Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

モンテプルチアーノ

Velenosi Brecciarolo 2017 Rosso Piceno Superiore DOC

ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ DOC(Rosso Piceno Superiore DOC)。マルケ州のモンテプルチアーノ主体の赤のDOCです。アブルッツォ州モリーゼ州のモンテプルチアーノはよく飲んでますが(サイゼリアのワインがモリーゼのモンテプルチアーノです。笑)、マルケ州のものは初めてなので楽しみですね。ここはサンジョヴェーゼをブレンドするようです。

IMG_4948
作り手は、ロッソ・ピチェーノ DOC の中心地であるアスコリ・ピチェーノ(Ascoli Piceno)にある1984年創業の家族経営の「ヴェレノージ」です。パーカーおじさんやヒュー・ジョンソンさんも記事で触れ高評価をしている生産者のようです。
ヴェレノージ(Velenosi)はオーナー家の苗字なんですが、Veleno はイタリア語で「毒」の意味で、形容詞が Velenoso(有毒な)であり、「ヴェレノージ」は結局「有毒な人たち」という意味になってしまいます。(笑)

公式ページはトップページが全面動画で圧倒されます。少々使いにくいですが情報は十分。

ここの畑は一部アブルッツォ州にもまたがっており、多様なワインを作っているようです。
・モンテプルチアーノ 70%
・サンジョヴェーゼ 30%
というのが今日のワインのセパージュです。Rosso Piceno DOC の規定では、モンテプルチアーノは35~85%となっており、100%にはできません。また、サンジョヴェーゼは15~50%と、必ず15%は混ぜないといけないことになってます。
熟成は、新樽を使う上級キュヴェの1年落ちのバリックで18ヶ月間です。上級キュヴェとは、ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ DOC(Rosso Piceno Superiore DOC)の「Roggio del Filare」とオッフィダ DOCG(Offida DOCG)の「Ludi」というワインです。

モンテプルチアーノについて若干触れておきます。当然イタリア原産。
Zaccagnini00
よく混同するのが、Vino Nobile di Montepulciano DOCG ですが、これはトスカーナのDOCGで、まさに Montepulciano という町(トスカーナ州シエナ県)のDOCGです。しかし、このDOCGはサンジョヴェーゼ(=Prugnolo Gentile)で作らないといけません。モンテプルチアーノ種はこの町の名前から来てるんですが、おかしな関係ですね。
ところで、ヴェレノージの公式ページにあった、自社で使ってるブドウ品種の解説ページがなかなかすごいです。白6品種、黒6品種、計12品種について独自の解説をしています。是非ご覧あれ。


作り手訪問。アスコリ・ピチェーノ(Ascoli Piceno)の市街のすぐ東側ですね。
Velenosi01
ブレッチャローロ(Brecciarolo)という地区で、今日のワインの名前になっています。きっとこの周辺の畑からなんでしょうね。

さあ、マルケ州をGoogle Mapで俯瞰して、今日の作り手の位置関係を見ましょう。
Marche_Italy
アスコリ・ピチェーノの町は州の南端で、アブルッツォ州との州境も近いです。Rosso Piceno DOC の範囲も示していますが州の大半をカバーするかなりの広範囲です。ただし、今日のワインの Superiore(Rosso Piceno Superiore DOC)はサブゾーンになり、アスコリ・ピチェーノの町周辺のみ(地図にも示してます)となります。また、スペリオーレを名乗るには最低1年間の熟成が必要になります。今日のワインは18ヶ月なので軽々クリアしてますね。
ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ DOC(Rosso Piceno Superiore DOC)の範囲なんですが、ほぼオッフィダ DOCG(Offida DOCG)と重なってます。オッフィダ DOCG は、モンテプルチアーノ主体(85%以上)の赤と、パッセリーナ(Passerina)、ペコリーノ(Pecorino)の白から成るDOCGで、同じようなDOC/DOCGが同一地域にあるという、イタリアらしいカオスを見せていますね。(笑)
ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ DOC は1968年からの歴史あるDOCですが、オッフィダ DOCG は2001年にDOCが出来、2011年にDOCGに昇格しています。なんか抜かされちゃった感がありますね。ちなみに今日の作り手は両方のワインをラインアップしています。かしこい?
おまけで言うと、オッフィダ DOCG が出来たとき、元々のオッフィダ DOC にあったスパークリングと甘口白は、テッレ・ディ・オッフィダ DOC(Terre di Offida DOC)に名称変更になってDOCのまま残っています。 

