Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

トウリガ・ナシオナル

Herdade da Malhadinha Nova Monte da Peceguina 2016 Vinho Regional Alentejano

リカマンでお手頃にゲットしたポルトガルの赤です。
リカマン(傘下の都光酒販)の直輸入らしいですね。
リカマンのサイトで「怪物級の掘り出し物!」とかすごい持ち上げよう。
ポルトガルにハズレは少ないと思ってますので期待値上がりますね。


IMG_0194
ヘタウマなイラストはハチドリらしいです。オーナーの幼少期の作品。
毎年イラストが変わるらしく、2015年は変なトカゲ男でした。(笑)


公式ページは立派そうですが、ワインがショップ兼用で情報少なし。

1998年からの家族経営で、2002年に20haの畑から始めたとあります。
かなり新しいですが、すでにリゾートホテルやレストランが併設されています。

ワイン情報はリカマンのサイトから。セパージュは…

・トウリガ・ナシオナル 25%
・シラー 23%
・アラゴネス 22%
・アリカンテ・ブーシェ 20%
・カベルネ ・ ソーヴィニヨン10%

ポルトガル代表品種トウリガ・ナシオナル他いろいろ入ってますね。
アラゴネス(Aragonez)はスペインで言うテンプラニージョでしたね。
アリカンテ・ブーシェ(Alicante Bouschet)はよく出くわしますが、
フランス原産で、プティ・ブーシェとグルナッシュの交配種です。
「タンテュリエ」という果肉が赤いという特徴があります。
スペインでは「Garnacha Tintorera」で知られてますが、
ポルトガルの(正に)アレンテージョで多く栽培されているとのこと。

樽熟は本家サイトもリカマンも明記がないですが、UKのショップによると、
フレンチオークで7ヶ月とのこと。


さて、ワイナリー訪問。上空から見ると広大な敷地に展開しています。
Nova01
ストビューでは中へ入れないのでこういうまとめにしました。(笑)
奥の施設がプール付きの立派なリゾートホテルです。
しかし、見事なまでに周辺には何もないです。


ポルトガルの非常にいいワインマップを見つけました。
その上に今日のワイナリーの場所を書き込んでます。
Nova02
ポルトガルのDOCのやIG(広域)の範囲がきっちり示されています。
アレンテージョに色を付けました。
DOCアレンテージョは濃い黄色です。かなり限定地域ですね。
逆にIGアレンテジャーノ(Vinho Regional Alentejano)はかなり広範囲。

いつものイベリア半島地図でスペインと一緒に見ましょう。
Nova03
今日のワイナリーの場所はマルのあたりです。


エチケット平面化画像。
IMG_9358
ポルトガル語のオリジナル裏ラベル。セパージュと簡単な歴史の説明。


さあ、抜栓。
IMG_0192
横ミレジム入りコルク。キャップシールともにシンボルマーク入り。

Alc.14.5%。
ガーネット。
IMG_0193

黒ベリー、黒胡椒、リコリス…
メトキシ生野菜っぽいのもかすかに感じます。
酸味感じる辛口アタック。
味の骨格はしっかりしてますね。
タンニンは喉越しシルキー。
あとはこの酸をどう評価するかです。

余韻でもこの酸は続くんですが、
味にメリハリをつけてくれて、
合わせる食事を引き立てる効果がありそうです。
トマトソースのパスタと最高に合いました。


*****


Herdade da Malhadinha Nova
Monte da Peceguina 2016
Vinho Regional Alentejano
RRWポイント 92点


Quinta do Vallado Vallado 2015 Douro

DOCドウロのいかにもポルトガル~なワインです。
これもグランマルシェ閉店セールの戦利品なのですが、(笑)
1716年創業のドウロでも最古参の実力派の作り手のようです。
例によってそこの最ローレンジ、そんなのがお試しにはいいのです。


IMG_9251
創業から最初の200年はポートワイン(*)がメインだったそうです。
(*ドウロで造られる酒精強化ワイン。甘口、高アルコール。)
その後、その事業を売却、元詰め・自社ブランドのワイン造りに転向。
ここ数十年は畑の大改造も行い、高品質ワインを連発してるようです。


