Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

ネッビオーロ

Terre da Vino Barolo DOCG 2015

スーパーで売っていたバローロです。最近よく無名のバローロ、バルバレスコがスーパーに置いてあるのでついつい手を出してしまいます。無名といっても、バローロDOCGの規定がありますから、バローロ域内のネッビオーロ 100%をバローロ域内で醸し、合計38ヶ月の熟成(内、木樽で18ヶ月)をしていることは保証されているわけで、最低限の品質は確保されているわけです。で、今日のバローロ、1,780円+税で10%ポイント還元(笑)。自分史上、最安のバローロかも。

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作り手のテッレ・ダ・ヴィーノ社は1980年にピエモンテの農家と生産者組合が母体となって立ち上げられました。トリノ大学のコンサルを受けたり、醸造家、生物学者、農学者らのプロフェッショナルを自ら抱え栽培等のアドバイスを契約農家に行ない、低収量・完熟収穫を徹底し高品質のワインを産みだしてるそうです。現在、2,500人以上の栽培者がおり、畑の総面積は5,000ha以上にもなるそうです。2000年にはセラーをバローロ地区のど真ん中に移し、2,000樽のバリックを空調付きのホールで熟成させるといった近代的な施設を構えています。

公式ページはさすがに立派ですが個々のワイン情報は弱いですかね。

ラインアップはピエモンテの有名DOC/DOCGばかり。高品質を目指してるのがわかります。
・ネッビオーロ 100%
バローロDOCGの規定、合計38ヶ月の熟成、内木樽で18ヶ月は当然クリアでしょうが、このワインはオーク樽で2年熟成となっていますので、規定より半年ほど長くやってるようです。


テッレ・ダ・ヴィーノを訪問します。かなり立派な施設ですね。
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バローロの集落からも車で5分です。写真に見えているのは建物の正面で、木材を使った凝った作りのファサードになっています。醸造施設ほかは後方にかなり大規模に広がっています。

いつものバローロの地図に所在を書き込んでみました。
TerredaVino02
まさに、バローロ・エリアのど真ん中。そこにあんな巨大で近代的な施設を作っちゃったわけですね。そしてそれをお安く提供する。偉いワインならぬ、偉い生産者です。(笑)

バローロのコムーネの地図でズームインして見てみると、ぎりぎりバローロ村内にあります。
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まわりは見渡す限りの銘醸地。メインの建物の最上階には、クライアントの訪問に対応し試飲や会議ができる多機能スペースがあり、ここからは、バローロの壮大な景色が一望にできるそうです。行ってみた~い。


ラベル平面化画像。
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デザインはシンプル過ぎて、バローロの威厳がちょっと感じられないですかね(笑)。


さあ、抜栓。
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無印キャップは致し方なし。

コルク平面化。
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ワイナリーの名前入りノマコルク。

Alc.13.5%。(pH:4.46、Brix:7.5)
エッジレンガ色。わりと透けるガーネットです。
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黒ベリー、イチジク、スパイス、リコリス。
辛口アタック。
酸もいい感じに控えめです。
複雑味ある味わい。
立体感もしっかりと感じます。
すごくいいバランス。有名作り手と見紛います。
やはり、バローロもいいバランスが全てですね。
余韻もぬかりない感じで満足のうちにフィニッシュ。

超お手頃なのにしっかりバローロしていて驚きです。
こだわりの小規模生産者でなくとも、このレベル。
偉い。


*****

Terre da Vino
Barolo DOCG 2015
RRWポイント 93点


Kirkland Signature Barolo 2015

バローロをいただくんですが、コストコのプライベートブランド、カークランド・シグネチャーです(笑)。今までは素通りしていたやつですが、最近キヤンティ・クラッシコリオハを試し、そんなに悪くなかったもので、これも試してみなきゃと相成りました。お値段は2,488円。微妙な感じですが本国アメリカでは$19.99のようですから、ドル建てで見ると安く感じます。(笑)


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問題は作り手です。キヤンティ・クラッシコやリオハは裏ラベルにヒントが書いてあって、生産委託先が判明したんですが、バローロは裏ラベルには全く手掛かりがありません。困ったなと思っていると、ネックに「Simone Tablino」というサインがあります。一か八かでググってみます。
すると、ロレンツォ・タブリーノというアルバにあるワインのコンサルのページがヒットします。この方の息子さんがネックのサインのシモーネ・タブリーノさんで、親子でワインのコンサルをやってるようです。で、重要な発見が、お父様のロレンツォ・タブリーノさんが1969年から2004年までセッラルンガ・ダルバの大手ワイナリー、フォンタナフレッダFontanafredda)で技術者として働いていたことです。そしてさらに、息子のシモーネ・タブリーノさんが2004年から引き継いでフォンタナフレッダで働いてらっしゃる! 現役じゃん。(笑)

