Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

リースリング

Nikolaihof Wachau Terrassen Riesling 2014

お正月に高島屋のワインコーナーで買い求めた、オーストリアはヴァッハウ(Wachau)のトップ生産者ニコライホーフNikolaihof)のリースリングです。何種類かあったんですが、例によって一番お手頃なのをチョイス。オーストリアで初めて辛口白ワインでパーカーおじさんの100点を取った生産者ということでいいお値段がついてますからね。

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ニコライホーフは、紀元63年にローマ人がヴァッハウのドナウ河流域に建設したワインセラーが元になってるといいます。「2000年の歴史!」という謳い文句のようです。現在はというと、1992年にオーストリア初の demeter(デメテール)の認定を受けたビオディナミの先駆者です。
パーカーおじさんが100点をつけたのは「Nikolaihof Vinothek Riesling 1995」だそうで、17年の大樽熟成のあと2012年に瓶詰めされたものだそう。今日の普通のリースリング2014にはその片鱗はあるのでしょうか。(笑)

公式ページはワイナリーの説明やショップ・ホテル紹介はあれど肝心のワイン情報が見当たらず。

ネット情報に頼ります。インポーターはファインズ
・リースリング 100%
2000~12000Lの大樽で6ヶ月の熟成だそうです。畑はフォンシュタイン(Von Stein)らしいんですが、どこだか特定できず。今日のワイン名にある「Terrassen」というのはドイツ語で「段丘」の意味なので、ドナウ川河畔のいい具合の斜面なんでしょう。

仕事で欧州に行くとラインガウにあるヴィースバーデンばかりだったので、その昔からドイツのリースリングはしこたま飲んでいます。最近気づくのがアルザスのリースリングとドイツのはかなり味わいが違うこと。面白いな~と思う訳です。
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オーストリアも違いがあるとこれまた楽しそうです。そう言えばオーストリアのリースリングってこれが初めてかも。


ニコライホーフを訪問します。マウターン・アン・デア・ドナウ(Mautern an der Donau)というドナウ川の河畔の小さな町にあります。かなり大きな中庭がありますね。
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ストビューでは中に入れませんが、レストランになってるようです。


さて、ヴァッハウ含めたドナウ川流域の産地の位置関係を把握します。ニコライホーフの場所も示してますのでご確認を。
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ヴァッハウDACWachau DAC)としていますが、なんと昨年2020年に DAC(Districtus Austriae Controllatus)になっていました。近年どんどんDACが増えているようです。右上にインポーズしたオーストリア西部の地図で各DAC他ワイン産地がザクっと確認できます。

ヴァッハウDAC認定記念で、全DAC含むワイン産地を列挙しておきましょう。

<Niederösterreich(Lower Austria)
・Weinviertel DAC
・Kamptal DAC
・Kremstal DAC
・Traisental DAC
・Carnuntum DAC(2019年DAC化)
・Wagram
Wachau DAC(2020年DAC化)
・Thermenregion

<Wien(Vienna)
・Wiener Gemischter Satz DAC

<Burgenland>
・Leithaberg DAC
・Neusiedlersee DAC
・Mittelburgenland DAC
・Eisenberg DAC
・Rosalia DAC
・Ruster Ausbruch DAC
(Rustの貴腐ワイン。30° KMW以上のTrockenbeerenauslese。2020年DAC化)

<Steiermark>
・Südsteiermark DAC
・Vulkanland Steiermark DAC
・Weststeiermark DAC

<Bergland>(上記以外の産地みたいな感じ)
・Kärnten
・Oberösterreich
・Salzburg
・Tirol
・Vorarlberg

知らないうちにDACが増えてました。最新情報は常にチェックが必要ですね。


そう言えば、ヴァッハウにはちょっと変わった独自の格付けがありましたね。
Vinea Wachau(地域保護協会)によって以下の3ランクが設定されています。
・Steinfeder(羽のような草)〈15~17° KMW、Alc.11.5%以下〉
・Federspiel(鷹狩り)〈17~18.2° KMW、Alc.11.5~12.5%〉
・Smaragd(エメラルド色のトカゲ)〈18.2° KMW以上、Alc.12.5%以上〉
ネーミングのイラストを見つけたので貼っておきます。
Wachau01
イメージ湧きましたね。しかし、トカゲが一番上等なんだ…。


ラベル平面化画像。
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ユーロリーフ、デメテールのマークが誇らしげですね。

インポーターシールは裏ラベル隠さないものの微妙に重ねてました。
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裏ラベル隠さない努力は買いますが、ここまでするなら重ねないでください。(笑)


さあ、抜栓。
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ネックにもコルクにも「demeter」。よっぽどビオディナミに心酔してるんでしょうか。

コルク平面化。
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コルクに demeter マークつけるの初めて見ました。

Alc.12%。(pH:4.06、Brix:6.0)
ゴールドイエロー。
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ライム、梨。ペトロールありですね。
フルーティ、甘みが若干ある辛口アタック。
酸味もフルーティな感じでいいですね。
グレープフルーツ、甘夏のような味わいを感じます。
最後まで生き生きフレッシュが続きます。
2014年でこの味わい、なかなか気に入りました。


