Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

ドイツワイン

Allendorf Quercus Pinot Noir Trocken 2016 Rheingau

ドイツのシュペートブルグンダー(Spätburgunder)即ちピノ・ノワールを試していると、
かなりの確率でおいしいのに最近は出会っています。単に僕が運がいいだけなのか、
実はドイツのピノ・ノワールの平均点が高いということなのか、そのどちらかです。
今日はネックにVDP.の鷲のマークのある良さげなやつをリカマン店頭で適当にゲット。


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アレンドルフというラインガウに700年以上の歴史を持つという作り手です。
13世紀から所有するという75haの畑は家族経営のワイナリーでは最大級だそうで。
「Quercus」は「Oak」の意味で、オーク樽をしっかり使ったちょっといいライン。
リカマンのウェブの説明ではブルゴーニュのエシェゾーにも匹敵する味わいだとか...。


公式ページはいいんですが、ワイン解説はあっさりでショップへ誘導です。

・シュペートブルグンダー 100%
225Lのオーク樽で24ヶ月熟成と、さすが上等ラインです。
VDP.の鷲のマークがありましたが、Gutswein(グーツヴァイン地域名ワイン)になります。

VDP(Verband deutscher Prädikatsweingüter)は「ドイツ高品質ワイン醸造家協会」で、
1910年に独自に審査・認定を始め、フランス式に畑に格付けをしています。
キャップシールにVDPロゴ(鷲のマーク)を入れた上で、以下の等級を表記します。

・Gutswein(グーツヴァイン)・・・地域名ワイン
・Ortswein(オルツヴァイン)・・・村名ワイン
・Erste Lage(エアステ・ラーゲ)・・・1級畑ワイン
・Grosse Lage(グローセ・ラーゲ)・・・特級畑ワイン
 この特級畑からの辛口ワインには、特に、
・Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェックス)・・・“Grand Cru”
 と表記され、Qualitätswein trockenが併記されます。

今日のワインはGutsweinとは書かれず、Rheingauという地域名が書かれています。
公式ページにはAssmannshausenとWinkelの畑のベスト区画からと書かれています。
村名がわかってるんだったら、Ortswein(村名ワイン)でもいいような気がします。
あ、でも複数の村からのブレンドだから村名が名乗れないってことかな?


ライン川沿い、Oestrich-Winkelの町にあるアレンドルフを訪問です。
Allendorf01
例によってストビューがないので周りの雰囲気は撮れませんでした。
ただ、この近くに仕事の欧州拠点があったので出張でよく行った場所です。
休日はライン川沿いの鉄道でリューデスハイムとかに遊びに行ってました。

畑は、AssmannshausenWinkelの畑のベスト区画ということでしたね。
自作ラインガウ広域マップ(元はGoogle Mapですが…)で位置関係を見ましょう。
Allendorf02
今日はフランクフルトから空港経由でラインガウまでの道筋をカバー。(笑)
途中のヴィースバーデンに会社があり、ここかマインツによく宿泊してました。
で、肝心の畑はその辺りの写真を貼って雰囲気を出しておきましたのでご確認を。


ラベル平面化画像。
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通常のドイツワインの格付けでは、Qualitätswein(上質ワイン)ですね。


さあ、抜栓。
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キャップシールの白地のエンボス、かっこいいです。

コルクを平面化するとこう。シンプルながらいい感じです。
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この4つのマーク何かと思ったら裏ラベルにも同じマークがありました。
何かの歴史を表してるのか? 微妙に順番が違うのはなぜ?(笑)

Alc.14%。
透き通ったルビー。エッジ微かにオレンジかかってます。
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ラズベリー、プラム、チェリー。
そして、佃煮香って呼んでますが(笑)、
上等ブルゴーニュの貫禄の香りに同義。
甘み感じるアタックと思いきや、やっぱり辛口。
きれいな酸が甘みに思わせるようです。
複雑味がありますが、サラッとした軽さもあります。
と思うと、余韻に入る前に喉越しに心地よい苦味も出てきて、
なんだかんだでフィニッシュにかけて絶妙のハーモニーが完成。

おお、またうまいドイツのピノを発見してしまいました。
都光から5,000円で出てるようなので、あまりお手頃ではないですが。
(僕はいつものリカマン30%OFFセールで買いました。笑)


