これもグランマルシェ閉店セールの戦利品ですが、
上等ワインでも、話題のワインでもありません。
カオールっていうのと、1999年というのが気になったもので、
思わずついで買いをしてしまった一品です。(笑)
エチケットデザインは上等そうでいい感じなんですが…。
公式ページはあるにはあるんですが、内容貧弱。
現行品と思しき「Château Quattre Cahors AOC」の情報ならこうです。
・マルベック 75%
・メルロー 20%
・タナ 5%
この20年あまり変わりがないようですね。
熟成に関しては「タンクと樽」と、超そっけないです。(笑)
マルベックはカオールではオーセロワ(Auxerrois)と呼ばれています。
コ(Cot)と呼ぶところもあるようですね。
アルザス・ロレーヌの白ブドウでもオーセロワ(Auxerrois)がありますが、
Auxerrois blancとも呼ばれる全く別品種です。
AOCカオールではマルベックを70%以上使わないといけません。
「黒ワイン」と言われるぐらい濃くタンニンの強い超熟タイプなのが特徴です。
とりあえず、シャトー訪問。Bagat-en-Quercyという場所です。
小道の入口に看板がありますが、中には入れませんでした。
上空から見ると、そこそこしっかりした建物と敷地が見えます。
一応、シャトーはカオールAOCの中にあるようです。
カオールの町からは車で30分ほどの距離です。
ついでに「南西地方」を俯瞰してカオールの位置確認をします。
シュッドウェスト、南西地方は広範囲で今一つ全体を掴めてなかったのですが、
今日大発見をしました。「川」に注目すればいいんです!
まず、カオールはロット川周辺の地域です。
ロット川自体がカオールの町中を蛇行しながら通っています。
ロット川はガロンヌ川に合流しボルドーまでつながっています。
タルン川という支流もガイヤック、フロントンをかすめ、
トゥールーズの町から流れてきたガロンヌ川に合流しています。
その後、左岸にビュゼなどをかすめ、先ほどのロット川との合流地点へ。
その観点で行くと、ドルドーニュ川上流はベルジュラックがあります。
周辺の小AOC含め規模の大きい一大生産地ですね。
エチケット平面化画像。
さて、抜栓。
上等ワインでも、話題のワインでもありません。
カオールっていうのと、1999年というのが気になったもので、
思わずついで買いをしてしまった一品です。(笑)
エチケットデザインは上等そうでいい感じなんですが…。
公式ページはあるにはあるんですが、内容貧弱。
現行品と思しき「Château Quattre Cahors AOC」の情報ならこうです。
・マルベック 80%
・メルロー 15%
・タナ 5%
しかし、裏ラベルにセパージュが書いてあるのに気づきました。・マルベック 75%
・メルロー 20%
・タナ 5%
この20年あまり変わりがないようですね。
熟成に関しては「タンクと樽」と、超そっけないです。(笑)
マルベックはカオールではオーセロワ(Auxerrois)と呼ばれています。
コ(Cot)と呼ぶところもあるようですね。
アルザス・ロレーヌの白ブドウでもオーセロワ(Auxerrois)がありますが、
Auxerrois blancとも呼ばれる全く別品種です。
AOCカオールではマルベックを70%以上使わないといけません。
「黒ワイン」と言われるぐらい濃くタンニンの強い超熟タイプなのが特徴です。
とりあえず、シャトー訪問。Bagat-en-Quercyという場所です。
小道の入口に看板がありますが、中には入れませんでした。
上空から見ると、そこそこしっかりした建物と敷地が見えます。
一応、シャトーはカオールAOCの中にあるようです。
カオールの町からは車で30分ほどの距離です。
ついでに「南西地方」を俯瞰してカオールの位置確認をします。
シュッドウェスト、南西地方は広範囲で今一つ全体を掴めてなかったのですが、
今日大発見をしました。「川」に注目すればいいんです!
まず、カオールはロット川周辺の地域です。
ロット川自体がカオールの町中を蛇行しながら通っています。
ロット川はガロンヌ川に合流しボルドーまでつながっています。
タルン川という支流もガイヤック、フロントンをかすめ、
トゥールーズの町から流れてきたガロンヌ川に合流しています。
その後、左岸にビュゼなどをかすめ、先ほどのロット川との合流地点へ。
その観点で行くと、ドルドーニュ川上流はベルジュラックがあります。
周辺の小AOC含め規模の大きい一大生産地ですね。
バイヨンヌ(Bayonne)の町からビスケー湾に流れ込むアドゥール川も注目。
ピレネーから流れ出るアドゥール川はタナで有名なマディランを通過。
バイヨンヌ手前でポー川と合流します。
このポー川横には甘口白のジュランソン、ベアルンがあります。
「川」と一緒に覚えれば、南西地方もスッと頭に入りそうです。
ピレネーから流れ出るアドゥール川はタナで有名なマディランを通過。
バイヨンヌ手前でポー川と合流します。
このポー川横には甘口白のジュランソン、ベアルンがあります。
「川」と一緒に覚えれば、南西地方もスッと頭に入りそうです。
エチケット平面化画像。
さて、抜栓。
Alc.12.5%。
濃い濃いガーネット、透け感ないです。さすが黒ワイン。
黒ベリー、ブラックチェリー、トリュフ、森の下草、ココア…
複雑な香り。加えて、ブレタノマイセス(馬小屋臭)あり?
複雑な香り。加えて、ブレタノマイセス(馬小屋臭)あり?
酸いアタック…これはヤバそうな予感。
味の中心がまったくないです。
水っぽい。
おお、20年で峠は過ぎてしまったんでしょうか。