Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

サンジョヴェーゼ

Lvnae Auxo Colli di Luni D.O.C. Rosso 2016

コッリ・ディ・ルーニDOC、リグーリア州のワインです。リグーリアと言えば、コートダジュールのニースやモナコの方から海岸沿いに続く細長い州です。その昔フランス側からジェノバまで車で旅行したことが思い出されるのですが、どうやら Colli di Luni DOC はその反対側のようですね。山がちな海岸線が続き、どこにブドウ畑を作るんだろうと思うような地形だった記憶がありますが、ワインをいただきながら紐解くといたしましょう。


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Cantine Lvnae Bosoni は、DOCの名前でもある「Colli di Luni(ルーニの丘)」に1966年にボゾーニ家が創業した家族経営の作り手です。このDOCを代表するワイナリーのひとつのようですね。


公式ページはそこそこしっかりしています。

ただし、ワイン情報でセパージュ%の表記がありません。イタリアあるあるですけどね。
ネットを調べると、パーカーおじさんが今日の2016年に88点をつけた記事を発見。おじさんはちゃんとセパージュ情報も書いてくれてました。偉いぞ、パーカーおじさん!
・サンジョヴェーゼ 70%
・カナイオーロ 15%
・チリエジオーロ 15%
これもおじさん情報ですが、熟成はオークの大樽で8ヶ月だそうです。結構この樽が効いてるって書いてます。

Colli di Luni DOC はヴェルメンティーノ主体の白がメインですが、今日のワインのようにサンジョヴェーゼ主体の赤も認められています。(サンジョヴェーゼ50%以上が規定。)実はこのDOC、隣のトスカーナ州まで広がっており、トスカーナのDOCでもあります。
Liguria05
どうりでセパージュがトスカーナっぽいわけです。

なので、キヤンティでもお馴染みのカナイオーロをブレンドしています。
Canaiolo

チリエジオーロもトスカーナで使われるブレンド用品種です。
Ciliegiolo
チリエジオーロは片親がサンジョヴェーゼだとか、子孫がサンジョヴェーゼだとかいうDNA分析が出ており、とにかくサンジョヴェーゼのご親戚のようです。


さあ、作り手訪問。周辺もブドウ畑でなかなか立派な感じです。
Liguria00
どうでもいいですが、すぐ近くにルーニ(Luni)という鉄道駅がありました。

公式ページにワイナリー周辺の状況がわかるなかなかいい写真が載ってました。
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マグラ川流域のこのあたりが Colli di Luni DOC の中心地になるようです。

写真と同じあたりをGoogle Mapで俯瞰してみました。
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マグラ川の河口部分なので、右側はすぐ海(リグリア海)です。

例によってリグーリア州を俯瞰します。細長いっすね~。(笑)
Liguria01
ワイナリーの所在も示しましたが東の端っこですね。ほぼトスカーナ。(笑)
海岸沿いまで山が迫っていて、平地がほとんどありません。おかげで生産量も少なく、イタリア全州で一番生産量の少ないヴァッレ・ダオスタ州に次いで少ないそうです。しかし、その中に8つもDOCがあるんですね。


ラベル平面化画像。
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「Lvnae」というのはラテン語の月(イタリア語で Luna)のことで、町の名前「Luni」からインスパイアされてつけた名前だそうです。
裏には簡単なセパージュや Colli di Luni の説明があります。サインは当主のパオロ・ボゾーニさんのものです。


さあ、抜栓。
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キャップシール、コルクとも賑やかでいいです。

コルク平面化。
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ラベルのと同じマークがあしらわれています。DIAM5を採用。

Alc.13%。(pH:4.20、Brix:7.2)
濃いガーネット。
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黒ベリー、イチジク…。
そしてけっこう目立つブレット(ブレタノマイセス)。
樽香かも?とも思いましたが、やはり馬小屋臭です。(笑)
辛口アタック。
ちょっと酸が顔出しますが、果実味を強調していて、
しっかりした骨格のある味へつながっていきます。
タンニンはソフトですが喉越しで軽い収斂性あり。
余韻では最初の酸が帰ってきて早めに店じまいって感じです。

うん、悪くはないんですが、めちゃうまでもない。
パーカーおじさんのつけた88点は絶妙ですね。同意。(笑)


*****


Cantine Lvnae Bosoni
Auxo Colli di Luni D.O.C. Rosso 2016
RRWポイント 88点


De’ Ricci Vino Nobile di Montepulciano 2015

ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノです。「モンテプルチアーノの高貴なワイン」という意味ですから気分は上がりますね。その歴史は古く、中世の記録でも記述があるそうです。Vino Nobile di Montepulciano という言葉が歴史上初めて使われたのは1530年のことらしいです。因みにDOCに認定されたのが1966年、DOCGに昇格したのが1980年です。


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作り手の名前は「リッチ家」のワイナリーってことなんですが、リッチ家の歴史は1150年までさかのぼるそうです。歴史が古いだけあって、なんとモンテプルチアーノの集落の一段高い所にある Palazzo Ricci という大聖堂の中にワイナリーがあります。(1562年に建設されたという、モンテプルチアーノで最も美しいルネッサンス様式の宮殿の1つだそうで。)
ラベルに「太陽の下にいるハリネズミ」のイラストがありますが、リッチ家のご先祖様がハリネズミの行動を見ることで天気を予測することができたそうで、リッチョ(Riccio=イタリア語でハリネズミ)というニックネームをもらい、リッチ家の名前の由来になったそうです。