*****


Allendorf
Quercus
Pinot Noir Trocken 2016

Rheingau
RRWポイント 93点


Mayschoss-Altenahr Ahr Spätburgunder 2016

やまやの店頭で、ドイツはアールのシュペートブルグンダーを発見。
アール(Ahr)はモーゼルよりまだ北に何かあったな~くらいの印象で、
いただいたことがありません。これは試してみなくちゃだわ。(笑)
ちなみに、SpätburgunderPinot Noirのドイツ語名で、Spät=遅い、
Burgunder=ブルゴーニュの(ぶどう)なので晩熟品種という認識のようです。


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なんともあっさりとしたラベル。作り手の名前が表に書いてません。
裏を見るとわかるのですが、Winzergenossenschaft(ワイン生産者協同組合)です。
創業は1868年と150年以上の歴史があり、452の会員合計で150haの畑を所有。


公式ページはこちら。よくできていますがドイツ語オンリーです。(笑)

しかも、ワインの紹介が全くなし。オンラインショップのページで兼ねるようです。

ショップサイトがこちら。ピノ・ノワールの最新ヴィンテージは2017年のようです。

「Ahr Spätburgunder trocken 2016」も辛うじて載ってましたがセール品です。
通常9.33ユーロのところ、25%オフの7ユーロポッキリです。(笑)
しかし、ラベルデザインが全く違いますね。今日のは輸出用かな?
醸造情報は乏しく、マロラクティック発酵をやってることと、
熟成がステンレスタンクと大樽(ユーズド)の併用ということはわかりました。
熟成期間は不明です。


ワイナリー訪問。相変わらずドイツはストビューがないので残念です。
eG01
アップされてる写真からピックアップしてコラージュしました。
立派な施設で、前を囲むようにアール(Ahr)川が流れています。
アール川はライン川の支流でボンとコブレンツの間くらいで合流しており、
この流域がアールという特定生産地帯(Bestimmtes Anbaugebiet)になります。

例によって、Google Map上で確認します。ドイツもライン川他、川に注目。
(アール川は細かすぎて書き込めてませんが、今日の作り手の前を通ってます。)
eG02
アールの主要品種はシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)ですが、
今日のワイナリーも所有畑の63%がシュペートブルグンダーだそうです。
ドイツの最南になるバーデン地域よりもコート・ドールの方が南なので、
アールは相当北の地域ということになり、かなり冷涼な気候と想像します。
この品種は冷涼な気候を好むと言いますが、この差が味にどう表れるんでしょうね。


ラベル平面化画像。QualitätsweinでTrockenの表示があります。
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イラストは何となく今の建物の面影があるような…。


さて、スクリュー回転。
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まあ、無印ですわな。

Alc.13.0%。
ルビー。割としっかり色は出ていますね。
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フランボワーズ、チェリー。
かすかにシーチキン。(笑)
でもこの香りの時は、滋味があるときが多いですからね。
辛口アタック。
酸はありますが控えめなのでいい感じです。
味の芯はしっかりしてますね。
複雑味もあって楽しめます。
「悪くないだろう」とぺこぱ風につぶやいてしまいました。

各地のピノがありますが、これはいい方のピノですね。
世界的に見てもほぼ最北端のピノなんですが…。


*****


Winzergenossenschaft
Mayschoß-Altenahr eG
Ahr Spätburgunder 2016
RRWポイント 91点


Joachim Flick Hochheimer Königin Victoriaberg 2016 Riesling Trocken

リースリングを物色していると、ちょっと派手目のラベルが目に入りました。
おまけにネックに鷲のマーク。VDP.エアステ・ラーゲ(VDP. Erste Lage)ですね。
ドイツでの1級畑に相当する格付けの銘醸畑ということです。思わずこれに決定。
あとでわかりましたが、英国ヴィクトリア女王の名前を冠した超有名畑でした。


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1845年に英国ヴィクトリア女王がこの地を訪れ、ワインにむっちゃ感動。
同年12月5日に証明書を発行し、畑に女王の名前をつけることを許可しました。
1854年にはラベルのイラストにある記念碑(現存)が建てられています。


