Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

2012年

Château Montrose Le Saint-Estèphe de Montrose 2012

過去にファーストセカンドサードと一通り試しているシャトー・モンローズですが、今回またサードをいただきます。前に試したサード(Le Saint-Estèphe de Montrose)は2011年にリリースされたNVで、2009を主体に複数年のブレンドという変わったものでした。しかしこれがメチャクチャおいしくて驚いたものです。さて、今日のミレジム2012年はいかがなもんでしょうか。

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メドック格付け第2級、パーカーおじさんも何度も100点をつけて、サン・テステフではコス・デストゥルネルと並んで2台巨頭とも言えるシャトー・モンローズ。ジロンド川河畔の斜面に位置する好立地は他の格付けシャトーにはない特徴になっています。

公式ページは内容豊富でよく出来ています。ワイン紹介も抜かりなし。

ファースト、セカンド、サード、3つとも平等に扱われています。サードは2010年から出してるようですが、今ではラインナップのひとつとして確立され、名前も2016から「Tertio de Montrose」と改められています。
・メルロー 55%
・カベソー 45%
もともとメルロー多めのシャトーですが、セカンド、サードはメルロー率がさらに上がってるようです。熟成は新樽率20%で12ヶ月とそこそこいい感じです。


何度も見てますが、シャトー訪問。畑の中の1本道からのアングルが素敵。
Montrose01
この道はジロンド川沿いからシャトーまで続いています。

上空からサン・テステフを俯瞰するとこんな感じ。
Montr02
周辺にも格付けシャトーや有名シャトーがありますが、一番ジロンド川寄りで水捌けのいい斜面になっている好立地はシャトー・モンローズの強みだそうです。

公式ページから拝借した写真ですが、なだらかな丘に畑があるのがわかります。
Montr03
川の上からかなりの望遠で狙わないとこのアングルにならないはずですが、その立地の良さを一目瞭然に表すにはピッタリの写真です。

いつものサン・テステフ地図で他の格付けシャトー含め位置関係をおさらい。
Montrose02
メドック格付け61シャトーのうち、サン・テステフには5つしかなく、
2級は今日のシャトー・モンローズとコス・デストゥルネルの2つ。
3級はカロン・セギュールのみです。
4級にラフォン・ロシェ。5級にコス・ラボリ。
合計5つになります。


エチケット平面化画像。
IMG_4235
裏ラベル小さめで、下にインポーターシール貼るスペースがあっていいですね。


さあ、抜栓。
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キャップシールにはこのサードワインのシンボルマークでしょうか、バラのマーク。「Montrose」は「バラの山」の意味ですからね。

コルク平面化。
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専用品でミレジムもしっかり横に入ってます。

Alc.13%。(pH:4.24、Brix:6.4)
エッジ褐変気味の濃いガーネット。
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黒ベリー、黒チェリー、ドライフルーツ。
クールな感じの辛口アタック。
タンニンが溶け込んでとってもなめらかでシルキーな渋み。
クールな印象を与える酸がまだ生き生きしてますね。
お陰で構造感は弱まるも、うまみはしっかり醸成されてます。
貫禄ある余韻ですが、酸がちょっと後を引くのが惜しいかな。

とてもおいしいんではありますが、
めちゃうまだったNVのサードは超えられなかったですね。


*****


Château Montrose
Le Saint-Estèphe de Montrose 2012
RRWポイント 94点


Château Sociando-Mallet 2012

オー・メドックのシャトー・ソシアンド・マレです。前に2011年を試していますが、今日のは1年進んで2012年。格付け3級以上の品質があるとか、メドック一の超長熟だとか、いろいろと評価が高いようで、昔から気になっているワインです。まあ、今回はリカマンで特価だったわけなんですが…。(笑)


