Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

 -- アルザス

Domaine Marcel Deiss Alsace Rouge 2015

以前にPinot d'Alsaceという白を試したアルザスのマルセル・ダイスです。
今日は基本の赤、アルザス・ルージュ(Alsace Rouge)をいただきます。
アルザスに「テロワール」の概念を持ち込んだマルセル・ダイスですから、
これも畑がわかるといいんですが、アルザス・ルージュだけではね~。(笑)


IMG_2115
マルセル・ダイスは、テロワール(畑の個性)を訴え続け、AOC法の改正
(ラベルに品種名を表記しなくてもよくなった)を成し遂げています。(2005年)
今日のルージュもピノ・ノワール100%なんですが、ラベルには表示なしです。


公式ページはあっさりとしてますが、最小限の情報はありそう。

AOC法改正のくだりや、ビオディナミを実践するその哲学が語られています。
アルザス・ルージュについては、畑名やその詳しい場所は書かれていませんが、
BergheimSaint-HippolyteBeblenheimのテロワールと書かれています。
ベルクハイムはマルセル・ダイスがある町です。他の畑も近隣なんでしょうね。
インポーターのサイトにもう少し詳しい記述がありました。

・ベルグハイム、サン・イポリット、ベブランハイムのピノ・ノワールが50%
・プルミエ・クリュのBurlenbergの樹齢10年未満のピノ・ノワールが50%

若木とは言え、プルミエ・クリュ(ビュルランベルグ)が50%もブレンドされてる?
公式ページにはそんなこと書いてないので真相はわかりませんが。(笑)
赤は約80%除梗の上、木製開放槽で発酵だそうです。樽熟は不明。


ベルクハイムにあるマルセル・ダイスを訪問。
DMD01
新しめできれいな建物ですね。

アルザスの中での位置関係をおさらいしておきましょう。
DMD02
マルセル・ダイスはトリンバックやヒューゲルと共にオー・ラン県にあります。
オー・ラン(Haut-Rhin)とはライン川の上流という意味ですから、
ストラスブールのあるバ・ラン(Bas-Rhin)県はライン川下流側の意味ですね。

先ほど、Bergheim、Saint-Hippolyte、Beblenheimのテロワールとありましたが、
畑はわからないにしても、その3つの町はここになります。
DMD03
サン・イポリットもベブランハイムもマルセル・ダイスのあるベルクハイムから、
車で10分とかからない距離です。


エチケット平面化画像。
IMG_1957
ユーロリーフのマークがありますね。ビオ・ワインをうたっています。
マークこそないですが、ECOCERTもAB(Agriculture Biologique)も取得です。


さあ、抜栓。
IMG_2112

コルクも平面化。
IMG_2113
AOC Alsaceとミレジムとドメーヌ名、元詰めと基本事項は書いてます。

Alc.13%。
ルビー。すっきりクリアではないですね。澱っぽいものも…。
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フランボワーズ、チェリー、梅。
複雑な佃煮(?)香もかすかにあります。
辛口アタック。
味の薄さを感じますね。
滋味っぽい旨味はあるんですが、
いつも飲んでいるようなピノの濃さはないような気がします。
タンニンでしょうか、舌触りに何か残ります。
余韻は凡庸。

オリがけっこうありますね。
ビオっぽいっちゃ~ビオっぽい。(笑)


*****


Domaine Marcel Deiss
Alsace Rouge 2015
RRWポイント 88点


Ruhlmann Riesling Cuvée Jean-Charles 2017 Alsace

前回、Château ValmontというAOCコルビエールを試しましたが、
これはアルザスのルールマン・シュッツ(Les Vignobles Ruhlmann Schutz)
がラングドックに展開している兄弟ワインでした。
コストコの店頭で本家のアルザス、リースリングも発見しました。
そりゃそうですよね。コストコに太いパイプを持っていそうです。(笑)


IMG_0201
1688年からアルザスに続くというハンガリールーツの家族経営の作り手です。
2005年に若い世代が新しい挑戦としてラングドックでのワイン作りを提案。
2016年にAOCコルビエールのファーストヴィンテージにこぎ着けています。
その元となっているのがアルザスでの伝統的な醸造技術だそうで、
今日はコストコで販売されるリースリングにて、その真価を確かめます。(笑)


