Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

南ローヌ地方

Delas Ventoux 2018

ドゥラス(Delas)のAOCヴァントゥー(Ventoux)です。
ローヌのAOCはいろいろクリアしてきましたがヴァントゥーはまだでした。
コート・デュ・ヴァントゥー(Côtes du Ventoux)の表記も見かけますが、
2009年にヴァントゥー(Ventoux)のみに改名されてます。
南ローヌですから、グルナッシュ主体でしょうね。楽しみ~。


IMG_2973
ドゥラスは創設が1835年という北ローヌ、タン・レルミタージュにある老舗。
当初は創設者2人の名を取って「Audibert et Delas」と呼んでいたそうですが、
1924年後継者のHenriとFlorentinのDelas兄弟が、Delas Frères(ドゥラス兄弟)
に改名をして、今もこれが会社名になっています。

1993年、なんとシャンパーニュのルイ・ロデレールを所有するルゾー家が、
ドゥラスを買収します。以降、ルイ・ロデレールが誇る卓越した技術と、
160年のローヌでの歴史を融合し、新たなローヌのスタイルを確立させ、
世界が注目のワイナリーへと進化を遂げているそう。(インポーター資料より…笑)


公式ページはルイ・ロデレール譲りか、おしゃれにできています。

ワイン情報もしっかり載っています。ただ、ローヌあるあるですが(笑)、
セパージュ%が載っていません。今日のも「グルナッシュ主体+シラー」とだけ。
どこかのショップサイトに「通常はこれぐらい」として載ってたのがこれ。
・グルナッシュ 80%
・シラー 20%
まあ、そんなとこでしょうね。(笑)
また、シラーは品種の特徴を生かすため、しばしば全房で仕込むとあります。
ブレンド後は空調の効いた部屋にあるステンレスタンクで6~8ヶ月熟成だそう。


タン・レルミタージュ(Tain-l'Hermitage)の街中にあるドゥラス訪問。
Ventoux00
敷地はそこそこ大きいですが、市街地なので何となく手狭そうです。


さて、
今日のワインはAOCヴァントゥー(Ventoux)なので例によって調べてみます。
前述の通り2009年コート・デュ・ヴァントゥー(Côtes du Ventoux)から改名。
(隣のAOC Luberonも同時期にAOC Côtes-du-Luberonから改名しています。)

AOC Ventouxの範囲ですが、ヴォークリューズ県(Vaucluse)の真ん中。
Ventoux02
AOC Luberonとの境はカラヴォン(Calavon)川になってますね。

え~い!結局、ネットの拾い物地図を貼って見ましょう。(笑)
Ventoux03
まだCôtes du Ventoux表記のままですね。しかし、Ventouxは広いですね。
ローヌは北と南を合わせると長いですが、それで見てもVentouxはでかい…。


さて、例によってGoogle Mapに書き込みします。
Tain-l'HermitageのDelas Frèresと今日のAOC Ventouxとの位置関係を確認。
Ventoux01
北ローヌ(Nord / Septentrional)と南ローヌ(Sud / Méridional)をカバー。
主要AOCの名前も書き込みました。あわせてご確認ください。


エチケット平面化画像。
IMG_2905
裏ラベルを隠さない、えらいインポーターシールです。


さあ、抜栓。
IMG_2969
ワイナリー名、紋章入りのキャップシールとコルク。

コルクを平面化するとこんな感じ。
IMG_2970

Alc.14.5%。(pH:3.69、Brix:7.0)
ガーネット。涙は形がありません。
IMG_2971

カシス、チェリー、黒糖、鉄。
甘みを感じますが、辛口アタック。
また、酸味とまでは感じないんですが、
フレッシュ感を出す要素がありますね。
やはりですが味は軽め。厚みは弱いんですが、
苦味様の複雑味が出てきていい具合になってきます。
余韻もタンニン成分をはっきり感じながら、しっかり楽しめます。