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シャトー・ソシアンド・マレは、1633年の文書によると、ソシオンド(Sociondo)という名のバスク出身の貴族が所有していたようで、相当古い歴史があります。その後、どこかで「Sociondo」が「Sociando」にスペルミスされてしまいます。(笑)1831年の所有者のマリー・エリザベス・アラレットさんがマレ家に嫁いた頃、当時の習慣は地所に自身の名字をくっつけることだったようで、こうしてとうとう「ソシアンド・マレ」の名前が完成します。バンザ~イ!
その後シャトーはいくつかの人の手を経ますが、畑は5Haほどしかなく荒れ果てていたそうです。1969年に現オーナーのジャン・ゴートロー(Jean Gautreau)さんが購入することになるんですが、この方がシャトーを見事なまでに復活させ今に至ります。現在、畑は83haにもなり年間45万本近く生産するとのこと。


公式ページは簡素ですがいい感じ。
CSM00
ただし、ワイン情報は受賞歴だけしっかり書いてあるのに、ワイン自体の詳細がありません。
この2012年に90点をつけたパーカーおじさんの記事に頼ります。
・カベソー 55%
・メルロー 40%
・カベフラ 5%
新樽率100%のフレンチオーク樽で約12ヶ月の熟成と結構贅沢です。パーカーおじさんは2015年に試飲した記事の中で、まだ10~15年以上熟成してよくなりそうと書いてます。8年じゃまだまだ若いのかしら…。

シャトー訪問。ストビューではなく空撮写真にしてみました。
CSM01
いやあ、きれいな畑に囲まれてますね~。

例によってGoogle Mapでシャトーの位置関係を俯瞰で見ます。
Soci03
オー・メドックとは言いますが、サンテステフにほぼ隣接しています。境界から歩いても5分ほどの距離。サンテステフの格付け第3級シャトー・カロン・セギュールのお隣さんです。

ボルドー左岸、メドック地区全体も俯瞰して見ます。
Medoc03
オー・メドック(Haut-Médoc)の分布、(バ)メドック(Bas-Médoc)の位置関係も把握できましたでしょうか。


エチケット平面化画像。
IMG_3490
シンプルで潔いデザインです。裏にはジャン・ゴートローさんのサインも。
「Sociando-Mallet, ... tout simplement.」のメッセージに注目。「(格付けシャトーでもクリュ・ブルジョワでもなく)ただ単にソシアンド・マレである」というジャンさんの名言のようです。


さあ、抜栓。
IMG_4188
ネックのデザインも凝ってましたが、キャップシールのエンボスもカッコいいです。

コルク平面化。
IMG_4189
ミレジム、シャトー名、シンボルマーク入り、完璧です。

Alc.13%。(pH:4.22、Brix:7.0)
濃いインキーなガーネット。褐変は見られませんね。
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黒ベリー、黒糖、濡れ木、スパイス。いいぞ。
辛口アタック。
程よい凝縮感と、
表層は滑らかながら厚みある構造感は立派。
重さやドギツさなく優しい味わいです。
タンニンもごくごくシルキー。
余韻もバランス崩れることなく長く続きます。
とってもおいしいんですが、
これはまだまだ熟成のポテンシャルありですね。

もう5年ぐらい寝かしたらもっと良さそう。
もう1本買っとくか?


*****


Château Sociando-Mallet 2012
RRWポイント 96点


Donato D’Angelo Calice Aglianico del Vulture 2012

バジリカータ州のアリアニコのDOC、Aglianico del Vulture をいただきます。
百貨店のワインの特設コーナーで面白そうなのを選んだうちの1本です。
カンパーニア州のタウラージだと経験上ハズレは少なく確実な気はしますが、
タウラージはなかったので(笑)、おいしいアリアニコ探しということで…。


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作り手のドナート・ダンジェロは2001年創業と比較的新しいところですね。
バジリカータ州の Aglianico del Vulture DOC のエリアに20haの畑を所有。

アリアニコ100%を2種(Aglianico del Vulture DOC)、フィアノ(Fiano)の白、
カベソーとアリアニコのブレンド(50%/50%)、計4種類のみをラインアップ。
白とブレンドは Basilicata IGT(Indicazione Geografica Tipica)になり、
いずれにしてもバジリカータ州の地場の作り手って感じですね。