すると次々と手掛りが繋がってきます。表ラベルには生産地でしょう「Serralunga d'Alba」とありますし、イラストの建物にも「Villa Reale in Serralunga」とあります。フォンタナフレッダ村(Villaggio Fontanafredda)とも呼ばれるフォンタナフレッダの敷地内へ入ってみます。
FontanafreddaGR01
ビンゴ! ラベルのイラストの建物はこれでしたね。クリソツです。ということで、コストコのバローロはフォンタナフレッダで間違いないという結論になりました。


公式ページにコストコのワインが載ってるわけもありませんが、一応リンクを貼っておきます。

データは不詳ですが、バローロDOCGの規定に沿うとこうです。
・ネッビオーロ 100%
合計38ヶ月の熟成(内木樽で18ヶ月)はやってるってことです。


フォンタナフレッダの公式ページにある周辺の中世風イラスト地図です。
Fontanafredda01
フォンタナフレッダと、セッラルンガ・ダルバ城のあるセッラルンガ・ダルバの町、バローロ村に旗が立ってます。(実際は所有畑の場所を示す旗ですが…。)

なかなか面白い地図なので、Google Mapにイラストと共に転記します。
FontanafreddaGR02
地図の左下にフォンタナフレッド村の拡大写真を入れています。今日のワインのラベルのイラスト「Villa Reale」はここに示したように敷地の奥の方にあります。


ラベル平面化画像。
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ジェームズ・サックリングさん92点のシールあり。


さあ、抜栓。
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超無印。コルクもこの番号だけなので平面化はなしです。

Alc.14%。(pH:4.16、Brix:7.7)
エッジにかけて透けるガーネット。粘性の涙は細かめです。
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辛口アタックの前に酸性のブレット風味が飛び込んできます。
まあ、バローロあるあるかもしれないので、良しとしましょう。
ブラックベリー、アプリコット、鉄、黒鉛。
辛口アタック。
やはり酸がありますが尖ってはいないのでOK。
しなやかなテクスチャーをもつ味は程よい複雑味をたたえています。
喉元に張り付く収斂性は演出として悪くはないです。
ただし、余韻で甘みに気づきながらも、
そのタンニン分がしつこく残る気がします。

値段なりですが十分楽しめるバローロだと思います。
ただし、フォンタナフレッダにしては今ひとつな感じはします。


*****


Kirkland Signature
Barolo 2015
RRWポイント 90点


Caves Cooperatives Donnas Vallée d’Aoste DOC Donnas 2013

何かおもしろいワインはないかと伊勢丹のワイン売り場を物色して発見。ヴァッレ・ダオスタDOC(Valle d’Aosta / Vallée d’Aoste DOC)のサブゾーン、ドナス(Donnas)の名前が入ったワインです。このDOCが、アルプスの名峰に囲まれたイタリア北西のヴァッレ・ダオスタ自治州に当たることや、アオスタというのが州都であることなんかはなんとなく予備知識がありましたが、一番興味を引かれたのが、ブドウがピコテンドロネッビオーロのシノニム)だったことです。


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作り手は、ヴァッレ・ダオスタ州ドナスの町に1971年に創業した、その名も Caves Cooperatives Donnas という協同組合です。80軒の農家が属し、年間平均15万本の生産と規模はそれほど大きくはありません。
ドナス(Donnas)は、ヴァッレ・ダオスタDOC(Valle d’Aosta / Vallée d’Aoste DOC)のサブゾーンになりますが、ドナスを名乗る場合、ネッビオーロを85%以上使わないといけない規定になっています。やはり一番ピエモンテ州に近いエリアだからなのか、古くからネッビオーロを栽培していたらしく、ドナスを代表するブドウということになっているようです。


公式ページは少々古い感じですが、内容はそこそこあります。
Donnas00
今日のワインはフラッグシップなのか真っ先に載ってます。ただ、ワイン情報は裏ラベルの方が詳しかったですが。(笑)
・ピコテンドロ(ネッビオーロ) 85%
・フレイザ、ネイレ 15%
25hlのオークの大樽で、少なくとも12ヶ月間熟成されるそうです。

ネッビオーロはこの地ではピコテンドロ(Picotendro)と呼ばれるようです。
「Pico=小さい」+「Tendro=柔らかい」という語源らしいです。かわいらしい名前ですね。
Nebbiolo01
ピエモンテ州でもクオーネ県以外ではスパンナ(Spanna)と呼んだり、ロンバルディアではキアヴェンナスカ(Chiavennasca)と呼ばれていましたね。

Neyret(ネイレ)と合わせて15%入ってるというのが、このFreisa(フレイザ)。
Freisa01
ピエモンテ州でネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェットに次いでお馴染みのローカル品種です。

Neyret(ネイレ)は色付けのためブレンドされるローカル品種です。
Neyret01
ヴァッレ・ダオスタDOCの、ドナスをはじめとするいくつかのサブリージョンで認められている品種だそうです。


ドナスの町の Caves Cooperatives Donnas を訪問します。ヴァッレ・ダオスタ州、アオスタ渓谷を貫いて流れるドーラ・バルテア川(Fiume Dora Bàltea)沿いにあります。
Donnas01
三角屋根の特徴的な建物です。レストランもやってるようです。周りの山の岩肌も壮観ですね。

