Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

ガルガネガ

Suavia Monte Carbonare 2017 Soave DOC Classico

ソアヴェ(Soave)というと、お手頃で軽い味わいのイメージですが、過去のイタ飯ブームなんかで乱造して品質を落としていたこともあったとか。しかしながら、上等なやつはやはりおいしいと聞きます。それじゃあ、ちょっといいやつを試してみようかなということで、こんなのをゲット。ソアヴェの代表的なワイナリー、テッサーリ家が醸すソアヴェ・クラッシコだそうですが、パーカーおじさんが93点をつけています。これはいいかも…って、おじさんに影響されすぎ(笑)。

IMG_4733
19世紀からソアヴェの丘フィッタ(Fittà)でワイン造りをするテッサーリ家が1982年から元詰めを始め、ソアヴェの古い呼び方「スアヴィア(Suavia)」を名乗って今に至ります。今日のワイン、パーカーおじさんの93点と書きましたが、その前年の2016年も93点。2015年も92点となかなかの評価です。

公式ページは凝った作りにして失敗してるタイプ(笑)。ワイン紹介探すのに難儀しました。

ラベルにも誇らしげに書いてありますが、
・ガルガネガ 100%
手摘み収穫、全房を圧搾、ステンレスタンクで発酵、MLFなしです。熟成はステンレスタンクで15ヶ月(シュールリー)、瓶詰め後さらに5ヶ月。結構長くやってますね。上等なソアヴェは樽を使うと聞きますが、これは樽はないようです。

Soave DOC は1968年制定。ガルガネガを70%以上使う規定です。
Suavia04
30%まで、Trebbiano di Soave(=Verdicchio)やシャルドネのブレンドが許されています。歴史的な地区(ソアヴェ周辺?)からのワインはクラッシコ(Classico)が名乗れます。いわゆるサブゾーンの扱いです。熟成は2ヶ月以上(サブゾーンは4ヶ月)の規定で樽の規定はありません。

1998年に Recioto di Soave DOCG(甘口デザートワイン、発泡)が、2001年に Soave Superiore DOCG がDOCG化しています。それぞれ熟成期間が10ヶ月、6ヶ月(Riservaは12~13ヶ月)となっています。(あれれ、今日の Soave DOC、Superiore が名乗れそうなもんですがね。)また、どちらもソアヴェDOC同様、サブゾーンとしてのクラッシコ(Classico)があります。


さあ、作り手訪問。ソアヴェの市街から北に車で15分ほどの山間です。
Suavia01
最近建て直したのか新しい建物ですね。

いつものヴェローナ周辺のDOC/DOCGをまとめた地図に所在を追記しました。
Suavia02
Valpolicella や Bardolino との位置関係もだいたいわかってきました。

しかし、これはヴェネト州のほんの西の端っこなんですよね。
Suavia03
まだまだ東側にはプロセッコはじめ大量のDOC/DOCGが存在します。課題多し…。


ラベル平面化画像。
IMG_4606
長~い1枚ものです。

インポーターシールは剥がしましたがこんなかんじでした。
IMG_4604

作り手のメッセージの、よりによって英語の方を隠すとは。みんな英語ぐらいは読みますから。アルカンさん、アカンよ。


さあ、抜栓。
IMG_4729
「SUAVIA」ロゴ入り。

コルク平面化。
IMG_4731
まあ、ここもロゴだけ。

Alc.12.5%。(pH:3.96、Brix:5.9)
薄めのゴールドイエロー。
IMG_4732

青リンゴ、白桃。
穏やかな酸を感じる辛口アタック。
スムースで滑らかな口当たりですね。
熟成の効果が感じられます。
しかし、昔から知ってるソアヴェの軽さはありますね。
ガルガネガの品種の個性なんでしょうか。
喉越しの苦味様の複雑さは最後に全体をまとめてくれます。
ちょっと、パーカーおじさんの高評価に戸惑います。


*****


Suavia
Monte Carbonare 2017
Soave DOC Classico
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Pasqua PassioneSentimento Veneto IGT 2016

スーパーで見つけたヴェネトIGPのお手頃白ワインです。
なんだかすごいラベルデザインですが、面白そうということでゲット。
調べると割とまともな作り手で、ワインもまともだったりするわけで、
こういう発見があるのでワイン選びは楽しいわけです。


IMG_1903
パスクアというこの作り手、1925年設立の3代に渡る家族経営のワイナリー。
ヴェローナに居を構え、Valpolicella及びVenetoに根差したワインづくりをするも、
そのネーミングはとってもユニーク。今日のだって読めたもんじゃないです。
裏ラベルを見ると日本のインポーターは「パッシメント」と紹介していますが、
Passione Sentimento(情熱の気持ち)」が正しいようです。
アマローネの製法の「アパッシメント(陰干し)」にかけてるんでしょうね。

これがわかりやすいロゴです。
Pasqua03
落書きのような表ラベルじゃ、読めね~っつ~の。(笑)

普通のアマローネなんかも出してますが、トップキュヴェらしきのが面白い名前。
その名も「Hey French. You could have made this but you didn't」と言います。
「おい、フランス人。お前らこんなの作れたはずだけど、作んなかったよね。」って感じ?
非常に飲んでみたくなるネーミングです。(笑)長すぎだけど...。


