Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

リースリング

Joachim Flick Hochheimer Königin Victoriaberg 2016 Riesling Trocken

リースリングを物色していると、ちょっと派手目のラベルが目に入りました。
おまけにネックに鷲のマーク。VDP.エアステ・ラーゲ(VDP. Erste Lage)ですね。
ドイツでの1級畑に相当する格付けの銘醸畑ということです。思わずこれに決定。
あとでわかりましたが、英国ヴィクトリア女王の名前を冠した超有名畑でした。


IMG_1551
1845年に英国ヴィクトリア女王がこの地を訪れ、ワインにむっちゃ感動。
同年12月5日に証明書を発行し、畑に女王の名前をつけることを許可しました。
1854年にはラベルのイラストにある記念碑(現存)が建てられています。


今日の作り手、ヨアヒム・フリック家は2010年にこの畑を購入。モノポールです。
公式ページはワイナリー情報は豊富ながら、ワイン情報はショップページのみで貧弱。

・リースリング 100%
熟成は、40%はステンレスタンクで、60%はオークの大樽で5ヶ月のようです。


ワイナリーと畑の場所は突き止めました。黄色で示しています。
flick01
フランクフルトからライン川に注ぎ込むマイン川のほとりですね。
ここもラインガウになるんですね。よって、いつもより広域の地図です。

上の地図中の白い四角で囲った部分を拡大するとこんな感じ。
flick02
マイン川沿いの細長い畑がHochheimer Königin Victoriabergの畑です。
ラベルにも描かれている記念碑が川に向かって立っています。

フランクフルト空港の近くですが他にもいい畑がたくさんありそうですね。
出張時は空港とライン川沿いのヴィースバーデンまでの往復でしたから、
すぐ近くを何度も通っていたわけです。


ラベル平面化画像。美しいです。手描きのイラスト調なのも素敵。
IMG_1415
裏には英語でちゃんと畑名のいわれが書かれています。

なのに、何ですかこのインポーターシールの貼り方は。丸隠し…。
IMG_1414
頼みますよ~、モトックスさん。


さあ、抜栓ならぬ、スクリュー回転。
IMG_1549
VDPのエアステラーゲはこんな風にネックに表示。

VDPは「ドイツ高品質ワイン醸造家協会」で、1910年に独自に審査・認定を始め、
畑に格付けをしています。畑、テロワール重視のフランス式ってことですね。
写真にあるように、キャップシールのVDPロゴ(鷲のマーク)を入れた上で、
以下の等級を表記することになります。
・Gutswein(グーツヴァイン)・・・地域名ワイン
・Ortswein(オルツヴァイン)・・・村名ワイン
・Erste Lage(エアステ・ラーゲ)・・・1級畑ワイン
・Grosse Lage(グローセ・ラーゲ)・・・特級畑ワイン
 この特級畑からの辛口ワインには、特に、
・Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェックス)・・・“Grand Cru”
 と表記され、Qualitätswein trockenが併記されます。

Alc.12.5%。
しっかりしたイエローゴールドです。
IMG_1550

洋梨、花梨、めっちゃペトロールきますね。
パンドミー。樽は効いていますね。
キレのいい酸を乗せた辛口アタック。
青リンゴ的味わいは、コクもあってなかなかの貫禄。
喉越しから余韻にかけてもいい酸を楽しめる感じです。
ヴィクトリア女王ほどの感動なのかは定かではないですが。(笑)


*****


Weingut Joachim Flick
Hochheimer Königin Victoriaberg 2016
Riesling Trocken
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Kloster Eberbach Riesling Trocken 2017 Rheingau

このブログの白ワイン記事の最後の「White White Wine」画像は、
ドイツ、ラインガウのリューデスハイムのリースリング畑です。
ボトル写真のバックも同じ写真を使っています。
仕事の都合ですが、一時期ラインガウ近くのヴィースバーデンという町に、
毎月のように行き、毎食事でリースリングをたらふくいただいてましたね。
懐かしい…。ゆえに今でも急にリースリングを飲みたくなったりします。


IMG_0526
生産者の正式名はHessische Staatsweingüter Kloster Eberbachといい、
「ヘッセン州エーバーバッハ修道院ワイン醸造所」って感じでしょうか。
もとは1135年にシトー派教団がエーバーバッハ修道院を建立しブドウ園を開墾。
ワイン作りを800年以上に渡り受け継いだ後、1918年からヘッセン州が管理。
1998年に財団法人となり現在は独立運営で商売上手にやってるようです。