ヴァッレ・ダオスタ州を俯瞰した上で、Valle d’Aosta / Vallée d’Aoste DOCとそのサブゾーンを俯瞰します。DOC名でわかるように地域的にイタリア語と共にフランス語も公用語です。
Donnas02
フランスとスイスの国境でモンブランやマッターホルンなどの名峰に囲まれてます。ワイン産地とサブゾーンはドーラ・バルテア川(Fiume Dora Bàltea)沿いに集中していますね。
ここで7つあるサブゾーンをまとめておきます。地図と照らし合わせてみてください。

(Blanc de) Morgex-La Salle(Prié Blancという品種100%の白かスパークリング)
Enfer d'Arvier(Petit Rougeという品種85%以上の赤のみ )
Torrette(Petit Rougeという品種70%以上の赤のみ )
Nus(現地でMalvoisieと呼ばれるPinot Grigio 100%の白、および、Petit Rougeという品種70%以上か、Vien de Nusという品種40%以上の赤のみ)
Chambave(Moscato Bianco 100%の白・甘口白、および、Petit Rougeという品種70%以上の赤のみ)
Arnad-Montjovet(ネッビオーロ70%以上の赤のみ)
Donnas(ネッビオーロ85%以上の赤のみ)--- 今日のワイン。

ヴァッレ・ダオスタDOCは1986年に、それまでにDOCであったDonnaz DOCとEnfer d’Arvier DOCを取り込む形で広域のDOCになっています。しかし、そのサブゾーンは制約がなかなか厳しいですね。


ラベル平面化画像。
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裏ラベル含め全部イタリア語表記ですが、DOC名だけ「Vallée d’Aoste」とフランス語の方を使ってます。何のこだわりでしょうか。裏ラベルにはドナス他、近辺の Bard、Perloz、Pont-Saint-Martinのコミューンの畑からとなっています。情報豊富な裏ラベルとそれを隠さないインポーターシールはいいですね。


さあ、抜栓。
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コルク平面化。
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一応、ワイナリー名は入ってます。

Alc.13%。(pH:4.20、Brix:7.1)
盛大に褐変のガーネット。クリア感あり。粘性の涙は細かいです。
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黒ベリー、カシス、黒オリーブ。
甘い香りに感じたと思うと、鞣し革のようなブレットも。
甘みにも感じるクールな酸味からの辛口アタック。
渋み成分のしっかりしたタンニンが舌上で広がり、
その上に存在感のある味が乗っかってきます。
2013年ですからね、熟成によるうまみが出てる感じです。
先ほどのタンニンにいざなわれた余韻にはうっとりします。

ロンバルディアのキアヴェンナスカもなかなか良かったですが、
ピエモンテ以外のうまいネッビオーロはここにもありましたね。


*****


Caves Cooperatives Donnas
Vallée d’Aoste DOC Donnas 2013
RRWポイント 93点


Bruno Giacosa Nebbiolo d’Alba 2017

バローロ、バルバレスコでなくともネッビオーロ100%のうまうまワインに出会える、ネッビオーロ・ダルバDOCというのは狙い目なんですが、「バローロのロマネ・コンティ」とも称されるブルーノ・ジャコーザともなるとネッビオーロ・ダルバでもお手頃とは言い難いお値段ですね。やまやで何故か安いワインと一緒に並んでいたので思わず手を出してしまいました。(笑)


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バルバレスコDOCGの地域でもあるネイヴェ(Neive)で三世代に渡りワインに携わってきた Bruno Giacosa は、故ブルーノ・ジャコーザさんの名前を蔵の名前に冠しています。1929年生まれのブルーノさんは13歳から祖父の指導でワイン造りに携わり始め、1961年(32歳)に自分の名前を冠したブランド「ブルーノ・ジャコーザ」をリリース。確固たるスタイルを持った高品質なワインは、瞬く間にランゲで最も重要な位置を占めるようになり、その評判はフランスにまで響くようになったそうです。
ブルーノさんは2018年に残念ながら亡くなっていますが、現在は娘のブルーナさんが「伝統派バローロの造り手の代表」としてのブルーノ・ジャコーザを引き継いでいるそうです。


公式ページはこれなんですが…。

トップページのみという残念なものです。ここからピクリとも動きません。(笑)
一応、在りし日のブルーノ・ジャコーザさんのお姿は拝めるようですが…。
BGiacosa01
ガヤ(Gaja)のホームページもこんなのでしたね。バルバレスコの二大巨頭は似た者同士?

