Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

>> その他の赤品種

Domaine Baud Génération 9 En Rougemont Côtes du Jura Poulsard 2018

そうだ、フランス・ジュラのワインを飲もう。ということでネットでお取り寄せ。
ジュラなら黄ワイン(Vin Jaune)や藁ワイン(Vin de Paille)やらも興味を引きますが、
ここは赤でしょうということで、ジュラの稀少品種プルサール100%を入手。
外出自粛が続く中「いろんなワインをお取り寄せでお家で飲もう」シリーズです。(笑)


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ジュラ広域のCôtes du Jura AOCですが、プルサール(Poulsard)のモノセパージュ。
トゥルソー(Trousseau)やピノ・ノワールとブレンドすることが多いそうですが、
お試しにはブレンドよりこんな単一品種の方が面白そうです。
しかし、ヴァン・ジョーヌを入れるクラヴラン(Clavelin、620ccの小ぶりの瓶)
ではないですが、肩の張った少し変わった形の瓶ですね。一応、750mlです。


作り手は、ジュラのワインの中心地であるアルボワ(Arbois)ではなく、
L'ÉtoileとChâteau-Chalonの間にあるDomaine Baud Génération 9というところ。
九代目ドメーヌ・ボーって意味ですが、1742年から数えて本当に9代目だそうで。
ジェネラシオン・ヌフって、三代目 J SOUL BROTHERSみたいですね。(笑)

公式ページは情報多く、なかなかちゃんとしてます。

ただ、今日のワインは、
・プルサール(Poulsard) 100%
で、伝統的な作り方くらいしかわかりません。
プルサールは果皮が薄く、アントシアニン(色素)も少なく、黒ブドウと言っても、
オレンジ色に輝くクリアな赤ワインになります。モノによってはほぼロゼだったり。

あまり違いは判りませんが、写真でジュラの黒品種を見ておきましょう。
Baud04
この作り手のfacebookで黒ブドウの写真を見つけ、プルサールかなと思いましたが、
このサンプル写真で見比べても判別付かず。(笑)


さて、Château-ChalonとL'Étoileの間にあるドメーヌ訪問してみましょう。
Baud01
こじんまりしてるようで、広い店舗や地下カーヴが備わってます。

所有畑は全部で22ha。AOCの内訳は以下の通り。
・AOC Côtes du Jura:15.5ha
・AOC Château-Chalon:3.5ha
・AOC L'Étoile:3ha
Château-Chalonはサヴァニャン100%のいわゆる黄ワイン(Vin Jaune)のみ、
L'Étoileも黄ワインと藁ワイン(Vin de Paille)と辛口白で、白ばっか。
ということで、黒品種はAOC Côtes du Jura(ジュラ全域)のどこかになります。

ただ、この作り手は白品種の方が圧倒的(76%)です。以下が作付け面積比。
・シャルドネ(=Melon d'Arbois)57%
・サヴァニャン(Savagnin)20%

・トゥルソー(Trousseau)10%
・プルサール(Poulsard)7%
・ピノ・ノワール(=Savagnin Noir)7%

(=)はジュラ地方でのシノニムです。
これらから、Vin Jaune、Vin de Pailleの他、泡のCrémant du Jura(白・ロゼ) 、
Macvin du Jura(VDL、Vin de Liqueur)という即ち酒精強化ワインも作っています。
クレマン・デュ・ジュラとマクヴァン・デュ・ジュラはAOCです。


さあ、恒例Google Map書き込みマップ。まずドメーヌを見つけてください。
Baud02
AOC ArboisやChâteau-Chalon、L'Étoileの範囲は真ん中の地図を参照。
アルボワ・ピュピラン(Arbois Pupillin)なんてAOCもありますね。
で、今回なんとブルゴーニュのコート・シャロネーズとマコネも入ってます。(笑)
ボーヌからアルボワまで車で1時間の距離でした。案外ジュラって近い?

