Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

メドック格付け第3級

Château Cantenac Brown Brio de Cantenac Brown 2015 Margaux

メドック格付け第3級、マルゴーのシャトー・カントナック・ブラウンですが、
例によってそのセカンドワインをお試し。ファーストと同じくシャトーの図柄。
ただ、でかでかと「Brio」と書かれており、その名もBrio de Cantenac Brown
「Brio」とはイタリア語でもあるんですが、生気とか活気の意味があります。
早飲みフレッシュで生き生きとした飲み口を想像しますね。さてさて…。


IMG_2544
19世紀初頭にスコットランド出身のワイン商であり動物画家でも有名だった、
John-Lewis Brown (1769-1851)さんがこのシャトーを取得したため、
 カントナック・ブラウンという名前になってます。じゃあ、その前は?
とも思いますが、格付けされたのが1855年ですから、まいいっかです。(笑)
ブラウンさんが今のスコットランド調のシャトーとイギリス式庭園を造りました。

その後いく度となく所有者が変わってますが、1989年に保険会社アクサの子会社、
アクサミレジムの所有となってからシャトーの改革がなされ品質が向上したそうです。
2006年には英国の投資家サイモン・ハラビ氏に所有権が変わっていましたが、なんと、
2019年末にはヘルスケアのUrgoグループを持つル・ルース家( Le Lous )が取得。
まあ、引き続きレベルアップのための投資をするようですから心配はないでしょう。


公式ページは英・仏語の他、中国語と日本語に完全対応。ビジネス魂ですね。(笑)

Brio~のデータを見るとミレジム毎にはなく、セパージュも作付け比率しか書いてません。
その作付け比率は、
・カベソー 65%
・メルロー 30%
・カベフラ 5%
ですが、ファーストはこの比率に近いでしょうが、セカンドはどうなんでしょうね。
ということで、ネット情報では以下のようでした。
・カベソー 47%
・メルロー 42%
・カベフラ 11%
やはり、メルローの比率を高めて、早飲みフレッシュを演出するんですね。
樽熟は新樽率20~25%で12ヶ月です。


さあ、マルゴーはカントナック村にあるシャトーを訪問。
Brio01
門の外からですがバッチリとエチケットと同じシャトーと前庭がのぞけます。
隣にはカントナック仲間(笑)のシャトー・ブラーヌ・カントナックがあります。

いつもの「マルゴーまるごと地図」で位置関係を確認しましょう。
Brio051
黄色四角がカントナック・ブラウン。その他シャトーも書き込んでますが、
久々にマルゴー格付けシャトーのおさらいをしてみましょう。

<MARGAUX マルゴー村>(9シャトー)
(第1級)Château Margaux(マルゴー)
(第2級)Château Durfort-Vivens(デュルフォール・ヴィヴァン)
     Château Lascombes(ラスコンブ)
     Château Rauzan-Ségla(ローザン・セグラ)
     Château Rauzan-Gassies(ローザン・ガシー)
(第3級)Château Ferrière(フェリエ―ル)
     Château Malescot-Saint-Exupéry(マレスコ・サン・テグジュペリ)
     Château Marquis-d’Alesme(マルキ・ダレーム)
(第4級)Château Marquis-de-Terme(マルキ・ド・テルム)

<CANTENAC カントナック村>(9シャトー)
(第2級)Château Brane-Cantenac(ブラーヌ・カントナック)
(第3級)Château Boyd-Cantenac(ボイド・カントナック)
     Château Cantenac-Brown(カントナック・ブラウン)
     Château Desmirail(デスミライユ)
     Château d’Issan(ディッサン)
     Château Kirwan(キルヴァン)
     Château Palmer(パルメ)
(第4級)Château Pouget(プージェ)
     Château Prieuré-Lichine(プリウレ・リシーヌ)

<LABARDE ラバルド村>(2シャトー)
(第3級)Château Giscours(ジスクール)
(第5級)Château Dauzac(ドーザック)

<ARSAC アルサック村>(1シャトー)
(第5級)Château du Tertre(デュ・テルトル)