公式ページは情報もしっかりしていて、なかなかよくできています。

・アリアニコ 100%
は、この「Calice」と「Donato D’Angelo」の2種ありますが、作り方は同じで、
どちらも木樽で18ヶ月熟成。違いはアリアニコの樹齢で、それぞれ10年と20年です。


リオネーロ・イン・ヴルトゥレ(Rionero In Vulture)の町にある作り手訪問。
Donato_d’Angelo01
隣の8番地に Casa Vinicola D'Angelo という別のワイナリーがあるんですが、
名前からして親戚のようですが、どちらの公式サイトにもその説明がありません。
隣は1920年創業で4代目らしいですから、そっちが本家なのかもしれません。


バジリカータ州は「土踏まず」。バジリカータ州での作り手の位置関係を確認。
Donato_d’Angelo03
左下に貼った地図は公式ページから。所有畑のある3つのコムーネがわかります。
バリーレ(Barile)、リパカンディダ(Ripacandida)、マスキート(Maschito)で、
今日のワインは、リパカンディダとマスキートにある畑からだそうです。


アリアニコはギリシャ原産と言われてますが、古代ローマ時代から栽培され、
カンパーニア州やバジリカータ州などイタリア南部に広まりました。
Donato_d’Angelo04
バジリカータ州のDOC、 Aglianico del Vultureアリアニコ100%が規定です。
北のバローロにも比するというカンパーニア州の Taurasi DOCG が有名ですが、
こちらはアリアニコ85%以上という規定です。あれれ、ですよね。
Taurasi は1970年DOCになっていますが、Aglianico del Vulture は1971年で、
ほぼ同時期にDOCになってる割には、規定に微妙な違いがあるんですね。
(Taurasi は、その後1993年にDOCGに昇格しています。)

また、Aglianico del Vulture DOC は、Aglianico del Vulture Superiore のみが、
2010年にDOCGに昇格しています。
Aglianico del Vulture Superiore DOCG はアリアニコ100%なのは変わりません。
これら3つの差は熟成の規定の差が大きいです。以下にまとめておきます。

・Aglianico del Vulture DOC:9~10ヶ月以上
・Aglianico del Vulture Superiore DOCG:3年以上(内、木樽12ヶ月、ボトル12ヶ月)
・Taurasi DOCG:3年以上(内、木樽12ヶ月)

Aglianico del Vulture (Superiore) の方が Taurasi より若干厳しいのが面白いですね。
Aglianico del Vulture Superiore DOCG については、さらに上級の Riserva があります。

・Aglianico del Vulture Superiore Riserva DOCG:
 5年以上(内、木樽24ヶ月、ボトル12ヶ月)

という風に見ていくと、バジリカータ州の Aglianico del Vulture の方が、
Taurasi より、アリアニコにリスペクトがあるような気がしてきます。(笑)


こちらはネットで拾った(若干修正)アリアニコ括りのDOC/DOCG地図になります。
Donato_d’Angelo02
カンパーニア州中心部と、それに隣接するカンパーニア州の北部が中心ですね。
プーリア州にもアリアニコをガッツリ使うDOCはありますが、必須の品種ではありません。


ラベル平面化画像。
IMG_3183
インポーターシール、重ねてますが裏ラベルの情報は隠してないのでセーフ。(笑)
アリアニコ100%、火山性土壌、15~20ヶ月の熟成といった情報が書かれてます。


さて、抜栓。
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キャップは無印ですが、コルクにはワイナリー名入り。

コルク平面化。エチケットと同じイラストですね。
IMG_3427
DIAM3採用。8年寝かせてますからね。コルク裏には酒石がありました。

Alc.13.5%。(pH:3.99、Brix:7.3)
クリア感あるガーネット。エッジはさすがに褐変。
IMG_3428

黒ベリー、ダークチェリー。青野菜っぽさも。
芳ばしい熟成香。いい樽香、うっとりします。
若干酸味を帯びた辛口アタック。
アリアニコらしい、ドライながら厚み・深みある味です。
タンニンがシルキーで、かすかな収斂性も心地いいです。
余韻で酸味が目立つんですが、後味はじんわり楽しめますね。

おお、やっぱり、
Aglianico del Vulture DOC にはおいしいのありました。
これは上等タウラージ に迫るでは?