ここの所有畑は一つの醸造所が持つ自社畑という意味でドイツ最大規模です。
(総面積197haの畑をラインガウ地方とベルクシュトラーセ郡に所有)
中でもオルツタイルラーゲのSteinberg(シュタインベルク)は最も有名です。
オルツタイルラーゲ(Ortsteillage)とは、ドイツにたった5つしかない、
偉大過ぎて村名なしで畑名だけで名乗れるワインのことです。
以前、シュロス・フォルラーツ(Schloss Vollrads)の、その名も、
シュロス・フォルラーツというオルツタイルラーゲをいただいてます。

シュタインベルクの畑はクロ・ド・ヴージョのように石の塀に囲まれてます。
Steinberg01
醸造施設やショップも併設されてますね。行ってみた~い。


さて、ワイン情報を探るべく、ネットにアクセス。
裏ラベルにあるURLは、一応公式ページなのですが、「修道院」のものですね。


なぜかドイツ語表示からしか入れないのですが、
ワインを扱う公式ページがありました。オンラインショップですね。

このワインも載ってますが、すでに2018年になってます。
8.2ユーロっていうのがわかりますね。
2017年はハーフボトルが辛うじてあったので、情報は取れました。
伝統的なラインガウリースリングを熟練のワイン職人が作ってます云々…。
たいした情報ではなかったです。(笑)
このワインはVDPの等級、地域名のGutswein(グーツヴァイン)になります。


VDP (ファーデーペー、Verband Deutscher Prädikatsweingüter)について、
おさらいをしておきましょう。
ドイツのQbAやPrädikatsweinの等級は甘さが基準で品質自体がわかりにくいですね。
そこで、VDP(ドイツ高品質ワイン醸造家協会)が1910年に独自に審査・認定を始め、
畑に格付けをしています。テロワール重視のフランス式ってことですね。
写真にあるように、キャップシールのVDPロゴ(鷲のマーク)を入れた上で、
以下の等級を表記することになります。
・Gutswein(グーツヴァイン)・・・地域名ワイン
・Ortswein(オルツヴァイン)・・・村名ワイン
・Erste Lage(エアステ・ラーゲ)・・・1級畑ワイン
・Grosse Lage(グローセ・ラーゲ)・・・特級畑ワイン
 この特級畑からの辛口ワインには、特に、GG、
・Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェックス)・・・“Grand Cru”
 と表記され、Qualitätswein trockenが併記されます。

ややこしいですが、これら等級を図示するとこんな感じです。
Eberbach05


さあ、エーバーバッハ修道院ワイン醸造所に行ってみますよ。
Eberbach01
先ほどのシュタインベルクの畑から少し上がった山間にあります。

これは公式ページにあった写真ですが、中はこんな感じなんですね。
Eberbach04
まさに修道院の中でワインが熟成されているって感じがします。

ラインガウを俯瞰してみると、この辺りになります。
Eberbach03
Schloss Vollradsと「White White Wine」撮影ポイントも示しておきました。

ライン川を横にして平面的に見てみます。右端に都市部がありますね。
Eberbach02
川の北側がヴィースバーデン(Wiesbaden)、南がマインツ(Mainz)です。
実は勤務先のヨーロッパ拠点がWiesbadenにあり、当時担当していた、
商談の主要顧客がMainzにいたのです。故にこの辺りは超馴染みです。
お客さんの偉い人と食事となると、古城のワインセラーでリースリングと共に。
今ほどワイン好きではなかったのですが、とても楽しかった思い出です。


ラベル平面化画像。
IMG_0097
1136年と小さく書いてます。ワイン作りの初年でしょうか。


さあ、抜栓ならぬ、スクリュー回転。
IMG_0523
ネックにVDPの鷲のマークと「Gutswein」が表示されています。
キャップはロゴがエンボスになってます。

Alc.11.5%。
レモンイエロー。
IMG_0524

青リンゴ、花梨、かすかですがペトロールあります。
きれいな酸と共に来る辛口アタック。
残糖はほとんど感じません。
始終酸味はついて回るんですが、
キレがいい酸なので邪魔じゃないです。
しっかりコクもあって、なかなかいいです。


*****


Hessische Staatsweingüter GmbH
Kloster Eberbach
Riesling Trocken 2017
Rheingau
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Ruhlmann Riesling Cuvée Jean-Charles 2017 Alsace

前回、Château ValmontというAOCコルビエールを試しましたが、
これはアルザスのルールマン・シュッツ(Les Vignobles Ruhlmann Schutz)
がラングドックに展開している兄弟ワインでした。
コストコの店頭で本家のアルザス、リースリングも発見しました。
そりゃそうですよね。コストコに太いパイプを持っていそうです。(笑)


