Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

 -- ロワール

Marcel Martin Louise d’Estrée Brut Méthode Traditionelle

自ら Red Red Wine と言ってるだけあって、もともと白をいただくのは少なめ。ましてや泡は何かキッカケがないと積極的には手を出さないのですが、今日のコレは「お楽しみスパークリングワインBOX」というキッカケがあったわけです。しかも、当たりならいいんですが、見事なハズレであります。(実は昨年も同じくじを引いて撃沈していますから、学習能力のなさも問題ですね。)今日は「反省文」としてこの記事を書くことにします(笑)。

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さて、Marcel Martin というロワール、ソーミュールの近くのデュエ・ラ・フォンテーヌ(Doué-la-Fontaine)という町の作り手ということは裏ラベルからわかりました。しかし、それ以上が所在含めあんまり情報がないんですよね。コスパのいいロワールのスパークリングワイン(Crémant de Loire)の生産者としてそこそこ名は通ってるようなんですが。

はい、これが踊らされたワインくじ。ドンペリが当たるとは思っていませんでしたが…。
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今日のハズレワイン、お値段を見ると、2,590円となってます。それを1,990円で買えたんだからお得じゃん!と早合点するなかれ。
瓶内二次発酵のトラディショナル方式(Méthode Traditionelle)なのはいいんですが、このチラシにあるように9ヶ月の熟成では、AOCクレマン・ド・ロワール(AOC Crémant de Loire)の規定である12ヶ月に満たないため、AOCクレマン・ド・ロワールを名乗ることができません。
じゃあ、どういう位置づけのワインかと調べたら、アメリカのスーパー大手トレーダー・ジョーズ(Trader Joe's)が大量輸入して安売りするアメリカ向けバージョンと同じラベルでした。トレジョ(アメリカ在住の日本人はこう呼びます。)ではいくらで売ってるかというと、なんと8.99ドル。日本円で950円ぐらいでしょうか。それを2,590円で売るとは相当なボッタクリであります。ハズレもショックですが、本当の値段を知ってさらにショックです。(笑)

公式ページは当然のように見つからず。ネット情報では、この作り手はアンジューとトゥーレーヌのエリアに30haの畑を所有し、作付けはシュナン・ブラン60%、シャルドネ20%、カベフラ20%だそうです。今日の泡は、ブドウ品種がロワールらしくシュナン・ブランなのが面白そうで、それがせめてもの救いです。セパージュを調べると、こんな感じですから。
・シュナン・ブラン 90%
・シャルドネ 10%
シャンパーニュ方式(トラディショナル方式)のシュナン・ブランの泡…。面白そう。少し元気が出てきました。

シュナン・ブランはロワールでの「Pineau de la Loire」というシノニムの他、いっぱい呼び方があるようです。南アフリカでは「Steen」でしたね。
CheninBlanc
シュナン・ブランは、2018年のDNA分析でサヴァニャン(Savagnin)と何らかの品種の自然交配で生まれたとされています。さらにこのシュナン・ブランとグエ・ブラン(Gouais Blanc)の交配から、バルザック・ブラン(Balzac Blanc)、コロンバール(Colombard)、ムスリエ・サン・フランソワ(Meslier Saint-François)といった品種が生まれたことが判明しています。

ついでに、いつもの「大ロワール全体地図」(笑)も貼っておきます。
Loire_s
ひと筋縄ではいかないロワールの全体像が見られていい地図だと思います。今日の作り手があるというデュエ・ラ・フォンテーヌ(Doué-la-Fontaine)という町はソーミュール(Saumur)のすぐ近くです。

この地図の出典は、ロワール渓谷のワインの公式ページというここからです。

わかりやすくていいサイトです。


エチケット平面化画像。
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さあ、抜栓。
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コルクの裏にも「Méthode Traditionelle」。これが唯一の「売り」なんでしょう。

Alc.11%。(pH:3.98、Brix:6.2)
ゴールドイエロー。
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黄桃、シトラス。
かすかな甘み感じる辛口アタック。
Brut って感じです。
グレープフルーツの味わい。
非常にキレのいい酸です。
かすかな柑橘系の苦味が残るのがイキですね~。

シュナン・ブランと言われればそんな気がします。
そんなこんなで実はなかなかおいしい…。(笑)


*****


Marcel Martin
Louise d’Estrée Brut
Méthode Traditionelle
WWWポイント 79点



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Domaine Vigneau-Chevreau Vouvray Cuvée Silex 2019

久しぶりに、ロワールはトゥーレーヌ、AOCヴーヴレ(Vouvray)をいただきますよ。AOCヴーヴレとなれば、シュナン・ブランからの白のみと決まってきます。半甘口(Demi-Sec)、甘口(Moelleux)の他、瓶内二次発酵方式による微発泡(Pétillant)、発泡性ワイン(Mousseux)もありますが、みんなシュナン・ブランから作られます。世の中いろんなシュナン・ブラン(二コラ・ジョリーのやら、南アフリカのやら…)がありますが、個人的にここヴーヴレを基本とすべく味わいたいと思います。


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作り手のヴィニョー・シュヴローは、ヴーヴレの真ん中シャンセ(Chançay)に1875年設立という老舗。以来5世代に渡り、所有畑も5haから33haまで増やし発展してきたといいます。その中に、ヴーヴレのワインのルーツでもある「マルムティエ大修道院」の歴史ある畑も含まれるそうです。


公式ページは情報も盛り沢山でいいんですが、変な効果が多くて少々使いにくし。(笑)