以上の合計21シャトー。地図と照らし合わせると簡単に覚えられますよ。


エチケット平面化画像。
IMG_2536
「Brio de Cantenac Brown」名のセカンドは2001年からリリースされています。
微妙にラベルデザインも変わっているようで、以前は「de Cantenac Brown」の文字が、
大きな「O」の中に書いてありました。(裏ラベルはまだ「O」の中ですね。)


さあ、抜栓。
IMG_2539
おっ、コルクはセカンド専用仕様、手抜かりなさそうです。

コルクも平面化。
IMG_2540
ミレジムもコルク横にも打ってあるタイプ。

Alc.14%。
濃いガーネット。
IMG_2543

ブラックベリー、プラム、スパイス、スギ。
辛口アタック。
厚み・構造感しっかりしてますね。
微かな酸のお陰か、それでいて軽快感もあり、
セカンドらしい作られ方がされているのがわかります。
余韻にかけてシルキーなタンニンも楽しめます。

格付けワインの貫禄はちゃんとあるし、
セカンドらしい性格付けとお手頃価格も相まって偉いワインです。
因みにパーカーおじさんはファースト2015に90+点つけてます。


*****


Château Cantenac Brown
Brio de Cantenac Brown 2015
Margaux
RRWポイント 93点


Château Lagrange 2015

ボルドーのサントリー。メドック格付け第3級のシャトー・ラグランジュです。
過去からセカンドも含め色々試しています。2014年がなかなかよくって、
セール品の(笑)2013年も試したら意外にも大沈没。それならということで、
ボルドー良年の2015年なら間違いないやろとストックしてあったのを本日抜栓。


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サントリーが所有するだけあって、1983年にサントリーが参画してから、
畑も醸造も大改革をし、品質が大々的に向上したそうです。
その時植え替えたブドウは30年以上経ち、現在は立派な古樹となり、
今のラグランジュの品質を支える主力になっているとのことです。


公式ページは、さすがに日本語表示がしっかりしています。(笑)

サードのオー・メドックまでミレジム毎のデータを完備しています。
今日はファースト。2015年のセパージュはこう。
・カベルネ・ソーヴィニョン 75%
・メルロー 17%
・プチヴェルド 8%
熟成は新樽率60%のオーク樽で21ヶ月です。
(セカンドのLes Fiefs de Lagrangeは新樽率25%で12ヶ月。)

サントリーの日本のサイトにもシャトー・ラグランジュの紹介ページがあります。

こんな記事もあり、サントリーもただ単にボルドーのシャトーを所有するだけではなく、
自社のフラッグシップワイン「登美」に活かしたりしてるようです。
なので、登美は何となくラグランジュを感じさせ、ラグランジュは登美に似てるんではと、
最近は思うようになってきました。しっかり検証しないといけない今後の課題です。(笑)


さて、シャトー訪問。前もやってますが、ストビューでは近づけません。(笑)
Lagrange02
周囲を所有畑が取り囲んでいます。(黄色の線で囲った範囲です。)
エチケットにもある特徴的なシャトーと前池の白鳥。行ってみたいです。
サードワイン(Haut-Médoc)のエチケットは白鳥のイラストになってます。

サン・ジュリアン全体がわかる地図で位置関係を見てみます。
Lagrange01
周辺の格付けシャトーにも印をつけていますのでご確認を。
AOCサン・ジュリアンの格付け11シャトーをおさらいしておきます。
(第2級)Château Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
     Château Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
     Château Léoville-Barton(レオヴィル・バルトン)
     Château Léoville-Las-Cases(レオヴィル・ラスカーズ)
     Château Léoville-Poyferré(レオヴィル・ポワフェレ)
(第3級)Château Langoa-Barton(ランゴア・バルトン)
     Château Lagrange(ラグランジュ)
(第4級)Château Beychevelle(ベイシュヴェル)
     Château Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
     Château Talbot(タルボ)
     Château Saint-Pierre(サン・ピエール)
以上、11シャトー。


エチケット平面化画像。シンプルでいいですね。
IMG_2224
裏ラベル小さめでインポーターシールのスペースを空けてあるような印象です。


さて、抜栓です。
IMG_2226
キャップ、コルク共さすが格付けシャトーという貫禄です。

コルク平面化。ちゃんと両横にミレジムが打ってあります。
IMG_2227
シャトーのイラストも。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。涙の形はっきりせず。
IMG_2230