今日の作り手、ヨアヒム・フリック家は2010年にこの畑を購入。モノポールです。
公式ページはワイナリー情報は豊富ながら、ワイン情報はショップページのみで貧弱。

・リースリング 100%
熟成は、40%はステンレスタンクで、60%はオークの大樽で5ヶ月のようです。


ワイナリーと畑の場所は突き止めました。黄色で示しています。
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フランクフルトからライン川に注ぎ込むマイン川のほとりですね。
ここもラインガウになるんですね。よって、いつもより広域の地図です。

上の地図中の白い四角で囲った部分を拡大するとこんな感じ。
flick02
マイン川沿いの細長い畑がHochheimer Königin Victoriabergの畑です。
ラベルにも描かれている記念碑が川に向かって立っています。

フランクフルト空港の近くですが他にもいい畑がたくさんありそうですね。
出張時は空港とライン川沿いのヴィースバーデンまでの往復でしたから、
すぐ近くを何度も通っていたわけです。


ラベル平面化画像。美しいです。手描きのイラスト調なのも素敵。
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裏には英語でちゃんと畑名のいわれが書かれています。

なのに、何ですかこのインポーターシールの貼り方は。丸隠し…。
IMG_1414
頼みますよ~、モトックスさん。


さあ、抜栓ならぬ、スクリュー回転。
IMG_1549
VDPのエアステラーゲはこんな風にネックに表示。

VDPは「ドイツ高品質ワイン醸造家協会」で、1910年に独自に審査・認定を始め、
畑に格付けをしています。畑、テロワール重視のフランス式ってことですね。
写真にあるように、キャップシールのVDPロゴ(鷲のマーク)を入れた上で、
以下の等級を表記することになります。
・Gutswein(グーツヴァイン)・・・地域名ワイン
・Ortswein(オルツヴァイン)・・・村名ワイン
・Erste Lage(エアステ・ラーゲ)・・・1級畑ワイン
・Grosse Lage(グローセ・ラーゲ)・・・特級畑ワイン
 この特級畑からの辛口ワインには、特に、
・Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェックス)・・・“Grand Cru”
 と表記され、Qualitätswein trockenが併記されます。

Alc.12.5%。
しっかりしたイエローゴールドです。
IMG_1550

洋梨、花梨、めっちゃペトロールきますね。
パンドミー。樽は効いていますね。
キレのいい酸を乗せた辛口アタック。
青リンゴ的味わいは、コクもあってなかなかの貫禄。
喉越しから余韻にかけてもいい酸を楽しめる感じです。
ヴィクトリア女王ほどの感動なのかは定かではないですが。(笑)


*****


Weingut Joachim Flick
Hochheimer Königin Victoriaberg 2016
Riesling Trocken
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Franken Müller-Thurgau trocken 2017

特徴的なボックスボイテルのボトルです。ドイツのフランケン専用でしたね。
以前同じ所のドミナを試してますが、今日は王道ミュラー・トゥルガウをいただきます。
そう、これもKALDIに置いてあるやつです。(笑)


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この「GWF」というのは「Gebietswinzergenossenschaft Franken」の略、
つまり、「フランケン・ワイン協同組合」ということでしたね。


公式ページはきれいですが、ショップ兼用、協同組合らしい感じです。
英語表示の切替ボタンを押すと、なんとGoogle翻訳されるという手抜きですが。(笑)

カルディで売ってるシリーズは一番下のレンジなのか公式ページには見当たりません。
まあ、ミュラー・トゥルガウ100%で、樽はないでしょうからいいんですけどね。

ミュラー・トゥルガウは、1882年にトゥルガウ出身のスイス人植物学者、
ヘルマン・ミュラー教授がドイツのガイゼンハイム研究所で開発した交配品種ながら、
今ではリースリングに次いでドイツで2番目に生産される代表品種になっています。
で、フランケンでは、土着のシルヴァーナーを抜いて一番生産される品種です。
<*2017年データ:Müller-Thurgau (25.9%)、Silvaner (24.3%)、Bacchus (12.2%) >

ミュラー・トゥルガウはリースリングxシルヴァーナーの交配種など諸説ありましたが、
最新の解析では、リースリングxマドレーヌ・ロワイヤルの交配種と判明しています。
(マドレーヌ・ロワイヤルは、ピノ・ノワールとトロリンガーの交配品種)