ワイン情報もちゃんとしていますがインポーター情報も交え…。
・シュナン・ブラン 100%
熟成はステンレスタンクとフレンチオークの大樽(500L、新樽率10%)の併用で2ヶ月。
畑は粘土質の「ケイ酸塩」土壌だそうで、ワイン名が「Silex」というように火打石の成分を含み、独特のミネラル感が楽しめるんだとか。

シュナン・ブランはロワールでの「Pineau de la Loire」というシノニムの他、いっぱい呼び方があるようです。南アフリカでは「Steen」でしたね。
CheninBlanc
シュナン・ブランは、2018年のDNA分析でサヴァニャン(Savagnin)と何らかの品種の自然交配で生まれたとされています。さらにこのシュナン・ブランとグエ・ブラン(Gouais Blanc)の交配から、バルザック・ブラン(Balzac Blanc)、コロンバール(Colombard)、ムスリエ・サン・フランソワ(Meslier Saint-François)といった品種が生まれたことが判明しています。


作り手訪問。老舗の割には簡素なところです。(笑)
VouvrayChancay00
シャンセの町って聞いたことがあるなと思ったら、以前に試したヴーヴレの、セバスチャン・ブリュネ(Sébastien Brunet)のご近所でした。AOCヴーヴレには160の生産者しかいないそうですから、いろいろ試すとご近所に当たるわけですね。

ヴーヴレの地図にその2軒の場所を示しておきます。
VouvrayChancay01
車で5分くらいしか離れていないようです。交流があるかは知りませんが。(笑)

さて、今日の作り手が自慢してるのが(笑)、先ほども触れた、ヴーヴレのワインのルーツでもある「マルムティエ大修道院」の歴史ある畑でワインを作っているという件です。フランス革命で破壊されるまでヴーヴレのマルムティエ大修道院(Abbaye de Marmoutier)は西ヨーロッパでも最大の修道院の一つだったそうです。372年にこの修道院の聖マーチンによって開かれたブドウ園がクロ・ド・ルージュモン(Clos de Rougemont)で、今日の作り手のヴィニョー・シュヴローが幸運にもその畑の再建を担うことになったんだそう。
VouvrayChancay04
ただし、畑を取得したんではなく、50年のリースだそうですが(笑)。facebookに載っていた写真をもとに場所を調べると、ずいぶんトゥール(Tours)側のロワール川沿いにありました。ちょっとドメーヌからは離れています。(車で20分。)
この畑の植え替えを1995年に行なってるんですが、これを機会に、同時にすべての所有畑でビオディナミ栽培を始めたんだそうです。というわけで、今日のワインはビオディナミです。(笑)


さあ、お馴染みの地図でトゥーレーヌ(Touraine)地区を俯瞰しておきます。
Marc02
ヴーヴレはトゥールの町の東側、ロワール川の北岸ですね。

で、この中心部分をGoogle Map上に示したのがこれ。
VouvrayChancay02
ドメーヌの所在も記入していますのでご確認を。

ついでに、いつもの「大ロワール全体地図」(笑)も貼っておきます。
Loire_s
ひと筋縄ではいかないロワールの全体像が見られていい地図だと思います。

この地図の出典は、ロワール渓谷のワインの公式ページというここからです。

わかりやすくていいサイトです。


エチケット平面化画像。
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裏ラベルにはドメーヌの紹介の他、ABマークとユーロリーフもありますし、心酔するビオディナミの解説がしっかり書かれています。(笑)

しかし、これを丸隠ししていたのがこのインポーターのラベルです。
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モトックスさん、「フランス語だから要らないだろう」ではないですよ~。


さあ、抜栓です。
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キャップシールはクルッとはがせるプラスチック製でした。

コルク平面化。
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ドメーヌ名入り。ミレジムは横・腹にもしっかり入っています。

Alc.13%。(pH:3.88、Brix:6.3)
ゴールドイエロー。
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シトラス、白桃、みずみずしい梨って感じで、
フルーティに香り立ってます。
辛口アタックですが、
それらの果実がそのまま入ってくるような口当たりです。
確かにミネラル感もありますね。
それは次第に苦味様の複雑味に変わっていく感じ。
これがシレックスなんでしょうか。
そして、満足感が残る余韻。
うまい…これ。


*****


Domaine Vigneau-Chevreau
Vouvray Cuvée Silex 2019
WWWポイント 80点



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Poiron Dabin Muscadet Sèvre & Maine Sur Lie Vieilles Vignes 2019

ミュスカデ(=Melon de Bourgogne)はかなりお手頃で売ってることと、昔飲んだ記憶ではありますが、軽さ・水くささ(笑)が個性と思われるところがあって、あまり積極的に選ぶことは正直ありませんでした。ただ、甲州よろしく、みずみずしい特徴は和食なんかでも合わせやすいはずなのでレパートリーとして押さえておこうと思います。王道の AOC Muscadet Sèvre & Maine のシュール・リー、それも Vieilles Vignes というのをお試しです。


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ドメーヌ・ポワロン・ダバンは、ナントの町の南東、車で30分くらいのシャトー・テボー村(Château-Thébaud)にある、1858年創業という名門ドメーヌです。AOCの名前、ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ(Muscadet-Sèvre et Maine)は、ナントでロワール川に合流する左岸の支流、セーヴル・ナンテーズ川(Sèvre Nantaise)とメーヌ川(Maine)から来てると思われますが、そのメーヌ川の畔にシャトー・テボー村があります。


