Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

ゲヴュルツトラミネール

Trimbach Gewürztraminar 2016

アルザスはトリンバックのゲヴュルツトラミネールをいただきましょう。
アルザスはおいしいピノ・ノワールも多いのでついつい赤を飲んでますが、
生産の90%以上は白という白ワイン王国です。やはり定期的に白を、
それもリースリングかゲヴュルツを飲んでおきたいな~と思うわけです。


IMG_2781
アルザスのワインはAOCは3つです。簡単だな~。ありがたい。(笑)
・AOC Alsace
・AOC Alsace Grands Crus
・AOC Crémant d'Alsace

この内、AOCアルザス・グラン・クリュは51の特級畑(lieux-dits)のもので、
それぞれ独立したAOCなので合計53のAOCがあるという解説もありますが、
アルザス全体の4%ほどの量しかないので一括りでいいと思います。(笑)
ただ、使える品種がアルザスの高貴品種とされる、RieslingGewürztraminar
Pinot GrisMuscatの4種でないといけない決まりがあります。

また、AOCアルザスは単一品種の場合、品種名がラベルに記載されます。
これはマルセル・ダイスさんのお陰で(笑)今は表示義務はありません。(されてますが。)

AOCクレマン・ダルザスは瓶内二次発酵のシャンパーニュ方式の発泡ワインです。
Pinot Blanc、Pinot Gris、Pinot Noir、RieslingとChardonnayが使えますが、
シャルドネだけは逆にAOC Alsace/Alsace Grands Crusに使ってはいけません。

さあ、ここまでで「アルザスは捉えた!」となればいいんですが、実はもうひとつ。
アルザスワインの公式ページによると、2011年にAOC Alsaceに改正がありました。
Alsaceの後にコミューン名(Villages)や畑名(Lieux-dits)が足せるようになってます。
現在つけられるコミューンは以下の13だそうです。
・Blienschwiller
・Côtes de Barr
・Côte de Rouffach
・Klevener de Heiligenstein
・Saint Hippolyte
・Ottrott
・Rodern
・Vallée Noble
・Val Saint Grégoire
・Scherwiller
・Wolxheim
・Coteaux du Haut-Koenigsbourg
・Bergheim
困ったことに、産地の個性を示すために、これらは使える品種が限定されます。
まあ、覚える気はないですが(笑)以下の表が載ってたので貼っておきます。
Tri03
ん? Savagnin RoseってAOC Alsaceで使えないことになってます?

かなり脱線したので、白ブレンドのEdelzwicker(Edel=Noble、Zwicker=Blend)や
甘口白のSélection de Grains NoblesVendanges Tardivesについては割愛。(笑)


さあ、トリンバックの公式ページです。
TrimbachD
かっこいいんですが、ワイン情報がほぼありません。
魚料理やスパイシーな肉料理とのペアリングがいいとあります。そうかな?
あと、アルザスの地元のチーズ、マンステール(Munster)に合うそうです。


何度も行ってますが、リボヴィレ(Ribeauvillé)の町のトリンバックへ。
Tri01
町側と裏の畑側の2ショットを挙げておきます。
アルザスらしいデザインの建物に背後の斜面の畑。いい雰囲気です。


まずは昔描いた地図でアルザスとトリンバックのおおよその位置を見ます。
Trimbach03
真ん中辺り(笑)。ざっくりしすぎで逆にわかりにくいですね。
アルザスはライン川流域ですが、下流側がバ・ラン県(Bas-Rhin)、
上流側がオー・ラン県(Haut-Rhin)に分かれ、リボヴィレはオー・ランです。

もう少し詳しい地図で見てみましょう。ストラスブールとコルマールは、
バ・ラン県(Bas-Rhin)、オー・ラン県(Haut-Rhin)各々の県庁所在地です。
Tri02
リボヴィレ(Ribeauvillé)のトリンバックと共に、いつもお馴染みの、
ベルクハイム(Bergheim)のマルセル・ダイス、リクヴィール(Riquewihr)
のヒューゲルを書き込んでます。この3者、意外に近いものです。
マルセル・ダイスからトリンバック経由でヒューゲルへ車で行っても、
12分しかかかりません。


エチケット平面化画像。
Tri4
ネックシールの平面化、とっても苦労しています。(笑)

で、エノテカさんの裏ラベルがこれ。
Tri5
なめとんか!と思わず声が出るほど腹立たしいです。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_2779

コルク平面化。
IMG_2777
テクニカルコルク、DIAM5を採用です。
公式ページにも3~5年の熟成ポテンシャルありとなってましたので、
DIAM5(5年耐用)は妥当。で、今日の2016年もいい感じのタイミング。

Alc.14%。
イエロー。
IMG_2780

いきなりのライチ、来た〜!(笑)
まだ熟れてない白桃。はちみつ。
果実の甘みがほんのり乗ったアタックです。
白い大根の漬物のようなシャキッとした風味(笑)。
喉越しでアルコール感がしっかり効いています。
フィニッシュでも、フッとライチが帰って来ました。
そんなライチ感満載なゲヴュルツでした~。