ワイナリー訪問といきたいですが、協同組合なのでどこへ行けばよいやら。(笑)
2,100の生産者が会員で、総畑面積も1,200ヘクタールあるそうで。
Frank01
ドイツワインのサイトからフランケンの風景を貼ってお茶を濁します。


ついでにフランケンをもう少し深堀りしておきます。
やはり「川起点」で考えます。マイン川がフランケンを貫いてますね。
シュヴァインフルトから大きく蛇行してフランクフルトの手前までの河畔です。
Frank02
フランケンは大きく3つのベライヒに分類されます。
一番西側、フランクフルト寄りが、
Mainviereck(マインフィアエック/四角地区 )
真ん中のヴュルツブルクを含む三角形の地帯が、
Maindreieck(マインドライエック/三角地区)
一番東側、四角でも三角でもないのが、(笑)
Steigerwald(シュタイガーヴァルト )

ややこしいのが、これ以外に、タウバー川沿いのベライヒが、
Tauberfranken(タウバーフランケン)といってバーデン地方に属します。
また、遠く離れたボーデン湖の北岸東側にBayerischer Bodenseeがあり、
これはフランケンの飛び地のベライヒになっています。ややこしや。


ややこしついでに、13あるドイツの特定生産地帯(Bestimmtes Anbaugebiet)を俯瞰。
ドイツワインの地図もあまりいいのがネットでころがってないんですよね。
German02
(いつか怒られそうですがお馴染みワインフォリーの地図です。)

これはまた違うやつで日本語ですが、なんだかクリソツ。
German01
みんな、あちこちパクりまくりなんでしょうか。
なんとなくわかりました? フランケンにあるバーデン、タウバーフランケンと、
バーデンのベライヒ、ボデンズィー近くのバイエリッシャー・ボーデンズィー


ボックスボイテルはラベル平面化撮影しなくても平面です。(笑)
IMG_0950
PrädikatsweinKabinettなので最低エクスレ度(果汁糖度)は67度。
(1リットルの水より何グラム重いか=1リットル当たりの糖度)
しかし、Trockenなので最高残糖分9g/l以下の辛口ワインに仕上げてあります。


さて、スクリュー回転。
IMG_1304
キャップは一応マーク入り。

Alc.11.5%。
イエローです。
IMG_1301

青リンゴ、華やかな香りは白ユリかな。
甘さは本当にかすかで食事に合わせるのに程よい印象。
ニュートラルなフルーティさを感じる味です。
飛び抜けた特徴がない感じですが、それが特徴とも言えそう。
あっさりなのに安っぽさがないのがいいですね。
後味もクリアでよろしい。


*****


Franken Müller-Thurgau
trocken 2017
Prädikatswein Kabinett
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Kloster Eberbach Crescentia Cabernet Sauvignon 2016 Kloster Réserve Rheingau

前に試したKloster Eberbachのリースリングがある店頭の棚を眺めてると、
同じくKloster Eberbachの、カベルネ・ソーヴィニヨンがあるじゃないですか。
ドイツのカベソーって初めて見ます。珍しいんじゃないでしょうか。
少々お高めでしたが思わずゲット。お味はいかがなもんでしょうか。


IMG_0851
生産者の正式名はHessische Staatsweingüter Kloster Eberbachといい、
「ヘッセン州エーバーバッハ修道院ワイン醸造所」って感じでしょうか。
もとは1135年にシトー派教団がエーバーバッハ修道院を建立しブドウ園を開墾。
ワイン作りを800年以上に渡り受け継いだ後、1918年からヘッセン州が管理。
1998年に財団法人となり現在は独立運営で商売上手にやってるようです。

ここの所有畑は一つの醸造所が持つ自社畑という意味でドイツ最大規模です。
(総面積197haの畑をラインガウ地方とベルクシュトラーセ郡に所有)
これならラインガウ以外にカベソー畑があってもおかしくないなと思いましたが、
よく見ると…!? このワイン、「ラインガウ産」となっています。

すると最初の写真のバック(ロマネ・コンティの畑です…笑)では違和感ですね。
ラインガウの畑がバックの方が正しいということになります。
IMG_0864
こんな感じですね。ラインガウの写真をバックに撮り直しました。(笑)
しかし、これはリースリング畑。カベソー畑なんてあったかな~?