公式ページはいい感じですが、情報量は少なそうです。

・ムロン・ド・ブルゴーニュ 100%
とありますが、ムロン・ド・ブルゴーニュ(Melon de Bourgogne)はミュスカデのシノニムですね。というっか、ミュスカデよりムロン・ド・ブルゴーニュの方が現地では通りがよさそうです。
MuscadetMelonBourgogne
今日のワインは平均樹齢45年の古木(Vieilles Vignes)より作られるそうで、6ヶ月のシュール・リー(澱と共に寝かせる)を行うというのがネット情報にありました。
保存期間は2年と書いてます。やはりミュスカデは早飲み推奨なんですね。


シャトー・テボー村(Château-Thébaud)にあるというドメーヌ訪問。
Muscadet02
なかなか大手らしい敷地の広さと佇まいです。


AOC Muscadet Sèvre & Maine について調べると、ClissonGorgesLe Pallet の3つのコミューン名を後ろにつけた個別のAOCが2011年に認められています。Muscadet Sèvre et Maine Clisson てな具合です。そして、まさに今年2020年にですが、さらに4つコミューン名をつけたAOCが加わったようです。Monnières-Saint-FiacreChâteau-ThébaudMouzillon-TillièresGoulaine の4つです。シャトー・テボー村も入ってますね。それぞれのコミューンの位置はこの地図で確認できます。
PaysNantais
これら7村を「Crus Communaux」と総称するようですね。
ペイ・ナンテ地区の飛び地のようなAOCフィエフ・ヴァンデアン(Fiefs-Vendéens、2011年AOC昇格)も後ろにコミューン名をつけて5ヶ所に広がってます。Muscadet-Sèvre-et-Maine ~ も似たような感じになるんでしょうか。ただし、Fiefs Vendéens の方は単なる「AOC Fiefs Vendéens」というのはありません。コミューン名付きの以下の5つのみ。
・Fiefs-Vendéens-Brem
・Fiefs-Vendéens-Mareuils
・Fiefs-Vendéens-Chantonnay
・Fiefs-Vendéens-Pissotte
・Fiefs-Vendéens-Vix
これらは白ワインが主流のペイ・ナンテ地区の中では珍しく、赤・白・ロゼが認められています。

ロワール渓谷のワインの公式ページ「VINS DU VAL DE LOIRE」ではインタラクティブ地図でペイ・ナンテのそれぞれのAOCの分布がよくわかって助かります。
0PaysNantais
AOC Muscadet-Côtes-de-Grandlieu はグラン・リュ湖(Lac de Grand-Lieu)の周辺です。ロワール川沿いのアンスニ(Ancenis)の町周辺の AOC Muscadet-Coteaux-de-la-Loire は赤ワインのAOC Coteaux-d'Ancenis の範囲とほぼかぶってます。

単なる AOC Muscadet は全体を包括してかなり広域なんですが、AOC Gros-Plant du Pays Nantais も実はほぼ同じ範囲をカバーしており、逆に大西洋側に伸びている分、さらに広いとも言えます。これはどういうことかと言うと、Gros-Plant du Pays Nantais ではその名の通り、Gros Plant(=Folle Blanche)という品種を主体で(70%以上)で作ったときに名乗るAOCだからです。
GrosPlant
グロ・プランはフォル・ブランシュ(Folle Blanche)として元々コニャック、アルマニャックの主たる品種でした。フィロキセラ禍で今ではユニ・ブランに主要品種の地位は譲ったそうですが、ペイ・ナンテではかなり広域に作られていそうですね。INAOのサイトから AOC Gros-Plant du Pays Nantais のカバーする範囲の地図を拝借して見てみましょう。
PaysNantaisGrosPlant
うん、やっぱりペイ・ナンテ最大範囲のAOCはこれですね。(笑)

先ほどの地図を、横着して(笑)Google Map上に重ねます。
PaysNantaisG
ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ(Muscadet-Sèvre et Maine)は、セーヴル・ナンテーズ川(Sèvre Nantaise)とメーヌ川(Maine)の流域ということと、Muscadet-Sèvre et Maine "Crus Communaux" のひとつ、シャトー・テボー村(Château-Thébaud)に今日の作り手があることは覚えました。(笑)


エチケット平面化画像。
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Domaine de Chantegrolle と書いてあるのは、シャトー・テボー村の秀逸リュー・ディ(Lieu-dit)「シャントグロール」のことのようです。そこにあるドメーヌですよ~ってことですかね。


さあ、スクリュー回転。
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う~ん、無印。(笑)

Alc.12%。(pH:3.84、Brix:6.2)
ちょっと緑がかったイエロー。
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レモン、ライム、青リンゴ。
シュール・リーらしいバターもあります。
爽やか辛口アタック。
みずみずしい…水くさい…。
これは表現の仕方でなんとでもなりそうです。
キレのいい酸は味わいの主役ですね。
やっぱり単調で没個性っぽいんですが、
やっぱり和食に合わせやすいのは確かです。


*****


Poiron Dabin
Muscadet Sèvre & Maine
Sur Lie Vieilles Vignes 2019
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Domaine du Nozay Sancerre 2018

久々に大阪の真ん中にあるタカムラへ赴き、これを含め何本かゲットしてきました。
やはりネットより店頭で物色するのが楽しいですね。いろいろと発見もあるし。
夏向けにサンセールのソーヴィニヨン・ブランなんかいいなと選んだ1本です。
新世界もいいけれど、本場フランス、それもビオディナミ・サンセールです。(笑)


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ドメーヌ・デュ・ノゼはサンセール市街から北へ車で10分くらいにあります。
Château de Nozayという17世紀のお城がドメーヌになっていますが、
現当主シリルさん(Cyril de Benoist)の祖父が先祖の土地として買い戻し、
先代になるご両親、フィリップ・ド・ブノワさんとマリー・エレーヌ夫妻
(Philippe de Benoist、Marie-Hélène)がソーヴィニヨン・ブランを植えたのが、
ドメーヌ・デュ・ノゼの始まりです。