やはり最後はフランス地図を眺めておきましょう。(笑)
Baud03
どうも地域ごとに区切って覚えると地域間の距離や位置関係が掴めません。
グラン・オーセロワがブルゴーニュなんだったら、ジュラの方が近い!(笑)
まあ、この地域分類は、品種や文化含めた歴史的なものなんでしょうけど。


エチケット平面化画像。
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裏ラベルに公式ページと同じ説明があります。プルサールの色を出すために、
しっかり毎日のルモンタージュ・ピジャージュが欠かせないようですね。
インポーターはヌーヴェル・セレクション。作り手紹介のページがあります。


さあ、抜栓。
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キャップシール、コルクは汎用品。ボトルにあった金メダル貼っておきます。

汎用品ですが一応コルク平面化。
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Alc.14%。
クリアに透き通ったルビー。オレンジ味ありますね。しかし、薄い。
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ブルーベリー、カシス、シナモン風味。
紅茶っぽい感じも?
辛口アタック。
シナモン風味は味でも感じられました。
香りと味が通じるパターンですね。
厚みはないですが、ペラペラではない程よい味わい。
酸味がかすかできれい、お陰で口当たりがいいです。
微妙にタンニンもあるのがわかります。
アントシアニンは少ないのにね。

ピノ・ノワール的ですが、しっかり赤ワインしてます。
ブラインドでロゼとは間違わないはず。(笑)
おもしろい。


*****


Domaine Baud Génération 9
En Rougemont
Côtes du Jura Poulsard 2018
RRWポイント 90点


Vinovalie Haut-Capitore Fronton 2016

南西地方のカオールやマディランなんかは比較的店頭なんかで見つかりますが、
トゥールーズに近いフロントンやガイヤックはなかなかお目にかかりません。
フロントンのネグレットやガイヤックのデュラスなんて知識の中にしかなく、
ふと試してみたくなりますが、今や便利な世の中、すぐお取り寄せできます。(笑)
折りしもの外出自粛、今日はフロントンAOCネグレット(Négrette)をお取り寄せ。


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フロントンは、トゥールーズから流れてくるガロンヌ川と、タルン川の間、
フロントンを含むオート・ガロンヌ県(Haute-Garonne)の9村(commune)と、
タルヌ・エ・ガロンヌ県(Tarn-et-Garonne)の11村の計20村が対象で、
1975年にCôtes du Frontonnaisの名前ですでにAOC認定されてましたが、
2005年にFronton AOCと名称変更になっています。
地元特産のネグレットを50%以上、70%以下の範囲の使用が規定されてます。
オラが村の自慢の品種なのに70%以上入れたらダメなんて変ですね。(笑)


作り手はVinovalieという協同組合の親玉みたいなところで、公式ページはこれ。

フロントン、ガイヤックに3つとカオールに1つの4つの協同組合の集合体らしいです。

どこが本拠地やねん!とあちこち回ったので、まとめておきます。
Fronton05
本部以外は元が醸造施設のようですが、本部の周りが畑だったりもします。

ちょっと脱線気味なので(笑)今日のワインを作ったCave de Frontonへ行きます。Fronton04
ここが周辺の畑含めフロントンAOCのワインを受け持ってるようですね。
Cave de Frontonは1946年設立で、やはりネグレットの赤とロゼが主力だそうです。
多種多様なワインをやってる中、公式ショップサイトにワイン情報がありました。

セパージュは、
・ネグレット
・カベフラ
とあるだけで比率は不明。熟成はオーク樽使用で12ヶ月。
しかし、フロントンAOCの規定では、ネグレットの使用は70%までですし、
カベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンは合計で25%以上使ってはいけません。
あれ?計算が合いませんよね。あと最低5%何かを混ぜないと足りません。

なので、インポーターサイトのセパージュ情報に頼ります。
・ネグレット 50%
・カベルネ・フラン 20%
・カベルネ・ソーヴィニョン  20%
・シラー 10%
あれ?カベフラとカベソー合わせて25%を超えてますね。
2005年のFronton AOC制定から更新があったかもしれないので、INAOのサイトを確認。
ネグレット70%以下の条件はなくなっており、ネグレット100%もOKになったようです。
ただ、カベフラとカベソーを合わせて25%の条件はまだあるようです。
Frontonの公式ページというのも見てみますが、そこらへんがはっきり書いてません。
探し方が悪いのかもですが、謎ですね~。ま、気にしない。(笑)


