Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

サンジョヴェーゼ

Tenuta Tignanello (Antinori) Tignanello 2015

アンティノリのフラッグシップとも言えるティニャネロです。
スーパータスカンいろいろあれど、サンジョヴェーゼ主体なのが特徴。
以前2012年を試し、パーカーおじさんと同じ93点をつけましたが、
今日の2015年、パーカーおじさんは96点ですって。ゴイゴイスー。


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アンティノリが作るいわゆるスーパータスカン。サンジョヴェーゼ主体ですが、
そこにカベソーやカベフラをブレンドしたりしてトスカーナIGTとされています。
そのカベソーとサンジョヴェーゼの比率をひっくり返したのがソライア(Solaia)。
どちらもキヤンティ・クラッシコの地域にあるテヌータ・ティニャネロが作ります。


公式ページはアンティノリ公式の中でしたね。

データシートがミレジム毎完備で醸造やら詳しく書いてあるんですが、
なぜかセパージュの記述がないんです。何かマズいことでもあるんでしょうか。
困ったのでインポーター(Enoteca)情報。
・サンジョヴェーゼ 85%
・カベソー 10%
・カベフラ 5%
と、これが2015年のセパージュだそうです。
熟成はフレンチとハンガリアンオーク樽(新樽か一年落ち)にて14~16ヵ月間。

ここで念のため(笑)キヤンティ・クラッシコDOCGの決まりを見ておきます。
・サンジョヴェーゼ80%以上
・アルコール度数12.0%以上
・熟成は12ヶ月以上
となっています…。あれ? キヤンティ・クラッシコDOCGをクリアしてません?

1971年にTenuta Tignanelloが設立され、最初のティニャネロが出ますが、
当時のキヤンティでは10%ほどブレンドされていた白品種などを使わず、
カベソー/カベフラの国際品種を使い、バリックで熟成するという手法が、
伝統的なキヤンティ(クラッシコ)から外れテーブルワイン(Vino da Tavola、VdT)
とされました。今はToscana IGT(Indicazione Geografica Tipica)が名乗れます。
て言うっか、名乗ってます。(笑)

当時はキヤンティの品質低下でキヤンティ・クラッシコDOCGが派生するなど、
キヤンティ~を名乗ること自体にあまり意義もなかったようです。
とにかくスーパータスカンであることがカッコよくって意義があるわけで、
今さらキヤンティを名乗る必要もないでしょう。「俺様がティニャネロだ!」って。


さて、何度も行ってますが、フィレンツェから車で40分、再訪問です。
TenutaTignanello01
キヤンティのエリアですが、アンティノリのお膝元フィレンツェに近い。

トスカーナのDOC/DOCGマップにTenuta Tignanelloの位置を書き込みます。
TenutaTignanello02
キヤンティ・クラッシコDOCGエリアのSan Casciano in Val di Pesaにあります。


ラベル平面化画像。
IMG_1933
裏はエノテカ貼り替えタイプですね。


さあ、いただきます。コルクは平面化するとこうです。
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表ラベルの縞々の丸のデザインがここにも。

Alc.14%。
ガーネット。
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黒ベリー、ダークチェリー、ザラメ。
辛口アタック。
なめらかな酸に誘われ味の本体へ到達すると…
厚みはそこそこ、複雑味もありますね。
タンニンを喉に落としながら入る余韻もまあまあ。
あれ?
おいしいんではありますが、
なんとなく感動がないです。

う~ん、ボトルバリエーションか抜栓後の保存か…。
今回はパーカーおじさんと同じ点数にはなりません。(笑)


*****


Tenuta Tignanello (Antinori)
Tignanello 2015
Toscana IGT
RRWポイント 89点


Gaja Pieve Santa Restituta Brunello di Montalcino 2014

イタリアワイン界の帝王と称されるガヤ。その来日イベントでの1本。
6種類くらい試しましたが、まだ記事にしていないのがありました。
これはトスカーナ州モンタルチーノで手掛けるワイナリーから。
ガヤが1994年に取得したピエヴェ・サンタ・レスティトゥータです。


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DOCG Brunello di Montalcino、このワイナリーのスタンダードキュヴェです。
上に2万円コースのトップキュヴェがラインアップされてますが、
これとて8,000円しますので、けっして偉いワインではありません。(笑)