公式ページはコルビエールのChâteau Valmontと一体化しています。


アルザスもラングドックも同等の扱いをするくらいの力の入れようです。
Ruhlmann03
ただ、ワイン情報がショップ兼用で少々貧弱なことが気になります。
伝統的なリースリングが表現されている云々意外、醸造に関する記述は皆無。


アルザスの本家、Les Vignobles Ruhlmann Schutzを訪問。
Ruhlmann01
ダンバッハ・ラ・ヴィルという町にあります。中にはショップなど併設、
テイスティングツアーなどもやっているようです。


さあ、アルザス広域からの位置関係を確認しておきます。
Ruhlmann02
マルセル・ダイス、トリンバック、ヒューゲルの所在地区に印をつけてます。
これら著名な作り手は地域で言うと「Haut-Rhin」になりますが、
今日のルールマン・シュッツは少し北方、「Bas-Rhin」になります。

ヴォージュ山脈(Massif des Vosges)に沿ってアルザスは広がってますが、
ライン川を挟んだ反対側に、シュヴァルツヴァルト(Schwarzwald)に沿った、
バーデンというドイツの銘醸地域が広がっています。
つい国ごとに分けて考えてしまいますが、この2地域は表裏一体、鏡のようです。
アルザスとモーゼルのリースリングの比較をするより、アルザスとバーデンの
ピノ・ノワール/シュペートブルグンダー比較の方が意味があると個人的に思います。


エチケット平面化画像。
IMG_0098
はい、インポーターはコストコです。
「キュヴェ・ジャン・シャルル」は先代Jean-Charles Ruhlmannから。
すでに他界されているようです。


さあ、抜栓。
IMG_0199
シャトー・ヴァルモン同様、本家もノマコルクですね。

一応、ノマコルクも平面化撮影しておきます。
IMG_0197
アルザスとしか書いてませんが。

Alc.12.5%。
淡いイエロー。
IMG_0200

梨、ライム、黄桃。ペトロールありますよ。
辛口アタック。
柑橘系強めの味わいです。
スッキリした酸が後から来ます。
しっかり果実味を感じる清涼感はいい感じです。
残糖はほとんど感じません。
確かに、ドイツっぽくはなく、
アルザスっぽいということでしょうか。


*****


Ruhlmann Riesling
Cuvée Jean-Charles 2017
Alsace AOC
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Arthur Metz Cuvée Anne-Laure Riesling 2017

ちょっと前にゲヴュルツトラミネールを試したのと同じ作り手。
同じシリーズでリースリングが出ていたのでゲットです。
1000円代のお手頃アルザスでしたからね。


IMG_9868
しかし、アルザスのボトルは長い。収納も然ることながら撮影も大変です。


ラベルのどこにも表記がないですが、「Arthur Metz」のワインだそうで。
その公式ページはあるんですが、このワインが載ってません。

「Maison Arthur Metz」と書いてますからネゴシアンのようなものでしょうか。
よくよく調べてみると、「Helfrich」というワイナリーがヒットします。
なぜなら、この家族経営ワイナリーの3代目が「Frederic Helfrich」と、
その妹の「Anne-Laure Helfrich」だったからです。
今日のワイン、「Cuvée Anne-Laure」ですからね。

これはただの偶然ではなく、公式ページは「Helfrich」のものがちゃんとあって、
自社ワイナリーが「Arthur Metz」だと書いてあり、住所も同一だったのです。

「Anne-Laure」さんらしき人の写真も載ってます。なかなかの美人さんとお見受けします。
ここにも今日のワインは載ってないんですが、このお嬢さんが醸したものでしょうか?
…なんて想像しながらいただきましょう。(笑)


HelfrichのワイナリーだというArthur Metzへ行ってみましょう。
ArthurMetz02
ストラスブールから車で25分ほどのマルレンハイムの町にあります。
かなり大規模。敷地も施設もでかいです。ショップもきれいです。

アルザス全体からの位置関係も見ておきましょうね。
ArthurMetz01
ライン川挟んですぐドイツですね。


エチケット平面化画像。
IMG_9832
「Anne-Laure」さんのシリーズなのかロゴマークがありますね。


さて、抜栓。
IMG_9869
お値段がお値段ですから汎用品は仕方ないですね。

Alc.12%。
かすかに緑味のイエロー。
IMG_9866

柑橘系の香り、ふわっとペトロール。
かすかに白桃も。
フレッシュな酸味のアタック。
軽めの構造ですね。
始終酸が出るんですがハツラツとした酸で楽しめます。

うん、確かにリースリング。
ドイツのよりちょっとあっさりめの印象。


*****


Arthur Metz
Cuvée Anne-Laure Riesling
 2017
Vin d’Alsace AOP
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Arthur Metz Cuvée Anne-Laure Gewürztraminer 2017 Vin d’Alsace AOP