はい、いつもの地図で南西地方におけるフロントンの位置関係を確認。
Fronton01
ガロンヌ川とタルン川をまず押さえましょう。タルン川上流がガイヤックですね。
フロントンはトゥールーズに近いのでトゥールーズのワイン(Vin des Toulousains)
の別名があります。

ネットの拾い物地図ですが、Fronton AOCができる前(2005年以前)らしく、
Fronton02
FrontonがCôtes du Frontonnaisになってますね。

これはちゃんとフロントンAOCになったやつです。
Fronton03
しかし、南西地方もいろいろ謎が多いですね。ちょっとづつクリアしましょう。


エチケット平面化画像。
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裏ラベルでは「オーク樽熟成」を強調。これがトップ・キュヴェらしいです。


さあ、抜栓。
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ネックにVinovalie名入りですが、コルクは汎用品ですね。

コルク平面化。
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汎用品を平面化するのもどうかと思いましたが。(笑)

Alc.13%。
ガーネット。
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カシス、ダークチェリー、スモモ。
若干赤ベリー寄りの香りです。
オーク樽12ヶ月の効果か樹皮の香りを感じます。
酸味乗った風味の辛口アタック。
味のストラクチャーはしっかりしていて、
最初の酸もいい具合にハーモニーしています。
軽い印象を与えるフルーティさも感じられます。
タンニンはごく弱いんですが余韻でいい感じに効いてます。
嫌味・雑味もなく好印象ですね。

個性はあるんですが、楽しく飲めるいいワインでした。


*****


Vinovalie Cave de Fronton
Haut-Capitore Fronton 2016
RRWポイント 92点


Clos Culombu Rouge 2018 Corse Calvi AOC

コルシカ島のローカル品種シャカレッロ主体のワインをいただきます。
作り手はクロ・クロンビュ。コルシカ島の北西、カルヴィの町の近く、
その名もAOCコルス・カルヴィの中心地にあります。
Clos Culombuは1973年設立で、アメリカ大陸を発見したコロンブスが、
そのカルヴィ生まれという説にちなみ名付けられたんだとか。


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Etienne Suzzoniとあるのは現当主のエチェンヌ・スッツォーニさんのお名前。
プロヴァンスとコルスは一括りにされますが、コルシカ島は過去イタリア領
(正確にはジェノバ王国)だったので、お名前といい、ボトルデザインといい、
なんとなくイタリア~な雰囲気が漂ってる気がします。(笑)


公式ページは意外にモダンな感じ。ただ英語表示ではうまくワイン紹介が表示されず。

一応、ミレジム毎のデータシート(JPEGですが。笑)あり。
セパージュは、
・シャカレッロ 60%
・ニエルーチョ 20%
・シラー 10%
・ミヌステッロ 10%
とあります。
シャカレッロ(Sciaccarello)はコルシカ島固有の品種かつ代表品種です。
ニエルーチョ(Nielluccio)もAOCコルスの主要品種ですがサンジョヴェーゼのこと。
この2つとグルナッシュがAOC Corse(もしくはCorse Calviとか地名付きAOC)
の主要品種と定められていて、50%以上ないといけません。
さらに、シャカレッロとニエルーチョはいずれかが1/3以上入ってないといけません。
ミヌステッロ(Minustello)はMorrastelとも呼ばれ、コルスの他ラングドックにもあり、
スペイン(リオハ)のGracianoと同じものです。
シラーとこのミヌステッロが10%づつ入っており、これらは補助品種と認められてますが、
10%を超えてはいけません。
とにかく、AOC Corse(Calvi)の規定はクリアしていますね。
収穫は手摘み・機械併用。熟成はコンクリートタンクで5ヶ月です。


さあ、カルヴィの町の近く、Lumioというところにあるドメーヌ訪問。
CorseB
ストビューでは近づけませんが、建物は最近建てたようですね。
周囲が畑で、周りの景色も素晴らしい。

