Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

 -- ラングドック/ルシヨン

La Passion Grenache 2016 IGP Côtes Catalenes

安くてうまいと評判らしいですね、このルシヨンのグルナッシュ。
Real Wine Guideの安旨大賞とか、神の雫で出てきたとかPOPが踊ってました。
過去にもルシヨンで、Domaine Lafageとかおいしいのがありましたからね。
あながち大袈裟ではないかもしれないです。(笑)


IMG_2188
IGP Côtes Catalenesです。(IGP=Indication Géographique Protégée)
2009年まではVin de Paysだったわけですが、2003年にそれまで3つのVDP
(VDP Catalan、VDP des Coteaux de Fenouillèdes、VDP des Vals d’Agly)
だったものが統合されたそうですね。ややこしや。


作り手は、エチケットには「Jean PLA Sélection」となっていますが、
ネット情報ではトータヴェロワーズ(Tautavelloise)という共同組合なんだそう。
残念ながら公式サイトはどちらも見つからず。いきなり訪問してみましょう。
ペルピニャンの町の北西に車で30分ほどのトータヴェルにあります。
Tautavelloise01
さらに西に30分ほど走ると、Jean PLA Sélectionというところもありました。
ここはストビューで近づけなかったんですが、事務所のようでした。


IGP Côtes Catalenesを掘り下げようと調べるとRousillonの公式ページらしきもの発見。

なかなか情報もしっかりしていて助かります。

スペインとの国境にもなる最南端のPyrénées-Orientales県の118のコミューンが、
IGP Côtes Catalenesの対象となっています。ルシヨン地域の大部分になります。

このIGPで使える黒品種は以下の通り。
グルナッシュ、カリニャン、サンソー、ルドネール・プリュ、ムールヴェードル、シラー、
メルロー、カベソー、カベフラ、シュナンソン、マルスラン。聞きなれないのもありますね。
今日のワインはグルナッシュ100%ですが、一応これらをチェック。
ルドネール・プリュ(Lledoner pelut)はカタルニア語で、正式にはGarnacha Peluda
 (毛に覆われたグルナッシュの意)というそうです。グルナッシュの突然変異種。
シュナンソン(Chenanson)は1958年にフランスで人工交配された品種。
マルスラン(Marselan)は1961年にできたカベソーとグルナッシュの交配種です。


先ほどのルシヨン公式ページにAOC/IGPのよくわかるいい地図があったので、
フランスの県地図、Google Mapと合わせてこんな風にまとめてみました。
Rousillon001
一番下がIGPの分布。コリウール、バニュルスを含むIGP Côte Vermeille以外の、
ルシヨンの全域がIGP Côtes Catalenesと考えたらよさそうですね。


エチケット平面化画像。かわいい(?)イラストが特徴的です。
IMG_1986
裏ラベルはインポーター(ディオニー)もののみです。
その情報によれば、リュットレゾネ、樹齢60年のグルナッシュを手摘み収穫、
発酵・熟成はセメントタンクで行い、樽はなしです。


さあ、抜栓。
IMG_2184
無印キャップに、異様に短いコルクです。(笑)

しかしながら、このコルクにはエチケットと同じようなイラスト入り。
IMG_2185
コルクは短いけど、こういうこだわりは面白いですね。

Alc.14.5%。
ガーネット。アルコール高いですが涙は形なし。
IMG_2186

カシス、ブルーベリー、梅、ミント。
微妙に黒糖感もあります。
甘みをかすかに感じる辛口アタック。
果実味がしっかりした味は程よい酸のお陰ですね。
喉越しの酸と絡んだ弱々しいタンニンも素敵。
余韻はサラッと終わりますが、
スルスル飲めて楽しいワインだと思いました。


*****


Jean PLA Selection
La Passion Grenache 2016
IGP Côtes Catalenes
RRWポイント 89点


Louis Eschenauer Merlot 2017 Pays d’Oc IGP

久しぶりに北港にあるIKEA鶴浜に行きました。IKEA、楽しいですよね。
アメリカ在住中、家から一番近いお店がIKEAだったのでIKEAは馴染みです。(笑)
で、何の脈略もなく、IKEAのレストランに置いてあるワインをお試し。
187mlの小瓶。いかにも飛行機のエコノミークラスのワイン風情です。


