Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

ひとり言

ポムロールの有名シャトー訪問

昨秋、念願のブルゴーニュ、
グランクリュ街道テイスティング・ツアーに行ったのは、
過去ログでお伝えしているとおりです。
このブログのタイトル画像は、
その時撮ったロマネコンティの神々しい畑です。

やはり、テロワールを想像しながらワインを楽しむなら、
その畑に行ってみたいものです。

さて、今日は、
ボルドーはポムロールの有名シャトーを訪問してみました。


PetrusSV


これは、泣く子も黙る超高価な「ペトリュス」のシャトーですな。
もうおわかりですね。
例によって、Googleのストリート・ビューでの訪問です。(笑)
でも、行けるはずのないシャトーや畑を目の前に見られるというのは、
実はすごいことです。
ほぼ世界中の有名シャトーやワイナリーの畑なんかをいろんな角度で見られます。


PetrusSV2


これは、ペトリュスの建物の先へ何クリックか進んで、
シャトーの裏手にあるブドウ畑をのぞいてみたものです。
「へ~、畑はこんな感じなんだ。」とか、
「建物も新築っぽいから、相当儲かってるんだな。」とか、
いろんなことがわかります。(笑)


今度は、同じポムロールの、これも有名シャトー、
「ル・パン」に行ってみましょう。


LePinSV


超高名なワインですが、シャトーは農家の納屋のようです。
非常に粗末なところと本では読みましたが、本当でした。

建物の前にある木は松の木で、
「Le Pin」の名前はこの木に因んで名づけられています。
そんな話も、実際行ってきたかのように確認できますね。

さて、もう一軒行ってみましょう。
ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトがポムロールに所有するという、
「シャトー・レヴァンジル」です。


LevangileSV


さすがにここは立派な建物ですね。
それでもボルドー左岸、メドックのシャトー群からすれば、
まだまだ小さいもんですが。

写真の左上を見ると、
ストリート・ビューが撮影されたのが2010年9月というのがわかります。
たまたま収穫の時期だったんでしょう、
建物の前では仕込みが始まっているようです。
もう少し近づいてみましょう。(こんなこともできる!)


LevangileSV2


いやいや、こんなところまで見られるなんてラッキー。
やはり今時、随分機械化されているような感じです。

さてさて、
こんな具合に、サンテミリオンやメドック、
いやはやコート・デュ・ローヌやプロヴァンスも行けますね。
もちろん、ナパやソノマ・ヴァレー、チリ、オーストラリア、
何でも来いですね。

これからワインを抜栓するときは、
必ずストリート・ビューでそのワイナリーを訪れるというのはいいかもしれません。


マルシンステーキ(2)

以前、「マルシンステーキ」という、
ステーキの代替アイデアのマリアージュを紹介しました。
超お手軽ではあるのですが、「ステーキの代替」はちょっと盛り過ぎですね。(笑)

今日はその続編というか、朗報です!
なんとマルシンステーキの正体であるマルシンハンバーグに新製品です。


marushin2


どうです。
肉にこだわった「贅沢仕立て」と、
ワインに合うチーズをちりばめた「3種のチーズ入り」。
これはたぶん、
僕がマルシンハンバーグをワインとマリアージュさせている記事を、
マルシンフーズのどなたかが見ていただいたんじゃないかと。(笑)

早速どちらも試してみました。
どちらもおいしいです。
しかしながら、
もともとはあまり味の主張をしないマルシンハンバーグを
A1ステーキソースでごまかすのがミソでしたので、
ハンバーグがおいしくなると、それはそれでうれしいようで、
実はハンバーグ感が勝ってしまうんですよね。
逆にステーキソースなしでそのまま合わすのがいいかもですね。


Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」ではない。

「Grand Vin」という言葉があります。フランス語で「グラン・ヴァン」と読み、「偉大なワイン」と訳されています。英語では「Great Wine」と言ってますね。

明確な定義はないようですが、有名一流シャトーから無名の安ワインまで多用している表現のようです。しかし、やはりボルドーの5大シャトーのラベルなんかは堂々としたもんですね。