黒ベリー、ダークチェリー、カカオ、レーズン。
オーク材も香る。(笑)
辛口アタック。
程よい酸がフレッシュさを演出します。
厚み・凝縮感は上等です。
構造感は、あえて言うなら、ラウンド、丸い印象。
余韻で酸が少し戻ってくるんですが、
シルキーなタンニンがちゃんとエスコートしてくれます。
けど...少し何か物足りない…。

2014年には93点をつけましたが、
2015年もいいんですが、92点としましょう。
パーカーおじさんは2014年が92点、
2015年を93点としています。逆~。(笑)


*****


Château Lagrange 2015
RRWポイント 92点


Château d’Issan Blason d’Issan Margaux 2013

メドック格付け第3級、シャトー・ディッサンのセカンドラベル。
Haut-MédocBordeaux Supérieurのサードワインも出していますが、
(「Le Haut-Médoc d'Issan」と「Moulin d'Issan」という名前です。)
このBlason d’IssanはAOCマルゴーの正真正銘のセカンドです。(笑)


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以前ファーストラベルの2013を試してまして、今日は同じミレジムのセカンド。
ボルドーでは厳しかった2013年ですが、ファーストはなかなかの出来でした。
セカンドの2013年にも期待がかかります。(笑)


公式ページは格付けシャトーの貫禄があってよく出来ています。

ワインの紹介はラインアップそれぞれにしっかり情報量があります。

ブラゾン・ド・ディッサンの専用ページもなかなかの出来です。

ミレジムごとにデータシートがダウンロードできます。
・メルロー 57%
・カベソー 43%
シャトーの作付けは70:30でカベソー主体ですが、これはメルロー若干多め。
樽熟は新樽率35%で14~16ヶ月です。


公式ページで畑の所在を示す地図を発見したのでGoogle Mapに転記します。
Issan02
ただちょっと解せないのが、シャトーの前の畑がBordeaux Supérieurなのと、
Haut-Médocの畑がMargauxの畑に挟まれているようにも描かれています。
この地図ではそれがどこかはっきりわかりませんが、AOCマルゴーの域内でも、
格が落ちるHaut-MédocやBordeaux Supérieurの区画があるってことでしょうか?
誰か詳しい人、教えて~!


シャトー訪問は周辺の格付けシャトーとの位置関係も含めて見てみましょう。
Issan03
シャトー・マルゴーやパルメに隣接し、ジロンド川の近い方に位置します。
立地的には申し分ないとは思いますが、なぜそこがBordeaux Supérieur?(笑)

ファーストラベルのエチケットはシャトーの絵が描かれていましたが、
セカンドのBlason d’Issanは門のような建造物が描かれています。
Blasonは「紋章」の意味ですが、こういう門のことも指すんでしょうかね。
とにかくその場所を発見しましたのでスクショを貼っておきます。
Issan04
うん、ピッタリ一致です。若干前の草刈りが足りないようですが。(笑)

いつもの「マルゴーまるごと地図」も貼っておきます。(右下が北なので注意)
Issan01
シャトー・ディッサンはシャトー・マルゴーのお隣ではありますが、
マルゴー村ではなくカントナック村になります。
地図上に村ごとにリストを書き込んでますのでご確認を。


エチケット平面化画像。先ほど挙げたイラストはこれの原画です。
IMG_1691
セカンド、サードは描かれる建造物が違うだけでラベルの体裁は似せてあります。

インポーターラベルは裏ラベルを隠してませんでした。
IMG_1692
偉いぞ、ファインズ。別撮りで上げておきます。


さあ、抜栓。
IMG_1725
コルクは横ミレジム入り、Blason d’Issan専用品ですね。

コルク平面化しておきます。
IMG_1727
同じ門が描かれています。セカンドでも手抜きなしって感じです。

Alc.13%。
濃いガーネット。
黒ベリー、ダークチェリー、モカ、濡れた木…複雑です。
IMG_1728

辛口アタック。
渇いた灰のようなスモーキーさの後、
なかなかの厚みのある味が味わえます。
複雑味も十分。
逆に少し果実味が抜けてしまっている感じが、
少し寂しい気もします。灰と感じたのはそれかな?
シルキーなタンニンは余韻にいざなってくれます。
フィニッシュまでいいバランスが続き、楽しめますね。