2015年と2017年にパーカーおじさんは90点をつけています。
なるほど、そこそこうまい、そんな感じです。


*****


Delas Frères
Ventoux 2018
RRWポイント 91点


Famille Quiot Jérôme Quiot Cairanne Côtes du Rhône Villages 2014

南部ローヌの比較的新しいAOC、ケランヌをグランマルシェの店頭にて発見。
ケランヌ(Cairanne)はCôtes-du-Rhône-Villages AOCの一部であったものが、
2016年に単独のAOC(Cairanne AOC)に昇格しています。(赤、白、ロゼ)
エチケットを見るとCôtes-du-Rhône-Villages Cairanneの表示のままです。
ミレジムは2014年。そりゃそうですよね。とにかくケランヌをお試しします。


IMG_2299
ファミーユ・キオというこの作り手、1748年創設とかなりの老舗。
シャトーヌフ・デュ・パプに本拠地を構える13代続く家族経営なんですって。
南部ローヌ一帯にかなりの畑/ドメーヌを所有してるようです。


公式ページはしっかりしてますが、構成がわかりづらく使いにくいです。

今日のケランヌは、JQ(Jérôme Quiot)というベーシックラインの一つのようで、
他に、ジゴンダス、ヴァケイラス、ヴァントゥー、コート・デュ・ローヌの赤と、
コート・ド・プロヴァンスのロゼがラインアップにあります。

ケランヌの情報ですが、Grenache、Carignan、Syrah、Mourvèdreとあるので、
4種のブレンドなんでしょうが、セパージュの%が書かれていません。
ネット情報ですが、2018年のセパージュはこうです。多分大差ないと思います。
・グルナッシュ 60%
・シラー 15%
・ムールヴェードル 15%
・カリニャン 10%
醸造は、除梗あり、破砕なし、それぞれのセパージュは別々に発酵後にブレンド。
熟成はコンクリートタンクで18ヶ月です。


作り手訪問。さすが老舗。シャトーヌフの市街の真ん中にあります。
FamilleQuiot01
門構えも立派ですね~。

南部ローヌのAOCをGoogle Map上に書き込んであります。ケランヌを探せ。
Cairanne01
ラストーの西隣りです。ちなみにラストーは2010年に単独AOCになってます。

このネットで拾った地図は2010年より古いんでしょう。
ラストーもケランヌもコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのままです。
Rhone_Sud
ケランヌとラストーを「AOC Communales」の色に塗ったのは僕です。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_2258
まあ、おしゃれなデザインだと思います。

裏ラベルはインポーターシールだけだったので別撮り。
IMG_2260


さあ、抜栓。
IMG_2294
キャップに創業年の1748が誇らしげに書いてあります。

コルクも平面化。
IMG_2295
たいしたことなかったです。

Alc.13.5%。
ガーネット。
IMG_2296

ブラックベリー、ダークチェリー。
ブレタノマイセスっぽさを極かすかに感じました。
ローヌっぽいっちゃ~ローヌっぽい。
辛口アタック。
複雑味を秘めた、そこそこ厚みのある味わいはいい感じ。
重苦しくないのがかえってチャーミング。
余韻もサラッとしてますが、しつこくなくていいです。

飲みやすいローヌ。
何気にポテンシャルは高いと思います。
好みです。オリが少しだけありました。


*****


Vignobles Famille Quiot
Jérôme Quiot
Cairanne
Côtes du Rhône Villages 2014
RRWポイント 94点


Château Beauchêne Grande Réserve 2017 Côtes du Rhône

シャトー・ボーシェーヌは南フランスのオランジュのすぐ北側にあります。
17世紀からこの地に住むベルナール家が1794年に畑を入手し歴史が始まります。
1971年現当主ミシェル・ベルナールさんの代になり家族経営で拡大・発展させます。
シャトー ヌフ・デュ・パプをフラッグシップとするローヌを代表する作り手です。


IMG_1586
今日のこれはコート・デュ・ローヌ。グラン・レゼルヴなんて大層な名前ですが、
ラインアップでは一番下のレンジです。やはり下からお試しです。(笑)