お母様のマリー・エレーヌさんはオベール・ド・ヴィレーヌ(Aubert de Villaine)
氏の妹さんだそうです。そう、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)
の共同経営者で、ブーズロンでドメーヌ・ド・ヴィレーヌ(Domaine de Villaine)
をやってるお方。
なので、シリルさんの弟のピエールさんはおじさん(オベール・ド・ヴィレーヌ)
のところのドメーヌ・ド・ヴィレーヌで働いてるとか。
世界は狭いというか、サンセールでDRCの親戚筋に出くわすとは…。(笑)


公式ページは文字多めですが(笑)そこそこの情報量。

・ソーヴィニヨン・ブラン 100%
は当然として、畑はシャブリのようなキンメリジャン土壌だそうで、
貝殻質からくるミネラルが特徴だとしています。
畑は2011年からビオ認証(AB=Agriculture Biologique )され、2017年からは、
ビオディナミ認証(Demeter)もされてますので、今日の2018年はビオディナミ。
「卓越したワインを生むビオディナミのすごさを確信しています。」とか書いてあり、
かなり盲信(失礼!)のご様子。個人的にはビオはちょっと心配。(笑)


サンセールの北、Sainte-Gemme-en-Sancerroisにドメーヌはあります。
全然近寄れず、いい写真も上がってなかったので公式ページからの写真です。
Nozay00
サンセールへ続く県道D54号線沿いに入り口はありますが、そこから入れず。
一応入り口に小さな看板は出ていました。(笑)

サンセール市街の真ん中にテイスティングルーム兼ショップがありました。
Nozay01
10分ぐらいの距離ならシャトーの方で試飲はしたいものですね。
サンセールだと駐車するのも難儀そうだし。


AOCサンセールとドメーヌ位置関係の把握のため、この地図を用意しました。
(ロワール渓谷のワインの公式ページ、「VINS DU VAL DE LOIRE」から)
Sancerre00
AOCごとの赤・白・ロゼ表示の通り、サンセールには赤もロゼもあります。
ロワール川対岸のプイィ・フュメやカンシー(Quincy)は白だけですね。
この地図で十分わかりやすいではあるんですが、やはり横着はいけません…。

例によってGoogle Map転記を敢行(笑)。ドメーヌ位置もご確認を。
SancerreA1
サントル・ニヴェルネ(Centre Nivernais)ってフランスでは言わないのか、
日本の解説書でしか見ないんですよね。サントル(Centre)は真ん中なので、
まさにフランスのド真ん中という意味はわかります。
ニヴェルネ(Nivernais)はヌヴェール(Nevers)周辺の昔のフランスの地方名で、
現在ではニエーヴル県(Nièvre)に相当します。

これが中央フランスのワインの公式ページ。「Centre-Loire」と言ってます。

サントル・ロワール。これも個人的には変です。ロワールの真ん中じゃないから…。
やっぱり、フランスの真ん中(Centre de la France)っていうのが正しい気がします。


ついでにロワール渓谷全体のワイン地図を貼っておきます。
Sancerre03
にも上げたんですが、オリジナルサイズでデカすぎたので、今回は縮小版。


エチケット平面化画像。
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シャトー・デュ・ノゼのヘタうまイラストですね。
星と月のマークにビオディナミ・ワインと誇らしげに書いてます。(笑)

裏ラベルはインポーターラベルがこんなだったので別撮りしています。
残念ながら、きれいに剥がせず。隠れてたのはドメーヌ名のみでしたが。
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ユーロリーフとデメテールのマークがまぶしいです。(笑)


さあ、抜栓。
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コルク平面化。
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ミレジムが横に入っていて優秀。しかし、何だこのゾウは?
ビオディナミと関係あるんでしょうか。公式ページには全く説明なし。

Alc.12.5%。(pH:3.25、Brix:5.4)
イエローゴールド。
IMG_3087

グレープフルーツ、花梨、白桃。
爽やかな果実味の酸を感じる辛口アタック。
レモンのお菓子(笑)の甘さも。
質量を感じる味の芯はキラキラとミネラルをまとってます。
糖度はあまり高くないんですが、甘みを感じます。
苦味様の何かも後味に残ります。
ビオのせいなのか、ソーヴィニヨンの青みからくるのか。
しかし、明らかにビオからくる問題はなさそうです。

サンセールの深みのあるソーヴィニヨンは感じられました。
やはり、本場はいいもんですね。


*****


Domaine du Nozay
Sancerre 2018
Vin Biodynamique
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Marc Brédif Chinon 2017

久々にロワールのカベフラと行きましょう。それもAOCシノンです。
ブルグイユとかでもいいんですが、やはりシノンという響きがいい。(笑)
ジャンヌ・ダルクで有名なロワール最古の城、シノン城を連想しますしね。
しかし、それならCouly-DutheilのClos de L’Echoの方が良かったかな…。


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このシノンの作り手マルク・ブレディフは、1893年に創業と歴史も古い、
ヴーヴレイ(Vouvray)の有名どころです。
当然ながら主力はVouvrayの白ですが、カベフラもシノンの他、ブルグイユ、
ソーミュール・シャンピニーなどいろいろやっています。
1980年にプイィ・フュメ最大かつ最高峰のド・ラドゥセット(De Ladoucette)
が取得し、新しい技術が投入され、飛躍的に品質向上してるそうです。