*****


Nikolaihof
Wachau Terrassen Riesling 2014
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Domaine Fernand Engel Riesling Clos des Anges de Rorschwihr 2017

アルザスのリースリングをいただきます。フェルナン・エンジェルという、自社畑のすべてがオーガニックのアルザスでも屈指の有機栽培ドメーヌなんだそうで。リカマンの店頭で同じ作り手のグラン・クリュも並んでいたんですが、迷わず無印AOCアルザスをチョイス。(笑)

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アルザスのワインはAOCは3つです。簡単だな~。ありがたい。(笑)
・AOC Alsace
・AOC Alsace Grands Crus
・AOC Crémant d'Alsace
この内、AOCアルザス・グラン・クリュ51の特級畑lieux-dits)のもので、それぞれ独立したAOCなので合計53のAOCがあるという解説もありますが、アルザス全体の4%ほどの量しかないので一括りでいいと思います。(笑)
ただ、使える品種がアルザスの高貴品種とされる、RieslingGewürztraminarPinot GrisMuscatの4種でないといけない決まりがあります。

また、AOCアルザスは単一品種の場合、品種名がラベルに記載されます。これはマルセル・ダイスさんのお陰で(笑)今は表示義務はありません。(されてますが。)

AOCクレマン・ダルザスは瓶内二次発酵のシャンパーニュ方式の発泡ワインです。Pinot Blanc、Pinot Gris、Pinot Noir、RieslingとChardonnayが使えますが、シャルドネだけは逆にAOC Alsace/Alsace Grands Crusに使ってはいけません。

さあ、ここまでで「アルザスは捉えた!」となればいいんですが、実はもうひとつ。アルザスワインの公式ページによると、2011年にAOC Alsaceに改正がありました。Alsaceの後にコミューン名(Villages)や畑名(Lieux-dits)が足せるようになってます。
現在つけられるコミューンは以下の13だそうです。
・Blienschwiller
・Côtes de Barr
・Côte de Rouffach
・Klevener de Heiligenstein
・Saint Hippolyte
・Ottrott
・Rodern
・Vallée Noble
・Val Saint Grégoire
・Scherwiller
・Wolxheim
・Coteaux du Haut-Koenigsbourg
・Bergheim
困ったことに、産地の個性を示すために、これらは使える品種が限定されます。まあ、覚える気はないですが(笑)以下の表が載ってたので貼っておきます。
Alsace01

かなり脱線したので、白ブレンド(複数のブドウ品種をアサンブラージュ・混醸)の Edelzwicker(Edel=Noble、Zwicker=Blend)や甘口白の Sélection de Grains NoblesVendanges Tardives についての詳細は割愛。(笑)


今日の作り手は1949年創業の家族経営です。フェルナンドとエリサ夫妻は両親から受け継いだ農場でブドウ栽培・ワイン造りをはじめたそうです。公式ページはなかなかよくできています。

ワイン紹介はデータシート付で情報豊富です。
・リースリング 100%
畑は、ワイン名の通りロルシュヴィア(Rorschwihr)村の「Clos des Anges」から。エコセール認証を受けていることや、土壌や斜面の角度の説明なんかはありますが醸造法には触れられていません。インポーター情報では、樹齢20年のブドウを手摘みで収穫後、10時間のスキンコンタクトを経て、約20度で発酵、6~8ヶ月のシュール・リーだそうで。

作り手訪問。なかなかいい雰囲気です。
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ロルシュヴィア(Rorschwihr)村ですから、今日の畑は近くにあるんでしょうね。

ロルシュヴィア(Rorschwihr)村ってどこかと調べると、マルセル・ダイスのあるベルクハイム(Bergheim)のすぐ北側でした。なので、横着して前に描いた地図に追記。
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ベルクハイム(Bergheim)のマルセル・ダイスと共に、リボヴィレ(Ribeauvillé)のトリンバックとリクヴィール(Riquewihr)のヒューゲルが書き込んであります。
アルザスはライン川流域にあり、下流側がバ・ラン県Bas-Rhin)、上流側がオー・ラン県Haut-Rhin)に分かれます。今日のフェルナン・エンジェルのあるロルシュヴィアはぎりぎりオー・ランになります。
因みにストラスブールとコルマールは、バ・ラン県、オー・ラン県各々の県庁所在地です。


エチケット平面化画像。
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前述の、13あるコミューン名(Villages)や畑名(Lieux-dits)を表記できるところじゃないですが、こんな風に畑名や村名を書いていいんですね。なんだかよくわかりません。(笑)
ユーロリーフのマーク付き。2001年からオーガニックやってると書いてます。

インポーターシールはこれ。
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裏ラベルを隠さず優秀です。(笑)


さあ、抜栓。
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まあ、汎用品ですね。

コルク平面化。
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う~ん、普通。

Alc.12.5%。(pH:3.73、Brix:6.9)
かすかに緑がかったゴールド。
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黄桃、リンゴ。
トップノーズから結構なペトロール来ます。
辛口アタック。
酸は爽やか、且つ、かすかな飴様の甘みを思わせます。
リンゴのような風味も甘やかにあり。