仕方がないのでネット情報に頼りましょう。
・ネッビオーロ 100%
ネッビオーロ100%は、Nebbiolo d’Alba DOCの規定ですから間違いないです。このネッビオーロが平均樹齢50年という情報もありました。なかなか素性はよさそうです。
BGiacosa03
同じくDOC規定では熟成は12ヶ月以上とだけ決まっていますが、今日のワインはオークの大樽で10ヶ月、ステンレスタンクで2ヶ月(清澄)、加えてボトル熟成3ヶ月をやってますので、合計15ヶ月で規定クリアです。


ブルーノ・ジャコーザはネイヴェ村のすぐ隣、ボルゴノーヴォ(Borgonovo)村にあります。
BGiacosa02
バルバレスコの集落よりこっちの方が大きいですね。道も広いし。


Nebbiolo d’Alba DOC 対象のコミューンを確認します。この地図がわかりやすいです。
上部の小地図を比較すると、バローロ、バルバレスコを含まないのが見て取れます。
IMG_3293
その対象コミューンを書き出してみます。(アルファベット順)全域対象が以下です。
Canale、Castellinaldo、Corneliano d’Alba、Monticello d’Alba、Piobesi d’Alba、Priocca、S.Vittoria d’Alba、Vezza d’Alba、Sinio、Govone。
以下のコミューンは部分的に対象。
Alba、Bra、Baldissero d’Alba、Castagnito、Diano d’Alba、Grinzane Cavour、Guarene、La Morra、Magliano Alfieri、Monchiero、Monforte d’Alba、Montà、Montaldo Roero、Montelupo Albese、Monteu Roero、Novello、Pocapaglia、Roddi、Roddino、S. Stefano Roero、Sommariva Perno、Verduno 以上。一部バローロとかぶるコミューンも入ってますね。

因みに、Nebbiolo d’AlbaDOCになったのが1970年で、18ヶ月熟成(内6ヶ月は樽)の Superore や、スパークリングの Spumante / Spumante Rosé も認められています。泡もすべてネッビオーロ100%でないといけません。ネッビオーロ・ダルバDOCですもんね。

Google Mapに Nebbiolo d’Alba DOC 対象エリアを書き込んでみました。ブルーノ・ジャコーザの場所にも印をつけていますので、全体の位置関係も掴みましょう。
BGiacosa00
バローロ・バルバレスコの周辺だけど、バローロ・バルバレスコに隣接するそれ以外のところ、というのがよくわかりますね。地域的にバローロ・バルバレスコが名乗れないだけで、実質はほぼ同じクオリティーという可能性があるわけです。ましてや今日はブルーノ・ジャコーザですから。(笑)

詳しくはランゲ地区DOCの公式サイトをご確認ください。

Italian Wine Central と共にいつもお世話になってるサイトです。


ラベル平面化画像。
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バローロ、バルバレスコと同じデザインなのがいいですね。


さあ、抜栓。
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コルク平面化。
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ミレジムは入ってないですが、紋章と名前入りです。

Alc.14%。(pH:4.11、Brix:7.4)
ガーネット。エッジはかすかに褐変。
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黒ベリー、ブラックチェリー、オリーブ、スパイス。
樽感はあまりないですね。大樽ですから。
辛口アタック。
酸もありますが、滋味・複雑味と合わさって絶妙のハーモニー。
さすがにバローロのような重みは少ないですが、
パスタと楽しむのにベストマッチのうまさでした。
バローロなんかと比べると「果実味生き生き」とも言え、
TPOに合わせて敢えてこちらを選ぶというのもありって感じです。

さすが、ブルーノ・ジャコーザ。
ちゃんとネッビオーロ・ダルバの位置付けを狙って作ってる気がします。


*****


Bruno Giacosa
Nebbiolo d’Alba 2017
RRWポイント 96点


Terzetto Barolo 2014

得体の知れない無名バローロDOCGですが、2,000円ほどで売ってました。
過去のバローロバルバレスコの戦歴を見ると無名の方が意外とおいしい。(笑)
バローロDOCGであれば、木樽で18ヶ月、合計38ヶ月の熟成はしてるはずで、
ネッビオーロ100%も相まって、安くても間違いはないような気がします。


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ラベルには作り手の名前が全く書いていません。恥ずかしいのでしょうか?(笑)
ネットで調べると、モンフェラート(Monferrato)エリアにある、アスティ県
モンバルッツォというところの、創業から100年以上続くというスペローネ家。
1975年に本格的にワインづくりをスタート、1982年に新しい設備を導入して、
Tenute Neiratoの名前で元詰めをやっています。高品質に大量に生産することで、
コストパフォーマンスを追求しているそうです。なるほどね。


公式ページは今風でよく出来ていますが…。

今日のバローロは載っていません。Tenute Neiratoの名前も入ってませんからね。
仕方がないので、やはりネット情報に頼ります。
・ネッビオーロ 100%
自社畑は30haを持ちながら、それは取り扱いの10%に過ぎず、買いブドウが50%、
ワインでの購入が40%なんだそうです。
今日のバローロもバローロ地区のどこかの作り手のワインを仕入れてるのかも。
ただし、熟成は大樽で36ヶ月、ボトルで6ヶ月の計42ヶ月もやってるそうで、
バローロとしてはしっかりしたもののようです。