公式ページ(ショップサイト)にわずかながら情報があります。

セパージュはたぶんですが、
・カベソー 100%
醸造に関する記述はありません。樽使いが知りたいものです。
「Réserve」なんて名前にありますから樽は使ってそうな雰囲気ですが。
で、ここに畑の名前が書いています。Rüdesheimer Berg Rottlandだそうで。

おそらくですが、リューデスハイムにあるニーダーヴァルト記念碑の所、
展望台から見下ろすと南斜面の一面の畑があります。ここじゃないかと。
Rudesheimer_Berg_Rottland
カベソーっぽく見えなくもない。うそ。そこまで見えるわけがない。(笑)

ラインガウ全景から見るとこのあたりです。(黄色四角でマーク)
Rudesheimer
エーバーバッハ修道院醸造所とシュロス・フォルラーツも印してます。


ワイナリー訪問は前回の再掲でお茶を濁します。
Eberbach01
醸造施設も含め規模の大きな修道院です。

そうそう、今日のワインはVDPのGutswein(地域名ワイン)の等級です。
VDPについて前回おさらいしていますので、そちらもご参照ください。


ラベル平面化画像。
IMG_0858-(1)


さあ、抜栓。いや、スクリュー回転です。
IMG_0862
名前入り、エンボス加工も施してあります。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。うん、カベソーの色です。
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黒ベリー、カシス、かすかにブドウ。(Foxy Flavor?)
若木の樽香を感じます。樽使ってるはず。
辛口アタック。
しっかりした味の構造感があり、
シルキーなタンニンも相まって、
上等なボルドーの雰囲気を感じます。
雑味は全くなし。
余韻もバランス崩れることなく続きます。

ドイツのカベソー。やるな。これは相当おいしい。
大きく良い方に裏切ってくれました。


*****


Hessische Staatsweingüter GmbH
Kloster Eberbach
Crescentia Cabernet Sauvignon 2016
Kloster Reserve Rheingau
RRWポイント 91点


Rapunzel Glühwein

クリスマスです。ドイツでは各都市にクリスマスマーケットができ、
巨大なツリーの周りにクリスマスならではの楽しい出店がいっぱい並びます。
で、ソーセージ片手にグリューワインをマグカップでぐびぐびいただくのです。
グリューワイン(Glühwein)とはドイツならではの甘いホットワイン。
KALDIで家で飲めるグリューワインが売ってたので思わずゲットです。


IMG_0846
フランスでは似たようなのをヴァン・ショー(Vin Chaud)と言うらしいですね。
ドイツのクリスマスを懐かしんで、ドルトムントのマーケットから持ち帰った、
本場グリューワイン用のマグカップで雰囲気を出してみましょう。


これはフランクフルトのクリスマスマーケット。
ヴィースバーデン、デュッセルドルフ他いろいろ行きましたが、
なんとなくフランクフルトが一番好きですね。
Weihnacht02
旧市街アルトシュタットのレーマー広場(Römerberg)で行われます。
ここのクリスマスマーケットは歴史が古くドイツ中世の雰囲気もあります。

グリューワイン屋さんの看板。
Weihnacht03
「飲み物、ホット・アップルワイン、グリューワイン」と書いてます。
その年の記念マグカップで売ってたりして、返すと何ユーロか戻ってきます。
最初の写真のマグカップはそうやってドルトムントから持ち帰ったものです。


今日のはワインとして評価するような代物ではないですが、
恒例なので、公式ページ他調べておきましょう。

Josef Drathenというモーゼルの大きなワインメーカーグループの傘下のようです。
やっぱりですが「グリューワインもいっぱい作ってます」以外の情報なし。
おそらくロケーションから言ってモーゼルのブドウから作ってるんでしょうね。

例によってドイツのストビューはないですが、現地へ行ってみます。
gluh01
モーゼル川流域のいい感じの場所ですが、工場然とした大きな施設です。


ラベル平面化画像。
IMG_0843
グリム童話のラプンツェルが名前にもデザインにも使われています。
このワイン、日本のサイトでしかヒットしないので輸出用ブランドでしょうね。


さあ、抜栓…ではなく、キャップシールを剥ぐとスクリュー回転です。
gluh02
シナモンの香りのする甘~いワインが熱燗よろしくホットになってますが、
なぜか屋台のフードに合わせると、ぐびぐびおいしく飲めてしまいます。
しかしながら、普通の赤ワインの評価基準で考えてはいけませんので、
今回限りの「Hot Hot Wine」を新設しました。(笑)