コルシカ島ではこの辺りです。結構海にも近いです。
CorseA
コルシカ島、どう見てもフランスよりイタリアに近いです。

コルシカ島のAOC地図上に所在を示しました。まさにAOC Corse Calvi。
CorseK
以前試したコルスのワインはAOCアジャクシオ(Ajaccio)でした。


エチケット平面化画像。
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シンプルで、シルバーでカッコいいデザインだと思います。
ユーロリーフのビオワインです。ABもECOCERTも取得してるそうです。


さあ、抜栓。
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キャップシールもシルバー。

コルク平面化。
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向き違いで2回お名前繰り返し。

Alc.14%。
しっかりルビー。涙は形がない感じ。
IMG_2164

カシス、ブラックベリー、リコリス、フレッシュミント。
いい香りです。
甘みをかすかに感じますが、辛口アタック。
ベリーの果実感ありありの味わいです。
軽すぎず厚みもそこそこあります。
喉越しで苦味っぽいのがあるのに気づきました。
後味は凡庸ながら、結論、悪くないだろう。(ぺこぱ風に。笑)


*****


Etienne Suzzoni
Clos Culombu 2018
Corse Calvi AOC
RRWポイント 90点


The Scholium Project 1MN Bechtold Ranch 2016

リカマンの店頭で変なワインを見つけました。
作り手はスコリウム・プロジェクト。プ、プロジェクト!?
ラベルにもカリフォルニア赤ワインとしか書いていません。
怪しい。怪しすぎる。こういうワインは調べて試してみなきゃです。(笑)


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味もそっけもない幾何学模様のラベル。ワインとして楽しまれるのを拒否するかのようです。


公式ページはお世辞にもよく出来た作りではありません。

コンタクトページで所在を調べようとしたら、メールフォームのみ。
「私達は小さなチームなので全員忙しい。電話もらっても誰も出られません。
メールには頑張って答えます。」とのメッセージ。
ネットで調べると、オーナーのAbe Schoener(エイブ・ショーナー)さんが、
何だかんだあって(笑)2006年に独立して作ったワイナリーらしいです。
旧来のカリフォルニアワインではなく、自分が美味しいと思うワインを実験的に追求し、
それを一般的にリリースしてしまう驚きのワインメーカーなんだそうで。(笑)

ショップサイトへ行くと今日のワイン情報がありました。

ローダイ(Lodi)にある樹齢140年の自根のサンソー(Cinsault)100%だそうです。
除梗を一切しない全房発酵。オーク樽で12ヶ月の熟成。
「ローダイのワインと思うな。ヴォルネイだと思え。」なんて書いてます。
ブルゴーニュのピノみたいな味になってるんでしょうかね。(笑)

この畑を受け継いだ時「Malvasia Nera」が植えられていると説明を受けたそうですが、
ローダイ周辺に入植したドイツ系移民がMalvasia Neraと呼んでいた品種が、実は、
サンソーであると2年後にわかったそうです。
それに因んでワイン名を「最初のマルヴァジーア・ネラ」と言う意味で、

First Malvasia Nera = 1MN

と名付けたらしいっす。ギャフン!わかんね~って!(笑)
ネットには、この作り手の詳しい解説もありましたのでリンクしておきます。

INFO 情報 情報


さて、ワイナリー訪問を試みます。
ナパ近くのソラノ郡、Suisun Valleyにあるとの情報からここがヒット。
Scholium01
Google Map上は「閉鎖」となっているのが気になりますが…。

Suisun Valleyは1982年にAVA(American Viticultural Area)に認定されてます。
The Scholium Projectの場所と一緒に位置関係を見ておきましょう。
Scholium02
しかし、カリフォルニアはいろんな産地がありますね。課題多し。


ラベル平面化画像。
IMG_0935
このデザイン、情報で、初見で買おうと思う人少ないと思います。

その上、これです。キャップシールなしでコルクむき出し。
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で、また変な模様が。ここにはミレジムを打ってくださいね。(笑)

コルクも平面化しました。
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で、また、意味不明の図形。数学の問題を思いだします。

