーカイユ(La Croix Ducru-Beaucaillou)というセカンドと、ル・プティ・カイユ(Le Petit Caillou)というサードワインがあったのですが、2019年ヴィンテージからエチケットデザインも一新、シャトー・ラランド・ボリーはル・プティ・デュクリュLe Petit Ducru)としてサードワインに統合されたようです。
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以前の雰囲気を残しつつ、すべて八角形の縁のデザインで統一感が出ましたね。ラランド・ボリーのエチケットのショボい建物だったイラストはシャトー・デュクリュ・ボーカイユっぽいイラストに置き換わっています。


公式ページは、さすが2級シャトーといったカッコいいものです。

しかし、ラランド・ボリーの後継、ル・プティ・デュクリュの2019年からしかデータが載っていません。仕方がないのでネット情報から。
・カベソー 60%
・メルロー 40%
新樽率30%(残りは1年落ち)のオーク樽で12ヶ月の熟成です。

サン・ジュリアンのシャトー・デュクリュ・ボーカイユを訪問しておきます。
Borie01
立派なシャトーです。しかし、ラランド・ボリーのエチケットのショボい建物は見当たらず。どこなんでしょうね。

いつものサン・ジュリアン全体がわかる地図で位置関係を見ておきます。
Borie03
AOCサン・ジュリアンの格付け11シャトーをおさらいしておきます。

(第2級)Château Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
     Château Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
     Château Léoville-Barton(レオヴィル・バルトン)
     Château Léoville-Las-Cases(レオヴィル・ラスカーズ)
     Château Léoville-Poyferré(レオヴィル・ポワフェレ)
(第3級)Château Langoa-Barton(ランゴア・バルトン)
     Château Lagrange(ラグランジュ)
(第4級)Château Beychevelle(ベイシュヴェル)
     Château Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
     Château Talbot(タルボ)
     Château Saint-Pierre(サン・ピエール)
以上、11シャトー。1級はないですが、ずいぶん2級が多いAOCですね。


エチケット平面化画像。
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このころから、URLはシャトー・デュクリュ・ボーカイユの「www.chateau-ducru-beaucaillou.com」になってますね。
裏ラベル汚いですが、インポーターシールを剥がした跡です。インポーターはコルドンヴェール。写真はありません。


さあ、抜栓。
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キャップシールも本家に見劣りしないエンボス入りです。

コルク平面化。
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ミレジムはちゃんと横にも。「L B」はラランド・ボリーですね。瓶詰め後、ラベル貼付け前だと、こう書いておかないと他のワインと間違うからでしょう。同じ場所で瓶詰めしていたことが伺えます。

Alc.13%。(pH:4.48、Brix:6.9)
エッジ褐変気味の濃いガーネット。
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黒ベリー、ダークチェリー、スパイス。
ヨーグルトか乳製品のような酸のニュアンス。
酸味が立つ辛口アタックです。
味の厚みは充分。
複雑味もあります。
最初の酸は喉越しから余韻まで残るんですが、
若々しいフレッシュネスと考えれば気にはならないかな。

パーカーおじさんは2014年に試飲して86点をつけています。
こっちは10年後の抜栓ですが、うん、そんな感じです。


*****


Château Lalande-Borie 2011
Saint-Julien
RRWポイント 89点


Charles & Charles Cabernet Sauvignon Syrah 2017 Post No.35 Blend Columbia Valley

コストコで目に付いた星条旗のラベル。チャールズ&チャールズ? ワシントン州はコロンビア・ヴァレーのカベソー主体のワインですね。経験上、カベソーはナパなんかよりコロンビア・ヴァレーの方がおいしいのに出会ってる気がするので、ついつい試したくなります。

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Charles Bieler さんと Charles Smith さんの2人のワインメーカーのジョイントベンチャーみたいな感じですね。裏ラベルに製造元として「Charles & Charles」とあり、所在は Benton City、WA とありますが、ちょっと調べても実体がなさそうです。