*****


Trimbach
Gewürztraminar 2016
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Arthur Metz Cuvée Anne-Laure Gewürztraminer 2017 Vin d’Alsace AOP

店頭でふとゲヴュルツトラミネールが飲みたくなりました。
アルザスのが2本あり、3000円と1500円。一瞬悩みましたが、
すぐさま安い方に決定。(笑)おいしかったら儲けもの。
おいしくなくても値段のせいにできます…。


IMG_9627
しかし、アルザスのボトルは長い。収納も然ることながら撮影も大変です。


ラベルのどこにも表記がないですが、「Arthur Metz」のワインだそうで。
その公式ページはあるんですが、このワインが載ってません。

「Maison Arthur Metz」と書いてますからネゴシアンのようなものでしょうか。
よくよく調べてみると、「Helfrich」というワイナリーがヒットします。
なぜなら、この家族経営ワイナリーの3代目が「Frederic Helfrich」と、
その妹の「Anne-Laure Helfrich」だったからです。
今日のワイン、「Cuvée Anne-Laure」ですからね。

これはただの偶然ではなく、公式ページは「Helfrich」のものがちゃんとあって、
自社ワイナリーが「Arthur Metz」だと書いてあり、住所も同一だったのです。

「Anne-Laure」さんらしき人の写真も載ってます。なかなかの美人さんとお見受けします。
ここにも今日のワインは載ってないんですが、このお嬢さんが醸したものでしょうか?
…なんて想像しながらいただきましょう。(笑)


HelfrichのワイナリーだというArthur Metzへ行ってみましょう。
ArthurMetz02
ストラスブールから車で25分ほどのマルレンハイムの町にあります。
かなり大規模。敷地も施設もでかいです。ショップもきれいです。

アルザス全体からの位置関係も見ておきましょうね。
ArthurMetz01
ライン川挟んですぐドイツですね。


エチケット平面化画像。
IMG_9615
「Anne-Laure」さんのシリーズなのかロゴマークがありますね。


さて、抜栓。
IMG_9624
お値段がお値段ですから汎用品は仕方ないですね。

Alc.13%。
レモンイエロー。
IMG_9625

いきなりめっちゃライチが来ます。
ゲヴュルツですね~。
あとは桃とか梨とか、とにかくフルーティな香り。
甘さが乗ったアタックです。
果実感のリキュールという味わい。
甘い桃、洋梨。
ある意味、ほぼジュース。(笑)


*****


Arthur Metz
Cuvée Anne-Laure Gewürztraminer
 2017
Vin d’Alsace AOP
WWWポイント 77点



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Meinklang Eiswein Traminer 2012

極甘口ワインもいろいろ試しましたが、アイスヴァインがまだでした。
ちょうどグランマルシェの閉店セールでちょっとお安かったのがこれ。
オーストリアですし、過去いろいろ試したMeinklangなのもご愛敬。
ここはガチガチのビオディナミなのが気になるところですが…。


IMG_8314
見慣れた牛さんマークです。極甘ワインなので細身のハーフボトル。


残念ながら公式ページにはこのアイスヴァインの情報が載ってません。
インポーターの徳岡のサイトをのぞきます。
トラミナー(Traminer)100%となっていますが、
調べるとゲビュルツトラミネール(Gewürztraminer)の原種らしいですね。
しかしながら、ドイツ、イタリア、オーストリア、ルーマニアあたりでは、
ゲビュルツトラミネールのシノニムとして使っているようです。

アイスワインは、自然の氷結で樹上のぶどうがシャーベット状になったものを圧搾して造ります。貴腐ワインやTBAよりさっぱりした味になると言います。

また、解説によると、
「マインクラングの畑のすぐ西に位置する巨大なステップ湖『ノイジードラー湖』 (南北に36km、最大水深2m)一帯はその湖に起因する高い湿度の恩恵を受け、アイスワインや貴腐ワインの銘醸地として知られている。」
とありまして、この辺りオーストリアでも銘醸地だったんですね。


ノイジードラー湖の位置関係をMeinklangの所在と共に確認します。
オーストリアの西端、ハンガリーとの国境沿いですね。
Meinkl01
この辺りはなぜかストリートビューがぜんぜんありません。
Meinklang近くの湖畔に行けず、ポダースドルフ灯台の画を貼っておきます。


ラベル平面化画像。一枚ものがぐるっとボトルを覆っています。
IMG_8261
やはりデメテール(ビオディナミの認証)マークがあります。(笑)


さて抜栓。キャップはオーストリア国旗カラーです。
IMG_8315
コルクには「ビオディナミのワイン」と書かれています。

う~ん、この手の撮り方は赤ワインだけにしましょうかね。
IMG_8316
白はグラスを横から撮るだけでいい気がします。

Alc.15.5%。
黄色、黄金色。
花梨、黄桃の缶詰シロップのような…。
ライチは…極甘口ともなるとないですね。
甘いんですがナッツっぽい風味も感じます。
苦味を結構はっきり感じます。
デメテール(ビオディナミ)のせいかしら?


