Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Domaine_Dujac を含む記事

Domaine Dujac Chambolle-Musigny 2016

ドメーヌ・デュジャックの過去記事の公式サイトのリンクをふと訪れてみると、
長らく工事中だったサイトが、リニューアルされて再開していて驚きました。
何だかうれしくなり、今日はドメーヌ・デュジャックを抜栓します。(笑)
ストックしてあったシャンボール・ミュジニー村名ですがドメーヌものですよ。
(Dujac Fils & Père名のネゴスものもシャンボール・ミュジニーがあります。)


IMG_2680
ベルギー出身のジャック・セイスさんが1967年にドメーヌを立ち上げ、
わずか一代でデュジャックをモレ・サン・ドニ最高峰のドメーヌにしました。

父から譲り受けたパリの製菓会社をナビスコに売却、それを元手にでしょうか、
2年ほど修業した後に、モレ・サン・ドニに居を構え、畑を買い揃えています。

グラン・クリュは、近くのクロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニに始まり、
隣のジュヴレ・シャンベルタン村にシャルム・シャンベルタン、シャンベルタン、
ヴォーヌ・ロマネ方面にはロマネ・サン・ヴィヴァンにエシェゾーと錚々たるもの。

DRCのオベール・ド・ヴィレーヌさんと親交があったせいか、全房発酵が特徴です。
前回試したモレ・サン・ドニはそんな全房感満載の満足度の高いものでしたが、
息子のジェレミーさんの代になってヴィンテージによっては除梗をしているそうです。
今日のシャンボール・ミュジニー2016はどうでしょう?

再開した公式ページは一見カッコいいです。一見というのはどういうことかと言うと…

メニューは英語になっているようなんですが、なぜかフランス語にできません。
と思ったら、あれれ? 本文はフランス語ですね~。(笑)
おまけに意味不明のラテン語(!)のテキストがあちこちに散りばめられています。
一番問題なのは、ワインのラインナップのページでリンクが張られてはいますが、
詳細ページに飛ぶのがエシェゾーだけです。まだまだサイトは未完成のようですね。

仕方がないのでインポーター情報(LUC Corporation)に頼ります。
最新ヴィンテージの2017しか載ってませんでしたが、いろいろ有益な情報が。
・ピノ・ノワール 100% は当然として…
除梗率が0~30%となっています。除梗してるんだか、してないんだか?(笑)
一番助かるのが、シャンボール・ミュジニーの畑名が書いてあったことです。

畑は2区画あり、1つはアルジリエール(Argillières)というところ。
この区画はネゴシアンブランド(Dujac Fils & Père)用に使っていたもので、
グラン・クリュのミュジニーに隣接。あまりに良いので畑ごと買い取ったそう。
もう1つはドラゼ(Drazey)で、プルミエ・クリュの東側、D974号線寄りです。
のちほど、訪問してみますよ。


その前に、ドメーヌを改めて訪れておきます。
DomaineDujac01
改めて撮りましたが、前回のスクショと同じ写真でした。(笑)

シャンボール・ミュジニーの地図で畑の場所をチェックします。
DomaineDujac02
赤で囲ったところです。ドメーヌ・デュジャックの場所も示しています。

さあ、恒例のGoogle Map転記。やはり航空写真に書き込むと臨場感が出ます。
DomaineDujac03
グラン・クリュ、プルミエ・クリュ、村名畑の分布も示しています。
この位置関係、2つの畑はずいぶん性格が違うような気がします。
混ぜちゃうんだ。(笑)

では、どんな雰囲気か実際の畑へ行ってみましょう。まず、ドラゼ。
DomaineDujac04
あえて、プルミエ・クリュと隣接する部分を狙っています。
左手すぐ横が一級畑。いつもながら、何が違うんでしょうね。(笑)

アルジリエールは残念ながらストビューで近づけず、一級畑越しです。
DomaineDujac05
手前、左側はグラン・クリュのミュジニー。目の前は1級畑です。
その立地でさらに山側ですから、確かにすごく良さそうです。
あとは、地層とか水捌けとかなんとかの違いなんでしょう。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_2670

裏ラベルはなく、インポーターシールだけだったので別撮りです。
IMG_2669


面白いのが、ボルドーの上等ワインにあるようなバブル・タグつき。
IMG_2672
偽造品対策ですかね。QRコードで右のページへリンク、本物確認できます。
バブルの形一致しました。(笑)しかし、繋がったサイトはドメーヌ紹介のみ。
ここに、このワインの情報とかが載ってると素晴らしいんですが。


さあ、抜栓。
IMG_2677
キャップは専用デザイン。コルクもシャンボール・ミュジニー専用です。

コルク平面化。
IMG_2675
「ドメーヌ・デュジャック」元詰めと明記。ネゴスはここが違うのかな。

Alc.14%。
エッジにはクリア感ありますが、しっかりルビー。涙は厚くはっきり。
この色付きは全房100%ではない気がしますね。やはり30%除梗?
IMG_2678