公式ページは古めかしいテイストですが、内容はそこそこ。

セパージュは以下の通り。樹齢は30~50年となかなかのVVです。
・グルナッシュ 30%
・シラー 35%
・ムールヴェードル 23%
・マルセラン 8%
・カリニャン 4%
(記事カテは、シラーが最大分量ですが先に書いてあるグルナッシュに分類。)
完全除梗するなど記述はありますが、樽熟は不明。なしかな?
畑はオランジュの町の北側の石灰質土壌の傾斜地とありますが、
それだけでは場所までは特定できないですね。


シャトー訪問。ストビューで近づけないのでアップされてた写真を拝借。
Beauchene01
敷地内もきれいに整備されてます。エチケットのイラスト通りの建物です。

位置関係をローヌ南部のAOCと共に確認します。まさにオランジュの北側。
Beauchene02
シャトー・ボーシェーヌはChâteauneuf du Pape、Côtes du Rhône、同Villagesに
計70haの畑を所有とのことですが、場所はうまく特定できません。

せめてこの地図でCôtes du RhôneCôtes du Rhône Villagesの範囲を確認します。
発祥の地オランジュの北側と、オランジュとシャトーヌフとの間の畑と思われます。
ChateauBeauchene01
これはネットで拾った地図なのですが、ちょっと古かったので修正しています。
2006年AOCコミューンに昇格のヴァンソブル(Vinsobres)は正しいのですが、
2010年昇格のラストー(Rasteau)や2016年昇格のケランヌ(Cairannne)が、
まだAOC Côtes du Rhône Villagesのままでした。


エチケット平面化画像。
IMG_1452


さあ、抜栓。
IMG_1581
シャトー専用品。紋章もカッコいいですね。

コルクも平面化するとこうです。
IMG_1582
集成コルクですがシャトー名と、例の建物のイラスト入り。

Alc.13.5%。
ガーネット。
IMG_1583

ブラックベリー、プラム、ブラックチェリー。
甘み・酸味それぞれ少しづつ乗ったような辛口アタック。
軽さを感じさせるフレッシュ感はありますが、
味の厚みもあって、いいバランスと言えます。
深みはないんですが、奥に苦味も備えた、いい具合の味わい。
余韻も凡庸なんですが、フィニッシュまでたどり着くと、
「楽しめた」と思えるんです。不思議なもので…。

これは、上のレンジは絶対うまいと思いますね。
う~ん、また課題が増えたなぁ。(笑)


*****


Château Beauchêne
Grande Réserve 2017
Côtes du Rhône
RRWポイント 92点


Domaine Santa Duc Gigondas Aux-Lieux-Dits 2013

以前サンタ・デュックのエリタージュというVin de Franceをいただいてます。
なかなかのうまさだったので、もう少し上のレンジを試したくなります。
やはりジゴンダスの作り手ですから、ジゴンダスをいただいてみましょう。
パーカーおじさん91点ですって。これは楽しみ。


IMG_0671
1874年から6世代続く老舗。1984年イヴ・グラ(Yves Gras)さんが引き継ぎ、
それ以降、めきめきと頭角を現し、「ジゴンダスに君臨するチャンピオン」と、
パーカーおじさんをして言わしめるほどです。


公式ページはシンプルながら情報豊富。

今日のは3種類あるジゴンダスのラインアップ中一番下で、
「Aux Lieux-Dits」の名前が示すように複数の畑(8ヶ所)からです。
セパージュは、
・グルナッシュ 75%
・シラー 10%
・ムールヴェードル 13%
・サンソー 2%
手摘み収穫、一部除梗、自然酵母。
熟成は大樽とテラコッタのかめで18ヶ月だそうで。