*****


Donato D’Angelo
Calice Aglianico del Vulture 2012
RRWポイント 93点


Vesevo Taurasi DOCG 2012

南イタリアのバローロとも言われるタウラージDOCGです。
以前、Beneventano IGTのアリアニコをいただいたVesevoのタウラージ。
レベルの高い作り手と思います。タウラージも過去飲んだのはどれもおいしく、
Vesevo+タウラージという組み合わせは最強じゃないかと期待が高まります。


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タウラージDOCGは、1970年DOCとして制定、1993年にDOCGに昇格。
アリアニコを85%以上使うのが規定。15%は何を混ぜてもいいのが?ですが。(笑)
熟成は3年。内1年は木樽を使用します。上級のリゼルバも設定されていて、
こちらは4年、内木樽で1.5年と、気の遠くなるような熟成期間です。(笑)


Vesevoはイタリアのワイナリー大手ファルネーゼ傘下でしたね。
ファルネーゼとカンパーニア州の生産者が2000年に共同経営で設立しました。
近くのヴェスヴィオ火山(Vesuvio)のラテン語名を名前にしています。
よって、ワイナリー&ワイン情報はファルネーゼ公式ページ内にあります。

木樽での熟成を規定より長い16ヶ月やってるそうです。
インポーター(稲葉)のサイトにもこの作り手の情報はあります。


恒例の訪問ですが、前回ワイナリー訪問しようとしたときも発見できませんでした。
公式サイトに住所も地図も載ってるんですが、どうも不正確な情報のようです。
仕方がないので、タウラージDOCGと共に凡その位置を示すのみにしておきます。
Vesevo01
カンパーニア州都ナポリの東、アヴェリーノ地方。標高は400mから500mと高め。
ヴェスヴィオ火山が近くにありますね。

これはネットで拾ったアリアニコ品種のDOC/DOCG地図なんですが、
なんとななくタウラージの位置がおかしいです。少し南にずれてるような。
よく見ると拡大地図は斜めに切り取ってありますね。気をつけないと。
Vesevo02
FianoGrecoなど白のDOCGも書いてあるのは位置関係がわかり助かりますが。
また、アリアニコ・デル・ヴルトゥーレ(Aglianico del Vulture)はDOCGではありません。
2010年にDOCGに昇格したのは「Aglianico del Vulture Superiore」です。
共にカンパーニア州ではなくバジリカータ州(土踏まずの部分)になります。


ラベル平面化画像。
IMG_1813
裏ラベルには、伊・英語両方で、VesevoがVesuvio火山の古い名前だとか、
火山の噴火によってミネラル豊富な土壌の恩恵があるとか書かれています。


さあ、抜栓です。
IMG_1849
シンプルに「TAURASI」とだけ書かれています。

コルクを平面化しても「TAURASI」だけでした。
IMG_1851
5年耐用のDIAM5を採用。長熟タイプですからね。

Alc.14%。
濃い濃いガーネット。粘性の涙がはっきりしてます。
IMG_1852

黒ベリー、カシス、ブラックチェリー、リコリス。
ヌルッと樽香もきます。
辛口アタック。
深み・厚み・構造感…。
タウラージ の深淵に入ったような満足感がある味です。
乾いたような味わいはアリアニコの個性ですね。
過去に飲んだアリアニコとも共通の特徴です。
この感じ、嫌いじゃないです。
喉越しで霞のような酸を感じますが、
これはこれで重々しくさせなくていいです。
余韻からフィニッシュでタンニンの収斂性も楽しめます。

やはりタウラージにハズレなしって気がします。
バローロとは別モノですが、バローロより好きかも。


*****


Vesevo
Taurasi DOCG 2012
RRWポイント 94点


Château de Chambert Grand Vin 2012 Cahors Malbec

フランス南西地方、AOCカオールのマルベックです。
このシャトー・ド・シャンベールというのは歴史が10世紀にも遡るという、
カオールの始祖のような存在で、そもそもカオール自体のワインの起源が古く、
百年戦争以前の中世ではボルドーより栄えてたとか。
しかし、このワイン、ワインくじの小当たりだったのは内緒。(笑)