公式ページは歴史や施設・畑の説明はあるのに肝心のワインの紹介が見当たりません。

しかたがないのでインポーターの情報から。
・サンジョヴェーゼ 100%
除梗後、30%だけ破砕。アルコール発酵&マセラシオン後、新樽と900Lの樽(トノー)の混成で12ヶ月、その後25hl(2500L)の大樽に移しさらに12ヶ月熟成するそうです。その後ボトルでもう5ヶ月寝かせます。
Vino Nobile di Montepulciano DOCG の規定では、樽での12ヶ月を含む2年の熟成が義務付けられていますから軽々クリアしていますね。(因みに Riserva は3年です。)

品種は、現地でプルニョーロ・ジェンティーレ(Prugnolo Gentile)と呼ばれる、いわゆるサンジョヴェーゼを70%以上使うのが規定です。
Chianti02
サンジョヴェーゼは突然変異しやすい品種で多くのクローンがあり、サンジョヴェーゼ・グロッソ(Sangiovese Grosso)の系統とサンジョヴェーゼ・ピッコロ(Sangiovese Piccolo)の系統に大きく分かれる(1908年発表の品種学者Girolamo Molon氏の論文)とされてますが、近年の研究では、双方のDNAプロファイルに遺伝的差異がないため真偽のほどは定かではなくなっています。
因みにサンジョヴェーゼ・グロッソと言われているのが、ヴィノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ(Vino Nobile di Montepulciano)のプルニョーロ・ジェンティーレ(Prugnolo Gentile)です。他、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(Brunello di Montalcino)のブルネッロ(Brunello)もそうです。


モンテプルチアーノの集落にあるデ・リッチを訪問します。
DeRicci01
モンテプルチアーノの町も歴史を感じさせ雰囲気がいいですが、デ・リッチの場所がすごいところにありますね。さすが老舗。中は教会の大聖堂のようになってます。


さて、ネットで拾ったトスカーナ州の地図で、モンテプルチアーノの町と Vino Nobile di Montepulciano DOCG の場所を確認します。
DeRicci02
ついでに他の主要DOC/DOCGも書き込みました。拡大してお楽しみください。(DOCG、DOC、キヤンティのサブゾーンで色を変えています。)

地形と産地の関係を見てみたいので、Google Mapの航空写真を重ねてみました。
Toscana_MapT
山間を縫うように各産地があります。トスカーナ州の北側はアペニン山脈になり産地が少ないようですね。


ラベル平面化画像。
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よく見るとハリネズミさん、かわいい…。


さあ、抜栓。
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キャップシールに「R」マーク入りです。

コルク平面化。
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こんなところにもハリネズミと太陽がありました。

Alc.13.5%。(pH:4.19、Brix:7.6)
クリア感あるガーネット。さすがにエッジは褐変。
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黒ベリー、アプリコット、胡椒、鞣し革。
熟成感がハンパない香りです。
辛口アタック。
乾いた感じの味わいかと思いきや、
タンニン分も加勢して、すごく立体感が出てきました。
表層の舌触りはシルキーなテクスチャーを感じます。
程よい酸味が盛り立ててるのにも気づきました。
余韻も苦味走りながらいいバランス続きます…。

う~ん、欠点がない。うまいです。
ピザとパスタに合わせましたがベストマッチでした。


*****


De’ Ricci Cantine Storiche
Vino Nobile di Montepulciano 2015
RRWポイント 94点


Kirkland Signature Chianti Classico Riserva DOCG 2016

キヤンティ・クラッシコ・リゼルヴァDOCGですが、ブランドがカークランド・シグネチャーですから、ご存知コストコのプライベートブランド商品です。で、お値段が1000円を切っていたので思わず手に取ってしまいました。(笑)これで、Chianti Classico Riserva DOCG らしい貫禄が出ていれば「偉いワイン」認定ということになります。はてさて。


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得てして「Kirkland Signature」ブランドの商品は、生産委託先というか生産者がどこかわからないパターンが多いと思いますが、これはなんと裏ラベルに「Villa Cafaggio Estate」とはっきり書いてありました。調べるとちゃんと存在しまして(笑)600年の歴史を持つ老舗のようです。


公式ページはこれです。しっかりしてます。安物を大量生産する雰囲気はありません。(笑)

しかし、当然ながらコストコ商品が載ってるわけがありません。裏ラベルにはDOCGの規定通り24ヶ月以上(内3ヵ月はボトルにて)の熟成してますとは書いてありました。
・サンジョヴェーゼ 100%
だろうと思います。キヤンティ・クラッシコの規定ではサンジョヴェーゼ80%以上ですが、この作り手は100%でやってるようですので。
Chianti02
サンジョヴェーゼは突然変異しやすい品種で多くのクローンがあり、サンジョヴェーゼ・グロッソ(Sangiovese Grosso)の系統とサンジョヴェーゼ・ピッコロ(Sangiovese Piccolo)の系統に大きく分かれる(1908年発表の品種学者Girolamo Molon氏の論文)とされてますが、近年の研究では、双方のDNAプロファイルに遺伝的差異がないため真偽のほどは定かではなくなっています。
因みにサンジョヴェーゼ・グロッソと言われているのが、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(Brunello di Montalcino)のブルネッロ(Brunello)やヴィノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ(Vino Nobile di Montepulciano)のプルニョーロ・ジェンティーレ(Prugnolo Gentile)などです。


