コストコで見つけたコッリオDOC(Collio DOC)のピノ・グリージョ。過去から、ピノ・グリ、ピノ・グリージョには今ひとつピンと来ていない自分ですが、税込998円の価格にやられて購入してしまいました(笑)。フリウリ・ヴェネチア・ジュリア州のDOCですが、東の端、スロヴェニアとの国境沿いのエリアです。やはりここでもピノ・グリージョが多いんでしょうね。
コストコにしては珍しく作り手がすぐわかりました。テヌータ・ボルゴ・コンベンティといい、スロヴェニアとの国境に近いゴリツィア県の美しい村、ファッラ・ディゾンツォ(Farra d'Isonzo)に1975年に設立されました。ワイナリーの名前は14~16世紀にかけて栄えたこの地域の修道院に由来しています。現在、敷地面積は約30haあり、 コッリオDOCとフリウリ・イゾンツォDOC(Friuli Isonzo / Isonzo del Friuli DOC)のワインを生産しています。2001年にフォロナリ家(Folonari)がワイナリーを取得して運営をしているようです。
なかなか出自のしっかりしたワインですが、コストコ店頭ではこんな感じです。
公式ショップでは13ユーロで売っています。やはりコストコ価格はバグってますね。こうして見ると一見大量販売の安ワインにしか見えないですが、悪くないワインと思われます。どこでどんな風に売っていても本質を見極める目を持ちたいものですね。
公式ページはしっかりしていて情報豊富で助かります。コストコの供給元とは思えません(笑)。
ワイン紹介もデータシート完備。
・ピノ・グリージョ 100%
テヌータ・ボルゴ・コンベンティを訪問してみます。
テヌータ・ボルゴ・コンベンティはスロヴェニアとの国境に近いゴリツィア県のファッラ・ディゾンツォ(Farra d'Isonzo)という村にあるんでしたね。ストビューでは門内に入れませんでしたが、なぜか中には天文台が併設されています。不思議…。
コッリオDOC(Collio DOC)のエリアを俯瞰して位置関係を見てみましょう。
コッリオDOCはゴリツィア(Gorizia)の町が中心なので、コッリオ・ゴリツィアーノDOC(Collio Goriziano DOC)とも呼ばれます。ゴリツィア(Gorizia)ほか、Capriva del Friuli、Cormòns、Dolegna del Collio、Farra d’Isonzo、San Floriano del Collio、San Lorenzo Isontino、Mossaといったコムーネが対象エリアになります。ゴリツィアはゴリツィア県の県都である都市ですが、スロヴェニアとの国境を挟んで隣接するスロヴェニア側のノヴァ・ゴリツァ(Nova Gorica)という町と双子都市の関係にあります。
フリウリ・ヴェネチア・ジュリア州のDOC/DOCGをGoogle Mapで見てみましょう。
ラベル平面化画像。
裏ラベルはコストコシール一体型。コストコで売る気満々の気合が入ってます(笑)。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
DIAM5を採用。
コストコにしては珍しく作り手がすぐわかりました。テヌータ・ボルゴ・コンベンティといい、スロヴェニアとの国境に近いゴリツィア県の美しい村、ファッラ・ディゾンツォ(Farra d'Isonzo)に1975年に設立されました。ワイナリーの名前は14~16世紀にかけて栄えたこの地域の修道院に由来しています。現在、敷地面積は約30haあり、 コッリオDOCとフリウリ・イゾンツォDOC(Friuli Isonzo / Isonzo del Friuli DOC)のワインを生産しています。2001年にフォロナリ家(Folonari)がワイナリーを取得して運営をしているようです。
なかなか出自のしっかりしたワインですが、コストコ店頭ではこんな感じです。
公式ショップでは13ユーロで売っています。やはりコストコ価格はバグってますね。こうして見ると一見大量販売の安ワインにしか見えないですが、悪くないワインと思われます。どこでどんな風に売っていても本質を見極める目を持ちたいものですね。
公式ページはしっかりしていて情報豊富で助かります。コストコの供給元とは思えません(笑)。
ワイン紹介もデータシート完備。
・ピノ・グリージョ 100%
