Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

2013年

Cravanzola San Pietro Nebbiolo d’Alba 2013

リカマンの店頭で見つけたネッビオーロ・ダルバ。クラヴァンツォーラです。
以前2011年を試したやつとピンときました。超絶うまかったやつの2013年。
2年進んでラベルデザインは変わったようですが、これは試さなくては…。


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クラヴァンツォーラは1930年創業、Castellinaldo d'Alba という町にあります。
タナロ川左岸(バローロ、バルバレスコの反対側)のロエロ地区になります。
バローロ、バルバレスコじゃないおいしいネッビオーロ探しにいい場所です。


公式ページは前回よりリニューアルされてますね。田舎臭さがなくなったかな。(笑)

今日のワインは「Altagamma」というシリーズで、ラインアップとしてはトップライン。
しかし、もうすでに新しいラベルデザインになっていました。
Cravanzola01
シンプルでこれの方がカッコいいですね。それにしても今日の2013年は…。(笑)

データシートによると、サン・ピエトロの南・南東向き斜面の畑から手摘み収穫。
・ネッビオーロ 100%
熟成がステンレスタンクで12ヶ月、ボトルで6ヶ月と、樽を使っていません。
Nebbiolo d’Alba DOC の規定では「12ヶ月の熟成」のみで樽はありません。
Superiore になると「計18ヶ月、内6ヶ月は木樽」と樽が必須になります。
まあ、樽がなくてもおいしけりゃいいんですけどね。(笑)


作り手訪問。前と同じ写真を貼っておきます。
Cravanzola01
小さな集落の小高い丘の上、教会のすぐ隣にあります。

広域のGoogle Mapで場所を確認しておきます。(黄マルが所在。)
Cravanzola02
バローロ、バルバレスコや、タナロ川との位置関係もご確認ください。
Asti 以外黄色四角で囲ったコミューンは Nebbiolo d’Alba DOC 対象です。

Nebbiolo d’Alba DOC 対象のコミューンはこの地図がわかりやすいです。
上の小地図を比較すると、バローロ、バルバレスコを含まないのが見て取れます。
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その対象コミューンを書き出してみます。(アルファベット順)
全域対象が、Canale、Castellinaldo、Corneliano d’Alba、Monticello d’Alba、
Piobesi d’Alba、Priocca、S. Vittoria d’Alba、Vezza d’Alba、Sinio、Govone。
当然今日の作り手のカステッリナルドも含まれます。以下のコミューンは部分的に対象。
Alba、Bra、Baldissero d’Alba、Castagnito、Diano d’Alba、Grinzane Cavour、
Guarene、La Morra、Magliano Alfieri、Monchiero、Monforte d’Alba、Montà、
Montaldo Roero、Montelupo Albese、Monteu Roero、Novello、Pocapaglia、
Roddi、Roddino、S. Stefano Roero、Sommariva Perno、Verduno 以上。
一部バローロとかぶるコミューンも入ってますね。

上の地図のグレー部分は Langhe DOC を示しているがわかりますね。
これが Langhe DOC の範囲になります。54コミューンもあります。
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54コミューンは書き出しません。(笑)

詳しくはランゲ地区DOCの公式サイトをご確認ください。

バローロ、バルバレスコ含むランゲ・ロエロのコンソーシアムですね。助かります。


最後に、サン・ピエトロの畑からカステッリナルドの町を眺めてみます。
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クラヴァンツォーラの畑がどこかわかりませんが、南・南東斜面とのことで、
この辺りじゃないかと思われます。しかし素晴らしい雰囲気ですね。


ラベル平面化画像。
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何を思ったか、斜め分断デザイン。さらにデザイン変えたのも頷けます。(笑)
裏ラベル隠さないインポーターシールはえらいです。


さあ、抜栓。
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ワイナリー名入りコルク。

コルク平面化。
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コルク横にもマーク入りですが、ここにはミレジムを入れていただきたい。
2011年はDIAM3でしたが、これはDIAM5と少し上等になってます。(笑)

Alc.13.5%。(pH:3.92、Brix:6.9)
ガーネット。エッジが透けてオレンジ褐変が目立ちます。
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カシス、チェリー。ぷっとブレタノマイセスも。
辛口アタック。
若干酸味が前に出ますが、
味の中心にたどり着くと絶妙のバランスを感じます。
やはり、高級ネッビオーロの貫禄はありますね。
余韻も長く楽しめるかと思うと…
最初の酸が少し気になってきました。