実は、アスコリ・ピチェーノの町は歴史地区の美しい町並みで有名な観光地です。
Velenosi02
このポポロ広場が特に有名で、世界一美しいと言われるヴェネチアのサンマルコ広場ともよく比較されるそうです。行ってみたいですね~。そしてそこでロッソ・ピチェーノのワインをいただく…。


ラベル平面化画像。
IMG_4617
ウサギがいていい感じです。が、公式ページを見るとウサギがいない新しいデザインに変わってるようです。残念です。


さあ、抜栓。
IMG_4943

コルク平面化。
IMG_4945
3回も繰り返しているこのイラスト、なんでしょうね? ポポロ広場?
コルクはDIAM5を採用ですね。

Alc.13.5%。(pH:4.58、Brix:8.0)
 濃いガーネット。
IMG_4946

カシス、プラム、チェリー。
辛口アタック。
かすかな酸は、平坦な風味に複雑味を与えています。
が、やっぱり奥行きは弱い感じがしますね。
モンテプルチアーノの個性という気もしますし、
しかし、ただのモンテプルチアーノのよりは上にも感じます。

サンジョヴェーゼも効いているかもしれませんね。
バランスはよく、楽しめるいいモンテプルチアーノということで。


*****

Velenosi
Rosso Piceno Superiore DOC
Brecciarolo 2017
RRWポイント 89点


Cantina Zaccagnini il vino “dal Tralcetto” Montepulciano d'Abruzzo 2016

モンテプルチアーノはサイゼリヤの激安ワインで十分満足なのですが(笑)、
たまにちゃんとしたのが飲みたくなり、店頭で探すと案外種類があります。
今日は前々からちょっと気になっていた、ネックに小枝のついているコレ。
この括り付けられた小枝はモンテプルチアーノの枝なんですってね。


IMG_3191
ザッカニーニは1978年にアブルッツォ州ボロニャーノに創業しています。
家族経営で、ワインメーカーもマルチェッロ・ザッカニーニさんですが、
一代で急成長、300haの畑から年間3百万本を生産。その70%が輸出です。
ワイン生産者もマーケティングの手腕が重要なんだと思っちゃいますね。


公式ページはオシャレな感じでよくできてます。
Zaccagnini03
今日の小枝のついた「Tralcetto」というシリーズはここの代表ワインのようですね。
Tralcettoはイタリア語で「小枝」の意味です。(Tralcio=蔓の枝 + 縮小辞 -etto)
・モンテプルチアーノ 100%
収穫後2年でリリースとあるだけで、熟成については詳しく書いてませんが、
インポーターの情報ではスロヴェニア産オークで6ヶ月なんて書いてました。

実はこのワイン、あの漫画「神の雫」に登場の本間チョースケ氏の著書(笑)、
「イタリアワイン最高峰201連発!」の中で「神イタリアワイン」と認定されてます。
サッシカイアや高級バローロと並んでですから、ちょっと褒め過ぎの感あり。(笑)


ボロニャーノという田舎町のワイナリー訪問。市街地より目立ってます。(笑)
それだけ規模も大きく、モダンな作りの施設だってことですね。
Zaccagnini01
畑が見下ろせるなだらかな斜面にあり、ストビューで近づけなかったので、
公式ページにあった写真を拝借しています。立派な展望台も完備です。

恒例ですがGoogle Mapで位置関係を確認。アブルッツォ州はふくらはぎ。
Zaccagnini02
ザッカニーニは海岸沿いのぺスカラから40km、車で30分ほど内陸です。