例によって公式ページはないので、米国の正式インポーターのサイトをば。

Brunello di Montalcino DOCGは、・サンジョヴェーゼ 100% が規定されてます。
サンジョヴェーゼはクローンが多く、この場合、サンジョヴェーゼ・グロッソ種、
現地ではブルネッロ(ディ・モンタルチーノ)と呼ばれる品種ということになっています。
熟成も最低4年(内、樽で2年、ボトルで4ヶ月を含む)が義務付けられています。
1966年にDOCが制定され、1980年にDOCGに昇格しています。

Gajaのこのワイン場合、エノテカ情報ですが、バリック(小樽)で12ヶ月、
ボッティ(大樽)で12ヶ月の二段階熟成の後、コンクリートバットで6ヶ月だそうです。
4年には足りませんが、あとはボトルで放置プレーでしょうか。


現地ワイナリーを訪問。ストビューで近づけないので俯瞰します。
Pieve01
きれいな畑に囲まれてます。元が教会という建物です。

トスカーナの地図でモンタルチーノの位置を確認しておきましょう。
Toscana01
DOC、DOCGの明記のない中途半端な地図ですね。


ラベル平面化画像。
IMG_0580
例によって会場で適当に撮ったので、随分崩れています。


さて、いただいてみましょう。
Alc.14.5%。ガーネット。
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黒ベリー 、トリュフ、 腐葉土、 チョコ。
ドライな辛口アタックです。
複雑味あるんですが、軽い酸がフレッシュ感を与えてます。
ハーブな風味を出しながら重めの余韻に入っていきます。
後味で少しタンニンも主張するんですが、
同時に、(個人的にいつもサンジョヴェーゼに感じる)
例のサンジョヴェーゼの愛想なさがあります。(笑)

傑出してるという程ではないですが、なかなかです。
食事に合わせたいな~。イベントはつらい。(笑)


*****


Gaja
Pieve Santa Restituta

Brunello di Montalcino 2014
RRWポイント 90点


Andrea Paoletti Senza Rancore 2016 Toscana IGT

この前、イタリアのピノ・ネロ(ピノ・ノワール)を試しました。
ちょっといいやつを試したところ、それはそれで美味しかったんですが、
そのワインのコンサルをしたがアンドレア・パオレッティ(Andrea Paoletti)
というイタリアワイン界の巨匠コンサルであることを知りました。
すると、そのおじさんが自らサンジョヴェーゼで醸すワインがあるとのこと。
これは俄然興味が湧いてきましたので、すぐさまこれをゲットしました。


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アンドレア・パオレッティさんが自ら醸すサンジョヴェーゼというのは、
ランコーレ」という、年間5000本しか作らないという希少なワイン。
Rancoreとは「恨み」の意味。ラベルにはムンクの「叫び」が描かれていて、
何ともカルトな雰囲気のワインです。手が出ない値段ではなかったのですが、
2016年から「Senza Rancore」なるセカンドラベルをリリースしたというので、
「お試しするならセカンドでしょう」といういつものポリシーで(笑)、
これをゲットしたという訳です。

Senza Rancore(センツァ・ランコーレ)とは英語で言うと「Without Rancor」、
「恨みなし」という意味で、これまた意味深で面白いネーミングです。
そしてラベルにあるのは、同じムンク作ですが聖母マリアを描いた「マドンナ」。
黒基調のランコーレのラベルに対し、真っ白ベースなのも面白いです。


公式ページは発見できずです。ある意味公式ページと思われるのが、
Andrea Paolettiをコンサルとして紹介するこのサイトです。

やはりコンサルが本業で、自分で作ったワインのアピールはしないんでしょうかね。
仕方がないので、いつものようにインポーター情報に頼ります。セパージュは、
・サンジョヴェーゼ 75%
・メルロー 20%
・プチヴェルド 5%
樽熟は、1年落ちのフレンチオークのトノー(300L)にて12ヶ月となってます。
若木を使うとか、違う畑のものではなく、ランコーレと同じ醸造・熟成をし、
12ヶ月経った時点でファーストの基準に満たなかった樽のものなんだそうです。
ファーストのランコーレも1年落ち仏オークのトノーで12ヶ月熟成で同じですから、
このセカンドはほぼほぼファーストですね。
ただ、ファーストのランコーレのセパージュは、プチヴェルド5%の代わりに、
ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)5%となってますので、ブレンドが微妙に違います。