クリアな果実味はアルザスっぽいと思うべきでしょうか、
自分にはちょっと甘味に感じるんですよね。
もうちょいトロッケンがいいかな~。


*****


Domaine Fernand Engel
Riesling
Clos des Anges de Rorschwihr 2017
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Albert Glas Riesling 2018 Pfalz

ドイツのリースリングは半年ぶりくらいですね。いつもラインガウ(Rheingau)ばっかりなので、今日はファルツ(Pfalz)のリースリングといってみましょう。リカマンの店頭で、このアルバート・グラス(Albert Glas)が上等なのと普及ラインの2つ置いてあったんですが、迷わずお手頃な方を選びました。(笑)


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アルバート・グラス醸造所は1958年創業。ドイツで2番目に大きなワイン生産地ファルツの伝統ある家族経営のワイナリーです。

公式ページは、「ag」のロゴ含めドイツらしくないオシャレな感じです。(笑)

フェイスブックやインスタグラムも見ましたが、若手がいきいきやってるいい雰囲気を感じました。ただ、ワイン情報はショップ兼用であまり見るべきものはありませんでしたが。
・リースリング 100%
インポーター情報でも、自社畑のブドウをステンレスタンクで発酵・熟成とだけでした。


ワイナリー訪問なのですが、ドイツあるあるで、ストビューがありません。(笑)
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近辺の地図にフェイスブックから拝借した写真をインポーズしてお茶を濁します。
こうして上空から見ると、ほとんど畑ですね。これがファルツなんですね。

ドイツの中での位置を確認しつつ、ファルツ(Pfalz)を俯瞰。アルバート・グラスも記入。
Pfalz01
ファルツは23,600haの畑があり、ラインヘッセン(Rheinhessen)に次いでドイツで2番目に大きなワイン生産地です。(3位はバーデンです。)ドイツワインの3分の1がファルツって計算になります。ファルツの6割(62.3%)が白ワインなんですが、全体がでかいので、残り4割の赤だけでファルツがドイツ最大の赤ワイン生産地になるといいます。(一番多い品種がドルンフェルダーだそうですが…。)
ファルツ地方全体は、西はザールラント州、北はラインヘッセン地方、ライン川の対岸はバーデン地方、そして南はフランスのアルザス地方に隣接しています。
地図にも書き込みましたが、ファルツは2つの大きなベライヒに分かれおり、北部がミッテルハルト(Mittelhaardt)、もしくはドイチェ・ヴァインシュトラーセ(Deutsche Weinstraße=ドイツワイン街道)と呼ばれ、南部がズードリッヒェ・ヴァインシュトラーセ(Südliche Weinstraße=南部ワイン街道)と呼ばれます。
アルバート・グラスはベライヒ・ズードリッヒェ・ヴァインシュトラーセの方のランダウという町の近くにありますね。実はこのズードリッヒェ・ヴァインシュトラーセはドイツ最大のベライヒになるそうです。


ラベル平面化画像。横長1枚ものです。
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インポーターシールもうまく縦に貼ってありますね。


さあ、スクリュー回転。
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無印…。まあ普及価格ですからね。(笑)

Alc.12.5%。(pH:3.62、Brix:7.0)
薄っすら緑がかったゴールドイエロー。
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ライム、洋梨、花梨、ペトロールも少々あり。
穏やかな酸の辛口アタック。
柑橘系の味わいはしっかり芯があっていい感じ。
余韻まで続く酸は爽やかで全体をうまくまとめてくれています。
定番にしたい、いいリースリングでした。


*****


Albert Glas
Riesling 2018 Pfalz
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Chateau Ste. Michelle Riesling 2017 Columbia Valley

コストコでワシントン州のシャトー・サン・ミッシェルのリースリングを発見。
ここはカベソーを試して、コロンビア・ヴァレーの実力を知った作り手です。
折りしも、この前飲んだアルザスのリースリングがイマイチだったので、
おいしいリースリングであることを期待して、リベンジ・リースリングです。(笑)


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シャトー・サン・ミッシェルは前身が1912年に遡る、この地のパイオニア。
アメリカの禁酒法時代(1920~1933年)を切り抜け、ワイナリーを再開。
(なので、創業を1934年としてあるものもあります。)1967年伝説的な醸造家、
Andre Tchelistcheff氏をコンサルとして招き、近代的なワインメイキングで評価を得、
サン・ミッシェル・ヴィントナーズを名乗って今の発展の礎を築いたそうです。
1976年フレンチ・スタイルのシャトーを建て、シャトー・サン・ミッシェルに改名。
旧世界の伝統的ワイン造りと新世界の革新的技術を織り交ぜるのがポリシーだそう。
即ち、ワシントンを今の一大産地にしたのがシャトー・サン・ミッシェルということ。
ゴイゴイスー。