IMG_1411
IKEAで昼食時にレストランで購入。ドライバーですのでそのまま持ち帰りました。
家での夕食のお供に抜栓(スクリュー回転)です。(笑)


一応、公式ページを確認。割としっかりしたサイトがありました。

ボトルにも書いてますが、歴史は古く1821年創業となっています。
どんどんビジネスが広がり、2007年にはフランス最大級のワイン企業、
GCFグループ(Les Grands Chais de France)傘下となり世界にワインを供給しています。
ボルドーがベースで、ラングドックも作っていまして、今日のメルローがそうです。
一応、ワイン紹介がちゃんとありました。
・メルロー 100%
完熟で収穫、除梗破砕、低温で6~12日間醸します…とあるだけですが。
まあ、そんなレベルのテーブルワインなんだと思います。


ボルドーの近くが本拠地のLouis Eschenauerの訪問を試みますが、
Google Mapで検索するとここがヒットします。
GCF01
GCFグループですね。場所は、ほぼアルザス、ロレーヌです。(笑)
J.P. CHENETがメインブランドです。スーパーでよく見かけます。
で、Louis Eschenauer訪問はもう諦めます。

これがIKEA鶴浜。
Ikea01

これがアメリカでご近所だったIKEAパラマス店。
Ikea02
以上、どうでも良かったですね。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_1407
小さいボトルなのにしっかりしたデザインのラベルです。
インポーターはディス・エクスポール・ジャポン


さて、スクリュー回転。
IMG_1413
小さくて、開けにく~い。(笑)

Alc.13.5%。
ガーネット。
IMG_1409

カシス、チェリー。
軽めながら嫌な甘さや果実味はなくクールな感じ。
薄っぺらさをクールと表現できるのは印象がいい証拠?(笑)
こうなると、タンニンもうまく効かせてる気がしてきます。

値段なりのレベルながら楽しくガブ飲みできそうです。
ミニミニボトルではガブ飲みはできませんでしたが…。


*****


Louis Eschenauer
Merlot 2017
Pays d’Oc IGP
RRWポイント 85点


Les Vignobles Foncalieu Trésor Cathare Cabernet Sauvignon 2016 Cité de Carcassonne IGP

ラングドックのカベルネ・ソーヴィニヨンです。
リカマンの赤ワインくじのハズレというのは内緒ですよ。
年末のこの季節、福袋やワインくじのハズレを飲む機会が増えそう。(笑)
しかし、Cité de Carcassonne IGPとな。ついでに調べてみましょう。


IMG_0676
作り手は、カルカッソンヌの西のアルザン(Arzens)という町にある協同組合。
1967年創立で650のメンバーを擁するLes Vignobles Foncalieuというところ。


公式ページはよく出来ていて情報も十分。

・カベソー 100%
低温浸漬、MLFなどはありです。熟成は軽く木樽で熟成とあるだけで詳細は不明。
カベソーの畑の場所はコンク(Conques)という近くの村からだそうで、
粘土質土壌に石灰岩層が走り、うまく混じり合ってるところのようです。


ワイナリー訪問。カルカッソンヌの西、車で20分ほどでしょうか。
Foncalieu01
かなり規模の大きい施設になっていますね。まわりが畑なのがいいです。
カルカッソンヌはユネスコ世界遺産に登録された城壁都市で有名で、
その城壁都市はこのあたりのシンボルになっています。
本来この城壁に囲まれた都市をCité de Carcassonneと呼んでいたそうです。
(現在はカルカッソンヌ市のコミューン全体を指す)


さて、Cité de Carcassonne IGPを考察しますよ。
ラングドックはAOCも多くて複雑ですから、IGPまで押さえるのは骨が折れそうですが。
IGPはIndication géographique protégéeの略、地理的表示保護ワインです。
従来のVin de Paysと同義です。
フランスのAOC(Appéllation d’Origine Controlée)制度に倣って、
EUが制定したAOP(Indication Géographique Protégée)に準ずる規格ですが、
フランスではAOCが根強く使われるものの、Vin de PaysはIGPに取って代わられた感じですね。