*****


Rapunzel Glühwein
HHWポイント 80点



HotHotWine

Kloster Eberbach Riesling Trocken 2017 Rheingau

このブログの白ワイン記事の最後の「White White Wine」画像は、
ドイツ、ラインガウのリューデスハイムのリースリング畑です。
ボトル写真のバックも同じ写真を使っています。
仕事の都合ですが、一時期ラインガウ近くのヴィースバーデンという町に、
毎月のように行き、毎食事でリースリングをたらふくいただいてましたね。
懐かしい…。ゆえに今でも急にリースリングを飲みたくなったりします。


IMG_0526
生産者の正式名はHessische Staatsweingüter Kloster Eberbachといい、
「ヘッセン州エーバーバッハ修道院ワイン醸造所」って感じでしょうか。
もとは1135年にシトー派教団がエーバーバッハ修道院を建立しブドウ園を開墾。
ワイン作りを800年以上に渡り受け継いだ後、1918年からヘッセン州が管理。
1998年に財団法人となり現在は独立運営で商売上手にやってるようです。

ここの所有畑は一つの醸造所が持つ自社畑という意味でドイツ最大規模です。
(総面積197haの畑をラインガウ地方とベルクシュトラーセ郡に所有)
中でもオルツタイルラーゲのSteinberg(シュタインベルク)は最も有名です。
オルツタイルラーゲ(Ortsteillage)とは、ドイツにたった5つしかない、
偉大過ぎて村名なしで畑名だけで名乗れるワインのことです。
以前、シュロス・フォルラーツ(Schloss Vollrads)の、その名も、
シュロス・フォルラーツというオルツタイルラーゲをいただいてます。

シュタインベルクの畑はクロ・ド・ヴージョのように石の塀に囲まれてます。
Steinberg01
醸造施設やショップも併設されてますね。行ってみた~い。


さて、ワイン情報を探るべく、ネットにアクセス。
裏ラベルにあるURLは、一応公式ページなのですが、「修道院」のものですね。


なぜかドイツ語表示からしか入れないのですが、
ワインを扱う公式ページがありました。オンラインショップですね。

このワインも載ってますが、すでに2018年になってます。
8.2ユーロっていうのがわかりますね。
2017年はハーフボトルが辛うじてあったので、情報は取れました。
伝統的なラインガウリースリングを熟練のワイン職人が作ってます云々…。
たいした情報ではなかったです。(笑)
このワインはVDPの等級、地域名のGutswein(グーツヴァイン)になります。


VDP (ファーデーペー、Verband Deutscher Prädikatsweingüter)について、
おさらいをしておきましょう。
ドイツのQbAやPrädikatsweinの等級は甘さが基準で品質自体がわかりにくいですね。
そこで、VDP(ドイツ高品質ワイン醸造家協会)が1910年に独自に審査・認定を始め、
畑に格付けをしています。テロワール重視のフランス式ってことですね。
写真にあるように、キャップシールのVDPロゴ(鷲のマーク)を入れた上で、
以下の等級を表記することになります。
・Gutswein(グーツヴァイン)・・・地域名ワイン
・Ortswein(オルツヴァイン)・・・村名ワイン
・Erste Lage(エアステ・ラーゲ)・・・1級畑ワイン
・Grosse Lage(グローセ・ラーゲ)・・・特級畑ワイン
 この特級畑からの辛口ワインには、特に、GG、
・Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェックス)・・・“Grand Cru”
 と表記され、Qualitätswein trockenが併記されます。

ややこしいですが、これら等級を図示するとこんな感じです。
Eberbach05


さあ、エーバーバッハ修道院ワイン醸造所に行ってみますよ。
Eberbach01
先ほどのシュタインベルクの畑から少し上がった山間にあります。

これは公式ページにあった写真ですが、中はこんな感じなんですね。
Eberbach04
まさに修道院の中でワインが熟成されているって感じがします。

ラインガウを俯瞰してみると、この辺りになります。
Eberbach03
Schloss Vollradsと「White White Wine」撮影ポイントも示しておきました。