公式ページはしっかりしててカッコいいんですが、ワイン情報はショップ兼用。
このパターンは、現行ヴィンテージ、もしくは在庫のあるものしか載ってません。
アメリカのワイナリー公式サイトあるあるです。(笑)
今日のリースリングはやっぱりですが2019年しか載っていません。
・リースリング 100%
と、畑はコロンビア・ヴァレー各地からのブレンドとしか書いてないんですけどね。(笑)
9ドルですし、Everyday Riesling だと書いてあり、とにかくベーシックラインですね。

そうそう、コストコでは、この2017年と2018年が置いてあったんですが、
2018年はスクリューキャップでした。なぜか迷わずコルクの2017年を購入。(笑)


リースリングはドイツ原産というのが有力です。その親子関係は未だ不明らしく、
父方は Heunisch weiß(仏:Gouais Blanc)は判明してますが、母方が不明。
Riesling
世界中で栽培される人気の品種ですが、ドイツが最大面積(22,580ha、2010年)。
フランス、アルザスのリースリングも有名ですが、3,513ha しかありません。
オーストリアでも1,863ha しかないです。ドイツの次というのが、実はアメリカ
なんと、4,852ha もあります。(3位は多分オーストラリアで 4,114ha。)
アメリカがドイツに次いで2番目のリースリング大国というのも驚きですが、
そのアメリカの中で1番なのが、なんと今日のワシントン州(2,558ha)なのです。
2位のカリフォルニア州は 1,550ha なので、ぶっちぎりの1位ですね。
リースリングなら、アメリカ、それもワシントン。覚えておきましょう。(笑)


さて、ワイナリーを再訪。シアトルの市街から車で30分ほど北へ行ったところ。
SteMichelle01
さすがワシントンのパイオニアであり、トップ「シャトー」。立派です。
ただ、この本拠地、コロンビア・ヴァレーからはけっこう遠いのです。

いつものようにGoogle MapにAVAを転記して俯瞰してみましょう。
一応、シアトル周辺もPuget Sound(ピュジェット湾)というAVAであり、
ブドウは産するようですが、最大生産地はやはりコロンビア・ヴァレーです。
SteMichelle03
シアトルのあるPuget Sound AVA以外は、カスケード山脈を挟んで内陸側、
コロンビア川流域の、いわゆるコロンビア・ヴァレーAVAになります。
その中に内包されて狭域のAVAがあるという関係になっています。
(AVA=American Viticultural Area)

コロンビア川はカナディアンロッキーを水源にワシントン州を広範囲に流れ、
Horse Heaven Hills AVAのあたりで、オレゴン州との州境となり西へ向かい、
オレゴン州最大の都市ポートランド(オレゴンの州都はセイラム - Salem)で
Willamette Valley AVAから来たウィラメット川と合流し太平洋に注ぎ込みます。
やはり川が銘醸地を知る鍵ですね。

ネットで拾った地図(PDFはここ)も貼っておきます。
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また、ワシントン州のワイン公式サイトというのもあるのでご参考まで。


ラベル平面化画像。
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表ラベルの下に、「100% Vinifera Rootstock」とあるのは何でしょうね?
100%ヨーロッパ種(ヴィティス・ヴィニフェラ)の台木ということですから、
フィロキセラに耐性のあるアメリカ産の台木を使わず、欧州産にこだわってる?

裏ラベルの情報に目を移すと、いろいろわかります。
コロンビア・ヴァレーの冷涼なところと温暖なところのブレンドだそうで。
また、甘さの表示を見ると、辛口と甘口の中間になってますね。
別に「Dry Riesling」というのもラインアップにあるので、そっちが辛口で、
今日のただの「Riesling」は若干甘口よりなんでしょうね。

こういった大事な裏ラベル情報を隠す不届き者がいます。
コストコさん、自社で輸入するのはいいけれど、ちょっと気を使って!
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けっこう剥がすの大変でした。きれいに剥がれなかったし…。


さあ、抜栓。
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キャップシール、コルクに名前入り。スクリューキャップよりいいですよね。

コルク平面化。
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URLと、誇らしげに「ワシントン州で創設のワイナリー」とあります。

Alc.11.5%。(pH:3.30、Brix:7.1)
ライトイエロー。
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いきなりの超ペトロール!
この香りに邪魔されて他の香りが取れないくらい。(笑)
ここですでに、ずいぶんアルザスとは趣が違います。
なんとなく青リンゴ、柑橘系も軽くありますね。
やはり甘みを少し感じる辛口アタックです。
洋梨か 果実味たっぷりに感じます。
酸は前に出ず全体を爽やかに保ってくれています。
ミネラル感もほんのり。
甘さは全然気にならないレベルで、絶妙のバランス。

リースリングの王道という印象です。
ラインガウに迫るか?