*****


Meinklang Eiswein Traminer 2012
WWWポイント 77点



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Cono Sur Bicicleta Gewürztraminer 2017

毎日の夕食に特にリクエストすることはなく、
出たとこ勝負でストックの中から無理やりワインを選んでいます。
和食には残念系の(笑)日本ワインが合うとか、
中華にはピノ・ノワールが無難だとか、自分なりの法則があるわけですが、
やはり白ワインも使わないと厳しい状況に出くわします。(笑)


IMG_7231
今日はちゃんぽん。中華とも呼べなくはないですが、
フルーティな白はいかがなもんじゃろとこれをチョイス。

1000円以下のバリエタルの宝庫、チリのコノスルです。
公式ページであらためてライナップを確認すると、
ローエンドのビシクレタで、赤8種、白6種、ロゼ1種と壮観です。
インポーターが運営するコノスル日本語公式サイトというのもあって、
こちらは日本向けですから若干ラインアップが違ってますね。

ただ、個々のワインの情報はショボい印象。
今日のゲヴュルツトラミネールは、
・ゲヴュルツトラミネール 100%
熟成はステンレスタンクで4~12ヶ月。(幅が広すぎ...)

コノスルは北はリマリから南はビオビオまで、
7地域に渡って畑を持っていますので、
今日のゲヴュルツトラミネールはどこかはわかりませんが、
コルチャグア・ヴァレーのコノスルの本拠地を訪れてみます。
cono01
中は広大なのですが入口までしか行けません。
すぐ隣にコンチャ・イ・トロを発見しました。

コルチャグア・ヴァレー他、広域地図をおさらいしておきます。
cono02
毎回こんな地図を作っているとだいたい頭に入ってきました。(笑)

畑の管理をする自転車部隊の写真がGoogle Mapに上がってました。
cono03
ほんとに自転車でやってるんですね。


エチケット平面化画像。
IMG_7229


さて、スクリュー回転です。
Alc.13.5%。
やはり来ましたライチ!
ユリの花の香り、マスカットも。
味までライチ感があふれています。
酸味が控えめなのもうれしいです。
程よい甘みも感じます。

ちゃんぽんにはちょっと「?」ではありましたが。(笑)
あまりにも果実味満載で、ワインというより、
フルーツリキュール然としているのが少々気になりました。


*****


Cono Sur Bicicleta Gewürztraminer 2017
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Indómita Late Harvest 2016

以前、カリニャンのモノセパージュをいただいた、
チリのカサブランカ・ヴァレーにあるインドミタです。
小ぶりのボトルで神々しく金色に輝くコレを見つけました。
極甘口だそうで。ソーテルヌみたいなのでしょうかね。


IMG_6751
実はムートン・カデのソーテルヌでガツンとやられまして、
その時白の最高点80点をつけたように、極甘口大変気に入りました。

BUT、今日のインドミタ、1,000円ほどでリカマンに売ってるやつです。
どれほどのものか興味津々です。

さて、甘口ワインにはいくつか作り方がありまして、
要は、いかに原料のブドウの糖度を上げるかということです。

1)貴腐ワイン
 言わずと知れたソーテルヌで有名なヤツです。
 ボトリティス・シネレア菌(貴腐菌)が水分を蒸発させ、
 糖度が凝縮したブドウができるわけです。

2)アイスワイン
 寒い地方で収穫せずに置いておくと、凍結・解凍が繰り返され、
 水分が抜けて糖度が高まるという、寒い地方限定の作り方。
 ドイツやカナダなんかが有名なんだそうです。

3)ストローワイン
 完熟したブドウを収穫後、わらの上なんかで干して乾燥させます。
 要するに干しブドウでワインをつくるようなものですね。
 イタリアでアパッシメントって言ってるやつですね。

4)遅摘みワイン
 これが今日のワインの作り方ですね。
 その名も「Late Harvest」(遅摘み)ですからね。
 収穫せずにブドウを放っておいて樹上乾燥させるわけです。


ラベル平面化画像。ボトルが透けてきれいですね。
IMG_6706
アルコールも12度まで上がってますから相当糖度も凝縮させたんでしょう。
500mlの細いビンです。


公式ページで情報を見てみます。
セパージュは、
・ゲヴュルツトラミネール 50%
・ソーヴィニヨンブラン 50%
ゲヴュルツトラミネールはライチやバラなどの花の香りを与え、
ソーヴィニヨンは酸味と繊細さに貢献しているそうです。
総量の20%は6ヶ月の樽熟もしているとのこと。
残糖は驚異の85グラム/リットルです。


さて、抜栓。
Alc.12%。
ゴールド、ちょい黄色味。
桃かな?
やっぱりライチですね。
50%でもゲヴュルツトラミネールの個性が出ます。
花の香りも確かにします。ユリかな?
糖度はあるのに、ディスク、涙なくサラサラなのが印象的です。
粘性の現れはアルコールから来るってことなんでしょう。
とても甘いのですが、
味の奥に苦味っぽいのがあっていいアクセントです。
ソーテルヌほどの感動はなかったですが充分楽しめました。


*****


Indómita Late Harvest 2016
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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