問題は、Andrea Paolettiさんがどこでこのワインを作っているかです。
上記サイトのコンタクト情報からフィレンツェ南方にあるここを発見しました。
AndreaPaoletti01
インポーターサイトにそのワイナリーの写真があったので、
不鮮明な写真ながら比べてみると、なんとなくビンゴです。
われながら素晴らしいサーチ能力です。(笑)
おじさんの写真は先ほどのコンサル・サイトに上がってたものを拝借。


ラベル平面化画像。
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生産・瓶詰:ブドウ生産者アンドレア・パオレッティとあり、
住所がBagno A Ripoli - フィレンツェとなっており、先ほどの写真と一致。


さあ、抜栓。
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おそらくファーストと同じキャップ、コルクでしょう。

Alc.14%。
ガーネット。
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ブラックベリー、ブラックチェリー、スパイス。
かすかな青野菜香も。
辛口アタック。
味の構造感なかなかな感じです。
シルキーなタンニン。
喉越しのアルコール感でフルボディが堪能できます。
余韻も長くて貫禄ありますね。

サンジョヴェーゼの個性もしっかりわかります。
これは自分史上最高にうまいサンジョヴェーゼかも。
正直、ブルネッロ~やキヤンティ~で納得してなかったですから…。



*****


Andrea Paoletti
Senza Rancore 2016 Toscana IGT
RRWポイント 93点


Castelli del Grevepesa Novello Toscano 2019

ボジョレー・ヌーヴォー解禁は目前(11月21日)ですが、
先日は一足先にオーストリアのホイリゲにて今年の新酒を祝いました。
今日はイタリアの新酒ノヴェッロで、またまた今年の収穫を祝いますよ。
因みに、Novelloの解禁日は10月30日(固定)です。ちょっと前ですね。


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ラベルの手書きっぽいロゴがいいですね。「2019」も手書き風。
いかにも作り立てフレッシュという雰囲気が出ます。


公式ページは情報豊富そうなんですが、季節モノのノヴェッロが載っていません。

まあ、例によってインポーターサイトなどのネット情報に頼ります。
この作り手はキヤンティ・クラッシコ最大の協同組合で、1965年創業、
17の作り手から始まった共同体は今では120を数えるそうです。
このノヴェッロ用のブドウはキヤンティ・クラシコの畑からは離れており、
海抜200~400mの日当たりの良い高所で早熟のため、早摘みができるそうです。
まさにノヴェッロに合った専用のサンジョヴェーゼを使用ってことでしょうか。
・サンジョヴェーゼ 100%
で、マセラシオン・カルボニック法で醸されます。いわゆる炭酸ガス浸漬法。
イタリア語ではマチェラツィオーネ・カルボニカ(Macerazione Carbonica)です。


さて、作り手訪問。キヤンティ・クラッシコ最大らしく、かなり巨大な建物。
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建物に掲げてあるのは時計かなと思ったら、Chianti Classicoの黒い鶏マークでした。
フィレンツェの南側、San Casciano in Val di Pesaというコミューンにあります。

この作り手の公式ページから拝借した地図です。
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San Casciano in Val di Pesaはキヤンティ・クラッシコの北側で、
赤色で示された4つのコミューンに共同体の120の作り手が居ます。

このChianti Classicoをトスカーナ州全体から見るとこんな感じ。
Toscana02
この作り手は、Chianti Classico域外のSan Gimignano DOCや、
Maremma Toscana DOC(2011年IGTから昇格)からのブドウも使用だそう。


ラベル平面化画像。
IMG_0393
「航空便」です。コストかかってます。
Novello Toscano IGTはトスカーナIGTのカテゴリーに含まれます。


さあ、抜栓。
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コルクは意味不明の記号のみ。「FI」はフィレンツェかな。

Alc.12.5%。
ガーネット。赤紫っぽい。
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カシス、チェリー、リコリス、
かすかにキャンディ。
マセラシオン・カルボニック香でしょうか。
辛口アタック。
酸味はありますが出過ぎてないので大丈夫。
さすがに厚みはないんですが、フルーティなコクを感じます。
喉越しでやはり酸が来るんですが全体的に良くまとまってますね。
サンジョヴェーゼらしさははっきり感じられ、
フルーティなサンジョヴェーゼって感じで好印象です。
2019年、新酒にカンパイ!