IMG_0201
1688年からアルザスに続くというハンガリールーツの家族経営の作り手です。
2005年に若い世代が新しい挑戦としてラングドックでのワイン作りを提案。
2016年にAOCコルビエールのファーストヴィンテージにこぎ着けています。
その元となっているのがアルザスでの伝統的な醸造技術だそうで、
今日はコストコで販売されるリースリングにて、その真価を確かめます。(笑)


公式ページはコルビエールのChâteau Valmontと一体化しています。


アルザスもラングドックも同等の扱いをするくらいの力の入れようです。
Ruhlmann03
ただ、ワイン情報がショップ兼用で少々貧弱なことが気になります。
伝統的なリースリングが表現されている云々意外、醸造に関する記述は皆無。


アルザスの本家、Les Vignobles Ruhlmann Schutzを訪問。
Ruhlmann01
ダンバッハ・ラ・ヴィルという町にあります。中にはショップなど併設、
テイスティングツアーなどもやっているようです。


さあ、アルザス広域からの位置関係を確認しておきます。
Ruhlmann02
マルセル・ダイス、トリンバック、ヒューゲルの所在地区に印をつけてます。
これら著名な作り手は地域で言うと「Haut-Rhin」になりますが、
今日のルールマン・シュッツは少し北方、「Bas-Rhin」になります。

ヴォージュ山脈(Massif des Vosges)に沿ってアルザスは広がってますが、
ライン川を挟んだ反対側に、シュヴァルツヴァルト(Schwarzwald)に沿った、
バーデンというドイツの銘醸地域が広がっています。
つい国ごとに分けて考えてしまいますが、この2地域は表裏一体、鏡のようです。
アルザスとモーゼルのリースリングの比較をするより、アルザスとバーデンの
ピノ・ノワール/シュペートブルグンダー比較の方が意味があると個人的に思います。


エチケット平面化画像。
IMG_0098
はい、インポーターはコストコです。
「キュヴェ・ジャン・シャルル」は先代Jean-Charles Ruhlmannから。
すでに他界されているようです。


さあ、抜栓。
IMG_0199
シャトー・ヴァルモン同様、本家もノマコルクですね。

一応、ノマコルクも平面化撮影しておきます。
IMG_0197
アルザスとしか書いてませんが。

Alc.12.5%。
淡いイエロー。
IMG_0200

梨、ライム、黄桃。ペトロールありますよ。
辛口アタック。
柑橘系強めの味わいです。
スッキリした酸が後から来ます。
しっかり果実味を感じる清涼感はいい感じです。
残糖はほとんど感じません。
確かに、ドイツっぽくはなく、
アルザスっぽいということでしょうか。


*****


Ruhlmann Riesling
Cuvée Jean-Charles 2017
Alsace AOC
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Arthur Metz Cuvée Anne-Laure Riesling 2017

ちょっと前にゲヴュルツトラミネールを試したのと同じ作り手。
同じシリーズでリースリングが出ていたのでゲットです。
1000円代のお手頃アルザスでしたからね。


IMG_9868
しかし、アルザスのボトルは長い。収納も然ることながら撮影も大変です。


ラベルのどこにも表記がないですが、「Arthur Metz」のワインだそうで。
その公式ページはあるんですが、このワインが載ってません。

「Maison Arthur Metz」と書いてますからネゴシアンのようなものでしょうか。
よくよく調べてみると、「Helfrich」というワイナリーがヒットします。
なぜなら、この家族経営ワイナリーの3代目が「Frederic Helfrich」と、
その妹の「Anne-Laure Helfrich」だったからです。
今日のワイン、「Cuvée Anne-Laure」ですからね。

これはただの偶然ではなく、公式ページは「Helfrich」のものがちゃんとあって、
自社ワイナリーが「Arthur Metz」だと書いてあり、住所も同一だったのです。

「Anne-Laure」さんらしき人の写真も載ってます。なかなかの美人さんとお見受けします。
ここにも今日のワインは載ってないんですが、このお嬢さんが醸したものでしょうか?
…なんて想像しながらいただきましょう。(笑)


HelfrichのワイナリーだというArthur Metzへ行ってみましょう。
ArthurMetz02
ストラスブールから車で25分ほどのマルレンハイムの町にあります。
かなり大規模。敷地も施設もでかいです。ショップもきれいです。