ところで、このワインは Montepulciano d'Abruzzo DOC ですが、少しまとめを。
1968年にDOCとなってますが、サブゾーンだった Colline Teramane が2003年に、
Colline Teramane Montepulciano d’Abruzzo DOCGと単独でDOCG化してます。
Montepulciano d'Abruzzo DOC自体はこの地図で「5」の部分です。ご確認を。
Zaccagnini01
主要品種はモンテプルチアーノで85%以上使う必要があり、熟成も規定があり、
通常のRossoで4ヶ月以上、Riservaは24ヶ月(内、木樽で9ヶ月)以上です。

さらにややこしいのが、サブゾーンが以下の5つあり、規定が微妙に変わります。
・Alto Tirino(Montepulciano:95%)
・Casauria or Terre di Casauria(Montepulciano:100%)
・Teate(Montepulciano:90%)
・Terre dei Peligni(Montepulciano:95%)
・Terre dei Vestini(Montepulciano:90%)
概ね、どれも無印のDOCからはモンテプルチアーノの比率が上がっています。
さらに熟成の規定もそれぞれ違っていますが、面倒なので割愛。(笑)

詳しくはこのページで。各々さらに長期の熟成と樽使用の条件が追加されてます。

アブルッツォのDOC/DOCG地図もここから拝借しています。


ついでなので、モンテプルチアーノについても若干触れておきます。当然イタリア原産。
Zaccagnini00
写真はいいとして(笑)問題は名前。もうお気づきでしょうか、よく混同するのが、
Vino Nobile di Montepulciano DOCG です。これはトスカーナのDOCGですが、
まさに Montepulciano という町(トスカーナ州シエナ県)のDOCGです。
で、このDOCGはサンジョヴェーゼ(=Prugnolo Gentile)で作らないといけません。
モンテプルチアーノ種はこの町の名前から来てるんですが、おかしな関係ですね。


ラベル平面化画像。
IMG_3091
手書き風のデザインは小枝と相まっていい演出になってます。


さあ、抜栓。
IMG_3188
キャップシールにもコルクにも例の「小枝」のマーク。
これってザッカニーニのシンボルマークなんですね。

コルク平面化。
IMG_3189
出ました、未来のコルク、ノマコルクです。(笑)

Alc.12.5%。(pH:3.70、Brix:7.0)
ガーネット。
IMG_3190

カシス、プラムに、セロリか何かの青茎香も。
辛口アタック。
サイゼリヤのモンテプルチアーノとの共通点を感じつつも、
やはり上等な分、適度に重みがあっていい感じです。
後から独特な酸味と苦みに気がつきますが、
これもモンテプルチアーノの個性かと味わいます。
安物ではない複雑味なのかもしれませんね。
余韻はあっさり。これは品種の個性ですね。

おいしく楽しめるワインなのは認めますが、
「神イタリアワイン」はちょっと言い過ぎでは?
チョースケさん。(笑)


*****


Cantina Zaccagnini
il vino “dal Tralcetto”
Montepulciano d'Abruzzo 2016
RRWポイント 88点


Torre Zambra Colle Maggio Montepulciano d'Abruzzo 2013

たま~に、モンテプルチアーノが飲みたくなります。
薄いモンテプルチアーノならサイゼリアでもいいんですが(笑)、
ちょっといいのを探すといつもなかなか美味しいものが見つかります。
今日もグランマルシェの閉店セールで見つけたやつですが、はてさて...。


IMG_8714
トーレ・ザンブラは設立1961年の家族経営ワイナリーですが、
過去には「モンテプルチアーノ・ダブルッツオの帝王」と呼ばれる、
ロメオ・タラボッレッリ氏も醸造を手掛け、評価は高いようですよ。


公式ページは必要十分な情報量。
ワイン紹介はミレジム毎ではないですがそこそこ詳細。
DOC Montepulciano d’Abruzzoですので、当然ながら、
・モンテプルチアーノ 100%