まず、日本語で言うと「IGP カルカッソンヌ市」となりますので場所は想像つきますね。
Carcassonne02
まんま、カルカッソンヌ市周辺です。18のコミューンに渡るそうです。
今日のLes Vignobles Foncalieuの所在も追記しています。

Cité de Carcassonne IGPをいつものラングドックの地図に追記してみました。
Carcassonne01
AOCのCorbièresCabardèsMalepèreMinervoisに囲まれてるのがわかります。
というより、これらAOCに入れなかったカルカッソンヌ周辺地域ということですね。

このIGPは赤、白、ロゼが認められていますが、赤がほとんどのようですね。
品種は、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、コ(マルベック)、
メルロー、ピノ・ノワール、シラーの主要品種を20%以上使用の上、
補助品種(アリカント・ブーシェ、サンソー、カリニャン等)は40%を超えてはダメとか、
一応細かな決まりがあるようです。


エチケット平面化画像。
IMG_0491
裏ラベルには、ワインの名前「Cathareの宝」のいわれが書いてあります。


さあ、抜栓。
IMG_0674
短めの合成コルクです。一応、名前入り。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_0675

黒ベリー、アプリコット、黒糖…。
辛口アタック。
ちょっと味の厚みは薄いかな~とも思いますが、
雑味なくストレートに飲みやすいです。
少なくとも安モノっぽくないです。
タンニンもごくシルキー。
余韻もそこそこ。

非はまったく見当たらないので、
もう少し高得点でもいいかなと思いましたが、
なんとなく貫禄はない気がしてこの評価です。


*****


Les Vignobles Foncalieu
Trésor Cathare Cabernet Sauvignon 2016
Cité de Carcassonne IGP
RRWポイント 88点


Beau Pressoir Cabernet Franc 2017 Pays d’Oc

カルディで1000円ほどのとってもお手頃ワインなんですが、
ラングドックカベルネ・フランというのに惹かれました。
カベルネ・フランのモノセパージュはいつもロワールのが多いですから、
たまにこんなのを見つけると思わず手が出てしまいます。


IMG_0623
Beau Pressoirは「美しいぶどう絞り機」って意味でしょうか。
イラストに昔ながらのワインプレス機が描かれています。


作り手は、Les Producteurs Réunis à F34360 Cébazanとありますから、
フランスによくあるワイン生産者の共同組合ですね。
セバザン(Cébazan)はサン・シニアン(Saint-Chinian)近くの町です。
ワイン生産者組合としての公式ページはなさそうですが、
セバザンの町の公式ページにコンタクト情報が載っています。

というわけで、ワイン情報なし。カルディのサイトでも金賞受賞(笑)くらいの情報。
まあ、カベルネ・フラン100%らしいので、それでOKとします。


ワイン生産者組合だとしても、恒例の作り手訪問しますよ。
StChinian03
田舎の大きな古びた建物です。直売もやってそうですね。
場所がAOCサン・シニアンですから、今日のIGP Pays d'Oc以外にも、
AOC Saint-ChinianAOC Minervoisも出してるようです。

ラングドック全体からするとこの辺りになります。
StChinian01
AOC Saint-ChinianとAOC Minervoisは隣接してますね。
この辺りの作り手が集まった協同組合だと思われます。

お手製の地図は見にくいのでネットでの拾い物地図も上げておきます。
StChinian02
ラングドック・ルシヨンのいい地図ってあんまりないんですよね。
またGoogle Map地図を作り直したいとは思っています。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_0482
金賞はドイツのBerliner Wein Trophyのものですね。


さあ、スクリュー回転。
IMG_0622
無印キャップ! しかたないですね。(笑)

Alc.13%。
ガーネット。涙は形はっきりしないやつです。
IMG_0620

黒ベリー、赤ベリーっぽいのも香ります。
シナモンかリコリスも。
うまげな辛口アタック。
軽めですが複雑味も感じ飲みやすいです。
タンニンはなめらかで余韻に好影響。
総じて軽さを感じるんですが薄っぺらさはなく、
素性はすごくいいと思います。
値段的にはとっても「偉い」と思われます。


