カナダのカベルネ・フランとな。またまたコストコ店頭での発見ワインです。カナダはその昔トロントまで車で遊びに行った以外は、トランジットでバンクーバー空港に降りるばっかり。空港ではアイスワインしか見なかったですが、やっぱりこういう赤ワインも作ってるんですね。しかし、ブドウ栽培のほぼ北限ですよね。ロワールのカベフラみたいなのを想像しますがどうなんでしょう。

作り手のサマーヒル・ピラミッド・ワイナリーは、Cipes家がオカナガン湖畔(Okanagan Lake)のケロウナ(Kelowna)のブドウ園を1986年に購入したのが始まりだそうで。それ以上の情報はないですが、100%オーガニック、ヴィーガンのワインが売りのようです。2012年にはケロウナの畑がデメテール(Demeter)のビオディナミの認証を受けています。
公式ページは、がっつりショップ兼用のアメリカンスタイル(笑)。
今日のワイン(2017)は載ってました。価格は28カナダドル。日本円で2300円くらいでしょうか。コストコでは税込み2,498円(税抜き2,271円)で売ってましたから、現地とほぼ同じか安いくらいです。やっぱりコストコの価格設定は超良心的ですね。
・カベルネ・フラン 89%
・カベルネ・ソーヴィニヨン 11%
というブレンドですが、カベソーも作ってるんだというのに驚き。発酵を10,000Lのオークのフードル(大樽)で行い、熟成は通常のオークのバリックに移し、30ヶ月だそうです。
ブリティッシュ・コロンビア州、ケロウナにあるワイナリー訪問。

バンクーバーから車で4時間ほどかかります。写真に見えますが、オカナガン湖という細長い湖のほとりです。この辺り一帯がオカナガン・ヴァレーというブリティッシュ・コロンビア州最大(州のワイン生産の84%を占める)の銘醸地になります。
丘の上のワイナリーは上がレストランになっているようです。そして建物の背後にはワイナリーのシンボルとも言えるピラミッドが立っています。ワイナリーツアーに来ると、この中で瞑想させてくれるそうですよ。(笑)
恒例ですが、Google Map上で「Okanagan Valley BC VQA」とワイナリー所在を確認。

詳しくはブリティッシュ・コロンビア州ワインの公式ページをご覧ください。
おまけで、カナダの他のワイン産地の地図を貼っておきます。

大きくは西海岸と東海岸に分かれるってことですね。
しかし、今日のオカナガン・ヴァレーの緯度を世界各地と比較するとこうです。

北海道のはるか北~。ヨーロッパでも、シャンパーニュあたりですかね。ドイツだとラインガウとか。いわゆるブドウ栽培の北限てことです。まあ、海流とかうまくいけば多少温暖になってなんとかなるんでしょう。
ラベル平面化画。

なかなか情報豊富な裏ラベル。コストコのシールは少しだけかぶってました。
さあ、抜栓。

出た、キャップシールなし。申し訳程度にテープが貼ってますが、ホコリ避けにはなってません。ビオワインをやってる所はこういうことやりがちです。(笑)
コルク平面化。

こんなところにピラミッドのマーク。


作り手のサマーヒル・ピラミッド・ワイナリーは、Cipes家がオカナガン湖畔(Okanagan Lake)のケロウナ(Kelowna)のブドウ園を1986年に購入したのが始まりだそうで。それ以上の情報はないですが、100%オーガニック、ヴィーガンのワインが売りのようです。2012年にはケロウナの畑がデメテール(Demeter)のビオディナミの認証を受けています。
公式ページは、がっつりショップ兼用のアメリカンスタイル(笑)。
今日のワイン(2017)は載ってました。価格は28カナダドル。日本円で2300円くらいでしょうか。コストコでは税込み2,498円(税抜き2,271円)で売ってましたから、現地とほぼ同じか安いくらいです。やっぱりコストコの価格設定は超良心的ですね。
・カベルネ・フラン 89%
・カベルネ・ソーヴィニヨン 11%
というブレンドですが、カベソーも作ってるんだというのに驚き。発酵を10,000Lのオークのフードル(大樽)で行い、熟成は通常のオークのバリックに移し、30ヶ月だそうです。
ブリティッシュ・コロンビア州、ケロウナにあるワイナリー訪問。