ブドウは皮の浸軟を避けるためすぐに圧搾されるそうです。熟成は冬の間にシュールリーで行い、春に瓶詰めして出荷という感じで、フレッシュなうちに楽しむ早飲みタイプのようですが、今日いただくのは2019ですから4年寝かしてますね(笑)。
コッリオDOC(Collio DOC)は赤・白OKで、85%以上で品種が表示できます。テヌータ・ボルゴ・コンベンティはピノ・グリージョ他、リボッラ・ジャッラ(Ribolla Gialla)、ソーヴィニヨン・ブラン、フリウラーノ(Friulano)の白とメルローの赤をコッリオDOCで出しています。
ピノ・グリージョ(Pinot Grigio)は当然ながらピノ・グリ(Pinot Gris)のイタリア語名です。コッリオDOC(Collio DOC)は赤・白OKで、85%以上で品種が表示できます。テヌータ・ボルゴ・コンベンティはピノ・グリージョ他、リボッラ・ジャッラ(Ribolla Gialla)、ソーヴィニヨン・ブラン、フリウラーノ(Friulano)の白とメルローの赤をコッリオDOCで出しています。
2016年の統計では全世界で合計48,570haのピノ・グリージョが栽培されていますが、イタリアはその内の18,831haを占め、実に40%近くにもなります。
原産国であり本家のフランスはたった2,867haで90%がアルザスに集中しています。お隣のドイツは6,713haとフランスの倍ほどありますが、それでもイタリアの足元にも及びません。その他の多い国と言ってもアメリカの7,462haとオーストラリアの3,652haが続くぐらいで、圧倒的にイタリアがピノ・グリージョ王国と言えるでしょう。そしてその85%が Delle Venezie DOC のエリア(ヴェネト州、フリウリ・ヴェネチア・ジュリア州、トレンティーノ・アルト・アディジェ州のトレンティーノ / トレント自治県 ≒ IGP Trevenezie)に集中しているのは以前の記事で見たとおりです。
テヌータ・ボルゴ・コンベンティを訪問してみます。
テヌータ・ボルゴ・コンベンティはスロヴェニアとの国境に近いゴリツィア県のファッラ・ディゾンツォ(Farra d'Isonzo)という村にあるんでしたね。ストビューでは門内に入れませんでしたが、なぜか中には天文台が併設されています。不思議…。
コッリオDOC(Collio DOC)のエリアを俯瞰して位置関係を見てみましょう。
コッリオDOCはゴリツィア(Gorizia)の町が中心なので、コッリオ・ゴリツィアーノDOC(Collio Goriziano DOC)とも呼ばれます。ゴリツィア(Gorizia)ほか、Capriva del Friuli、Cormòns、Dolegna del Collio、Farra d’Isonzo、San Floriano del Collio、San Lorenzo Isontino、Mossaといったコムーネが対象エリアになります。ゴリツィアはゴリツィア県の県都である都市ですが、スロヴェニアとの国境を挟んで隣接するスロヴェニア側のノヴァ・ゴリツァ(Nova Gorica)という町と双子都市の関係にあります。
フリウリ・ヴェネチア・ジュリア州のDOC/DOCGをGoogle Mapで見てみましょう。
今日の作り手のボルゴ・コンベンティの所在も記入しています。地図中に示した通り、フリウリ・ヴェネチア・ジュリア州には4つのDOCGと、12のDOCがあります。主だったところをまとめます。
<DOCG>
・Colli Orientali del Friuli Picolit DOCG
(2006年、Picolit 種の白のみ Friuli Colli Orientali DOC より独立してDOCG化。)
・Lison DOCG
(2010年、Friulano 種の白のみ Lison-Pramaggiore DOC より独立してDOCG化。)
・Ramandolo DOCG
(2001年、Verduzzo Friulano 種100%の白のみ Friuli Colli Orientali DOC より独立してDOCG化。)
・Rosazzo DOCG
(2001年、Friulano 種主体の白のみ Friuli Colli Orientali DOC より独立してDOCG化。)
<DOC>
・Carso / Carso-Kras DOC
(1985年、DOC認定。)
・Collio Goriziano / Collio DOC(今日のワイン)
(1968年、DOC認定。)
・Delle Venezie DOC
