Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

スパークリング

Marcel Martin Louise d’Estrée Brut Méthode Traditionelle

自ら Red Red Wine と言ってるだけあって、もともと白をいただくのは少なめ。ましてや泡は何かキッカケがないと積極的には手を出さないのですが、今日のコレは「お楽しみスパークリングワインBOX」というキッカケがあったわけです。しかも、当たりならいいんですが、見事なハズレであります。(実は昨年も同じくじを引いて撃沈していますから、学習能力のなさも問題ですね。)今日は「反省文」としてこの記事を書くことにします(笑)。

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さて、Marcel Martin というロワール、ソーミュールの近くのデュエ・ラ・フォンテーヌ(Doué-la-Fontaine)という町の作り手ということは裏ラベルからわかりました。しかし、それ以上が所在含めあんまり情報がないんですよね。コスパのいいロワールのスパークリングワイン(Crémant de Loire)の生産者としてそこそこ名は通ってるようなんですが。

はい、これが踊らされたワインくじ。ドンペリが当たるとは思っていませんでしたが…。
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今日のハズレワイン、お値段を見ると、2,590円となってます。それを1,990円で買えたんだからお得じゃん!と早合点するなかれ。
瓶内二次発酵のトラディショナル方式(Méthode Traditionelle)なのはいいんですが、このチラシにあるように9ヶ月の熟成では、AOCクレマン・ド・ロワール(AOC Crémant de Loire)の規定である12ヶ月に満たないため、AOCクレマン・ド・ロワールを名乗ることができません。
じゃあ、どういう位置づけのワインかと調べたら、アメリカのスーパー大手トレーダー・ジョーズ(Trader Joe's)が大量輸入して安売りするアメリカ向けバージョンと同じラベルでした。トレジョ(アメリカ在住の日本人はこう呼びます。)ではいくらで売ってるかというと、なんと8.99ドル。日本円で950円ぐらいでしょうか。それを2,590円で売るとは相当なボッタクリであります。ハズレもショックですが、本当の値段を知ってさらにショックです。(笑)

公式ページは当然のように見つからず。ネット情報では、この作り手はアンジューとトゥーレーヌのエリアに30haの畑を所有し、作付けはシュナン・ブラン60%、シャルドネ20%、カベフラ20%だそうです。今日の泡は、ブドウ品種がロワールらしくシュナン・ブランなのが面白そうで、それがせめてもの救いです。セパージュを調べると、こんな感じですから。
・シュナン・ブラン 90%
・シャルドネ 10%
シャンパーニュ方式(トラディショナル方式)のシュナン・ブランの泡…。面白そう。少し元気が出てきました。

シュナン・ブランはロワールでの「Pineau de la Loire」というシノニムの他、いっぱい呼び方があるようです。南アフリカでは「Steen」でしたね。
CheninBlanc
シュナン・ブランは、2018年のDNA分析でサヴァニャン(Savagnin)と何らかの品種の自然交配で生まれたとされています。さらにこのシュナン・ブランとグエ・ブラン(Gouais Blanc)の交配から、バルザック・ブラン(Balzac Blanc)、コロンバール(Colombard)、ムスリエ・サン・フランソワ(Meslier Saint-François)といった品種が生まれたことが判明しています。

ついでに、いつもの「大ロワール全体地図」(笑)も貼っておきます。
Loire_s
ひと筋縄ではいかないロワールの全体像が見られていい地図だと思います。今日の作り手があるというデュエ・ラ・フォンテーヌ(Doué-la-Fontaine)という町はソーミュール(Saumur)のすぐ近くです。

この地図の出典は、ロワール渓谷のワインの公式ページというここからです。

わかりやすくていいサイトです。


エチケット平面化画像。
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さあ、抜栓。
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コルクの裏にも「Méthode Traditionelle」。これが唯一の「売り」なんでしょう。

Alc.11%。(pH:3.98、Brix:6.2)
ゴールドイエロー。
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黄桃、シトラス。
かすかな甘み感じる辛口アタック。
Brut って感じです。
グレープフルーツの味わい。
非常にキレのいい酸です。
かすかな柑橘系の苦味が残るのがイキですね~。

シュナン・ブランと言われればそんな気がします。
そんなこんなで実はなかなかおいしい…。(笑)


*****


Marcel Martin
Louise d’Estrée Brut
Méthode Traditionelle
WWWポイント 79点



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Kirkland Signature Asolo Prosecco Superiore D.O.C.G.

コストコでプロセッコを発見。コストコのプライベートブランド、カークランド・シグネチャーですが、なんと600円台です。特売ですかね、アメリカじゃ6.99ドルらしいですから、それより安い。アーゾロ・プロセッコ・スペリオーレDOCG(Asolo Prosecco Superiore DOCG)っていうのも普通のプロセッコよりちょっといいやつじゃないでしょうか。これは早速お試しです。

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コストコのカークランド・シグネチャーを試す際に苦労するのが、作り手がどこかということです。裏ラベルにヒントが書いてあるので、それを手掛かりに調べます。今回は「Distributed by C.V.B.C. & C. Spa」とあります。「Distributed」ですから作り手自体ではないかもしれませんね。場所はヴェネツィアの近くの「Fossalta di Piave」という町と書いています。わかりました。C.V.B.C. & C. Spa = Casa Vinicola Botter Carlo & C. Spa のようです。つまりは、ヴェネツィアにある大手エクスポーターのボッテール社。あれれ、ボッテール社って以前ネロ・ダーヴォラを試した時に見ましたね。