さあ、お味はいかに? ヴォルネイのピノのようでしょうか?(笑)
Alc.12.81%。(細かっ。)クリア感あるガーネット。
IMG_1174

香り立つチェリー、プラム、カシス。
フレッシュ&ふくよかな黒ベリーって感じ。
不思議な酸と甘みをかすかに感じましたが、辛口アタック。
奥に苦味もあり、ハーブ感も絡んだ複雑な味ですね。
余韻も不思議な爽やかさで続きます。
酸多めだからかと思いますが。
程よくLingeringな余韻。
苦味の後味が残りますが、でも嫌じゃない。

面白いな~。ワインの可能性を感じます。
スコリウム・プロジェクト、覚えておきましょう。


*****


The Scholium Project
1MN Bechtold Ranch 2016
RRWポイント 88点


Rapunzel Glühwein

クリスマスです。ドイツでは各都市にクリスマスマーケットができ、
巨大なツリーの周りにクリスマスならではの楽しい出店がいっぱい並びます。
で、ソーセージ片手にグリューワインをマグカップでぐびぐびいただくのです。
グリューワイン(Glühwein)とはドイツならではの甘いホットワイン。
KALDIで家で飲めるグリューワインが売ってたので思わずゲットです。


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フランスでは似たようなのをヴァン・ショー(Vin Chaud)と言うらしいですね。
ドイツのクリスマスを懐かしんで、ドルトムントのマーケットから持ち帰った、
本場グリューワイン用のマグカップで雰囲気を出してみましょう。


これはフランクフルトのクリスマスマーケット。
ヴィースバーデン、デュッセルドルフ他いろいろ行きましたが、
なんとなくフランクフルトが一番好きですね。
Weihnacht02
旧市街アルトシュタットのレーマー広場(Römerberg)で行われます。
ここのクリスマスマーケットは歴史が古くドイツ中世の雰囲気もあります。

グリューワイン屋さんの看板。
Weihnacht03
「飲み物、ホット・アップルワイン、グリューワイン」と書いてます。
その年の記念マグカップで売ってたりして、返すと何ユーロか戻ってきます。
最初の写真のマグカップはそうやってドルトムントから持ち帰ったものです。


今日のはワインとして評価するような代物ではないですが、
恒例なので、公式ページ他調べておきましょう。

Josef Drathenというモーゼルの大きなワインメーカーグループの傘下のようです。
やっぱりですが「グリューワインもいっぱい作ってます」以外の情報なし。
おそらくロケーションから言ってモーゼルのブドウから作ってるんでしょうね。

例によってドイツのストビューはないですが、現地へ行ってみます。
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モーゼル川流域のいい感じの場所ですが、工場然とした大きな施設です。


ラベル平面化画像。
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グリム童話のラプンツェルが名前にもデザインにも使われています。
このワイン、日本のサイトでしかヒットしないので輸出用ブランドでしょうね。


さあ、抜栓…ではなく、キャップシールを剥ぐとスクリュー回転です。
gluh02
シナモンの香りのする甘~いワインが熱燗よろしくホットになってますが、
なぜか屋台のフードに合わせると、ぐびぐびおいしく飲めてしまいます。
しかしながら、普通の赤ワインの評価基準で考えてはいけませんので、
今回限りの「Hot Hot Wine」を新設しました。(笑)


*****


Rapunzel Glühwein
HHWポイント 80点



HotHotWine

Cavino Naoussa 2015 Xinomavro

前回ネメアPDOのアギオルギティコを試したのと同じ作り手ですが、
今日はナウサPDOのクシノマヴロをいただきます。
ギリシャワインには飲まず嫌いの偏見がありましたが、結構モダンな作りで、
ローカル品種の味も国際品種に見劣りしないレベルだと再認識の毎日です。


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ギリシャワインはまだまだ選べるほど出回ってるわけではないんですが、
とにかくやまやがちょこちょこギリシャワインを置いていて助かります。


公式ページは前にも見ていますが、7ヵ国語に対応。

今日のワインはPDOワインの分類で、PDOナウサです。
・クシノマヴロ 100%
ステンレスタンクでマロラクティック発酵と書いてあるだけで、
樽熟についての表記なしですので樽はないんでしょう。


