Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

ツヴァイゲルト

Zahel Bio Wiener Heuriger Zweigelt 2019

今年も新酒の季節がやってきました。
今年のボジョレー・ヌーヴォー解禁は11月21日(第3週の木曜)です。
しかし、オーストリアの新酒ホイリゲ(Heurige)なら11月11日です。
ひと足先にという訳ではなく、毎度のボジョレーには飽きてきたので、
今年はウィーンからやって来たホイリゲの赤で新酒を祝おうと思います。
因みに11月11日は「聖マーティン祭の日」なんだそうで、収穫祭が行われ、
暦上の冬が始まる日ということらしいです。いい感じですね。


IMG_0379
ホイリゲの定番は辛口白をジョッキで飲んだりするそうですね。
ウィーンでは、ヴィーナー・ゲミシュター・サッツ(Wiener Gemischter Satz)、
いわゆる混植混醸による白ですね。白も試したくなりますが、
Red Red Wineとしては、まずは赤です。(笑)


「今年」を意味する「heuer」がホイリゲの語源で、1年未満の新酒を指し、
それを提供する居酒屋も同じくホイリゲと呼ばれるのでややこしいですね。
Heuriger01
新酒を提供するホイリゲは「ホイリゲ(新酒)ありますよ」の意味で、
軒先に松やモミの木の枝の束をつるします。(上の写真)
これで、このホイリゲは営業中で、ホイリゲを出してるんだとわかります。(笑)

ホイリゲ文化はオースリア東部のワインの産地ならどこにでもあるそうですが、
発祥は首都ウィーンです。230年の歴史がありユネスコの世界無形文化遺産です。
実はウィーンは欧州の中でも、市内のワイン畑面積が最大の首都なんですってね。


今日の作り手もやっぱりのウィーンです。公式ページはなかなかおシャレ。

しかしながら、今日のワインは季節モノだからか載ってないようですね。
仕方がないのでネットで情報確認をすると、
・ツヴァイゲルト 100%
ツヴァイゲルトは、1922年にオーストリアで開発された、
ブラウフレンキッシュとサン・ローラン(ザンクト・ラウレント)の交配種で、
オーストリアで栽培される赤ワイン品種として最も栽培面積が広いそうです。
このワインは、2017年にユーロリーフを取得、2018年にはDemeter認証も取得し、
ビオ・ウィーナー・ホイリゲと「Bio」がついているようです。
醸造は、ステンレスタンクでマセラシオン・ナチュレ(*)し、
2週間のスキンコンタクトの後、プレスしてタンクで熟成だそうです。
<(*)マセラシオン・カルボニックでも、発酵時の自然発生した炭酸ガスのみで、
人工的な炭酸ガス注入などを行なわないやり方のこと>


ウィーンの作り手訪問。やはり、ホイリゲ(居酒屋)が併設です。
Heurige01
ウィーンの割と端っこにあり、近くに畑もあるようです。

今日のツヴァイゲルトはマウアーにある畑かららしいのですが、
Zahelマークもありますし、おそらくこの畑ではないかと思います。
Heurige02
山裾まできれいな畑が広がっていますが、道を隔てた前はマンションで、
首都ウィーンの町の中にある畑って感じです。


オーストリアの産地とDAC(Districtus Austriae Controllatus)を俯瞰します。
Halfnar02
しかし、首都がワインの銘醸地なんてすごいですね。


ラベル平面化画像。今回お初の2019です。新酒~って感じ。
IMG_0362
オーストリアのQualitätsweinのカテゴリーに入っていますね。
Qualitätsweinの規定は、最低KMW15°、アルコール9.0%以上となっています。
(オーストリアはKMW糖度(Klosterneuburger Mostwaage)を基準にします。
これは1869年開発の純粋な糖のみの重量%を示す方法だそうです。)
しかし、これ見よがしのデメテール認証マークですね。


さて、スクリュー回転です。
IMG_0377
オーストリアはこの国旗カラーが認定証になってます。

Alc.13%。
ルビー。エッジから赤紫色がわかります。
IMG_0378

ラズベリー、カシス、青草のニュアンス。
酸とかすかな甘み乗ったアタック。
ツヴァイゲルトらしいハーブ、薬草の風味が少しあります。
若い酸が中にあるんですが、出過ぎてないのでいいアクセントです。
2019・新酒とは思えないコクがあって驚きました。

縁起物だからと我慢して飲むことなくスルスル楽しめます。(笑)
ボジョレー・ヌーヴォーなんかよりホイリゲだな…と思いました。


*****


Zahel
Bio Wiener Heuriger
Zweigelt 2019
RRWポイント 88点


Meinklang Burgenlandred 2015

久々のオーストリアワインをいただきます。
マインクラングというこの作り手、
牛を飼ったり小麦を作ったりと家族経営の複合農園で、
当然のように「ビオディナミ」を実践しています。


IMG_5587
やはりエチケットは牛なんですね。


ビオディナミって、普通のビオと違い占星術や魔術めいた農法です。
プレパラシオン(調合薬)ってやつを畑に撒いたりするんですが、
これが牛の角に詰めた牛糞や水晶の粉なわけです。
多分ビオディナミ用に一緒に牛飼ってるんですね。(笑)

で、このビオディナミの国際認証機関というのがありまして、
内容が内容だけに認証を受けるのが非常に難しいと言われている、
ドイツの「デメテール」。
マインクラングはここの認証を受けているのです。さすが。