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実際の10世紀の書物には、今もシャトー・ド・シャンベールがある町、
フロレッサ(Floressas)の丘に広大なブドウ畑があったという記述があります。
その後、一帯300haにも畑は広がって栄えたそうですが、19世紀の病害虫
(ウドンコ病・ベト病・フィロキセラ)で壊滅し、荒廃していったそうです。
1974年には全面植え替えでオーガニック栽培に転換、現在に至ります。

シャトー・ド・シャンベールはECOCERT認証を受けたカオール最大の生産者で、
DEMETER認証を受けた南西地方最大のビオディナミ生産者でもあります。


公式ページはなかなかよくできていて情報豊富。


ヒストリーのページに面白いものがあったので拝借しました。
1867年に描かれたシャトーの見取り図面。8LDKらしいっす。(笑)
11
この写真は1900年頃のシャトーから見たフロレッサの町だそうで。
当時のブドウ畑ってなんだか大らかですね。(笑)

さて、今日のワイン「Grand Vin」はここのフラッグシップらしいです。
・マルベック 100%
シャトーの一番古い畑の古木からだそうで、当然オーガニックでビオディナミ。
熟成は新樽率20%(残りはセカンドユース)のフレンチオーク樽で12ヶ月。

因みにAOCカオールは赤ワインのみ、マルベックを70%以上使用が条件です。
マルベックは、コ(Côt)、オーセロワ(Auxerrois)とも呼ばれてます。


シャトー訪問です。小高い丘の上で畑に囲まれなかなか立派。
Chambert01
しかし、ポツンと一軒家状態でストビューでは近づけませんでした。
これはGoogle Mapにアップしてあった写真から拝借。

カオールの地図でいうと、この辺りにシャトー・ド・シャンベールがあります。
CahorsB
何となくピンと来ない地図ですね…。

例によって、Google Map上にAOCカオールとシャトーの場所を転記。
CahorsA
フロレッサの町のすぐ横、周辺の畑がシャトー・ド・シャンベールになります。
カオール全体をガロンヌ川の支流ロット川が蛇行して貫いてるのがわかります。

南西地方は「川」で理解せよ、でしたね。
SudW01
川がどこをどの方向に流れてるか理解したら、あとはその流域に注目です。


エチケット平面化画像。シャトーは1690年設立のようです。
IMG_1622
しかし、このインポーターシール、ひどい貼り方です。

そして、非常に剥がしにくい。結局ビリビリになりました。
IMG_1623
大事なユーロリーフのマークが隠されてました。困りますね~。


さあ、抜栓。
IMG_1698
コルクは横ミレジムでいい感じですよ。

平面化したらこうです。
IMG_1700
シャトーのイラスト入りです。

Alc.14%
濃い濃い、黒いくらいのガーネット。そう、カオールの異名は「黒ワイン」。
涙は細かいんですが、輪郭がハッキリしていて色付きです。
IMG_1701

黒ベリー、チョコ、スモーキーです。
かつ、微妙に動物的ニュアンス…ブレタノマイセスかな?
辛口アタック。
少し酸も感じるんですが、圧倒的な厚みで迫力あります。
スパイシー、濃い複雑な味わいが続きます。
タンニンも相当ある感じながら見事に溶け込んでいますね。
余韻も重々しくじんわり続くと思いきや、
最初の酸が少し軽く感じさせてくれるのがナイスプレー。

ビオワイン的な雰囲気もあるにはありますが、美味しけりゃOKです。
ビオディナミ、実はいいんじゃない?(笑)


*****


Château de Chambert
Grand Vin 2012
Cahors Malbec
RRWポイント 94点


Château Rauzan Gassies 2012

久しぶりのボルドー格付けワインをいただきます。
メドック格付け第2級、シャトー・ローザン・ガシーです。
以前ロルム・ド・ローザン・ガシーなるオー・メドックを試してますが、
今日のはファースト・ラベルでございます。