ワイナリー訪問は前回訪問時の写真を再掲。
Cavino02
ペロポネソス半島の北端、エギオの町の近くになります。

ただし、ここはナウサからはかなり離れているようです。
Cavina01
車でも4時間半。(ナウサの緯度はナポリ辺りってわかりますね。)

PDOマップで見ると、ネメアに近い作り手だということがわかります。
Tsantali04
PDOというのは「Protected Designation of Origin」で原産地呼称のことでしたね。
大括りの地方も地図上に分類されてますから、ナウサPDOはマケドニア地方、
ネメアPDOや今日の作り手Cavinoはペロポネソス地方ということになります。


ラベル平面化画像。タスキのような独特なデザインです。
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インポーターシールも剥がしてみましたが、特に発見はなしでした。


さあ、抜栓です。
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合成コルクのノマコルクですが、ブドウ模様の汎用品。

Alc.12%。
ガーネット。
IMG_0179

黒ベリー、プラム。シソっぽい何かも感じます。
粘性の涙ですね。
辛口アタック。
酸化のニュアンスか、薄っすらと酸味もあります。
「Xino」は「酸」、「Mavro」は「黒」の意味だそうで、
酸はこの品種の特徴なのかもしれませんが、
上等なものはバローロにも例えられるそうですから、
ネッビオーロに似ている要素もある気がします。

味の厚みはそこそこあり、
独特の酸味は最後まで気にはなるんですが、
上等赤ワインの貫禄は十分あり楽しめますよ。


*****


Cavino Naoussa 2015 Xinomavro
RRWポイント 89点


Château de Champteloup Rosé d’Anjou 2018

冷蔵庫の奥にこのワインが眠ってました。(笑)
ロワールのロゼ・ダンジュー(Rosé d'Anjou)であります。
今日の夕食は皿うどん。コショーをぶっかけてやると、
案外この甘口ロゼと合うんじゃないかと抜栓します。


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ロゼ・ダンジューは赤ワイン用品種グロロー(Grolleau)主体に作られます。
よって白ワインのWWWポイントで評価はするものの、写真は黒ブドウを配置。


残念ながら公式ページは見つからず。
グロロー・グリ、グロロー・ノワール、ガメから作られるというネット情報。
以前にもロゼ・ダンジューを飲んだ時に確認してますが、
グロローを補完するのに、カベフラ、カベソー、ピノー・ドニス(Pineau d'Aunis、
ロワール原産の黒品種)、ガメ、コ(マルベック)の使用が認められてます。

グロロー・グリもノワールもロワール川流域にしかありません。
グリはノワールの突然変異種だそうで、名の通り果皮が灰色です。

ロゼ・ダンジューは残糖が7g/l以上という規定があるようですので、
かなり甘口ではないかと想像できます。


さて、作り手訪問します。
Chateau_de_Champteloup01
シャトー・ド・シャンプトゥループの歴史は15世紀までに遡り、
ワイン造りは1987年からだそうです。アンジュー地区に100haの畑を所有。

前に描いたロワールの地図で位置関係を確認。白マルのところです。
AnjouR01
場所的にはAOC Coteaux-du-Layonのあたり。これは甘口白のAOCですが、
この辺り周辺の広域がAOCアンジュ―、ロゼ・ダンジュ―対象の地域です。


エチケット平面化画像。
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ううっ。インポーターシールが裏ラベル隠しまくりです。


さあ、抜栓。
IMG_9740
名もなき安物然とした合成コルクです。

Alc.11%。
きれいな澄んだピンク。
IMG_9738

香りは、柑橘系っぽくもピーチっぽくもあります。
のっけから確かに甘いですが、今日はちょうどいい甘みに感じます。
皿うどんの胡椒ぶっかけに合う合う。(笑)


*****


Château Champteloup Rosé d’Anjou 2018
WWWポイント 78点


Cavino Nemea Reserve 2013

先日ドイツで飲んだギリシャのクシノマヴロはなかなかでした。
すると、やまやにギリシャワインが入荷されているのを発見。
今度はネメアのアギオルギティコを試してみようとコレをゲット。