公式ページはこれです。

コストコのカークランド・シグネチャーが載ってるわけがありませんが。

一応ボッテール社を訪問しておきます。
Botter01
ヴェネチアから車で30分。小さな町の大きな工場って感じです。大手ですからね。

一応、ボッテール社の扱ってる「Prosecco Asolo DOCG Superiore」というのを見てみました。おそらく同じものじゃないかと。あまり大した情報はなかったです。
・グレラ 100%
プロセッコですからタンク内二次発酵(シャルマ方式)で作られます。

グレラ(Glera)はプロセッコの主要品種ですが、2009年まで Prosecco と呼ばれてました。
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コネリアーノ・ヴァルドッビアデーネのプロセッコがDOCGに昇格(Conegliano Valdobbiadene Prosecco DOCG)したのが2009年で、同時にプロセッコという品種の名前がグレラに変えられました。プロセッコという有名になった名称を「土地」に縛りつけるため、品種の名前の方を変えてしまうとは…イタリア、恐るべし。

さて、プロセッコをおさらいするのに、いつものサイトから地図を拝借。
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プロセッコDOC自体は、ヴェネト州、フリウリ・ヴェネチア・ジュリア州に渡り非常に広範囲ですね。このあたりは他にもいろんなDOCがあるので、プロセッコのみに限ったこういう地図は見やすいです。

しかし、細かく見ていくと、サブゾーンやらスペリオーレやらがあって非常に複雑になってます。上下関係でまとめると、こんなピラミッドで図示できるようです。
Prosecco02
今日の Asolo Prosecco Superiore 以上がDOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita=原産地呼称保証付き統制ワイン)になります。アーゾロ・プロセッコ・スペリオーレDOCG(Asolo Prosecco DOCG)は、2009年に Montello–Colli Asolani DOC から独立してDOCGになっています。その名残で、Colli Asolani Prosecco とも呼ばれていましたが2014年に廃止され Asolo Prosecco に統一されました。また、Montello–Colli Asolani DOC からは2011年に赤のみが Montello Rosso / Montello DOCG としてDOCG化しています。なので以上の3つはアーゾロ(Asolo)の町周辺の同じエリアが対象になります。

Superiore」があったりなかったりも気になりますが、規定ではプロセッコにはスパークリングじゃない白ワインもありまして、DOCGのプロセッコがスパークリングの場合に「Superiore」がつけられることになっています。ところが、ほとんどがスパークリングであるプロセッコにおいては、DOCGにはほぼ必ず「Superiore」がついてしまうわけです。(笑)

コネリアーノ・ヴァルドッビアデーネDOCG(Conegliano Valdobbiadene Prosecco DOCG)がとてもややこしい。スペリオーレ(Superiore)が白(スティルワイン)や微発泡(Frizzante)の場合(ほとんどないんですが…)つけられないのは前述のとおりですが、ヴァルドッビアデーネ(Valdobbiadene)のコミューンで作られた場合、コネリアーノ(Conegliano)を省いてもいいんです。また、逆も同じ。コネリアーノ産はヴァルドッビアデーネを省いても構いません。
さらに、サブゾーンが2つ。カルティッツェ(Cartizze)とリヴェ(Rive)です。リヴェは12のコミューンと31の小区画から成り範囲が大きいです。カルティッツェは必ず「Superiore di Cartizze」という表記をつけないといけません。
しかし、いったい何パターンあるんだ、プロセッコ! やはりイタリアはカオスです~。

さて、性懲りもなくGoogle Map転記をして理解を深めますよ~。
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地形とエリアの相関が見たいという興味と、これをやらないと頭に入らないという個人的な事情が原動力です。(笑)
Prosecco Treviso DOC や Prosecco Trieste DOC はカッコ付きになってますが、サブゾーンであって単独のDOCではないという意味です。

また、コネリアーノ・ヴァルドッビアデーネDOCG(Conegliano Valdobbiadene Prosecco DOCG)のエリアは、その美しい丘陵地帯がユネスコ世界遺産に認定されたそうです。
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2019年7月に認定されています。ユネスコのサイトに写真がたくさん載ってます。なかなかゴイゴイスーです。


ラベル平面化画像。
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さあ、抜栓。
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ミュズレもカークランド・シグネチャー仕様です。

Alc.11%。(pH:4.02、Brix:6.3)
クリスタルシルバーイエロー(笑)
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グレープフルーツ、ライムの香り。
辛口アタック。
青リンゴの味わいですね。
苦味成分が全体を引き締めてくれます。
これ、かなりうまいと思います。
700円でお釣りがくるとは思えない…。


*****


Kirkland Signature
Asolo Prosecco Superiore D.O.C.G.
Vino Spumante Extra Dry
WWWポイント 80点



WhiteWhiteWine01

丹波ワイン てぐみ35 京都丹波 2020

2ヶ月ぶりくらいに丹波ワイン訪問。ピノ・ノワールVVをリピートしようか悩んでいたら、ブルゾンちえみのイラストのPOPが目に入ります。35億ならぬ35品種をブレンドしたワインですと⁉ 「てぐみ35」という、亜硫酸塩無添加・無濾過の微発泡にごりワイン「てぐみ」シリーズ最新作のようです。この「てぐみ」も気にはなっていましたが初めてお試しです。これは楽しみ。

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このブレンドの35品種というのは、なんと全て自社畑からです。丹波ワインでは試験栽培含め現在は全部で48種類の品種を栽培しているそうで、西日本最多だそうです。(東日本はどこだろう?)