*****


Chateau Ste. Michelle
Riesling 2017
Columbia Valley
WWWポイント 80点



WhiteWhiteWine01

Trimbach Riesling 2017

アルザスはトリンバックのベーシックなリースリングをいただきましょう。
アルザスはおいしいピノ・ノワールも多いのでついつい赤を飲んでますが、
生産の90%以上は白という白ワイン王国です。やはり定期的に白を、
それもリースリングかゲヴュルツを飲んでおきたいな~と思うわけです。


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アルザスのワインはAOCは3つです。簡単だな~。ありがたい。(笑)
・AOC Alsace
・AOC Alsace Grands Crus
・AOC Crémant d'Alsace
この内、AOCアルザス・グラン・クリュは51の特級畑(lieux-dits)のもので、
それぞれ独立したAOCなので合計53のAOCがあるという解説もありますが、
アルザス全体の4%ほどの量しかないので一括りでいいと思います。(笑)
ただ、使える品種がアルザスの高貴品種とされる、RieslingGewürztraminar
Pinot GrisMuscatの4種でないといけない決まりがあります。

また、AOCアルザスは単一品種の場合、品種名がラベルに記載されます。
これはマルセル・ダイスさんのお陰で(笑)今は表示義務はありません。(されてますが。)

AOCクレマン・ダルザスは瓶内二次発酵のシャンパーニュ方式の発泡ワインです。
Pinot Blanc、Pinot Gris、Pinot Noir、RieslingとChardonnayが使えますが、
シャルドネだけは逆にAOC Alsace/Alsace Grands Crusに使ってはいけません。

さあ、ここまでで「アルザスは捉えた!」となればいいんですが、実はもうひとつ。
アルザスワインの公式ページによると、2011年にAOC Alsaceに改正がありました。
Alsaceの後にコミューン名(Villages)や畑名(Lieux-dits)が足せるようになってます。
現在つけられるコミューンは以下の13だそうです。
・Blienschwiller
・Côtes de Barr
・Côte de Rouffach
・Klevener de Heiligenstein
・Saint Hippolyte
・Ottrott
・Rodern
・Vallée Noble
・Val Saint Grégoire
・Scherwiller
・Wolxheim
・Coteaux du Haut-Koenigsbourg
・Bergheim
困ったことに、産地の個性を示すために、これらは使える品種が限定されます。
まあ、覚える気はないですが(笑)以下の表が載ってたので貼っておきます。
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ん? Savagnin RoseってAOC Alsaceで使えないことになってます?

かなり脱線したので、白ブレンドの Edelzwicker(Edel=Noble、Zwicker=Blend)や
甘口白の Sélection de Grains Nobles や Vendanges Tardives については割愛。(笑)


さあ、トリンバックの公式ページです。
TrimbachD
かっこいいんですが、ワイン情報がほぼありません。
・リースリング 100%
シーフード他、辛口アジアンフード、寿司や刺身に合うなんて書いてます。


何度も行ってますが、リボヴィレ(Ribeauvillé)の町のトリンバックへ。
Tri01
町側と裏の畑側の2ショットを挙げておきます。
アルザスらしいデザインの建物に背後の斜面の畑。いい雰囲気です。


前に描いた地図でアルザスとトリンバック他のおおよその位置を見ます。
アルザスはライン川流域ですが、下流側がバ・ラン県(Bas-Rhin)、
上流側がオー・ラン県(Haut-Rhin)に分かれ、リボヴィレはオー・ランです。
ストラスブールとコルマールは、バ・ラン県、オー・ラン県各々の県庁所在地です。
Tri02
リボヴィレ(Ribeauvillé)のトリンバックと共に、いつもお馴染みの、
ベルクハイム(Bergheim)のマルセル・ダイス、リクヴィール(Riquewihr)
のヒューゲルを書き込んでます。この3者、意外に近いものです。
マルセル・ダイスからトリンバック経由でヒューゲルへ車で行っても、
12分しかかかりません。


エチケット平面化画像。
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ネックシールの平面化、とっても苦労しています。(笑)

で、エノテカさんの裏ラベルがこれ。
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おふざけあそばせ!と思わず声が出るほど腹立たしいです。(笑)


さあ、抜栓。
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コルク平面化。
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両端にディスク型のコルクを使用した集成コルク。耐用は2~3年らしいです。
これって、ブショネ対策にはならないですよね。(笑)

Alc.12.5%。(pH:3.36、Brix:5.8)
イエロー。
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黄桃、洋梨。ペトロールはかすかですね。
味も洋梨的にフルーティな感じ。
酸がきれいにパレットに広がります。
甘みはごくごくかすかに感じる程度。
後味は酸が優勢で少し苦味残ります。

美味しくいただけるんですが、なんだか面白みに欠ける気がします。
やはりアルザスよりドイツのリースリングが好みかな。


*****


Trimbach
Riesling 2017
Alsace
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Joachim Flick Hochheimer Königin Victoriaberg 2016 Riesling Trocken

リースリングを物色していると、ちょっと派手目のラベルが目に入りました。
おまけにネックに鷲のマーク。VDP.エアステ・ラーゲ(VDP. Erste Lage)ですね。
ドイツでの1級畑に相当する格付けの銘醸畑ということです。思わずこれに決定。
あとでわかりましたが、英国ヴィクトリア女王の名前を冠した超有名畑でした。