う~ん、ファーストラベルも軽く超えてる気がします。
2013年のボルドーはいろいろ飲んでますが、確かにひどいのが多かったです。
ラフィットのセカンドとか、ラグランジュ2013とか)
このブラゾン・ディッサン2013は2013年では最高レベルかも。
シャトー・ディッサン2013も優秀で93点つけましたが、今日のは95点です。


*****


Château d’Issan
Blason d’Issan Margaux 2013
RRWポイント 95点


Boyd Bordeaux (by Boyd-Cantenac ) 2016

メドック第3級シャトー・ボイド・カントナックのエチケットかなと思うと、
「Château Boyd-Cantenac」と入るべきところにデカデカと「BOYD」とあり、
「MARGAUX」となるところが「BORDEAUX」になってます。
これがボイド・カントナックのサードと称して2千円以下でスーパーで売ってます。
さて、どんなもんでしょうか。お試ししてみるしかありません。(笑)


IMG_1676
まずもって、本当にボイド・カントナックが作るサードなのか?です。
ライセンス契約かなんかで、のれんを貸してるってのもあると思われます。

海外のサイトでも同じようなのを見つけたので、世界中で売ってそうです。
しかしこちらは、ハッキリと「BY BOYD-CANTENAC」と書いてあります。
boydc01
7.99ユーロが特売で6.79ユーロの15%OFFです。850円くらいかな?
日本じゃ安いといっても、これの倍以上の値段で売ってることになります。
ちょっと悲しくなりますね。(笑)


ボイド・カントナックの公式ページにはセカンドまでしか載ってません。

他のシャトーでもAOCボルドーのサード以下までカバーしてるのは珍しいですから、
致し方ありませんね。(シャトー・ドーザックなんかは載せています。)

後で厳しく指摘させてもらいますが、裏ラベルのインポーターシールを剥がすと、
この「BOYD」が生まれる経緯が書かれていました。それを頼りにネット調査をすると、
ボイド・カントナックのオーナー、ルシアン・ギュイメ(Lucien Guillemet)氏と、
大手ネゴシアン、メゾン・ブーイのパトリック・ブーイ(Patrick Bouey)氏がタッグを組み、
お互いのノウハウを投入して生み出されたワインなんだそうです。

Maison Boueyの公式サイトがこれ

正式名称は「Famille Bouey Vignobles & Châteaux」となっており、
自社でいくつもシャトーを所有してるようです。実質ここで作ってるのかな?

海外サイトの情報でセパージュ他、少し判明しました。
・メルロー 80%
・カベフラ 10%
・カベソー 10%
樹齢が平均35年のまあまあの古木からです。
樽熟は不明ですが、価格レンジから言って樽が効いてることはないでしょう。
以上から、なんとなくやさしいフレッシュな飲み口が想像できます。


今日のはマルゴーではないのでシャトー訪問する意味はあまりないですが…。
Boyd01
ルシアン・ギュイメ(Lucien Guillemet)氏はシャトー・プージェも所有。
(Château Pougetはメドック格付け第4級。1906年取得。ルシアン氏で4代目。)
道を隔ててほぼ同じ場所にあるように思われますが、実質一体化してるようです。
レオヴィル・バルトンとランゴア・バルトンの関係みたいなもんでしょうね。

マルゴー全体を俯瞰して位置を確認。黄色い四角のところです。
Boyd02
マルゴー格付けシャトーを全部入れるため右下が北になってるのでご注意を。
ジロンド川は下部分、左から右に流れています。

とは言っても、今日のワインはAOCボルドーです。
おそらく生産を委託されているメゾン・ブーイの所有シャトーを見てみますが、
各地あちこちにあって、どこの畑からなのかはまったく見当もつきません。
Bordeaux_map
とりあえず、寄せ集めで作ったボルドー全部入り地図を貼っておきます。


エチケット平面化画像。
IMG_1578
裏ラベルは少し破れてますが、剥がすのに苦労しました。

なんせ、こんな感じにインポーターシールがベッタリでしたから。
IMG_1576
ワインの素性を知る大切な情報を隠すのは大きな罪だと私は思います。
せめて剥がしやすいシールにしておいてほしいです。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_1677
コルクはなんと専用デザインですね。