公式ページは今どき風によくできています。

最新ヴィンテージの2018年になりますがデータシート完備です。
・ガルガネガ 100%
ということなので、ほぼSoaveのようですね。
(Soave DOCは、Garganegaが70%以上であればよく、Trebbiano di SoaveやChardonnayをブレンド可。)
Garganega
ただ、収穫・選果後、ドライルームにて陰干しし、糖度や香りを高めるそうです。
これがたぶん名前の「Passi Mento」で言わんとするところですね。
搾汁後、12時間のスキンコンタクトで複雑味や構造感を出すのだそう。
ステンレスタンクで発酵後、一部はフレンチオーク樽で香りづけも行い、
最終ブレンドしてできあがり。結構手間がかかってます。


さて、ヴェローナの市街からも近いワイナリー訪問。
Pasqua01
大きな建物なのですが、門からのアプローチが長く、ストビューではここまで。
まわりは一面ブドウ畑ですが、案外ヴェローナの市街地から近いです。


ヴェローナ周辺のDOC/DOCG地図で位置関係を見ておきます。
Pasqua02
パスクアも書き込みましたのでヴェローナのすぐ北東を見てください。
Valpolicellaエリアのすぐ東側がSoave DOCのエリアです。


エチケット平面化画像。
IMG_1824
ワイナリー訪問でヴェローナ市内のジュリエットの家までのルートを示しましたが、
実はこのワインはそこにあるロミオとジュリエットの壁がモチーフなのです。
壁と言っても落書きだらけでひどいもんですが、うまく再現できてはいます。(笑)

これがジュリエット家。「あ~ん、これか~!」でしょう?(笑)
Juliet01
シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」は実話というか、
モデルになった実在の人物がいたということらしいのですが、
ここはもう恋人同士の観光客向けスポットとして大人気なんだそうで。

ヴェローナのワイナリーとして、地元ネタのワインを作ったってことなんでしょう。
IMG_1918
ネックには「ロミオとジュリエットの壁、1日に3000メッセージ書き込まれる」とな。
(ネックの平面化に失敗し、複数の写真を貼ってつなげました。笑)

そうそう、ところで、インポーターシールは剥がしたので別撮りしてます。
IMG_1823
日本語で説明してくれるのはいいのですが、原文と内容が違います。
原文ではガルガネガを使ってることや、醸造前に陰干しすることも書いています。
こういう中途半端な裏ラベル対応が多いですね。嘆かわしい。

ネックにはこんなポップ(?)が付いてました。
IMG_1897
メッセージ書いて恋人同士で贈ってもらおうってことですね。イラネ~。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_1907
キャップは無印ですが、コルクは銘入りですね。

コルクも平面化します。
IMG_1900
テクニカルコルク、DIAM2です。2年耐用ってことでしょう。
もう4年経ってますが。(笑)

Alc.13%。イエロー。
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梨、白桃、白い花、かすかにライム。
酸味と甘味が拮抗したようなアタック。
でも、辛口に分類できるでしょう。
フレッシュでクリアな柑橘系の味わいながらライチ感もあり?
かすかに苦味があるのがいいアクセントです。
余韻は最初の酸と甘みの拮抗が続きます。

うん、やっぱりソアヴェの印象ですね。
軽く行きたい時にいい感じです。


*****


Pasqua
PassioneSentimento 2016
Veneto IGT
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Allegrini Soave 2017

アレグリーニの生産者来日試飲イベントでソアヴェを試飲。
昔は訳も分からず安物のソアヴェをよく飲んでいた気がします。
今回は、お勉強がてら記録を残しておきます。


IMG_7613
お値段わかりますね。DOCソアヴェでは上等な方かしら?


公式ページにもこのソアヴェは載っています。
セパージュは、
・ガルガネガ 80%
・シャルドネ 20%
ガルガネガはヴェネト州の代表品種です。面白い響きの名前ですね。
DOC基準ではシャルドネの他、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェや
ピノ・ビアンコを30%まで混ぜていいことになってます。
樽熟はせず、ステンレスタンクで4ヶ月+ボトルで2ヶ月だそうで。
Garganega


このソアヴェのデータシートに畑は「Mezzane di Sotto」とありました。
Soave01
アレグリーニの本拠地からはヴェローナ市街を迂回するので、
小1時間かかるみたいですね。ソアヴェ村の近くです。
その昔、ミラノからヴィチェンツァまで車で行ったことがあったので、
ミラノからの地図も入れておきました。(笑)


さて、いただきます。
アレグリーニのお兄さんの解説では、
火山由来の石灰分の土壌のお陰で、
かすかに塩味を感じるでしょう?とのこと。
Alc.13%。
ごく薄い黄色。
ライム、シャルドネっぽい香りです。
(シャルドネ入ってますもんね。)
爽やかです。
悪く言えば、薄い。軽い。
塩味?ありそうな気がします。

うす、かる、うま、ということで。


*****


Allegrini Soave 2017
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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