*****


Beau Pressoir
Cabernet Franc 2017
Pays d’Oc
RRWポイント 89点


Château Valmont Aventura 2017 Corbières

コストコで売ってるラングドック、AOCコルビエールです。
以前にここの2016年を試しています。
なんとアルザスの作り手がラングドックで始めたワイナリー。
2016年が初ヴィンテージで、これがなかなかおいしかったんですが、
はてさて、今日の2017年、2年目は進化したでしょうか。


IMG_9991
2016年はL’aventureleが付いていましたが、ただのAventureになり、
キャップシールも白から黒になってるなど、細かな変更があります。


公式ページは前回工事中感満載でしたが、今回は出来上がってました。 


と言うっか、本家サイトと合体していました。まあ、そうですよね。
Ruhlmann03
しかし、アルザスとラングドックって不思議な取り合わせですね。

ワイン情報を確認しますが、ショップサイト兼用で貧弱でした。
セパージュは以下とありますが、比率が不明。
・カリニャン
・グルナッシュ
・ムールヴェードル
・シラー
2016年は、カリニャン・シラー・ムールヴェードル・グルナッシュの順に、
40%、30%、20%、10%となってましたので、
同じ比率で順番が入れ替わったと思っておきましょうか。(笑)


再度、ワイナリー訪問を試みますが、やはりストビューで近づけず。
Valmont02
アップされてた写真を拝借してGoogle Mapをインポーズしました。
上空から見ると周りの畑がいい感じに囲っています。
場所はナルボンヌのすぐ南側、バージュ・シジャン池(Étang de Bages-Sigean)
という大きなラグーンの近くにあります。

さて、ここがAOCコルビエール(Corbières)なのを確認しましょう。
Valmont03
わかるかな? 黄色のマルで示しました。拡大して確認ください。


エチケット平面化画像。
IMG_9987
ジルベール&ガイヤールインターナショナルチャレンジ(Gilbert & Gaillard)
の金メダル受賞のようですね。期待できそう?


さて、抜栓。
IMG_0009

前と同じロゴ入りノマコルクです。
IMG_0002

Alc.14%。
濃いガーネット。
IMG_9990

ブルーベリー、カシス、青野菜香も。
辛口アタック。
果実味あっていい感じなんですが…酸味が勝ります。
これはかなり前へ出る酸味ですね。
コクはOKなんですが。
タンニンはハーブな風味と絡んで特徴的に感じます。
余韻も長くていいはずなんですが、
例の酸味とタンニンが尾を引くので台無しです。
う~ん、どうしたんでしょう。
かなりレベルが下がったような気がします。


***** 


Les Vignobles Ruhlmann Schutz
Château Valmont Aventura 2017 Corbières
RRWポイント 85点


Le Grand Noir GSM Red Blend 2017

海外出張時の空港ラウンジのワインも記録しています。
ファーストラウンジでもなけりゃ大したワインはないんですが、
こんなワインがラウンジでは供されているという情報として…。


IMG_9678
ヘルシンキ空港フィンエアーラウンジの最後はPays d'OcのGSMです。
(グルナッシュ・シラー・ムールヴェードル...)


1時間後には同じくフィンエアーでチューリッヒに向かいます。
IMG_9674
それまでのひと時。もう少し上等なワインが飲みたいもんですが、
軽食とワインいただき放題、贅沢言っちゃいけませんね。


公式ページが意外にしっかりしています。

有名なフライング・ワインメーカー、ヒュー・ライマン(Hugh Ryman)が携わってるとか。
かつてペトリュスやディケムのコンサルタントもしていた凄腕らしいっす。

データシートによると、セパージュは、
・グルナッシュ 60%
・シラー 35%
・ムールヴェードル 5%
これがGSMですね。
樽熟は「なし」となっています。
「機械摘み」も明記。ただ、新鮮さを保つため夜に収穫してるそう。