平面化するとこうです。
IMG_1673
一応ミレジムも入ってますね。

Alc.13%。
ガーネット。
IMG_1674

黒ベリー、うっすらコルク臭?
あまり果実香は多くありません。
アタックで酸味はけっこう来てる気がしましたが、
味自体は…ちょっと驚きました。
ボルドーの平均以上のレベルに来てる気がします。
嫌味がなく「なんかウメェ〜」と素直に思ってしまいました。
喉越しにはタンニンが軽く乗って余韻にかけていい感じだし。

重みはないんですが、確実にうまい。
なんじゃこりゃ?これは偉いワインかも…です。


*****


Château Boyd-Cantenac & Maison Bouey
Boyd Bordeaux (by Boyd-Cantenac ) 2016
RRWポイント 91点


Château Lagrange 2013

メドック格付け第3級のシャトー・ラグランジュです。
過去に2014年を試して、そこそこ美味しかったやつです。
なぜかリカマンで大量の2013年が安売りしてましたので、
比較用に手を出してしまいました。(笑)


IMG_8148
1983年にサントリーが取得してから、畑も醸造施設も大改革をし、
品質が大々的に向上したんでしたね。


公式ページは、サントリーのサイトもありますが、
日本語表示もできる本家の方がまだ内容は充実してます。
セパージュは、
・カベソー 75%
・メルロー 21%
・プチヴェルド 4%
樽熟は新樽率60%で18~20ヶ月。

ミレジム違いを飲み比べるにあたり、
パーカーおじさんの評価の推移を見てみましょう。
・2012年 86点
・2013年 87-89点
・2014年 92点
・2015年 93点
・2016年 95点
ものの見事に毎年着実に点数が上がってきています。
特に2014年からはなかなかの点数で、
前回いただいた2014年は確かにおいしかったわけです。
2016年の95点なんて結構なものですね。
ということは…
今日の2013年ってイマイチってことですかね。


とりあえず、シャトー訪問。
Lagrange01
そうそう。近寄れなかったんでした。入口からずっと向こうです。

サン・ジュリアン全体から見るとこのあたり。
Lagrange02

上記Google Map上に書き込んでますが、
AOCサン・ジュリアンの格付け11シャトーをおさらいしておきます。
(第2級)Château Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
     Château Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
     Château Léoville-Barton(レオヴィル・バルトン)
     Château Léoville-Las-Cases(レオヴィル・ラスカーズ)
     Château Léoville-Poyferré(レオヴィル・ポワフェレ)
(第3級)Château Langoa-Barton(ランゴア・バルトン)
     Château Lagrange(ラグランジュ)
(第4級)Château Beychevelle(ベイシュヴェル)
     Château Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
     Château Talbot(タルボ)
     Château Saint-Pierre(サン・ピエール)
以上、11シャトー。


エチケット平面化画像。
IMG_8138


さあ、抜栓です。コルク横にミレジム入り。上等ワインの証。
IMG_8149

コルク平面化撮影もしておきますよ。
IMG_8140
コルクにもシャトーのイラスト入りです。

Alc.13.5%。ガーネット。
IMG_8144

黒ベリー、スパイス、濡れた木、森の下草。
酸味立つアタック…?
味の実体はあるんですが酸が邪魔をします。
その後、少し粗めのタンニンが喉元に現れます。
その酸は再度現れ、酸味がちの余韻へ。
飲めなくはないんですが、かなり残念な味。
2013年はやはりボルドーの鬼門なんですかね。
パーカーおじさんの点数(PP87-89)も納得いきますが、
もっと低い評価になりました。

こうなったら、良年でリベンジだ!とばかりに、
その後2015年をゲットしました。
今は暫し寝かしてますが、いずれ試しますよ。

シャトー・ラグランジュにここまでこだわるのは、
以前なんとなく共通点を感じた、
サントリーのフラッグシップ「登美」との比較を
いずれやりたいからです。(笑)


