スーパーのワインコーナーで派手なPOPと共に新製品が並んでました。メルシャンが日本で製造するお手頃ワインのようですが、オーストラリア産とスペイン産のワインをブレンドしてるとあります。海外の濃縮果汁を日本でワイン化する「いわゆる」国産ワインの一種だろうとは思いましたが、たまにはこんなのも試してみましょう(笑)。
シャトー・メルシャンは秀逸な「日本ワイン」を出してますが、これはメルシャン・ワインズというキリン傘下ではありますが別部門のようです。価格的にはチリなどの激安バリエタルと変わらないぐらいですが、どういうアドバンテージで売っていくんでしょうね。実際の味も大事ですが、そういうマーケティングもとても気になります。
これが店頭での展示です。木箱にブドウで飾り付け。気合が入ってます。
ネックにもPOPがあって「ふたつの国のブレンドワイン」を連呼です。まあ、そこが気になって1本買ってしまったわけですから、自分もまんまと策にはまっていますが(笑)。
公式ページは「メルシャン・ワインズ」単独のを発見。この3月に立ち上げたブランドだそうで。
ワイン紹介はありますが、品種や醸造法は不明。そりゃそうですよね。ノンヴィンテージで作り方も普通じゃないでしょうから(笑)。
ただし、パートナーワイナリーとしてスペインとオーストラリアのワイナリーの紹介があります。
アンドリュー・ピース(Andrew Peace)は試したことありますね。
ラベル平面化画像。
裏ラベルに注目しました。原材料に「輸入ワイン(オーストラリア産、スペイン産)」とあります。どうやら濃縮果汁を買ってきて日本で加水して発酵させるパターンじゃなくワインで輸入してるってことですね。と思ったら、その後に「濃縮ぶどう果汁(外国産)」と書いてあります。オーストラリア・スペイン産のワインをブレンドしただけかと思いきや、それでは量が足りないのか「いわゆる」なんちゃってワインをブッ込んじゃてるってことでしょうか(笑)。そしてそれは「外国産」とあるので、オーストラリア・スペインではない他の国なんでしょうかね。
ここでお断りをしておきますが、濃縮ぶどう果汁から作った果実酒を否定するつもりは全くありません。ニーズがあるから商品が存在する。そういう関係を尊重します。ただし、「普通のワイン」として誤認させて売るのはどうなんでしょう…と疑問が残ります。国税庁基準では、①海外原料を使用して国内生産したワインは表ラベルに「地名」「品種」の表示はできません。また、②「濃縮果汁使用」「輸入ワイン使用」を表ラベルに表示することが義務付けられています。
今日のワインの「オーストラリア産ワイン、スペイン産ワイン使用」の表ラベルへの表記は微妙な感じがします。「~産ワイン使用」の表記はOKです。むしろ書かないといけないです。「~産」と産地を付記するのもいいようです。ただし、今回の「濃縮果汁使用」も表示する義務があると思います。これを抜かしたのは勇み足かもしれませんが「アウト」でしょうね。
そう思うとネックのPOPも「誘導」に思えてきます。
本当に「ふたつの国のブレンドワイン」ですか?「マーケティング」ですから、そこは仕方がないとなるのでしょうかね。
さあ、栄養ドリンクのようなキャップをオープン。
ラベル表示やなんやでうだうだ文句を垂れましたが、
とどのつまり、そこそこおいしければOKなんですが。残念。
シャトー・メルシャンは秀逸な「日本ワイン」を出してますが、これはメルシャン・ワインズというキリン傘下ではありますが別部門のようです。価格的にはチリなどの激安バリエタルと変わらないぐらいですが、どういうアドバンテージで売っていくんでしょうね。実際の味も大事ですが、そういうマーケティングもとても気になります。
これが店頭での展示です。木箱にブドウで飾り付け。気合が入ってます。
ネックにもPOPがあって「ふたつの国のブレンドワイン」を連呼です。まあ、そこが気になって1本買ってしまったわけですから、自分もまんまと策にはまっていますが(笑)。
公式ページは「メルシャン・ワインズ」単独のを発見。この3月に立ち上げたブランドだそうで。
ワイン紹介はありますが、品種や醸造法は不明。そりゃそうですよね。ノンヴィンテージで作り方も普通じゃないでしょうから(笑)。
ただし、パートナーワイナリーとしてスペインとオーストラリアのワイナリーの紹介があります。
アンドリュー・ピース(Andrew Peace)は試したことありますね。
ラベル平面化画像。
裏ラベルに注目しました。原材料に「輸入ワイン(オーストラリア産、スペイン産)」とあります。どうやら濃縮果汁を買ってきて日本で加水して発酵させるパターンじゃなくワインで輸入してるってことですね。と思ったら、その後に「濃縮ぶどう果汁(外国産)」と書いてあります。オーストラリア・スペイン産のワインをブレンドしただけかと思いきや、それでは量が足りないのか「いわゆる」なんちゃってワインをブッ込んじゃてるってことでしょうか(笑)。そしてそれは「外国産」とあるので、オーストラリア・スペインではない他の国なんでしょうかね。
ここでお断りをしておきますが、濃縮ぶどう果汁から作った果実酒を否定するつもりは全くありません。ニーズがあるから商品が存在する。そういう関係を尊重します。ただし、「普通のワイン」として誤認させて売るのはどうなんでしょう…と疑問が残ります。国税庁基準では、①海外原料を使用して国内生産したワインは表ラベルに「地名」「品種」の表示はできません。また、②「濃縮果汁使用」「輸入ワイン使用」を表ラベルに表示することが義務付けられています。
今日のワインの「オーストラリア産ワイン、スペイン産ワイン使用」の表ラベルへの表記は微妙な感じがします。「~産ワイン使用」の表記はOKです。むしろ書かないといけないです。「~産」と産地を付記するのもいいようです。ただし、今回の「濃縮果汁使用」も表示する義務があると思います。これを抜かしたのは勇み足かもしれませんが「アウト」でしょうね。
そう思うとネックのPOPも「誘導」に思えてきます。
本当に「ふたつの国のブレンドワイン」ですか?「マーケティング」ですから、そこは仕方がないとなるのでしょうかね。
さあ、栄養ドリンクのようなキャップをオープン。
Alc.13%。
紫強めのガーネット。
ブルーベリー、ぶどうジュース香。
う~ん、この手のワインのお決まり雰囲気です。
う~ん、この手のワインのお決まり雰囲気です。
甘みを感じるギリ辛口のアタック。
居酒屋飲み放題でおなじみの味でした。
シャバシャバ一歩手前で踏みとどまったという喉越しです。
ラベル表示やなんやでうだうだ文句を垂れましたが、
とどのつまり、そこそこおいしければOKなんですが。残念。
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メルシャン・ワインズ
Blends
Perfect Blend Red NV
Blends
Perfect Blend Red NV
RRWポイント | 77点 |
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