熟成が面白く、コンクリートタンクで12ヶ月熟成させた後、
フレンチ&スラヴォニアンオークの樽(新樽率20%)で15ヶ月熟成、
その後ボトル詰めしてからプラス4ヶ月です。
とにかく、コンクリートタンクと樽のダブル熟成なわけです。
コンクリートは定温で長期間熟成させるのに向いており、
樽も香りが付き過ぎないトノー(550Lサイズ)を使用と、
かなりこだわってる様子が伺えます。


さて、ワイナリー訪問。
TorreZambra02
アブルッツォ州キエーティのヴィッラマーニャ(Villamagna)の町です。

アブルッツォ州を俯瞰して確認してみましょう。
TorreZambra01
海岸線からは10kmほどの距離です。海風の影響はあるでしょうね。


ラベル平面化画像。
IMG_8694
インポーターラベルで容量とAlc.14%の表示、バーコード等が隠れてます。


さて、抜栓。
IMG_8717
「創立1961年」が誇らしげですね。

コルク平面化撮影もしました。
IMG_8716

Alc.14%。
割と濃いガーネットです。
IMG_8713

黒ベリー、茎っぽさもあり。
スパイシーな香りといいましょうか。
酸と甘みを感じますが辛口アタック。
モンテプルチアーノ特有の風味で安心しますが、
さすがにサイゼリヤよりしっかりした味。(笑)
重すぎない軽快感を感じます。
これは各味の要素のいいバランスから来るんだと思います。
喉越しから余韻にかけて酸味が目立ってくるんですが、
美味しいモンテプルチアーノには間違いないようです。


*****


Torre Zambra Colle Maggio
Montepulciano d'Abruzzo 2013
RRWポイント 88点


Cantina Tollo Mo Montepulciano d'Abruzzo Riserva 2013

グランマルシェで良さげなモンテプルチアーノはないかと物色。
エチケットもお洒落でリゼルヴァなこれにしました。
この品種と言えばサイゼリヤの激安グラスワインですね。
サイゼ飲み以外でも、他にいくつかこの品種を試しましたが、
イタリアンから和食まで合わせられる万能品種という印象です。


IMG_7317


公式ページでワインの素性を調べますよ。
なかなかよくできたサイトです。
トップページの「Welcome to Abruzzo」を押すと、
単なるアブルッツォ州の景色の写真集につながります。
きれいな写真ですが、なんでしょこれ。郷土愛!?

ワイン個々の情報はミレジムごとではないですが充実はしてます。
セパージュは当然ながらのモンテプルチアーノ100%。
DOCモンテプルチアーノ・ダブルッツォですからね。
熟成は、2500リットルのスラヴォニアンオークの大樽で24ヶ月。
加えてボトルで12ヶ月です。
さすがRiserva。出荷まで3年以上寝かすわけです。

インポーターの徳岡のサイト(グランマルシェもここ)によると、
このカンティーナ・トッロという作り手は、
アブルッツォ州キエーティ県の生産者協同組合だそうですね。
今日のワインがガンベロ・ロッソ2018で最高金賞を獲得とか書いてます。


さて、ワイナリー訪問。奥まっていて入口までしか行けません。
Tollo01
看板を見るとテイスティングルームや直売もやってそうです。
上空から見ると大きなタンクがいっぱい見えます。

アブルッツォ州でのカンティーナ・トッロの場所はここ。
ぺスカラに近いですが、ぺスカラ県ではなくキエーティ県になります。
Tollo02
この州がイタリアの真ん中らへんにあることもわかるようにしました。


エチケット平面化画像。
IMG_7313
ワインの名前がMO(エンメオー)というみたいですね。
モンテプルチアーノの「モ」ですね。(笑)


さて、抜栓です。
IMG_7316
DIAMの合成コルクですね。5年耐用のDIAM5です。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
ラズベリー、プラム、チェリー。
サイゼ風の軽めの香り。(笑)
辛口ながら果実味のあるアタックです。
酸味はありますが控えめです。
喉のかすかな収斂性でタンニンの存在を確認。
あっさり爽やかな余韻。
うん、やっぱり万能選手といった味わいです。


