Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

マスカットベイリーA

サントネージュ 山梨産マスカット・ベーリーA 2018

コストコで何本か日本ワインが売ってました。その1本のマスカベAをゲット。
普段は手は出さないんですが(笑)、コストコが選ぶ日本ワインというのと、
恐らく中止になるであろう「幻」の東京2020のオフィシャルワインというので、
思わずカゴに投入(笑)。品種的に味は期待していませんが早速抜栓~。


IMG_3135
サントネージュは、1947年(昭和22年)といいますから、戦後まもなくに、
前身となる醸造所ができたそうです。1972年(昭和47年)には社名を、
フランス語で「聖なる雪」の意味のサントネージュ(Sainte Neige)にします。
名前にも表れてますが、当時から欧州品種を日本でいち早く取り入れたり、
日本のワイン造りの基礎を築く上で大きな役割を果たしてきたそうです。
2002年にアサヒビールグループに入り、同社のワイン事業を担っています。


公式ページはやはりアサヒビールの公式サイト内にあります。

ワイン紹介ページは一応あります…。
・マスカットベイリーA 100%
「山梨県の韮崎地区と八幡地区のブドウをブレンドして、丁寧に醸造しました。」
としか情報なし。醸造や熟成については書かれていません。ちょっとね~。

勝手にマスカベAと略してるマスカットベイリーAですが、まとめを記しておきます。
1927年(昭和2年)新潟県岩の原ワイナリー川上善兵衛氏が作り出した品種です。
新潟が原産の日本固有種ということで、日本のワイン用黒品種では第1位の生産量です。
2010年の「甲州」に次いで、2013年にOIV(国際ブドウ・ワイン機構)に登録され、
国際的なワイン用ブドウ品種として公式に認められているのはご承知の通りです。
SteNeige03
アルファベット表記では「Muscat Bailey A」なのですが、日本語表記となると、
マスカット・ベーリーA、マスカット・ベーリA、マスカット・ベリーA他、
(一番正しい)マスカット・ベイリーAの4表記がOIVに登録されてるそうです。
特に「ベリー」はいかがなものか?と思いますがね。

母方にアメリカ原産の交雑種ベイリー(Bailey)と父方に欧州のマスカット・ハンブルク
(Muscat Humberg)を掛け合わせたものですが、ベイリーがヴィティス・ラブルスカ
(Vitis Labrusca)を含む種間交雑種のため、マスカット・ハンブルクがヴィティス・
ヴィニフェラ(Vitis Vinifera)であるものの、そのフォクシー・フレーバー(Foxy Flavor)
は特徴的です。いわゆるグレープジュースの香りです。ファンタグレープなどは好きですが、
個人的にはワインからこの香りがするのは勘弁してほしいところです。
日本のワインはどれもこの香りがすると、一時期ノイローゼになったくらいです。(笑)

細かいことを言うと、ベイリー自体は4分の1はヴィティス・ヴィニフェラの系統で、
マスカベAの半分がヴィティス・ラブルスカの血筋ではないようです。(参考1参考2
それでもこの香りが強いは、ラブルスカの遺伝って、よっぽどキツイんですね。(笑)

マスカット・ハンブルクはマスカット・オブ・アレキサンドリア(いわゆるマスカット)
とチロル地方原産のスキアヴァ・グロッサ(Schiava Grossa)を交配した品種です。
スキアヴァ・グロッサはドイツのトロリンガーのことでしたね。


もう一つこのワインで気になるのが、「山梨県産」と表記されているものの、
GI Yamanashi」とは書かれていないことです。
「GI」はGeographical Indicationの略で、認定された「地理的表示」のことです。
2013年にワインで初めて「山梨」が認められ、2018年には「北海道」も認定されてます。
最近はちらほらと「GI Yamanashi」と入ったワインが増えてきたので余計気になります。
GI Yamanashi公式サイト国税局の資料でそこらへんの決まりを調べてみます。

山梨産ブドウ100%、指定品種(42種あります)のみ使用、山梨県内で醸造・瓶詰め、
こういった条件はクリアしています。その他細かい条件もありますが、たぶんOK。
唯一怪しいのが、分析値などの審査と官能検査にクリアする必要があるとのことで、
地理的表示「山梨」管理委員会という組織が審査をするそうです。もしかしたら、
これをやってないんでしょうかね。(笑)
「山梨県産」表示は「日本ワイン」をクリアしていれば都道府県名は書けるようです。