前回の爆うまの片鱗はあるんですが、
保存状態かな~、酸味が少々邪魔でした。
難しいもんですね。


*****


Cravanzola
San Pietro Nebbiolo d’Alba 2013
RRWポイント 91点


エーデルワイン シルバー カベルネ・フラン 2013

今日は岩手のワインをいただきます。カベフラモノセパージュは珍しいかも。
東北ではこの岩手や山形が有名ですが、日本ワイナリー協会のサイトを見ると、
ずいぶん東北全体にワイナリーがあります。日本ワインもまだまだ課題が多いです。
新潟や鳥取もお取り寄せしてあるので、ぼちぼちクリアしていきます。(笑)


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エーデルワインはこの地のパイオニアでしょうか、1962年(昭和37年)に、
大迫町と大迫農協の出資で設立された岩手ぶどう酒醸造合資会社が前身です。
株式会社エーデルワインとしては1974年(昭和49年)に設立となっています。

ずっと「Edel Wein」とドイツ語の綴りなのが気になってたのですが、
近くの早池峰山(はやちねさん)に自生する固有種ハヤチネウスユキソウが、
ヨーロッパ・アルプスの「エーデルワイス」と近縁種であることが発見され、
この縁で大迫町がオーストリアのベルンドルフ市と友好都市となったそうで、
ワイナリー名もアルプスの名花エーデルワイス(Edelweiß)に因んだという訳です。


公式ページはいろいろと情報豊富でいいんですが…。

個々のワイン情報は全部楽天市場のネットショップへのリンクです。しかも、
そのショップでも「岩手県紫波郡紫波(しわ)町産カベルネ・フランで限定醸造」
しか情報がありませんでした。樽使いも、使ってると思いますが不明です。
・カベフラ 100%
エーデルワインの所在は岩手県花巻市大迫(おおはさま)町なので、紫波町産なら、
ワイナリー近隣の畑じゃなさそうですね。


東北本線、JR花巻駅から車で30分ほどでエーデルワインに到着です。
直売店「ワインシャトー大迫」が併設され、テイスティングもできるようです。
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紫波町産カベルネ・フランということなので、紫波町を調べたらすぐ近所。
カベフラ畑の場所まではわかりませんが、案外すぐ近くかもしれません。


岩手県を俯瞰して位置関係を把握します。大迫町は県のほぼ中央です。
日本百名山、早池峰山麓にあり、西側が岩手を縦断する東北最大の北上川。
Edel02
早池峰山は標高1,917mで、北上川両側には1,500メートル級の峰が連なります。
エーデルワインのある大迫は、降水量が少なく、昼夜の温度差も大きく、
弱アルカリ性の石灰岩土壌でブドウ栽培には理想的なんだそうです。


エチケット平面化画像。
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裏ラベルに「甘い樽香…」とあるように樽は使ってはいそうですね。
ラベルにはないですが、POPにジャパンワインチャレンジ2016銅賞とありました。
どれだけすごいのかは知りませんが。(笑)


さあ、抜栓。
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キャップシール、コルクもワイナリーのマーク・名前入り。

コルク平面化。
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1974年ではなく1962年を創業年としているようですね。

Alc.12.5%。(pH:3.98、Brix:6.0)
薄めのガーネット。けっこうな褐変と濁りが認められます。
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黒ベリー、プラム、っていうか梅かシソの香り。
甘いブドウ香(フォクシー…)もフッと感じたような…。
いや、気のせい。気のせい。(笑)
還元的な何かも感じる辛口アタック。
酸味もあるんですが、主張は強くないのでOK。
なめらかながらしっかり実体を感じる味わいです。
何よりカベフラらしさが出ているのがいいですね。 
ロワールのシノンなんかとの共通点を感じます。
年相応(2013年)の深み、熟成感も出ていますが、
これ以上寝かせたら枯れていくかもしれません。
余韻は短めですが、酸味がちに感じてきたところで逃げ切り。(笑)