IMG_1551
1845年に英国ヴィクトリア女王がこの地を訪れ、ワインにむっちゃ感動。
同年12月5日に証明書を発行し、畑に女王の名前をつけることを許可しました。
1854年にはラベルのイラストにある記念碑(現存)が建てられています。


今日の作り手、ヨアヒム・フリック家は2010年にこの畑を購入。モノポールです。
公式ページはワイナリー情報は豊富ながら、ワイン情報はショップページのみで貧弱。

・リースリング 100%
熟成は、40%はステンレスタンクで、60%はオークの大樽で5ヶ月のようです。


ワイナリーと畑の場所は突き止めました。黄色で示しています。
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フランクフルトからライン川に注ぎ込むマイン川のほとりですね。
ここもラインガウになるんですね。よって、いつもより広域の地図です。

上の地図中の白い四角で囲った部分を拡大するとこんな感じ。
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マイン川沿いの細長い畑がHochheimer Königin Victoriabergの畑です。
ラベルにも描かれている記念碑が川に向かって立っています。

フランクフルト空港の近くですが他にもいい畑がたくさんありそうですね。
出張時は空港とライン川沿いのヴィースバーデンまでの往復でしたから、
すぐ近くを何度も通っていたわけです。


ラベル平面化画像。美しいです。手描きのイラスト調なのも素敵。
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裏には英語でちゃんと畑名のいわれが書かれています。

なのに、何ですかこのインポーターシールの貼り方は。丸隠し…。
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頼みますよ~、モトックスさん。


さあ、抜栓ならぬ、スクリュー回転。
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VDPのエアステラーゲはこんな風にネックに表示。

VDPは「ドイツ高品質ワイン醸造家協会」で、1910年に独自に審査・認定を始め、
畑に格付けをしています。畑、テロワール重視のフランス式ってことですね。
写真にあるように、キャップシールのVDPロゴ(鷲のマーク)を入れた上で、
以下の等級を表記することになります。
・Gutswein(グーツヴァイン)・・・地域名ワイン
・Ortswein(オルツヴァイン)・・・村名ワイン
・Erste Lage(エアステ・ラーゲ)・・・1級畑ワイン
・Grosse Lage(グローセ・ラーゲ)・・・特級畑ワイン
 この特級畑からの辛口ワインには、特に、
・Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェックス)・・・“Grand Cru”
 と表記され、Qualitätswein trockenが併記されます。

Alc.12.5%。
しっかりしたイエローゴールドです。
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洋梨、花梨、めっちゃペトロールきますね。
パンドミー。樽は効いていますね。
キレのいい酸を乗せた辛口アタック。
青リンゴ的味わいは、コクもあってなかなかの貫禄。
喉越しから余韻にかけてもいい酸を楽しめる感じです。
ヴィクトリア女王ほどの感動なのかは定かではないですが。(笑)


*****


Weingut Joachim Flick
Hochheimer Königin Victoriaberg 2016
Riesling Trocken
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Kloster Eberbach Riesling Trocken 2017 Rheingau

このブログの白ワイン記事の最後の「White White Wine」画像は、
ドイツ、ラインガウのリューデスハイムのリースリング畑です。
ボトル写真のバックも同じ写真を使っています。
仕事の都合ですが、一時期ラインガウ近くのヴィースバーデンという町に、
毎月のように行き、毎食事でリースリングをたらふくいただいてましたね。
懐かしい…。ゆえに今でも急にリースリングを飲みたくなったりします。


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生産者の正式名はHessische Staatsweingüter Kloster Eberbachといい、
「ヘッセン州エーバーバッハ修道院ワイン醸造所」って感じでしょうか。
もとは1135年にシトー派教団がエーバーバッハ修道院を建立しブドウ園を開墾。
ワイン作りを800年以上に渡り受け継いだ後、1918年からヘッセン州が管理。
1998年に財団法人となり現在は独立運営で商売上手にやってるようです。

ここの所有畑は一つの醸造所が持つ自社畑という意味でドイツ最大規模です。
(総面積197haの畑をラインガウ地方とベルクシュトラーセ郡に所有)
中でもオルツタイルラーゲのSteinberg(シュタインベルク)は最も有名です。
オルツタイルラーゲ(Ortsteillage)とは、ドイツにたった5つしかない、
偉大過ぎて村名なしで畑名だけで名乗れるワインのことです。
以前、シュロス・フォルラーツ(Schloss Vollrads)の、その名も、
シュロス・フォルラーツというオルツタイルラーゲをいただいてます。

シュタインベルクの畑はクロ・ド・ヴージョのように石の塀に囲まれてます。
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醸造施設やショップも併設されてますね。行ってみた~い。


さて、ワイン情報を探るべく、ネットにアクセス。
裏ラベルにあるURLは、一応公式ページなのですが、「修道院」のものですね。


なぜかドイツ語表示からしか入れないのですが、
ワインを扱う公式ページがありました。オンラインショップですね。

このワインも載ってますが、すでに2018年になってます。
8.2ユーロっていうのがわかりますね。
2017年はハーフボトルが辛うじてあったので、情報は取れました。
伝統的なラインガウリースリングを熟練のワイン職人が作ってます云々…。
たいした情報ではなかったです。(笑)
このワインはVDPの等級、地域名のGutswein(グーツヴァイン)になります。