アルザス全体からの位置関係も見ておきましょうね。
ArthurMetz01
ライン川挟んですぐドイツですね。


エチケット平面化画像。
IMG_9832
「Anne-Laure」さんのシリーズなのかロゴマークがありますね。


さて、抜栓。
IMG_9869
お値段がお値段ですから汎用品は仕方ないですね。

Alc.12%。
かすかに緑味のイエロー。
IMG_9866

柑橘系の香り、ふわっとペトロール。
かすかに白桃も。
フレッシュな酸味のアタック。
軽めの構造ですね。
始終酸が出るんですがハツラツとした酸で楽しめます。

うん、確かにリースリング。
ドイツのよりちょっとあっさりめの印象。


*****


Arthur Metz
Cuvée Anne-Laure Riesling
 2017
Vin d’Alsace AOP
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Nik Weis Urban Riesling 2018 Mosel

海外出張時の空港ラウンジのワインも記録しています。
ファーストラウンジでもなけりゃ大したワインはないんですが、
こんなワインがラウンジでは供されているという情報として…。


IMG_9680
自分じゃ絶対手を出さないようなリースリング。一応モーゼル。


作り手はモーゼルのライヴェン(Leiwen)にあるNik Weis - St. Urbans-Hof
公式ページはトップページが全面動画。一応工事中らしく、内容ほぼなし。

三代目の家族経営ながら、かなりの規模でこの辺じゃ大手なんじゃないでしょうか。
ネット情報によると、なかなか評価の高い作り手で、このワインじゃないでしょうが、
パーカーおじさんが94点とかつけてるリースリングがあるようです。


モーゼルのNik Weisのところへ行ってみましょう。
NikWeis01
例によりストビューがないので、公式サイトの画像を切り出して貼ってます。
いつものごとく幕の内弁当状態ですが、モーゼルの位置関係も確認。


裏ラベル。Qualitätsweinですね。
IMG_9681

さて、いただきます。
甘い香り。
青リンゴにやっぱりのペトロール臭がありますね。
甘い味。トロッケンではないですね。
柑橘系の味でフレッシュ感あっていいんですが、
やはり下位レンジ、サラサラかペラペラの印象です。
イキイキした酸はいい感じで楽しめるんですがね。


*****


Weingut Nik Weis St. Urbans-Hof
Urban Riesling 2018
Mosel
WWWポイント 75点



WhiteWhiteWine01

Schloss Vollrads Auslese Rheingau Riesling 2011

シュロス・フォルラーツ(Schloss Vollrads)の生産者イベントです。
ドイツに5つしかない特別特級単一畑(偉大過ぎて村名抜き畑名だけで名乗れる)、
オルツタイルラーゲ(Ortsteillage)のうちの一つです。ゴイゴイスー。
そこの最高責任者Dr. Rowald Heppさんの解説を聞きながら、その方いわく、
「ひとつの畑、ひとつの作り手、ひとつの品種(リースリング)、そこからの、
5つの異なったワインを味わう」という興味津々、夢のような企画です。


IMG_9258
最終はアウスレーゼ。プラディカーツヴァインでの位も上がってきましたよ。
「Auslese」とは「選りすぐり」ですから、よく熟した「房」を選択的に収穫します。
ちなみに「Beerenauslese」のBeerenはベリー(粒)のことで、
アウスレーゼより上質になるよう「粒選り」することがわかります。

いずれにしても、このランク辺りから、遅摘み(収穫を遅らせる)なので、
非常にリスキーで貴重なワインと言えます。


くどいようですが、プラディカーツヴァイン(Prädikatswein)のおさらい。
この下のQbA(クーベーアー、特定産地上質ワイン)は補糖が認められていますが、
Prädikatswein(旧称QmP/Qualitätswein mit Prädikat)は全く許されていません。
Auslese

・Kabinett:通常収穫の完熟ブドウ(最低エクスレ度:67〜82)
・Spätlese:Kabinettより7日間以上遅い遅摘み(最低エクスレ度:76〜90)
Auslese:Spätleseより糖度の高い房選り収穫(最低エクスレ度:83〜100)
・Beerenauslese:より過熟した粒選り収穫(最低エクスレ度:110〜128)
・Trockenbeerenauslese:主に貴腐により干しブドウ化(最低エクスレ度:150〜154)
・Eiswein:樹上で自然凍結したブドウを使用(最低エクスレ度:110〜128)

エクスレ度はモスト量(Mostgewicht)を表すもので、
モスト(未発酵葡萄搾汁)の糖度は規定するものであって、
最終のワインの糖度を表すものではないということでしたね。