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ぺロポネソス半島にあるネメアはギリシャ最大の赤ワインPDOで、
ギリシャの代表黒品種アギオルギティコの原産地でもあります。
ネメアがヘラクレスの生誕地なことで「ヘラクレスの血」とも呼ばれるそう。


公式ページはよく出来ていて、なんと7ヵ国語に切り替えできます。

英語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、中国語と、
当然ながらのギリシャ語で計7ヵ国語です。
「国外に輸出した~い」という姿勢の表れでしょうね。
実際、ウゾ(Ouzo)というアニス酒含め生産の75%は輸出なんだそうです。

今日のワインは、
・アギオルギティコ(Agiorgitiko)100%
熟成はフレンチオーク樽で1年、その後ボトル詰めされ、さらに最低1年です。
これはReserveの仕様ですが、さらに上にGrande Reserveがあり、
フレンチオーク樽で2年、ボトル詰め後にさらに最低2年となっています。
今日のが美味しければグランド・リザーヴも試してみたいですね。


さて、ワイナリー訪問です。
Cavino02
ペロポネソス半島の北端、エギオの町の近くに大きな施設があります。

ここはナウサPDOのクシノマヴロやマンティニアPDOの白ワインも作ってます。
Google Map上でCavinoの場所とネメアPDOの位置関係確認。
Cavino01
アテネから車で2時間。ネメアから1時間半ってな距離です。
ナウサに至っては5時間はかかります。


ギリシャの主要産地を見ておきます。
Tsantali04
ネメア、ナウサ、マンティニア、一緒に確認しておきましょう。
因みにマンティニアの白はモスコフィレロという品種です。


ラベル平面化画像。
IMG_9713
おっと、インポーターシールが裏ラベルを隠しています。

ギリシャ語ならまあ仕方ないですが、一応、剥がしてやりました。
IMG_9715
なんと、ドイツ語と英語でした。樽熟が14か月、瓶で2年とあります。
公式ページの情報と違いますね。重要な新情報が隠れてました。(笑)


さあ、抜栓です。
IMG_9735
コルクはCavino名入り。キャップシールにはNemeaと入ってます。

Alc.13%。ガーネットです。
IMG_9732

ラズベリー、プラム、フィーグ…かな。
いや、あずき、小倉あんの風味が…。(笑)
辛口アタック、甘みある酸もかすかに感じます。
ドライな味わい。薄っぺらさとも取れます。
でもスカスカではなく、味はしっかりある。
タンニンは喉元に穏やかに来ます。
味の芯の軽さのせいで余韻もあっさりしてるのが残念。

全体の下地にシナモンか黒糖風味の独特な感じがあります。
フランス、カオールのマルベックっぽい気がしました。(?)


*****


Cavino Nemea Reserve 2013
RRWポイント 88点


Tsantali Naousa 2016

仕事でドイツに居るんですが、夕食がギリシャ料理ということになり、
それじゃあということで、ギリシャワインを注文しました。
松やにワインのレツィーナ(Retsina)はハードル高そうでパス。(笑)
ネメアのアギオルギティコやナウサのクシノマヴロをメニューで探すと、
(記憶に残っている限りの知識です…笑)ありました!ナウサが!


IMG_9696
ギリシャは古代から続く、世界で最も古いワイン生産国の一つです。
それだけに土着の品種もたくさんあるようです。
北部ギリシャのマケドニアではクシノマヴロ(Xinomavro)の赤が有名。
前にナウサのクシノマヴロをイチ押しする記事を読んだことがあって、
チャンスがあれば試してみたいと思っていました。


公式ページは今風でしっかりしています。

セパージュはやはりクシノマブロ(Xinomavro)100%です。
「Xino」は「酸」。「Mavro」は「黒」の意味だそうで、
なんとなく味が想像できそうですが、バローロに匹敵するような、
高品質なものも作られているそうです。さて、今日のはどうでしょうね?

