今年も新酒の季節がやってきました。
今年のボジョレー・ヌーヴォー解禁は11月21日(第3週の木曜)です。
しかし、オーストリアの新酒ホイリゲ(Heurige)なら11月11日です。
ひと足先にという訳ではなく、毎度のボジョレーには飽きてきたので、
今年はウィーンからやって来たホイリゲの赤で新酒を祝おうと思います。
因みに11月11日は「聖マーティン祭の日」なんだそうで、収穫祭が行われ、
暦上の冬が始まる日ということらしいです。いい感じですね。

ホイリゲの定番は辛口白をジョッキで飲んだりするそうですね。
ウィーンでは、ヴィーナー・ゲミシュター・サッツ(Wiener Gemischter Satz)、
いわゆる混植混醸による白ですね。白も試したくなりますが、
Red Red Wineとしては、まずは赤です。(笑)
「今年」を意味する「heuer」がホイリゲの語源で、1年未満の新酒を指し、
それを提供する居酒屋も同じくホイリゲと呼ばれるのでややこしいですね。

新酒を提供するホイリゲは「ホイリゲ(新酒)ありますよ」の意味で、
軒先に松やモミの木の枝の束をつるします。(上の写真)
これで、このホイリゲは営業中で、ホイリゲを出してるんだとわかります。(笑)
ホイリゲ文化はオースリア東部のワインの産地ならどこにでもあるそうですが、
発祥は首都ウィーンです。230年の歴史がありユネスコの世界無形文化遺産です。
実はウィーンは欧州の中でも、市内のワイン畑面積が最大の首都なんですってね。
今日の作り手もやっぱりのウィーンです。公式ページはなかなかおシャレ。
しかしながら、今日のワインは季節モノだからか載ってないようですね。
仕方がないのでネットで情報確認をすると、
・ツヴァイゲルト 100%
ツヴァイゲルトは、1922年にオーストリアで開発された、
ブラウフレンキッシュとサン・ローラン(ザンクト・ラウレント)の交配種で、
オーストリアで栽培される赤ワイン品種として最も栽培面積が広いそうです。
このワインは、2017年にユーロリーフを取得、2018年にはDemeter認証も取得し、
ビオ・ウィーナー・ホイリゲと「Bio」がついているようです。
醸造は、ステンレスタンクでマセラシオン・ナチュレ(*)し、
2週間のスキンコンタクトの後、プレスしてタンクで熟成だそうです。
<(*)マセラシオン・カルボニックでも、発酵時の自然発生した炭酸ガスのみで、
人工的な炭酸ガス注入などを行なわないやり方のこと>
ウィーンの作り手訪問。やはり、ホイリゲ(居酒屋)が併設です。

ウィーンの割と端っこにあり、近くに畑もあるようです。
今日のツヴァイゲルトはマウアーにある畑かららしいのですが、
Zahelマークもありますし、おそらくこの畑ではないかと思います。

山裾まできれいな畑が広がっていますが、道を隔てた前はマンションで、
首都ウィーンの町の中にある畑って感じです。
オーストリアの産地とDAC(Districtus Austriae Controllatus)を俯瞰します。

しかし、首都がワインの銘醸地なんてすごいですね。
ラベル平面化画像。今回お初の2019です。新酒~って感じ。

さて、スクリュー回転です。

オーストリアはこの国旗カラーが認定証になってます。

今年のボジョレー・ヌーヴォー解禁は11月21日(第3週の木曜)です。
しかし、オーストリアの新酒ホイリゲ(Heurige)なら11月11日です。
ひと足先にという訳ではなく、毎度のボジョレーには飽きてきたので、
今年はウィーンからやって来たホイリゲの赤で新酒を祝おうと思います。
因みに11月11日は「聖マーティン祭の日」なんだそうで、収穫祭が行われ、
暦上の冬が始まる日ということらしいです。いい感じですね。