ライン川を横にして平面的に見てみます。右端に都市部がありますね。
Eberbach02
川の北側がヴィースバーデン(Wiesbaden)、南がマインツ(Mainz)です。
実は勤務先のヨーロッパ拠点がWiesbadenにあり、当時担当していた、
商談の主要顧客がMainzにいたのです。故にこの辺りは超馴染みです。
お客さんの偉い人と食事となると、古城のワインセラーでリースリングと共に。
今ほどワイン好きではなかったのですが、とても楽しかった思い出です。


ラベル平面化画像。
IMG_0097
1136年と小さく書いてます。ワイン作りの初年でしょうか。


さあ、抜栓ならぬ、スクリュー回転。
IMG_0523
ネックにVDPの鷲のマークと「Gutswein」が表示されています。
キャップはロゴがエンボスになってます。

Alc.11.5%。
レモンイエロー。
IMG_0524

青リンゴ、花梨、かすかですがペトロールあります。
きれいな酸と共に来る辛口アタック。
残糖はほとんど感じません。
始終酸味はついて回るんですが、
キレがいい酸なので邪魔じゃないです。
しっかりコクもあって、なかなかいいです。


*****


Hessische Staatsweingüter GmbH
Kloster Eberbach
Riesling Trocken 2017
Rheingau
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Hagenauer Sonnenufer 2017 Spätburgunder Weißherbst Baden Bodensee

バーデン、ボーデンズィーのヴァイスヘルプスト(Weißherbst)です。
ドイツ特定地域の単一品種からのロゼワインをWeißherbstと呼びますが、
この辺りではシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)から作られ名物なんだそう。
以前飲んだミュラー・トゥルガウと同じ作り手で、一緒に買っていたものです。
250mlの栄養ドリンクのような(笑)かわいいボトルなので、
地元のスーパーで発見し、思わず購入。2.9ユーロです。(笑)


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Weißherbstは、アール、ラインガウ、フランケン、ラインヘッセン、
ファルツ、ヴュルテンベルク、バーデンだけが指定地域となっており、
単一品種(シュペートブルグンダーが一般的)から作られるロゼで、
5%だけ赤ワインを混ぜることが許されています。色付けの効果でしょうか?


公式ページを見ます。なかなか立派なワイナリーでした。

ボーデン湖の畔、Hagnau am Bodenseeの町に本拠地を置くワイン生産者協同組合で、
1881年設立の歴史あるところ。52の会員生産者と計166haの畑を擁しています。
このあたりでは最古で最大のワイン生産者共同組合だそうです。
残念ながらドイツ語のみですが、この公式ページの内容は豊富で、
施設やブドウ畑など各地を360°グルグル回れるバーチャルツアーや、
52生産者の顔写真が全部確認できるページもあります。(笑)

早速、Google Map訪問してみます。きれいなショップになってます。
Hagnau01
すぐ近くがもう湖。湖岸の際きわまでブドウ畑があるんですね。

Bodenseeは、ドイツの13ワイン生産地域のひとつBadenのベライヒでしたね。
Hagnau02
Dr. Hegerの時に描いたバーデンの地図に今日の場所も追記しました。


ラベル平面化画像。
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Qualitätsweinですね。Weißherbstと名乗るのはQ.b.A.以上ですからルール通り。
*Q.b.A.=Qualitätswein Bestimmter Anbaugebiete (限定地域上級ワイン) 

残糖は19.6g/lなので中甘口って感じでしょうか。ドイツ語ではLiebich。
(EUのスティルワインの規定では残糖度が12~45g/lのものが中甘口。)
まとめておきます。(笑)
・4g/l以下 ・・・辛口(Sec/Trocken)
・4~12g/l ・・・中辛口(Domi-Sec/Halbtrocken)
・12~45g/l ・・・中甘口(Moelleux/Liebich)
・45g/l以上 ・・・甘口(Doux/Süß)


さあ、スクリュー回転です。
IMG_0287
キャップのマークはカッコいいです。

Alc.11.5%。
淡いピンクオレンジ。やはりロゼにしては濃いめですね。
IMG_0283

洋梨、リンゴ、花…いい香りです。
甘みと酸味が合わさった華やかなアタック。
味の芯にコクがあり、白ワインという感じはないです。
ピノの片鱗がここにあるんでしょうね。
味の濃いインパクトのあるロゼって感じです。
甘さは思ったほどありません。
なるほど、地元の料理に合う気がします。