衝撃の(笑)POPがこれです。関西のノリでいいですが、イラストのブルゾンもイケてます。
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「てぐみ」シリーズにはこれ以外に、デラウェアの白、MBA・巨峰・キャンベルなどからのロゼ、兵庫県播磨産のシャルドネを使用した「てぐみシャルドネ」があります。しかし、自社畑のブドウというのもさることながら、「てぐみ35」が35品種もブレンドしたらどんな複雑味を感じられるのか興味津々です。

さて、いつもの公式ページ。ワイン情報はショップサイト、日々の更新はブログを読みましょう。

説明によると、「てぐみ」シリーズは、発酵終了直前(狙い通りのガス圧になるように少し残糖がある状態)のワインを瓶詰めし、瓶の中で発酵を継続させることで、酵母が生み出した炭酸ガスがワインに溶け込んだ発泡ワインになり、瓶内二次発酵ワインのようにデゴルジュマン(澱引き)をしていない無濾過のため、ブドウ由来の澱が残り、そのにごりが独特の風味を醸し出すんだそうです。

さらに「てぐみ…とは?」の説明が以下に様に載ってます。敵は「とりあえずビール」なんだ。(笑)

『打倒!「とりあえずビール」。暖簾をくぐって発せられるその一言。うらめしい・・・いや、うらやましい。シンプルでいて、ビールに取って代われる、飲みやすいけれどしっかりしたワインができないものか? 最初の乾杯から楽しめるワインが造りたい! 酸化防止剤(亜硫酸塩)無添加のおいしいワインを造りたい!!そんな思いから試行錯誤を繰り返し構想から二年、亜硫酸塩無添加の微発泡にごりワインの「てぐみ」が生まれました。』

今日の「てぐみ35」は、2020年が豊作で品質も非常に良いことから、一部を酸化防止剤無添加スパークリング「てぐみ」スタイルで仕上げたもので、35種類の品種を混醸し、醗酵直後の酵母などをそのままボトリングすることにより、非常に複雑味のある味わい深い「てぐみ」になったんだそうです。

さあ、セパージュというか、比率は不明ですが、35品種を列挙します。

・Pinot Noir
・Pinot Blanc
・Chardonnay
・Aligoté
・Chenin (= Chenin Blanc)
・Riesling
・Muscadelle
・Petit Menseng
・Carignan
・Trebbiano
●Gewurtz (= Gewürztraminer)
・Scheurebe
●Nebbiolo
・Silvaner
・Osteiner ( ← Riesling x Silvaner)
・Pinot Meunier
・Zinfandel
・Roter Gutedel (= Chasselas)
・Melon ( ← Gouais Blanc / Heunisch Weiß x Pinot 70742)
Schönburger
・Malvasia
・Barbera
・Garganega
・Sémillon
●Cortese
●Albariño (= Alvarinho)
・Kai Noir (= 甲斐ノワール)
・Grenache
・Mourvèdre
・Savagnin
・Petit Verdot
・Aglianico
●Viognier
Ehrenfelser ( ← Riesling x Knipperlé)
●Malbec

壮観ですね。丹波ワインって聞いたことのない品種もいろいろと栽培してるんですね。
ところで、これ、公式サイトやPOPに載っていた「使用品種」のリストからかなり手直しをしました。アクセント記号やウムラウトはいいとして、恥ずかしいレベルの誤字がたくさんありました。ひどかったのは頭の黒丸を大きくして示しています。丹波ワインに置かれましては早々に修正されることを希望します。(笑)

今日のワインを買った時の丹波ワインです。冬の空…。
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自社畑をGoogle Mapに転記したいつもの地図です。
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48種類もこの中でやってるんですかね。


ラベル平面化画像。
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絞りの入った和紙調のラベルです。

実はネックのシールに35品種のリストがあります。
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コピペなんでしょう。スペルミスはそのままです。(笑)


さあ、スクリュー回転。
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Alc.12%。(pH:4.62、Brix:6.1)
濁ってます。玉ねぎの皮っぽい黄色。
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ピノ・ノワールが主体なんでしょうか。
赤ベリー系の香りにリンゴの感じも。
辛口アタック。
酵母入りって感じがビンビン来ます。
というっか、ビールみたい。(笑)
複雑味は確かにすごいです。
パッションフルーツ、トロピカルな感じの味わい。
しかし酵母感すごいな~。
ビールの代わりになる、というか、
これはもうフルーティなビール。
打倒「とりあえずビール」は成功してると言えるでしょう。

白ワインの範疇なので、80点満点のWWWポイントで評価します。
これは…満点です。


*****


丹波ワイン
てぐみ35
京都丹波 2020
WWWポイント 80点


大和葡萄酒(ハギーワイン)マスカット・ベーリーA スパークリング

さて今日は家でクリスマスパーティーでした。ケンタッキーフライドチキンとピザハットといういつものメニュー(笑)。合わせたのはサクッとマスカット・ベイリーAの泡です。どうしようもないマスカベAも泡にしたら結構いけるんじゃないでしょうか。そういえば、アメリカ在住中も我が家のクリスマスはケンタッキーだったのを思い出します。しかしアメリカ人はせっかくのクリスマスにケンタッキーなんか食べません。なので、イブの日にケンタッキーを買いに行くと日本人の家族だけが列を作っています(笑)。