なかなかな作り手と感じました。
ここのカベソーやメルローも試してみたいですね。


*****


エーデルワイン
シルバー カベルネ・フラン 2013
Edel Wein Silver Cabernet Franc 2013
RRWポイント 89点


Twomey Merlot 2013 Napa Valley

リカマンのセールで買っておいたナパですが、トゥーミーのメルローです。
元は1万円近くするので「偉くない」ですが、シルバー・オークの設立だそう。
シルバー・オーク(Silver Oak Cellars)は、アメリカのワインショップでも、
結構いいお値段でオーパワンなんかと並んで鎮座していた記憶があります。
そこの作るワインですから、なるほど別ブランドとは言えお高い訳です。(笑)


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レイモンド・トゥーミー・ダンカン(Raymond Twomey Duncan)さんと、
ジャスティン・メイヤーさんが共同でナパのオークヴィルの土地を購入し、
1972年にシルバー・オーク(Silver Oak Cellars)をスタートさせます。
シルバー・オークの名前は、SilveradoとOakvilleという付近の地名の合成です。
カベルネ・ソーヴィニヨンとアメリカンオーク樽による熟成に拘ったワインで、
高い評価を得、現在ではナパを代表する作り手となっています。

レイモンドさんはカベソー以外の品種を追求するために、トゥーミーを設立。
ここはご自身の名前から「Twomey」をつけたわけですね。1999年のことです。
今日のメルローを始め、ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブランを手掛けます。


公式ページは、ワイン情報のヴィンテージ毎のデータシート完備。畑情報もしっかり。
アメリカあるあるの「ワイン情報がショップ兼用」でないのがありがたいです。
 
トゥーミーのメルローのワインメーカーは元ペトリュスというダニエル・バロンさん。
あのドミナスの立ち上げにも携わっているというすごいお方。
その上、同じくペトリュスで醸造責任者を44年間努めたジャン・クロード・ベルエさん
(Jean‐Claude Berrouet)もコンサルとして2011年からトゥーミーのメルローを担当。
つまり今日の2013年もコンサルしたってことですね。おおっ。
ダメ押しに、トゥーミーのメルローはペトリュスと同じクローンを使っているんだそうで、
「ペトリュスの再来」とも言われるのもうなずけます。ゴイゴイスーなワインでした。

そのメルローはシルバー・オーク創業当初からの畑でもある、Soda Canyon Ranchから。
・メルロー 80%
・カベフラ 15%
・プチヴェルド 5%
ペトリュスはほとんどメルローで、カベフラが5%程度ですから、ちょっと違います。(笑)
新樽率32%で13ヶ月の熟成です。
新樽以外は、1年落ち:31%、2年落ち:18%、ステンレスタンク:19%、だそうで、
フレッシュ感出すために一部樽熟しないそうです。樽のみの新樽率は40%になりますね。


オークヴィルのシルバー・オークからはちょっと北へ上がりますが、
カリストガ(Calistoga)という町にトゥーミー・セラーズはあります。
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ナパヴァレーに最初に立ち上げた拠点がここです。

実はトゥーミーはナパ以外にも拠点があり畑も各地に点在しています。
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カリフォルニアのセントラルコーストはいいとして、なんとオレゴンにも。

今日のメルローの畑、Soda Canyon Ranchもちゃんと地図付きで紹介。
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これでGoogle Map訪問できますが、それよりいい写真や動画が上がっています。(笑)

とは言うものの、畑とワイナリーの位置関係は見ておきましょう。
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結構離れてます。シルバー・オークからだとそうでもないんですが、
カリストガのトゥーミーからだと車で30分ってところでしょうか。

いつものナパ・全ワイナリーマップをTwomeyに印をつけて貼っておきます。
twomey021
ナパだけでもアホほどワイナリーがありますね。

これも公式ページから。今日のメルローの写真じゃないかと思います。
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今日のワインの紹介ページに載っていた写真なので。これがペトリュスのブドウ…。


ラベル平面化画像ですが、ラベルはなくボトルに直接印刷されています。
ロバモンのマエストロと同じ金ピカ印刷の反射のため平面化撮影がうまく効きません。
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仕方がないので、表ラベルはネットで拾った画像を改造して作ってます。

インポーターはJALUX。
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控えめなシールが遠慮気味に貼ってました。エライ。


さあ、抜栓。
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キャップシールに「T」のエンボス。カッコよし。

コルク平面化はこんな感じ。
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シンプル。ヴィンテージくらい打ってほしかったです。