IMG_9792
でかくて、なかなか迫力あるエチケットです。わくわく。


公式ページはなんと工事中。

よって、ネット情報です。
・カベソー 71%
・メルロー 29%
カベフラとプチヴェルドも少量ブレンドされる年の方が多いようですが。
樽は新樽率50%で12ヶ月。若干軽めでしょうか。
パーカーおじさんの評価は88+点だそうです。


シャトー訪問。隣はローザン・セグラ。もとは同じシャトーです。
Gassies01
後方にちらっと見えるのは位置関係から言ってマルキ・ド・テルム。

過去何度もやってますが、マルゴー格付けシャトーまとめをします。
Margaux01
今回は外れにあるドーザックとデュ・テルトルも1枚に収めました。
おかげで、右下が北になります。ご注意を。


エチケット平面化画像。
IMG_9781


さて、抜栓。
IMG_9790
キャップシール、コルク共、さすがに格付けシャトー仕様ですね。

コルク平面化画像もどうぞ。
IMG_9789
ここではエチケットのように2級とわざわざ書いてません。(笑)

Alc.13%。
濃い、透けにくいガーネット。
IMG_9791

黒ベリー、スパイス…。あまり特徴的な香りではありません。
ソフトな口当たりの辛口アタック。
味の構造感は充分ながら、
全体的にはソフトで主張が少ない気がします。
これまたソフトなタンニンの軽い収斂性を感じた後、
余韻はバランスのいい味わいで続きます。

こじんまりと美味いんですが、傑出した感はないかな~。
パーカーおじさんの88+点はわかります。


*****


Château Rauzan Gassies 2012
RRWポイント 91点


Domaine A. et P. de Villaine Bouzeron 2012

DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の共同経営者、
オベール・ド・ヴィレーヌ(Aubert de Villaine)氏が自ら手掛ける、
Domaine A. et P. de VillaineのAOC Bouzeronをいただきます。
品種は、ブルゴーニュ全体の6%というアリゴテ(Aligoté)です。


IMG_9607
「AOC Bouzeron」はブルゴーニュで唯一アリゴテ種の白ワインに認められたもの。
「AOC Bouzeron」の制定をINAOに働きかけたのがオベール氏なんですね。
(1998年、地域名Bourgogne Aligoté Bouzeronから村名Bouzeronに昇格。)

オベール氏の頭文字「A」とパメラ夫人の「P」をとって、
ドメーヌ名が「Domaine A. et P. de Villaine」ということなんですが、
2015年より「Domaine de Villaine」としています。
今日のは2012年なので改名前ですね。

公式ページはこのBouzeronの画像。フラッグシップなんですかね。

データもミレジム毎完備。
アリゴテには2種類あり、アリゴテ・ドレ種が使われています。
アリゴテ・ドレは「Aligoté doré」、金色のアリゴテという意味です。
もう1種はアリゴテ・ヴェール(Aligoté vert)、緑色のアリゴテです。
アリゴテ・ドレの方が小粒で酸味が穏やか且つ芳香が豊かなんだそうです。

以前、Bourgogne Côte Chalonaise La Fortuneを試していますので、
その時の画像を再掲しながらおさらいしましょう。
これがドメーヌ・ド・ヴィレーヌです。
Villaine01

コート・ドールの南端のすぐ隣です。コート・シャロネーズの始まり。
carte
(公式サイトにあった地図を拝借してます。)

ブーズロン村の真ん中あたりにあります。
VillaineBouzeron01
以前飲んだ赤はブーズロンのLa Fortuneという畑からでしたが、
今日のブーズロンはどこだか不明。
Les Clous(モノポール)とLa Digoineにも畑を持ってますので、
この辺り何でしょうかね。