Pays d'Oc IGPですが、産地はミネルヴォア(Minervois)からだそうです。
所在は公式ページに書いてないんですが、カルカッソンヌの近くらしく、
確かにカルカッソンヌのすぐ近くがミネルヴォアですね。
carte_du_vignoble_aoc_langu

前に描いた地図も貼っておきます。
Pays_d'Oc_IGP
ラングドック・ルシヨンは複雑で、いっぱいAOCがあって大変です。
(赤・白・ロゼ)などの表示が書かれていないAOCは「赤のみ」です。
「赤のみ」が結構多いので、(赤・白)などのAOCを先に覚えればいいわけです。


裏ラベル。
IMG_9679

さあ、いただきます。
Alc.13%。
ブラックチェリー、スパイス。
辛口アタック。
迫力はないですがバランスは悪くない。
薄めの味は値段なりですから仕方ないですね。
苦めのタンニンもなかなかイケてます。
かなり楽しめる方とは思いました。

エチケットにもあるシンボルの黒羊さんもいただいてます。
GN01
うメェ~そうです。(公式サイトから拝借。)



*****


Le Grand Noir
GSM Red Blend 2017
RRWポイント 86点


Talavent Grenache Noir Pays d’Oc 2017

KALDIでお求めのお手頃ワインです。
グルナッシュ・ノワールと言い切り、ペイドックIGPです。(笑)
1000円ほどですから、お得感満載のありがたい生産地ですよね。
これで美味しけりゃ、「偉いワイン」認定なんですが…。


IMG_9381
さて、得てしてこういう得体のしれないワインは情報が取れません。
四苦八苦しながらネットの中をあっちやら、こっちやら...。

KALDIのサイトはあるんですが、いつもながら情報は貧弱。
おそらくグルナッシュ100%なことと、女性醸造家マリリンさんくらいしかわからず。

ドイツ語のサイトですが、割と詳しくこの生産者を解説してるのを発見。
生産者は「Le Cellier d'Eole」というフランスワイン協同組合的なところと判明。
リュー・ミネルヴォワが拠点の協同組合でメンバーは205人、計1,500haの畑です。
これらの畑はロッククールブからラ・リヴィニエールとセスラを抜けミネルヴまで広がってるそう。

ワインメーカーは才能のあるマリリン・ラセールさんというのは共通の情報で、
ボルドーの醸造家のもとで修業をし、南アフリカ、オーストラリア、アメリカと
新世界のあちこちでも経験を積み、豊かなノウハウを融合させてるとのこと。
本当かどうかわかりませんが、どうでもいいっちゃ、どうでもいいです。(笑)


さて、今日のワインはIGP Pays d’Ocですが、ほぼAOC Minervoisの畑からとすれば、
AOC MinervoisやAOC Languedocが名乗れそうなものです。
お勉強も兼ねて調べてみましょう。
まず、畑は組合員が広範囲なのでAOC Minervoisの範囲は超えているんでしょう。
それからセパージュです。AOC Languedocは割とルールが厳しく(2009年施行)、
赤は少なくとも2種類以上ブレンドしなくてはならず、1つは主要品種が必須です。
さらに1品種が80%を超えてはいけません。これで今日のはアウトですね。
なので、消去法のようにIGP Pays d’Ocを名乗らざるを得ないということです。

ご参考に、AOC LanguedocとIGP Pays d’Ocの公式サイトのリンクを置いておきます。
・AOC Languedoc(http://www.languedoc-aoc.com/fr
・IGP Pays d’Oc(https://www.paysdoc-wines.com/


さあ、地図で確認です。
carte_du_vignoble_aoc_langu
AOC Languedocの各AOCが網羅されていてわかりやすいではあるんですが…

やはり、労を惜しまずGoogle Mapに転記しましょう。(笑)
今日の生産者の説明で出た地名も記してます。AOC Minervois辺りに注目。
Pays_d'Oc01
ラングドック・ルシヨンは複雑で、いっぱいAOCがあって大変です。
(赤・白・ロゼ)などの表示が書かれていないAOCは「赤のみ」です。
「赤のみ」が結構多いので、(赤・白)などのAOCを先に覚えればいいわけです。