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ハギーワイン(大和葡萄酒株式会社)は大正2年創業、会社設立は昭和28年という、山梨県は勝沼の老舗。日本古来の品種(甲州、竜眼、甲州三尺、紫葡萄)を原料に日本独自のワイン造りをしたりしているそうで、かなりのこだわり屋さんのようです。


公式ページはそのこだわりを存分に説明していて読み応えがあります。

しかし今日のワインの情報はショップページにさえなし。季節モノなんでしょうか。
・マスカット・ベーリーA 100%
エチケットのデザインからして、前に試したハギーワインの甲州新酒2020と同じくリカマンとのコラボ商品なのかもですね。裏ラベルに「高めの発酵温度で、軽すぎず複雑さを意識して仕上げた」とあります。このこだわり、期待していいんでしょうか(笑)。

今日のワインは「日本ワイン」。山梨県産のマスカット・ベイリーAを使用しています。いつも勝手にマスカベAと略してるマスカットベイリーAですが、まとめを記しておきます。
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1927年(昭和2年)新潟県の岩の原ワイナリーで川上善兵衛氏が、母方にアメリカ原産の交雑種ベイリー(Bailey)と父方に欧州のマスカット・ハンブルク(Muscat Humberg)を掛け合わせ作り出した品種です。日本固有種ということで、日本のワイン用黒品種では第1位の生産量です。2010年の「甲州」に次いで、2013年にOIV(国際ブドウ・ワイン機構)に登録され、国際的なワイン用ブドウ品種として公式に認められているのはご承知の通りです。

アルファベット表記では「Muscat Bailey A」なのですが、日本語表記となると、マスカット・ベーリーA、マスカット・ベーリA、マスカット・ベリーA他、(一番正しい)マスカット・ベイリーAの4表記がOIVに登録されてるそうです。特に「ベリー」はいかがなものか?と思いますがね。

母方のベイリーがヴィティス・ラブルスカ(Vitis Labrusca)を含む種間交雑種のため、マスカット・ハンブルクがヴィティス・ヴィニフェラ(Vitis Vinifera)ではありますが、ラブルスカ種の特徴であるフォクシー・フレーバー(Foxy Flavor)があります。いわゆるグレープジュースの香り。ファンタグレープの香りと言えばわかるでしょうか。ファンタグレープは好きですが、個人的にはワインからこの香りがするのは勘弁してほしいところです。


大和葡萄酒株式会社(ハギーワイン)を訪問します。
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勝沼、旧甲州街道沿いです。KAI(甲斐)というドラフトビールも作っていましたが、需要減で11月で販売終了になったそうです。


毎度のことですが、山梨県を俯瞰しておきましょう。
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富士山のふもとの日本の誇るワイン産地、Koshu Valley。勝沼、見つかりましたか?


ラベル平面化画像。
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お洒落なデザインです。当然のようにNVですね。


さあ、開栓。
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ZORK社のスパークリングワイン用SPKキャップです。再栓できて便利ですよね。

Alc.12%。(pH:4.56、Brix:6.0)
鮮やかなルビー。
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いちご、ジャム…。
フォクシー感じませんね。いいかも。
辛口アタック。
味の芯はしっかりあって、
苦味様の複雑さも感じます。
何よりつまらないいつものマスカベAの感じがしない。
赤のスパークリングとしてはポイント高いですよ。

うん、泡は七難隠しますね~。


*****


大和葡萄酒(ハギーワイン)
マスカット・ベーリーA スパークリング
RRWポイント 87点


Medici Ermete Quercioli Reggiano Lambrusco DOC Secco

ランブルスコ(Lambrusco)というエミリア・ロマーニャ州中心に作られる発泡性の赤ワインがあるというのは知識としてはあるのですが、試したことも、その知識を深めたこともなかったので、これはイカンということになりました。「ランブルスコ」ってブドウの品種名なんですね。タンニンが少なめで軽めの味わいらしいです。スティルワインでパッとしない品種はスパークリングにすると七難隠すみたいなこともあるのかもしれません。(笑)ところで、今日のこれは税込み844円でした。安いですね~。おいしかったらすごく偉いんですが…。


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メディチ・エルメーテというこの作り手、名前の通り13世紀からフィレンツェで栄えた「メディチ家」の流れを汲んでまして、エミリア・ロマーニャに移り住んだ正統派一族なんだそうで。ワイン造りは1890年に始まったという歴史もあるところです。今日のワインではなくフラッグ・シップのコンチェルトというやつではありますが、2008年以降ガンベロ・ロッソ誌で最高評価を連続して受けてたりして、名実ともにNo.1ランブルスコ・メーカーということらしいです。


公式ページは大手らしくしっかりしています。情報量も十分です。

しかし、ランブルスコあるあるなのかもしれませんが、NVだし、セパージュがこうです。
・ランブルスコ・サラミーノ
・ランブルスコ・マラーニ
はい。パーセンテージ不明です。(笑)
おまけに、早飲み仕様なので1~2年の内に消費するようにと書いてますが、NVなのにどうしたらいいのやら。(笑)上等なやつは瓶内二次発酵もやるようですが、ローエンドはステンレスタンクにてシャルマ方式だそうです。