尚、最低アルコール度数というのもPrädikatsweinでは規定されていて、
KabinettからAusleseまでは7%。(Trocken)beerenauslese、Eisweinは5.5%です。


これで、同じ作り手・畑の5つの違うリースリングを全部いただきました。
IMG_9279
仕事柄ドイツに行くことが多く昔から相当リースリングは飲んでますが、
今回のような比較試飲は初めてで改めてリースリングの懐の深さを知りました。


いつもOestrich-Winkel駅を通り越しRüdesheimまで行ってましたからね。
SchlosVollrads04
次機会があればシュロス・フォルラーツへ行こうと誓うのでした。


ラベル平面化画像。
IMG_9274
甘口上等ワインはハーフボトルですね。


さあ、いただきます。
Alc.7.5%。アルコール低し。甘味はかなりの予感。
明るめのゴールド。
IMG_9278

黄色系の果実味。アプリコット。
煮詰まったライム?って表現はおかしいでしょうか。(笑)
爽やかな果実味は残ってます。
甘いアタック。ストレートな甘さです。
喉をくすぐる甘さは決して甘すぎない感じ。

ハチミツかけたブルーチーズと一緒にと言われたのでやってみると…
何だこれ、ハーモニー過ぎる!(笑)
今度家でもやってみようっと。

ブルーチーズにハチミツだけでも美味しい気がしますが…


*****


Schloss Vollrads
Auslese Rheingau Riesling 2011 
WWWポイント 80点



WhiteWhiteWine01

Schloss Vollrads Spätlese GDW Rheingau Riesling 2004

シュロス・フォルラーツ(Schloss Vollrads)の生産者イベントです。
ドイツに5つしかない特別特級単一畑(偉大過ぎて村名抜き畑名だけで名乗れる)、
オルツタイルラーゲ(Ortsteillage)のうちの一つです。ゴイゴイスー。
そこの最高責任者Dr. Rowald Heppさんの解説を聞きながら、その方いわく、
「ひとつの畑、ひとつの作り手、ひとつの品種(リースリング)、そこからの、
5つの異なったワインを味わう」という興味津々、夢のような企画です。


IMG_9257
お次は、カビネットからひとつ上がってシュペートレーゼです。
トロッケンではないので、甘そうなのは想像できます。
2004年ですから結構寝かせてありますね。

公式ページには、シュペートレーゼが載っているのですが、
2016年であまり参考にならなさそうです。
また、「GDW」とラベルにありますが、格付け・等級などの呼称ではなく、
「Great Dinner Wine」という意味のオリジナルの表示だそうです。

ワイナリー最高責任者Rowaldさんの話では、実はこのワイン、
あまり海外、特にアメリカに輸出してないそうです。
「アメリカ人は熟成甘口リースリングを理解できないから、出しても無駄」と、
軽くアメリカ人をディスっておられました。(笑)


またまた、プラディカーツヴァイン(Prädikatswein)のおさらいです。
この下のQbA(クーベーアー、特定産地上質ワイン)は補糖が認められていますが、
Prädikatswein、旧称QmP(Qualitätswein mit Prädikat、肩書き付き上質ワイン)
は全く許されていません。そもそも補糖が必要ないほど糖度がありますけどね。
Spatlese

・Kabinett:通常収穫の完熟ブドウ(最低エクスレ度:67〜82)
Spätlese:Kabinettより7日間以上遅い遅摘み(最低エクスレ度:76〜90)
・Auslese:Spätleseより糖度の高い房選り収穫(最低エクスレ度:83〜100)
・Beerenauslese: より過熟した粒選り収穫(最低エクスレ度:110〜128)
・Trockenbeerenauslese:主に貴腐により干しブドウ化(最低エクスレ度:150〜154)
・Eiswein:樹上で自然凍結したブドウを使用(最低エクスレ度:110〜128)

エクスレ度はモスト量(Mostgewicht)を表すもので、
モスト(未発酵葡萄搾汁)の糖度を規定するものであって、
最終のワインの糖度を表すものではないということでしたね。

尚、最低アルコール度数というのもPrädikatsweinでは規定されていて、
KabinettからAusleseまでは7%。(Trocken)beerenauslese、Eisweinは5.5%です。


ラベル平面化画像。
IMG_9270


さあ、いただきましょう。
Alc.11.5%。黄味の強いゴールド。
IMG_9273

あんず、はちみつ、リンゴのコンポート。
甘すぎない口当たりです。
色からすると肩透かしなくらい軽い甘さ。
しかしその分、甘みに中の複雑味を味わえる気がします。
さすが、熟成リースリング。