エチケット平面化画像。表・裏ラベル一体化タイプですね。
IMG_5507
右上に「demeter」のロゴがちゃんとあります。

ワイナリーの所在は、ウィーンの南西、
ブルゲンラントという産地になります。
Mein02
このワインがまさに「ブルゲンラント・赤」という名前です。

パムハーゲン(Pamhagen)という小さな村ですが、
Mein01
その集落の真ん中にありまして、すぐそこがハンガリーとの国境。


さて、公式ぺージでこのワインを調べてみます。
農園の説明もあるのでわかりにくい構成ですが、
「Download」のところにデータシートがあります。

セパージュは、
・ツヴァイゲルト(Zweigelt) 50%
・ブラウフレンキッシュ(Blaufränkisch) 40%
・ザンクト・ラウレント(Sankt Laurent) 10%

すべてオーストリア原産の品種です。
ザンクト・ラウレントはピノ・ノワールの亜種らしいです。
で、ツヴァイゲルトが、他の2品種、
ブラウフレンキッシュとザンクト・ラウレントの交配種。
「もうツヴァイゲルト100%でいいじゃんか!」って感じです。(笑)


では、抜栓。
いや、スクリューキャップ回転です。
Alc.12.5%。
端は透明感ありますが、ちょっとくすんだ赤紫です。
ビオっぽいですね。
ラズベリー、ハーブ、かすかに青草。
嫁はブルーベリーだそうです。(笑)
やはり酸が前に出たアタックですね。
味の厚みはあるので、結構イケそうな気がします。
嫌味のない酸は、余韻まで残りますが邪魔ではないです。
ミントっぽい爽やかさの真ん中にしっかりした味があって、
なかなかなもんです。
やっぱり自然派はおいしいのかな。


*****


Meinklang Burgenlandred 2015
RRWポイント 88点


サッポロ グランポレール 北海道 ツヴァイゲルトレーベ 2015

ブラタモリでやっていた「田園調布」の回の影響で、
なぜか田園調布をブラブラ。
駅横のスーパーでこのワインをゲット。


IMG_4610


しかし、びっくりしたのが、
田園調布のスーパーでは、すごいワインが売ってました。
ラトゥール、ラフィット、ムートン、マルゴー、オーパスワンも。
やはり日本を代表する高級住宅街、タダモノじゃないです。
こんなものサクッとスーパーで買うんですね。

IMG_4605


ぼくは、同じスーパーですが、1600円のこれをゲット。(笑)
以前飲んだオーストリアワインの品種です。


IMG_4611


オーストリア原産の品種、ツヴァイゲルト(レーベ)ですが、
なぜか日本じゃ北海道でよく栽培されているようで、よく見かけます。
さほどおいしい品種とは思いませんでしたが、
日本版と本家との味の違いなど気になりますね。

抜栓。Alc.13%はオーストリアもそうでした。
若干透けるルビー。
赤ベリー、プラム、あずきの香りです。
アタックで、酸い独特のハーブ感があります。
タンニンは丸みありますが隠れています。
かなり軽めですが、Alc.13%でボディーもそこそこあります。
余韻はタンニンも少々感じますが酸味がち。
確かにオーストリアと同じような味です。

すき焼きといっしょにいただきましたが割と合います。
そうか、ジンギスカンだともっと合うんだ!(笑)


*****


サッポロ グランポレール 北海道 ツヴァイゲルトレーベ 2015
RRWポイント 82点


Winzer Krems / Kremser Schmidt Blauer Zweigelt 2015

以前、日本の新しい品種のアルモノワールを試しました。
これはカベルネ・ソーヴィニヨンとツヴァイゲルトの交配種です。
その辺りから、このツヴァイゲルト、ちょっと気になっていました。
ツヴァイゲルトはオーストリア原産の品種で、
寒冷な気候にも耐えるとのことで北海道なんかでも栽培されてます。
じゃあ、本場オーストリアのツヴァイゲルトを試してみましょう。


IMG_4530


いつものごとく、手ごろなやつをAmazonでゲット。
ウィーンの北西、ドナウ川のほとりにあるワイナリーです。
Google Mapで調べてみました。
ブドウ畑に囲まれた、なかなか大きなところです。


AustriaKrems


オーストリアのこの辺りは、Street Viewがあまり充実してませんが、
ワイナリーの近くで360°ビューを投稿した人がいたようで、
これくらいは寄れました。


AustriaKrems2


公式サイトも情報豊富で、
かなりのラインアップを出しているのがわかります。
赤はツヴァイゲルト中心でいくつも出しています。
「Blauer Zweigelt」と書かれていますが、
「Zweigeltrebe」、「Zweigelt」も同じ意味のようですね。
日本でも「ツヴァイゲルトレーベ」としているところも多いですが、
このブログのカテゴリーは「ツヴァイゲルト」にしておきます。


裏ラベルはドイツ語のため意味不明ですが、
おそらく公式サイトの情報と同じでしょう。(英語あり)
IMG_4529


さて、抜栓ならぬスクリュー回転。
Alc.13%。
濃いめですがクリアな透明感あるルビーです。
ピノっぽい赤ベリーが来ます。
チェリーかブルーベリーのような華やかな感じ。
タンニン穏やか、甘味のような酸味とのバランスは良好。
独特の風味はありますが嫌じゃないです。
余韻は弱め。
独特の風味と甘味っぽい感じが残りますが、
なぜかスルスルいただけます。
特にタレの効いたローストビーフとばっちり合いました。
試してみた価値あり、でした。


*****


Winzer Krems
Kremser Schmidt Blauer Zweigelt 2015
RRWポイント 86点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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