作り手訪問。カサロットというごく小さい集落の大部分を占めてます。
Neirano01
正門からは新しい施設が見えませんが、グラビティフローの最新式のようです。

公式ページでも「モンフェラート(Monferrato)の作り手」を強調してたので、
モンフェラート・エリアを含めた地図で位置関係を確認。エリアの真ん中です。
Monferrato01
ランゲのごとく広域のDOCで、ピエモンテ主要品種や国際品種の赤や、
コルテーゼ主体の白など、多様なワインが作られます。エリアとしては、
北がポー川まで、タナロ川周辺と、南がリグーリア州境までです。
1994年にDOC化と、ランゲDOCと同じタイミングでDOCになっています。
ランゲDOCはバローロ、バルバレスコを内包していますね。


ラベル平面化画像。
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「Terzetto」はトリオとか3人組のことです。ネーミングの由来は不明。
裏ラベルはインポーター兼用。Tenute Neirato とは全然書いていません…。


さあ、抜栓。
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合成コルクですが「BAROLO」と書いてあるだけ。
これの繰り返しなので平面化はしません。(笑)

Alc.14%。(pH:4.00、Brix:7.2)
エッジにかけてクリア感があるガーネット。そのエッジは褐変。
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ダークチェリー、ブラックベリー…。
芳ばしい香りがします。
樽香…ブレットではなさそう。
フレッシュな辛口アタック。
少し酸を感じますが味の厚みがあっていいですね。
酸が軽く感じさせるのか、サラッと終わる印象。
喉越しでパレットに張り付く収斂性のタンニンを確認。
余韻はそんなに長くないかな。

かなりおいしく楽しめるんですが、
やはり上等バローロとの差は感じます。(笑)



*****


Terzetto
Barolo 2014
RRWポイント 90点


Cravanzola San Pietro Nebbiolo d’Alba 2013

リカマンの店頭で見つけたネッビオーロ・ダルバ。クラヴァンツォーラです。
以前2011年を試したやつとピンときました。超絶うまかったやつの2013年。
2年進んでラベルデザインは変わったようですが、これは試さなくては…。


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クラヴァンツォーラは1930年創業、Castellinaldo d'Alba という町にあります。
タナロ川左岸(バローロ、バルバレスコの反対側)のロエロ地区になります。
バローロ、バルバレスコじゃないおいしいネッビオーロ探しにいい場所です。


公式ページは前回よりリニューアルされてますね。田舎臭さがなくなったかな。(笑)

今日のワインは「Altagamma」というシリーズで、ラインアップとしてはトップライン。
しかし、もうすでに新しいラベルデザインになっていました。
Cravanzola01
シンプルでこれの方がカッコいいですね。それにしても今日の2013年は…。(笑)

データシートによると、サン・ピエトロの南・南東向き斜面の畑から手摘み収穫。
・ネッビオーロ 100%
熟成がステンレスタンクで12ヶ月、ボトルで6ヶ月と、樽を使っていません。
Nebbiolo d’Alba DOC の規定では「12ヶ月の熟成」のみで樽はありません。
Superiore になると「計18ヶ月、内6ヶ月は木樽」と樽が必須になります。
まあ、樽がなくてもおいしけりゃいいんですけどね。(笑)


作り手訪問。前と同じ写真を貼っておきます。
Cravanzola01
小さな集落の小高い丘の上、教会のすぐ隣にあります。

広域のGoogle Mapで場所を確認しておきます。(黄マルが所在。)
Cravanzola02
バローロ、バルバレスコや、タナロ川との位置関係もご確認ください。
Asti 以外黄色四角で囲ったコミューンは Nebbiolo d’Alba DOC 対象です。

Nebbiolo d’Alba DOC 対象のコミューンはこの地図がわかりやすいです。
上の小地図を比較すると、バローロ、バルバレスコを含まないのが見て取れます。
IMG_3293
その対象コミューンを書き出してみます。(アルファベット順)
全域対象が、Canale、Castellinaldo、Corneliano d’Alba、Monticello d’Alba、
Piobesi d’Alba、Priocca、S. Vittoria d’Alba、Vezza d’Alba、Sinio、Govone。
当然今日の作り手のカステッリナルドも含まれます。以下のコミューンは部分的に対象。
Alba、Bra、Baldissero d’Alba、Castagnito、Diano d’Alba、Grinzane Cavour、
Guarene、La Morra、Magliano Alfieri、Monchiero、Monforte d’Alba、Montà、
Montaldo Roero、Montelupo Albese、Monteu Roero、Novello、Pocapaglia、
Roddi、Roddino、S. Stefano Roero、Sommariva Perno、Verduno 以上。
一部バローロとかぶるコミューンも入ってますね。

上の地図のグレー部分は Langhe DOC を示しているがわかりますね。
これが Langhe DOC の範囲になります。54コミューンもあります。
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54コミューンは書き出しません。(笑)

