Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

 -- シュッドウエスト

Domaine de Miselle Cuvée Izaute Côtes de Gascogne IGP 2018 Colombard-Gros Manseng

リカマンで1000円ほどの白ワインです。
普通は見向きもしないんですが、南西地方、コート・ド・ガスコーニュIGP、
品種がコロンバールにグロ・マンサン。気になるってもんです。(笑)
どんな味がするんでしょう? 詳しく知ってみたくなります。


IMG_0932
エチケットもなんとなく品があります。イラストのような作り手でしょうかね。
コロンバールってブランデーのアルマニャックにも使われてましたよね。
グロ・マンサン、プチ・マンサンって、確かジュランソンの白で有名だったような...。


公式ページはデザイン古くさめですがしっかりした内容のがありました。

「ガスコーニュ地方を代表するドメーヌ」と自らうたっています。
あ、やっぱりアルマニャック(ブランデー)もワインと一緒に作っているようです。
ただ、アルマニャックにコロンバールは使わず、ユニ・ブラン(Ugni Blanc)100%です。
ということは、コロンバールはこのワイン専用に栽培しているということですね。
・コロンバール(Colombard) 80%
・グロ・マンサン(Gros Manseng) 20%
のセパージュで、熟成はシュールリーで3~6ヶ月だそうです。


作り手訪問。ありがちな協同組合とかでなく独立したドメーヌです。
Miselle01
歴史はかなり古いらしく、その昔からワイン作りの方が本業であり、
アルマニャックを作り出したのは19世紀に入ってからだそうです。
1998年からChevallier家が所有、ドメーヌ元詰めワインのリリースを開始、
ガスコーニュのテロワールに敬意を払い品質向上に余念がないそうです。
上空写真でわかりますが、ドメーヌの隣に競走馬の育成場があります。
これもその昔からやっていたそうで、ドメーヌの歴史が感じられますね。

さあ、コート・ド・ガスコーニュ(Côtes de Gascogne)IGPを深堀り。
まずは南西地方の地図を確認します。ガスコーニュ地方をカバーする広域。
Gascogne00
BuzetやMadiranなどのAOCも内包しますが、ほぼアルマニャックと重なります。

ついでなので、アルマニャックの生産地域も見ておきましょう。
ArmagnacArea
アルマニャックは、以下の3つの地域に分類されます。
・バ・アルマニャック(Bas-Armagnac)中心地:オーズ(Eauze)
・アルマニャック・テナレーズ(Armagnac-Ténarèze)中心地:コンドン(Condom)
・オー・アルマニャック(Haut-Armagnac)中心地:オーシュ(Auch)*生産少ない
バ・アルマニャックが一番高級で、今日の作り手の所在もここです。(赤印)
なので、ワインと一緒に作っているアルマニャックはBas-Armagnacです。

さあ、いつもの地図で(笑)Côtes de Gascogne IGPを確認しますよ。
川の位置関係でいうと、ガロンヌ川とアドゥール川に囲まれた地域です。
Gascogne01
今日の作り手は、オーズ(Eauze)の南西、ノガロの町の近くです。
Côtes de Gascogneは1982年に制定されたIGP(Indication Géographique Protégée)で、
白ワインに使える品種は、ユニブラン、グロ・マンサン、プチ・マンサン、
コロンバールのほか、ソーヴィニョン・ブランやセミヨン、シャルドネもありです。


エチケット平面化画像。
IMG_0817
とんがり屋根はこのドメーヌでしょうか。畑の感じも似ていますが、
ストビューで歩き回っても同じアングルは見つかりませんでした。(笑)


さあ、抜栓です。
IMG_0929
汎用品ですが、安っぽくはないですね。

コルクも平面化。
IMG_0930
建物のイラストは明らかに実際のものと違いますね。(笑)

Alc.11%。
淡いクリアゴールド。
IMG_0931

梨、ライム、グレープフルーツ、爽やかな香りです。
鈍い酸味が乗った辛口アタック。
クールな酸なんですが後味に残る独特な味わいを見せます。
果実味はあるんですが、瓜系の水くさい果実って感じ。
やはり、今まで飲んだことのない独特な雰囲気ですね。

しかし、いい感じの個性として楽しめました。
ガブ飲みの白ワインより何倍かマシです。
アルマニャックはぜんぜん感じません。(笑)


