「Grand Vin」という言葉があります。フランス語で「グラン・ヴァン」と読み、「偉大なワイン」と訳されています。英語では「Great Wine」と言ってますね。

明確な定義はないようですが、有名一流シャトーから無名の安ワインまで多用している表現のようです。しかし、やはりボルドーの5大シャトーのラベルなんかは堂々としたもんですね。


GranVin


本物の高級ワインを「偉大なワイン」と言われると、妙にありがたく感じるものですね。

しかしながら、「偉大なワイン」は非常に高価であることが多いです。本来、飲んで楽しむはずのワインが、とても手が出ないお値段になっていることはよくあります。いくら偉大でも口にすることができなければあまり意味がありません。


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このブログで、僕はちょくちょく「偉いワイン」という言葉を使ってます。これは「偉大なワイン」とは違う意味で使ってまして、たいてい「お手頃価格なのにめっぽうおいしい」という場合に使います。おいしいんだけど、おいそれとこの値段は出せないというような場合は、「これは偉いワインではない。」となります。

偉いワイン」と呼ぶには、Value for Moneyのバランスが大切ですが、「そこそこうまいし、この値段なら文句は言えないな」的な妥協の産物ではいけません。(僕基準で)「かなりいけてるうまさ」が最重要なのです。・・・値段は安いに越したことはありませんが。(笑)

結局、このブログの目的も、毎日とっかえひっかえワインを試すのも、この「偉いワイン」に巡り合うためなんですね。