このブログ、単なるテイスティング記録だけではなく、飲んだワインにまつわるバックグラウンドなど諸々を自分用のメモとする形で書いています。果てしないワインの世界をできるだけ網羅すべく日々いろんなワインを幅広く試そうとしています。つまりは「飲まなきゃ記事は書かない」というスタイルです。しかし、しかしです。今回超例外的ではありますが、飲んでないワインで記事を書きます。(過去DRCなんかは飲まずに書いてますが。笑)ローヌのいくつかのAOCが気にはなってるんですが飲めていないので。今回はAOCサン・ペレです。
店頭での写真を使います。M. シャプティエのサン・ペレです。いいお値段でしょ。いずれ飲んだ暁にはちゃんとテイスティング記録をしたいと思いますが、今回はその下調べということで(笑)。
M. シャプティエは、エルミタージュを背後に控えるタン・レルミタージュの町に本拠地があるローヌの代表的な作り手です。ここはローヌ全域のワインも幅広く扱っていますが、ペイドックのお手頃なワインもたくさん作ってたり、その他、スペイン、ポルトガルのワイナリーを所有していたり、オーストラリアにも進出したりしています。ローヌの雄も手広いということですね。
公式ページはこちら。内容充実。世界中のネットワークの紹介もあります。
これが今日のワインの紹介ページです。
ワイン紹介も種類は多いはずですが、結構網羅していると思います。
・マルサンヌ 100%
ブドウは全房で圧搾します。発酵は天然酵母を使用。600Lの大樽で8ヶ月、タンクに移して更に2ヶ月の熟成です。この2018はパーカーおじさんが92点をつけています。
これが使われているマルサンヌ(Marsanne)です。
ルーサンヌ(Roussanne)と共にローヌの重要な品種です。コート・デュ・ローヌ(ヴィラージュ)ほか、クローズ・エルミタージュ、エルミタージュ、サン・ジョセフのAOCではルーサンヌとマルサンヌが白ワインで認められており、シラー主体の赤ワインにもブレンドできます。(コート・ロティでは同様にシラーにヴィオニエがブレンド可でしたね。)今日のサン・ペレAOCはルーサンヌ・マルサンヌからの白のみのAOCです。比率は問いません。今日のワインのようにマルサンヌ100%でもいいわけです。
ついでなので、ルーサンヌ(Roussanne)も貼っておきましょう。
シャトーヌフ・デュ・パプ、コート・デュ・ローヌ(ヴィラージュ)、クローズ・エルミタージュ、エルミタージュ、サン・ジョセフ、サン・ペレの各AOCで使用が認められています。シャトーヌフ・デュ・パプ(赤・白あり)ではこのルーサンヌのみでマルサンヌは許されていませんのでご注意を。
そんなややこしいルーサンヌ・マルサンヌですが、実は2010年のDNA分析で親子関係が認められています。どっちが親なのか等ははっきりしていないようですが、この2品種は非常に近い親戚であることは間違いないようです。
AOC Côtes du Rhône と Côtes du Rhône Villages の範囲の違いを確認した時の地図です。これでローヌ全体の構成を見ます。AOCコート・デュ・ローヌ(左地図)は、北部ローヌ(Vallée du Rhône Nord / Septentrional)まで包含していることがわかりますが、AOCコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ(右地図)は南部ローヌ(Vallée du Rhône Sud / Méridional)にしかないことがわかります。また右の地図にはAOCコート・デュ・ローヌの対象コミューンの範囲を重ねてあり、ヴィラージュとは微妙に対象コミューンが違っているのがわかってもらえると思います。
AOCサン・ペレは見えますでしょうか。AOCコート・デュ・ローヌの北ローヌ側、バランス(Valence)の町のローヌ川挟んだ対岸あたりですね。
AOCサン・ペレ周辺を拡大してみました。
今日のワインは「Lieu-dit Hongrie」という畑からのようなので場所を探してみました。
店頭なのでエチケット平面化撮影はできません(笑)。
サッポロビールのシールで、ユーロリーフ(Euro Leaf)、デメター(Demeter)、ビオディヴァン(Biodyvin)のマークが隠されてますね。めっちゃビオワインのようです。ああ、剥がしたい…(笑)。
店頭での写真を使います。M. シャプティエのサン・ペレです。いいお値段でしょ。いずれ飲んだ暁にはちゃんとテイスティング記録をしたいと思いますが、今回はその下調べということで(笑)。