コート・シャロネーズも以前作成の地図でおさらいです。
CotesChalonaise01
モンタニーは4つの村にまたがり、白(シャルドネ)だけでしたね。


エチケット平面化画像。
IMG_8228
ブーズロンにあるドメーヌがブーズロンと名乗るワイン。
トップページやワイン紹介の一番目に載せて誇らしげです。


さて、抜栓。
IMG_9603
横ミレジム入り。白キャップもドメーヌ名入り、いい感じです。

コルク平面化撮影しました。
IMG_9609
「Bouzeron」だけ後で入れてるような気がしますが、一応専用品。

Alc.12.5%。
濃い黄金色。
IMG_9604

柑橘系、梅酒の香りも。
すえた香り。(かすかですが欠陥臭?)
酸味ではあるのですが、独特な酸のアタックです。
この酸味がアリゴテの個性でしょうか。
味は濃さを感じ、厚みはあります。
しかし、不思議な風味…。
個性的と言えば許せなくもないんですが、
古さ、痛んだ臭いとも感じます。

もっと若いうちに飲むべき?
アリゴテの個性?
微妙だな~。


*****


Domaine A. et P. de Villaine
Bouzeron 2012
WWWポイント 75点



RRW02

Alejandro Fernández Tinto Pesquera Crianza 2012 Ribera del Duero

Ribera del Dueroのテンプラニージョの巨匠アレハンドロ・フェルナンデス。
パーカーおじさんも「スペインのペトリュス」とベタ褒めだそうです。
(Gran)Reservaもありますが、そこは若干お手頃のCrianzaをチョイス。(笑)
以前、同じ作り手のデエサ・ラ・グランハが結構よかったので楽しみです。


IMG_9143
独特のラベルデザイン(フォント含む…笑)。ボトルにも同じ門の浮彫。


公式ページは「Familia Fernández Rivera」名になっています。
前に覗いた時は「Grupo Pesquera」だったような気がしますが…。
傘下に4つのワイナリーを運営してるんでしたね。
本拠地リベラ・デル・ドゥエロの「Pesquera」と「Condado de Haza」、
Zamoraに「Dehesa la Granja」、Campo de Criptanaに「El Vínculo」。

ワイン情報となると、最新ヴィンテージの2016年しか載っていません。
・テンプラニージョ 100%
これは変わらないと思います。
熟成もアメリカンオーク樽で18ヶ月で変わらないようですね。
+6ヶ月ボトルで熟成とも書いてます。


さあ、ワイナリー訪問。
TintoPesquera01
ラベルと同じ門がありますね。これがシンボルになってるわけですか。
この前の道を隔てた向かい側がすぐドゥエロ川になってます。
川沿いにずっと行くと、前に飲んだFinca Villacrecesやベガ・シシリアに到達。

いつもの地図でリベラ・デル・ドゥエロの位置を確認しておきましょう。
TintoPesquera02
バジャドリー(一般にはバリャドリードとも)の東側のドゥエロ川沿いです。


エチケット平面化画像。
IMG_8432
インポーターのシールが見事に裏ラベルを隠してるので剥がしました。(笑)
一部下のラベルが剥がれたりしましたが何とか見られる状態にしました。
スペイン語ではありますが、アレハンドロ・フェルナンデスのメッセージが。
「いかに頑張ってこのワインを作ったか」という大事なメッセージです。
ほんと、何度も言いますが、裏ラベルの件に関してはインポーターの皆さん、
よく考え直していただきたいものです。

さてさて、抜栓。
IMG_9144
専用コルクにキャップシール。横ミレジムも入っています。

コルクも平面化撮影しておきます。
IMG_9138
ここにもシンボルの門のイラストがありました。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_9139

黒ベリー、生っと熟成香を感じます。
辛口アタック。
味の厚み、滋味、なかなかなものです。
ちょっとブレタノマイセス風味がある気がしますが、
うまさが帳消しにしてくれるので気にしない。(笑)
タンニンはシルキーで、
最後まで味の厚みをキープしてくれています。
やはり巨匠の醸すテンプラニージョは美味しいです。


*****


Alejandro Fernández
Tinto Pesquera Crianza 2012
Ribera del Duero
RRWポイント 94点


Cave de Lugny Mâcon-Lugny 2012 La Carte Lieu-Dit

最近ちょっとづつ、白ワインの合わせ方がわかってきました。
なので、Red Red Wineとうたいながら、白が増えつつあります。(笑)
今日はブルゴーニュ、マコン・リュニー(Mâcon-Villages)です。
以前、ルフレーヴのMâcon-Verzéをいただきましたね。おさらいです。