GranVin


本物の高級ワインを「偉大なワイン」と言われると、妙にありがたく感じるものですね。

しかしながら、「偉大なワイン」は非常に高価であることが多いです。本来、飲んで楽しむはずのワインが、とても手が出ないお値段になっていることはよくあります。いくら偉大でも口にすることができなければあまり意味がありません。


CHMX-2


このブログで、僕はちょくちょく「偉いワイン」という言葉を使ってます。これは「偉大なワイン」とは違う意味で使ってまして、たいてい「お手頃価格なのにめっぽうおいしい」という場合に使います。おいしいんだけど、おいそれとこの値段は出せないというような場合は、「これは偉いワインではない。」となります。

偉いワイン」と呼ぶには、Value for Moneyのバランスが大切ですが、「そこそこうまいし、この値段なら文句は言えないな」的な妥協の産物ではいけません。(僕基準で)「かなりいけてるうまさ」が最重要なのです。・・・値段は安いに越したことはありませんが。(笑)

結局、このブログの目的も、毎日とっかえひっかえワインを試すのも、この「偉いワイン」に巡り合うためなんですね。


ワインの表現について(2)

以前に、ワインの表現が難しいと書きました。
そんな匂いはぜんぜんしないのに、
なんでテイスティングノートには、
誇らしげにフランボワーズだとか、
ブラックベリーとか書けるんだろうと常々疑問でした。

しかしながら、
自分もブログ上である程度表現しないと、
記録としてもあんまり意味がないな~と思い始め、
ちょっとテイスティングの自主学習をしてみました。

と言っても、WEBで解説記事を読んだり、
Amazonでテイスティング関連の書籍を中古で
(なんと、1円とか100円とかでいっぱい出てます。)
買いあさって読んでみただけですが。

そうすると、おぼろげながら悟ってきました。
特に赤ワインの香りを表現するベリー系の表現は、
ある意味、分かる人同士の記号のようなものであって、
「この系の匂いはみんなでカシスと言いましょう。」的な、
みんなのコンセンサスの上に成り立っているんだな~ということです。

だとしても、
「この品種からよく発せられるこの香りはダークチェリーと言うんだ。」
というようなことは学習していかないといけません。
結局、いっぱい飲んで経験値を上げないといけないようです。(笑)
ただ今までのように漫然と飲むだけではなく、
「これはこの香り」というように意識的に関連付けをする習慣が必要です。
しかたがないので、訓練用に飲みまくりましょうか。(笑)

そして、まず着手したのがベリー系の香りを知ることです。
機械的にベリーの名前とワインを関連付けて覚えてもいいんでしょうが、
(おそらく当のベリーの匂いを知らない人たちはこうしているはず。)
そもそもそのベリーの匂いを知りたいという欲求がわいてきました。


FullSizeRender


ブルーベリーはポピュラーなので何でもござれで売ってます。
(逆によく知ってる匂いなので確認の必要はなかったのですが。)
ラズベリーのジャムを入手するのは手こずりました。(そして高かった。)
カシスやブラックカラントのジャムはわりとスーパーなんかでも置いてます。
輸入食材店でもなかなかなかったのが、なんとブラックベリー。
結局、茨城県産のブラックベリージャムを通販でゲット。
世の皆さんは、絶対普段からブラックベリーの香りなんかご存知ないと、
これで確信しました。
ダークチェリーのジャムは、
ヨーロッパ出張のホテルの朝食で置いていたものを失敬してきました。

写真後ろのHARIBOは激マズと言われるリコリス味のお菓子です。
これもヨーロッパでゲット。
でもなんのことはない、要は僕の嫌いなアニスの匂いでした。
「リコリスのアロマが…」なんて言えるとカッコいいかなと思ったもので。
(笑)