公式ページはどうかなと、裏ラベルに書いてある bielerandsmith.com にアクセスしてみます。するとここにリダイレクトされます。どうやら Charles Bieler さんの方のサイトのようです。

ここには「辛口ロゼをプロヴァンスから持ち込んで普及に努めた」なんて苦労話は書いてあるんですが、いろんなページがほぼリンク切れで使い物にならず。「Charles & Charles」というページもあるようなのですが、繋がりません。所在もわかりません。

Charles Smith さんの方はというと、シアトルにこんなところがありました。
CandC02
ワラ・ワラ(Walla Walla)にもお店があるようです。公式ページこちら

困ったので、ネット情報に頼ります。セパージュは裏ラベルにもありますが、
・カベソー 60%
・シラー 40%
シラーは除梗せず全房で、カベソーは除梗しますが破砕はぜず、天然酵母で畑のロット毎に別々に発酵させたんだそうです。発酵後に1週間前後の発酵後浸漬を行い濃厚で飲み応えのある力強いフレーバーを引き出しているんだそうで。樽はありません。

もうひとつわかったのが、ラベルに写った Charles Bieler さんと Charles Smith さんのバックの星条旗の壁がどこかなのかということです。Walla Walla の北に位置する Waitsburg の町にある第35米国在郷軍人会(American Legion Post No.35)の建物の壁でした。早速行ってみました。
CandC01
なるほど、このワインの名前「Post No.35 Blend」の意味がわかりました。いや、もうひとつ意味としてはモヤモヤしていますが…。(笑)


さて、いつものようにコロンビア・ヴァレーをGoogle Map上でおさらいです。
CandC00
Walla Walla Valley、Waitsburgって見つかりましたか? 裏ラベルには今日の作り手の所在は Benton City となっていましたが、こちらはコロンビア川沿いのリッチランド(Richland)という町の近く、Red Mountain AVA の辺りになります。

いつものわかりやすい地図(PDF完全版はここ)も貼っておきます。
Wash01
また、ワシントン州のワイン公式サイトというのもあるのでご参考まで。


ラベル平面化画像。
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ヒッピーのようなファンキーなおっさん二人です。ラベルデザインもファンキーです。(笑)


さあ、抜栓。
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コルク平面化。
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なんと、繰り返し「ワシントン」と書かれているだけ。ファンキー…。

Alc.13.9%。(pH:4.64、Brix:7.0)
ガーネット。
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ブラックベリー、カシス、プラム。
辛口アタック。
タンニンの渋味が最初から特徴的です。
味の厚みは充分ですね。
奥に酸と甘みのニュアンスを備えながら、苦味様の複雑さが構造感を演出しています。
シラー多目って感じの味です。シラー全房ですもんね。
余韻も渋み強めながら優雅に続きます。

なんだかんだ言って、正体不明のワインでしたが(笑)、
また「コロンビア・ヴァレーのカベソーはハズレがない」が証明されました。


*****


Charles & Charles
Cabernet Sauvignon Syrah 2017
Post No.35 Blend Columbia Valley
RRWポイント 93点


Napa Highlands Cabernet Sauvignon 2016 Napa Valley

なかなか良さげな雰囲気を醸し出すナパ・ハイランズのカベソー。4000円ほどの微妙な値付けでしたが割引で買っておいたものです。評判を検索すると、「評価の高いオークヴィルとヨントヴィルのブドウを使用」とし、「オーパス・ワンから南に道を挟み広がる畑とドミナスの近くにある畑」なんて解説もあります。極めつけは「ホンマでっか!?TV で明石家さんまさんがオススメしたワイン」なんだそうで。なんだか嫌な予感がします…。(笑)

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作り手は「Napa Highlands Vineyards & Winery」となっていますが、ちょっと調べても正体不明です。裏ラベルには住所はなく、URL(www.napahighlands.com)にアクセスしてもウェブサイトはありません。ナパ・ヴァレー公式サイトで検索してもそんなワイナリーはヒットしません。