*****


Domaine de Miselle Cuvée Izaute
Côtes de Gascogne IGP 2018
Colombard-Gros Manseng
WWWポイント 76点


Château Lamartine Prestige du Malbec 2016 Cahors

AOCカオールのマルベックです。適当にネットで購入。(笑)
南西地方のAOCの中では有名だしハズレも少なく好きなワインです。
AOCカオールは赤ワインのみ、マルベックを70%以上使用が条件です。
マルベックは、コ(Côt)、オーセロワ(Auxerrois)とも呼ばれてます。


IMG_0282
カオールのワインは黒ワインと呼ばれ、色濃く力強いのが特徴。
シャトー・ラマルティーヌは1883年から120年余りの伝統をもつ生産者で、
現在はアラン・ゲローさんが当主でワイン造りに勤しんでいるそうです。


公式ページは全面動画がホームだったりと凝った作りです。

60年代末、このシャトーを含むカオールの15の生産者が働きかけ、
1971年にAOCを獲得したというようなことが誇らしげに書いています。
ただ、今日のワインそのものズバリが載ってなさそうです。
ベーシックラインのマルベックのデータはこうです。
・マルベック 90%
・メルロー 10%
マルベック70%以上は当然ながらのクリア。
メルロー以外には、これまた南西地方の品種タナもブレンドするようです。
熟成は、60%がコンクリートタンクにて、40%がオーク樽にて、20ヶ月以上。

インポーターの稲葉のサイトが詳しいです。

このサイトには今日のワインが載ってました。一番お手頃なやつです。(笑)
・マルベック 80%
・メルロー 20%
熟成はステンレスタンクのみとなってますね。


さあ、作り手訪問です。ストビューでは近づけませんでした。
アップされてた写真を拝借。でっかいボトル型看板が目を引きます。
Cahors02
AOCカオールの西の端、ソトゥラックというところです。
ロット川の河畔に広がるテラス状の畑を35ha所有しているとのこと。

AOCカオール全体をGoogle Map上に示してみましょう。
Cahors03
AOCカオールはカオールの町の西側、ロット川流域に広がっています。
シャトー・ラマルティーヌは西の端、際々ですね。

ネットで拾ったこの地図を参考に書き込みました。
Cahors00
AOCカオール対象のコミューン名がよくわかります。

例によって、シュッド・ウェスト(南西地方)全体から俯瞰します。
Cahors01
南西地方は川に着目して捉えるのがいいですね。青で色付けしてます。
カオールのロット川はガロンヌ川の支流です。ガロンヌ川、長っ!


エチケット平面化画像。
IMG_9820


さあ、抜栓。
IMG_0279
シャトー名入りコルクです。

コルクも平面化して見てみましょう。
IMG_0280
合成コルク、3年耐用のDIAM3を採用です。

Alc.13%。
濃いガーネット。涙は太く色付きです。
IMG_0281

ブラックベリー、スパイス、カカオ、濡れ落ち葉。
樽なしとは思えない熟成香を感じます。
冷たい・涼しい系の爽やかさを感じるアタック。
シルキーなタンニンをまとった苦味系の味は複雑でいい感じ。
ですが、マルベックらしい(笑)薄っぺらさも感じるんですよね。
余韻もあっさり終わるんです。


***** 


Château Lamartine
Prestige du Malbec 2016
Cahors
RRWポイント 88点


Brumont Petit Torus 2015 Madiran

南西地方最高の生産者(と個人的に思う)アラン・ブリュモンです。
例によってここはタナ主体で素晴らしいワインを作ります。
このプチ・トーラスなるワイン、リカマンでお安く出てました。(笑)


IMG_9857
「プチ」が付いてますから、普通のトーラスというワインもあります。
プチはセカンドラベルか特別限定品という位置づけのようです。


公式ページは主力のChâteau MontusBouscasséが中心に載ってます。

以前に飲んだラ・ガスコーニュのシリーズと一緒にトーラスも載ってました。
しかし、プチ・トーラスは見当たりませんね。
仕方ないのでリカマンのサイト他ネット情報に頼ります。
・タナ 55%
・カベソー 25%
・カベフラ 20%
なんかいい感じのセパージュですね。(笑)
熟成は樽はなく、コンクリートとステンレスのタンクで1年だそうです。
そして、AOCマディランですね。