店頭でふとゲヴュルツトラミネールが飲みたくなりました。
アルザスのが2本あり、3000円と1500円。一瞬悩みましたが、
すぐさま安い方に決定。(笑)おいしかったら儲けもの。
おいしくなくても値段のせいにできます…。


IMG_9627
しかし、アルザスのボトルは長い。収納も然ることながら撮影も大変です。


ラベルのどこにも表記がないですが、「Arthur Metz」のワインだそうで。
その公式ページはあるんですが、このワインが載ってません。

「Maison Arthur Metz」と書いてますからネゴシアンのようなものでしょうか。
よくよく調べてみると、「Helfrich」というワイナリーがヒットします。
なぜなら、この家族経営ワイナリーの3代目が「Frederic Helfrich」と、
その妹の「Anne-Laure Helfrich」だったからです。
今日のワイン、「Cuvée Anne-Laure」ですからね。

これはただの偶然ではなく、公式ページは「Helfrich」のものがちゃんとあって、
自社ワイナリーが「Arthur Metz」だと書いてあり、住所も同一だったのです。

「Anne-Laure」さんらしき人の写真も載ってます。なかなかの美人さんとお見受けします。
ここにも今日のワインは載ってないんですが、このお嬢さんが醸したものでしょうか?
…なんて想像しながらいただきましょう。(笑)


HelfrichのワイナリーだというArthur Metzへ行ってみましょう。
ArthurMetz02
ストラスブールから車で25分ほどのマルレンハイムの町にあります。
かなり大規模。敷地も施設もでかいです。ショップもきれいです。

アルザス全体からの位置関係も見ておきましょうね。
ArthurMetz01
ライン川挟んですぐドイツですね。


エチケット平面化画像。
IMG_9615
「Anne-Laure」さんのシリーズなのかロゴマークがありますね。


さて、抜栓。
IMG_9624
お値段がお値段ですから汎用品は仕方ないですね。

Alc.13%。
レモンイエロー。
IMG_9625

いきなりめっちゃライチが来ます。
ゲヴュルツですね~。
あとは桃とか梨とか、とにかくフルーティな香り。
甘さが乗ったアタックです。
果実感のリキュールという味わい。
甘い桃、洋梨。
ある意味、ほぼジュース。(笑)


*****


Arthur Metz
Cuvée Anne-Laure Gewürztraminer
 2017
Vin d’Alsace AOP
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Famille Hugel Classic Pinot Noir 2012 Alsace AOC(追記)

漫画「ソムリエ」全9巻、何回目かの読了です。
9巻の巻末コラム(監修堀賢一氏のストーリーにまつわるコラム)に、
主人公、佐竹城が探し求めたワインのモデルが載ってました。
ストーリー上はロレーヌですが、アルザスのピノがモデルだったんですね。


IMG_8098
そのワイン、ヒューゲルのPinot Noir JUBILEEなんだそうです。
ちょうど、ヒューゲルのピノをいただいたタイミングでしたので再掲。
ただ、ジュビリーというちょっといいシリーズではなくクラシックですが。


ネットで探しても、「ジュビリー」のピノ・ノワールは見つかりませんでした。
インポーターのジェロボームも扱ってないようですね。
残念です。クラシックがおいしかっただけに試したかったです。

以前、同じく漫画のストーリー上のワインを飲んでみようということで、
ロレーヌ産のピノ・ノワールを試してみましたが、これはイマイチでした。
トリンバックヒューゲルなどアルザスの有名作り手のピノ・ノワールは、
かなりおいしくて、なるほど!と思いましたね。


漫画「ソムリエ」第9巻より。
IMG_8239
この漫画、もう20年前ですが、内容やワイン情報は色褪せていません。
フランス人や街並みの描写は日本の漫画にしては雰囲気が出てますし。
ワイン漫画の草分けにして最高峰だと今も思いますね。

「神の雫」も持ってますが、「ソムリエ」や「ソムリエール」に比べると、
明らかにつまらなく、全44巻中10巻で止まっています。(笑)