エチケット平面化画像。
IMG_9329
Marilyn Lasserreさんですから「レセール」は間違いです。ラセール。
ネットで別の写真も拾いました…が、服同じ!(笑)
lassere_lgi
で、これ何飲んでるんでしょう?マッコリ?(笑)


さて、抜栓。
IMG_9379
いかにも安っぽい人口コルクです。

Alc.13%。
濃いガーネット。
IMG_9380

カシス、チェリー、プラム。
そしてかすかにジュース香しますね~。嫌な予感。
ちょい酸味の辛口アタック。
味の中心が弱いので軽い酸味でも結構目立ちます。
タンニン分が喉越し以降に効いてくれるのが救いですが、
最後にやっぱり酸っぱいです。
値段相応ということで。


*****


Talavent Grenache Noir Pays d’Oc 2017
RRWポイント 86点


Domaine Les Landes Muscat de Saint-Jean de Minervois 2012

天然甘口ワイン(Vin Doux Naturel)のフランス最大の生産地って、
ラングドック・ルシヨンって知ってました?
フランス全体の天然甘口ワイン生産量の約90%を占めるんだそうで。
それにしては日本の店頭ではあまり見かけませんね。
「AOC Muscat-de-Saint-Jean-de-Minervois」を成城石井で発見。


IMG_7462
AOC名も長いですが、ブドウの品種も「Muscat Blanc à Petits Grains」
(ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン)とこれまた長い。

Domaine Les Landesなる作り手の公式ページ含め情報がありません。
仕方ないので、
AOCミュスカ・ド・サン・ジャン・ド・ミネルヴォワを調べます。

Muscat01
こんなところにある小さなAOCですね。
この辺りには「ミュスカ・ドなんとか」という、
天然甘口ワインのAOCがいくつもあります。
Muscat-de-Frontignan
Muscat-de-Lunel
Muscat-de-Mireval…などなどです。

ミュスカ・ド・サン・ジャン・ド・ミネルヴォワをGoogle Map上で確認。
Muscat03

ついでにその地に降り立ってみましょう。
Muscat02
この建物は集落にある生産者の共同組合のようです。


エチケット平面化画像。
IMG_7450


さて、抜栓。
IMG_7464

Alc.15%。
黄色味のゴールド。
甘い花の香り。
マスカットと言うだけあって白ぶどうの香り。
セメダインっぽいのも香る?
甘い、けど甘ったるすぎ。
サラっとしてないのは好みじゃないですね。
甘いのはいいのですがサラっとしていてほしいです。


*****


Domaine Les Landes 2012
Muscat de Saint-Jean de Minervois AOC
Petit Grain Vin Doux Naturel
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

La Petite Gargotte Cabernet Sauvignon 2017 Pays d’Oc

音楽にジャケ買いがあるように、ワインにもラベル買いがあります。
コミカルで、フランスのエスプリをも感じさせるような粋なデザイン。
牛肉に合わせるカベソーですよ!と全力で表現している感じがツボです。
KALDIで1000円ほどで売ってたのですが、つい手を出してしまいました。


IMG_7392


Pays d’Ocとありますからラングドックのワインですね。
生産者は「Les Producteurs Réunis」(再結成された生産者たちの意)
とありますが、似たような名前はフランス中にいっぱいあります。
ついぞ、公式ページや所在は発見できずです。
KALDIのサイトも情報的には不十分ですし、困りました。
品種はカベソー、熟成はステンレスタンク(一部オーク使用)とのこと。
「一部オーク使用」って、樽って書いてないところがミソですね。
まあ、タンクにオークチップ少々ブッ込みましたって感じでしょうか。


エチケット平面化画像。おっ!裏ラベルに何やら写真が…。
IMG_7379
カルカッソンヌにあるミシュラン2つ星レストランのシェフだそうで。
その人が「ローストビーフにピッタリ!」とコメントしてます。
なんだよ~!生産者じゃないのかよ~!!
マクドナルドのルネかよ〜!(笑)