山梨のサントネージュを訪問してみましょう。なかなか立派。
SteNeige01
JR山梨市駅のすぐ裏。便利良さそうに聞こえますが都会は甲府の方ですね。(笑)

山梨を俯瞰して見てみましょう。この辺りにサントネージュがあります。
SteNeige02
ワイナリーの密集する勝沼エリアではないですが、県東部になります。


ラベル平面化画像。「日本ワイン」です。
IMG_3021
「東京2020オリンピック・パラリンピックオフィシャルワイン」限定ラベル。
しかし、この微妙な毛筆のワイン名、なんとかならんのか?(笑)


さあ、抜栓。コルク短かっ!
IMG_3132
コルクの印刷もここに見えてるだけなので平面化はしません。

Alc.12.5%。(pH:3.71、Brix:6.3)
クリア感あるルビー。
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やはり、グレープジュースの香り。
フォクシーフレーバーから来ます。(笑)
イチゴ。青い茎っぽさも少し。
だからマスカット「ベリー」なんて言われるんですね。

甘み様の酸が乗った辛口アタック。
風味はやはりジュースっぽいな~。
深みはないんですが、徐々にワインっぽく感じてきました。
というか、ワインっぽく飲めそう。(笑)

今日はカレーに合わせたら、割とOK。
マスカベAとしてはバランスいいと思いました。


*****


サントネージュ
山梨産マスカット・ベーリーA 2018
Saint Neige
Yamanashi Muscat Bailey A 2018
RRWポイント 84点


Yellow Magic Winery Ashid MBA 2018

滋賀県のヒトミワイナリーで長く活躍後、
島之内フジマル醸造所でワインを醸した岩谷澄人さんご自身が、
山形県に構えたイエローマジックワイナリーだそうで。
ショップのメーリングリストでそんな情報が入ってきたので、
久しぶりのマスカベAをゲットしてみました。


IMG_7173
公式ページを見ると、「YellowMagicWineryは山形南陽市赤湯に
2019年秋に開設予定のワイナリーです。」と書かれています。
2018年は委託醸造として約10000本を製造とあります。

今日のマスカベAは、滋賀産「Muscat Bailey A」100%だそうで。
製造本数:1017本。これはその内の1本ってことですね。
詳しくはこのページに。


ラベル平面化画像。
IMG_7171


さて、抜栓。
なんとキャップシールなしです。
なんとなく衛生面が気になります。(笑)
Alc.10%。低っ!
クリアな赤紫、ローズピンク系も。
赤ベリー。
マスカベA特有のキャンディ香も感じますが強くはないです。
軽口アタック。
酸味は目立ちますが味わいはありますね。
舌触りに微炭酸をかすかに感じます。
ミルフィーユ鍋にはすごく合ったので、
あっさり和食のお供にはいいかもです。
マスカベAとしては飲みやすくていいと思いました。
バランスもなかなかいい。


*****


Yellow Magic Winery Ashid MBA 2018
RRWポイント 83点


琵琶湖ワイナリー 浅柄野 マスカットベーリA 2016

マスカット・ベイリーAは国産の国際品種ということで、
愛国心から(笑)以前はよく飲んでましたが、
やはり味気ない風味についつい遠ざかってしまいます。
でも、地元のワイナリーにフラっと立ち寄ると、
ついつい買ってしまうんですよね~。


IMG_6259


実は同じところの「樽熟」なるマスカベAを以前いただいているのですが、
今日のは同じミレジムながら「樽熟」なしのちょっと下のやつです。

公式ページは太田酒造です。
ワインページはその中のリンクをたどりましょう。

近江湖南アルプスの麓に広がるなだらかな丘陵地にあって、
ヨーロッパの自然に似て欧州系の品種がよく育つそうです。
(公式ページの説明より)
実際、広大なブドウ畑はいつ行っても見ごたえがあります。
ただ、欧州のような垣根づくりではなく日本式の棚づくりなので、
ちょっと雰囲気は違うんですけどね。(笑)

今回はワイナリーの写真も撮ってきました。
IMG_6078

たまたまか人けもなく閑散とした雰囲気でしたが。
IMG_6079
施設自体はモダンでかっこいいですね。

場所は滋賀県、琵琶湖の南、栗東(りっとう)市の山間です。
BIWA01
こうして見ると、わが故郷滋賀県も名醸地に見えますね。(笑)