Alc.14.6%。(pH:3.68、Brix:7.0)
ガーネット。エッジに熟成の色合いを感じます。
涙は粘性少なめで、非常に細かいものがたくさん並びます。
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黒ベリー、スパイス、濡れた古い木の熟成樽香。
辛口アタック。
熟成からくる圧倒的な深み・厚みあり。
緻密なキメのストラクチャーを感じます。
タンニンはこなれ、シルキーな舌触りは繊細そのもの。
余韻は苦味様のうまみが乗って、これでもかと続きます。

ペトリュスのブドウで、ペトリュスの作り手が作る。
コンサルのジャン・クロード・ベルエさんへのオーダーは、
絶対「ペトリュスみたいなの作って!」に違いありません。(笑)
これはもうナパのペトリュスなんでしょうね。
ペトリュスは飲んだことないけれど…。(笑)


*****


Twomey Cellars
Merlot 2013 Napa Valley
RRWポイント 95点


Telish Cabernet Sauvignon & Merlot 2013

KALDIで1000円ほどで買えるTelishというブルガリア・ワインです。
以前、Castra Rubraというのを同じくKALDIで買って割と良かったんですが、
その時、Castra Rubraの前身がTelishだったなというのが記憶に残ってました。
案の定、店頭のPOPは「あの、ミシェル・ロラン監修!」みたいな…。(笑)


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1960年創設の官営ワイナリーが民間に払い下げられ、現オーナー、
Jair Agopian氏が購入、1999年に「Telish」ワイナリーをスタート。
その後、2006年に新ワイナリー「Castra Rubra」を建てたそうです。

Telishというのは首都ソフィアの北側に「Telish」という町があり、
そこにある(あった?)ワイナリーというのはネットで調べました。
ワインの裏ラベルには「Telishにあるテリッシュ・ワインセラーで生産、
Kolarovoにあるカストラ・ルブラ・ワイナリーで瓶詰め」とあります。
どうやら、テリッシュもカストラ・ルブラも個別に存在してそうですが、
2つの所在はソフィア経由で車で4時間の距離です。
ブルガリアの北の端と南の端ですから、なんとも不便な位置関係ですね。


公式ページでいろいろ調べようとしたら、なんと工事中です。

タイミング悪いですね。結局ネット情報を探るしかありません。
インポーター、オーバーシーズのサイトに作り手紹介はありました。
ワイン情報が見当たらず、結局得体の知れないドイツのショップサイトで、
・カベソー 50%
・メルロー 50%
らしいことはわかりました。樽は不明です。お値段的になしかな?


テリッシュの町を散策しましたが(笑)ワイナリーらしきものは発見できず。
しかたないので再訪ですが、カストラ・ルブラへ行ってみます。
Telish01
これだけの施設ですから、実質こっちが本拠地なのでしょうね。
1999年テリッシュをスタートした時植えたのがカベソーとメルローと言います。
今日のワインからすると、畑だけは残ってるって感じでしょうかね。

因みに、Castra Rubraの名前ですが、すぐ近くにローマ時代の要塞の遺跡、
Castris Rubrisがあり、そこから取ったそうです。今は石垣が残ってるのみ。
どうりでワイナリーが石造り風情になってるわけですね。


さて、ネットの拾い物ですが、こんな地図がありました。
ブルガリアのワイナリー名が(多分ほとんど全部)地図上に示されてます。
Telish02
テリッシュの町のあたりにはTelishというワイナリー名は書かれていません。
Castra Rubra他、今まで飲んだブルガリアのワイナリーに印をつけました。
Logodajはいいとして、Enira(Bessa Valley)はまた飲んでみたいですね。


さあ、抜栓。
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キャップシールはラベルに合わせたデザインですが、コルクがまさかの無地。
当然ながらコルクの平面化はしません。(笑)

Alc.13.5%。
ガーネット。涙は形がはっきりしません。
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ブラックベリー、ブラックチェリー。
生っと熟成された樽香のようなものを感じます。
辛口アタック。
味の厚みは若干物足りないんですが、
カベソーとメルローのブレンドのお手本のような旨味は出せてます。
嫌味や欠点も見当たらないので、そこそこハイレベルと思われます。
タンニンも十分シルキーで余韻にスムーズにつないでくれますね。
若干の軽さだけ、どう評価するかです。