さてと、今度は「ソムリエール」全21巻を読み返しますか。


Famille Hugel Classic Pinot Noir 2012 Alsace AOC

アルザスの名門トリンバックのピノ・ノワールがかなりうまかったので、
他の有名作り手のピノもきっとうまいはずだという想定に基づき、
ヒューゲルのピノ・ノワールをお試しします。
アルザスの白には目もくれず、赤を飲み漁るのが自分流です。(笑)


IMG_8099
アルザス全体の赤(ピノ・ノワール)の比率は10%にも満たないです。
でも有名どころの生産者はちゃんとピノ・ノワールをラインナップし、
おまけにおいしいっていうんですから、ありがたい話です。


公式ページは9か国語対応で、日本語も完璧です。
ミレジムごとに詳細データが完備されています。
データシートも日本語版があります。ゴイゴイスー。
ワインごとに日本語のYoutube映像も用意されてます。
スマホ版か簡易表示バージョンもありました。
セパージュは当然ながらの、
・ピノ・ノワール 100%
完全除梗で醸造され、大樽で10ヶ月ほど熟成されます。


ワイナリー訪問します。
Hugel02
リクヴィール(Riquewihr)の町の集落のど真ん中です。
1639年にここで創業したそうです。370年以上の歴史を誇ります。

トリンバックのあったリボヴィレ(Ribeauvillé)のすぐ隣り町で、
車で10分ぐらいしか離れてません。ご近所みたいなもんですね。

アルザス全体を俯瞰して位置関係を見ます。
Hugel01
アルザスも結構わかってきました。白はほとんど飲んでないですが。

リクヴィール(Riquewihr)の町を外から見てみます。
Hugel03
周囲は一面ブドウ畑です。これがアルザスのテロワール~。


エチケット平面化画像。ネックシールも一体化。
IMG_7932


さて、抜栓です。
IMG_8100
コルクもキャップシールも1639年創業をアピール。

コルクも平面化撮影しておきました。
IMG_8095
5年耐用の合成コルクDIAM5です。
「ブショネの心配なし」と公式ページにも説明がありました。

Alc.12.5%。
透明感のある薄いルビーです。
IMG_8097

フランボワーズに茎っぽさが香ります。
完全除梗なんですけどね。
酸味っぽさが乗った辛口アタックです。
味の芯はしっかりあって楽しいです。
酸味はその後感じなくなるくらいマイルドなものでした。
余韻に残る味の要素は、いいものだけ残る感じがします。
フィニッシュまで楽しめます。

またうまいアルザスのピノを見つけてしまいました。
風月の焼きそばに超マリアージュいたしました。(笑)


*****


Famille Hugel
Classic Pinot Noir 2012
Alsace AOC
RRWポイント 90点


Trimbach Clos Ste Hune Riesling 2012

アルザスの名門トリンバック。
前回は、自分の性分ですが、ピノ・ノワールの赤をいただきました。
今日は本命リースリング、トリンバックのトップキュヴェです。
今日のリースリングのクロ・サンテューヌ(Clos Ste Hune)の畑は、
アルザスのロマネ・コンティと称されるとか。
パーカーおじさんも95点って、ちょっとすごいかも…。


IMG_6844
お手頃ラインのエチケットは黄色でしたが、上等そうなシンプル白色。

公式ページを一応見ておきます。
う~ん、あまり知りたい情報は書いてません。
飲み頃ピークには7~10年かかる長期熟成と書いてます。
今年じゃギリギリセーフかまだ若いってことですかね。

トリンバック訪問は前回やりましたので割愛。
前回のアルザスとの位置関係地図を再掲しておきます。
Trimbach03

さて、今日はクロ・サンテューヌ(Clos Ste Hune)の畑を探しますよ。
なにせアルザスのロマネ・コンティですからね。(笑)
ところが手掛かりは公式ページにもなく、エチケットのイラストのみ。
しかし、自称「Googleトラベラー」のわたくしは見つけましたよ!
ClosSteHune01
すごくない?教会の形・角度、完璧です。間違いない。

トリンバックからは車で7分、近くの集落にありました。
ClosSteHune02
サンテューヌ・ホテルというのをこの集落で発見したので、
まわりの尖塔のある教会を探したらビンゴでした。

