Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

2000年

André Goichot Bourgogne Pinot Noir 2000

リカマンで2000年の熟成AOCブルゴーニュが特売だったので試してみます。あまり古いピノ・ノワールは試したことがないというか、長期熟成に耐えうる最高級しかおいしくないでしょうと、飲まず嫌いだったのだと思います。(笑)濃くてタンニンの豊富なカベソー等なら長期熟成した味の想像がつくんですが、ピノはちょっと…。今日は「やっぱりAOCブルゴーニュじゃダメか。」という結果も想定に入れながら楽しんでみましょう。(笑)


IMG_3863
メゾン・アンドレ・ゴワショという1947年にムルソー付近で創業したというネゴシアンです。2000年にボーヌの新社屋に移転したそうで、その頃仕込んだのが今日のこれですね。(笑)
しかし、ここの20年物のAOCブルゴーニュが日本のいろんなショップでちょこちょこ出回ってるようです。ずいぶんストックを持ってるんでしょうね。売れ残りか、熟成に自身があるのか…。(笑)


公式ページはありますが、ネゴシアンらしく個々のワインの情報はありません。

・ピノ・ノワール 100%
どこの畑かなんて全く情報はありません。まあ、これは想定内です。(笑)


そのボーヌの新社屋を訪問します。
AG01
敷地は奥行きがあり、かなり大きそうです。


エチケット平面化画像。
IMG_3853
20年の年月を感じないぐらいきれいです。Élevé et mis en bouteille par André Goichot à Beauneとありますから、熟成と瓶詰は自らやってるってことですね。


さあ、抜栓。
IMG_3860
コルクの上側には黒いカビがごっそり。これはまあ想定内。ブルゴーニュのセラーへ行っても壁中に黒いカビがビッシリですからね。この黒いカビはアルコールを好むカビなんですってね。

コルク平面化。
IMG_3861
黒いカビは上部だけ。ボトルの中には達していません。

Alc.12.5%。(pH:3.84、Brix:6.4)
クリア感は残りますが若干くすんだルビー~レンガ色へ見事な褐変。
IMG_3862

果実の香りがしっかり残るフランボワーズ、チェリー、ブルーベリー。
佃煮香の複雑な香りも案外軽めですが、あります。
辛口アタック。
酸もしっかり残っていて、いい構成要素になってます。
熟成による複雑味は感じますが、
元々のポテンシャルがやはり弱いのか少々薄っぺらいですかね。
塩味もかすかに加わり、酸味がちに進む余韻は長めかな。

熟成ピノ・ノワール、AOCブルゴーニュでも十分楽しめました。
まあ、ハマりそうというほどのあれではなかったですが。(笑)


*****


Maison André Goichot
Bourgogne Pinot Noir 2000
RRWポイント 90点


Château Beychevelle 2000

メドック格付け4級、サンジュリアンのシャトー・ベイシュヴェルです。
結構なバックヴィンテージ、それも超良年の2000年をいただきます。
店頭の試飲なので少々落ち着きませんが、どんな味わいなのか、
偉いワイン探しの探求人としては試しておく必要があります。(笑)


IMG_7605
オリが立つからと、ボトルを立てさせてもらえません。
よって今日はエチケット平面化画像はありません。
裏エチケットもなし。(笑)


公式ページはトップページがカッコよすぎてキャプチャーしました。
bay04
エチケットのイラストを実写化したような画像です。
グリフォンを船首にあしらった帆船の向こうにシャトーが見えます。
カッコよすぎる…。

ワイン情報もミレジムごとにデータシートがあるタイプで好感持てます。
セパージュは、
・カベソー 49%
・メルロー 38%
・カベフラ 7%
・プチヴェルド 6%
しかし樽熟の記述がありません。16~18ヶ月らしいっす。


シャトー訪問。ちょっと手前から畑を前景に入れて。
Beychevelle02
Google Mapでは入れませんが、きれいなシャトーと前庭です。


シャトー・ベイシュヴェルの周りは格付けシャトーが密集してます。
Beychevelle01
Château Beychevelleの周囲の4シャトーを地図にマルしておきます。
その4シャトーとは、
(第2級)Château Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
     Château Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
(第4級)Château Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
     Château Saint-Pierre(サン・ピエール)
の4つです。
レオヴィル3兄弟とランゴア・バルトンはもう少し北側です。
タルボーやラグランジュはもう少し西側です。


はい、サンジュリアンのおさらいでした。
さあ、いただいてみましょう。
Alc.13%。
濃いガーネット。
黒ベリー、ブラックチェリー、スパイス。
辛口重いアタックです。
味に奥行きがありますが、生き生きした酸も感じます。
タンニンはなめらかに溶け込んでいて、
かえって酸味の存在感が増す感じです。
その酸をまとった余韻は長いですが、
おかげでフィニッシュはちょっとさっぱりし過ぎかも。
91点と判定しましたが、パーカーおじさんも91点のようです。
気が合うんだなぁ~。(笑)


*****


Château Beychevelle 2000
RRWポイント 91点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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