Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

ピノタージュ

Van Loveren The Coffee Pot Pinotage 2019

近所のコストコでワインを物色することが多くなってます。今日は南アフリカ。
南アフリカ固有の交配品種ピノタージュですが、また見つけましたコーヒー風味。
本当にコーヒーが香ったりするから不思議。ピノ・ノワールxサンソーなのにね。


IMG_3375
作り手は1937年にロバートソンに創設の家族経営ワイナリー、Van Loveren です。
1699年に南アフリカに移住したご先祖さまが Christina Van Loveren さんだそうで、
その名前をワイナリーにつけたというわけです。


公式ページは今風でよくできてそう。ブログなんかもあったりして。

やっぱりコストコ専用品だからでしょうか、今日のワインが載ってません。
コストコ公式のショップサイトに若干の説明がありました。
・ピノタージュ 100%
それから推察するに、African Java Pinotage というのと同じもののようです。
発酵から熟成まで、フレンチオーク樽ではなく、フレンチオークチップを使います。
「100% new French oak staves (樽板)」とありましたが、他にも「on the oak」とか、
はっきり「with 100% new French oak chips」という表現でも書いてありました。
熟成期間は6ヶ月。どうやらオークを使った熟成がコーヒー風味の秘密のようです。
しかし、オークチップに新樽100%の概念はあるんでしょうか?(笑)

ピノタージュは、ステレンボッシュ大学の Abraham Isak Perold 教授により、
ピノ・ノワールサンソーとの交配から、1925年に南アフリカで生まれました。
VanLoveren03
Pino Noir と Cinsault ですから、Pinosault にでもなりそうなもんですが、
南アフリカではサンソーを昔から Hermitage というシノニムで呼んでいて、
Pino+tage となったという訳です。

サンソーのモノセパージュも何度飲んでますが、それとピノ・ノワールを交配し、
ピノタージュのようなスモーキーでしっかり渋みもある品種になるのが不思議です。


さて、作り手訪問。ロバートソンの町から車で12分。周りは一面畑です。
VanLoveren00
前にシャルドネを試したデ・ウェツホフ(De Wetshof)のすぐ隣でした。

W.O.(Wine of Origin)Robertson。この地図で位置関係を確認します。
VanLoveren02
W.O. Western Cape の地図ではわかりやすい方だとは思うんですが…。

やっぱり、Google Map上に転記してみましょう。(笑)
VanLoveren01
Van Loveren Family Vineyards の場所も示してますのでご確認ください。
地形図と重ねると、山や川で各々の産地が特徴づけられてるのがわかりますね。


ラベル平面化画像。
IMG_3036
名前もさることながら、コーヒー豆からワインが滴ってるようです。(笑)


さあ、スクリュー回転。キャップはマーク入りです。
IMG_3372
ネックには例の Sustainable Wine South Africa (SWSA) の認証ラベルです。
シールサーチのページでこの番号(8914-095090)を入力して認証確認します。

Alc.13.5%。(pH:3.76、Brix:8.0)
ガーネット。
IMG_3373

黒ベリー…って言うっか、すごいコーヒーの匂い。(笑)
黒糖、シーチキン的な香りの混合かもしれませんが、
コーヒーと言われりゃ、これはもうコーヒー。
酸と甘さから来るアタックです。
コクのある味の中心は感じるんですが、
全体的に上品な甘さに包まれている感じ。
余韻もそのままの味わいで続き、短めに退散です。

とても面白いワインではあると思うし、ゲロまずではないです。
ただ、思ってしまうのが「コーヒーは甘くないブラックで」ということ。(笑)


*****


Van Loveren Family Vineyards
The Coffee Pot Pinotage 2019
RRWポイント 83点


INKOSI Coffee Pinotage 2017

久しぶりの南アフリカワイン、そしてピノタージュです。
しかし、何々?コーヒー・ピノタージュとな。
リカマンの店頭でちょっとお安く出てました。(笑)


IMG_7471
ラベルには確かにコーヒー豆のイラストが描かれています。


公式ページが見当たらず、裏ラベルを見ると、
ドイツの生産者兼トレーダーの「アイニッヒ・ツェンツェン」と書いてます。
ここは1636年からモーゼルで13代に渡ってワイン作りをしながら、
1939年には世界13カ国からのワインを扱うインポーターとなってます。
「Bottled and Shipped by~」となってますから南アで委託生産なんでしょうね。
アイニッヒ・ツェンツェンのドイツの公式サイトこれ


ピノタージュは、ピノ・ノワールとサンソーを交配したものでしたね。
南アではサンソー(Cinsault)をエルミタージュ(Hermitage)と呼んでいたため、
Pinot+Tage=Pinotage(ピノタージュ)とされたわけです。
でなきゃ、ピノソーだったかもしれませんね。(笑)

しかしワイン情報がネット上にもまったくありません。
裏ラベルからローストしたオーク樽で熟成させてるのはわかります。
コーヒー味がするとすれば樽から来るのかなとも思いますが、
ピノタージュはもともとスモーキーな風味を持ってますからね。
まずはお試ししてみることですね。


ラベル平面化画像。
IMG_7466
コーヒー豆以外もエスニックなデザインがイケてますね。


「W.O. Western Cape」とありますが、
Wine of Origin:ウェスタンケープということで、
AOCのような南アの原産地統制呼称なんでしょうね。
行政区分のウェスタン・ケープ州と同じ地域になります。
一応、その地域の場所を確認しておきます。
South_African_wine_regions
ステレンボッシュやパールなど銘醸地を含むかなり広域です。