日本ワインも貫禄あるラベルが多くなってきましたね。
IMG_6115
「AOC浅柄野」です。(笑)

しかし、ここは「ベーリ」表記ですね。
英語は「Baily」ですから「ベイリー」としてほしいもんです。
国際ブドウ・ワイン機構(OIV))には、
・マスカット・ベーリーA
・マスカット・ベイリーA
・マスカット・ベーリA
・マスカット・ベリーA
という4種類の名称で品種登録されているそうで、
逆にこれが表記統一されない原因なわけですね。トホホ。
いくらなんでも「ベリー」はイカンと思います。Berryじゃないんだから。


さて、いただきましょう。
ジュースのようなスクリューキャップです。
Alc.12%。
クリアなルビー、透け透けです。
フランボワーズ、イチゴ、
キャンディ感はないかな…いやありました。(笑)
フレッシュな酸味はソフトなので邪魔しません。
熟成感からくるような旨味を感じますね。
裏ラベルに書いてある「遅摘み」のおかげでしょうか。
極辛口とまではいいませんが、甘アマしてなくていいです。
マスカベAにしては十分楽しめました。


*****


琵琶湖ワイナリー 浅柄野 マスカットベーリA 2016
RRWポイント 83点


さぬきワイナリー 瀬戸の月光 NV

香川にうどんを食べに行ったついでに、
さぬきワイナリーの「瀬戸の月光」なるワインをゲット。
このワイナリーは四国で最初のワイナリーだそうで。


IMG_5810


ワイナリーに直接行ったわけではないので、
どんなところか公式ページを見てみます。
瀬戸内海に突き出た大串半島の丘の上にあるという、
非常に見晴らしのいい好立地なワイナリーらしいです。

Google Mapで行ってみましょう。
Sanuki01
なるほど。建物も立派です。
瀬戸の海との組み合わせが美しいです。

Google Map訪問は海外のワイナリー対応の必殺技ですが、
日本のワイナリーでも使ってしまいましたね。
今度またうどんを食べに行った際はここも寄ってみよう!


さて、このワインですがノンヴィンテージですね。
IMG_5809
日本の日常用ワインはNVが多いです。困りますね。
商品ページを見ても、
香川県産のマスカットベイリーA主体としかわかりません。
ライトなボディでフルーティーに仕上げてるんですって。

さて、抜栓。
Alc.11%。
透明感のある赤紫。
ラズベリー、プラム。
甘い香りですがお菓子っぽくないです。
甘みも酸味も穏やか...って辛口って書いてありました。(笑)
少し時間が経つと、
ノリの佃煮のような...変な香りがフッと出てきました。
ちょっと気持ち悪い香りです。

マスカベAの軽い味、軽い後味ですが、
今まで飲んだ中ではまだ飲める方です。
最後の変な香りがとても残念。


*****


さぬきワイナリー 瀬戸の月光 NV
RRWポイント 84点


サッポロ ポレール 岡山マスカットベーリーA ロゼ

ちょっと足を延ばして岡山のサッポロビールのワイナリーに行ってきました。
メルローとカベソーブレンドの赤も買ったのですが、
今日はマスカットベイリーAのロゼを抜栓。
まずは、岡山収穫のマスカベAをいただかないとね。


SapproMBA


エチケットのワイナリーの絵がカッコいいでしょう?
このワイナリーそのままです。


Sappro


なかなかでしょう?
日本では家族経営みたいなワイナリーも頑張ってますが、
こういう大手はやはり施設が素晴らしい。


IMG_4446


ここも見学コースを見ただけですが、なかなかのもんです。
志さえあれば絶対世界の銘醸ワインに比するものができるはずです。


IMG_4448


ぜひとも頑張ってほしいものですね。

さて、マスカットベーリーAですが、
この品種の性格から通常の赤ワインはどうもデザート感が強くなります。
となれば、きっとロゼなんかの方がうまくいくはず。
よって、このロゼは楽しみなわけです。

Alc.11%。ノンヴィンテージというのがちょっと不安を誘いますが。
色はオレンジっぽい濃いめのピンク。
ラズベリーが香ります。キャンディーはあまり来ません。
微甘。おいしいです。
やはり、ロゼはこの品種にはベストマッチと思います。