VDP (ファーデーペー、Verband Deutscher Prädikatsweingüter)について、
おさらいをしておきましょう。
ドイツのQbAやPrädikatsweinの等級は甘さが基準で品質自体がわかりにくいですね。
そこで、VDP(ドイツ高品質ワイン醸造家協会)が1910年に独自に審査・認定を始め、
畑に格付けをしています。テロワール重視のフランス式ってことですね。
写真にあるように、キャップシールのVDPロゴ(鷲のマーク)を入れた上で、
以下の等級を表記することになります。
・Gutswein(グーツヴァイン)・・・地域名ワイン
・Ortswein(オルツヴァイン)・・・村名ワイン
・Erste Lage(エアステ・ラーゲ)・・・1級畑ワイン
・Grosse Lage(グローセ・ラーゲ)・・・特級畑ワイン
 この特級畑からの辛口ワインには、特に、GG、
・Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェックス)・・・“Grand Cru”
 と表記され、Qualitätswein trockenが併記されます。

ややこしいですが、これら等級を図示するとこんな感じです。
Eberbach05


さあ、エーバーバッハ修道院ワイン醸造所に行ってみますよ。
Eberbach01
先ほどのシュタインベルクの畑から少し上がった山間にあります。

これは公式ページにあった写真ですが、中はこんな感じなんですね。
Eberbach04
まさに修道院の中でワインが熟成されているって感じがします。

ラインガウを俯瞰してみると、この辺りになります。
Eberbach03
Schloss Vollradsと「White White Wine」撮影ポイントも示しておきました。

ライン川を横にして平面的に見てみます。右端に都市部がありますね。
Eberbach02
川の北側がヴィースバーデン(Wiesbaden)、南がマインツ(Mainz)です。
実は勤務先のヨーロッパ拠点がWiesbadenにあり、当時担当していた、
商談の主要顧客がMainzにいたのです。故にこの辺りは超馴染みです。
お客さんの偉い人と食事となると、古城のワインセラーでリースリングと共に。
今ほどワイン好きではなかったのですが、とても楽しかった思い出です。


ラベル平面化画像。
IMG_0097
1136年と小さく書いてます。ワイン作りの初年でしょうか。


さあ、抜栓ならぬ、スクリュー回転。
IMG_0523
ネックにVDPの鷲のマークと「Gutswein」が表示されています。
キャップはロゴがエンボスになってます。

Alc.11.5%。
レモンイエロー。
IMG_0524

青リンゴ、花梨、かすかですがペトロールあります。
きれいな酸と共に来る辛口アタック。
残糖はほとんど感じません。
始終酸味はついて回るんですが、
キレがいい酸なので邪魔じゃないです。
しっかりコクもあって、なかなかいいです。


*****


Hessische Staatsweingüter GmbH
Kloster Eberbach
Riesling Trocken 2017
Rheingau
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Ruhlmann Riesling Cuvée Jean-Charles 2017 Alsace

前回、Château ValmontというAOCコルビエールを試しましたが、
これはアルザスのルールマン・シュッツ(Les Vignobles Ruhlmann Schutz)
がラングドックに展開している兄弟ワインでした。
コストコの店頭で本家のアルザス、リースリングも発見しました。
そりゃそうですよね。コストコに太いパイプを持っていそうです。(笑)


IMG_0201
1688年からアルザスに続くというハンガリールーツの家族経営の作り手です。
2005年に若い世代が新しい挑戦としてラングドックでのワイン作りを提案。
2016年にAOCコルビエールのファーストヴィンテージにこぎ着けています。
その元となっているのがアルザスでの伝統的な醸造技術だそうで、
今日はコストコで販売されるリースリングにて、その真価を確かめます。(笑)


公式ページはコルビエールのChâteau Valmontと一体化しています。


アルザスもラングドックも同等の扱いをするくらいの力の入れようです。
Ruhlmann03
ただ、ワイン情報がショップ兼用で少々貧弱なことが気になります。
伝統的なリースリングが表現されている云々意外、醸造に関する記述は皆無。


アルザスの本家、Les Vignobles Ruhlmann Schutzを訪問。
Ruhlmann01
ダンバッハ・ラ・ヴィルという町にあります。中にはショップなど併設、
テイスティングツアーなどもやっているようです。


さあ、アルザス広域からの位置関係を確認しておきます。
Ruhlmann02
マルセル・ダイス、トリンバック、ヒューゲルの所在地区に印をつけてます。
これら著名な作り手は地域で言うと「Haut-Rhin」になりますが、
今日のルールマン・シュッツは少し北方、「Bas-Rhin」になります。

ヴォージュ山脈(Massif des Vosges)に沿ってアルザスは広がってますが、
ライン川を挟んだ反対側に、シュヴァルツヴァルト(Schwarzwald)に沿った、
バーデンというドイツの銘醸地域が広がっています。
つい国ごとに分けて考えてしまいますが、この2地域は表裏一体、鏡のようです。
アルザスとモーゼルのリースリングの比較をするより、アルザスとバーデンの
ピノ・ノワール/シュペートブルグンダー比較の方が意味があると個人的に思います。