*****


Castelli del Grevepesa
Novello Toscano 2019
RRWポイント 87点


Di Majo Norante Sangiovese 2016

以前、アリアニコモンテプルチアーノをいただいたDi Majo Noranteです。
モリーゼ州のトップ生産者ですから、どれもレベルが高かったのですが、
今日はそこのサンジョヴェーゼを試してみます。いかがでしょう?


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ここはどのワインもラベルデザインがいいですね。適度におシャレ。


公式ページはよくできてるんですが、ワイン情報はざっくりです。

今日のは多分サンジョヴェーゼ100%です。
樽はなく、ボトルで3ヵ月と書いてるのみ。
本当だとすれば熟成的には「かるかる」ですね。

原産地呼称のDOCやDOCGではなく、その下の地理表示ワインIGTです。
Terra degli Osci IGTということでモリーゼ州の大部分が対象地域のようです。
Osco01
州都Campobassoを中心とした地方名のようですね。別名Osco IGT
1995年制定で、赤白ともモリーゼ州(カンポバッソ地方)産であれば、
地元品種や国際品種なんでもありのルールのようです。
当然、今日のようにサンジョヴェーゼ100%でもOKです。


お約束なので作り手訪問です。
Osco02
まわりも立派な畑です。

モリーゼ州ですが、かなり海岸沿いにあることがわかります。
Terra01
モリーゼはアブルッツォ州やカンパーニア州と接してますので、
モンテプルチアーノやアリアニコもやってるわけですね。


エチケット平面化画像。
IMG_9760


さあ、抜栓。
IMG_9873
集積コルクですね。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_9874

ブラックチェリー、カシス、黒糖、生木。
甘み感じますが辛口アタックです。
手前にある酸の仕業でしょうね。
味の構造感はありますが少々頼りない感じ。
サンジョベーゼの持つ素っ気なさですね。(笑)
重みが欲しい気もしますが、バランスもよく、
喉越しのタンニンもいい感じ。
トスカーナのサンジョヴェーゼより断然うまい気がします。


*****


Di Majo Norante
Sangiovese 2016
Terra degli Osci IGT
RRWポイント 91点


BANFI Chianti Classico Riserva DOCG 2013

過去にロッソ・ディ・モンタルチーノをいただいたBANFIです。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの作り手と思ってましたが、
今日のはキヤンティ・クラッシコ・リゼルヴァです。
大手だけに、なにやらいろいろやってそうですね。


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公式ページを見ると、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのオリジナル、
「Castello Banfi」の他、トスカーナの「Banfi Toscana」、
ピエモンテの「Banfi Piemonte」が載ってます。
Banfi Toscanaだけでもキヤンティから海岸沿いのボルゲリまで種類豊富です。
やはり、アンティノリやガヤのようにかなり手広くやってますね。

Banfiwinesという販売会社のサイトもあるようです。
創業者マリアーニ兄弟の一人、ジョン・マリアーニさんが立ち上げたそう。

作り手訪問は前回モンタルチーノのCastello BANFIへ行ってますので割愛。
というか、BANFI Toscanaを調べても所在が見つかりませんでした。


今日のワインは2015年ですが詳しい情報あり。
セパージュは、「ほとんどサンジョヴェーゼだけ」とあります。
「ほとんど」って…。(笑)
樽熟はスラヴォニアンオークの大樽で12ヶ月です。

ここでキヤンティ・クラッシコについてまとめておきます。
広域のキヤンティDOCが1967年にでき、1984年にDOCGに昇格します。
この時点で歴史的な地域ではキヤンティ・クラッシコを名乗れましたが、
1996年晴れてキヤンティ・クラッシコ単独でDOCGとなります。
キヤンティは最低70%のサンジョヴェーゼ使用が規定ですが、
キヤンティ・クラッシコは80%です。

熟成は、
Chianti Classico:12ヶ月(約1年)
Chianti Classico Riserva:24ヶ月以上(内3ヵ月はボトル)
Chianti Classico Gran Selezione:30ヶ月以上(内3ヵ月はボトル)
となっています。「樽使用」の規定はないことに注目です。

対象地域はこれら8つのコムーネに渡ります。
Toscana03
濃い色は全域が対象。薄い色は一部のみになってます。
キヤンティ・クラッシコ協会のページから拝借、加筆)

ついでにトスカーナ州のDOC・DOCGを地図で見ておきましょう。
Toscana02
ネットでの拾い物ですが、なかなかバッチリな地図が見つかりません。
2011年にIGTから昇格の「Maremma Toscana DOC」も載ってないですしね。