ランブルスコというのは古くからのイタリアのブドウ品種で、無数に種類があります。現在は6~10種類がメインになっているそうですが、お陰でか赤だけでなく白やロゼも作られるそうです。

今日のランブルスコ・サラミーノLambrusco Salamino)もその一つ。エミリア・ロマーニャ州のモデナ県や、今日の作り手の所在でもあるレッジョ・エミリア県で多い品種です。
Lambrusco_Salamino
円筒状に実がつくことから「サラミ」になぞらえた名前らしいですが、そうは見えません。(笑)

もうひとつがコレ。ランブルスコ・マラーニLambrusco Marani)。
Lambrusco_Marani
これもレッジョ・エミリア県南部で多い品種だそうです。


さて、作り手訪問します。工場風情ではありますね。
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パルマ(Parma)とレッジョ・エミリア(Reggio Emilia)の町を結ぶ道路の道すがらにあります。チーズのパルミジャーノ・レッジャーノってこの2つの町の名前から来てるんでしょうかね。

公式ページにエミリア・ロマーニャ州とザクっとした所在の地図がありました。
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エミリア・ロマーニャ州内の県名を書き足したは僕です。(笑)

これではどうにもならないので、やはりGoogle Map上で確認しましょう。これ描くの結構大変なんですが、描き終わったあとの理解度が違います。なので毎回頑張りますよ~。(笑)
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エミリア・ロマーニャ州は、北側をイタリア最長の川「ポー川」がロンバルディア州との境となり、南側はアペニン山脈となりますが、平野が多いのがわかります。レッジョ・エミリア県にあるメディチ・エルメーテの所在も書き込んだのでご確認ください。

地図に書き込みましたが、エミリア・ロマーニャ州にはランブルスコ種のDOCが以下の5つ。
Lambrusco Salamino di Santa Croce DOC(ディ・サンタ・クローチェ)
Lambrusco di Sorbara DOC(ディ・ソルバーラ)
Lambrusco Grasparossa di Castelvetro DOC(グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ)
以上は、モデナ県にあり1970年DOC認定になっています。
Reggiano DOC(レッジャーノ、1971年DOC認定。)
Modena DOC(モデナ、2009年DOC認定。)
この二つのDOCは品種がランブルスコだけではないので名前にランブルスコがつきませんが、ランブルスコ(ランブルスコの品種は問わず)を85%以上使えば「Lambrusco」が表示できます。
今日のワイン、Reggiano Lambrusco DOCがそうですね。
因みに、モデナDOCはランブルスコを使ったスパークリングと赤・ロゼの他、白品種を使った白ワインが認められていますが、レッジャーノDOCは白がありません。が、レッジャーノDOCはランブルスコ以外の黒品種(Ancellotta、Cabernet Francなど)を使ったロッソ(赤)があります。ややこしや…。

ロンバルディア州になりますが、こういうランブルスコのDOCもあります。(上の地図参照)
Lambrusco Mantovano DOC(マントヴァーノ)


ラベル平面化画像。特徴的な形のボトルなので撮影は難儀しました。
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裏ラベルに「Vino Frizzante Secco」とありますが「Frizzante」は微発泡のことです。(ランブルスコには「Spumante」と書いた炭酸強めもあります。)
「Secco」は辛口(残糖15g/L以下)で、このようにアルコールが11%くらいになりますが、甘口は「Amabile」といって(残糖~50g/L)アルコールが8%ほどになります。


さあ、抜栓。
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ミュズレもコルクもシンプルです。お安いですからね。

Alc.11%。(pH:3.98、Brix:7.4)
しっかり色付いたルビー。
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ピーチ、みかん…ぶどう?(笑)
香りは赤ワインとはおおよそ想像できない感じですね。
酸味が程よく炭酸と混ざり合い、
軽すぎて、ともすれば感じない(笑)赤ワインの味わいを持ち上げてくれます。
果実味も相まってスルスル飲んでしまいます。
軽い、薄っぺらいが身上ですからね。
赤ワインとして評価すると点数は厳しくなりますが、
これはこれで楽しみ方のあるワインだと思います。


*****


Medici Ermete
Quercioli
Reggiano Lambrusco D.O.C. Secco NV
RRWポイント 83点


Marenco Piemonte Moscato 2019

コストコで見つけました。モスカートを使った甘口で微発泡とあるので、モスカート・ダスティDOCGかと思うとさにあらず。広域のピエモンテDOCとなってます。そういったところを探りながら食前酒としていただきましょうか。コストコだからお買い得に違いないと信じつつ…。(笑)


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今日の作り手マレンコは、1925年に遡る歴史があるようですが、1956年に事業を大きくしてストレーヴィ(Strevi)の町に現在のワイナリーを設立したそうです。アスティ(アスティ・スプマンテ、モスカート・ダスティ)以外もグラッパまでいろいろやってます。