ネット情報の説明では『ナパ・ハイランズはナパ・ヴァレーの葡萄栽培農家と密接な関係を築き、ナパ・ヴァレーのカベルネソーヴィニヨンらしさを生み出すべく、非常に評価の高い中心的な二つの地区であるオークヴィルとヨントヴィルの葡萄をブレンドしています。オークヴィルはオーパス・ワンから南に道を挟み広がる畑です。畑の名前は公表されていません。ヨントヴィルの畑は地区の北にあり、オークヴィルの南端と接します。ここにある有名なドミナス・エステートの近くにある畑の葡萄を使用しています。』となっており、これを頼りにナパヴァレー、オークヴィルの地図を見てみます。
Oakville01
オーパス・ワンの畑の道を隔てた南側というのは、前に試したフランシスカンと「Napa Wine Co.」の畑になっているようです。

「Napa Wine Co.」というのをググってみました。これがそこの公式サイト

するとここはカスタム・クラッシュCustom Crush)をやっていると書いてます。カスタム・クラッシュとは、ワイナリーや畑を持たない作り手が、(買い)ブドウを持ち込んでワイン造りの設備(プレス、醸造、熟成、瓶詰め)を借りてワインを作るシステムです。
どうやらこれが怪しそうですね。カリフォルニアは有名ワインでも実態はカスタム・クラッシュっていうのがありますからね。以前試したテキストブックなんてのもそうでした。

と、自分的には結論付けて、日本のインポーターサイト(中川ワイン)から情報を見ます。
・カベソー 90%
・プチヴェルド 10%
フレンチとアメリカンのオーク樽混合で20ヶ月の熟成だそうです。


ラベル平面化画像。
IMG_3855
雰囲気は立派なんですが、所在情報が全くなし。URLは繋がらず。そうなると、メアドが Gmail っていうのが笑えます。


さあ、抜栓。
IMG_4577
なんと、コルクが完全無印。こんなの初めてかも。当然平面化はしません。

Alc.14%。(pH:4.17、Brix:7.7)
濃い濃いガーネット。
IMG_4578

ブラックベリー、ブラックチェリー、濡れ木、スパイス。
辛口アタック。
若干甘みを感じますが味の厚みは貫禄級。
構造感を感じさせるエキスって感じです。
タンニンもとってもシルキー。
喉越しから余韻でちょっと酸味を確認。
これが原因か後味にも甘みが残ります。
ちょっと「ナパ甘症候群」再発かと不安になりますが、
ワイン自体はとってもおいしいです。

カスタム・クラッシュでも当然おいしいワインはあるってことですね。
オーパス・ワンに迫るかというと、それはないですが。(笑)


*****


Napa Highlands
Cabernet Sauvignon 2016
Napa Valley
RRWポイント 92点


Radacini Blanc de Cabernet 2019

モルドバの白ワインです。でも黒ブドウであるカベルネ・ソーヴィニヨンから作る白ワインだそうで。スーパーで見つけてずっと気になってました。色モノのような気もしますが(笑)、1000円以下でしたし本日お試しと相成りました。以前、ロワールのカベルネ・フランの白ワインを試したことがありますが、こういうのって得てして結構おいしい場合が多いです。はてさて、モルドバのカベソー白ワインは?

IMG_4590
ラダチーニのワインは結構あちこちで見かけます。ラダチーニは1998年創業と割と新しいんですが、所有畑はモルドバ中に1000haにも及ぶという大手メーカーになっているようです。まあ、モルドバ共和国自体が1991年にソ連崩壊と共に独立した若い国ですからね。

公式ページはこれですが、シンプル&あっさりという作り。

ワイン情報もちゃんとありますがあっさり。ラインアップもフェテアスカ・アルバやフェテアスカ・ネアグラといったローカル品種ではなくポピュラーな国際品種ばかりのようです。
・カベソー 100%
当然ながら色素のある果皮とのコンタクトを断って白ワインに仕上げます。インポーターの情報ではステンレスタンクで発酵、3ヶ月間の熟成。