*****


Château Lagrange 2013
RRWポイント 85点


Petite Sirène Bordeaux 2014

シャトー・ジスクールについては、
セカンドラベルの「La Sirène de Giscours」と、
サードの「Le Haut-Médic de Giscours」を試しています。
今日のコレは第4のラインアップになるAOCボルドーです。
ファーストは未飲ですが2015年をストック中なので、
これで一応1~4のコンプリートです。(笑)


IMG_8090
表のどこにもシャトー・ジスクールとは書いてませんが、
「王冠に人魚」のマークはシャトー・ジスクールのものです。
「Sirène」はセカンドの名前にもあるように「人魚」の意味です。


同じマークがついてるものの、シャトー・ジスクールの公式ページには、
このワインが載っていません。
エチケットに「メルロー/カベソー」と書いてますから、
メルロー多めなんだろうなとは想像がつきます。
ネット情報によれば、
・メルロー 60%
・カベソー 40%
のようです。


エチケット平面化画像。
IMG_7979
裏ラベルには「オランダ人オーナーのエリック・アルバダ・イェルヘルスマ(Eric Albada Jelgersma )氏がシャトー・ジスクールとシャトー・デュ・テルトルと同じ技術で作っています。」と書いています。
この人がジスクールとデュ・テルトル両方を所有しています。


さて、抜栓。
IMG_8087
コルク、キャップシールとも汎用の安物なのは仕方なしですね。

Alc.13%。
濃いガーネット。
IMG_8089

黒ベリー、スパイス。
樽熟はしてないと思われますが、熟成香的なものも感じます。
辛口アタック。
メルローっぽさはあるんですが、
味の厚みは安モノを感じさせない貫禄あり。
かすかな酸味とシルキーなタンニンは前へ出て来ることなく、
バックグラウンドでいい仕事してます。
余韻でちょっと軽さが出てきますが、これは酸のせいですね。

なかなかいけます。
格付けワインのファーストでもこんなのあるんじゃない?


*****


Petite Sirène Bordeaux 2014
Merlot Cabernet-Sauvignon
RRWポイント 89点


Château Langoa Barton 2014

メドック格付け第3級、シャトー・ランゴア・バルトンです。
オーナーは2級のシャトー・レオヴィル・バルトンと同じバルトン家。
と言うっか、シャトーや敷地自体が共通になっていて、
「Château Langoa et Léoville Barton」と名乗っています。


IMG_7600
畑は違うんでしょうが、施設やスタッフは共通ですから、
当然味は似通ってきます。ならば若干お手頃なこっちがお得。(笑)


公式ページもバルトン家所有シャトー共通になっています。
URLが「www.barton-family-wines.com」(バルトン家)ですもんね。

キャップシールにこんなラベルが貼ってますが、
2013年から偽造防止用に採用された特殊なラベルだそうです。
IMG_7601

で、このラベルのQRコードをスキャンすると、
ランゴア・バルトンの2014年のデータシートのページにリンクします。
う~ん、便利&親切~!!

セパージュは、
・カベソー 54%
・メルロー 34%
・カベフラ 12%
新樽率は60%と書いてますが、期間が書いてませんね。
20ヶ月らしいですが。


シャトー訪問。
barton02
サン・ジュリアン道路、いわゆる県道2号線(D2)沿いにまたがってます。
レオヴィル3兄弟の他の2シャトーも少し離れた「D2」沿いでしたね。


サン・ジュリアンを俯瞰しましょう。
barton01
上記Google Map上に書き込んでますが、
AOCサン・ジュリアンの格付け11シャトーをおさらいしておきます。
(第2級)Château Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
     Château Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
     Château Léoville-Barton(レオヴィル・バルトン)
     Château Léoville-Las-Cases(レオヴィル・ラスカーズ)
     Château Léoville-Poyferré(レオヴィル・ポワフェレ)
(第3級)Château Langoa-Barton(ランゴア・バルトン)
     Château Lagrange(ラグランジュ)
(第4級)Château Beychevelle(ベイシュヴェル)
     Château Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
     Château Talbot(タルボ)
     Château Saint-Pierre(サン・ピエール)
以上、11シャトー。