ラベル平面化画像。
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キヤンティ・クラッシコ協会の黒いニワトリマークがありますね。
当然、BANFIはキヤンティ・クラッシコ協会会員です。


さて、抜栓。
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シンプル。BANFI汎用タイプのようです。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_9338

黒ベリー、黒オリーブ、スパイス。
辛口アタック。
酸味強めな気がしますが、
味の厚みがあって気にはなりません。
同じバランスで、喉越し・余韻へスムーズに流れていきます。
酸も同じバランスで最後までついてくるんですが。(笑)

まあ、この酸もガリトマチキンに合わせると、
甘みに感じハーモニーでした。


*****


BANFI Chianti Classico Riserva DOCG 2013
RRWポイント 91点


Tenuta di Burchino Il Burchino 2010 Toscana IGT

いわゆるスーパータスカンと呼ばれるワインは、超有名なものと、
そうでもないものがありまして、後者のようなものもよく見かけます。
「偉いワイン」ではないサッシカイアばかり飲んでるわけにはいきません。
よって、お手頃な「なんちゃってスーパータスカン」(失礼!)も試します。


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IGTトスカーナで、サンジョヴェーゼ・カベルネ・メルローなんて書いてます。
まさに「スーパー(かもしれない)タスカン」ですね。楽しみ~。


公式ページはなかなかしっかりしていて情報豊富。
本来はキヤンティの作り手のようで、キヤンティのエリアにあります。
Castellani04
サンジョヴェーゼベースでカベソー、メルローとブレンドしたのが、
今日のワインです。セパージュはこの通り。
・サンジョヴェーゼ 50%
・カベソー 30%
・メルロー 20%
手摘み収穫、スキンコンタクトの上、
フレンチオークのバリック(225L)で12ヶ月の熟成です。
スーパータスカンな雰囲気ですよ。

よく調べると、このワイナリーはカステラーニ・ファミリーの所有です。
1903年まで遡るこの老舗の作り手は、トスカーナに6つのワイナリーを運営。
その代表っぽい位置づけが今日のテヌータ・ディ・ブルキーノです。


早速、カステラーニへ行ってみます。
Castellani02
入口しか見られませんが、かなり立派な敷地と施設です。
ピサの町の南東、車で30分くらいのところ。

肝心のテヌータ・ディ・ブルキーノはここから更に南東へ30分。
Castellani03
小高い丘の上の集落にあるようです。いい雰囲気です。

これらをもっと広域で俯瞰してみるとこうなります。
Castellani01
ボルゲリ、フィレンツェ、シエナとの位置関係がわかりましたね。


エチケット平面化画像。
IMG_8700
裏ラベルにはイタリア語と英語で解説があり、翻訳かと思いきや、
それぞれ書いてある内容が全く違うのが面白いです。


さて、抜栓です。
IMG_8860
そこそこカッコいいデザインです。

コルクの模様が全面にあるので平面化撮影もしておきます。
IMG_8858
テクニカルコルクのDIAMです。2年耐用のDIAM2ですね。

Alc.13%。
ガーネット。まだ新鮮味を感じる色味です。
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黒ベリー、プラム、ハーブ。
ちょっと酸味が乗ってる感じの辛口アタック。
酸味はその後ずっと残るんですが、味の厚みがあるので、
爽やかさと新鮮さを演出する酸と評価しておきましょう。
2010年の熟成の重さを感じさせない効果もあります。
まあ、重厚感が欲しい時には余計なお世話なんでしょうが。
今日はボロネーゼのパスタにバッチリ合ったのでハッピー。
余韻はその酸のせいか若干あっさりめなのが気になりました。
総合的にはなかなか「偉い」スーパータスカンです。


*****


Tenuta di Burchino
Il Burchino 2010
Toscana IGT
RRWポイント 90点


Biondi-Santi Brunello di Montalcino Annata 2012

ポッジョ・ディ・ソットバンフィなど、
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの有名どころを試しましたが、
今日は真打ち登場、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生みの親です。
19世紀末にサンジョヴェーゼ・グロッソからブルネッロを生み出し、
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを世に出した、言わば元祖です。
ビオンディ・サンティのリゼルヴァじゃない若干お手頃な方ですが。(笑)


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まあ、それでもボトルなら2万円コースです。決して偉くないです。
因みにリゼルヴァなら9万円コース。OMG。