一応、この作り手を訪問しておきます。写真は逆光ですが、いい雰囲気の所です。
KirklandChianti02
グレーヴェ・イン・キヤンティ(Greve in Chianti)というコムーネにあります。当然、キヤンティ・クラッシコのエリアにあります。

キヤンティ・クラッシコの対象エリアをGoogle Map上で見てみましょう。今日の作り手の所在も追記していますのでご確認を。グレーヴェ・イン・キヤンティ村を探してください。
KirklandChianti01
ここでキヤンティ・クラッシコについてまとめておきます。広域のキヤンティDOCが1967年にでき、1984年にDOCGに昇格します。この時点でもフィレンツェとシエナの間の歴史的な地域ではキヤンティ・クラッシコを名乗れましたが、1996年晴れてキヤンティ・クラッシコ単独でDOCGとなります。キヤンティは最低70%のサンジョヴェーゼ使用が規定ですが、キヤンティ・クラッシコは80%です。

熟成は、
Chianti Classico:12ヶ月(約1年)
Chianti Classico Riserva:24ヶ月以上(内3ヵ月はボトル)
Chianti Classico Gran Selezione:30ヶ月以上(内3ヵ月はボトル)
となっています。「樽使用」の規定はないことに注目です。


ラベル平面化画像。
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1000円とは思えない立派なラベルです。


さあ、抜栓。

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カークランドのロゴ入りコルク。

コルク平面化。
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テクニカルコルクのDIAM3採用。2や1もありますからまだいい方です。(笑)

Alc.13%。(pH:3.93、Brix:7.3)
透け感あるエッジ褐変気味のガーネット。リゼルヴァって感じ。
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カシス、プラム、黒オリーブ、生っと樽香もあり。
が、香りの総量は控えめです。
クールな感じの辛口アタック。
わずかながら酸がベースにある様です。
味の厚みは薄っぺらではないですが…弱いです。
この深みのなさは他のサンジョヴェーゼでもたまに感じるので、
品種の個性なのかもしれません。
時間経過し開いてくると、
余韻からフィニッシュで最初の酸は引きずりますね。

重大な欠点はないですが、傑出する部分もないかな~。
こじんまりしたキヤンティとして(笑)楽しめました。


*****


Kirkland Signature
Chianti Classico Riserva DOCG 2016
RRWポイント 87点


Tenuta Il Palagio Message in a Bottle 2016 Rosso Toscana IGT

ちょっと前に、元ポリス(The Police)のミュージシャン、スティング(Sting)がキヤンティの所有エステートで醸す「When We Dance」というワインを試しました。これがなかなかの出来で、驚いたと共にうれしくなったものです。今日はその上級キュヴェの「Message in a Bottle」をお取り寄せしてお試しです。これまた1979年発表のポリス時代の名曲のタイトルです。


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このワインが作られた「イル・パラジオ」は、1500年代までさかのぼる歴史のあるキヤンティのエステートで、1999年に訪れたスティングと奥様のトゥルーディさんがすぐに気に入って購入しちゃったそうです。さすが、ロックスター。(笑)少々荒れていたワイナリーに大投資をし見違えるように再興させたといいます。

ロックスターの道楽かと思いきや、思ったようなワインができないことから、最初の10年はほぼ住み込みで、著名なコンサルやエノロゴを雇い改善に取組んだそうです。エステート内にスタジオも作り、セラーで作曲もしたというから驚きです。
「ワイン達は僕の音楽を聴いて熟成してるからおいしいはずだ。」なんてことをスティングご本人がインタビュー記事でのたまっておられました。こりゃあ、本物です。(笑)

実はわたくし、何を隠そうポリス時代からのスティングの信奉者であります。去年も最新アルバムのタイトル 57th & 9th(ニューヨーク9番街57丁目)に合わせ、ニューヨークはマンハッタンへ赴いておりました。今度はそのスティングのワイナリーへいずれは行ってみたいものです。


公式ページにしっかりワイン情報があります。

セパージュは以下の通りなんですが、このワインは前回試した Whe We Dance のようにキヤンティDOCGではなく、トスカーナIGT(Indicazione Geografica Tipica)になってます。
・サンジョヴェーゼ 70%
・シラー 15%
・メルロー 15%
フィレンツェやシエナの畑からのブドウで、熟成はフレンチオーク樽で12ヶ月だそうで。
キヤンティDOCGの規定では、サンジョヴェーゼ70%以上(白品種10%混醸可)使い、4ヶ月以上の熟成ということなのでキヤンティDOCGをクリアしてそうなものですが、ブドウの出どころが域外なんでしょうかね。
前回試した Whe We Dance は樽を使ってませんでしたから、製法上は今回のものが格上ということになりそうです。