エチケット平面化画像。
IMG_6845
イラストはけっこう正確だということがわかりました。


さて、いただきますよ。
Alc.12.5%。
薄いゴールド。
梨、ゆり。
他のリースリングとはちょっと違う独特のペトロール臭あり。
辛口!アタックです。
酸に包まれた奥に甘みがかすかに発見できます。
喉には酸味が残りますね。
やはりもう数年必要なのかしら。
厚みも弱い感じがしました。

期待ほどのアレはなかったですね。
パーカー95点やロマネ・コンティなんて言うからですよ。


*****


Trimbach Clos Sainte Hune Riesling 2012
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Trimbach Pinot Noir Réserve 2016

アルザスの名門トリンバックをいただくわけですが、
有名なリースリングなんかはスルーして赤をいただくのが自分流。(笑)
以前もアルザスやロレーヌのピノ・ノワールをいただきましたが、
あんまりおいしくなかったのが正直なところ。
しかし、作り手がいいとアルザスのピノもおいしいのかお試しです。


IMG_6736


公式ページは立派ですが、ワイン情報は貧弱です。
今日のピノも樽熟してることくらいしかわかりません。

ワイナリーの歴史は古く、1626年までさかのぼるそうで、
12世代にわたる家族経営だそうです。すごい。


早速、ワイナリー訪問します。
リボヴィレ(Ribeauville)という町の端っこにあります。
Trimbach01
お城のようなかっこいい建物が見えます。敷地も広いです。
アルザス~な雰囲気ですね。

裏手が畑のようなので、裏の道にまわってみます。
Trimbach02
うん、アルザスのテロワールを感じる景色です。(笑)

トリンバックのだいたいの位置をアルザス全体から見てみましょう。
Trimbach03
アルザス地図をインポーズしておきました。
フランスでのアルザスの位置と、AOCの分布も勉強できましたね。


エチケット平面化画像。
IMG_6709
ミレジムはネックシールに記されてるのでがんばって結合しました。


さて、抜栓。
Alc.13%。
若干透明感あるきれいなルビー。
フランボワーズ、イチゴ。
普通にブルゴーニュの雰囲気があります。
一瞬、甘み・酸味の乗ったアタックと感じましたが、
途端に本当は辛口感だとわかります。
複雑味があるからなんでしょうね。
果実味もプンプン。 
きれいな酸味とかすかな苦味が喉に落ちていく気がします。
心地いい喉越しと軽い苦味がいいアクセントの余韻です。

いける。すごくいけます。
下手なブルゴーニュよりとってもいいです。


*****


Trimbach Pinot Noir Réserve 2016
RRWポイント 91点


Marcel Deiss Pinot d'Alsace 2014

今日はアルザスの白ワインです。
マルセル・ダイスのグラン・クリュとかすごいお値段ですね。
いつものように、同じ作り手でお手頃ラインを探しました。


IMG_6576
アルザスのフリュートと呼ばれる細長ボトルです。写真に入らね~!(笑)


公式ページでは2017のピノ・ダルザスがありましたが、
大した情報は載っていませんでした。
仕方がないので、インポーターのサイトから情報を転記します。
地元ベルグハイムにあるピノ系品種の混植畑で、推定植樹比率は、
・ピノ・オーセロワ 40%
・ピノ・ブラン 20%
・ピノ・グリ 20%
・ピノ・ノワール 20%。
5ha。平均樹齢25年。だそうで。

ところで、「ピノ・オーセロワ」って?
オーセロワ(Auxerrois)はマルベックのシノニムでしたよね。
マルベック=コ(Côt)=オーセロワと覚えてました。
しかし、このピノ・オーセロワは白ブドウで、
オーセロワ・ブランとかピノ・ブラン・オーセロワとか言われる、
マルベックのオーセロワとはまったく別物の品種だそうで。
アルザス・ロレーヌ地方で栽培されている白ブドウ品種です。

ピノ・ブランもピノ・グリも含めみんなピノ・ノワールの親戚だそうで、
今日のピノ・ダルザスというのはピノ系ファミリー勢揃いという感じでしょうか。


エチケット平面化画像。
IMG_6203
エコセール認証を受けたビオワインですね。

マルセル・ダイスはテロワール主義をうたい、
単品種で醸造、品種のみを表示するアルザスワインにおいて、
複数の品種を混醸して、品種名を付けない畑名のみのグランクリュを
認めさせたんだそうですね。
ビオディナミを実践していたり、かなりのこだわりさんと見ました。