公式ページには、パーカーおじさんの点数まとめページがあり、
錚々たる成績で、この作り手の実力が伺えます。

ワイン情報のページは、エントリー/ミディアム/トップ・レンジに分類され、
当然ながら今日のはエントリーレンジです。(笑)
しかし、エントリーレベルのクオリティで全体像が推し量れることもありますからね。

セパージュは、
・トウリガ・フランカ 25%
・トウリガ・ナシオナル 25%
・ティンタ・ロリス 25%
・ソウサン(Sousão) 5%
・その他古い畑からいろいろミックス 20%
最後の「いろいろミックス」は「おいおい!」ですが、
とにかくポルトガル品種のオンパレードです。

トウリガ・フランカはポルトガル固有品種で、
ポートワインにも使われるためドウロ渓谷で広く栽培されてるそうです。
なるほど、もともとポートワインを生業にしてましたしね。

トウリガ・ナシオナルはご存知ポルトガル代表品種ですね。
過去からよく試してるので「トウリガ・ナシオナル」のカテゴリーを新設しました。

ティンタ・ロリス(Tinta Roriz)はポルトガル南部ではアラゴネス、
スペイン語ではテンプラニージョと呼ばれるんでしたね。

ソウサン(Sousão)もポルトガル固有品種で、これもポートワインに使われます。
ドウロの北側ミーニョ(Minho)地方ではヴィニャン(Vinhão)と言うそうです。
オーストラリアでも使われるそうで、Souzão/Souzaoと書くようです。
スペインではソウソン(Sousón)です。

樽熟は、30%だけフレンチオークのバリック(3~4年落ち)で16ヶ月。
残り70%はステンレスタンクで同じく16ヶ月寝かせ、最終的にブレンドです。


さあ、ワイナリー訪問です。
QdV01
ドウロ川にも近い、まわりは畑の丘陵地にあります。
さすが歴史ある作り手。敷地も広く、モダンなホテルも併設。
ポルトの町からはドウロ川沿いに車で1時間半くらいの距離です。

DOCドウロもおさらいしておきましょう。
QdV02
ドウロ(Douro)川はスペインに入るとドゥエロ(Duero)川に名を変え、
リベラ・デル・ドゥエロなどにつながります。


ラベル平面化画像。
IMG_8834
なんとインポーターシールがDOCドウロの認証マークを隠していました。
こういう無神経なインポーターは困りますね。
速攻、剥がしてやったぜ~。ワイルドだろ~?


さあ、抜栓。
IMG_9253
コルク横にミレジム入りでうれしいですが、キャップシールにも!
最初、「15」って何かな~って思ってました。

面白いデザインなので、コルクも平面化撮影します。
IMG_9249
5年耐用、テクニカルコルクのDIAM5です。
「Free TCA」って書いてます。ブショネの心配要らずってことですね。
TCAはトリクロロアニソール、ブショネ臭の原因物質です。

Alc.13.5%。濃い透けないガーネット。
IMG_9250

黒ベリー。スミレの香り。
辛口アタックです。
そこに酸味が乗ってるのに気づきますが、
すぐ味のしっかり感が来て一安心します。
エントリーですから仕方がないのでしょうが、
ちょっと、か細い気がします。しかし、うまいのは確か。
シャープな軽さをまとい、
余韻~フィニッシュへとこじんまりと(笑)進みますが、
バランスと旨味は申し分ないです。


*****


Quinta do Vallado
Vallado 2015 Douro DOC
RRWポイント 90点


Casa Santos Lima Cigarra Gran Passo 2016 Touriga Nacional Cabernet Sauvignon

KALDIの店頭で見つけました。
結構いろんなところに出回ってるカサ・サントス・リマです。
またこのワイナリーはラインアップも数多いので、
選んでから裏ラベルなどを見て、「またここか…」となります。
まあ、どれを選んでもそこそこ美味しいからいいんですけどね。


IMG_8527
ラベルデザインのちょっと変わったポルトガルを選んだんですが、
またもやカサ・サントス・リマでありました。


公式サイトのワイン紹介ページは圧巻。
数えたら138種類も載っています。
今日のワインもちゃんと載ってますが、情報は少な目。
セパージュは、
・トウリガ・ナシオナル
・カベルネ・ソーヴィニヨン
なのですが比率が不明。
トウリガ・ナシオナルはポルトガルの代表品種ですね。
樽熟は、仏・米樽混合で8ヶ月。