イル・パラジオの公式ページは別にあって、これです。

前者のサイトはワインを含む生産品、後者のこれはエステート全体用って感じですね。


前回同様、フィレンツェから南に車で小1時間の所のワイナリーを訪問。
Palagio00
到着する直前にあるこのショップは行けるんですが、肝心のイル・パラジオにはストビューでは近づけません。敷地の大きいエステートは、アクセスする道が私有地になってたりするので「あるある」なのですが。

例によってネットで拾った写真をコラージュしてお茶を濁します。
Palagio01
敷地内でミニコンサートでしょうか。トゥルーディ奥様も写ってますね。
すごく立派なところで、ゲストハウスやイベントもやってるそうです。

イル・パラジオの場所をキヤンティの対象地域との関係で見てみましょう。
Plagio01
キヤンティDOCGのエリアではありますが、ギリ、キヤンティ・クラッシコDOCGのエリア外になります。まあ、DOC/DOCGに拘らず、いわゆるスーパータスカンをやってる感じですよね。


ワインのネーミングはこの曲から。ポリスの「Message in a Bottle」のビデオクリップです。

1979年当時の映像なのでスティング、アンディ、スチュアートが若い。

スティングがイル・パラジオで「Message in a Bottle」を演奏する貴重映像を発見。

イル・パラジオ敷地内でのミニコンサートでしょうね。行ってみた~い。


ラベル平面化画像。
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表はボトルに入れられた風情のメッセージらしきもののイラスト。イカしてます。裏ラベルは「Message in a Bottle」のネーミングの説明があります。当時スティングがこの曲に込めた意味は、ボトルのメッセージでSOSを発信するように、一人で孤独にならずに「みんな繋がろう」ということ。「ワインでのつながり」とかけてるんでしょうが、現代の世相と照らし合わせても色褪せないコンセプトに思われます…。


さあ、抜栓。
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驚きましたが、コルクに「S.O.S」の文字が。

コルク平面化。
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さらに驚いたことに「S.O.S」の繰り返しのみ。(笑)
テクニカルコルクのDIAM3を採用。

Alc.13%。(pH:3.93、Brix:8.0)
濃いガーネット。粘性の涙があり、細かいです。
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黒ベリー、ダークチェリー、スパイス。
鞣し革か…かすかなブレットも。
滑らかな酸味を感じる辛口アタック。
深み、厚みのある味わいはいい感じ。
舌触りも非常にきめ細やかでスムース。
タンニンはごくささやかな収斂性あるものの、
非常にシルキーで余韻前の喉元にアクセントをくれます。
酸がフレッシュな感じを与えつつ、じんわり持続。

ちょっと気になる酸以外は総じていいんですが、
なんとなく前回の「When We Dance」の方が微妙においしかった気がします。
これは、最上級キュヴェの「Sister Moon」も試さないといけないようです。(笑)


*****


Tenuta Il Palagio
Message in a Bottle 2016
Rosso Toscana IGT
RRWポイント 91点


Tua Rita Rosso dei Notri 2018

以前に2016年を試しています、トゥア・リータのロッソ・ディ・ノートリですが、2年進んで2018年を再びお試しです。
さすが、パーカーおじさんが100点をつけたフラッグシップ「レディガフィ」のセカンド(?)、なかなかおいしかった記憶があります。パーカーおじさんは ロッソ・ディ・ノートリ 2016 には92点をつけており、RRWポイントも奇しくも(笑)92点でした。


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1984年、ヴィルジリオ・ビスティさんとリータ・トゥアさん夫妻がトスカーナ州スヴェレート(Suvereto)の地に畑を購入したのがトゥア・リータの始まりです。1988年に植樹し、1992年がファーストヴィンテージだそうで、その後レディガフィ1997がワイン・スペクテイター誌で100点を取り、レディガフィ2000でパーカーおじさんの100点を取るに至ります。
なんでも、この畑のポテンシャルにあとあと気づいたそうですね。そのせいかはわかりませんが、スヴェレートは Val di Cornia DOC のサブゾーンだったものが、2011年に Suvereto DOCG と、単独でDOCG昇格となっています。
しかしながら当のトゥア・リータは、レディガフィに至るまですべて Suvereto DOCG を名乗らず、IGT Toscana なんですが、これは何かのポリシーでしょうかね。


公式ページは今風ですが、ワイン情報は貧弱です。(獲得ポイントは載ってますが…。笑)
tuarita01
ネット情報にはなりますが、セパージュがこう。
・サンジョヴェーゼ 50%
・カベソー 20%
・メルロー 20%
・シラー 10%
平均樹齢10年と言いますから若木からでしょう。樽熟も総量の30%だけをバリックにて6ヶ月だそうで、かなり軽めに仕上げてありますね。