前にも行ってますが、作り手訪問。
Brumont
建設中のBrumontの新社屋、完成してるかと思ったら、(Google Map上)
写真が更新されておらず依然建設中。(笑)
この建物の向かいがブリュモン所有のシャトー・ブースカッセになります。
シャトー・モンテュスは車で15分ほど離れていてマディラン寄りです。


AOCマディランの位置関係をシュッド・ウエスト(南西地方)の地図で確認。
Vins _du_Sud-Ouest
以前に描いた南西地方のAOCまとめ地図の再利用ですが、
南西地方は「川」を基準に位置関係を頭に入れると簡単でしたね。
マディランはアドゥール川が流れています。

どうでもいいですが、マディラン近くのアドゥール川べりへ行ってみました。
Brumont2
なんとなく雰囲気はいいです。(笑)


エチケット平面化画像。お肉の原料のイラストかわいいです。(笑)
IMG_8686
お馴染みのアランさんの写真入り裏ラベル。


さて、抜栓。
IMG_9861
DIAM1、テクニカルコルクながらブリュモン仕様です。

コルク平面化画像です。
IMG_9863
フランス語、英語、スウェーデン語(?)、そしてなんと日本語!

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_9856

ブラックチェリー、ブラックベリー。
軽め爽やか系の辛口アタック。
タンニンも最初から効いてますね。
なんせ、タナの名前はタンニンから来てますからね。
軽めながら凝縮感ありです。
濃いんだけどサラッと飲める。
これはバックグラウンドの酸のお陰かな。
家飲みにちょうどいい「重赤」です。


*****


Domaine Alain Brumont
Petit Torus 2015 Madiran
RRWポイント 91点


Château Quattre “La Collection” 1999 Cahors

これもグランマルシェ閉店セールの戦利品ですが、
上等ワインでも、話題のワインでもありません。
カオールっていうのと、1999年というのが気になったもので、
思わずついで買いをしてしまった一品です。(笑)


IMG_9083
エチケットデザインは上等そうでいい感じなんですが…。


公式ページはあるにはあるんですが、内容貧弱。
現行品と思しき「Château Quattre Cahors AOC」の情報ならこうです。
・マルベック 80%
・メルロー 15%
・タナ 5%
しかし、裏ラベルにセパージュが書いてあるのに気づきました。
・マルベック 75%
・メルロー 20%
・タナ 5%
この20年あまり変わりがないようですね。
熟成に関しては「タンクと樽」と、超そっけないです。(笑)

マルベックはカオールではオーセロワ(Auxerrois)と呼ばれています。
コ(Cot)と呼ぶところもあるようですね。
アルザス・ロレーヌの白ブドウでもオーセロワ(Auxerrois)がありますが、
Auxerrois blancとも呼ばれる全く別品種です。

AOCカオールではマルベックを70%以上使わないといけません。
「黒ワイン」と言われるぐらい濃くタンニンの強い超熟タイプなのが特徴です。


とりあえず、シャトー訪問。Bagat-en-Quercyという場所です。
vinin2
小道の入口に看板がありますが、中には入れませんでした。
上空から見ると、そこそこしっかりした建物と敷地が見えます。


一応、シャトーはカオールAOCの中にあるようです。
カオールの町からは車で30分ほどの距離です。
ついでに「南西地方」を俯瞰してカオールの位置確認をします。
Vins _du_Sud-Ouest
シュッドウェスト、南西地方は広範囲で今一つ全体を掴めてなかったのですが、
今日大発見をしました。「川」に注目すればいいんです!

まず、カオールはロット川周辺の地域です。
ロット川自体がカオールの町中を蛇行しながら通っています。
ロット川はガロンヌ川に合流しボルドーまでつながっています。

タルン川という支流もガイヤック、フロントンをかすめ、
トゥールーズの町から流れてきたガロンヌ川に合流しています。
その後、左岸にビュゼなどをかすめ、先ほどのロット川との合流地点へ。

その観点で行くと、ドルドーニュ川上流はベルジュラックがあります。
周辺の小AOC含め規模の大きい一大生産地ですね。

バイヨンヌ(Bayonne)の町からビスケー湾に流れ込むアドゥール川も注目。
ピレネーから流れ出るアドゥール川はタナで有名なマディランを通過。
バイヨンヌ手前でポー川と合流します。
このポー川横には甘口白のジュランソン、ベアルンがあります。