公式ページはフランス語のみで、ワインの個別情報が皆無です。困りますね~。

総延長2kmにおよぶ回廊が地下にあり、自慢のカーヴになっているようです。
ま、そんなことよりワイン情報なんですが、あるショップサイトの情報発見。
・カベフラ 100%
樹齢は15年だそう。完全除梗、MLFあり、ステンレスタンクで熟成です。


さて、トゥーレーヌ近く、AOCヴーヴレイの真ん中にある作り手訪問。
Marc01
なんとロワール川河畔。目の前に大河が悠々と流れているのが見えます。

トゥーレーヌ地区、ヴーヴレイやシノンの位置関係はこの地図をご参考。
Marc02
う~ん、正確でいい地図なんですが、もうひとつ実感が湧きませんね。

やはり、Google Map転記をいたしましょう(笑)。川も重要なので着色。
Marc03
今日のシノンのカベフラ畑は、シノン・エリアの北側からだそうで、
サヴィニー・アン・ヴェロン(Savigny-en-Véron)という町です。
ちょうどロワール川とヴィエンヌ川にはさまれたところですね。

ロワールの正確で詳しい地図は「ロワール渓谷のワインの公式ページ」にあります。
JPG化して貼りました。全ロワール地図、デカいのでクリックして驚かないように。
carte-vignoble-val-de-loire-2019
元のPDF版は、ロワール渓谷の公式ページ内のここに上がっています。

ロワール渓谷のワインの公式ページというのがこれ。

ページ内の地図はマウスオーバーで色が変わり、非常にわかりやすいです。
例えばAOCシノンですと、赤・白・ロゼが認められ、白品種はシュナン・ブラン、
赤はカベフラ、カベソーであること。生産総量、生産者数、土壌構造、天気の傾向、
果てはペアリングや提供温度の情報まで。これは活用し甲斐がありそうです。


エチケット平面化画像。
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裏ラベルなく、インポーターラベルのみ。


さあ、抜栓。
IMG_2975
紋章、ロゴ入り、カッコいいです。

コルクも平面化しておきます。
IMG_2976

Alc.12.5%。(pH:3.64、Brix:5.4)
濃い目のガーネット。
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カシス、チェリー、プラム、ビターチョコ。
辛口アタックに酸味少々。
酸味に包まれてはいますが、
味の厚みはまあまああるようです。
カベフラらしく、深みはなくクールな風味なんですが、
苦味ばしった余韻含め、ムフフと楽しめますね。


*****


Marc Brédif
Chinon 2017
RRWポイント 89点


Marc Deschamps Pouilly-Sur-Loire Les Loges 2017

AOCプイィ・シュル・ロワールをいただきますよ。品種はシャスラ100%。
ソムリエのお勉強した人はわかりますよね。プイィ・フュメと一緒に覚えます。
最近、知識でしかないワインを飲んでおきたくて、課題として取り組んでます。
お勉強で終わらせたらもったないくらいの驚きと発見があり楽しいです。(笑)


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マルク・デシャンさんは、1978年に地元の古いドメーヌ、フィジェ家に就職。
ワインメーカーとして働いていましたが、1991年にオーナーのポールさんが急逝。
マルク・デシャンさんはフィジェ家からドメーヌを引き継いで運営しています。
棚ボタなんて言ったら怒られますね。(笑)

AOC Pouilly-Fuméの地域のど真ん中、Pouilly-sur-Loireのコミューンにある、
ロワール川の畔のレ・ロジュ(Les Loges)というところにドメーヌはあります。
今日のワインも「Les Loges」とありますから、そこの畑なんでしょうね。

AOC Pouilly-Fuméの地域でソーヴィニヨン・ブランプイィ・フュメですが、
シャスラで作るとAOCプイィ・シュル・ロワール(Pouilly-sur-Loire)になります。
しかし、ソーヴィニヨン・ブランのプイィ・フュメ(Pouilly-Fumé)の名前は絶大で、
高く売れるもんですから、シャスラの畑ははどんどんソーヴィニヨン・ブランに
植え替えられているそうです。
栽培面積はソーヴィニヨン・ブランの1,300haに対しシャスラが30haだそうで、
Pouilly-sur-LoireはPouilly-Fuméに対し、実に2.3%しかないということになります。

歴史的には、古来シャスラが栽培されパリなどへの供給地だったりしたようです。
やはり、フィロキセラ禍の後、ソーヴィニヨン・ブランへの転換が起こりました。
今なお、こうやってシャスラを続けている作り手にはこだわりを感じます。
ただ、今日の作り手も年間3,000本の極少生産らしいですが…。


公式ページはあるにはありますが、ブログ形式で今一つ使いにくいです。

プイィ・シュル・ロワールも2014年が載っていますが、
・シャスラ 100%
くらいしかわかりません。
インポーターの情報では、機械収穫、発酵・熟成ともにステンレスタンクで、
MLFはなし、熟成期間は8ヶ月です。
畑は、ドメーヌのあるレ・ロジュ(Les Loges)の南西向き斜面だそうで。


レ・ロジュはPouilly-sur-Loireのコミューンの北の端っこです。
ロワール川のすぐ畔の小さな集落です。ドメーヌ訪問してみましょう。
MarcDeschamps01
素朴な村です。集落の周辺はブドウ畑が広がっています。

シャスラの畑なんてプイィ・フュメ全体の2%ですから、
見分けられるわけないですが、一応これがレ・ロジュの畑です。(笑)
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9月の写真です。収穫前ですかね、いい雰囲気です。

見分けようとは思いませんが(笑)一応こういう写真も上げておきましょう。
MarcDeschamps02
見た感じですが、シャスラは軽くてフレッシュな味のような気がします。(笑)
サヴォワやアルザスでも使われますが補助品種ですね。あとは、スイス。