さて、スヴェレート(Suvereto)にあるトゥア・リータ訪問。
TuaRita00
ストビューではここまで。外からはパッとしませんが、中はスゴそうです。

Google Map上でスヴェレートDOCGとトゥア・リータの場所を確認します。
まさにスヴェレートDOCGの真ん中。しかし、出すワインはトスカーナIGT。(笑)
Suvereto
2011年に Val di Cornia DOC のサブゾーンだったのがDOCGに昇格したSuvereto DOCGですが、赤のみのDOCGで、カベソー・メルロー・サンジョヴェーゼが主体になります。熟成は19ヶ月となっています。
因みに、同じ2011年には、Val di Cornia DOCの赤だけが Rosso della Val di Cornia DOCG(もしくは、Val di Cornia Rosso DOCG)とDOCGになっています。こちらはサンジョヴェーゼが40%以上という縛りがあります。
海岸からは10Kmほど内陸ですが、海風の影響を受ける複雑なテロワールと思われます。北側はボルゲリとも接してますね。


ラベル平面化画像。ここはラベルデザインがトップエンドからお手頃ローエンドまで同じようなデザインなのがうれしいですね。
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インポーターシールはきれいに剥がせませんでした。隠れてたのが、QRコードと「14% vol」「75cl」の表示。いいっちゃいいんだけど、インポーターシールの「アルコール分:13%以上14%未満」って何よ?


さあ、抜栓。
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しっかりとTUA RITAマーク。

コルク平面化。
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なんと、DIAM10とな。

Alc.14%。(pH:3.95、Brix:7.2)
ガーネット。
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カシス、チェリー。シダっぽいの?
辛口アタック。
滋を味乗せた味の厚みは十分。
タンニンはシルキーで、喉越しに心地よい収斂性があります。
余韻はそこそこながら、
酸味を発見しつつフィニッシュまで楽しめます。

パーカーおじさんは、92点の2016年より少し低い90+点としています。
確かにちょっと落ちたような気はします。RRWポイントは91点。(笑)


*****


Tua Rita
Rosso dei Notri 2018
RRWポイント 91点


Tenuta Il Palagio When We Dance Chianti 2017

大阪のタカムラの店頭で面白いラベルのキヤンティDOCGを見つけました。
英語で「When We Dance」とあります。何だか聞いたことのあるフレーズ。
そう、元ポリスのミュージシャン、スティングのベスト盤に収録の曲名です。
そう言えば、スティングがイタリアにワイナリーを持ってるって聞いたことが…。


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やはりそうでした。1500年代までさかのぼる歴史のあるキヤンティのエステート
「イル・パラジオ」を1999年に訪れたスティングと奥様のトゥルーディさんは、
すぐ気に入って購入しちゃったそうです。さすが、ロックスターです。(笑)
少々荒れていたワイナリーに大投資をし見違えるように再興させたといいます。

ロックスターの道楽かと思いきや、思ったようなワインができないことから、
最初の10年はほぼ住み込みで、著名なコンサルやエノロゴを雇い改善に取組んだそう。
エステート内にスタジオも作り、セラーで作曲もしたというから驚きです。
「ワイン達は僕の音楽を聴いて熟成してるからおいしいはずだ。」なんてことを、
インタビュー記事でのたまっておられました。こりゃあ、本物ですぞ。(笑)

実はわたくし、何を隠そうポリス時代からのスティングの信奉者であります。
去年も最新アルバムのタイトル 57th & 9th(ニューヨーク9番街57丁目)に合わせ、
ニューヨークはマンハッタンへ赴いておりました。
しかし、このワインの件はすっぽりと抜けていたようです。ファンとして反省。


ワインの公式ページはオシャレでいい感じです。スティングっぽくないですが。(笑)

ラインナップを見ると Message In A Bottle や Sister Moon など曲に因んだものばかり。
今日の When We Dance は1994年の曲で、まだこれらの曲の中では一番新しいからか、
イル・パラジオのエントリーワインの位置づけのようです。
いずれにしても、どのワインもスティングのワインへの思いが込められているようで、
ロックスターの片手間ではないと思わせる迫力が感じられます。さて、今日のワインは…
・サンジョヴェーゼ 95%
・カナイオーロ/コロリーノ 5%
Canaiolo、Colorinoは、ちょいと混ぜてまろやかにしたり色付けをしたりします。
キヤンティの王道のようなブレンドです。
エントリーなので発酵、MLF、熟成(6ヶ月)まですべてステンレスタンクです。
瓶詰め後、ボトルで3ヶ月寝かします。スティングの音楽を聞かせるのかな?


早速、フィレンツェから南に車で小1時間の所のワイナリーを訪問します。
Palagio00
Google Mapではここがヒットするんですが「Farm Shop」のようです。
イル・パラジオはちょっと離れたところにちゃんとありました。
なぜか入り口に Gordon Matthew Sumner とあります。これスティングの本名。

イル・パラジオにはストビューで近づけなかったので、ネット写真でコラージュ。
Palagio01
敷地内でミニコンサートでしょうか。トゥルーディ奥様も写ってますね。
すごく立派なところで、ゲストハウスやイベントもやってるそうです。

イル・パラジオの公式ページは別にあって、これです。

前者のサイトはワインを含む生産品、後者のこれはエステート全体用って感じですね。


さて、少しキヤンティのおさらいをしましょう。まずは位置関係。
ワイナリーの場所も白四角で示しました。ギリ、キヤンティ・クラッシコ外。
Plagio01
キヤンティはかなり広範囲で、キヤンティ・クラッシコを内包しています。
キヤンティは1967年にChianti DOCとなり、1984年にDOCGに昇格しています。
キヤンティ・クラッシコはキヤンティのサブゾーンでしたが、1996年に、
Chianti Classico DOCGとして単独のDOCGとなっています。
違いは熟成期間がクラッシコの方が長く規定されているほか(木樽は不要)、
サンジョヴェーゼの最低含有率がキヤンティの70%に対し、クラッシコ80%です。


