久しぶりにグランマルシェを覗くと、ワインもいろいろ年末の特売になっていて思わず何本か調達。そんな中で(これは特売ではなかったのですが)気になってついでにゲットしたのがコレ。しばらくシチリアのネロ・ダーヴォラも試してないな~(昨年以来?)というのと、「ottenuto da uve leggermente appassite」の表示が気になりました。イタリア語は専門ではありませんがスペイン語の知識があると「obtenido de uvas ligeramente secadas(少しだけ乾燥させたブドウ使ってます)」の意味であることはすぐわかりました。

シチリアDOCなのですが、作り手はヴェネチアにある大手エクスポーターのボッテール社ということになっています。イタリアのお手頃ワインというのはこういうパターンが多く、本当の生産者にたどり着けなくて残念ではあります。
一応、公式ページはこれですが、案の定今日のワインのかけらも載っていません。(笑)
インポーターのメモスの情報によればこんな感じ。
・ネロ・ダーヴォラ 100%
アパッシメントは、葉っぱを切り落とし、15日間樹上にブドウを放置プレー。これで50%の水分が飛ぶそうです。手摘み収穫。長めのマセラシオン。樽熟成を5~6ヶ月だそうです。
これがネロ・ダーヴォラ(Nero d'Avola)です。

「アーヴォラから来た黒いやつ」って意味ですが、シチリア島の南西の端にあるシラクーザ
ご参考までにインポーターのメモスの紹介PDFのスクショを貼っておきます。

一緒に載ってるのがボッテール社の紹介と扱いワインです。
シチリア島ではありませんが、一応ボッテール社を訪問しておきます。

ヴェネチアから車で30分。小さな町の大きな工場って感じです。
さて、シチリアDOC(Sicilia DOC)ですが、2011年に IGT(Indicazione Geografica Tipica)/ IGP(Indicazione Geografica Protetta)からDOC(Denominazione di Origine Controllata)に昇格しています。従来の IGT / IGP は、IGP Terre Siciliane と名称を変えて残っています。シチリア島全域を対象とするDOCとIGPが存在するわけですが、それぞれの規定を見ても大きな違いが見当たりません。どう使い分けるんでしょうね?(細かな違いでは「DOCのRossoは規定4品種を50%以上使用」という条件はIGPにはありません。)大半がこのDOC / IGPになるのでしょうが、シチリア島にはまだまだけっこうたくさんのDOCがあります。(以下の地図ご参照)

この中で他に試したことのあるのは、Eloro DOCくらいですね。課題は多し。
ラベル平面化画像。

Gilbert & Gaillardの金メダルが誇らしげ。
さあ、抜栓。

なんだこのコルクの模様は?
コルク平面化。

ボッテール社のマークのようです。ワインを飲む悪魔?


シチリアDOCなのですが、作り手はヴェネチアにある大手エクスポーターのボッテール社ということになっています。イタリアのお手頃ワインというのはこういうパターンが多く、本当の生産者にたどり着けなくて残念ではあります。
一応、公式ページはこれですが、案の定今日のワインのかけらも載っていません。(笑)
インポーターのメモスの情報によればこんな感じ。
・ネロ・ダーヴォラ 100%
アパッシメントは、葉っぱを切り落とし、15日間樹上にブドウを放置プレー。これで50%の水分が飛ぶそうです。手摘み収穫。長めのマセラシオン。樽熟成を5~6ヶ月だそうです。
これがネロ・ダーヴォラ(Nero d'Avola)です。

「アーヴォラから来た黒いやつ」って意味ですが、シチリア島の南西の端にあるシラクーザ
(Siracusa)あたりがアーヴォラ(Avola)らしいっす。正式名称はカラブレーゼ(Calabrese)ですが、カラブリア州では栽培されず(98%がシチリア島)、現地もネロ・ダーヴォラで通ってますから「カラブレーゼ」はシノニムとして扱っていいと思います。
ご参考までにインポーターのメモスの紹介PDFのスクショを貼っておきます。

一緒に載ってるのがボッテール社の紹介と扱いワインです。
シチリア島ではありませんが、一応ボッテール社を訪問しておきます。

ヴェネチアから車で30分。小さな町の大きな工場って感じです。
さて、シチリアDOC(Sicilia DOC)ですが、2011年に IGT(Indicazione Geografica Tipica)/ IGP(Indicazione Geografica Protetta)からDOC(Denominazione di Origine Controllata)に昇格しています。従来の IGT / IGP は、IGP Terre Siciliane と名称を変えて残っています。シチリア島全域を対象とするDOCとIGPが存在するわけですが、それぞれの規定を見ても大きな違いが見当たりません。どう使い分けるんでしょうね?(細かな違いでは「DOCのRossoは規定4品種を50%以上使用」という条件はIGPにはありません。)大半がこのDOC / IGPになるのでしょうが、シチリア島にはまだまだけっこうたくさんのDOCがあります。(以下の地図ご参照)

この中で他に試したことのあるのは、Eloro DOCくらいですね。課題は多し。
ラベル平面化画像。

Gilbert & Gaillardの金メダルが誇らしげ。
さあ、抜栓。

なんだこのコルクの模様は?
コルク平面化。

ボッテール社のマークのようです。ワインを飲む悪魔?
Alc.13.5%。(pH:4.43、Brix:7.9)
濃いガーネット。

ブラックベリー、カシス、茎っぽさもあります。
酸味が乗った辛口アタック。
酸のせいか厚みが弱く軽めに感じます。
味わいの方向性は悪くないんですが、
遅摘みアパッシメントの効果が出てないような…
もう少し重みが欲しいところですね。
もう少し重みが欲しいところですね。
最後まで酸が付きまとい、
これが、うまいかもしれない味わいを、
これが、うまいかもしれない味わいを、
マスクして弱めてるのかもしれません。
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Prodigo
Sicilia DOC Nero d’Avola 2018
Sicilia DOC Nero d’Avola 2018
RRWポイント | 86点 |
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