公式ページはいい感じなのですが、今日のワインが載ってません。

やはりコストコ向けバージョンなんでしょうかね。モスカート・ダスティDOCGらしきピエモンテDOCというのもラインアップにはありません。インポーター情報を見ても大した情報はなし。
・モスカート 100%
モスカートは、いわゆるマスカット(Muscat)です。イタリアではモスカート・ビアンコとも。
Marenco021
スペインやポルトガルではモスカテル(Moscatel)でしたね。ヨーロッパ種(Vitis Vinifera)であり、ワイン用のみならず生食用としても古くから広く世界中で栽培されています。実際は長い年月を経てたくさんの品種に分かれているので、日本で言うマスカットはマスカット・オブ・アレキサンドリア(Muscat of Alexandria)だったりしますし、今日のイタリアのモスカート・ビアンコはフランスで言う所のミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン(Muscat Blanc à Petits Grains)と同じです。マスカットではこれが一番古いとする解説もありますね。


小さなストレーヴィ(Strevi)の町にあるマレンコを訪問。
Marenco01
市街地の周辺は当然畑ばかりで、アスティの主要産地のひとつになってます。


今日のワインはアスティDOCGではありませんが、なぜピエモンテDOCになっているのかを知るためにも、アスティ(Asti DOCG)の定義を見ていきたいと思います。
・1967年にDOC認定され、1993年にDOCGに昇格。
・使用品種はモスカートのみ。(正確には97%以上となっています。)
・対象エリアは、ピエモンテ州南部のアスティ県、アレッサンドリア県、クーネオ県にある52村。
・スタイルは、以下の3種類があります。

 [ Asti Spumante ] スパークリングワイン、瓶内圧は3気圧以上になり甘さ抑えめ。
 [ Moscato d'Asti ] 微発泡の甘口ワインで瓶内圧は2.5気圧を超えてはいけません。
 [ Vendemmia Tardiva ] 遅摘みで極甘口に仕上げたスティルワイン。

Asti Spumante に対し、Moscato d'Asti は、いわゆるフリッツァンテ(Frizzante)ということです。どちらも通常シャルマ式で作られますが、瓶内二次発酵(Metodo Classico)で作っても構いませんし、実際そういう作り手もいるようです。

Asti DOCG には以下のサブゾーンがあり、地名のラベル表記が可能ですが、その場合微妙に規定が違います。
・ストレーヴィ(Strevi)今日の作り手の所在。Vendemmia Tardivaだけ認められていません。
・カネッリ(Canelli)モスカート100%の Moscato d’Asti のみ。
・サンタ・ヴィットリア・ダルバ(Santa Vittoria d’Alba)すべて可。
サンタ・ヴィットリア・ダルバだけ、なぜか飛び地のような所にあります。


Monferrato / Langhe の範囲を示したGoogle Map上に作り手の所在を示しました。
MoscatoDasti02
Monferrato のエリア南側の真ん中辺りですね。左側にインポーズした地図上に黄色でハイライトしたのが Asti DOCG(Asti Spumante、Moscato d'Asti…)のエリアです。見にくいですが(笑)、Monferrato のエリアの南側および Langhe 側に張り出していて、バルバレスコのエリアも含んでるのがわかりますでしょうか。

以下の Asti DOCG だけに絞った地図と見比べるとよくわかります。
MoscatoDasti01
3つのサブゾーンもわかりましたね。飛び地のサンタ・ヴィットリア・ダルバはポツンとロエロ地域のタナロ川沿いになります。しかし、ピエモンテ州の DOC/DOCG はややこしいですね。
結論として、今日のワインはモスカート・ダスティの要件を満たしていますし、モスカート・ダスティを想定して作られているのは間違いないですが、ピエモンテDOCになるということは、おそらく、域外のモスカートを使用してるんだと思います。チャンチャン。(笑)


ラベル平面化画像。
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モスカート・ダスティの特徴でアルコールは5%しかありません。(規定は5~6.5%)


さあ、スクリュー回転。
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黄色がいい感じですが無印です。

Alc.5%。(pH:3.51、Brix:13.4)
糖度は当然高いです。淡いゴールド。
IMG_3961

マスカットの香り。(笑)
ラムネ、新しい石鹸のような香りも…。
マスカット味のラムネといった味わい。

食前酒としての役は果たしますが、
アルコール分も低いですし、
甘くて美味しい…ジュースでした。(笑)


*****


Marenco
Piemonte Moscato 2019
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Cruse Blanc de Blancs Brut NV

何の魔が差ししたんでしょうか、泡の味もわからないのに、
成城石井のスパークリングのお楽しみ袋に手を出してしまいました。
1等賞のドンペリなんか出るわけないのに…。案の定のハズレです。
記事にする内容もないのですが、反省を込めてコレを書きます。(笑)


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見た目はカッコいいんですが、スパークリングワインと書いてあるように、
シャンパーニュですらありません。


いつもなら公式ページをリンクするんですが、生産者がわかりません。
生産者はたぶん…
LES GRANDS CHAIS DE FRANCE (SAS)というらしいんですが…。
裏ラベルからランディラ(Landiras)という町にあるとわかります。
ボルドーのソーテルヌやバルサックの西側にある町です。
Google Mapでその辺りに行ってみましたが、それらしきところは発見できず。


シャンパンを構成する白ブドウはシャルドネのみですので、
「Blanc de Blancs」(白の中の白)と書かれていれば、
シャルドネ100%で造られたということがわかります。
まあ、シャンパーニュではないので、その限りではないのかもしれませんが、
一応シャルドネらしいです。
(シャルドネ以外にUgni BlancやAirénも書いてるサイトもありましたが…)