ブルーチーズが合う!
食後酒、甘ったるくなくてもいいもんですね。
確かにグレート・ディナー・ワインかもしれません。
次に続きます。


*****


Schloss Vollrads
Spätlese GDW
Rheingau Riesling 2004 
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Schloss Vollrads Riesling Sekt Brut 2015

シュロス・フォルラーツ(Schloss Vollrads)の生産者イベントです。
ドイツに5つしかない特別特級単一畑(偉大過ぎて村名抜き畑名だけで名乗れる)、
オルツタイルラーゲ(Ortsteillage)のうちの一つです。ゴイゴイスー。
そこの最高責任者Dr. Rowald Heppさんの解説を聞きながら、その方いわく、
「ひとつの畑、ひとつの作り手、ひとつの品種(リースリング)、そこからの、
5つの異なったワインを味わう」という興味津々、夢のような企画です。


IMG_9254
ゼクト(Sekt)。リースリングのスパークリングです。
製法はいくつか認められてますが(トラディショナル方式、シャルマ方式、
田舎方式など)、ここのは伝統的な瓶内二次醗酵法です。
少なくとも1861年からリースリングのスパークリングを生産しているそうで、
ドイツで最古の泡の生産者ということになるようです。


公式ページにあまり詳しい情報がないので、代わりにゼクトのお勉強をば。

【ゼクトの種類】
ゼクトには規定によって様々な種類があります。

<ドイチャー・ゼクト(Deutscher Sekt)>
ドイツ国内産のベースワインから生産されるゼクト。
IGPに相当するラントヴァイン(Landwein)の規定をクリアしたものに限られ、
13の指定市域(下の地図参照)で収穫のブドウを85%以上使用する必要あり。

<ゼクト b.A.(Sekt b.A.)>
13の特定生産地域で生産されたQbA(Qualitätswein)から生産されるゼクト。

分類はこういうことでしたね。
Germany-wine-classification


さらに、ゼクト b.A.(Sekt b.A.)はその中に、
ヴィンツァーゼクト(Winzersekt)とクレマン(Crémant)の分類があります。

<ヴィンツァーゼクト(Winzersekt)>
伝統的瓶内二次発酵採用、製造期間は一次発酵を含め9ヶ月以上などが規定されています。

<クレマン(Crémant)>
収穫が手作業、除梗せず丸ごと房を圧搾すること、収穫150kgから得る果汁は100L以下など、
最も厳しい規定がされています。

今日のゼクトは、Sekt b.A.、そしてWinzersektということになるようです。


<13ある特定生産地域>
Deuch02
読み方はこちら参照。(ここから拝借)
Deuch01


ラベル平面化画像。結露で悲惨なことになってますが…。
IMG_9266
確かにSekt b.A.です。「Brut(辛口)」とも書いてます。
そこはフランス語なんだ。(笑)

さあ、いただきます。
Alc.12.5%。薄いゴールドですね。
IMG_9261

ライム、青リンゴ。
ペトロール臭もあるしっかりしたリースリングが、
スパークリングになってるって、なんだか素敵。
キレキレの酸と泡が爽快感を満載にしてくれます。
これほど酸が効果的なのは初めての体験です。うまし。
泡はリースリングが一番じゃないかと思うくらいです。

ドイツではお昼、ランチ前にゼクトを一番飲むんだって。
昼間っからワインって素晴らしいお国柄だ~。
次に続きます。


*****


Schloss Vollrads
Riesling Sekt Brut 2015
WWWポイント 80点



WhiteWhiteWine01

Schloss Vollrads Kabinett Trocken Rheingau Riesling 2016

シュロス・フォルラーツ(Schloss Vollrads)の生産者イベントです。
ドイツに5つしかない特別特級単一畑(偉大過ぎて村名抜き畑名だけで名乗れる)、
オルツタイルラーゲ(Ortsteillage)のうちの一つです。ゴイゴイスー。
そこの最高責任者Dr. Rowald Heppさんの解説を聞きながら、その方いわく、
「ひとつの畑、ひとつの作り手、ひとつの品種(リースリング)、そこからの、
5つの異なったワインを味わう」という興味津々、夢のような企画です。


