アルザスのリースリングをいただきます。フェルナン・エンジェルという、自社畑のすべてがオーガニックのアルザスでも屈指の有機栽培ドメーヌなんだそうで。リカマンの店頭で同じ作り手のグラン・クリュも並んでいたんですが、迷わず無印AOCアルザスをチョイス。(笑)

今日の作り手は1949年創業の家族経営です。フェルナンドとエリサ夫妻は両親から受け継いだ農場でブドウ栽培・ワイン造りをはじめたそうです。公式ページはなかなかよくできています。
ワイン紹介はデータシート付で情報豊富です。
・リースリング 100%
畑は、ワイン名の通りロルシュヴィア(Rorschwihr)村の「Clos des Anges」から。エコセール認証を受けていることや、土壌や斜面の角度の説明なんかはありますが醸造法には触れられていません。インポーター情報では、樹齢20年のブドウを手摘みで収穫後、10時間のスキンコンタクトを経て、約20度で発酵、6~8ヶ月のシュール・リーだそうで。
作り手訪問。なかなかいい雰囲気です。

ロルシュヴィア(Rorschwihr)村ですから、今日の畑は近くにあるんでしょうね。
ロルシュヴィア(Rorschwihr)村ってどこかと調べると、マルセル・ダイスのあるベルクハイム(Bergheim)のすぐ北側でした。なので、横着して前に描いた地図に追記。

エチケット平面化画像。

前述の、13あるコミューン名(Villages)や畑名(Lieux-dits)を表記できるところじゃないですが、こんな風に畑名や村名を書いていいんですね。なんだかよくわかりません。(笑)
ユーロリーフのマーク付き。2001年からオーガニックやってると書いてます。
インポーターシールはこれ。

裏ラベルを隠さず優秀です。(笑)
さあ、抜栓。

まあ、汎用品ですね。
コルク平面化。

う~ん、普通。


アルザスのワインはAOCは3つです。簡単だな~。ありがたい。(笑)
・AOC Alsace
・AOC Alsace Grands Crus
・AOC Crémant d'Alsace
この内、AOCアルザス・グラン・クリュは51の特級畑(lieux-dits)のもので、それぞれ独立したAOCなので合計53のAOCがあるという解説もありますが、アルザス全体の4%ほどの量しかないので一括りでいいと思います。(笑)
ただ、使える品種がアルザスの高貴品種とされる、Riesling、Gewürztraminar、Pinot Gris、Muscatの4種でないといけない決まりがあります。
また、AOCアルザスは単一品種の場合、品種名がラベルに記載されます。これはマルセル・ダイスさんのお陰で(笑)今は表示義務はありません。(されてますが。)
AOCクレマン・ダルザスは瓶内二次発酵のシャンパーニュ方式の発泡ワインです。Pinot Blanc、Pinot Gris、Pinot Noir、RieslingとChardonnayが使えますが、シャルドネだけは逆にAOC Alsace/Alsace Grands Crusに使ってはいけません。
さあ、ここまでで「アルザスは捉えた!」となればいいんですが、実はもうひとつ。アルザスワインの公式ページによると、2011年にAOC Alsaceに改正がありました。Alsaceの後にコミューン名(Villages)や畑名(Lieux-dits)が足せるようになってます。
現在つけられるコミューンは以下の13だそうです。
・Blienschwiller
・Côtes de Barr
・Côte de Rouffach
・Klevener de Heiligenstein
・Saint Hippolyte
・Ottrott
・Rodern
・Vallée Noble
・Val Saint Grégoire
・Scherwiller
・Wolxheim
・Coteaux du Haut-Koenigsbourg
・Bergheim
困ったことに、産地の個性を示すために、これらは使える品種が限定されます。まあ、覚える気はないですが(笑)以下の表が載ってたので貼っておきます。

かなり脱線したので、白ブレンド(複数のブドウ品種をアサンブラージュ・混醸)の Edelzwicker(Edel=Noble、Zwicker=Blend)や甘口白の Sélection de Grains Nobles や Vendanges Tardives についての詳細は割愛。(笑)

かなり脱線したので、白ブレンド(複数のブドウ品種をアサンブラージュ・混醸)の Edelzwicker(Edel=Noble、Zwicker=Blend)や甘口白の Sélection de Grains Nobles や Vendanges Tardives についての詳細は割愛。(笑)
今日の作り手は1949年創業の家族経営です。フェルナンドとエリサ夫妻は両親から受け継いだ農場でブドウ栽培・ワイン造りをはじめたそうです。公式ページはなかなかよくできています。
ワイン紹介はデータシート付で情報豊富です。
・リースリング 100%
畑は、ワイン名の通りロルシュヴィア(Rorschwihr)村の「Clos des Anges」から。エコセール認証を受けていることや、土壌や斜面の角度の説明なんかはありますが醸造法には触れられていません。インポーター情報では、樹齢20年のブドウを手摘みで収穫後、10時間のスキンコンタクトを経て、約20度で発酵、6~8ヶ月のシュール・リーだそうで。
作り手訪問。なかなかいい雰囲気です。

ロルシュヴィア(Rorschwihr)村ですから、今日の畑は近くにあるんでしょうね。
ロルシュヴィア(Rorschwihr)村ってどこかと調べると、マルセル・ダイスのあるベルクハイム(Bergheim)のすぐ北側でした。なので、横着して前に描いた地図に追記。

ベルクハイム(Bergheim)のマルセル・ダイスと共に、リボヴィレ(Ribeauvillé)のトリンバックとリクヴィール(Riquewihr)のヒューゲルが書き込んであります。
アルザスはライン川流域にあり、下流側がバ・ラン県(Bas-Rhin)、上流側がオー・ラン県(Haut-Rhin)に分かれます。今日のフェルナン・エンジェルのあるロルシュヴィアはぎりぎりオー・ランになります。
因みにストラスブールとコルマールは、バ・ラン県、オー・ラン県各々の県庁所在地です。
エチケット平面化画像。

前述の、13あるコミューン名(Villages)や畑名(Lieux-dits)を表記できるところじゃないですが、こんな風に畑名や村名を書いていいんですね。なんだかよくわかりません。(笑)
ユーロリーフのマーク付き。2001年からオーガニックやってると書いてます。
インポーターシールはこれ。

裏ラベルを隠さず優秀です。(笑)
さあ、抜栓。

まあ、汎用品ですね。
コルク平面化。

う~ん、普通。
Alc.12.5%。(pH:3.73、Brix:6.9)
かすかに緑がかったゴールド。

黄桃、リンゴ。
トップノーズから結構なペトロール来ます。
辛口アタック。
酸は爽やか、且つ、かすかな飴様の甘みを思わせます。
リンゴのような風味も甘やかにあり。
クリアな果実味はアルザスっぽいと思うべきでしょうか、
自分にはちょっと甘味に感じるんですよね。
自分にはちょっと甘味に感じるんですよね。
もうちょいトロッケンがいいかな~。