ラベル平面化画像。
IMG_3152
裏ラベルには、いかにスティングと奥様がワイナリーの再建に尽くしたかと、
最高のブドウを生み出すのに15年もかかったということが書いています。
ビオディナミで有名なコンサルのアラン・ヨーク氏を雇っているので、
ユーロリーフ付きのビオワインになってますね。

そして「スティングのワインにかけた情熱、献身、愛情を称賛して、
彼のロマンチックな曲名からネーミングしている」と説明があります。
ソロ活動10年目に出たベスト盤に収録された新曲2曲のうちのひとつで、
前衛的な映像が印象的なビデオクリップが記憶に残っている曲です。
Sting
Youtubeのビデオクリップ映像からキャプチャーしてコラにしてみました。

そんなことせずにYoutubeをリンクした方が早かったですね。(笑)

このブログで初めてYoutubeをリンクしました。(笑)
よし、イル・パラジオの Message In A Bottle も試して、記事を書くとき、また貼ろう。

インポーターシールはオリジナル裏ラベルを隠さない偉いやつでした。
IMG_3154
ジェロボームさん、よくできました。


さあ、抜栓です。
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一応、コルクは名前入り。

コルク平面化。
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5年耐用のDIAM5を採用です。

Alc.13%。(pH:3.60、Brix:6.9)
クリア感ある濃いめルビー。
IMG_3195

ブラックベリー、ダークチェリー、オリーブ、スパイス。
複雑な香り。樽はないのに濡れ木も感じます。
酸味を感じる辛口アタック。
味はしっかり厚みがあり重め。
なので、最初の酸がそれを中和してくれてます。
結果的に、果実味と相まって全体としてエレガント~。
やはり酸は一歩出た感じなんですが、
余韻でも絶妙なハーモニーとして楽しめるんですよ。

スティング、ほんとにワイン造り頑張ったんだね。
いいよコレ。驚きました。(笑)


*****


Tenuta Il Palagio
When We Dance
Chianti 2017
RRWポイント 92点


Tenuta Tignanello (Antinori) Tignanello 2015

アンティノリのフラッグシップとも言えるティニャネロです。
スーパータスカンいろいろあれど、サンジョヴェーゼ主体なのが特徴。
以前2012年を試し、パーカーおじさんと同じ93点をつけましたが、
今日の2015年、パーカーおじさんは96点ですって。ゴイゴイスー。


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アンティノリが作るいわゆるスーパータスカン。サンジョヴェーゼ主体ですが、
そこにカベソーやカベフラをブレンドしたりしてトスカーナIGTとされています。
そのカベソーとサンジョヴェーゼの比率をひっくり返したのがソライア(Solaia)。
どちらもキヤンティ・クラッシコの地域にあるテヌータ・ティニャネロが作ります。


公式ページはアンティノリ公式の中でしたね。

データシートがミレジム毎完備で醸造やら詳しく書いてあるんですが、
なぜかセパージュの記述がないんです。何かマズいことでもあるんでしょうか。
困ったのでインポーター(Enoteca)情報。
・サンジョヴェーゼ 85%
・カベソー 10%
・カベフラ 5%
と、これが2015年のセパージュだそうです。
熟成はフレンチとハンガリアンオーク樽(新樽か一年落ち)にて14~16ヵ月間。

ここで念のため(笑)キヤンティ・クラッシコDOCGの決まりを見ておきます。
・サンジョヴェーゼ80%以上
・アルコール度数12.0%以上
・熟成は12ヶ月以上
となっています…。あれ? キヤンティ・クラッシコDOCGをクリアしてません?

1971年にTenuta Tignanelloが設立され、最初のティニャネロが出ますが、
当時のキヤンティでは10%ほどブレンドされていた白品種などを使わず、
カベソー/カベフラの国際品種を使い、バリックで熟成するという手法が、
伝統的なキヤンティ(クラッシコ)から外れテーブルワイン(Vino da Tavola、VdT)
とされました。今はToscana IGT(Indicazione Geografica Tipica)が名乗れます。
て言うっか、名乗ってます。(笑)

当時はキヤンティの品質低下でキヤンティ・クラッシコDOCGが派生するなど、
キヤンティ~を名乗ること自体にあまり意義もなかったようです。
とにかくスーパータスカンであることがカッコよくって意義があるわけで、
今さらキヤンティを名乗る必要もないでしょう。「俺様がティニャネロだ!」って。


さて、何度も行ってますが、フィレンツェから車で40分、再訪問です。
TenutaTignanello01
キヤンティのエリアですが、アンティノリのお膝元フィレンツェに近い。

トスカーナのDOC/DOCGマップにTenuta Tignanelloの位置を書き込みます。
TenutaTignanello02
キヤンティ・クラッシコDOCGエリアのSan Casciano in Val di Pesaにあります。