「川」と一緒に覚えれば、南西地方もスッと頭に入りそうです。


エチケット平面化画像。
IMG_9020


さて、抜栓。
IMG_9085

Alc.12.5%。
濃い濃いガーネット、透け感ないです。さすが黒ワイン。
IMG_9077

黒ベリー、ブラックチェリー、トリュフ、森の下草、ココア…
複雑な香り。加えて、ブレタノマイセス(馬小屋臭)あり?
酸いアタック…これはヤバそうな予感。
味の中心がまったくないです。
水っぽい。
おお、20年で峠は過ぎてしまったんでしょうか。
まったく味の評価はできそうにありません。

ネットにも同じ目に会った人がいるようです。
vinin
保存が悪かったんだろうと言ってます。
味の要素がことごとく消え去った後のように無味だったそうで。
同じです。



*****


Château Quattre “La Collection” 1999 Cahors
RRWポイント 72点


La Gascogne d'Alain Brumont Tannat Cabernet Sauvignon 2016

スーパーの棚でひときわ目立つ派手なカラーのラベルですね。
よく見るとシャトー・モンテュスのアラン・ブリュモンです。
タナ主体なんておいしそう。かつ、とってもお手頃価格。
思わずカゴに投入していました。(笑)


IMG_8102


公式ページには「ラ・ガスコーニュ」のシリーズはあるのですが、
タナ・カベルネソーヴィニヨンが載っていません。
タナはブリュモンの十八番ですが、これは新ラインナップのようです。
しかたないので日本のインポーターのサイトを頼ります。
セパージュは、
・タナ 80%
・カベソー 20%
15%だけを樽熟成しているようです。軽めの樽ですね。


ドメーヌ訪問は過去記事でやってますので割愛します。


IGPコート・ド・ガスコーニュ(Côtes de Gascogne)を確認します。
Gascogne01
全シュッドウェスト(南西地方)ってことですね。


エチケット平面化画像。
IMG_8068
シャトー・モンテュスと同じく、裏には当主のお写真が。


さあ、スクリュー回転していただきます。
Alc.14%。濃いガーネット。
IMG_8101
濃いよ~。タナだよ~。ほんと濃い。
さすが「黒ワイン」と呼ばれるだけあります。

カシス、チェリー、フレッシュな香り。
フルーティな辛口アタックです。
軽めのボディですが、そこそこ立体感あり。
甘さや酸味は感じますが、ほどよく溶け込んでいる感じです。
余韻はさらっと愛想ないですが、
うまさはあってオールオッケー!

フルーティーでおいしいんですが、
タナっぽさはあまり感じないのは不思議。


*****


Domaine Alain Brumont
La Gascogne d'Alain Brumont
Tannat Cabernet Sauvignon 2016
IGP Côtes de Gascogne
RRWポイント 89点


Baron D’Ardeuil Buzet 2015

グランマルシェでふと目につきました。
「ビュゼ」って、確か南西地方だったよな~ってな感じで、
結局手に取ってレジに並んでました。(笑)
いろんなところに、いろんなワインがあるから楽しいのです。


IMG_7877
ビュゼのワインは主にカベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、
メルロー、コ(マルベック)と、ほぼボルドー品種で作られます。
赤ワインが総生産の95%を占めています。


作り手は「Les Vignerons de Buzet」。
いわゆる「ビュゼのワイン生産者たち」の意味です。
フランスの地方にはよくある協同組合のような形態と思われます。

公式ページは、やはり協同組合のようなもののようです。
リンクをたどってワイン情報に行きつきますが内容ほぼなし。
セパージュは、
・カベフラ
・カベソー
・メルロー
と書いてあるので、多分カベフラが一番多いんだと思わせます。
しかし、ショップサイトなんかでは、
・メルロー 40%
・カベソー 35%
・カベフラ 25%
とあり、真逆です。正直真相はわかりません。


ワイナリーへ行ってみましょう。
Buzet02
やっぱり共同組合っぽい大きな施設です。
ベルジュラックの南方、ガロンヌ川を越えたほとりにあります。

南西地方を俯瞰して位置を把握しましょう。
Buzet01
まだまだ南西地方にはいろんな産地がありますね。課題は多し。


エチケット平面化画像。
IMG_7841
セパージュが品種だけ載っています。メルローが先に書いてますね。


さて、抜栓。コルクも平面化しておきます。
IMG_7875

Alc.14%。
濃いガーネット、クリアさはないです。
IMG_7876

黒ベリー、ミント、
カベフラななのか、茎っぽい風味もあり。
独特な酸味感じる辛口アタックです。
味の深みはまあまあありますね。
先ほどの酸がクールな味わいに感じさせますが嫌じゃないです。
突出したところはないですが、かなり楽しめます。
いいよ!