しかし、アニス臭のワインなんて出会ったことがないけどな~。


マルシンステーキ

赤ワインはやはりお肉と合わせるのがいいですよね。
リブロースのステーキなんかが最高ですが、
そうそうステーキばっかり食べてられません。

そこで、僕が開発したのが、
ステーキ的に食べられるお手軽お肉モノです。
まだネーミングはないですが、
仮にマルシンステーキとしておきましょう。


IMG_4238


残念なビジュアルですが(笑)、気にしない。
そして仮名と写真でだいたい想像がつくでしょう。

マルシンハンバーグそのものです。

両面2分づつフライパンで焼くだけというお手軽調理。
そこに僕はステーキソースをたっぷりとつけます。

マルシンハンバーグはたいした味がないので、
ステーキソースを塗ればステーキソースの味が勝つのです。
何とすごいアイデアでしょう。
これがなかなかのマリアージュになるのです。

あ、でも期待して試さないでくださいね。
正直自分でも微妙なマリアージュだと思ってますので。
あくまでステーキがない時の緊急用ということで…。


トマト・チキン

ガーリックが入ったオリーブオイルで作ったミートソースパスタが、
お家で出てくる料理の中ではかなりのお気に入りで、
タバスコをガンガンかけて極辛にすると、
これがチリカルのような重口のワインによく合うんです。

ただ、最近は炭水化物を制限していることもあって、
もっと手軽にこの味が食べられないかと考えた結果、
いつものごとく「鶏」をパスタの代わりに投入。


TomatoDori


スペインの小皿料理のタパスのごとく、
ちょいちょいつまみながらワインをごくり。
最高なんですね。

マッシュルームや玉ねぎなんかも入っています。
粉チーズやタバスコなんかもかけるのを忘れずに。

我が家ではこれを「トマトどり」と呼んでいます。
もう少しカッコいい名前を考えなきゃね。(笑)


Brotherhood Winery, America's Oldest

ちょっと遠出をした時に、
リカマンやグランマルシェなどワインを置いているお店をのぞきます。
近所にも同じ店があるのですが、結構店によって充実度が違います。
たいてい、遠出をしたほうがすごい品揃えを発見します。
今日もボルドーの格付けワインとそのセカンドラベルが勢揃いしてる、
壮観なお店がありました。
残念ながらうちの近所は同じチェーン店でも貧相なようです。

これは遠出のリカマンで見つけたのですが、
何やら見たことのあるラベルだなとよく見ると、
アメリカで見学に行ったことのあるニューヨークのワイナリーです。


IMG_4208


Brotherhood Wineryといって、ニューヨーク州ハドソン川の近くにある
「アメリカで最初のワイナリー」というのを売りにしているところです。

こんなのが日本で売ってるんだとたいそう驚きました。

アメリカ東海岸のテロワールなんてたいしたことないと、
当時も買って飲んでみることもなく、そして今回もスルーしました。(笑)

いったいどれほどの味か興味はありますので、
ネタが尽きたら魔が差して試してみるかもしれません。


以下は、写真ブログに同じワイナリーのことを書いた時のリンクです。

Brotherhood Winery, America's Oldest


チキン・アヒージョ

「ワインはテロワールであり、
ワインはマリアージュである。」

これはかの有名な僕の名言ですが、(笑)
ワインと合わせる料理というかツマミというか、
相方が非常に重要なことはもはや常識でしょう。

大好物はリブアイステーキなのではありますが、
日ごろの家飲みではそうそうステーキばかり食べていられません。
よって、いろんなお手軽メニューを新規開発するのです。

最初にご紹介するのはこれ。
「鶏のアヒージョ」とそのままの呼び方をしていますが、
タコやエビではなく鶏肉を使って作っています。
アヒージョの味は好きなんだけど、魚介はちょっと…という、
僕の好き嫌いが開発のきっかけです。(笑)


IMG_4199


最近はスーパーでメニューに合わせた調味料がいろいろ売ってます。
たいてい混ぜるだけみたいなお手軽タイプです。
ハウスエスビーなんかから出てますので探してみてください。

調理例はエビなんかで書いてますが、躊躇なくチキンを投入。
マッシュルームとも書いてますが、加えて舞茸なんか入れるとおいしいです。

ニンニクとオリーブオイルが効いてますので、
色味はあっさりしていますが、重い赤ワインでもばっちり合います。


いかがでしょうか?