詳しくはランゲ地区DOCの公式サイトをご確認ください。

バローロ、バルバレスコ含むランゲ・ロエロのコンソーシアムですね。助かります。


最後に、サン・ピエトロの畑からカステッリナルドの町を眺めてみます。
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クラヴァンツォーラの畑がどこかわかりませんが、南・南東斜面とのことで、
この辺りじゃないかと思われます。しかし素晴らしい雰囲気ですね。


ラベル平面化画像。
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何を思ったか、斜め分断デザイン。さらにデザイン変えたのも頷けます。(笑)
裏ラベル隠さないインポーターシールはえらいです。


さあ、抜栓。
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ワイナリー名入りコルク。

コルク平面化。
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コルク横にもマーク入りですが、ここにはミレジムを入れていただきたい。
2011年はDIAM3でしたが、これはDIAM5と少し上等になってます。(笑)

Alc.13.5%。(pH:3.92、Brix:6.9)
ガーネット。エッジが透けてオレンジ褐変が目立ちます。
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カシス、チェリー。ぷっとブレタノマイセスも。
辛口アタック。
若干酸味が前に出ますが、
味の中心にたどり着くと絶妙のバランスを感じます。
やはり、高級ネッビオーロの貫禄はありますね。
余韻も長く楽しめるかと思うと…
最初の酸が少し気になってきました。

前回の爆うまの片鱗はあるんですが、
保存状態かな~、酸味が少々邪魔でした。
難しいもんですね。


*****


Cravanzola
San Pietro Nebbiolo d’Alba 2013
RRWポイント 91点


Fontanafredda Ebbio Langhe Nebbiolo 2017

バローロ・エリアの大手、フォンタナフレッダのランゲ・ネッビオーロ。
ストライプスという縞々ラベルのカジュアルな雰囲気のシリーズです。
「EBBIO」なんて名前がついていますが、調べても意味は解らず。
多分ですが、Nebbioloの真ん中部分(N-ebbio-lo)を取ったと思われますが、
それでもその意味は不明。(笑)


IMG_2664
フォンタナフレッダと言えば、19世紀末にイタリアの初代国王の息子が、
その所有地を譲り受け設立した、バローロ作りの代表的ワイナリー。
全バローロ生産の6%をフォンタナフレッダが占めます。
(前は15%って書いていたような気がするんだけど…比率下がった?)


公式ページは何気にリニューアルされてるような気がします。

簡単ですが一応データシート完備です。
・Nebbiolo 100%
Langhe DOCは1994年にDOCになっています。
今日のように「Nebbiolo」と品種を表示する場合は85%以上必要です。
使用可能な黒品種は、ネッビオーロの他、バルベーラ、ドルチェット、カベソー、
メルロー、ピノ・ノワール、およびイタリアローカル品種のフレイザ(Freisa)。
ランゲDOCは熟成に関しての規定はないですが、今日のワインは木樽で8ヶ月、
更にボトルで2~3ヶ月やってるそうです。
ここで詳述はしませんが、シャルドネやアルネイスを使ったランゲ白もあります。


再訪ですが、
お城で有名なセッラルンガ・ダルバ(Serralunga d'Alba)のはずれにある、
フォンタナフレッダ村(!)に行ってみます。ちょっとした町ですね。
Fontanafredda02
施設がいろいろあり過ぎて、どこがワイナリーかわかりません。(笑)


前にも紹介したのですが、面白いフォンタナフレッダ周辺地図があります。
Fontanafredda01
今回は全体をフルでJPG化し転載させてもらいました。なんだか中世風。

今日はこの地図に近しいエリアのGoogle Mapで位置確認をします。
Fontanafredda03
わかりやすくするために若干イラストの建物も移設しました。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_0001
裏ラベルはインポーター貼り替えタイプです。


さあ、抜栓。
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コルクも平面化して全体デザインを見ます。
IMG_2659
ノマコルクですね。個人的にDIAMより好きです。

Alc.13.5%。
透け感ある若干茶味がかったガーネット。
IMG_2663

黒ベリー、ドライフルーツ、スパイス。
辛口アタック。
酸味は表に出てこないんですがフルーティな味わいです。
タンニンや苦味成分が味に複雑味を与えてくれてますね。
喉越しから余韻にかけて若い酸があるのにやっと気づきます。

バローロ、バルバレスコのようなのを期待するといけませんが、
それらとは違った方向で楽しめるネッビオーロでした。


*****


Fontanafredda
Ebbio Langhe Nebbiolo 2017
RRWポイント 90点


Nino Negri Valtellina Superiore DOCG Riserva 2015

ヴァルテッリーナ・スペリオーレDOCGキアヴェンナスカをいただきますよ。
Valtellina (Superiore) はピエモンテのお隣、ロンバルディア州のDOC (DOCG) で、
Chiavennasca(キアヴェンナスカ)はネッビオーロのシノニムでしたね。
キアヴェンナスカはヴァルテッリーナ地元での呼び名ですが、響きがカッコいい。(笑)