*****


Hagnauer Sonnenufer 2017
Spätburgunder Weißherbst  
Baden Bodensee
RRWポイント 87点


Hagnauer Sonnenufer 2017 Müller-Thurgau

バーデン、ボーデンズィーのミュラー・トゥルガウです。
250mlの栄養ドリンクのような(笑)かわいいボトルなので、
地元のスーパーで発見し、思わず購入。2.9ユーロです。(笑)
しかしこれが、あながちバカにできないワインなんですよね。


IMG_9913
ハーフよりも小さく、お試しや日本への持ち帰りにいいサイズ。
ドイツ人はどんな時にこのサイズで飲むんでしょうね。カップ日本酒的?


公式ページを見てみると、なかなか立派なワイナリーです。

ボーデン湖の畔、Hagnau am Bodenseeの町に本拠地を置くワイン生産者協同組合で、
1881年設立の歴史あるところ。52の会員生産者と計166haの畑を擁しています。
このあたりでは最古で最大のワイン生産者共同組合だそうです。
残念ながらドイツ語のみですが、この公式ページの内容は豊富で、
施設やブドウ畑など各地を360°グルグル回れるバーチャルツアーや、
52生産者の顔写真が全部確認できるページもあります。(笑)

早速、Google Map訪問してみます。きれいなショップになってます。
Hagnau01
すぐ近くがもう湖。湖岸の際きわまでブドウ畑があるんですね。

Bodenseeは、ドイツの13ワイン生産地域のひとつBadenのベライヒでしたね。
Hagnau02
Dr. Hegerの時に描いたバーデンの地図に今日の場所も追記しました。


ラベル平面化画像。
IMG_9742
Qualitätsweinですね。残糖は5.5g/lなのでやや辛口って感じでしょうか。
(EUのスティルワインの規定では残糖度が4g/l以下のものを辛口とする。)


さあ、スクリュー回転です。
IMG_9914
キャップのマークはカッコいいです。

Alc.11%。
濃いめの黄色。
IMG_9911

柑橘系、グレープフルーツ、甘い香りも少し。
アタックでブドウ果汁を感じますが甘すぎることはないですね。
かすかな苦味のような複雑味もあり、薄っぺら軽ではないです。
酸もあるんですが、穏やかで他を邪魔をしないのはいい感じ。

他のミュラー・トゥルガウも試したくなります。
そうそう、これと同じボトルで(同じ生産者で)、
シュペートブルグンダーから作る辛口ロゼ「Weißherbst」も買ってあります。
この辺りの名物らしいですから、これを開けるのも楽しみ~。


*****


Hagnauer Sonnenufer 2017
Müller-Thurgau   
Baden Bodensee
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Nik Weis Urban Riesling 2018 Mosel

海外出張時の空港ラウンジのワインも記録しています。
ファーストラウンジでもなけりゃ大したワインはないんですが、
こんなワインがラウンジでは供されているという情報として…。


IMG_9680
自分じゃ絶対手を出さないようなリースリング。一応モーゼル。


作り手はモーゼルのライヴェン(Leiwen)にあるNik Weis - St. Urbans-Hof
公式ページはトップページが全面動画。一応工事中らしく、内容ほぼなし。

三代目の家族経営ながら、かなりの規模でこの辺じゃ大手なんじゃないでしょうか。
ネット情報によると、なかなか評価の高い作り手で、このワインじゃないでしょうが、
パーカーおじさんが94点とかつけてるリースリングがあるようです。


モーゼルのNik Weisのところへ行ってみましょう。
NikWeis01
例によりストビューがないので、公式サイトの画像を切り出して貼ってます。
いつものごとく幕の内弁当状態ですが、モーゼルの位置関係も確認。


裏ラベル。Qualitätsweinですね。
IMG_9681

さて、いただきます。
甘い香り。
青リンゴにやっぱりのペトロール臭がありますね。
甘い味。トロッケンではないですね。
柑橘系の味でフレッシュ感あっていいんですが、
やはり下位レンジ、サラサラかペラペラの印象です。
イキイキした酸はいい感じで楽しめるんですがね。


*****


Weingut Nik Weis St. Urbans-Hof
Urban Riesling 2018
Mosel
WWWポイント 75点



WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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