あと、このスパークリングワインはシャンパーニュの伝統的方式ではなく、
シャルマ方式で作られているらしいとの情報もありました。

スパークリングワインの製造法は、主に3種類があります。
(上記リンク先のサイトをほぼほぼコピペさせていただきました。)

トラディショナル方式
スティルワインを瓶に詰め、糖分と酵母を加えて密閉、瓶内で二次発酵を起こさせるもの。
発酵後も熟成、澱引きなどが必要な、最も手間とコストがかかる方式で、
最高級スパークリングワインの製造に用いられる。
シャンパン方式とも呼ばれ、その名の通りシャンパンはこの方式によって製造される。

シャルマ方式
スティルワインを大きなタンクに密閉し、その中で二次発酵を起こさせる方式。
密閉タンク方式ともいい、短期間に製品化が可能。
製造過程でワインが空気に接触しないため、マスカットやリースリングなどを原料とする、
ぶどうのアロマを残したい発泡性ワインを造る場合に用いられる。
一度に大量に生産できるため、コストを抑えたい場合にも広く用いられる。

トランスファー方式
瓶内二次発酵をさせた炭酸ガスを含んだワインを、加圧下のタンクに移し、冷却、ろ過した後、
新たにびん詰めする。トラディショナル方式を簡略化したものと言える。
その他には、
発酵途中のワインをびん詰めし、その後の発酵はびん内で行う「メトード・リュラル方式」、
瓶に入ったワインに炭酸ガスを注入する「炭酸ガス注入方式」がある。

以上、ほぼ自分メモですが。失礼をば。


エチケット平面化画像。
IMG_0313
裏ラベルもほぼ情報なし。

ネックもカッコいいんですが。
IMG_0317


とりあえず、抜栓。
IMG_0315

いつものショットも撮っておきます。
IMG_0318
Alc.11%。淡い黄色。
かすかに甘み感じますが、薄いレスカ(関西弁?)みたいです。

で、結局、カシスリキュール投入し、キールロワイヤルにしちゃいました。
IMG_0319
うまし。



WhiteWhiteWine01

Vardon Kennett Cuvée Esplendor 2013

スペインワインの雄、トーレスです。
トーレスの生産者来日イベントのウェルカム泡がこれでした。
本拠地のペネデスはカバの一大産地ですが、DO Cavaを名乗らずに、
Vardon Kennett名で3年前トーレスが初めての発表した泡だそうです。


IMG_9532
トーレスは140年にも及ぶ歴史で、スペイン各地の銘醸地に進出、
アメリカやチリにも進出していますが、スパークリングはこれが初なんですね。


公式ページにもこの泡は載ってますが、
独立して「Vardon Kennett」のサイトもあります。

この2013年がファースト・ヴィンテージで、ペネデスの自社畑からの
・ピノ・ノワール 55%
・シャルドネ 40%
・シャレッロ(Xarel·lo)5%
のブレンドで、伝統的方式(瓶内二次発酵)でつくられます。
その後ボトル内熟成を30か月。


ワイナリー訪問します。
Penedes02
泡作り専用にここを取得したのでしょうか。古くからの修道院のようです。
トーレスから車で30分ほど北にあります。同じDOペネデス内です。

DOマップでも確認しておきましょう。
Penedes01
カバの95%はペネデスで生産されますが、地域はDOペネデスと同一でなく、
DOカバ認定の地域はスペイン全土に点在しています。特殊なDOな訳です。
トーレスがDOカバを名乗ることに意義を見出さなかったのが何となくわかります。


一応、裏ラベルも。
IMG_9533
ここに「Familia Torres」とあります。Extra-Brutですね。


さて、いただきます。
Alc.12%。
薄いゴールド。
ライム、ピーチかな。
酸味にキレあり。
そんな複雑な味でもないですが、
あっさりフレッシュでおいしいです。
暑い日の駆けつけ三杯にいいですね。(笑)


*****


Familia Torres
Vardon Kennett Cuvée Esplendor 2013
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Schloss Vollrads Riesling Sekt Brut 2015

シュロス・フォルラーツ(Schloss Vollrads)の生産者イベントです。
ドイツに5つしかない特別特級単一畑(偉大過ぎて村名抜き畑名だけで名乗れる)、
オルツタイルラーゲ(Ortsteillage)のうちの一つです。ゴイゴイスー。
そこの最高責任者Dr. Rowald Heppさんの解説を聞きながら、その方いわく、
「ひとつの畑、ひとつの作り手、ひとつの品種(リースリング)、そこからの、
5つの異なったワインを味わう」という興味津々、夢のような企画です。


IMG_9254
ゼクト(Sekt)。リースリングのスパークリングです。
製法はいくつか認められてますが(トラディショナル方式、シャルマ方式、
田舎方式など)、ここのは伝統的な瓶内二次醗酵法です。
少なくとも1861年からリースリングのスパークリングを生産しているそうで、
ドイツで最古の泡の生産者ということになるようです。


公式ページにあまり詳しい情報がないので、代わりにゼクトのお勉強をば。

【ゼクトの種類】
ゼクトには規定によって様々な種類があります。

<ドイチャー・ゼクト(Deutscher Sekt)>
ドイツ国内産のベースワインから生産されるゼクト。
IGPに相当するラントヴァイン(Landwein)の規定をクリアしたものに限られ、
13の指定市域(下の地図参照)で収穫のブドウを85%以上使用する必要あり。