ラングドックの地図を貼っておきましょう。
Paysdoc
カルカッソンヌの場所もわかりましたね。


まあ、これでおいしければ儲けものです。
KALDIは置いてあるワインがどれもそこそこおいしく、
買い付けてる人はちゃんと飲んでるんだろなと想像してます。
なのでKALDIには多少の信頼感があるわけですが…。(笑)


さて、スクリュー回転。
Alc.13.5%。
ガーネット、若さの赤紫色ですね。
黒ベリー、カシス、ハーブっぽい爽やかな香り。
軽めの辛口アタック。
酸味も少しあり、余計に軽口に感じさせます。
バランスは悪くないんですが、酸味がちのため、
せっかくの良さげなタンニンは弱めに感じます。
余韻の後まで残るこの酸味は大きく減点ですね。

まあ、あまりサプライズはなかったですが、
ゲロまずでもなく適度に楽しめそうな気はします。
値段なりではありますが。

チリなら1000円以下のカベソーですごいのがありますから、
どうしても評価は上がりませんね。


*****


La Petite Gargotte Cabernet Sauvignon 2017
Pays d’Oc
RRWポイント 86点


Caramany Sous la Montagne 2016 Côtes du Roussillon Villages

ラングドック・ルシヨンのワインを物色していると、
「パーカーおじさん90点」の金ピカシールが目に留まりました。
別におじさんを盲信しているわけではないのですが、
好みが似ているような気がして、一定の尺度にはなってます。(笑)


IMG_7368
よく調べると、作り手は前に飲んだジェフ・カレル(Jeff Carrel)でした。
これもパーカーおじさん91-93点でした。なかなか上手な作り手なんでしょう。

「パーカーおじさん90点」の金ピカシール拡大。
IMG_7364
やまやで1000円代のお手頃価格なのがうれしいです。

公式ページには誇らしげに90点アピールがありました。
caramany01


公式ページでワイン情報を探ります。
セパージュは、
・シラー 66%
・カリニャン 34%
裏ラベルにも記述がありますが、70%が除梗なしです。
マセラシオン・カルボニックしてると書いてますね。
色味や香りを強く抽出したい時に行われる製法で、
ボジョレー・ヌーヴォーで有名ですね。
破砕しないブドウをタンクに入れ、炭酸ガスを充満させるやつ。
データシートによると半分は破砕してるようです。
なんだか変わったことやってますね。
熟成には樽は使っていません。


エチケット平面化画像。
IMG_7363
裏ラベルをよく見るとAOCコート・ド・ルシヨン・ヴィラージュじゃなく、
AOCコート・ド・ルシヨン・ヴィラージュ・カラマニーです。
(AOC Côtes du Roussillon Villages Caramany)

早速このAOCを調べると、こんな場所になります。
CotesdeRoussillon01
村名がつくとコート・ド・ルシヨン・ヴィラージュとは別なんですね。

結局、ルシヨンのAOCはこんな感じです。
Roussillon
14の地域AOCがあるそうです。上げませんが参考リンクをば。

ラングドック・ルシヨンとひとまとめにするとこうなります。
cr_lang
ここまで広域になると、いわゆるペイ・ドック(Pays d'Oc)です。
 AOCの下の「Vin de Pays」、IGPワインになります。

さて、ワイナリーの場所は不明ですが、カラマニーに行ってみます。
CotesdeRoussillon02
う~ん、いい雰囲気です。テロワ~ル!


それでは、抜栓。
IMG_7366
短めの合成コルクですが、端にミレジム表示があるのはいいですね。

Alc.14%。
濃いガーネット。
フランボワーズ?
全房のピノ・ノワールみたいな香りです。
これが、シラー?
除梗せずにマセラシオン・カルボニックだと、
こんな感じになるんですね。
果実味乗った辛口アタックです。
こなれたタンニンはいいアクセントで味に深みを与えてます。
余韻はまあ及第。
軽い果実味のシラー。
なんだか不思議で楽しいです。


*****


Caramany Sous la Montagne 2016
Côtes du Roussillon Villages
RRWポイント 91点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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