さて、抜栓。コルク短かっ!
IMG_7472
キャップシールはつまみを引っ張って剥がすタイプ。便利~。

Alc.14.5%。
ガーネット。
カシス、チェリー、あっ!コーヒー!!
ほんとにそんな風味がありますね。
ココナッツも確かに感じます。
酸味を感じるアタックです。
甘みもあります。
軽めでフルーティながら、
じわっとタンニンがバランスを取ってきます。
14.5%のフルボディもわかります。
余韻で酸味が帰って来ますね。
サクッと飲むにはなかなかいいのですが、
ちょっとフィニッシュが不満かな。


*****


Inkosi Coffee Pinotage 2017
W.O. Western Cape
RRWポイント 87点


Tall Horse Pinotage 2012

スーパーでも、お手頃な南アフリカワインが置いてある昨今。
またまたジャケ買いならぬ、ラベル買いです。
この「のっぽの馬」という名の「キリン」、
カベソー、メルロー、ソーヴニヨン・ブランなど種類はいろいろありますが、
やはりのピノタージュ(赤ラベル)を選びます。


IMG_4628


「Tall Horse」ブランドの公式ページはポップな感じです。
このシリーズは、DGB社(Douglas Green Bellingham)が出しています。
いろんなブランドを展開し、60%が輸出なんだそうです。

1000円以下でスーパーで買えるワインですから、
過度の期待はいけませんが、
そこそこおいしければ「アリ」ですよね。
一応、仏樽で3ヵ月の樽熟(樽内MLF)しているそう。


IMG_4630


さて、スクリュー回転。Alc.13.5%。
濃いルビー。
熟した黒ベリーとバニラのような熟成香。
かなり甘めの口当たり。
タンニン、酸味いずれも大人しめですがバランスいいです。
余韻で甘いコーヒーのような独特な風味は残ります。
甘みが最後まで引くのはちょっと飲み疲れるかな。
2日目でも甘さが気になってダメでした。
バランスはいいのにね。

公式ページにあるテイスティングノートによると、
残糖がなんと10.0g/lもあります。
4g以下が通常辛口です。これは甘すぎでしょう。

ピノタージュを飲む度に点数が下がっていってます。
次は一度、ちょっといいやつを飲まないといけないですね。


*****


Tall Horse Pinotage 2012
RRWポイント 84点


Fish Hoek Pinotage 2016

久しぶりの南アフリカワイン、ピノタージュです。
しかし、またピノタージュが飲みたくなったと言うよりは、
ボトルに刻まれたお魚マークが気に入ったからなのです。
CDのジャケ買いみたいなもんですね。(笑)


FishHoek


まず、公式サイト確認します。
まず驚いたのが、
2017年のヴィンテージからラベルデザインが大きく変わっていて、
トレードマークとも呼べるようなボトルのお魚が消えています!
よっぽどおいしくないとリピートの可能性がこれでなくなりました。(笑)

公式サイトのワイン紹介ページでも、さほど情報は多くないです。
セパージュは、ピノタージュ100%。
オークが香るとは書いていますが、オーク樽に詰めたとは書いていません。
おそらくオークチップを漬けたくらいではないでしょうか。
ミドルボディーのお気軽ワインのようです。


FishHoekR


抜栓、もといスクリュー回転。Alc.14%。
きれいな赤紫。
黒ベリー、プラム、かすかにミント。
口当たりで酸味が目立ちます。
余韻でやっとタンニンが来ますが、
すなわち、しっかり余韻が演出されているということ。
酸味も爽やかさと軽さの演出と思えば意図的なのかもですね。
商品説明でも、ボディーはAからEの5段階のCだそうで、
ミドルボディーを狙って作っているようです。
安いピノタージュでこの味なら十分アリですね。


*****


Fish Hoek Pinotage 2016
RRWポイント 87点


KANONKOP Kadette Pinotage 2015

唐突ですが、南アフリカワインです。
この間、南アフリカの白(シュナン・ブラン)をいただきましたが、
基本このブログは赤ワイン主体ですので、
南アフリカの赤、それもご当地品種であるピノタージュをゲット。


KanokopPinot


カノンコップというワイナリーですが、有名のようですね。
これも今読んでいる麻井宇介著の「ワインづくりの思想 銘醸地神話を超えて」
という本に出てきます。

「Kadette」というのは「士官候補生」の意味だそうで、
いわゆるセカンドのようですね。
普通のピノタージュのセパージュは5~6千円してたので、
2千円台のこれにしました。(笑)
新世界のワインは安くておいしい「偉いワイン」でないとね。

実は、まともに南アフリカのピノタージュをいただくのは、
おそらく今回が初めてです。
「南アはうまい」と言う知人がいたので気にはなっていましたが、
「そんなとこで作るワインなんて」って少々偏見を持っていました。
でも、地図をつらつら眺めて発見。
ケープタウンとチリのサンティアゴはほぼ同じ緯度なのです。


SantiKeep


チリと似通った気候で作るワインならおいしいんじゃないか?(笑)
と、俄然興味がわいてきたというわけです。

さて、このピノタージュ(Pinotage)という品種、
1920年代に南アフリカでピノ・ノワールとサンソー(Cinsault)を
掛け合わせて生まれたというご当地品種です。
かと言って、ピノ・ノワールから想像するような味でもないそうです。

さて、抜栓。
濃いガーネット。すでにピノの面影はないです。
赤ベリーとチェリーかと思うと、その後ハッカのような。
う~ん、ラッカーのような揮発油系の匂いまでします。
Alc.14.5%だからですかね。
味は、酸味が先に来ます。軽めのミドルボディーで意外です。
落ち着いたタンニンがありますが強くは感じません。
余韻も酸味が勝つためか短め。
渋みがもう少し欲しい気がしますが、全体としてはおいしいです。
好きになるかもしれません。


*****


KANONKOP Kadette Pinotage 2015
RRWポイント 88点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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