*****


Sapporo Wine Polaire OKAYAMA Muscat Baily A Rosé
WWWポイント 80点


マルス山梨ワイナリー / 穂坂マスカット・ベリーA コールド・マセレーション 2015

イオンの格安スーパー、ザ・ビッグにてこのワインを発見。
で、つい衝動買い。ちょっとだけ安かったみたいです。
2018年、一本目は日本ワインといきましょうか。


Mars


日本のワイン王国、山梨には行ってみたいのですが、
なかなかチャンスがありません。
こんなのを飲みながら想いを馳せましょうか。

マスカットベイリーAは正直最高にうまいと思ったことはないのですが、
やはりそこは日本の誇る国際品種。ついつい試してみたくなります。

たいていは果実味ぷんぷんで、スカスカの深みのない残念な味なので、
白ワイン的に和食なんかに合わせて頑張って消費するパターンです。(笑)

が、本品名の「コールド・マセレーション」が気になります。
「日本では低温醸し法と呼ばれ、原料ぶどうを除梗破砕後、
発酵を開始する前にタンク内で数日間低温浸漬し、
その後発酵を行うことで風味成分の抽出を促進させる醸造方法」
だそうで、ピノ・ノワールでよく使われる手法のようです。
何だかよさげです。

本家サイトではヴィンテージごとに詳しい説明があって好感持てますね。
なぜか、2016年のヴィンテージからエチケットデザインが変わり、
「マスカット・ベーリーA」と、「ベリー」から表記が改まっています。
「ベリー」じゃいかんと思ったんでしょうが、
どうせなら、より正しく「ベイリー(Bailey)」にしたらいいのにね。

さあ、飲みましょう。
透明感のあるきれいなルビーです。
いつものマスカットベイリーAみたいに薄くはないです。
香りは、キャンディーです。これはいつも通り。
お味は…おっ? 薄っぺらくない。
フルーティーではありますが、酸味がいい具合に効いてます。
たしかにマスカットベイリーAにしては凝縮感があります。
酸味がちの余韻が続いて悪くないですね。


*****


マルス山梨ワイナリー /
穂坂マスカット・ベーリーA コールド・マセレーション 2015
RRWポイント 84点


琵琶湖ワイナリー / 浅柄野 マスカットベーリーA 樽熟 2016

ちょっと気になっていたワイナリーに行ってきました。
滋賀県にある琵琶湖ワイナリー


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昭和34年からワインづくりを続け、
5年前にはモダンで立派なシャトー(写真上)もかまえています。
畑もなかなか広くていい景色でした。

長野や山梨はじめ東日本にはごまんとワイナリーがあって楽しそうですよね。
関西には数えるほどしかないのでうらやましい限りです。
しかし、丹波ワインやここのような個性的なワイナリーもありますから、
関西だからとめげずにひとつづつ足を運びたいなと思います。

で、買ってきたのがコレ。
カベソーも作っているらしいのですがショップには見当たらず、
ヤマ・ソーヴィニヨンやメルローと迷った末のマスカットベイリーAです。


IMG_4175


ご存知の方はおられましょうが、
マスカットベイリーAはアメリカ系のベイリーと、
欧州系のマスカットハンブルクを掛け合わせた日本固有種で、
国際ブドウ・ワイン機構(OIV)にワイン用ブドウ品種に認定された
日本唯一の黒ブドウ品種であります。
 
正直、
ワインとしてマスカットベイリーAは好みではないのですが(笑)、
国際的に認められた日本固有種ということで、
誇らしさからついつい手を出すことが多いです。

で、お味の方は…
目をつぶれば白かと間違うほどのさわやかな果実味。
酸味か甘味か…酸味ですね、これは。でも清涼感たっぷり。
今日の晩御飯はドリアでしたがホワイトソースとの相性はよかったです。
色もおそらくワイン通の人はルビーやガーネットと評するであろう鮮やかな赤紫です。
今まで飲んだマスカットベイリーAの中では上位の部類ですね。

浅柄野の自社農園収穫のマスカットベーリーAを100%使用とのことで、
6ヶ月樽熟成のひと手間も相まって、
サラッとしがちな品種をほどよいミディアムボディーに仕上げています。


*****


琵琶湖ワイナリー / 浅柄野 マスカットベーリーA 樽熟 2016
RRWポイント 77点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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