コッリ・ディ・ルーニDOC、リグーリア州のワインです。リグーリアと言えば、コートダジュールのニースやモナコの方から海岸沿いに続く細長い州です。その昔フランス側からジェノバまで車で旅行したことが思い出されるのですが、どうやら Colli di Luni DOC はその反対側のようですね。山がちな海岸線が続き、どこにブドウ畑を作るんだろうと思うような地形だった記憶がありますが、ワインをいただきながら紐解くといたしましょう。

Cantine Lvnae Bosoni は、DOCの名前でもある「Colli di Luni(ルーニの丘)」に1966年にボゾーニ家が創業した家族経営の作り手です。このDOCを代表するワイナリーのひとつのようですね。
公式ページはそこそこしっかりしています。
ただし、ワイン情報でセパージュ%の表記がありません。イタリアあるあるですけどね。
ネットを調べると、パーカーおじさんが今日の2016年に88点をつけた記事を発見。おじさんはちゃんとセパージュ情報も書いてくれてました。偉いぞ、パーカーおじさん!
・サンジョヴェーゼ 70%
・カナイオーロ 15%
・チリエジオーロ 15%
これもおじさん情報ですが、熟成はオークの大樽で8ヶ月だそうです。結構この樽が効いてるって書いてます。
Colli di Luni DOC はヴェルメンティーノ主体の白がメインですが、今日のワインのようにサンジョヴェーゼ主体の赤も認められています。(サンジョヴェーゼ50%以上が規定。)実はこのDOC、隣のトスカーナ州まで広がっており、トスカーナのDOCでもあります。

どうりでセパージュがトスカーナっぽいわけです。
なので、キヤンティでもお馴染みのカナイオーロをブレンドしています。

チリエジオーロもトスカーナで使われるブレンド用品種です。

チリエジオーロは片親がサンジョヴェーゼだとか、子孫がサンジョヴェーゼだとかいうDNA分析が出ており、とにかくサンジョヴェーゼのご親戚のようです。
さあ、作り手訪問。周辺もブドウ畑でなかなか立派な感じです。

どうでもいいですが、すぐ近くにルーニ(Luni)という鉄道駅がありました。
公式ページにワイナリー周辺の状況がわかるなかなかいい写真が載ってました。

マグラ川流域のこのあたりが Colli di Luni DOC の中心地になるようです。
写真と同じあたりをGoogle Mapで俯瞰してみました。

マグラ川の河口部分なので、右側はすぐ海(リグリア海)です。
例によってリグーリア州を俯瞰します。細長いっすね~。(笑)

ワイナリーの所在も示しましたが東の端っこですね。ほぼトスカーナ。(笑)
海岸沿いまで山が迫っていて、平地がほとんどありません。おかげで生産量も少なく、イタリア全州で一番生産量の少ないヴァッレ・ダオスタ州に次いで少ないそうです。しかし、その中に8つもDOCがあるんですね。
ラベル平面化画像。

「Lvnae」というのはラテン語の月(イタリア語で Luna)のことで、町の名前「Luni」からインスパイアされてつけた名前だそうです。
裏には簡単なセパージュや Colli di Luni の説明があります。サインは当主のパオロ・ボゾーニさんのものです。
さあ、抜栓。

キャップシール、コルクとも賑やかでいいです。
コルク平面化。

ラベルのと同じマークがあしらわれています。DIAM5を採用。

うん、悪くはないんですが、めちゃうまでもない。
パーカーおじさんのつけた88点は絶妙ですね。同意。(笑)

Cantine Lvnae Bosoni は、DOCの名前でもある「Colli di Luni(ルーニの丘)」に1966年にボゾーニ家が創業した家族経営の作り手です。このDOCを代表するワイナリーのひとつのようですね。
公式ページはそこそこしっかりしています。
ただし、ワイン情報でセパージュ%の表記がありません。イタリアあるあるですけどね。
ネットを調べると、パーカーおじさんが今日の2016年に88点をつけた記事を発見。おじさんはちゃんとセパージュ情報も書いてくれてました。偉いぞ、パーカーおじさん!
・サンジョヴェーゼ 70%
・カナイオーロ 15%
・チリエジオーロ 15%
これもおじさん情報ですが、熟成はオークの大樽で8ヶ月だそうです。結構この樽が効いてるって書いてます。
Colli di Luni DOC はヴェルメンティーノ主体の白がメインですが、今日のワインのようにサンジョヴェーゼ主体の赤も認められています。(サンジョヴェーゼ50%以上が規定。)実はこのDOC、隣のトスカーナ州まで広がっており、トスカーナのDOCでもあります。

どうりでセパージュがトスカーナっぽいわけです。
なので、キヤンティでもお馴染みのカナイオーロをブレンドしています。

チリエジオーロもトスカーナで使われるブレンド用品種です。

チリエジオーロは片親がサンジョヴェーゼだとか、子孫がサンジョヴェーゼだとかいうDNA分析が出ており、とにかくサンジョヴェーゼのご親戚のようです。
さあ、作り手訪問。周辺もブドウ畑でなかなか立派な感じです。

どうでもいいですが、すぐ近くにルーニ(Luni)という鉄道駅がありました。
公式ページにワイナリー周辺の状況がわかるなかなかいい写真が載ってました。

マグラ川流域のこのあたりが Colli di Luni DOC の中心地になるようです。
写真と同じあたりをGoogle Mapで俯瞰してみました。

マグラ川の河口部分なので、右側はすぐ海(リグリア海)です。
例によってリグーリア州を俯瞰します。細長いっすね~。(笑)

ワイナリーの所在も示しましたが東の端っこですね。ほぼトスカーナ。(笑)
海岸沿いまで山が迫っていて、平地がほとんどありません。おかげで生産量も少なく、イタリア全州で一番生産量の少ないヴァッレ・ダオスタ州に次いで少ないそうです。しかし、その中に8つもDOCがあるんですね。
ラベル平面化画像。

「Lvnae」というのはラテン語の月(イタリア語で Luna)のことで、町の名前「Luni」からインスパイアされてつけた名前だそうです。
裏には簡単なセパージュや Colli di Luni の説明があります。サインは当主のパオロ・ボゾーニさんのものです。
さあ、抜栓。

キャップシール、コルクとも賑やかでいいです。
コルク平面化。

ラベルのと同じマークがあしらわれています。DIAM5を採用。
Alc.13%。(pH:4.20、Brix:7.2)
濃いガーネット。

黒ベリー、イチジク…。
そしてけっこう目立つブレット(ブレタノマイセス)。
そしてけっこう目立つブレット(ブレタノマイセス)。
樽香かも?とも思いましたが、やはり馬小屋臭です。(笑)
辛口アタック。
ちょっと酸が顔出しますが、果実味を強調していて、
しっかりした骨格のある味へつながっていきます。
しっかりした骨格のある味へつながっていきます。
タンニンはソフトですが喉越しで軽い収斂性あり。
余韻では最初の酸が帰ってきて早めに店じまいって感じです。
うん、悪くはないんですが、めちゃうまでもない。
パーカーおじさんのつけた88点は絶妙ですね。同意。(笑)
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Cantine Lvnae Bosoni
Auxo Colli di Luni D.O.C. Rosso 2016
Auxo Colli di Luni D.O.C. Rosso 2016
RRWポイント | 88点 |
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