エチケット平面化画像。
IMG_7585


さあ、抜栓です。
IMG_7597
キャップシールも上等そうなエンボス仕様ですし、
コルクも端にミレジムが入ってます。格付けワインの基本ですね。

コルクも平面化撮影をしておきましょう。
IMG_7595

Alc.13.5%。
濃いガーネット、インキーな黒さです。
黒ベリー、スパイス、香り立つ熟成香。
本格ボルドーの貫禄ですね。
辛口アタック。
程よく厚みのある味です。軽さも感じます。
シルキーなタンニンとはこれですね。
かすかに酸味も感じますが邪魔ではないです。
逆にいろんな要素が複雑味を演出しているようです。
喉越しのタンニンからの余韻はまさに上等ボルドー。
パーカーおじさんの93点に同意ですね~。(笑)


*****


Château Langoa Barton 2014
RRWポイント 93点


Saint-Estèphe de Calon Ségur 2015

以前に試したメドック格付け第3級カロン・セギュールです。
でもそこのサードラベルに相成ります。
セカンドは「マルキ・ド・カロン~(Le Marquis de Calon Ségur)」
というのが正式にはあります。
サードラベル「ラ・シャペル・ド・カロン(La Chapelle de Calon)」
が2013年からこの「サンテステフ・ド~」に名称変更しました。
サードとは言われるものの、生産量がセカンドの半分以下で、
もう一つのセカンドとか、影のセカンドなんて話もあります。


IMG_7456
リカマンで特売していたのですが、2014年と2015年が並ぶ中、
ボルドー当たり年である2015年を迷わず選びましたとさ。
前にファーストの2015年も試しましたから比較したいですね。


公式ページにはセカンドは「マルキ・ド・カロン~」しかなく、
この「サンテステフ・ド~」は残念ながら載っていません。
仕方がないのでネット情報に頼ります。
セパージュは、
・カベソー 53%
・メルロー 38%
・カベフラ 7%
・プチヴェルド 2%
若干ファーストよりメルロー多めですね。
樽熟は3年落ちの樽で16ヶ月のようです。

シャトー訪問はファーストを飲んだ時にやってますので割愛。


エチケット平面化画像。
IMG_6187
シンプルにシンボルマークのハートのみが描かれています。


ハートは、ラフィットやラトゥールも所有していた、
シャトー名の元にもなった「セギュール侯爵」に因ります。
この侯爵が、

『我ラフィットやラトゥールをつくりしが、我が心カロンにあり』

と言って以来、シャトーの至る所にハートをつけたそうです。
エチケットのハートは受け狙いじゃなかったんですね。(笑)
CalonSegur04n


シャトーの位置を再確認。ポイヤックの北側、サンテステフ。
CalonSegur03
サンテステフでもさらに北端に近いところにあります。


サンテステフより更に北はオー・メドックになります。
Bordeaux_Map_B


さて抜栓ですが、コルクにもハートが!
IMG_7458
ミレジムも端と横っ腹に入ってます。

え~い、コルク平面化撮影もしちゃいました。
IMG_7455
ハートがあるだけでなんだかオシャレ。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
黒ベリー、スパイス、ヌルッと熟成香も。
うま味感じるアタックです。
味の奥行きは弱い気がしますが、
上品なタンニンが喉元で心地よくバランスを取ります。
はっきりとタンニンが主張する余韻は楽しめますね~。

最後ボトルに、ちょっぴりオリがありました。
サードとは言え、パーカーおじさんは91-93点だそうで。
僕はファーストと同じ点数になりました。(笑)

*****


Saint-Estèphe de Calon Ségur 2015
RRWポイント 91点


Château Giscours Le Haut-Médic de Giscours 2012

メドック格付け第3級、マルゴーのシャトー・ジスクール。
過去、セカンドのラ・シレーヌ・ド・ジスクールをいただきましたが、
今日のはオー・メドック版なのでサードラベルといったところでしょう。


IMG_6903
セカンドも結構おいしかったので、これにも期待がかかります。

公式ページはよくできていますが、
ミレジムごとの情報はないです。
・カベソー 50%
・メルロー 50%
新樽率20%(残り80%は1~2年落ち)の仏樽で12ヶ月。
と書いてあるので、毎年だいたい同じくらいなんでしょう。