さて、いつものトゥーレーヌ/サントル・ニヴェルネ地図です。
MarcDeschamps03
クール・シュヴルニーも前に試しましたから、今日もひとつ課題クリア。

因みに、このGoogle Mapはフランス全体のこの部分(赤四角)を切り取ってます。
MarcDeschamps04
サントル・ニヴェルネはブルゴーニュのグランオーセロワやシャブリに近いです。
こうして位置関係を見るとオルレアンでシャルドネなのもうなずけたりします。


エチケット平面化画像。
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いつもながら、ネックのミレジムシールの平面化は難儀します。

裏ラベルはなくインポーターシールのみ。
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さあ、抜栓。
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コルク短っ!! 当然、汎用品。

要らないけど平面化しちゃいました。
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Alc.12%。
ゴールドイエロー。
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青いリンゴ、みずみずしい梨。
奥に蜜もありそうな香り。
きれいな酸が乗った辛口アタック。
爽やかなみずみずしいフルーツは…なんだろう。
やはり梨っぽいですね。
夏ミカンのような酸味が少々。
喉越しに苦味っぽいのが来て、これまたいい感じ。
後味で、やはりきれいな酸が帰ってきます。
これも夏にいいなあ。


*****


Marc Deschamps
Pouilly-Sur-Loire Les Loges 2017
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Domaine des Quarres Les Pierres Noires Anjou Sec 2016

アンジュー(Anjou)の白をいただきます。品種はシュナン・ブランです。
アンジューは、メーヌ川とロワール川の間のアンジェ(Angers)の町を中心とした、
その名もメーヌ・エ・ロワール県(Maine-et-Loire)ほぼ全域が対象です。
赤・白・ロゼがあり、赤はカベフラが主体でしたね。(ガメ、カベソーも使用可。)
有名なRosé d'Anjouはこの地方の固有品種であるグロロー種主体です。


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ニコラ・ジョリーとかは別にして、この辺りの作り手は特に有名でもなく、
しかしながら、比較的お手頃なワインを提供してくれています。
今日のDomaine des Quarresというのも、2007年に設立の新しいところです。
セドリック、ヴェロニク夫妻(Véronique Gourdon & Cédric Aubert)が運営。


公式ページは簡素でシンプル。ワイン情報はラインナップ紹介のみ。

まあ、サイトがあるだけマシってことですが…。

ショップサイトにリンクがありました。

しかし、そこにも、
・シュナン・ブラン 100%
以上の情報がない。(笑)

インポーターのサイト(ファインズ)には若干の紹介ページがありました。
レイヨン川沿い、Coteaux du Layon AOCの地域にあり、ラインアップを見ると、
この辺りで産するワインの種類がよくわかります。

・Coteaux du Layon(-Villages)(Villages対象の村にこのドメーヌがあります。)
・Anjou Blanc(今日の辛口白です。)
・Anjou-Villages(Anjou Rouge。Villages対象アンジェの南46ヶ村に入るようです。)
・Cabernet d'Anjou(カベルネ・フラン主体のロゼ。ロゼ・ダンジューより上等。)
・Rosé de Loire(Rosé d'Anjouより広域。ソーミュール、トゥーレーヌまで含む。)
・Anjou-Gamay(ガメ100%が名乗るAOC。)
・Crémant de Loire(泡。ロゼが多いですが、ここはシュナン100%でやってます。)


さて、
レイヨン川沿い、ラブレ・シュル・レイヨン(Rablay-sur-Layon)にある、
ドメーヌを訪問してみます。看板は上がってますが普通の邸宅に見えます。
Quarres01

集落の周りは一面の畑です。Google Mapにそれがわかる写真がありました。
Rablay
この雰囲気が伝えたくてどなたかがアップしたストビューのようですね。

いつものロワール地図にドメーヌの位置(白字)を書き込み。レイヨン川に注目。
Loire00
メモのような書き込みもしてるので見にくいですね。(笑)
そろそろ作り直さないといけません。

このGoogle Map地図のカバーする範囲はロワール全域ではこんな感じ。(四角枠)
Quarres03
ロワールが広すぎるというのもありますが、ちょっと中途半端な地図でした。


エチケット平面化画像。
IMG_2238
しかし、裏ラベルのインポーターシール、隠し方ひどくないですか。
剥がすと、提供温度や合わせる料理なんかが書いてありました。
きれいに剥がせなかったのでオリジナルラベルの写真はないですが、
「フランス語だから隠していいや」ってことはないですぞ。


さあ、抜栓。
IMG_2323

コルクも平面化。ドメーヌ名入り。
IMG_2319
ミレジムがコルク横に打ってます。えらい。

Alc.14.5%。
薄いイエロー。
IMG_2324

青リンゴ。すりおろした感じ。
リンゴの皮とも。(青臭いメトキシかも…。)
辛口アタック。
酸味のあるリンゴの風味。苦味もありますね。
最後まで酸が付きまとうのはいただけないです。
そして、少し旬を過ぎたような味わいも気になります。
2016は古いのでしょうか。
もう少し早飲みに向いてる気がします。


*****


Domaine des Quarres
Les Pierres Noires
Anjou Sec 2016
WWWポイント 76点



WhiteWhiteWine01

Domaine des Huards Romo 2015 Cour-Cheverny

ワインエキスパート受験をしていた頃、気になったワインがいくつかあります。
飲んだこともないワインを無理やり覚えたりする空しい作業がいけないんですが、
大抵マイナーなワインで、ネーミングに興味を覚えるパターンが多いです。(笑)
そんな中で、今日はAOCクール・シュヴルニーを試してみます。
希少なローカル品種、ロモランタン(Romorantin)100%で作られますが、
NHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」で昔やっていた(2000~2009年)、
ぐ〜チョコランタン」を連想したのは僕だけじゃないはず。(笑)