ワイナリー訪問は前回訪問時の画像を再掲しておきます。
Taram01
首都リスボンから車で北上、1時間ほどのところにあります。
今日のワインもVinho Regional(IGP)リスボンとなっています。


ラベル平面化画像。
IMG_7869
イラストからするとCigarraはバッタのことでしょうか。
Gran Passoは「大ジャンプ」の意味。


さあ、抜栓です。
IMG_8529
お手頃価格だからでしょうか、コルクは短め。

Alc.14%。
濃いインキーなガーネット。にごり系。
IMG_8526

カシス、チェリーと爽やか軽めの香りかと思ってると、
黒ベリー、野菜の風味も。後者はカベソーから来たのかな。
辛口アタックです。
濃い重い味わい、凝縮感あります。
「Spicy but dry」のいいバランスのままフィニッシュまで楽しめます。
ただ若干疲れてる味わいとも感じました。


*****


Casa Santos Lima
Cigarra Gran Passo 2016
Touriga Nacional Cabernet Sauvignon
RRWポイント 90点


Quinta de la Rosa La Rosa Reserva 2015 DOC Douro

ポルトガルはたくさん飲んでるわけではないですが、
なんとなくハズレが少ない気がしています。
ちょっと良さげなのをリカマンの平成最後の特価セールでゲット。(笑)
調べると、パーカーおじさんが93点をつけています。これはいいかも。


IMG_8390
DOCドウロですから、ポルトの町にも近い北の方ですね。
すると、やっぱりこの作り手はポートワインから始まったようです。
100年以上の歴史があるようですが、ドウロでのワイン造りは、
1990年代からだそうで、割と短期間で評価が上がったってことですね。


公式ページを見ると、ポートワインやワインだけでなく、
オリーブオイルやビールも作ってることがわかります。
ホテルやレストランも経営と、幅広いビジネス展開です。
ワイン情報はと言うと、最新ヴィンテージの2016年しか載ってません。
2016年のセパージュは、
・トウリガナシオナル 60%
・その他(Field Blend) 40%
だそうで、結構いい加減です。(笑)
主なのは、ポルトガルの代表品種「トウリガ・ナシオナル」です。
「Nacional(国の)」とはよく言ったものです。

実は、2015年に93点をつけた、
パーカーおじさんのコメント中に詳しい2015年の情報があるのを発見。
・トウリガナシオナル 40%
・トウリガフランカ 10%
・その他(古木からのField Blend)50%
やっぱり、その他でしたね。(笑)
トウリガフランカはドウロでよく栽培され、ポートワインに使われるそうです。
樽熟は新樽率40%のフレンチオークで18ヶ月だそうです。


さあ、ワイナリー訪問。
Quinta02
ドウロ川河畔の急な斜面にあります。ホテル併設だけあって立派です。
対岸の道路から撮っています。風光明媚ですね。

敷地内に入れたので、今度はドウロ川の方を眺めます。
Quinta01
ポルトガルの地図も貼っておきました。ポルトのすぐ東側の山間部です。
ポルトの町から車で2時間くらいでしょうか。

いつものイベリア半島の地図でドウロを見ておきましょう。
Quinta03
ドウロ川(Douro)はスペインに入るとドゥエロ川(Duero)となります。
DOリベラ・デル・ドゥエロ(Rivera del Duero)も貫いてます。


ラベル平面化画像。
IMG_8223


さて、抜栓。コルク横にミレジムが入っています。
IMG_8386
専用キャップシールもカッコいいです。

コルクの平面化撮影もしておきましょう。
IMG_8385

Alc.14.5%。
濃い濃いガーネット、透けない感じ。
IMG_8388

ブラックベリー、ブラックチェリー、
果実味とスパイシーさのある、うっとりする香り。
うま味辛口アタックです。
いいコクを感じますが、厚みとしては若干控えめな味わい。
タンニンと酸は柔らかに溶け込んでます。
余韻もいいバランスのままフィニッシュ。