エチケット平面化画像。
IMG_0098
はい、インポーターはコストコです。
「キュヴェ・ジャン・シャルル」は先代Jean-Charles Ruhlmannから。
すでに他界されているようです。


さあ、抜栓。
IMG_0199
シャトー・ヴァルモン同様、本家もノマコルクですね。

一応、ノマコルクも平面化撮影しておきます。
IMG_0197
アルザスとしか書いてませんが。

Alc.12.5%。
淡いイエロー。
IMG_0200

梨、ライム、黄桃。ペトロールありますよ。
辛口アタック。
柑橘系強めの味わいです。
スッキリした酸が後から来ます。
しっかり果実味を感じる清涼感はいい感じです。
残糖はほとんど感じません。
確かに、ドイツっぽくはなく、
アルザスっぽいということでしょうか。


*****


Ruhlmann Riesling
Cuvée Jean-Charles 2017
Alsace AOC
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Arthur Metz Cuvée Anne-Laure Riesling 2017

ちょっと前にゲヴュルツトラミネールを試したのと同じ作り手。
同じシリーズでリースリングが出ていたのでゲットです。
1000円代のお手頃アルザスでしたからね。


IMG_9868
しかし、アルザスのボトルは長い。収納も然ることながら撮影も大変です。


ラベルのどこにも表記がないですが、「Arthur Metz」のワインだそうで。
その公式ページはあるんですが、このワインが載ってません。

「Maison Arthur Metz」と書いてますからネゴシアンのようなものでしょうか。
よくよく調べてみると、「Helfrich」というワイナリーがヒットします。
なぜなら、この家族経営ワイナリーの3代目が「Frederic Helfrich」と、
その妹の「Anne-Laure Helfrich」だったからです。
今日のワイン、「Cuvée Anne-Laure」ですからね。

これはただの偶然ではなく、公式ページは「Helfrich」のものがちゃんとあって、
自社ワイナリーが「Arthur Metz」だと書いてあり、住所も同一だったのです。

「Anne-Laure」さんらしき人の写真も載ってます。なかなかの美人さんとお見受けします。
ここにも今日のワインは載ってないんですが、このお嬢さんが醸したものでしょうか?
…なんて想像しながらいただきましょう。(笑)


HelfrichのワイナリーだというArthur Metzへ行ってみましょう。
ArthurMetz02
ストラスブールから車で25分ほどのマルレンハイムの町にあります。
かなり大規模。敷地も施設もでかいです。ショップもきれいです。

アルザス全体からの位置関係も見ておきましょうね。
ArthurMetz01
ライン川挟んですぐドイツですね。


エチケット平面化画像。
IMG_9832
「Anne-Laure」さんのシリーズなのかロゴマークがありますね。


さて、抜栓。
IMG_9869
お値段がお値段ですから汎用品は仕方ないですね。

Alc.12%。
かすかに緑味のイエロー。
IMG_9866

柑橘系の香り、ふわっとペトロール。
かすかに白桃も。
フレッシュな酸味のアタック。
軽めの構造ですね。
始終酸が出るんですがハツラツとした酸で楽しめます。

うん、確かにリースリング。
ドイツのよりちょっとあっさりめの印象。


*****


Arthur Metz
Cuvée Anne-Laure Riesling
 2017
Vin d’Alsace AOP
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Nik Weis Urban Riesling 2018 Mosel

海外出張時の空港ラウンジのワインも記録しています。
ファーストラウンジでもなけりゃ大したワインはないんですが、
こんなワインがラウンジでは供されているという情報として…。


IMG_9680
自分じゃ絶対手を出さないようなリースリング。一応モーゼル。


作り手はモーゼルのライヴェン(Leiwen)にあるNik Weis - St. Urbans-Hof
公式ページはトップページが全面動画。一応工事中らしく、内容ほぼなし。

三代目の家族経営ながら、かなりの規模でこの辺じゃ大手なんじゃないでしょうか。
ネット情報によると、なかなか評価の高い作り手で、このワインじゃないでしょうが、
パーカーおじさんが94点とかつけてるリースリングがあるようです。


モーゼルのNik Weisのところへ行ってみましょう。
NikWeis01
例によりストビューがないので、公式サイトの画像を切り出して貼ってます。
いつものごとく幕の内弁当状態ですが、モーゼルの位置関係も確認。


裏ラベル。Qualitätsweinですね。
IMG_9681

さて、いただきます。
甘い香り。
青リンゴにやっぱりのペトロール臭がありますね。
甘い味。トロッケンではないですね。
柑橘系の味でフレッシュ感あっていいんですが、
やはり下位レンジ、サラサラかペラペラの印象です。
イキイキした酸はいい感じで楽しめるんですがね。


*****


Weingut Nik Weis St. Urbans-Hof
Urban Riesling 2018
Mosel
WWWポイント 75点



WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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