ジゴンダスのワイナリー訪問。
SantaDuc01
立派な施設ですが、あまり近づけず。

公式ページの写真を拝借してコラージュしておきます。
Duc01


恒例、Google Mapからこんにちは。
SantaDuc02
ジゴンダス以外にもシャトーヌフやヴァケイラスなんかも作っています。


エチケット平面化画像。
IMG_0636
ABマーク、ユーロリーフ。


さあ、抜栓です。
IMG_0666
キャップのエンボスがカッコいいです。コルクも専用、横ミレジム入り。

コルク平面化しておきます。
IMG_0667
「Aux-Lieux-Dits」専用ということがわかりますね。

Alc.14%。
濃いガーネット。
IMG_0669

最初に来るのが酸の香り…ブショネ風…エッ!!
なんだか嫌な予感です。

黒ベリー、トリュフ、ゴム…?
飲めなくはない味ですが、明らかなブショネ臭も感じます。
ブショネ風味はつきまとうんですが、そんなにも強くない…。
まだまだ軽症のブショネの部類とは思いますが、
酸味も強めで、タンニンと拮抗していい効果は出てません。
とにかく「欠陥」確定。残念!

このブログをつけ始めてから850本ほど飲んでますが、
ブショネは疑い含め7本ありました。確率にして0.8%。
巷では2~3%といいますから、あまり高くないようですが、
全体の2割以上はスクリューキャップですから、
それを差し引いて計算すると、1%以上は出てますね。
いや、DIAMなど合成コルクも省くと…数えるのが大変ですが、
ザクっとコルクの1/3が合成コルクとして、1.7%くらいです。
世間で言う2~3%に近づいてきますね。

サランラップでブショネ臭が取れると聞いたことがあるので、
せっかくなのでこの際実験としてサランラップを投入してみました。
ポリエチレン製でないといけないという情報もあり、ポリエチレン袋も一緒に投入!
完全には無理ですがちょっと軽減された気がします。
ただ、うまくなるわけではありませんのでご注意を。(笑)


*****


Domaine Santa Duc
Gigondas Aux-Lieux-Dits 2013
RRWポイント 76点
(まだ飲めたので一応点数つけました。)

Famille Perrin Gigondas La Gille 2015

ファミーユ・ペランのジゴンダスだす。
シャトー・ド・ボーカステルで有名なファミーユ・ペランですが、
ファミーユ・ペラン名でも南ローヌの種々の産地のワインを出してます。
やっぱりいただくなら「ジゴンダスだす。」というのが自分流…。(笑)


IMG_9413
「La Gille」って畑名ですかね。Google Map上では発見できません。


公式ページシャトー・ド・ボーカステルなんかと共通。
(Château de Beaucastelは専用サイトもありますが…)
ワイン情報はミレジムごとに載っていていい感じなのですが、
なぜか、セパージュの%や樽熟の期間なんかの数字が全くなし。
大樽と小樽の併用とかまで書いてあるのに、なぜ期間がない?
よって、このセパージュはネット情報。
・グルナッシュ 80%
・シラー 20%
パーカーおじさんは89点をつけてるようですね。


作り手訪問。ファミーユ・ペランの公式住所はここなんですよね。
Beaucaste01
まあ、本拠地なんでしょうが、車で10分ほど離れたところにも、
「ファミーユ・ペラン」という立派なワイナリーがあります。
でもやっぱりシャトー・ド・ボーカステルが看板なんでしょう。

南ローヌ全体からの位置関係を見ておきましょう。
Beaucaste02
ここに書き込んだAOCのほとんどをファミーユ・ペランでリリースしてます。
正確には、リラック、ヴァントゥー以外全部です。試したいですね~。


エチケット平面化画像。
IMG_9351


さて、抜栓です。
IMG_9411
ファミーユ・ペラン名のみのコルクとキャップシール。

Alc.14.5%。おう。
ガーネット、若いめの色味かな。
IMG_9412

黒ベリー。
加えて、南ローヌの馬小屋っていうか、鞣し革かな。
これこれ。本物の香り。(笑)
辛口アタック。
味の厚み、構造感、申し分ないです。
シルキーなタンニンもちょうどいい塩梅で盛り立ててくれます。
余韻がじんわり続くのも大変よろしい。

シャプティエのジゴンダスに若干及ばないような気がしますが、
十分おいしいです。偉い。


*****


Famille Perrin Gigondas La Gille 2015
RRWポイント 94点


Domaine Florence Méjan Tavel 2016 Les Muses

やまやの店頭で見かけた1本。
「そうだ、タヴェルのロゼにしよう!」ということになりました。
タヴェルはフランスでも珍しいロゼだけのAOCです。
ロゼが秀逸だからAOCになってるってことですよね。