*****


Baron D’Ardeuil Buzet 2015
RRWポイント 89点


Matayac AOC Cahors Malbec 2016

久々の、フランス南西地方はカオールのマルベックをいただきます。
リカマンの特価で890円だったからですが。(笑)


IMG_5925


作り手を調べようとしましたが、公式サイトも所在もわかりません。
裏ラベルから「Jean Matayac」という名前だけはわかるのですが。
カステルというボルドー近くにあるグループが、
流通させているらしいことは何となくわかりましたが、
それ以上はわからず、お手上げ状態です。

仕方ないのでリカマンのサイトから情報を転記します。
セパージュは、
・マルベック 85%
・メルロー 15%
・タナ 5%
となっており、当然ながらAOCカオールの規定通りです。
(マルベックは70%以上。メルロー、タナを30%までブレンド可。)

マルベックは、コ(Côt)、コ・ノワール(Côt Noir)、
もしくはオーセロワ(Auxerrois)とも呼ばれてるんでしたね。

6ヶ月の樽熟成と書いてあるサイトもありましたが真相は不明です。


間が持たないので南西地方の地図でも貼っておきましょう。
CarteSudOuest
カオールの場所を確認しておきましょう。
ロット川というのが真ん中を走っています。


エチケット平面化画像。
IMG_5828


さて、抜栓。
Alc.13%。
濃いガーネット。
が、「黒ワイン」の異名ほどではありません。
黒ベリー。あまり華やかな香りではないです。
重いアタック、酸味もタンニンもたっぷり感じます。
バランスは悪くないですね。
飲み進めると、フレッシュな果実も感じてきました。
余韻もいい。
マルベックの余韻は短めという先入観がありましたが、
どうやらそんなことはないようです。
1000円以下だったら大当たりではないでしょうか。


*****


Matayac AOC Cahors Malbec 2016
RRWポイント 89点


Château Montus 2012 AOC Madiran

久々のシュッドウェスト(南西地方)のAOCマディランです。
マディランと言えば原産のタナ種ですよね。
日本ウルグアイアルゼンチンも試したお馴染みの品種です。


IMG_5510


さてこのシャトー・モンテュスですが、
ドメーヌ・アラン・ブリュモン(Domaine Alain Brumont)の
アラン・ブリュモン氏が所有する、ドメーヌを代表するシャトーです。

公式ページを見ると「Vignobles Brumont」という社名のようです。
他にもシャトー・ブースカセ(Château Bouscassé)も所有しており、
本拠地はシャトー・ブースカセの前にありました。
Montus04
新社屋を建設中でしょうか。

ここから本日のワインのシャトー・モンテュスまで車で15分ほど。
Montus05
ピレネー山脈の山裾に位置しています。

ボルドーや近郊の都市との位置関係を見ておきましょう。
Montus07
まさにシュッドウェスト(南西地方)ですね。

で、肝心のシャトー・モンテュスへGoogle Map訪問してみますが、
Montus02
いつものごとく、ここより中へは入れませんでした。(笑)

この一本道を入って行くと、
Montus08
こんな立派なシャトーがあるようです。


ところで、本日のワイン、実は2本あります。
IMG_5422
それはなぜかというと、アマゾンで買ったのですが、
訳あってもう一本送ってもらったからです。

連日の猛暑の中の輸送で、ワインが吹きこぼれていたのです。Montus01
苦情を入れると、すぐにもう一本送ってくれたのですが、
それも同じくクール便ではないですから、
今度は吹きこぼれはしなかったものの、
同じく灼熱のトラックに揺られてきたことでしょう。
少々心配ですね。

これから夏場はネットでワインを買わないことにします。
もしくは、高くてもクール便を使わないといけませんね。

さて、今日のワインに話を戻しましょう。
IMG_5413
セパージュは、
・タナ 80%
・カベソー 20%
このカベソーとのブレンドで注目を集め、評価も高まったそうです。
データシートも公式ページに用意されてますのでご参考ください。
樽熟は、60~80%の新樽率で、12~14か月とのこと。