*****


Cantina Tollo
Mo Montepulciano d'Abruzzo Riserva 2013
RRWポイント 89点


Di Majo Norante RAMITELLO 2013

前にアリアニコをいただいたディ・マーヨ・ノランテです。
ここはモリーゼのトップ生産者ですから、
そのモンテプルチアーノをいただかないわけにはいきません。(笑)


IMG_6614
モリーゼ州のモンテプルチアーノと言えば、おわかりでしょうか?
そう、サイゼリアのハウスワインです。
あのグラス1杯が驚異の100円のアレです。サイゼ飲みを続けていると、
キンキンに冷やしたアレがとっても好きになります。(笑)
すると、本物のモリーゼのモンテプルチアーノも試したくなるってもんです。


公式ページはいい感じなのですが、ワイン情報は不十分です。
このラミテッロのセパージュは、
・モンテプルチアーノ 80%
・アリアニコ 20%
となっていますが、あるサイトではミレジムごとの詳細データがあり、
それによると、2013年のセパージュはこうなってます。
・モンテプルチアーノ 85%
・アリアニコ 15%
さらに、本家サイトにはない樽熟も表記があり、
仏樽(アリエ/ㇴヴェール)で18ヶ月ということがわかりました。

DOCである、「Biferno Rosso」を調べます。
・モンテプルチアーノ 70~80%
・アリアニコ 10~20%
が規定されていて、アリアニコは最低でも10%は混ぜないといけません。
モンテプルチアーノ100%なら、
「Rosso del Molise」というDOCがあるようです。


作り手訪問は前回やってますので今回は割愛。と、思いましたが1枚だけ。
RA01
2月なのでブドウはつるだけですが、ワイナリーすぐ横の畑です。
なんと前の道の名が「Vino Ramitello(ラミテッロ・ワイン通り)」。
まさにこのワインの名前。ここの畑からなんでしょうね。


エチケット平面化画像。
IMG_6611


さて、抜栓です。
IMG_6634
シンプルですが、かっこいいコルクの印刷。
Alc.13.5%。
濃いルビー。
フランボワーズ、チェリー。
酸味が目立つアタックです。
うん、知ってる風味。(サイゼリア!)
でも、サイゼほど薄っぺらくない味はいいですね。
渋みもかすかにあって楽しめます。
半分だけ、明日はサイゼの様にキンキンに冷やしてみましょう。

(翌日)
うん、重みはないですがライトにうまい。
同じ系統の味ですがワンランク上。
サイゼもこれを出して~。(笑)


*****


Di Majo Norante RAMITELLO 2013
Biferno Rosso
RRWポイント 90点


Umani Ronchi Jorio Montepulciano d’Abruzzo 2015

またまた、モンテプルチアーノ・ダブルッツォです。
サイゼリヤのグラスワインもモンテプルチアーノ種です。
サイゼ飲みでこの品種に親しんでからというもの(笑)、
ちょっとづついいモンテプルチアーノをお試し中。
今日のは漫画「神の雫」で紹介されたんだとか。


IMG_5243


モンペラなんかで懲りているので、
あまり「神の雫」ワインは当てにしないのですが、
コストコの売り場にまで「神の雫で紹介!」云々書かれてましたので、
おもわず手に取ってしまいました。(笑)

まず、ウマニ・ロンキを公式ページで調べます。
マルケ州に本拠地を置き、マルケとアブルッツォに畑を展開する、
かなり大手のワインメーカーのようです。

公式ページの地図が非常にわかりやすかったので拝借。
Umani03
両州の位置から畑の場所までよくわかりました。

でも、一応Google Mapで前まで訪問しておきます。
Umani01
高速道路沿いのいい場所。左手にあるのはワインショップだそうで。

今日いただくワインは普及帯のようですが、
2009年のヴィンテージを試したパーカーおじさんが90点をつけています。
IMG_5246
これはそこそこ期待が持てますね。