因みにファーストの2012年は、
・カベソー 69%
・メルロー 27%
・カベフラ 4%
だそうです。やはりメルロー多めが早飲みのカギのようですね。


シャトー訪問。立派なシャトーです。
Giscours01
マルゴー村からは離れたラバルド村にあります。

マルゴー格付け21シャトーの位置関係おさらいしておきましょう。
Giscours02
ジスクールは外れにありますが、その分敷地は240haと広大だそうで。

エチケット平面化画像。
IMG_6168
ファーストから一貫して黄金の人魚の紋章が入ってます。



さて、抜栓。
IMG_6904
キャップシールやコルクにまで人魚マークです。

Alc.13-13.5%(この表記は正確なんだかアバウトなんだか)
濃いガーネット。
黒ベリー、生っと樽香。
うま味アタックです。
味わいのバランスはいいですね。
タンニンも程よくシルキー。
喉からふわっと広がりが感じられる余韻です。
非常にレベル高いです。

セカンドもおいしかったんですが、
サードはもっとおいしく感じました。
サードだからって手抜きはない感じがします。
こうなるとファーストが気になるなぁ。


*****


Château Giscours
Le Haut-Médic de Giscours 2012
RRWポイント 95点


Château Calon Ségur 2015

ハートマークで人気のカロン・セギュールです。
セカンドのル・マルキ・ド・カロン・セギュールや、
サード(?)のサン・テステフ・ド・カロン・セギュールも、
よく店頭で見かけますので、同じハート印で売れてるんでしょうね。
今日はファーストラベルで第3級のその実力を試してみましょう。


HMG_5872


2015年と割と浅いヴィンテージですが、
この年はボルドーの当たり年のようですので期待できそうです。
だいたい5の倍数は必ず当たり年みたいですね。不思議。


公式サイトは、フランス語と英語と日本語の3つが選べます。
やはりミーハーな日本人はターゲットのようです。

写真もきれいでお洒落なサイトです。
CalonSegur04n
しかしながらミレジムごとのデータは載っていません。
仕方がないので、またもやネット調査です。

この2015年に93点をつけたパーカーおじさんが、
・カベソー 82%
・メルロー 16%
・プチヴェルド 2%
と言ってるので、たぶんそうなんでしょう。

例年よりかなりカベソー率が高く、
いつもはちょっと混ぜられるカベフラもゼロになってます。
樽熟は100%新樽で20ヶ月と、ぜいたくなGran Vin仕様です。


さて、シャトーを訪問します。
CalonSegur00
畑の真ん中にシャトーがある場合、敷地の中に入れず、
このようにアプローチのところで門前払いになります。(笑)

上空から見ると、なかなか立派な敷地です。畑も美しい。
CalonSegur02
門前払いになったのは青マルの場所です。(笑)

サン・テステフでの位置関係も見ておきます。
公式サイトにはこんな地図が載ってました。
CalonSegur03cs
おしゃれですが、今ひとつ簡略化されて実感がわきません。

で、いつものGoogle Mapの登場です。
CalonSegur03
サン・テステフの市街地の近くですね。

メドック格付け61シャトーのうち、サン・テステフは5つしかなく、
3級はこのカロン・セギュールのみです。
2級にモンローズとコス・デストゥルネルの2つ。
4級にラフォン・ロシェ。5級にコス・ラボリー。
合計5つになります。
地図上にマル印を付けましたのでご確認ください。(笑)

そのサン・テステフ市街にあるワイン屋さんの壁には、
サン・テステフのシャトーの案内地図が描かれています。
CalonSegur05
が、Google Mapではこれ以上近寄って見られません。
やはり現地に実際に行ってみたいものですね~。


エチケット平面化画像。
HMG_5877
いやあ、字体も含め、ほんとにかわいいデザインです。


さて、いただきます。
Alc.13.5%。
濃いルビー。
黒ベリー、チェリーが香り立ちますが酸味っぽい印象。
やはり若干酸味がちなアタックですが、
厚みのある味が最初から感じられます。
さすが格付け第3級のファーストラベルです。
舌、パレットに収斂性のタンニン広がりますが、楽しめるタンニン。
カベソー82%ですからね。
このタンニン、酸味と共に余韻まで引っ張るのでちょっと余計かな。
もう少し寝かせれば丸くなるんでしょう。
でも総合評価はマルです。
なかなか楽しめます。


*****


Château Calon Ségur 2015
RRWポイント 91点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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