フランボワーズ、微かにフレーズ、プルーン。
スパイス様の熟成香も感じます。
辛口アタック。
微かな酸のベールに包まれた感ありですが、
タンニン分でしょう、喉元に収斂性を感じながら、
そこそこのストラクチャーを確認できます。
酸は気になりますが、全体の立体感は申し分ないです。
また、余韻へと苦味系の味に収束していくのも秀逸。
フィニッシュで最初の酸が健在なのがわかるんですけどね。
これが、評価の別れどころ。

そう言えば、
デュジャックのヴォーヌ・ロマネ1級、ラ・ターシュに隣接の、
オー・マルコンソール(Aux Malconsorts)も似たような印象でした。
奇しくも、これも2016年でした。


*****


Domaine Dujac
Chambolle-Musigny 2016
RRWポイント 92点


Domaine Dujac Vosne-Romanée 1er Cru Aux Malconsorts 2016

以前にモレ・サン・ドニをいただいたドメーヌ・デュジャックです。
今日はヴォーヌ・ロマネ、それもプルミエ・クリュを試してみましょう。
しかしこのオー・マルコンソール(Aux Malconsorts)という1級畑、
レ・ザムルーズ、クロ・サン・ジャックと並んで、
ブルゴーニュの偉大な1級畑三傑の一つとされるそうで。
デュジャックのフラッグシップのひとつと言えそうです。


IMG_6892
ボトル40万円近くしますから、当然ながらのグラス試飲です。


ヴォーヌ・ロマネの畑を復習です。特級畑、1級畑を書き込みます。
オー・マルコンソールはDRCモノポール、ラ・ターシュに隣接してます。
Dujac4
うん、すごい。特別な1級畑と言えるでしょうね。

実際その畑の境界に行ってみました。
Dujac3
もう、どこが特級と1級の差なのかわからないぐらいの印象です。


前も行ってますが、作り手訪問をしておきましょう。
デュジャックはモレ・サン・ドニにありますから少し離れてるんですが。
Dujac1
今日はまわりの雰囲気もわかる写真をつけておきます。


エチケット平面化画像。
IMG_6894


さあ、いただくとしますか。
Alc.13.5%。
エッジ明るめ透明感のルビー。
フランボワーズがいきいきと香ります。
全房の茎の香りなのか複雑な青さ感もありますね。
意外と酸味が乗ったアタックです。
構造感のあるうま味なんですが、この酸味が勝ってしまいます。
2016年はまだ若いんでしょうか。
余韻もいい感じながら、やはり酸味が気になります。
こういう酸味は食事に合わせると気にならなるんですけどね。
グラス試飲ですしね…。(笑)

忖度せず89点と辛口評価としておきましょう。
パーカーおじさんは95-97点つけてますが。(笑)


*****


Domaine Dujac
Vosne-Romanée 1er Cru Aux Malconsorts 2016
RRWポイント 89点


Domaine Dujac Morey-Saint-Denis 2014

モレ・サン・ドニのドメーヌ・デュジャック。
そこの、それこそモレ・サン・ドニ(村名)をいただきます。


IMG_5732


これでもお手頃とは言い難いですが、
ドメーヌ所有畑で自らが醸す全房発酵の妙を味わうには、
これがギリギリの線ですね。(笑)
デュジャック・フィス・エ・ペール(Dujac Fils & Père)という、
ネゴシアンビジネスも2000年からやっており、
こちらは若干ですがドメーヌよりお安くなってますので、
それをもって味を想像するというのもアリかもしれませんが、
やはり、モレ・サン・ドニのドメーヌ・デュジャックの、
それこそモレ・サン・ドニをいただきたいわけですよ。


創設者のジャック・セイスはDRCからワインづくりを学んだとか、
「Dujac」は自分の名前をもじったものだとか、
いろんなウンチクがネットにあふれていますのでここでは割愛。
IMG_5684


一応、公式サイトで情報を取ろうと思ったら、
Dujac001
新サイトがComing Soonになっていてトップページのみ。

仕方がないので自力で調べますよ。
以前、モレ・サン・ドニの1級畑(クロ・デ・ゾルム)を飲んだ時の地図に、
Dujac03
ドメーヌ・デュジャックの場所を黄マル印で示します。
いったいどこの畑を所有してるんでしょうね。
特級、1級畑も示しましたので、それ以外の畑ということになります。
その所有の村名畑の場所も公式サイトで確認したかったものです。

狭い路地の集落の中では、なかなか立派な建物です。
Dujac02
さすがドメーヌ・デュジャック、貫禄ありです。


さて、抜栓。
Alc.13%。
澄んだ赤紫、かすかに茶色。
全房は茎が色素を吸って薄めの色合いになるそうですね。
ラズベリー、チェリー、イチゴもかすかに。
香りはふくよかで心地いいです。
茎青さ、と言うような風味もあり、全房の影響ですね。
アタックから果実味さわやかなのですが、
軽く感じることはなく、「何と深み・厚みのある味だ」と感動。
かすかな苦味も複雑さを与えている気がします。
ピノでよくある酸味はほぼ感じません。
しなやか、そしてエレガント。
これは僕のブルゴーニュ経験上最強です。

前に、DRCやら全房やらの前フリで期待した、
カレラのピノもこうであって欲しかったもんです。(笑)


*****


Domaine Dujac
Morey-Saint-Denis 2014
RRWポイント 93点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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