(2017年、3州にまたがる IGT Delle Venezie がDOC化。Pinot Grigio ~が主。)
・Friuli / Friuli Venezia Giulia DOC
<DOCG>
・Colli Orientali del Friuli Picolit DOCG
(2006年、Picolit 種の白のみ Friuli Colli Orientali DOC より独立してDOCG化。)
・Lison DOCG
(2010年、Friulano 種の白のみ Lison-Pramaggiore DOC より独立してDOCG化。)
・Ramandolo DOCG
(2001年、Verduzzo Friulano 種100%の白のみ Friuli Colli Orientali DOC より独立してDOCG化。)
・Rosazzo DOCG
(2001年、Friulano 種主体の白のみ Friuli Colli Orientali DOC より独立してDOCG化。)
<DOC>
・Carso / Carso-Kras DOC
(1985年、DOC認定。)
・Collio Goriziano / Collio DOC(今日のワイン)
(1968年、DOC認定。)
・Delle Venezie DOC
(2017年、3州にまたがる IGT Delle Venezie がDOC化。Pinot Grigio ~が主。)
・Friuli / Friuli Venezia Giulia DOC
(2016年、Friuli Venezia Giulia 州全体をカバーして成立。)
・Friuli Annia DOC
(1995年、DOC認定。)
・Friuli Aquileia DOC
(1975年、DOC認定。)
・Friuli Colli Orientali DOC
(1970年、DOC認定。Colli Orientali del Friuli Picolit、Ramandolo、Rosazzo 各DOCGが派生。)
・Friuli Grave DOC
(1970年、DOC認定。)
・Friuli Isonzo / Isonzo del Friuli DOC
(1974年、DOC認定。)
・Friuli Latisana DOC
(1975年、DOC認定。)
・Lison-Pramaggiore DOC
(1985年、1971年成立の Tocai di Lison DOC〈後の Lison DOCG〉を取り込みDOC化。)
・Friuli Annia DOC
(1995年、DOC認定。)
・Friuli Aquileia DOC
(1975年、DOC認定。)
・Friuli Colli Orientali DOC
(1970年、DOC認定。Colli Orientali del Friuli Picolit、Ramandolo、Rosazzo 各DOCGが派生。)
・Friuli Grave DOC
(1970年、DOC認定。)
・Friuli Isonzo / Isonzo del Friuli DOC
(1974年、DOC認定。)
・Friuli Latisana DOC
(1975年、DOC認定。)
・Lison-Pramaggiore DOC
(1985年、1971年成立の Tocai di Lison DOC〈後の Lison DOCG〉を取り込みDOC化。)
ラベル平面化画像。
裏ラベルはコストコシール一体型。コストコで売る気満々の気合が入ってます(笑)。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
DIAM5を採用。
Alc.13.5%。
淡いイエロー。
黄桃。香りはかなり少なめ。
辛口アタック。
きれいな酸でいい予感がします。
ミネラル感もある爽やかな風味です。
はっさくぽいかな。
軽くサクッと行けます。
ピノ・グリージョにしてはかなり好きな感じ。
コストコでは当たりの部類だと思いますよ。
コストコでは当たりの部類だと思いますよ。
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Tenuta Borgo Conventi
Collio DOC
Pinot Grigio 2019
Collio DOC
Pinot Grigio 2019
WWWポイント | 78点 |
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