公式ページは何となく古風な雰囲気。
ワイン情報はなんと2008年までしか載っていません。
まあ、ミレジムごとにセパージュや樽熟が変わったりしませんが。
・サンジョヴェーゼ・グロッソ 100%
これはDOCGで規定されてますからね。
正確には「モンタルチーノでブルネッロと呼ばれるサンジョヴェーゼ種」と規定には書かれており、サンジョヴェーゼ・グロッソとは書かれていません。
サンジョヴェーゼ・グロッソはサンジョヴェーゼの亜種ではあるのでしょうが、かなり大粒で同じ品種とは思えない外観なんだだそうです。
それ以前に、サンジョヴェーゼ自体が変化しやすく無数のクローンが存在し、「サンジョヴェーゼ・グロッソ」という呼称で品種を規定することができなかったんじゃないかとも想像できます。
まあ、そういう難しい話はさておき、ビオンディ・サンティのブルネッロ・ディ・モンタルチーノなら本物でしょうから、安心です。(笑)

樽熟は、スラヴォニアンオークの樽で3年(36ヶ月)です。


さて、例によってワイナリー訪問します。モンタルチーノへGO!
BiondiSanti01
おお、ストビューではここから中へ入れません。
建屋まで両脇が畑で一本道になっていて入れないのはアルアルです。(笑)

仕方がないので上空写真で済ませましょう。
BiondiSanti02
モンタルチーノの集落の南側、車で5~6分といった場所にあります。

ついでにモンタルチーノの町まで行ってみました。
BiondiSanti03
モンタルチーノ要塞の外側です。観光でも間が持ちそうな雰囲気。
起伏があって面白そうな街ですね。


ラベル平面化画像。
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さすが元祖の重みを感じるデザインですね。

「Annata」名とミレジムはここに。ボトルNo.もあります。
IMG_8370


さあ、いただきましょう。Alc.13.5%。
ガーネット、意外と透けます。
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黒ベリー、プラム、杏子、コーヒーなんかも。
複雑な香りです。
甘み感じるアタック。
酸、タンニン共に生き生きしています。
味わいは十分あるんですが、コクは弱めな感じがします。
薄い色からくる印象通りの軽快な風味とでも言いましょうか。
例の酸・タンニンは余韻からフィニッシュまで続きますが、
味の中心は一貫してしっかりしてるのはわかります。

ワインのみでバランスを問われると評価が難しい気がします。
食事と合わせたら真価を発揮するんでしょうが。


*****


Tenuta Greppo
Biondi-Santi Brunello di Montalcino
Annata 2012
RRWポイント 87点


丹波ワイン Sangiovese 丹波鳥居野 2015

令和の時代が幕開けました。
やはり、そんな日は日本ワインにしましょう。
京都(京丹波)にある行きつけの(?)丹波ワインです。
先日、ブドウは芽吹いたかなと畑を見に行ったついでに、
京丹波産のサンジョヴェーゼをゲットしてきました。
ここのピノ・ノワールは絶品でした。サンジョヴェはどうでしょう?


IMG_8196
日本ワインでサンジョヴェーゼはなかなか珍しいのではないでしょうか。
おまけに、AOC丹波鳥居野です。(笑)


公式ショップサイトを見ると最新ヴィンテージは2016年のようです。
ワイナリーのショップで買ったのですが、2015年しかなかったんですが…。
2015年は限定醸造820本となってますが、2016年は1,422本です。
2016年の方が豊作だったようですね。
とにかくワイン情報は、京丹波産サンジョヴェーゼ100%、
木樽で熟成(期間不明)です。

公式ホームページブログもあります。


ラベル平面化画像。
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京丹波のテロワールを反映したサンジョヴェーゼなんですってね。


丹波ワイン外観。
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何気にシャッターとタンク。
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この時はまだブドウのツルには芽が出ておらず、畑の写真は撮らず。


さて、抜栓です。
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Alc.12%。
かなり薄いルビーです。ロゼかと思いました。
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ラズベリー、プラム、軽く爽やかな香りです。
ソフトな辛口アタック、直後に穏やかな酸が来ます。
予想通り(笑)酸味がちながら味わいですが、薄っぺらくはないです。
サンジョヴェーゼなのかと言われると、?なのですが、
これが京丹波のテロワールを表したサンジョヴェーゼなんだと思いましょう。(笑)