さて、抜栓。(もちろん、吹きこぼれなかった方)
Alc.15%。うわっ!フルボディーです。
濃い濃いガーネット、ぜんぜん透けないです。
黒ベリー、カシスのジャムのような甘い香り。
スワリングでちょっと青野菜が出ます。
タンニンだと思いますが滋味溢れるパワフルなアタック。
フルボディ感ハンパないですね。
収斂性は感じますが余韻はうま長。

しかし、体調もあったせいか、
味はいいのに重すぎて飲み疲れました。
2日目もう一度試してから採点するとしましょう。

うん、昨日より+1点。


*****


Domaine Alain Brumont
Château Montus 2012 AOC Madiran
RRWポイント 89点


Château Des Illarets Bergerac 2015

昔、ワインに興味が出だした頃、ボルドーを訪れてみたのですが、
当時はテロワールなんか興味なかったのか、
有名シャトーを訪問・見学なんてことはいっさいせず、
ボルドー市内のワイン屋さんでワインを物色して、
夜はレストランでフランス料理とのマリアージュを楽しむ、
というパターンの繰り返しでした。

そんな中、なぜか電車に乗ってベルジュラックに行きました。
おそらく、参考に持参していた雑誌フィガロの特集のせいだと思います。(笑)
結局、ベルジュラックでもシャトー訪問はせず、一応ブドウ畑は眺めましたが、
地元名産品フォアグラの元のガチョウが闊歩していたことの方が印象に残っています。
まあ、そんな中途半端な馴染みのベルジュラックなのですが、
AOCベルジュラックのワインを見かけるとついつい手を出してしまいます。


Bergerac


公式サイトが見当たらないので、ネットでできるだけ情報を探します。
瀕死状態のfacebookは見つかりましたが、大した情報なし。

一応、シャトーは突きとめました。
bergerac01
人けのない集落に質素な佇まいです。新しそうですが。

場所は、ベルジュラックより車で1時間もサンテミリオン寄り。
bergerac02
ここら辺もAOC Bergeracになるんだろうか?


いろんなショップサイトなどの情報を総合し、
メルロー70%、カベソー30%のブレンドらしいということはわかりました。
安かったこともあってあまり期待はしていませんが抜栓。
透明感ある濃いルビー。
華やかな香りが多目です。ラズベリー。
メルローらしいあっさり味にアルコールを感じられるフルボディー。
なのにコクがないというかスカスカな感じがします。
酸味、タンニンがあるにはあるのにおとなしく余韻も短いです。
結論、不味くはないがうまくもない。料理酒へ直行です。
もうベルジュラックに手を出すのはやめましょう。(笑)


*****


Château Des Illarets Bergerac 2015
RRWポイント 79点


Cahors AOC Gouleyant Malbec 2015

さて、マルベックの探求には続きがあります。
マルベック本家との比較テイスティングです。

マルベックはフランスからの入植者が、
1853年にアルゼンチンに持ち込んだという記録があります。
今ではアルゼンチンと言えばマルベックというくらい、
アルゼンチンを代表する品種になりましたが、
もとはボルドーの南西のカオール(Cahors)の特産ワインで、
カオールAOCを名乗るにはマルベックを70%以上使うことが
義務付けられています。


IMG_0486


で、用意したのがこれ。
ジョルジュ・ヴィグルー(Georges Vigouroux)のグレヨンです。
マルベック名ですが、
・Malbec 80%
・Merlot 20%
のブレンドのようです。
カオールのマルベックはとても濃い赤色なので「黒ワイン」とも呼ばれます。


さてさて、昨日飲み残したトラピチェのマルベックと飲み比べです。

IMG_0483


グラスに注いでまず気づいたのが、
トラピチェの方が色が濃いことです。
これではフランスの「黒ワイン」の名がすたります。(笑)
メルローとブレンドしした分薄くなったのかな?

で、お味ですが、
てっきりアルゼンチンの勝利と思っていましたが、
確実にフランスのマルベックの方が若干おいしい気がします。
意外や意外ですね。

タナ品種の味比べをした時も、
本家フランスのマディランがおいしかったように、
やはりフランスの地方はなかなかの実力ですね。

これはおもしろくなってきました。
フランスのほかの地方も試してみたいですし、
チリにも自根のマルベックがありますからね。

課題は多い!(笑)


*****


Cahors AOC Gouleyant Malbec 2015
RRWポイント 82点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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