ラベル平面化画像。
IMG_1933
裏はエノテカ貼り替えタイプですね。


さあ、いただきます。コルクは平面化するとこうです。
IMG_1935
表ラベルの縞々の丸のデザインがここにも。

Alc.14%。
ガーネット。
IMG_1938

黒ベリー、ダークチェリー、ザラメ。
辛口アタック。
なめらかな酸に誘われ味の本体へ到達すると…
厚みはそこそこ、複雑味もありますね。
タンニンを喉に落としながら入る余韻もまあまあ。
あれ?
おいしいんではありますが、
なんとなく感動がないです。

う~ん、ボトルバリエーションか抜栓後の保存か…。
今回はパーカーおじさんと同じ点数にはなりません。(笑)


*****


Tenuta Tignanello (Antinori)
Tignanello 2015
Toscana IGT
RRWポイント 89点


Gaja Pieve Santa Restituta Brunello di Montalcino 2014

イタリアワイン界の帝王と称されるガヤ。その来日イベントでの1本。
6種類くらい試しましたが、まだ記事にしていないのがありました。
これはトスカーナ州モンタルチーノで手掛けるワイナリーから。
ガヤが1994年に取得したピエヴェ・サンタ・レスティトゥータです。


IMG_0555
DOCG Brunello di Montalcino、このワイナリーのスタンダードキュヴェです。
上に2万円コースのトップキュヴェがラインアップされてますが、
これとて8,000円しますので、けっして偉いワインではありません。(笑)


例によって公式ページはないので、米国の正式インポーターのサイトをば。

Brunello di Montalcino DOCGは、・サンジョヴェーゼ 100% が規定されてます。
サンジョヴェーゼはクローンが多く、この場合、サンジョヴェーゼ・グロッソ種、
現地ではブルネッロ(ディ・モンタルチーノ)と呼ばれる品種ということになっています。
熟成も最低4年(内、樽で2年、ボトルで4ヶ月を含む)が義務付けられています。
1966年にDOCが制定され、1980年にDOCGに昇格しています。

Gajaのこのワイン場合、エノテカ情報ですが、バリック(小樽)で12ヶ月、
ボッティ(大樽)で12ヶ月の二段階熟成の後、コンクリートバットで6ヶ月だそうです。
4年には足りませんが、あとはボトルで放置プレーでしょうか。


現地ワイナリーを訪問。ストビューで近づけないので俯瞰します。
Pieve01
きれいな畑に囲まれてます。元が教会という建物です。

トスカーナの地図でモンタルチーノの位置を確認しておきましょう。
Toscana01
DOC、DOCGの明記のない中途半端な地図ですね。


ラベル平面化画像。
IMG_0580
例によって会場で適当に撮ったので、随分崩れています。


さて、いただいてみましょう。
Alc.14.5%。ガーネット。
IMG_0565

黒ベリー 、トリュフ、 腐葉土、 チョコ。
ドライな辛口アタックです。
複雑味あるんですが、軽い酸がフレッシュ感を与えてます。
ハーブな風味を出しながら重めの余韻に入っていきます。
後味で少しタンニンも主張するんですが、
同時に、(個人的にいつもサンジョヴェーゼに感じる)
例のサンジョヴェーゼの愛想なさがあります。(笑)

傑出してるという程ではないですが、なかなかです。
食事に合わせたいな~。イベントはつらい。(笑)


*****


Gaja
Pieve Santa Restituta

Brunello di Montalcino 2014
RRWポイント 90点


Andrea Paoletti Senza Rancore 2016 Toscana IGT

この前、イタリアのピノ・ネロ(ピノ・ノワール)を試しました。
ちょっといいやつを試したところ、それはそれで美味しかったんですが、
そのワインのコンサルをしたがアンドレア・パオレッティ(Andrea Paoletti)
というイタリアワイン界の巨匠コンサルであることを知りました。
すると、そのおじさんが自らサンジョヴェーゼで醸すワインがあるとのこと。
これは俄然興味が湧いてきましたので、すぐさまこれをゲットしました。


IMG_0505
アンドレア・パオレッティさんが自ら醸すサンジョヴェーゼというのは、
ランコーレ」という、年間5000本しか作らないという希少なワイン。
Rancoreとは「恨み」の意味。ラベルにはムンクの「叫び」が描かれていて、
何ともカルトな雰囲気のワインです。手が出ない値段ではなかったのですが、
2016年から「Senza Rancore」なるセカンドラベルをリリースしたというので、
「お試しするならセカンドでしょう」といういつものポリシーで(笑)、
これをゲットしたという訳です。

Senza Rancore(センツァ・ランコーレ)とは英語で言うと「Without Rancor」、
「恨みなし」という意味で、これまた意味深で面白いネーミングです。
そしてラベルにあるのは、同じムンク作ですが聖母マリアを描いた「マドンナ」。
黒基調のランコーレのラベルに対し、真っ白ベースなのも面白いです。