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Valtellinaの地域はロンバルディア州の北端、スイス国境に近い山間にあります。
ネッビオーロを主体としたValtellina DOCが1968年にDOCとして認められますが、
1998年にValtellina Superiore DOCGという単独DOCGが派生します。
どちらもネッビオーロ90%以上ですが、Valtellina DOCが6ヶ月熟成なのに対し、
Valtellina Superiore DOCGは2年熟成、内1年は木樽熟成が義務付けられます。
今日のワインはRiservaなのでトータル3年以上の熟成をしています。

2003年更に、Sforzato di Valtellina DOCGという、陰干しで凝縮させた濃いワイン
(アルコール度数14%以上)が単独のDOCG化をしています。


作り手は1897年創業というニノ・ネグリ社。公式ページを見るとわかるのですが、
Gruppo Italiano Viniというイタリア全土をカバーする大グループに属するようです。

あれれ、今日のワインズバリが載っていません。インポーター情報ですが、
・キアヴェンナスカ(ネッビオーロ) 100%
スロヴァニアンオークの大樽にて36ヶ月+ボトルで6ヶ月の熟成です。
ちゃんとValtellina Superiore DOCGのRiservaの規定はクリアしてますね。

ファーストヴィンテージは1959年と古く、優良年しか作られてこなかったそう。
ワイナリーがキウロ(Chiuro)の町の城跡にあることからCastel Chiuro(キウロ城)
と呼ばれていたそうですが、1967年からこのニノ・ネグリ・リゼルヴァに改名。
現在ラインナップのトップキュヴェが「Castel Chiuro」の名を冠してることから、
トップキュヴェの準ずるクオリティなんじゃないかと勝手に想像します。


さあ、キウロの町の作り手訪問。立派な建物だけど路地が狭い。
Valtellina02
ラベルのイラストに似た城壁があります。これがキウロ城?…しょぼ。


さあ、Valtellinaの位置関係を確認。ChiuroとNino Negri見つかりました?
下の北イタリア地図の赤枠部分。スイス国境近くの険しい山間の産地です。
Valtellina01
Valtellina Superiore DOCGのはサブ・ゾーンがあり一緒に表記できます。
Maroggia、Sassella、Grumello、Inferno、Valgellaの5つです。


ラベル平面化画像。
IMG_2575

インポーターラベルは裏ラベルを避けてありました。エライ。
IMG_2574


さあ、抜栓。
IMG_2602
ワイナリーのマーク、ロゴが入っています。

コルク平面化。
IMG_2603

Alc.13.5%。
透け感ある薄いガーネット。
IMG_2604

カシス、ブルーベリー、プラム。
さすがの3年熟成、いい具合の樽感が香ります。
酸味のしっかりある辛口アタック。
味の厚みはあるんですが、こじんまりとした印象で、
パレット隅々まで広がる感じではないですね。
しかし、お陰で重々しくならず、
フィニッシュまでいいまとまりで続きます。
最初の酸味が重要な構成要素というのがわかる味です。

キアヴェンナスカ、確かにネッビオーロです。(笑)
しかし、上等なバルバレスコのような美味しさで驚きます。



*****


Nino Negri
Valtellina Superiore DOCG
Riserva 2015
RRWポイント 91点


Renato Ratti Barolo Rocche dell’Annunziata 2015

「上等バローロも飲んでおこう!」のコーナー(笑)。レナート・ラッティです。
1965年からバローロ地域のラ・モッラに本拠地を構える家族経営の作り手ですが、
創業者レナートさんは「偉大なるバローロの改革者」と異名をとるとか。
ラ・モッラで最も有名な単一畑の一つ、ロッケ・デッラヌンチャータからの一杯です。


IMG_1943
レナートさんは1988年に急逝していますが、若かりし頃、アルバで醸造を学び、
ブラジルに渡ってスパークリングワインとチンザノのベルモットの生産に携わり、
1965年ピエモンテに戻ってからMarcenascoの畑を取得しバローロを作り始めます。
こういうちょっと変わった経歴が革新的な作り方の発想に結び付くんでしょうか。
発酵や熟成の期間を短縮したり、オーク樽での熟成を2年までに抑え、代わりに、
ボトルでの熟成期間を延ばすなど、モダン・バローロの基礎を作ったそうです。


公式ページはモダンな感じ。伝統的なイタリアらしさはあまり感じません。

そこそこ情報はありました。バローロですから、そう仕様は変わらないですが。
・ネッビオーロ 100%
除梗・破砕後の発酵、温度調節付き発酵槽にて30度で7~10日間。
マロラクティック発酵はオーク樽内で行います。
ただ、樽はフレンチオークのバリックと25ヘクトリットルの大樽を併用。
樽での熟成期間はやはり2年です。
で、今日のロッケ・デッラヌンチャータ2015はパーカーおじさん95点です。おお。


ラ・モッラのアヌンチャータ(Annunziata)教会横のレナート・ラッティ訪問。
Ratti034
2002年に最新設備に更新したそうなので、モダンでカッコいい建物です。