熟成は、300Lの樽(まあまあ小樽)で12ヶ月です。
新樽率20%のフレンチオークを95%使用。(残り5%はアメリカンオーク)
なかなかしっかり作られている感じがします。


マケドニア地方にあるワイナリー訪問。大手らしくかなり大きいです。
Tsantali01

かなり手広くやっているようで公式ページにはこんな地図が。
Tsantali03
6ヵ所展開。サントリーニ島にもあるんですね。

Googleで本拠地(上の写真)の場所を確認。ナウサ近くです。
Tsantali02
周りの国との位置関係と緯度(かなり南です。)も見ておきましょう。

ギリシャの主要産地を見ておきます。
Tsantali04
PDOというのは「Protected Designation of Origin」で原産地呼称のことです。
今日のワインは「Macedonia」地域の「Naoussa」PDOということです。
アテネのある「中央ギリシャ」は生産量の1/3を占める最大の産地らしいですが、
PDOはなさそうですね。
アギオルギテイコ(Agiorgitiko)の赤ワインで有名な「ネメア」PDOは、
「ペロポネス」地域に属しています。


ところで、これがそのギリシャ料理レストランのワインメニューです。
IMG_9693
ドイツ語なのであれですが、レツィーナとナウサしかわかりません。(笑)
先ほどの主要産地マップでは「Mavrodaphne」、「Rhodos」が一致。


ラベルはドイツ向けにドイツ語表記になってます。
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まあ、ギリシャ語で書かれてももっとわかりませんが。(笑)


さあ、いただきます。
Alc.12.5%。ガーネット。
IMG_9700

カシス、プラム、果実味感じる香りです。
特徴的な酸味から来る辛口アタック。
「Xino」=「酸」ですからね。
その酸味が優勢ながら、味の骨格はしっかり感じます。
タンニンも程よく効いていて好印象。
余韻・フィニッシュまで酸味が付いて回るんですが、
味の力強さがあって、かなり楽しめました。

ポテンシャルを感じますね。
もっとギリシャワインを試したくなりました。


*****


Tsantali
Naousa 2016
RRWポイント 89点


Trésors de Loire Rosé d’Anjou 2017

ロワールはアンジューのロゼ、ロゼ・ダンジューであります。
その昔パリで入ったファミレスのような所はこんなロゼばっかりでした。
若干の懐かしさを感じつつ、値段もお手頃なこんなのを選びました。
フランスを代表するロゼと言われますが、1000円ほどです。(笑)


IMG_9150
ロゼはいつも迷うんですが、今日は黒ブドウで飾り立てました。
ロゼ・ダンジューは赤ワイン用品種グロローが主体なので間違いではないです。
でも、評価は白ワインでやると思います。(笑)


作り手を調べると、やっぱりのジョセフ・ヴェルディエでした。
Bourgueil01
行っても意味がないですが、以前の画像で作り手訪問。
傘下に多くの生産者がいるロワール中でワインを作っている会社でしたね。
それこそ、ナントのミュスカデからプイィ・フュメ、サンセールまで…。

一応、公式ページをリンクしておきます。

残念ながら、このワインは載ってますが詳細情報まったくなし。


ロゼ・ダンジュ―について記しておきます。
残糖が7g/lないとこのAOCは名乗れないそうです。甘味が必須なんですね。
主要品種はグロロ―(Grolleau)。トゥールが原産のロワールにしかない黒品種です。
これを補完するのに、カベフラ、カベソー、ピノー・ドニス(Pineau d'Aunis、
ロワール原産の黒品種)、ガメ、コ(マルベック)の使用が認められてます。

位置関係を見ておきましょう。
Anjou01
アンジェ(Angers)の町の周辺です。地域的にはAOC Anjouと同一。
その他の主要AOCも書き込んでおきました。白は大概シュナン・ブランです。


エチケット平面化画像。
IMG_8918
白やロゼは透けているのでなかなか撮影が難しいです。


さあ、抜栓。
IMG_9148
標準的な「ロワール渓谷」とだけ書いた合成コルク。

Alc.11%。
薄いサーモンピンク。
IMG_9149

ライム、ピーチ、花の香りです。
甘みと酸味が合わさった味がいきなり来ますね。
ふっくらした甘みは好印象。
酸味はあまり強くないことに気づきます。
やっぱり、パリのファミレスで飲んだロゼを思い出す味。
白として評価して79点。なかなかですよ。


*****


Trésors de Loire Rosé d’Anjou 2017
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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