IMG_2245
ロモランタンはこの地区のみで50haほど栽培されるだけなので本当に希少。
そのうちの8haを今日の作り手、ドメーヌ・デ・ウアーが所有しています。
ドメーヌは1846年から続くこの地の老舗で、7代目ミシェル・ジャンドリエ
(Michel Gendrier)さんが家族経営でロモランタンに情熱を燃やしています。


公式ページはそこそこいい感じ。ロモランタンについても語られています。

AOC Cour-Chevernyは3種類あり、今日のは一番下のレンジ。松竹梅の梅です。(笑)
・ロモランタン 100%
は、このAOCの必須条件です。それをビオディナミを実践して栽培しています。
醸造法については特に触れていません。
インポーターの情報ページを貼っておきます。ついでにご確認を。
テラヴェール

一応、ロモランタンのお姿をば。
Romorantin
葉っぱに切れ目が全然ないですね。


まさにクール・シュヴルニーのコミューンにあるドメーヌ訪問。
Domaine_Huards
まわりも畑です。ここはピノの赤やソーヴィニョンの白も作ってますから、
どれがロモランタンの畑かわかりませんね。


さあ、受験時はいい加減に覚えていた位置関係をしっかり調べますよ~。
対象地域をコミューンで押さえてあった地図を発見したので(地図中右下)、
参考にしながらAOC Cour-ChevernyとAOC Chevernyを書き込みます。
Cheverny_Cour01
AOC Cour-ChevernyはCour-Chevernyのコミューン自体よりかなり広範囲です。
またAOC ChevernyがAOC Cour-Chevernyを内包しているのがわかります。
こうなると品種の違いがAOCを決定します。AOC Cour-Cheverny地域でも、
ソーヴィニヨン・ブランで作るとAOC Chevernyになるわけです。

実際AOC Chevernyはソーヴィニヨン・ブラン主体で、シャルドネ、
シュナン・ブランを補助的に使います。トゥーレーヌでもこの辺りから東へ、
シュナン・ブラン主体からソーヴィニヨン主体へと切り替わっていきますね。
また、このAOCは赤とロゼもあり、ガメとピノ・ノワールが主体です。


いつもの、トゥーレーヌとサントル・ニヴェルネを一枚にした地図。
今回(クール)シュヴルニーのエリアがはっきりしたので修正してます。
ChevernyWRONG
ロモランタンが1519年にブルゴーニュから最初にもたらされたというのが、
その名もロモランタン・ラントネ(Romorantin-Lanthenay)という町で、
クール・シュヴルニーの南西30km。現在そこにはロモランタンはありません。

この地図、フランス全体のこのあたりを切り取ったものです。(四角印)
Loire_C_Nivernais02
エリア毎にAOCを押さえてると、それぞれの位置関係や全体像がわかりません。
たまにこうやってフランス地図を眺めないといけませんね。


エチケット平面化画像。
IMG_2221
ユーロリーフと共にビオディヴァン(BIODYVIN)のマークもありますね。
ビオディヴァンはデメテールと並ぶ厳格なビオディナミ認証機関です。


さあ、抜栓。ぬぬぬ!キャップシールなしです。
IMG_2241
ビオワインっぽいですが、衛生的にどうなんでしょう。(笑)


コルク平面化。
IMG_2242
ドメーヌのシンボルマークですね。

Alc.13%。
蜜のようなゴールド。オレンジ気味かな。
IMG_2243

梨、黄桃、と、それらのシロップ漬け。
かすかにゼラニウムっぽいものも。
総じて爽やかなフルーツを思わせます。
若干酸の乗った辛口アタック。
レモン味のお菓子、カバヤの「ジューC」?(笑)
生き生きした酸がきめ細やかにパレットに広がります。
喉越しからフィニッシュにかけて苦味が出てきますが、
グレープフルーツのようなおいしい酸です。
ロモランタンは酸が特徴的とのことですが、
こういうことなんですね。おもしろい。

しかし、今まで飲んだ数少ない白の中でですが、
例えるものを思いつきません。個性的なんですね。



*****


Michel-Gendrier
Domaine des Huards Romo
2015 Cour-Cheverny
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Sébastien Brunet Vouvray Arpent 2017

ロワールはトゥーレーヌ、AOCヴーヴレ(Vouvray)をいただきます。
このAOCはシュナン・ブランからの白のみになります。
Vouvrayではシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵方式による発泡ワインや、
極甘口の貴腐ワイン(Moelleux)も同じくシュナン・ブランから作られます。


IMG_1457
京都の高島屋の店頭で何本かあったヴーヴレのうち、適当に選んだ1本です。
デパートだと結構選べるんですが、普段は近所の酒屋メインになっちゃいます。(笑)
もっといろいろ出かけなくちゃだわ。


作り手はセバスチャン・ブリュネ。当主名がドメーヌ名になってます。
16世紀からの先祖代々の畑はあったようですが、2007年にドメーヌとして開始。
公式ページはシンプルかつ最小限の情報になってますが、まあまあ見やすいです。

今日のワインはドメーヌのベーシックラインで樹齢30年の若木から作られます。
シレックス(火打石)+粘土質の土壌の畑で、リュット・レゾネで作られます。
80%はステンレスタンクで、20%は木樽で、ごく短い熟成をするようです。
インポーター情報では、ステンレスは2ヶ月、樽は12ヶ月となってます。)