M. シャプティエは、エルミタージュを背後に控えるタン・レルミタージュの町に本拠地があるローヌの代表的な作り手です。ここはローヌ全域のワインも幅広く扱っていますが、ペイドックのお手頃なワインもたくさん作ってたり、その他、スペイン、ポルトガルのワイナリーを所有していたり、オーストラリアにも進出したりしています。ローヌの雄も手広いということですね。
公式ページはこちら。内容充実。世界中のネットワークの紹介もあります。
これが今日のワインの紹介ページです。
ワイン紹介も種類は多いはずですが、結構網羅していると思います。
・マルサンヌ 100%
ブドウは全房で圧搾します。発酵は天然酵母を使用。600Lの大樽で8ヶ月、タンクに移して更に2ヶ月の熟成です。この2018はパーカーおじさんが92点をつけています。
これが使われているマルサンヌ(Marsanne)です。
ルーサンヌ(Roussanne)と共にローヌの重要な品種です。コート・デュ・ローヌ(ヴィラージュ)ほか、クローズ・エルミタージュ、エルミタージュ、サン・ジョセフのAOCではルーサンヌとマルサンヌが白ワインで認められており、シラー主体の赤ワインにもブレンドできます。(コート・ロティでは同様にシラーにヴィオニエがブレンド可でしたね。)今日のサン・ペレAOCはルーサンヌ・マルサンヌからの白のみのAOCです。比率は問いません。今日のワインのようにマルサンヌ100%でもいいわけです。
ついでなので、ルーサンヌ(Roussanne)も貼っておきましょう。
シャトーヌフ・デュ・パプ、コート・デュ・ローヌ(ヴィラージュ)、クローズ・エルミタージュ、エルミタージュ、サン・ジョセフ、サン・ペレの各AOCで使用が認められています。シャトーヌフ・デュ・パプ(赤・白あり)ではこのルーサンヌのみでマルサンヌは許されていませんのでご注意を。
そんなややこしいルーサンヌ・マルサンヌですが、実は2010年のDNA分析で親子関係が認められています。どっちが親なのか等ははっきりしていないようですが、この2品種は非常に近い親戚であることは間違いないようです。
AOC Côtes du Rhône と Côtes du Rhône Villages の範囲の違いを確認した時の地図です。これでローヌ全体の構成を見ます。AOCコート・デュ・ローヌ(左地図)は、北部ローヌ(Vallée du Rhône Nord / Septentrional)まで包含していることがわかりますが、AOCコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ(右地図)は南部ローヌ(Vallée du Rhône Sud / Méridional)にしかないことがわかります。また右の地図にはAOCコート・デュ・ローヌの対象コミューンの範囲を重ねてあり、ヴィラージュとは微妙に対象コミューンが違っているのがわかってもらえると思います。
AOCサン・ペレは見えますでしょうか。AOCコート・デュ・ローヌの北ローヌ側、バランス(Valence)の町のローヌ川挟んだ対岸あたりですね。
AOCサン・ペレ周辺を拡大してみました。
地図に示したように、サン・ペレ(Saint-Péray)とトゥロー(Toulaud)の二つのコミューンが対象エリアです。サン・ペレのすぐ北側にコルナス(Cornas)がありますが、ここはシラー100%赤のみのAOCで、対象エリアはコルナスのコミューンだけです。
今日のワインは「Lieu-dit Hongrie」という畑からのようなので場所を探してみました。
オングリ川(Ruisseau de Hongrie)という小さな川がサン・ペレの町まで流れており、周辺にブドウ畑があるのでこの辺りなんじゃないかと。
店頭なのでエチケット平面化撮影はできません(笑)。
サッポロビールのシールで、ユーロリーフ(Euro Leaf)、デメター(Demeter)、ビオディヴァン(Biodyvin)のマークが隠されてますね。めっちゃビオワインのようです。ああ、剥がしたい…(笑)。
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M.Chapoutier
Saint-Péray
Lieu-dit Hongrie 2018
Saint-Péray
Lieu-dit Hongrie 2018
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