バンクーバーから車で4時間ほどかかります。写真に見えますが、オカナガン湖という細長い湖のほとりです。この辺り一帯がオカナガン・ヴァレーというブリティッシュ・コロンビア州最大(州のワイン生産の84%を占める)の銘醸地になります。
丘の上のワイナリーは上がレストランになっているようです。そして建物の背後にはワイナリーのシンボルとも言えるピラミッドが立っています。ワイナリーツアーに来ると、この中で瞑想させてくれるそうですよ。(笑)
恒例ですが、Google Map上で「Okanagan Valley BC VQA」とワイナリー所在を確認。

カナダは州ごとにアぺレーション、いわゆる GI(Geographical Indication)を統制していて、トロントのある東側のオンタリオ州で VQA(Vintners Quality Alliance)というアぺレーション表示の制度があります。アメリカの AVA(American Viticultural Area)みたいなもんですね。
これに対し、西のブリティッシュ・コロンビア州がやってるのが、BC VQA(British Columbia Vintners Quality Alliance)であり、地図の右上にインポーズしましたが、9つの GI(Geographical Indication)があり、BC VQA を表示できます。「BC VQA」表示があると以下のことがわかります。
・100%ブリティッシュ・コロンビア州産のブドウであること。
・95%以上が表示されている地域からのブドウであること。
・85%以上が表示されている品種であること。(今日のワインはカベフラ表示できます。)
・85%以上が表示されているヴィンテージのものであること。
見にくいですが、ケロウナ(Kelowna)他、オカナガン・ヴァレーBC VQA(Okanagan Valley BC VQA)のサブリージョンも地図に書き込んでいますので、ご確認ください。・100%ブリティッシュ・コロンビア州産のブドウであること。
・95%以上が表示されている地域からのブドウであること。
・85%以上が表示されている品種であること。(今日のワインはカベフラ表示できます。)
・85%以上が表示されているヴィンテージのものであること。
詳しくはブリティッシュ・コロンビア州ワインの公式ページをご覧ください。
おまけで、カナダの他のワイン産地の地図を貼っておきます。

大きくは西海岸と東海岸に分かれるってことですね。
しかし、今日のオカナガン・ヴァレーの緯度を世界各地と比較するとこうです。

北海道のはるか北~。ヨーロッパでも、シャンパーニュあたりですかね。ドイツだとラインガウとか。いわゆるブドウ栽培の北限てことです。まあ、海流とかうまくいけば多少温暖になってなんとかなるんでしょう。
ラベル平面化画。

なかなか情報豊富な裏ラベル。コストコのシールは少しだけかぶってました。
さあ、抜栓。

出た、キャップシールなし。申し訳程度にテープが貼ってますが、ホコリ避けにはなってません。ビオワインをやってる所はこういうことやりがちです。(笑)
コルク平面化。

こんなところにピラミッドのマーク。
Alc.14.5%。(pH:4.65、Brix:7.7)
濃いガーネット。

ブラックベリー、ダークチェリー。
ドライフルーツ、スギ、かすかなミントかハーブ。
カベソーの雰囲気のある香りです。樽香のせいかな?
辛口アタックに鋭角な酸味が乗ってます。
少しブレット風味もあるような…ビオ…(笑)。
酸のお陰で、こじんまりな感じですが、
味の奥行きは結構あるんですよ。
タンニンはシルキー。
余韻も酸が支配的なんですが、じんわりいい感じ。
クールな酸味は好みですが、
飲む人によって評価は分かれるかな~。
飲む人によって評価は分かれるかな~。
嫌いじゃないわ。
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Summerhill Pyramid Winery
Organic Cabernet Franc 2017
Okanagan Valley BC VQA
Okanagan Valley BC VQA
RRWポイント | 90点 |
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