バローロDOCGを俯瞰して見ると、この辺りにあります。
Ratti03

公式ページにはレナート・ラッティの所有畑の地図がありました。
Ratti01
しかし、あまりにもザックリし過ぎで面白くないですね。バローロの形…。(笑)

今日のロッケ・デッラヌンチャータの畑に行ってみましょう。
Ratti03
レナート・ラッティのすぐ裏手がこの畑でした。いい眺めです。
ストビューでうろついてみましたがレナート・ラッティの区画はわからず。
たぶんワイナリーに近い方(この写真あたり)なんじゃないかと。


ラベル平面化画像。
IMG_1942

裏ラベルはあるんですが…エノテカさんが丸隠し。
IMG_1941
いつも言わせていただきますが、これはイカンです。


さあ、抜栓...じゃなくてCORAVIN(コラヴァン)です。
IMG_1944
グラスワインでも抜栓仕立ての風味が保てるなら非常にありがたいシステムです。

Alc.14%。
透明感あるガーネット。
IMG_1945

カシス、ブルーベリージャム、ブラックベリー。
エレガントな辛口アタックです。
軽さを演出する酸も感じるんですが、
ボディーはしっかり重みがあって均衡しています。
喉元の収斂性もドラマチックに余韻へ流れていきます。

うん、おいしいバローロです。ただ...
パーカーおじさんの95点とまではいかないな~。(笑)


*****


Renato Ratti
Barolo
Rocche dell’Annunziata 2015
RRWポイント 91点


Paolo Scavino Barolo Cannubi 2015

1921年に設立されたバローロの名門、パオロ・スカヴィーノです。
現当主エンリコ・スカヴィーノ氏は、かつて「バローロ・ボーイズ」といわれた、
モダンバローロの造り手ということで、その革新的な醸造で評価も高いそうです。
最近は無名の(伝統的な?)バローロ、バルバレスコばかりいただいてましたが、
上等なのも試しておかないとですので、こういうのもいただきます。(笑)


IMG_2014
「ちょっといいバローロも試しておこう(その2)」カンヌビになります。
畑違いでいくつもバローロが出ていて、昨日のブリッコ・アンブロージオより上等。
といっても、バローロ・リゼルヴァのトップキュヴェがまだ上にありますが。
(Rocche dell’Annunziataと言って、これはかなりお高いです。)
このカンヌビはバローロ村にあり、1946年植樹という歴史あるところで、
樹齢70年超の老木からは低収量となり、いい塩梅で個性が出るんだそうです。
パーカーおじさん、94+点です。何気に昨日より良さそうです。(笑)


公式ページはさすがにモダン。(笑)

データシートまであるんですが、醸造に関する情報がありません。
ネット情報でブリッコ・アンブロージオはこんなでした。おそらくほぼ同じだと。
・ネッビオーロ 100%
ステンレスタンクで発酵、フレンチオークのバリックにて12ヶ月熟成後、
同じく仏産の大樽にて12ヶ月熟成。更に12ヶ月ステンレスタンクにて熟成。
そして6~7ヶ月ボトルで寝かせて瓶詰めし、リリースだそうで。
バローロDOCGの規定、合計38ヶ月の熟成、内木樽で18ヶ月は当然クリアです。


作り手訪問。
バローロDOCG地域のほぼ真ん中にあるカスティリオーネ・ファッレット
(Castiglione Falletto)というコミューンにあります。
Paolo01
バローロでいち早くロータリーファーメンター(回転式発酵槽)を導入した
パオロ・スカヴィーノですから、設備投資や改築もかなりやってるようで、
敷地や建屋の規模が大きいです。


バローロDOCGの対象エリア、コミューンの地図に位置を書き込みました。
PSMC


公式ページに所有畑の位置の地図があります。(ありがたい。)
バローロ域内に合計30haもの銘醸畑を所有しています。
PSM
今日のカンヌビの場所と現地写真もインポーズしてみました。いい感じ。
パオロ・スカヴィーノの場所も印してますが、カンヌビまで車で3分。
歩いても30分というような距離です。


ラベル平面化画像。
PaoloScavino0A
やはり生産本数が書いてます。5リットルボトルも5本作ったんですね。


さあ、抜栓。
IMG_2020

Alc.14%。
透け感のあるガーネット。
IMG_2021

黒ベリー、ブラックチェリー、鞣し革、佃煮。
やはりこれも酸を感じる辛口アタック。
重々しくない中程度の厚みのある味。
タンニンは穏やかに見えて喉に結構な収斂性が来ます。
苦味と黒糖感をかすかに感じるのは複雑味とも言えるでしょう。
余韻にも酸は残ります。
が、果実味のフレッシュさと思えばそれほど嫌味でもない。

う~ん、昨日のブリッコ・アンブロージオよりも若干上かな。
でも、やっぱり酸味は気になります。


*****


Paolo Scavino
Barolo DOCG
Cannubi 2015
RRWポイント 89点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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