ホイリゲの定番は辛口白をジョッキで飲んだりするそうですね。
ウィーンでは、ヴィーナー・ゲミシュター・サッツ(Wiener Gemischter Satz)、
いわゆる混植混醸による白ですね。白も試したくなりますが、
Red Red Wineとしては、まずは赤です。(笑)
「今年」を意味する「heuer」がホイリゲの語源で、1年未満の新酒を指し、
それを提供する居酒屋も同じくホイリゲと呼ばれるのでややこしいですね。

新酒を提供するホイリゲは「ホイリゲ(新酒)ありますよ」の意味で、
軒先に松やモミの木の枝の束をつるします。(上の写真)
これで、このホイリゲは営業中で、ホイリゲを出してるんだとわかります。(笑)
ホイリゲ文化はオースリア東部のワインの産地ならどこにでもあるそうですが、
発祥は首都ウィーンです。230年の歴史がありユネスコの世界無形文化遺産です。
実はウィーンは欧州の中でも、市内のワイン畑面積が最大の首都なんですってね。
今日の作り手もやっぱりのウィーンです。公式ページはなかなかおシャレ。
しかしながら、今日のワインは季節モノだからか載ってないようですね。
仕方がないのでネットで情報確認をすると、
・ツヴァイゲルト 100%
ツヴァイゲルトは、1922年にオーストリアで開発された、
ブラウフレンキッシュとサン・ローラン(ザンクト・ラウレント)の交配種で、
オーストリアで栽培される赤ワイン品種として最も栽培面積が広いそうです。
このワインは、2017年にユーロリーフを取得、2018年にはDemeter認証も取得し、
ビオ・ウィーナー・ホイリゲと「Bio」がついているようです。
醸造は、ステンレスタンクでマセラシオン・ナチュレ(*)し、
2週間のスキンコンタクトの後、プレスしてタンクで熟成だそうです。
<(*)マセラシオン・カルボニックでも、発酵時の自然発生した炭酸ガスのみで、
人工的な炭酸ガス注入などを行なわないやり方のこと>
ウィーンの作り手訪問。やはり、ホイリゲ(居酒屋)が併設です。

ウィーンの割と端っこにあり、近くに畑もあるようです。
今日のツヴァイゲルトはマウアーにある畑かららしいのですが、
Zahelマークもありますし、おそらくこの畑ではないかと思います。

山裾まできれいな畑が広がっていますが、道を隔てた前はマンションで、
首都ウィーンの町の中にある畑って感じです。
オーストリアの産地とDAC(Districtus Austriae Controllatus)を俯瞰します。

しかし、首都がワインの銘醸地なんてすごいですね。
ラベル平面化画像。今回お初の2019です。新酒~って感じ。

オーストリアのQualitätsweinのカテゴリーに入っていますね。
Qualitätsweinの規定は、最低KMW15°、アルコール9.0%以上となっています。
Qualitätsweinの規定は、最低KMW15°、アルコール9.0%以上となっています。
(オーストリアはKMW糖度(Klosterneuburger Mostwaage)を基準にします。
これは1869年開発の純粋な糖のみの重量%を示す方法だそうです。)
しかし、これ見よがしのデメテール認証マークですね。
しかし、これ見よがしのデメテール認証マークですね。
さて、スクリュー回転です。

オーストリアはこの国旗カラーが認定証になってます。
Alc.13%。
ルビー。エッジから赤紫色がわかります。

ラズベリー、カシス、青草のニュアンス。
酸とかすかな甘み乗ったアタック。
ツヴァイゲルトらしいハーブ、薬草の風味が少しあります。
若い酸が中にあるんですが、出過ぎてないのでいいアクセントです。
2019・新酒とは思えないコクがあって驚きました。
縁起物だからと我慢して飲むことなくスルスル楽しめます。(笑)
ボジョレー・ヌーヴォーなんかよりホイリゲだな…と思いました。
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Zahel
Bio Wiener Heuriger
Zweigelt 2019
Bio Wiener Heuriger
Zweigelt 2019
RRWポイント | 88点 |
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