IMG_8941
ボトルは無色ですから、このロゼはかなり濃い色だとわかります。
プロヴァンスなんかとは違う雰囲気ですね。


公式ページはなかなか新しい感じの作り。
ドメーヌ・メジャン・タウリエ(Méjan-Taulier)として1920年創業。
2012年にエコセール認証を受けたビオワインです。
それ以来、革新的なビオディナミを実践してると書いてます。
ビオディナミが革新的かどうかは「?」ですけどね。
この作り手は発酵期間中ワインにクラシック音楽を聞かせてるそうです。(笑)

最近ラインアップが変わったのかこのワインじゃないのが載ってます。
仕方ないのでセパージュはネット情報です。
・グルナッシュ 58%
・サンソー 24%
・クレレット 9%
・ムールヴェードル 7%
・シラー 2%
クレレット(Clairette)はクレレット・ブランシュともいい、
ローヌからプロヴァンス、ラングドックにかけ広範囲に栽培される白品種です。
樽熟はないですが、熟成中はクラシック音楽を聞かせます。(笑)


ドメーヌ訪問。タヴェルの町のど真ん中にあります。
Mejan01
ストビューデータは2016年。まだ門に名前が書かれていません。
「Méjan-Taulier」から「Florence Méjan」に改名したのは最近でしょうかね。
フロレンス・メジャンはここの女性醸造家です。後継ぎなんでしょうね。

タヴェルと、お隣のリラックも一緒にGoogle Map上で確認です。
Mejan02
ローヌ川を挟んでシャトーヌフ・デュ・パプの川向うになります。


エチケット平面化画像。
IMG_8916
裏ラベルに書いてあるURLはこれです。ネゴシアンとなってます。


さあ、抜栓。
IMG_8942
シンプルですが、早飲みのロゼですからね。

Alc.14%。
オレンジっぽいクリアな赤です。
IMG_8940

ラズベリー、イチゴ、あんず。果実味豊富な爽やかな香り。
甘み感じるアタックです。
アルコール感も効いていて、軽すぎる感じはしません。
それだけで結構楽しめるので何に合わせるか悩む気がします。
ロゼの王道の微かな甘みが楽しめました。

ロゼは今まで白ワインとして評価してきましたが、
今日は赤として評価します。
まあ気分ですが(笑)、それだけ美味しいとも言えます。


*****


Domaine Florence Méjan Tavel 2016
Les Muses
RRWポイント 85点


Clefs des Murailles Vacqueyras 2016

コストコで見つけたローヌのAOCヴァケイラスです。
基本、南部ローヌの産地はどこも美味しいという印象です。
楽しみです。コストコ直輸入だし、間違いない?


IMG_8928
ボトルに浮彫でヴァケイラス。ロ~ヌ~って感じです。


さあ、作り手を調べます。
裏ラベルには、「Wines Tree」というディストリビューターとあります。
南仏エクス・アン・プロヴァンスの近くSaint-Cannatというところに、
ドゥーブル家がChâteau de Beaupréを1854年に入手、その地で名声を得ます。
三代目Maxime Double氏がWines Treeを立ち上げ、ローヌへ進出…ということのようです。
公式ページはこれのようですが、今ではフランス中にワイナリーを所有。
今日のワインは載ってましたが、情報は2009年だけで古いです。

こうなったら、コストコのPOPを信じましょう。(笑)
IMG_8418
セパージュと共にお値段もわかりましたね。お手頃です。(笑)


このヴァケイラスのワイナリーの所在が不明なので、
とりあえず南部ローヌの主要AOCを俯瞰しておきましょう。
Rhone05
ヴァケイラスはサリアン(Sarrians)のコミューンにもまたがってます。
また、すぐ隣のボーム・ド・ヴニーズ(Beaumes-de-Venise)は、
1945年からのミュスカ・ボーム・ド・ヴニーズという天然甘口ワイン(VDN)のAOCですが、
2005年に赤ワインのAOCとしても昇格した新しいところ。注目です。
(それまでは「Côtes de Rhône Villages」名でした。)