さて、ワイナリー訪問しますよ。なかなかの佇まいです。
Marcel01
アルザスの中心地コルマールから北へ車で30分ほど、
ベルグハイムという村にあります。

アルザス含めた位置関係を見ておきましょう。
Marcel03
ライン川をはさんで東側はすぐドイツです。

マルセル・ダイスのすぐ裏手にあった畑です。
Marcel02
マルセル・ダイスの畑とは限りませんが、まあ雰囲気だけでも。


さあ、抜栓。
IMG_6580
ネックにはこんな飾りがありました。

Alc.12.5%。
ゴールドです。
リンゴ、梨かな。
柑橘系とはちょっと違います。
まろっと味わいがあります。果実味がすごい。
フレッシュ感もあり、桃っていうのがわかります。
ただ、濃すぎてちょっとくどいかも。


*****


Domaine Marcel Deiss
Pinot d’Alsace 2014
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Domaine Lelièvre Pinot Noir AOC Côtes de Toul 2015

漫画「ソムリエ」の主人公、佐竹城が探し求めたワイン。
フランス人の義母が幼いころに飲ませてくれた思い出の味を求めて、
漫画の解説に従い、アルザスの赤を前回いただきましたが、
栽培北限のピノがドイツワインよろしく激ウマなわけもなく撃沈。
それじゃあと、漫画のストーリーに従い、ロレーヌ産の赤を試します。


IMG_4554


ロレーヌ(Lorraine)は、フランス北東部、
ドイツおよびルクセンブルクと国境を接する地方で、
アルザス同様、ドイツと領有についてややこしかったところです。

1998年に「Côtes de Toul」がAOCになっていますが、
隣接するアルザスと文化・歴史的にもいっしょに語られますので、
本日の1本はアルザスのカテゴリーに入れておきます。

さて、この「ドメーヌ・ルリエーヴル」ですが、
ロレーヌではメジャーな作り手のようで、
公式ページも英語表示はできませんが、よくできています。
フランス語で野ウサギを「Lièvre」というので、
ドメーヌ名の「Lelièvre」を「Le Lièvre」とかけて、
エチケットはウサギの絵があしらわれています。

エチケットの元のイラストはこれのようですね。
LeLievere
うさぎがブドウを収穫している絵だったんですね。


例によってGoogleでワイナリー訪問。
LeLieve
遠巻きなのは、これ以上近づくと曇るのです。(笑)
ご存知の方はいると思いますが、
ストリートビューは地点によって撮影年月日が違うことがあります。
これは2010年の画像ですが、一歩近づくと2006年のものになります。
やはり、晴れてる画像の方が気持ちいいですからね。

さて、
このワイナリーのあるリュセ(Lucey)の町の位置を確認しておきます。
LeLieveM
ナンシーまで車で30分、メッスまで1時間、
ストラスブールまで2時間という感じですね。
画像には入り切りませんでしたが、
高速で南下すれば、これまた2時間でディジョンにつきます。


公式ページの情報では、ピノ・ノワール100%。
(このAOCの赤はピノしか認められていませんので。)
栽培北限の地方らしく南向きの斜面に植樹されたピノ・ノワールを手摘み、
10日間の低温マセレーションの後、ステンレスタンクで発酵を実施。
引き続きステンレスタンクでマロラクティック発酵と熟成を行うとのこと。
樽熟成しないのはこのあたりのスタイルでしょうかね。


IMG_4555


さて、抜栓。短い合成コルクです。
Alc.11.5%とエチケットにありますが、公式ページでは12.1%となっています。
透明感あるルビー。でも薄くはなく、しっかりと色があります。
赤ベリー香にやはりキャンディーを感じます。
酸味がいきなり来る軽い印象の飲み口。
この酸っぱさは後味まで舌に残ります。
タンニンはかすかで、深みもありません。
まさに、この前のアルザスの赤と同じ傾向の味です。
この共通点を、このあたりの地方の個性と考えれば、アリかな?

佐竹城よ、これがあなたが探していた味かい?
RRWポイントは高くはないですが、
思い出の味には点数はつけられませんね。
思い出深いワインのその味に再会したならば、
それは自分にとっては満点でしかありませんから。
自分の探し求めるワインと言うのは、
おそらく決して相対評価できないものでしょうからね。
そんな当たり前のことを改めて気づかせてくれた一本でした。


*****


Domaine Lelièvre Pinot Noir AOC Côtes de Toul 2015
RRWポイント 82点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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