ワイナリー訪問しようとしましたが、拠点も多いわ、公式ページの住所に辿り着けないわで難儀しました。まずもってストビューもこの国にはなさそうですからいつもの訪問は無理ですね。
Radacini03
この写真は公式facebookページから拝借しました。そこにもワイナリーずばりの写真が上がっておらず、こんなのを貼りました。おそらくごっつい工場みたいなところだと想像します。


今日のカベソーの産地はシュテファン・ヴォダ(Ștefan Vodă)というモルドバの南東部分に位置するところです。モルドバ自体の位置関係と共に4つある産地(IGP)を確認しましょう。
Radacini02
シュテファン・ヴォダの畑では、カベソー、シャルドネ、ピノ・グリージョの他、Feteasca Neagra、Feteasca Alba、Feteasca Regala といった土着品種も栽培しているそうですが、ラインアップにはないんですよね。
長らくルーマニアと同一視していてノーマークでしたが、モルドバ自体の産地ごとの特性もあるようで、今後もチャンスがあれば深掘りしないといけませんね。


ラベル平面化画像。
IMG_4562
「Blanc de Cabernet」というネーミングはいいですね。もっとも「Blanc de Franc」の方が語呂が良く粋でしたけどね。

ネックにはこんなPOPが付いていました。
IMG_4585
サクラアワードのダイヤモンドトロフィー賞っていいんだかどうだか。


さあ、スクリュー回転。
IMG_4587
印刷ですが一応名前入り。

Alc.13%。(pH:4.26、Brix:6.4)
薄い薄い元がカベソーとは思えないイエロー。細かいですが粘性の涙がハッキリ。
IMG_4588

赤ベリーの香りがします!
かと思うとライムの香りとハチミツの甘い感じも。
辛口アタック。
きれいな酸とかすかな甘みがいい具合に絡み合います。
タンニン分ではないかもですが、
苦味様の何かによって複雑味までも感じました。

白ワインとしても充分上のレベルだと思います。
やはり、ただの色モノワインとは違いそうです。


*****


Radacini
Blanc de Cabernet 2019
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Château Smith Haut Lafitte Le Petit Haut Lafitte 2017

グラーヴの格付けシャトー、シャトー・スミス・オー・ラフィットですが、そのセカンドワインのル・プティ・オー・ラフィットをお試しです。1953年のグラ―ヴの格付けでは赤のみで選ばれたシャトーでしたが、現オーナーによって品質は激変し、最近は赤・白ともぺサック・レオニャンで最高レベルのワインと評価されているようです。

IMG_4561
シャトー自体は1365年にさかのぼる長い歴史がありますが、1720年にスコットランド人のジョージ・スミス氏がこのシャトーを購入し、イギリスへの輸出の成功もあって名声を確立します。シャトー名もオーナーに因んだ「スミス・オー・ラフィット」になったのがこの頃です。
グラーヴの格付けがなされたあと、1958年にはルイ・エシェノエ(Louis Eschernauer)社がオーナーとなり、地下に2000樽が収容できる大規模セラーを作るなどの大きな投資を行います。
HavtLafitte03
ただし、1990年にここを取得した現オーナー、ダニエルとフロランスのカティアール夫妻(Florence & Daniel Cathiard)が手腕を振るうまではあまりいい結果は出ていなかったようです。夫妻は新たな投資を行うと同時に、収穫を手摘みに戻す、選別をより厳しくするなどの取組みを行い、目覚ましく品質を向上させました。2009年にはなんとパーカーおじさんの100点をもらっちゃいます。

公式ページはやはり一流の雰囲気、作りになっていますね。

セカンドワインは「Les Hauts de Smith」というのが元々あり、今日の「Le Petit Haut Lafitte」が後から(2010~?)加わってダブルセカンドとなっているようです。公式ページではル・プティ~の方が先載ってますし。また、ル・プティ~には、ファーストやレ・オー・ド・スミスのようにカベフラやプチヴェルドがブレンドされないようで、これで差別化して個性を出してるようですね。はい、これが今日のワインのセパージュ。
・カベソー 60%
・メルロー 40%
データシートは残念ながら2017年のがないんですが、ネット情報では新樽率20%で14ヶ月の熟成をするようです。