エチケット平面化画。
IMG_8424


さあ、抜栓です。
IMG_8925
コルク、キャップは汎用品です。仕方なし。

コルクも一応平面化撮影。
IMG_8924
「mis en bouteille dans nos chais」(うちのセラーで瓶詰しました)

Alc.14.5%。
黒ベリー。チェリーのフレッシュな香りも。
IMG_8926

辛口アタックです。
味の構造感あり。
程よい滑らかな酸が生き生きしたフレッシュ感与え好印象。
喉越しから余韻にかけて、穏やかなタンニンが現れ、
味わいを増幅するといういい仕事をします。

さすがコストコが選ぶ南ローヌのワイン、うまし。
と言うっか、南ローヌのAOCって最高ですね。


*****


Clefs des Murailles Vacqueyras 2016
RRWポイント 93点


Tablas Creek Vineyard Côtes de Tablas 2012

シャトー・ド・ボーカステルで有名な南ローヌの生産者、
ファミーユ・ペランがカリフォルニアで展開するジョイントベンチャー。
パートナーのロバート・ハース氏(インポーターVineyard Brands経営)と、
4年かけて南ローヌのワインを再現するのに最適な場所を探し当てました。
それがパソ・ロブレスで、創設したワイナリーがタブラス・クリークです。


IMG_7681


公式ページはよくできてますがワイン情報が少々弱いですね。
セパージュはラベルにもある通り、
・グルナッシュ 60%
・シラー 25%
・クノワーズ 10%
・ムールヴェードル 5%
クノワーズというのが面白いです。
AOCシャトーヌフデュパプの使用可能な13品種のひとつでしたね。
個々のワインに樽熟の記述がないのですが、
Wine Makingのページに大樽(foudre)で1年とは書いてます。
いずれにしても、南ローヌのワイン造りの匂いがプンプンしますね。


さあ、ワイナリー訪問。
Tablas02
近代的な建物で試飲ツアーなんか始終受け入れしてるようです。

位置関係を確認します。
Tablas01
ちょうどサンフランシスコとロサンゼルスの中間くらいで、
どちらからも車で3時間半といったところ。
AVAでもあるパソ・ロブレスの市街からは30分ほどの山間にあります。
その途中に前に飲んだ「DAOU」のワイナリーもありますね。
ここもパソ・ロブレスでした。


ぐるっと1枚もののラベル。ラベル平面化撮影の本領発揮です。
IMG_7677
インポーターラベルもオリジナルの邪魔をしないさりげなさ。
こういう気遣いのできるインポーター(ジェロボーム)は素晴らしい。
しかし、「Côtes de Tablas」って「Côtes de Rhône」のシャレですよね。
AOCコート・デュ・ローヌのようにラインアップのボトムなんでしょう。
どれだけローヌ・リスペクトやねん!(笑)


さて、抜栓です。
IMG_7684
キャップシールのシンボルマークがいいですね。

Alc.14.5%。
濃いルビー、とってもクリアな透明感があります。
カシス、チェリー、茎っぽさの香り。
辛口アタック。
タンニンが上に乗っかってますが、
凝縮感と果実味が圧倒的に迫ってくるフルボディ。
喉元に特徴的な渋みを感じながらドラマチックな余韻へ。
まさに南ローヌの上等ワインを表現できていると思います。

色からは想像できない重厚感。
おもしろいです。
パーカーおじさんは91-93点ですって。


*****


Tablas Creek Vineyard
Côtes de Tablas 2012
Paso Robles, California
RRWポイント 94点


M.Chapoutier Gigondas 2016

Pays d’Oc」→「Côtes du Rhône」→「AOC Rasteau」と、
底辺から順に上がってきました、シャプティエです。
今日もワンランク?上がって「AOC Gigondas」ジゴンダスだす。
過去、E.ギガルのジゴンダスもかなりいけてましたね。