*****


Telish
Cabernet Sauvignon & Merlot 2013
RRWポイント 91点


E.Guigal Châteauneuf-du-Pape 2013

ある意味オーソドックスなギガルのシャトーヌフ・デュ・パプをいただきます。
このブログを始めてからでも2007年を試してますので今日のは2回目ですね。
どこの産地でも間違いない大手があるっていいですね。シャプティエなんかもいい。
無名なの含めいろんな作り手を試そうと常々思っていますが、たまには大手。(笑)


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ただ、ギガルのこのLa Collectionというシリーズ、ラベルデザインが野暮ったい。
ひと目でギガルとわかるからいいんでしょうが、色どりといい少々古くさい気が…。


公式ページは何気にリニューアルされてました。トップページはChâteau d’Ampius。
コート・ロティのローヌ川沿いに佇む古城を1995年にギガルが取得しました。

ワイン詳細がミレジム毎にちゃんと載っています。今日のセパージュは…
・グルナッシュ 70%
・ムールヴェードル 15%
・シラー 10%
・その他 5%
出ました「その他」。シャトーヌフではよくありますね。「不明」なんでしょうか。
オークの大樽(foudre)で2年の熟成です。

AOCシャトーヌフ・デュ・パプは13種類のブドウを使っていいのですが、
その13種の名前を以下に挙げておきます。

1)グルナッシュ:Grenache (Noir, Gris, Blanc)(黒・グリ・白)
2)シラー:Syrah(黒)
3)ムールヴェードル:Mourvèdre(黒)
4)サンソー:Cinsault(黒)
5)クレレット:Clairette (blanche, rose)(白・ローズ)
6)ヴァカレーズ:Vaccarèse(黒)
7)ブールブラン:Bourboulenc(白)
8)ルーサンヌ:Roussanne(白)
9)クノワーズ:Counoise(黒)
10)ミュスカルダン:Muscardin(黒)
11)ピクプール:Picpoul (blanc, gris, noir)(黒・グリ・白)
12)ピカルダン:Picardan(白)
13)テレ・ノワール:Terret noir(黒)

グルナッシュやピクプールは黒(Noir)も白(Blanc)も1種類で数えられてます。
このAOCの規定は、赤でも、白でも、何%でもいいというゆるゆるな感じですが、
これら以外、ローヌならありそうなヴィオニエやマルサンヌを使うとアウトです。
以上でわかるようにAOCシャトーヌフ・デュ・パプには少量ながらもあります。


再訪ですが、作り手訪問。コート・ロティのあるアンピュイ(Ampuis)です。
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こうなると、もう町ごとギガルって感じです。(笑)

位置関係を北部ローヌの地図で確認します。
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コート・ロティにギガルあり。ただ、今日試すのは南部ローヌのシャトーヌフです。

南部ローヌの地図でシャトーヌフ・デュ・パプ他を見ておきましょう。
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ギガルは南部ローヌは本拠地ではないのですが、ローヌ全体をカバーしつつ、
シャトーヌフなんかへのこだわりはあったんでしょう。なぜなら…

シャトーヌフ・デュ・パプにあるChâteau de Nalysというシャトーを2017年に取得します。

シャトーヌフには並々ならぬ思い入れがあるのか、サイトもしっかりギガル化しています。
まあ、今日のワインは2013年ですから、ここから来てることはないのですが。(笑)

ついでなので一応訪問しておきます。
guigale3
ギガルの南部ローヌの拠点ということになるのでしょうか。


エチケット平面化画像。
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裏ラベル下のサインの所が汚れてますが、インポーターシールの剥がし跡です。

こんな貼り方だったんですよ。
IMG_0059-(1)
バーコードを隠したかったのはわかりますが、もう少し配慮が欲しいです。


さあ、抜栓。
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当たり前ですが、キャップシール、コルクともギガル専用品。

コルク平面化。
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シャトーヌフとも書いてないし、第一ミレジムがどこにもないです。
ちょっと残念な感じ。

Alc.14.5%。
濃いめのガーネット。エッジは若干クリア。
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黒ベリー、ダークチェリー、スパイス。
動物的...かすかなブレタノマイセスはお約束かな。
これぐらいならいいアクセントです。
辛口アタック。
若干酸味も乗っていましたが、
すぐに厚みのしっかりした味の実体に到達。
構造感は圧倒的なのに重々しくない。
なかなかのバランス。