なかなかいいんですが、全体的に若干軽めなのが気になります。
パーカーおじさんの93点とまではいきませんでした。


*****


Quinta de la Rosa
La Rosa Reserva 2015
DOC Douro
RRWポイント 91点


Tarambola Vinho Regional Lisboa 2015

KALDIで適当に買ったポルトガルです。
カサ・サントス・リマ? 前にも飲んだ生産者ですね。
ポルトガルの大手なんでしょうね。


IMG_6601


公式ページはよくできています。
本拠地のリスボン近郊だけではなく、南部の「Algarve」や、
「Alentejo」、「Douro」、「Vinhos Verdes」などに手を広げ
かなりの種類のワインを出しています。
コストパフォーマンスの良さをやけに強調していて、
「偉いワイン」作りに自信があるんでしょう。
前のもおいしかったし期待大。


このタランボラなるワインの情報を見ると、ボトル形状が違う!?
Taram02
セパージュは、
・トウリガ ナシオナル
・シラー
・カベソー
とあるだけで比率は不詳。
トウリガ・ナシオナルはポルトガルの代表品種ですね。
樽熟は、仏・米樽混合で8ヶ月。


さて、カサ・サントス・リマへ行ってみます。
Taram01
リスボンから1時間ほどのどかなブドウ畑一面の世界ですね。
敷地も大きく、中には近代的な建物もあるようです。

馬車による見学コースもあるそうです。行ってみた~い。
CSL01
旧建屋の横にその新しい施設が見えます。

エチケット平面化画像。
IMG_6469
DOCは「Vinho Regional Lisboa」。リスボンの地域ワインです。
要はIGPワイン。フランスで言う「Vin de pays」の類ですね。

いろんな金メダルを誇らしげに貼ってあるのですが...
IMG_6470
エチケットと一緒に入らないので別撮りしました。(笑)
金賞受賞ワインとかあまり当てにならないものが多いですが、
4つもあるとそれなりのレベルなのかもしれません。


さて、スクリュー回転です。
Alc.14%。
濃いガーネット。
黒ベリー。
甘みかな?と思いますが、うま味アタックです。
フレッシュ感あります。
タンニンが軽めながら辛口を演出してきます。
後味にちょっと甘み引きずる感じがあります。
全体のバランスとしてはGOOD。


*****


Casa Santos Lima
Tarambola Vinho Regional Lisboa 2015
RRWポイント 89点


Casa de Santar Reserva Tinto 2012

たぶん、人生初のポルトガルワインです。
先日、グランマルシェに寄った時に、
「ロバート・パーカー90点」の表示があったので衝動買い。(笑)
別にパーカーおじさんの信奉者ではないですが、
好みが似てることが多いので買う時の一応の参考になります。


CasadeSantar


ポルトガルワインの予備知識はほぼゼロですので、
まずはせっせとWEBを使って調べます。

カサ・デ・サンタールというのは、
GLOBAL WINESというところが扱うブランドだということがわかります。
DOCは「Dão」、「ダン」と読みます。(鼻母音で…)
ドウロと並ぶ歴史ある主要生産地のようですね。

セパージュは以下のようになっています。
・トウリガナシオナル 50%
・アルフロシェイロ 25%
・ティンタロリス(アラゴネス)25%

さあ、ローカル品種は訳がわかりませんね。
50%ブレンドされているトウリガナシオナル(Touriga Nacional)は、
ポルトガルを代表する黒ブドウ品種だそうで、
濃い色でタンニンの多い凝縮した味になるそうです。
25%入ってるティンタロリス/アラゴネス(Tinta Roriz / Aragonez)ですが、
スペインで言うところの「テンプラニージョ」だそうです。


さて、いただいてみます。
Alc.14%、仏樽で9ヶ月の熟成だそうで。
やはり濃い濃い赤紫です。ディスクも色づいてます。
黒ベリーからのトースト香とスパイス。
香りからすでにパワフルそうです。
アタックで若干の果実味を感じたと思ったら、
なめらかなタンニンが口に広がり、すぐ喉に収斂性が来ます。
酸味も合わさっているのがしばらくしてわかります。
余韻は普通にありますが、渋みが少し残る感じ。
フルボディーではありますが、
ボルドー品種の複雑味がないぶん比較的軽めにも感じます。
品種の違いなんでしょうね。
おいしいですが、もう少し寝かせてもいいような味です。
パーカーさんからマイナス1点でどうでしょう。


*****


Casa de Santar Reserva Tinto 2012
RRWポイント 89点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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