IMG_7150


公式ページでワイン情報を見ます。
やっぱりセパージュの比率は書いていません。
大部分がグルナッシュ、後はシラー、サンソー、ムールヴェードル。
樽熟は、一部をオーク樽で12~16ヶ月。まあ、軽めですね。


シャプティエ自体はタン・レルミタージュにありますので、
今日はジゴンダス方面へ。
Gigondas1
ここから真っすぐでジゴンダスへ向かいます。一面畑です。
あちこちでドメーヌが直販ショップやテイスティングをやってます。
あとはめいめいでストビュー散歩をお楽しみください。(笑)

ローヌ南部のAOCの場所をジゴンダス含め確認しましょう。
Chap01
何回か同じような地図を描いてますが、重複ですね。(笑)
ま、勉強と思ってやってます。


エチケット平面化画像。点字も健在です。
IMG_6619
ネックシールはバーコードの部分に貼り付けておきました。


さあ、抜栓。
IMG_7149

Alc.15%。
濃いガーネット。
黒ベリー、プラム、ブラックチェリー。
うま味アタックです。
圧倒的な構造感じゃないですかね。
タンニンが喉を心地よく刺激します。
余韻も変わらぬうまさのまま長く楽しめる感じです。
やはり、ジゴンダス、間違いないだす。
(ちなみにパーカーおじさんは92点。)


*****


M.Chapoutier Gigondas 2016
RRWポイント 95点


Vieux Télégraphe Châteauneuf du Pape La Crau 2014

某ワイン漫画(ソムリエール)で紹介されていた作り手です。
「テレグラフ」という名前が印象深く記憶に残っています。
シャトーヌフ…のトップ生産者のひとつなんですってね。
さて、そこのトップキュヴェでございますよ。


IMG_6757


公式サイトはいい感じなのですが、ワインのミレジムごとのデータはなし。
よって、2014年とは限らないデータから転記します。
・グルナッシュ 65%
・ムールヴェードル 15%
・シラー 15%
・サンソー、クレレット、他いろいろ 5%
最後の5%がいい加減ですね。いろいろって。
樽熟はフレンチオークの大樽(foudre)で20~22ヶ月。
その後、ボトルで2年寝かせてやっとリリースだそうで。
つまり、この2014年はリリースされたばかりという訳ですか。

いつもは公式ページで見られる画像は転載しないのですが、
この地図はカッコよかったので貼っておきます。
Telegrap03
南ローヌ地方をイラスト化し、真ん中にヴュー・テレグラフありです。


このワイナリーはブルニエ(Brunier)ファミリーが1891年から、
6世代に渡り運営してきた歴史あるところです。
Google Mapで行ってみると、結構町中にありモダンな佇まいです。
VieuxTeleg01
シャトーヌフ...でなく隣町のベダリッドの集落にあります。

シャトーヌフ…を俯瞰して、ヴュー・テレグラフの場所を確認。
Telegrap01
ボーカステルやペゴー、この前のクロ・デ・パプも記しておきます。


エチケット平面化画像。エノテカシールが英語訳を隠しています。
IMG_6758
「テレグラフ」という名前の元になった、
ラ・クロー(La Crau)の畑にあったという信号所の絵が描かれています。

その畑ってどこかな~っと、それらしい所をウロウロします。
Telegrap02
「クロー」通りから見える畑です。ここらへんかしら?
今でも信号所が残っていたらわかりやすいのにね。


さて、いただきますよ。
IMG_6773
コルクはミレジム入りです。

Alc.14.5%。
濃い目ルビー、濁ってる感じ。
カシス、黒ベリー、軽快フレッシュな香りです。
軽く味の乗ったアタック。
タンニンが喉の奥に現れたと思ったら、
余韻に流れ落ちていく感じがします。
複雑味ある味です。味わい深い...。
やはり全体的に軽快フレッシュ感はあるんですが、
全体のバランスは絶妙。


*****


Domaine du Vieux Télégraphe
Châteauneuf du Pape La Crau 2014
RRWポイント 92点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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