これからもちょくちょく「独自開発マリアージュ」を紹介していきたいなと思います。
ぜんぜん合わなさそうなのに結構いけるみたいな変なのが多いですが…。


Côtes de Nuits / Gevrey-Chambertin (追憶のブルゴーニュ)

写真サイトの方にはさんざん上げているブルゴーニュ・ワイン探求の旅ですが、
やはりワインですから、こっちの方にももう少し写真を追加しておきましょう。


DP3M4212


写真サイトと同じくオリジナル解像度の画像をリンクしておきます。
クリックでご覧ください。


DP3M4218


やはり、超一流のピノ・ノワール畑は気品がありますね。
チリのセントラル・ヴァレーやカサブランカ・ヴァレーを訪れた時以来の、
圧倒的なテロワールを感じる感動的な旅でした。


DP1M0521


収穫直前のブドウの実がたわわになっている光景は、
訪れるタイミングも合わないと出会えませんから、
今回は非常にラッキーでありました。


DP1M0520


ガイドのジェレミーさんは「まだ早いのに」と首をかしげていましたが、
ロマネ・コンティに向かう途中の畑では収穫が始まっていました。


DP3M4217


収穫風景も見られて、僕はこれまたラッキーなんですが。
ボルドーだと複数の品種があって、微妙に収穫時期が変わりますが、
ブルゴーニュはピノ・ノワール一本ですから、
収穫となれば一斉にやらないといけないはずです。


DP3M4219


まあ、ガイドもわからない事情のようですから、
気にしないでおきましょう。


DP3M4228


とにかく、今日はピノが飲みたい気分になってきました!


ワインの表現について

このブログを書き始めて、ちょっと困ったことがありました。
それは飲んだワインの特徴をうまく表現する方法です。
まあ、一人で飲む分には「おいしい」「うまい」で事足りてますし、
人に伝える必要があまりなかったですからね。(笑)


IMG_0335


自分はソムリエでもありませんし、
巷のワイン評で見かける小洒落た表現を正直理解していませんでした。

特に香りの表現で、
チェリーはいいとして、カシスやブラックベリーなんかを
皆さん普段から食しておられるのだろうかと常々疑問を持っていました。
(チェリーも洋モノは日本人の想像しているものとは違いますし…)
ラズベリーなんかは、アメリカじゃお菓子類のフレーバーでは
チェリーと並んで代表格でしたので自分は好きですが、
日本じゃラズベリー(味)なんてほとんど見かけません。
ましてや、フランボワーズなんてフランス語でおっしゃる方は
どれだけラズベリーの香りに精通しておられるのでしょうか。
あとは、バラやスミレに始まり、コショウ、シナモン、ナツメグ。
バニラやコーヒー、チョコレート。
そんな独得な香りの強いものに例えらえるような強力な匂いの
ワインに出会ったことはないのでうまく例えられるわけないんですよね。

次に味ですが、
大抵が重口のフルボディーのものを選んで飲んでいますので、
「甘味」を論じることはあまりないと思います。
「酸味」はわかっていたつもりでしたが、心地よい酸味があることを
ブルゴーニュのテイスティングツアーのピノ・ノワールで再認識しました。

「渋み」、これですよね、問題は。
「タンニン」と言ってしまえばそれまでですが、
これも心地よい(ほどよい)渋みと、刺すような嫌な渋みがあります。
後者を「きぶい」と関西では言うのですが、
ネガティブなタンニンの評価に積極的に使っていこうと思います。
できれば日本のワイン通の間で流行らせたいワードです。(笑)
でも「タンニン」の風味は本当に奥深いです。
タンニンの語源となった「タナ」種のワイン飲み比べをしたのも、
このタンニンなるものの追求です。


タナ-2


「余韻」という要素も大事ですね。
おいしければおいしいほど、後味の残り方で評価は高まります。
おいしいんだけど、味わいがサッと波が引くように消えると、
結果、少々残念という感じになります。


結局は、こういった表現に絶対的指標はなく、
個々人がどこに基準を置くかで評価の表現は変わってくる気はします。
しかしそれでは、このブログとしては記録としての意味が薄れます。

とにかく、少しづつですが、
世に言うテイスティングコメントを会得したいと思っています。
自分メモ用の色合いが濃いブログですので、
あとで自分が見返したときに有用であると思うので…。


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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