Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

ルーマニアワイン

Domeniile Sahateni La Vie Pinot Noir 2016

訳あって沖縄に居ます。
コンビニやスーパーのワインではつまらないので、
ワイン専門店を見つけて(沖縄にもあった!)、これをゲット。
ルーマニアのピノ・ノワールです。ホテルで部屋飲みします。
グラスはダイソーで買ったステムはないけど口当たりの薄いやつ。(笑)


IMG_9221
そのワイン屋さん、その名もコートドール(Côte D'Or)といって、
県内に何店舗か展開しています。なかなか興味深い品ぞろえでしたよ。


さあ、早速このワインの素性を調べてみましょう。
公式ページは、あるにはあるんですが、エラーが出て使い物になりません。
よってネット情報が頼りです。
ドメーニレ・サハティーニは、ルーマニアでは結構有名らしい、
女性醸造家のアウレリア・ヴィシネスクさんによって2003年に創業されました。
ワイナリ自体は、以前試した「ヴィイレ・メタモルフォシス」と同じ、
DOC Dealu Mare」にあたる地域にあります。
今日のピノ・ノワールは「IG Dealurile Munteniei」(IG=EU法のIGP)なので、
もう少し広域なのかもしれません。
先にワイナリー訪問してしまいましょう。
LaVie01
ストビューはないですが、ワイナリーの写真が上がってましたので拝借。
首都ブカレストの北東へ車で1時間半って感じですね。
例のヴィイレ・メタモルフォシスはすぐ近く、車で13分の距離です。

ヴィイレ・メタモルフォシスの時も見ましたが、緯度がボルドーと同じです。
LaVie02


そうそう、このワイン、ネックにQRコードのシールが貼ってます。
IMG_9223
ルーマニア国立のワイン生産者機関(ONVPV)のサイトで本物確認ができるようです。
なかなかルーマニアの制度はしっかりしてそうですね。
ルーマニアは、7つのワインの生産地方があり、その中に37のDOC(EU法のAOC)と、
12のIG(EU法のIGP)が制定されています。


肝心のワイン情報はインポーターのアズマコーポレーションのサイトに頼ります。
ピノ・ノワール100%、除梗あり、樽はなし(ステンレスタンク)です。


エチケット平面化画像。
IMG_9217
シンプルなデザインですが、明らかにこのワイナリーのイラストではない?(笑)


さて、抜栓。
IMG_9219
創業者、女性醸造家アウレリア・ヴィシネスク(Aurelia Visinescu)のサイン。

Alc.13.5%。
透明感あるルビー。
IMG_9220

チェリー、プラム、酸味が香ってくる感じがします。
奥にいつものフランボワーズを感じますが、弱いです。
アタックで確かに酸味が特徴的に来るんですが、
刺す様な酸ではありません。果実味とも評しにくい…。
味に実体はあるので悪くはないんですが、
知っているピノのそれとは異質な味わいです。
不味いとは言い切れない「美味しくなさ」があります。
飲める、飲みきれるんですが、何か違う独特さがあり違和感を感じます。
食事に合わすと何とか楽しめましたが…不思議…。

リアルワインガイド誌で旨安大賞を獲得したワインだそうです。
ちょっとその「旨安大賞」を疑ってしまいました。(笑)
ルーマニア、期待したんだけどな~。


*****


Domeniile Săhăteni La Vie Pinot Noir 2016
RRWポイント 81点


Corcova Roy & Dâmboviceanu Corcova 2009

なにかのひらめきでした。
ふと、ルーマニアを飲まなきゃと思いつき、Amazonをのぞくと、
4000円くらいの、ルーマニアじゃ上等そうなやつが、
3000円くらいの特価で出ています。思わずポチっとな。
こういう冒険をするとワクワクしますな~。さて、どうでしょうか。


IMG_6864
シンプルで好感持てるラベルデザイン。


公式ページはあまりワイン情報は詳しくないですが、しっかりとしたつくり。
写真ギャラリーがルーマニアのテロワールが知れてなかなかです。
Corcova04


セパージュは裏ラベルにありました。
・カベソー 60%
・メルロー 40%
樽熟に関してはコンクリートタンクのみとなっています。
あとでテイスティングを書きますが、
明らかな樽香を感じます。不思議だな~。

ワイナリーは近くの大通りから中へ入れません。(Googleで)
よってアップされていた写真を拝借。
Corcova02
なかなか立派な建屋です。


ルーマニアというのは東西冷戦で東欧諸国が西欧から分断されると、
それまで、はるか昔から優れたワインを作っていた銘醸地であるのに、
世界の表舞台から姿を消したんだそうですね。
そして近年、素晴らしいワインを引っ下げて返り咲いてると聞きます。
こりゃあ、注目しない手はないです。

ルーマニアの位置関係を見てみましょう。
Corcova03
緯度的にはヨーロッパの銘醸地とほぼ同じです。


ラベル平面化画像。
IMG_6859
ルーマニア語でD.O.C. Mehedinți - Corcovaとなっています。
ルーマニアにも原産地呼称制度があるようですね。


