チリの名門のひとつ、エラスリス。そこのアイコンワインとして君臨するのが「Don Maximiano Founder's Reserve」なわけですが、そのセカンドワインが出てることに気が付きました(笑)。「ビジャ・ドン・マクシミアーノ(Villa Don Maximiano)」という名前です。2016がファーストヴィンテージのようですね。早速お試ししようとお取り寄せです。
ビニャ・エラスリスは1870年にドン・マクシミアーノ・エラスリスさんがアコンカグア・ヴァレーに創設した歴史あるところです。現当主のエドゥアルド・チャドウィック氏の手腕(ベルリン・テイスティングなどの奇策とか…。笑)により世界にその名をとどろかせています。
エラスリスのフラッグシップと言えば、そのベルリン・テイスティングでセーニャと共にボルドー5大シャトーほかをなぎ倒した「ビニェド・チャドウィック(Viñedo Chadwick)」なんですが、このワイン、今調べるとエラスリスのラインアップから外れ、単独のワイナリーのごとく個別のサイトになっています。つまり「エラスリスの~」じゃない売り出し方というわけです。
ラポストルのクロ・アパルタも単独化してましたね。マーケティングのにおいを感じます(笑)。
エラスリスの公式ページはこちら。
ラインアップすべてヴィンテージ毎のデータシート完備で素晴らしいです。
・シラー 28%
・カベルネ・ソーヴィニヨン 25%
・マルベック 20%
・カベルネ・フラン 17%
・ムールヴェードル 10%
ファーストの Don Maximiano Founder's Reserve はがっつりカベソー主体だったのが、セカンドはカベソー率がかなり下がっていますね。この2017なんかは逆転してシラーが最多になっています。このセパージュの違いから、安モノとしてのセカンドではなく、性格付けをしてセカンドを設定しているポリシーを感じます。
熟成は、新樽率45%(ファーストは72%)のフレンチオーク樽で22ヶ月。ただし全量の25%はストッキンジェール(Stockinger=オーストリアの樽メーカー)製のフードルに入れているそうです。これは孤高のフラッグシップ「Viñedo Chadwick」でも全量の20%をこのフードルに入れていることから、こだわりの熟成法なんでしょう。
ちなみにパーカーおじさんの評価を見ると、2017の評価はないんですが、2016に91点を、2018に93点をつけています。つまり、真ん中の2017は92点くらいになりそうです(笑)。ファーストの Don Maximiano Founder's Reserve 2017 は93+点ですから、ファースト・セカンドの差はそんなになさそうです。
さて、何度も訪問していますが、アコンカグア川上流近くにあるエラスリス訪問。
この円形の建物が2010年に建てられた「ドン・マクシミアーノ・アイコン・ワイナリー」です。
アコンカグア・ヴァレーを俯瞰します。以前、セーニャの時に作った地図ですが。(笑)
首都サンティアゴからも車で1.5時間とわりと近いですが、カサブランカ・ヴァレーやサン・アントニオ・ヴァレーとともにバルパライソ州になります。州名になっているバルパライソは海辺の港町でバルパライソ州の州都です。
そのバルパライソ州を俯瞰するとこうなります。
バルパライソの町はこう見えても首都サンティアゴに次ぐチリ第二の都市であり、実はチリの国会はサンティアゴではなくバルパライソにあります。この2都市間は車で1時間ちょいなので不便はないんでしょう。途中、カサブランカ・ヴァレーを抜けていきますので、道中にブドウ畑が広がっていますよ。
ラベル平面化画像。
裏ラベルには「Villa Don Maximiano」の名前の由来が書いてます。
インポーターシールはこの裏ラベルを隠していませんでした。
上等ワインの証し、薄紙でくるまれてます(笑)。
ミレジム入りの専用シールまで貼ってあっていい感じです。
さあ、抜栓。
キャップシールからして上等感が演出されています。
コルク平面化。
横ではないですがミレジムもちゃんと入ってます。
ビニャ・エラスリスは1870年にドン・マクシミアーノ・エラスリスさんがアコンカグア・ヴァレーに創設した歴史あるところです。現当主のエドゥアルド・チャドウィック氏の手腕(ベルリン・テイスティングなどの奇策とか…。笑)により世界にその名をとどろかせています。