公式ページは発見できずです。ある意味公式ページと思われるのが、
Andrea Paolettiをコンサルとして紹介するこのサイトです。

やはりコンサルが本業で、自分で作ったワインのアピールはしないんでしょうかね。
仕方がないので、いつものようにインポーター情報に頼ります。セパージュは、
・サンジョヴェーゼ 75%
・メルロー 20%
・プチヴェルド 5%
樽熟は、1年落ちのフレンチオークのトノー(300L)にて12ヶ月となってます。
若木を使うとか、違う畑のものではなく、ランコーレと同じ醸造・熟成をし、
12ヶ月経った時点でファーストの基準に満たなかった樽のものなんだそうです。
ファーストのランコーレも1年落ち仏オークのトノーで12ヶ月熟成で同じですから、
このセカンドはほぼほぼファーストですね。
ただ、ファーストのランコーレのセパージュは、プチヴェルド5%の代わりに、
ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)5%となってますので、ブレンドが微妙に違います。


問題は、Andrea Paolettiさんがどこでこのワインを作っているかです。
上記サイトのコンタクト情報からフィレンツェ南方にあるここを発見しました。
AndreaPaoletti01
インポーターサイトにそのワイナリーの写真があったので、
不鮮明な写真ながら比べてみると、なんとなくビンゴです。
われながら素晴らしいサーチ能力です。(笑)
おじさんの写真は先ほどのコンサル・サイトに上がってたものを拝借。


ラベル平面化画像。
IMG_0373
生産・瓶詰:ブドウ生産者アンドレア・パオレッティとあり、
住所がBagno A Ripoli - フィレンツェとなっており、先ほどの写真と一致。


さあ、抜栓。
IMG_0502
おそらくファーストと同じキャップ、コルクでしょう。

Alc.14%。
ガーネット。
IMG_0503

ブラックベリー、ブラックチェリー、スパイス。
かすかな青野菜香も。
辛口アタック。
味の構造感なかなかな感じです。
シルキーなタンニン。
喉越しのアルコール感でフルボディが堪能できます。
余韻も長くて貫禄ありますね。

サンジョヴェーゼの個性もしっかりわかります。
これは自分史上最高にうまいサンジョヴェーゼかも。
正直、ブルネッロ~やキヤンティ~で納得してなかったですから…。



*****


Andrea Paoletti
Senza Rancore 2016 Toscana IGT
RRWポイント 93点


Castelli del Grevepesa Novello Toscano 2019

ボジョレー・ヌーヴォー解禁は目前(11月21日)ですが、
先日は一足先にオーストリアのホイリゲにて今年の新酒を祝いました。
今日はイタリアの新酒ノヴェッロで、またまた今年の収穫を祝いますよ。
因みに、Novelloの解禁日は10月30日(固定)です。ちょっと前ですね。


IMG_0429
ラベルの手書きっぽいロゴがいいですね。「2019」も手書き風。
いかにも作り立てフレッシュという雰囲気が出ます。


公式ページは情報豊富そうなんですが、季節モノのノヴェッロが載っていません。

まあ、例によってインポーターサイトなどのネット情報に頼ります。
この作り手はキヤンティ・クラッシコ最大の協同組合で、1965年創業、
17の作り手から始まった共同体は今では120を数えるそうです。
このノヴェッロ用のブドウはキヤンティ・クラシコの畑からは離れており、
海抜200~400mの日当たりの良い高所で早熟のため、早摘みができるそうです。
まさにノヴェッロに合った専用のサンジョヴェーゼを使用ってことでしょうか。
・サンジョヴェーゼ 100%
で、マセラシオン・カルボニック法で醸されます。いわゆる炭酸ガス浸漬法。
イタリア語ではマチェラツィオーネ・カルボニカ(Macerazione Carbonica)です。


さて、作り手訪問。キヤンティ・クラッシコ最大らしく、かなり巨大な建物。
IMG_0394
建物に掲げてあるのは時計かなと思ったら、Chianti Classicoの黒い鶏マークでした。
フィレンツェの南側、San Casciano in Val di Pesaというコミューンにあります。

この作り手の公式ページから拝借した地図です。
IMG_039
San Casciano in Val di Pesaはキヤンティ・クラッシコの北側で、
赤色で示された4つのコミューンに共同体の120の作り手が居ます。

このChianti Classicoをトスカーナ州全体から見るとこんな感じ。
Toscana02
この作り手は、Chianti Classico域外のSan Gimignano DOCや、
Maremma Toscana DOC(2011年IGTから昇格)からのブドウも使用だそう。


ラベル平面化画像。
IMG_0393
「航空便」です。コストかかってます。
Novello Toscano IGTはトスカーナIGTのカテゴリーに含まれます。


さあ、抜栓。
IMG_0426
コルクは意味不明の記号のみ。「FI」はフィレンツェかな。

Alc.12.5%。
ガーネット。赤紫っぽい。
IMG_0427

カシス、チェリー、リコリス、
かすかにキャンディ。
マセラシオン・カルボニック香でしょうか。
辛口アタック。
酸味はありますが出過ぎてないので大丈夫。
さすがに厚みはないんですが、フルーティなコクを感じます。
喉越しでやはり酸が来るんですが全体的に良くまとまってますね。
サンジョヴェーゼらしさははっきり感じられ、
フルーティなサンジョヴェーゼって感じで好印象です。
2019年、新酒にカンパイ!


*****


Castelli del Grevepesa
Novello Toscano 2019
RRWポイント 87点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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