樽熟は、「50%を5000/8000リットルのオーク樽、
残り50%を3rdもしくは4th使用のバリックで12ヶ月」
と、書いてあるのですが、
8000リットルのオーク樽ってあるんですかね?
イタリアでよく使われる、
スラヴォニアン・オークの大樽ってやつですね。


さあ、抜栓。
Alc.13.5%。
濃いガーネット。
弱めの黒ベリーとハーブっぽい何かが香ります。
やはりモンテプルチアーノの知ってる系統の味です。
少し厚みのあるサイゼリヤワインって感じでしょうか。(笑)
でも、おいしいです。
パーカーおじさんが90点というのもわかりますね。
サイゼリヤもこれにしてほしいなあ。


*****


Umani Ronchi
Jorio Montepulciano d’Abruzzo 2015
RRWポイント 89点


Casale Vecchio Montepulciano d’Abruzzo 2016

サイゼ飲みに端を発したモンテプルチアーノ探求でゲットしました。
Amazonで2000円以下でしたからお手頃ですが、
漫画「神の雫」でも出てきた有名ワインみたいですね。
「イタリアのモンペラ」なんて評されていたようで、
自分のモンペラ評価は最低レベルでしたので、少々不安です。(笑)


IMG_4639


例によって公式サイトをチェックしておきましょう。
れれっ?同じ2016年なのにエチケットの色が違います。


CV


白い方がかっこいいですね。
よくデザインを変えるようです。

品種はモンテプルチアーノとしか書いていませんから、
おそらく100%なのでしょう。
DOCの規定ではモンテプルチアーノ85%以上ならOKのようです。
低温マセレーションで色出しし、
熟成は珍しくアメリカンオークのバリックで6ヶ月だそう。
(樽内MLFあり。)


IMG_4640


さて、抜栓。Alc.12.5%。
濃い赤紫。
黒ベリーと木の香り(樽香)が来ます。
干し草の感じはアメリカンオーク由来でしょうか。
アタックは酸味がち。
味わいは、
自分が知っているモンテプルチアーノ独特の風味はあまり感じません。
タンニン自体を余韻でやっと感じる、
軽めの旨味や後味は似ているんですけどね。
この品種、無理して「重め」に仕上げるのは向かない気がします。
サイゼリヤの薄々軽めでキンキンに冷やすのに慣れたからでしょうか。
(笑)


*****


Casale Vecchio Montepulciano d’Abruzzo 2016
RRWポイント 87点


Saizeriya Premium Biferno Rosso 2016

サイゼリヤの一部店舗にはフル・ワインリストがあり、
かなりの種類が飲めるのですが、たいてい都会の店舗限定です。
巷の店舗では、この「プレミアム」が最高峰。
ボトルで2,160円(税込)ですが、
100円のグラスワインとの味の差はいかほどのものかお試しです。


IMG_4631


サイゼリヤ・ブランドになっていますが、
モリーゼ州の「Cantina Cliternia」が作っています。
公式ページには、当然サイゼリヤブランドは載っていませんので、
詳しい情報はわかりませんが、
DOCがBiferno Rossoなので調べてみると、
・モンテプルチアーノ 70~80%
・アリアニコ 10~20%
が、このDOCを名乗るためには義務付けられています。
ほぼほぼセパージュは想像つきますね。


IMG_4632


いつものグラスワインもモリーゼのモンテプルチアーノですから、
価格比較をしてみます。するとすごい差が…。

プレミアム:2,160円@750ml(フルボトル)
     =1,440円@500ml
デカンタ:399円@500ml

なんとその差は3.6倍。

なぜ、こういう前フリをするかというと、
実はこのプレミアムのお味が、グラスワインとほぼ同じだったからです。
サイゼリヤ式にキンキンに冷やされてきますので最初はピンとこず、
何口目かまでは半信半疑でしたが、どう考えても「同じ味」です。
同じ地方の同じ品種だから当たり前のようではありますが、
似ているどころか、僕には全く同じに感じました。(笑)