エラスリスのフラッグシップと言えば、そのベルリン・テイスティングでセーニャと共にボルドー5大シャトーほかをなぎ倒した「ビニェド・チャドウィック(Viñedo Chadwick)」なんですが、このワイン、今調べるとエラスリスのラインアップから外れ、単独のワイナリーのごとく個別のサイトになっています。つまり「エラスリスの~」じゃない売り出し方というわけです。
ラポストルのクロ・アパルタも単独化してましたね。マーケティングのにおいを感じます(笑)。
エラスリスの公式ページはこちら。
ラインアップすべてヴィンテージ毎のデータシート完備で素晴らしいです。
・シラー 28%
・カベルネ・ソーヴィニヨン 25%
・マルベック 20%
・カベルネ・フラン 17%
・ムールヴェードル 10%
ファーストの Don Maximiano Founder's Reserve はがっつりカベソー主体だったのが、セカンドはカベソー率がかなり下がっていますね。この2017なんかは逆転してシラーが最多になっています。このセパージュの違いから、安モノとしてのセカンドではなく、性格付けをしてセカンドを設定しているポリシーを感じます。
熟成は、新樽率45%(ファーストは72%)のフレンチオーク樽で22ヶ月。ただし全量の25%はストッキンジェール(Stockinger=オーストリアの樽メーカー)製のフードルに入れているそうです。これは孤高のフラッグシップ「Viñedo Chadwick」でも全量の20%をこのフードルに入れていることから、こだわりの熟成法なんでしょう。
ちなみにパーカーおじさんの評価を見ると、2017の評価はないんですが、2016に91点を、2018に93点をつけています。つまり、真ん中の2017は92点くらいになりそうです(笑)。ファーストの Don Maximiano Founder's Reserve 2017 は93+点ですから、ファースト・セカンドの差はそんなになさそうです。
さて、何度も訪問していますが、アコンカグア川上流近くにあるエラスリス訪問。
この円形の建物が2010年に建てられた「ドン・マクシミアーノ・アイコン・ワイナリー」です。
アコンカグア・ヴァレーを俯瞰します。以前、セーニャの時に作った地図ですが。(笑)
首都サンティアゴからも車で1.5時間とわりと近いですが、カサブランカ・ヴァレーやサン・アントニオ・ヴァレーとともにバルパライソ州になります。州名になっているバルパライソは海辺の港町でバルパライソ州の州都です。
そのバルパライソ州を俯瞰するとこうなります。
バルパライソの町はこう見えても首都サンティアゴに次ぐチリ第二の都市であり、実はチリの国会はサンティアゴではなくバルパライソにあります。この2都市間は車で1時間ちょいなので不便はないんでしょう。途中、カサブランカ・ヴァレーを抜けていきますので、道中にブドウ畑が広がっていますよ。
ラベル平面化画像。
裏ラベルには「Villa Don Maximiano」の名前の由来が書いてます。
インポーターシールはこの裏ラベルを隠していませんでした。
上等ワインの証し、薄紙でくるまれてます(笑)。
ミレジム入りの専用シールまで貼ってあっていい感じです。
さあ、抜栓。
キャップシールからして上等感が演出されています。
コルク平面化。
横ではないですがミレジムもちゃんと入ってます。
Alc.14%。
赤みのあるガーネット。
黒ベリー、リッチな樽香。バターっぽいです。
森の下草も香りますが、明るめの森の印象(笑)。
辛口アタック。
タンニンの収斂性に誘われて到達する味は、
ボリューム感あるストラクチャーにびっちり収まる緻密さです。
繊細なテクスチャーをまとった複雑味のかたまり、とでも言いましょうか。
繊細なテクスチャーをまとった複雑味のかたまり、とでも言いましょうか。
あとで酸も結構効いてるのに気づきました。
傑出したと思わせる余韻で至福のひと時を味わえます。
ただ、絶対もう少し寝かしたらさらにうまくなるポテンシャルも感じました。
また買おうかな~。
また買おうかな~。
*****
Viña Errázuriz
Villa Don Maximiano 2017
D.O. Valle de Aconcagua
Villa Don Maximiano 2017
D.O. Valle de Aconcagua
RRWポイント | 96点 |
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