<ゼクト b.A.(Sekt b.A.)>
13の特定生産地域で生産されたQbA(Qualitätswein)から生産されるゼクト。

分類はこういうことでしたね。
Germany-wine-classification


さらに、ゼクト b.A.(Sekt b.A.)はその中に、
ヴィンツァーゼクト(Winzersekt)とクレマン(Crémant)の分類があります。

<ヴィンツァーゼクト(Winzersekt)>
伝統的瓶内二次発酵採用、製造期間は一次発酵を含め9ヶ月以上などが規定されています。

<クレマン(Crémant)>
収穫が手作業、除梗せず丸ごと房を圧搾すること、収穫150kgから得る果汁は100L以下など、
最も厳しい規定がされています。

今日のゼクトは、Sekt b.A.、そしてWinzersektということになるようです。


<13ある特定生産地域>
Deuch02
読み方はこちら参照。(ここから拝借)
Deuch01


ラベル平面化画像。結露で悲惨なことになってますが…。
IMG_9266
確かにSekt b.A.です。「Brut(辛口)」とも書いてます。
そこはフランス語なんだ。(笑)

さあ、いただきます。
Alc.12.5%。薄いゴールドですね。
IMG_9261

ライム、青リンゴ。
ペトロール臭もあるしっかりしたリースリングが、
スパークリングになってるって、なんだか素敵。
キレキレの酸と泡が爽快感を満載にしてくれます。
これほど酸が効果的なのは初めての体験です。うまし。
泡はリースリングが一番じゃないかと思うくらいです。

ドイツではお昼、ランチ前にゼクトを一番飲むんだって。
昼間っからワインって素晴らしいお国柄だ~。
次に続きます。


*****


Schloss Vollrads
Riesling Sekt Brut 2015
WWWポイント 80点



WhiteWhiteWine01

Conundrum Sparkling Blanc de Blanc 2016

ケイマスのワグナーファミリー生産者来日イベントでのウェルカムドリンク。
コナンドラムは前にレッドを試しましたが、スパークリングもあるんですね。
これもチャック・ワグナー氏の息子のチャーリーの作だそうです。
家族ぐるみでいろんなワインに挑戦するワグナー家、恐れ入ります。


IMG_8616
このワインでいろいろとお勉強するポイントに気づきました。
いわゆる、本物のシャンパンとの違いを見ていくとわかります。


Conundrumの公式ページにセパージュのヒントが書かれています。
何のブレンドか「謎」なのがコナンドラム(謎)のコンセプトのはずですが、
なぜか品種は公式サイトにネタバレが書いています。(笑)

このスパークリングは以下の5品種のブレンドとのこと。
・ピノ・ブラン
・グルナッシュ・ブラン
・シャルドネ
・ミュスカ・カネリ(Muscat Blanc à Petits Grains のシノニム)
・ヴィオニエ
これらすべて白ワイン用のブドウなので「ブラン・ド・ブラン」というわけ。
(ピノ・ノワール/ピノ・ムニエの黒ブドウのみなら「Blan de Noirs」)
フランス語の正しい綴りは「Blanc de Blancs」と最後は複数形にします。
アメリカ人の詰めの甘さを見た気がします。(笑)

ところで、本場シャンパーニュのシャンパンは、上記3品種
(ピノ・ノワール/ピノ・ムニエ/シャルドネ)しか使えませんから、
なんだかんだで5種類も使ってる時点でシャンパンとは別物になってます。

(以上は、2017年のヴィンテージの情報で、2016年は以下のようです。
・ヴィオニエ
・ピノ・グリ
・マスカット・カネリ
・シュナンブラン
まあ、コナンドラムだけに「謎」が多いです。笑)


もうひとつのお勉強ポイントは「Méthode Champenoise」です。
IMG_8606
ラベルにでかでかと書かれていますが、「シャンパーニュ方式」の意味で、
瓶内二次発酵を行うシャンパーニュの伝統的な製法だということでしょう。
しかし、ここで「待った」です。
シャンパーニュの生産者のロビー活動のおかげで、ヨーロッパでは、
シャンパーニュのシャンパン以外はこの表示が使えません。
なので、スペインのカバは「método tradicional」と書いています。
伝統的方式(traditional method / méthode traditionnelle)と言い換えてる訳です。
ヨーロッパでこのワインをこのまま売ったら「アウト」ですね。(笑)

あと、これは「アウト」な要件ではありませんが、
このコナンドラム・スパークリングはドサージュで使うリキュールとして、
ワグナーファミリーの「Mer Soleil」のシャルドネを使っているそうです。
ドサージュとは澱引き(デゴルジュマン)と同時にリキュールを添加することで、
シャンパンの製造過程の最後の仕上げ工程です。

まあ、とにかく、結論は、「アメリカは自由の国だ!」ということです。(笑)


さあ、いただきましょう。
Alc.(12%)12.6%。薄いレモンイエロー。
IMG_8619

桃、シトラスはわかりましたが、他の柑橘系はわからず。
旨味はあって、水臭くはないです。
ドライ過ぎない味わいで好感度高し。


*****


Conundrum Sparkling Blanc de Blanc 2016
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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