これは絶対デカンタ500mlのほうがいいです。
たいていのお店では、デカンタの1/2リットルの線を越えて、
すり切りいっぱい入れてくれるので、結局600mlくらい入ってそうですし。(笑)

これは同じ味なら、超絶コスパのデカンタが絶対おすすめです。
飲んでみなきゃわからないものですが、勉強になりました。
今後このプレミアムを飲むことはないでしょう。

実は、グラスワインにはマグナム(1500ml)というのもありまして、
これも同じワインだとすると、さらにコスパがいいです。

マグナム:1,080円@1500ml
    =360円@500ml

プレミアムとの差は、なんと4倍に達します。(笑)


Luccarelli Montepulciano d'Abruzzo 2015

みなさん、「サイゼ飲み」してますか?
そう、サイゼリヤの激安イタリアンをあてに、
これまた激安のイタリアワインをいただくというものです。
コスパも最高ですが、このマリアージュにハマっています。
500mlで399円というデカンタの激安赤ワインは、
メニューを見るとモリーゼ州のモンテプルチアーノ種だと書いてます。
家でも同じようなのを飲んでみようと(笑)探したのがコレ。


IMG_4517


モンテプルチアーノはこのアブルッツォ州の方が有名で、
「Montepulciano d'Abruzzo」がDOCになっているようです。
モリーゼ州のものがあればバッチリだったのですが、
格下なのか酒屋では発見できず。
アブルッツォのこれでも1,000円切ってますから、
モリーゼのモンテプルチアーノを安く買い付けたサイゼリヤは、
すごくいいところに目をつけたんでしょうね。
関税が安くなるチリワインにする手もあったと思うんですが、
イタリアにこだわり、価格も徹底的押さえる。素晴らしいです。
正直、上等な味はしませんが、イタリア料理と合わせたら、
十分満足できる最低限のクオリティーは確保しています。

先日も行きましたが、パルマ風スパゲッティ(399円)と、
フレッシュチーズとトマトのサラダ(299円)と、
デカンタ赤ワイン(500ml、399円)で計1,097円也。
これおすすめパターンです。
ワインを250ml(200円)にすると、898円。千円切ります!
価格も安いですが、ワインと料理のマリアージュが半端ないです。
そのサイゼリヤ風の(ちょっとお安い風の)味わいを再現すべく、
今日は家飲みワインに同じようなワインを投入するのです。(笑)


IMG_4518


さて、このモンテプルチアーノ・ダブルッツォ、
サイゼリヤのように非常にお手頃でしたが、(980円@やまや)
一応オーガニックのようですね。
当然、亜硫酸はしっかり入ってますよ。

気になったのがコルクです。
ArtifiCork

ノマコルク(Nomacorc)という合成コルクです。
サトウキビからできた樹脂でリサイクルも可能だとか書いています。
実際、見た目も抜栓感も本物のコルクとは変わりなく、
オーガニックというだけでなく、コルクにも拘ってるなと感心。

公式サイトを見てみると、このワインは載っておらず、
ほとんどがプーリア州のプリミティーヴォやネグロアマーロです。
仕方がないので、やまやのサイトに頼ります。
でも、モンテプルチアーノ100%以外の情報はあまりなし。

さて、合成コルクを抜栓していただきます。
Alc.13.5%。
結構濃いルビー。
赤と黒ベリー両方香るような爽やかな感じ。
味もタンニンあっさり目でフレッシュな印象。
これは、サイゼリヤの味です!(笑)
あの味はイタリアの安ワインということではなく、
モンテプルチアーノ種の特徴だったということですね。
でもって、サイゼリヤのものより若干旨味が増しています。
家飲みで、ちょっとリッチなサイゼ飲み再現でした。
なかなかうまい。リピートしそう。


*****


Luccarelli Montepulciano d'Abruzzo 2015
RRWポイント 89点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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