IMG_9255
2本目はPrädikatsweinの等級では一番下のカビネット(Kabinett)。
それでも最低エクスレ度は67〜82となっていて甘そうですが、
「Trocken」とありますから辛口です。
トロッケンは最高残糖分9g/l以下の極辛口ワインですから「?」ですよね。
つまり、エクスレ度はモスト量(Mostgewicht)を表すもので、
モスト(未発酵葡萄搾汁)の糖度は規定されていますが、
最終のワインの糖度を表すものではないということです。

あくまでも原料のブドウの質を規定するだけで、甘口にする必要はなく、
醸造段階で辛口に仕上げることも可能ということですね。
その分アルコール度が上がるのかしら…。

公式ページによると、このカビネットはワイナリーの一番基本のワインらしいですね。

ワイナリーの素性を表した名刺代わりのワインってことでしょうか。

ここで、プラディカーツヴァイン(Prädikatswein)のおさらいです。
この下のQbA(クーベーアー、特定産地上質ワイン)は補糖が認められていますが、
Prädikatswein、旧称QmP(Qualitätswein mit Prädikat、肩書き付き上質ワイン)
は全く許されていません。そもそも補糖が必要ないほど糖度がありますけどね。
Kabinett

Kabinett:通常収穫の完熟ブドウ(最低エクスレ度:67〜82)
・Spätlese:Kabinettより7日間以上遅い遅摘み(最低エクスレ度:76〜90)
・Auslese:Spätleseより糖度の高い房選り収穫(最低エクスレ度:83〜100)
・Beerenauslese: より過熟した粒選り収穫(最低エクスレ度:110〜128)
・Trockenbeerenauslese:主に貴腐により干しブドウ化(最低エクスレ度:150〜154)
・Eiswein:樹上で自然凍結したブドウを使用(最低エクスレ度:110〜128)

「Kabinett Trocken」となると辛口です。甘口・辛口は以下ように表示。
SWEET
トロッケン(Trocken)は最高残糖分9g/l以下の極辛口ワインです。
ハルプトロッケン(Halbtrocken)は最高残糖分18g/l以下の半辛口。
ファインヘルプ(Feinhelb)は残った糖分の甘さも感じられる半辛口。
リーブリッヘ(Liebliche)は「愛らしい」甘さ?
ズーズ(süß/süss)はめちゃ甘でしょうね。

このあたりはこんなサイトが詳しいです。
ドイツワインの概要ならこことか。


さて、違う角度からワイナリー訪問。
SchlosVollrads02
さすがドイツの5大シャトー、敷地も施設も広大です。

ラベル平面化画像。
IMG_9267


さて、いただきます。Alc.12.0%。
ライム、青リンゴ、かすかに桃の風味かな。
尖った酸の予感する香り。ペトロール感は少ないです。
IMG_9262

ワイナリーの最高責任者Dr. Rowald Heppさんの解説では、
カビネットの名前の語源は、その昔、上等なワインはキャビネットに入れてたからだそうですが、
ネット情報では、オルツタイルラーゲ(Ortsteillage)のひとつシュタインベルガーが、
Steinberger Auslese Cabinetとして出荷されたことがKabinettの語源とあります。
まあ、どっちでもいいですが…。(笑)
またこの2016年は300年記念ヴィンテージだともおっしゃってました。
するとワイナリーは1716年創業ってことでしょうか。

かすかに甘いアタックです。
フルーティな感じ。
弱めの酸はいい具合です。
おかげで少し水臭くも感じるんですが、
ミネラル感もあって、さっぱり楽しめるリースリングです。
次に続きます。 


*****


Schloss Vollrads
Rheingau Riesling
Trocken Kabinett 2016
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Schloss Vollrads Schlossberg 2015 Grosses Gewächs

シュロス・フォルラーツ(Schloss Vollrads)の生産者イベントです。
ドイツに5つしかない特別特級単一畑(偉大過ぎて村名抜き畑名だけで名乗れる)、
オルツタイルラーゲ(Ortsteillage)のうちの一つです。ゴイゴイスー。
そこの最高責任者Dr. Rowald Heppさんの解説を聞きながら、その方いわく、
「ひとつの畑、ひとつの作り手、ひとつの品種(リースリング)、そこからの、
5つの異なったワインを味わう」という興味津々、夢のような企画です。


IMG_9256
まずはVDP*格付け最高峰、GG(Großes Gewächss=Great Growthの意)、
シュロスベルグというシュロス・フォルラーツの特級単一畑からの一本。