IMG_9024
カーヴ・ド・リュニーは1926年リュニーの地で創業。
1400ヘクタールの膨大な畑を持つ、大規模ワイン生産者協同組合でもあります。
全ブルゴーニュの白ワイン生産量の約10%を占める最大級の生産者です。


公式ページにそこそこワイン情報はありました。
「La Carte」という畑はカーヴ・ド・リュニーのモノポールだそうで。
地域名AOC、Mâcon-Villagesの主力だそうです。
(Mâcon-Verzéでも見ましたが、Villagesに代わりに村名を入れられます。)
当然のシャルドネ100%。樹齢は40年。
手摘みと機械で収穫。熟成に樽は使いません。


畑の場所はわかりませんが、同じリュニーですからワイナリーの近くでしょう。
Lugny02
確かに規模は大きそうな建物です。


マコネ地域とリュニーの位置を把握するため拾い物の地図を見ましょう。
carte-vin-bourgogne
う~ん。わかりやすいような、わかりにくいような…。

え~い!やっぱりGoogle Mapに書き込みしてみましょう。
Lugny01
うん、やっぱりこの方がイメージしやすく頭に入ります。
ルフレーヴのマコン・ヴェルゼよりも北寄りにリュニーはありました。
他のAOCも書き込みました。
南の「ソリュトレの奇岩」の周辺にプイィ・フュィッセ他AOCが集中してます。
プイィ・フュィッセには1級畑があります。


エチケット平面化画。
IMG_8915


さあ、抜栓。
IMG_9025
うん、普通です。

でも、コルクも平面化撮影しておきます。
IMG_9026
5年耐用のDIAM5を使用。

Alc.13%。イエロー。
IMG_9022

ライム、バニラ、バターっぽくも。
爽やかな酸味が先に到達するアタック。
ミネラル感も豊富でバランスを取ってますね。
凝縮感ありありのまま余韻に入ります。
最後まで酸味は主張するのですが、
これはこれでフレッシュ感あって美味しいです。


*****


Cave de Lugny
Mâcon-Lugny 2012 
La Carte Lieu-Dit
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Château La Croix Toulifaut 2012 Pomerol

値段からすると割と上等なポムロールではないかと思いますが、
正月に買った、ちょっと高めのワインくじのハズレなのは内緒です。(笑)
これで美味しかったら結果オーライなんですが。


IMG_8710


公式ページはここ。
ポムロールのシャトー・ラ・クロワ・サンジョルジュなど18のシャトーを有する、
歴史あるジャヌックス家(Joseph Janoueix)のシャトーです。
セパージュは、
・メルロー 85%
・カベフラ 15%
旧サイトとやらを見ても、それ以上の情報はなし。
とにかくユーロリーフとAB認証のビオであります。(不安…。)


恒例のワイナリー訪問しようと思いましたが、住所不明。
あとの手掛かりは、公式ページに載っている外観写真と、
ポムロールのChâteau BeauregardとサンテミリオンのChâteau Figeacの間に位置するという記述です。
そのあたりのそれらしい所をシラミつぶしに探すと…ありました。
laCroixT02
ポムロールとサンテミリオンの際々でした。

外観も一致したので間違いはないでしょう。
laCroixT01
右手に見える畑はぎりぎりポムロールに入っています。


エチケット平面化画。
IMG_8428


さて、抜栓。
IMG_8707
コルク、キャップシールはやはり上等ワイン風情です。

コルク平面化画像。
IMG_8706

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_8709

ブラックチェリー。
濡れた木の樽香、もしくはブレタノマイセス(笑)
微妙にですが、ハーブ、シナモンとも言えます。
フレッシュ感ある辛口アタックです。
味はしっかりしてそうですが、軽さも感じます。
メルローらしいといえばメルローらしいです。
かすかなブショネも疑う余韻の風味…。

ビオだからなのかな?
そう思い込めば飲めないでもないですが、
薄っぺらさと、ブショネ疑惑の味が評価を下げます。


*****


Château La Croix Toulifaut 2012
Pomerol
RRWポイント 85点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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