さて、抜栓。
IMG_6865
ワイナリーの三角屋根の建物がシンボルなんでしょうか。


Alc.14.3%。
濃い黒いくらいのガーネット。
落ち着いた柔らかな黒ベリーの香り。
スパイス様の樽香がします。
コンクリートタンクのみって本当?
建物の写真にはめっちゃ樽が写ってましたけどね。(笑)
うま味乗ったアタックです。
構造感ある味わいはホンモノだ~。
ボルドーの頂点に挑戦できるレベルのうまさ。
ブラインドで試したら誰がルーマニアと思うでしょうか。
驚きのクオリティです。
各要素が溶け合って絶妙なバランスのまま、
余韻の果てまで手抜きなく続きます。
エレガント。

96点。
いや、97点つけてもいい。


*****


Corcova Roy & Dâmboviceanu
Corcova 2009
Cabernet Sauvignon & Merlot
RRWポイント 96点


Viile Metamorfosis Cabernet Sauvignon 2015

イタリアのアンティノリがルーマニアに展開するワイナリー、
ヴィイレ・メタモルフォシス」。
前回、ローカル品種「フェテアスカ・ネアグラ」を試し、
そのクオリティの高さに驚きました。
今回はカベソー。それこそソライアなんかの片鱗が伺えたりして・・・。


IMG_5285


ワイナリーについては前回詳しく見ていますので、
今回はピンポイントでこのカベソーについて書いておきます。

セパージュは、カベソー100%です。
ボルドーブレンドみたいのもあれば面白いんですが。

樽熟は、公式ページではオーク樽で12ヶ月となっていますが、
日本のインポーターのサイトではイタリア産樽で10ヶ月と食い違い。
まあ、たいした差ではないですが。


IMG_5104


さあ、抜栓。Alc.14%。
濃い赤味のルビー。
黒ベリー、チェリー、プラム。
樽香はかすかですが、よく溶け込んでいる印象。
酸味がちのフレッシュなアタック。
タンニンは弱めですね。
味に厚みがあり構造を感じさせます。
余韻まで酸は残りますが「良い酸」です。
正しい作り方を知っているワイナリーですね。


*****


Viile Metamorfosis
Cabernet Sauvignon 2015
DOC Dealu Mare
RRWポイント 92点


Viile Metamorfosis Fetească Neagră 2016

サッシカイアオルネライア(のサード)をいただき、
次はソライアかと思われますが、税込み4万円以上します。
これではうまくても「偉いワイン」ではありません。
しかし、そのソライアの名門アンティノリが、
2009年にルーマニアに新たに設立したワイナリーが、
この「ヴィイレ・メタモルフォシス」なのです。


IMG_4925
これならお手頃2千円。(笑)

以前かなりおいしかったブルガリアワインは、
サンテミリオンの優良シャトーのオーナーが展開したもの。
同じ原理で行くと、
あのアンティノリがルーマニアで展開するワイン、
かなり期待が持てそうです。

アンティノリはアメリカでも「COL SOLARE」なんてやってますし。
ただこれはジョイントベンチャーでしたが、
ルーマニアはダイレクトのようですから期待が持てそうです。


まずワイナリーを知っておきましょう。
Google Mapで訪問しましたが、割とショボい建物で、
周りがブドウ畑でなさそうでしたのでキャプチャー画像はパス。
代わりに公式サイトのトップページを貼っておきます。
Metamor01
「デアル・マーレ」という産地のようですね。
エチケットにも「DOC DEALU MARE」となってますが、
ルーマニアにもDOC呼称制度があるのでしょうか。

ワイナリーの場所からグーっとズームアウトして位置を確認します。
ルーマニアの首都ブカレストから北へ車で1時間半てなところです。
Metamor02
イタリアのトスカーナよりは若干北の方になりますが、
偶然にもボルドーとほぼ同じ緯度にあることがわかります。

さて、今日のこのワインですが、
カベソーやメルローもあったのですが、興味本位で(笑)
ルーマニアのローカル品種「フェテアスカ・ネアグラ」を選びました。
ルーマニアの代表品種で「黒い乙女」の意味だそうです。
ルーマニア語はラテン語系なのでイタリア語っぽいかも。
アンティノリもそういう共通点を感じつつのルーマニアだったのでしょうかね。


ヴィイレ・メタモルフォシスの公式ページの情報は限定的で、
IMG_4926
実は日本のインポーターのユーロアジアトレーディングのサイトが詳しいです。
イタリア産大樽での熟成は本家サイトには書かれていません。


さて、抜栓。
Alc.14.5%のフルボディー。
濃い濃い赤紫。
「黒い乙女」って感じがします。
チェリー、プラムかな。
やはり少し個性的な香り。
かすかにキャンディっぽく、アニスっぽくもある。
アタックは特徴的な果実味とフルボディですね。
喉の収斂性はちょうどいい。
いいタンニンの証拠です。
余韻も長い。
不思議な苦みを若干感じますが、
品種の個性と思えばおいしくいただけます。
アンティノリ、やるな。

う~ん、これはいい。
次は同じメタモルフォシスのカベソーを試したいですね。
それこそソライアに迫るんじゃないでしょうか。


*****


Viile Metamorfosis
Fetească Neagră 2016
DOC Dealu Mare
RRWポイント 91点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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