VDP (ファーデーペー、Verband Deutscher Prädikatsweingüter)について、
おさらいをしておきましょう。
ドイツのQbAやPrädikatsweinの等級は甘さが基準で品質自体がわかりにくいですね。
そこで、VDP(ドイツ高品質ワイン醸造家協会)が1910年に独自に審査・認定を始め、
畑に格付けをしています。テロワール重視のフランス式ってことですね。
写真にあるように、キャップシールのVDPロゴ(鷲のマーク)を入れた上で、
以下の等級を表記することになります。
・Gutswein(グーツヴァイン)・・・地域名ワイン
・Ortswein(オルツヴァイン)・・・村名ワイン
・Erste Lage(エアステ・ラーゲ)・・・1級畑ワイン
・Grosse Lage(グローセ・ラーゲ)・・・特級畑ワイン
 この特級畑からの辛口ワインには、特に、
・Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェックス)・・・“Grand Cru”
 と表記され(今日のワインではGG)、Qualitätswein trockenが併記されます。
(後に載せてある裏ラベルをご参照…。)

ややこしいですが、これら等級を図示するとこんな感じです。
GG
VDP等級が全部Prädikatsweinの範疇に入るかは疑問ですが…。
Grosses Gewächs(GG)に併記されるのが「Qualitätswein trocken」ですからね。


シュロスベルグは別格ですが、同時にこれらと一緒に試したわけです。
IMG_9279
泡のゼクトから、並ワインのカビネット、甘口シュペートレーゼ、アウスレーゼまで。


最初に、このシュロス・フォルラーツ(Schloss Vollrads)という生産者は、
ドイツに5つしかないオルツタイルラーゲ(Ortsteillage)のうちの一つ
(偉大過ぎて村名なしで畑名だけで名乗れるワイン)と書きましたが、
残りの4つも含め以下に全列挙しておきます。

<まず、ラインガウに4つ>
・Schloss Vollrads(シュロス・フォルラーツ)…Winkel(Oestrich-Winkel)
・Steinberg(シュタインベルク)…Hattenheim
・Schloss Johannisberg(シュロス・ヨハニスベルク)…Geisenheim
・Schloss Reichartshausen(シュロス・ライヒァルツハウゼン)…Oestrich(Oestrich-Winkel)
<1つだけモーゼル>
Scharzhofberg(シャルツホフベルク)…Wiltingen 

以上の5つです。フランスで言えば5大シャトーって感じですね。
ちなみにワイン名は、Schloss Vollrads以外は「-er」がついて、
Scharzhofberger(シャルツホーフベルガー)とかSchloss Reichartshausener(シュロス・ライヒァルツハウゼナー)みたいになります。


ワイナリー訪問。
SchlosVollrads01
実は仕事でよく行く、Wiesbadenという町のすぐ近く。
するとRowaldさんは名刺をくれて、「ぜひ寄ってくれ」とのこと。
ビジネスでしょうが(笑)気さくな人です。今度行きますからね~。


冷やされていたのでラベルべろべろですが平面化撮影。
IMG_9269
裏ラベル表記に注目。Schlossberg GG(Grosses Gewächs)のあと、
VDP. Grosse Lage(特級畑)とQualitätswein trockenが併記されてます。
そして、特定生産地帯のラインガウ、品種のリースリングと続きます。


さて、いただいてみましょう。
Alc.13.0%。淡い黄色です。
青リンゴ、ライムを弱く感じ、イチジクの様な複雑な風味が加わります。
ペトロール感はあまりないですね。
IMG_9265

Rowaldさん曰く、
シュロスベルクという単一畑はVVで根が深いわけで、
地中深い所のミネラルを吸い上げるそうです。
確かにミネラル感半端ないですね。
甘み感じるアタックなんですが、でも甘くない。
複雑な味を味わってると、やはりかすかな甘みが出てきます。
味の構造を楽しめるリースリングとは…初めての経験かもしれません。
一緒に出てきたソーセージに合うな〜。(笑)
余韻、後味に酸が締めにかかります。
上等な赤でよくある、ストーリーのある味わいです。
あっぱれ。

白は80点満点としてるので、これ以上は付けられませんが、
ただの80点ではないですよ。
次に続きます。


*****


Schloss Vollrads
Schlossberg 2015 Großes Gewächss
Rheingau Riesling
WWWポイント 80点



WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

ワインBLOGランキングへ

にほんブログ村 ワインへ
にほんブログ村 酒ブログ ワインへ

メール:
saikin.photo の gmail.com

カテゴリー
タグ絞り込み検索
記事検索
最新記事 50(画像付)
月別アーカイブ
アクセス(ユニーク数)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:



PVアクセスランキング にほんブログ村
© All Rights Reserved.
無断複製転載禁止します。
  • ライブドアブログ