シャンセ(Chançay)というヴーヴレの町にあるドメーヌ訪問。
Brunet01
田舎の一般のお宅風情ですね。ロワールとかこんなのが多いです。

これがAOCヴーヴレの地域がわかる地図です。
Brunet03
ドメーヌの場所も赤マルで示しました。シャンセ(Chançay)もわかりますね。

ヴーヴレの地図だけ眺めていても他地域との位置関係がわかりませんから、
例のごとくトゥーレーヌとサントル・ニヴェルネのGoogle Map上に表示。
Vouvray02
ロワール川中域、トゥールの町に隣接してるのがわかります。(クリックで拡大下さい。)
この辺りまでがシュナン・ブランで、以東はソーヴィニヨン・ブランが増えます。


エチケット平面化画像。裏ラベル含め、あっさりシンプル。
IMG_1458
インポーターシールは剥がしています。

しかし、インポーターシールのこの無神経な貼り方。
IMG_091
せっかく横長のシールなんだから、オリジナルを避けて貼れたはずです。
テラヴェール
さん、頼みますよ。(笑)


さあ、抜栓です。
IMG_1454
「Arpent」と書いてあるのでこのワイン専用になりますね。

コルクも平面化します。
IMG_1455
出ました、ノマコルクです。個人的にはDIAMより好きです。(笑)

Alc.13%。
イエローゴールド。
IMG_1456

青リンゴ、マーマレード。
最初にツンと欠陥臭的なものを感じましたが、
なぜかすぐ消えました。
辛口アタック。
酸は割と舌の上で主張しますね。
味は薄っぺらくないので、
じっくり味わうとミネラル感も感じ、これは楽しめます。

ただ、ニコラ・ジョリーのシュナン・ブランを知ってしまうと、
他のシュナン・ブランの評価が厳しくなってしまいます。(笑)


*****


Domaine Sébastien Brunet
Vouvray Arpent 2017
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Pascal Jolivet Attitude Sauvignon Blanc 2018

阪急で買った新春白ワインおみくじのハズレです。(笑)
しかし、今回はハズレワイン消費の記事ではありませんよ。
なにせ、敢えてこのハズレ(末吉)を狙って買ったんですからね。
大吉が出たらどうしようかとドキドキしながら開封しましたが、
よっしゃ~! 見事狙い通りの末吉をゲットしました。(笑)


IMG_0992
以前にパスカル・ジョリヴェのサンセールを試し、非常に高評価をしました。
「ソーヴィニヨン・ブランの魔術師」と呼ばれるパスカル・ジョリヴェ。
そのスタンダードキュヴェも試したいなと思っていたのです。

これが阪急うめだで売っていた新春白ワインおみくじのチラシです。
IMG_0993
末吉を狙いましたが、それでも27%OFFの2000円ポッキリで十分お買い得。
(コルトン・シャルルマーニュが出れば越したことはないのですが。笑)


公式ページはかっこいいです。

このアティチュードというシリーズは、2001年から始められた、
ソーヴィニヨン・ブランの理想的なのテロワールであるロワール域内から、
サンセールとはまた違った高品質なワインを開発するというのがコンセプトだそうです。
・ソーヴィニヨン・ブラン 100%
は当然ですが、自然酵母使用以外の情報は載ってませんね。


作り手訪問は、以前のものを再掲。サンセールの町のすぐ北側です。
PascalJolivet01
しかし、今日のワインはサンセールではなく広域のVal de Loire IGPになります。
公式サイトの説明では、畑はシュヴェルニー城シャンボール城との間とあります。

トゥーレーヌ地域とサントル・ニヴェルネ地域を1枚に収めた地図を見ます。
Attitude01
シュヴェルニー城とシャンボール城の間となるとAOC Chevernyのあたりですね。
サンセールの本拠地からは結構離れています。車でも2時間くらいの距離です。
2016年に30haまで拡大させたこの畑は石灰質のシレックス土壌なんだそうで、
ここが産み出すブドウでパスカル・ジョリヴェはそのノウハウを遺憾なく発揮しています。

もう少し拡大した地図で場所を確認しましょう。黄色の四角あたりです。
Attitude02
公式ページの「シュヴェルニー城とシャンボール城の間」という説明が、
「ロワールの美しい城の近くの畑だよ」と誇らしげに聞こえたので、
その2つの城と、その他周辺の城も載せておきます。ロワ~ルって感じですね。


エチケット平面化画像。
IMG_0974
スタンダードラインらしくシンプルなデザインです。
「100% ロワール」とありますが、単なるお手頃な入門ワインではなく、
サンセールやプイィ・フュメとは違うロワールのワインを提案してるようで、
パスカル・ジョリヴェの考えが分かるような気がします。


さて、抜栓。
IMG_0988
サンセールの時と同じキャップ、コルクのようですね。

コルクの平面化もしておきます。
IMG_0989
ここにもシンプルにパスカル・ジョリヴェのサインです。

Alc.12.5%。
イエローゴールド。
IMG_0990

梨、白桃、水飴、香り立つフレッシュフルーツ。
トロッと辛口アタック。
酸はあくまできれいでソフト。
お陰でコクのある味をじっくり味わえます。
ミネラル感は喉越しから後味で出てきますね。

確かにサンセールとは方向性が違う気がしますが、うまい。
やっぱこの人、ソーヴィニヨンの魔術師だわ。


*****


Pascal Jolivet
Attitude Sauvignon Blanc 2018
Val de Loire IGP
WWWポイント 79点


WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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