シャトー訪問。レオニャン(Léognan)の東、マルティヤック(Martillac)にあります。
HavtLafitte01
敷地も大きく不思議な佇まいの建物です。この地下にあのバカ広いセラーがあるんですね。

公式ページにこんな上空写真が載ってました。
HavtLafitte02
色の着いてるところが所有畑でしょうか。説明がないのでわかりません。しかし、ドローンを飛ばしてブドウの品質の良し悪しを上空から分析するシステムを使っているそうで、その分析写真なのかもしれません。伝統的な方法にこだわったり、最新技術を使ったり、なかなか面白いシャトーです。それが昨今の評価に表れてるんでしょうね。


恒例のグラーヴ格付けシャトー地図。グラーヴについては試したシャトーに丸印を追記していってます。シャトー・スミス・オー・ラフィットにも黄色い丸をつけました。ご確認を。
HavtLafitte

以下に、グラーヴ格付けシャトーの一覧を記します。
1953年に最初の格付けが行われ、1959年に修正、全16シャトーが認定されています。

<赤>のみ:7シャトー
・シャトー・オー・ブリオン(Ch. Haut-Brion)<Pessac>[メドック第1級]
・シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン(Ch. La Mission-Haut-Brion)<Talence>
・シャトー・パプ・クレマン(Ch. Pape-Clément)<Pessac>
・シャトー・ド・フューザル(Ch. de Fieuzal)<Léognan>
シャトー・スミス・オー・ラフィットCh. Smith-Haut-Lafite)<Martillac>
・シャトー・オー・バイィ(Ch. Haut-Bailly)<Léognan>
・シャトー・ラトゥール・オー・ブリオン(Ch. La Tour-Haut-Brion)<Talence>
 (※2005年にラ・ミッション・オー・ブリオンに統合)

<赤・白>両方:6シャトー
・ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(Domaine de Chevalier)<Léognan>
・シャトー・ラトゥール・マルティヤック(Ch. Latour-Martillac)<Martillac>
・シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール(Ch. Malartic-Lagravière)<Léognan>
・シャトー・カルボニュー(Ch. Carbonnieux)<Léognan>
・シャトー・ブスコー(Ch. Bouscaut)<Cadaujac>
・シャトー・オリヴィエ(Ch. Olivier)<Léognan>

<白>のみ:3シャトー
・シャトー・クーアン(Ch. Couhins)<Villenave-d’Ornon>
・シャトー・クーアン・リュルトン(Ch. Couhins-Lurton)<Villenave-d’Ornon>
・シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン(Ch. Laville-Haut-Brion)<Talence>
 (※2009年からラ・ミッション・オー・ブリオン・ブランとしてリリース)


エチケット平面化画像。
IMG_4397
QRコードで真贋確認サイトにつながるようですが、今ひとつ使い方よくわからず。


さあ、抜栓。
IMG_4556
キャップシール、エンボスの模様がカッコいいです。

コルク平面化。
IMG_4557
「Le Petit」とだけですが、ミレジムもしっかり入ってます。

Alc.13.5%。(pH:4.41、Brix:7.0)
濃いインキーなガーネット。粘性の涙は細かくて色つき。
IMG_4559

香り立つブラックベリー、ブラックチェリー、シダ、森の下草。
辛口アタック。
構造感しっかりしてますよ。
シルキーなタンニンに包まれた、
舌触りもビロードのようなテクスチャーがあります。
酸味もあるのに気づきますが、いいフレッシュネスになってます。
余韻は若干尻すぼみなきらいがあるんですが、
全体的な感じは相当レベル高いと思われます。

パーカーおじさんは2017のこれに90点をつけていますが、
その前後の、2016に93点、2018に92点と、かなりの高評価。(笑)


*****


Châteav Smith Havt Lafitte
Le Petit Havt Lafitte 2017
RRWポイント 94点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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