さすが、
「京都の食文化(和食)に合うワイン」を標榜する丹波ワインです。
和食・中華にはすごくマッチする味わいだと思います。
今日は麻婆豆腐で絶品マリアージュしました。


*****


丹波ワイン Sangiovese 丹波鳥居野 2015
RRWポイント 87点


Sokol Blosser Winery Evolution Big Time Red NV

Amazonからこのワインが届きました。
なぜこのワインをポチッたのか全く記憶がありません。
なんだか面白そうだな~とか寝ぼけながら思ったんでしょう。(笑)
まずはソコル・ブロッサーというオレゴンの作り手を調べるところから…。


IMG_8115
ある意味アメリカらしい、なんともふざけた感じのラベルですが、
ワイナリー自体はしっかりしたところのようです。

1971年に、創業者のビル・ブロッサーとスーザン・ソコルが、
オレゴン州にブドウの樹を最初に植えたとき、
まだオレゴン州にはワイン産業というものがなかったと言います。
所在はウィラメット・ヴァレーのダンディー・ヒルズです。
実はこの銘醸地の先駆者なんですね。

今日は先にワイナリー訪問しましょう。
SokolBlosser01
テイスティングルーム完備の建物は木立の向こう側です。

公式ページにあった畑の所在を示す地図です。
SokolBlosser03
ほとんどがピノ・ノワールです。オレゴンですから主力はこれですね。

オレゴンのAVAとダンディー・ヒルズの位置を確認しておきます。
SokolBlosser02
オレゴンって北の方と思ってましたが、フランスの銘醸地と同じ緯度です。


公式ページのワイン紹介はアメリカ式のショップ兼用です。
一応この「エヴォリューション」というシリーズも載ってますが、
Evolution Wineという専用サイトも用意されてます。
ここの情報と、日本のインポーター(オルカ)のサイトで、
今日の変なワインの素性を紐解いていきますよ。

まず、最初の「エヴォリューション」は1998年に出た「Lucky No.9」。
これはシャルドネやピノグリなど9種のブドウから出来た白ワインです。
これが好評を得たのか、「赤」はないのかの声に応えて作られたのが、
今日の「エヴォリューション・ビッグ・タイム・レッド」です。

セパージュは、比率は不明ながら、
・サンジョヴェーゼ
・ネロ・ダーヴォラ
・シラー
・Lucky No. 9(少量~数%)
です。
イタリア品種2種にシラーをブレンド。
そこに少しだけ前述の白ワイン(ラッキーNo.9)を混ぜています。
コート・ロティのヴィオニエのような隠し味なんだそうです。
なんだか訳わかりません。さすが自由の国アメリカです。(笑)
熟成はステンレスタンクのみで樽は使いません。

いろんな畑からブドウを持ってきているんでしょうね。
AVAはウィラメット・ヴァレーでさえなく、「オレゴン」です。
NV(ノン・ヴィンテージ)というのもうなづけます。


ラベル平面化画像。
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最初は意味不明だったラベルも、ワインの素性を調べたので、
少しわかってきました。「three+9」はセパージュのことですね。
(3品種にラッキーNo.9を足してます。)
「シー!この赤ワインにはラッキーNo.9が少し入ってるよ。」
「Luck or Intention?」(たまたまなのか意図的なのか?)
「What is your intention?」(いったい何がやりたいんだ?)
知らんがな…。

表ラベルの「e.7」は「7th Edition」の意味だそうです。
NVながら、7年目のヴィンテージであるようです。


さて、抜栓しましょうか。
IMG_8116
なんとキャップシールなしでコルクむき出しです。

コルクの印刷を平面化しておきます。合成コルクの「DIAM2」です。
2年耐用の「2」はお初です。よっぽど早飲み推奨なんでしょうね。
IMG_8112
「たまたまなのか意図的なのか?」...ここでもまだ言ってます。(笑)

Alc.13.5%。
濃いルビー。
IMG_8114

ラズベリー、フレッシュなチェリー。
甘口に感じるアタックです。
しかしながら味の芯には甘みを感じさせる要素はあまりありません。
なぜかピノっぽいです。(ピノは全く入ってませんが…。)
余韻はまあまあながら軽めです。
「うまい」とはお世辞にも言い難いですが、
最悪なワインではなく、そこそこ楽しめます。

今度は普通に、
「ソコル・ブロッサー」名のピノ・ノワールを試してみたいですね。


*****


Sokol Blosser Winery
Evolution Big Time Red NV
RRWポイント 86点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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