しかし重々しいのが欲しい時もあるんですよね。
そういう意味では期待が大きすぎたかな。


*****


E.Guigal
Châteauneuf-du-Pape 2013
RRWポイント 90点


Clos de los Siete 2013 by Michel Rolland

世界の名だたるワインをコンサルするミシェル・ロランおじさんが所有する、
フロンサックのChâteau Fontenilというシャトーのワインを以前に試しました。
その時、おじさんの公式サイトを見ていると、所有ワイナリーのリンクの中に、
アルゼンチンのワイナリーがあるのに気がつき、以来気にはなっていました。
たまたま店頭でそれらしきワインを発見。「by Michel Rolland」ですって。(笑)


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「Clos de los Siete」とはスペイン語で「7人の葡萄畑」の意味。
ラベルには七角形の星に「7」の文字。なにやらベンチャー事業のようです。
ミシェル・ロランおじさんと6人の仲間たちのアルゼンチンでの協業ですね。

<再掲>ミシェル・ロランおじさんのイメージはやはりこれです。(笑)
CastroRubra05(※)
ジョナサン・ノシター監督の2004年のドキュメンタリー映画、
「モンドヴィーノ」に出てきたミシェル・ロランおじさんの印象は強烈でした。
マフィアのボスのような風情がありましたからね。(笑)
(※注)マイクロ・オキシジェネーション(micro-oxygenation):
「醸造中のタンク内のワインに極微細な泡の酸素をエアーポンプで供給することにより、
酸化熟成を促すテクニック」


Rolland Collectionというおじさんのサイトを以前確認しています。


このサイトのアルゼンチン関連のリンクに行くと、おじさんの所有ワイナリーの紹介。
Mariflor、Val de Flores、Yacochuyaといったワイナリーを所有してるようです。
ただ、今日の「Clos de los Siete」とは関係なさそうですし、第一ここに載ってません。

と思ったら、Clos de los Sieteの公式サイトがありました。なんと横スクロール。

なるほど、わかってきました。メンドーサの南、ウコ・ヴァレー(Uco Valley)にある、
「Campo」という大きな敷地に4つのワイナリーが建てられ、それぞれ個別運営ながら、
「Clos de los Siete」の名のもとに、ミシェル・ロランがワインメイキングを担当し、
共同で一つのワインを生み出しているようです。

セパージュは、
・マルベック 53%
・メルロー 23%
・カベソー 12%
・シラー 8%
・プチヴェルド 4%
マルベックにメルローでボルドーブレンドを目指すわけですね。
樽熟は70%だけ11ヶ月熟成。新樽率は33%(新樽1/3、1年落ち1/3、2年落ち1/3)。
残り30%はステンレスタンク。なぜに?樽の効きを調整してるんでしょうか。


ワイナリー訪問試みますが、例によってストビューはなし。
上空から見ると整然とした広大な敷地に4つのワイナリー。(5つ?)
Siete02
それぞれに独自のワインを作ってますが、ミシェル・ロラン作の共同ワイン
(今日のClos de los Siete)も作ってるって感じのようです。
その名もBodega Rollandというミシェル・ロランおじさんのワイナリーが、
一番最後に建てられたということです。

上記の畑はUco Valleyにあります。恒例のGoogle Map書き込みで確認。
地図下方、トゥヌヤン(Tunuyán)の町の近く。(黄色の太四角印)
Siete01
大括りではMendozaですが、サブリージョンがUco Valleyってことですね。

さあ、南米のワインマップ(ネットの拾い物)で全体を見ておきます。
Siete03
Mendoza地区のUco Valley(Tupungato)って発見できましたか?
アンデスの山を越えればチリのサンティアゴっていう緯度ですね。


ラベル平面化画像。
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フランス語と英語でびっしり解説があります。しかし、なぜスペイン語なし?

で、インポーターシールは剥がしましたが、裏ラベル丸隠しでした。
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メルシャンかJALUXか知らないけど許しませんよ!(笑)


さあ、抜栓。
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キャップはラベルと同じ七角形の星に「7」。

コルク平面化。
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テクニカルコルク、DIAM5を採用です。

Alc.14.5%。
濃い、黒い、インキーなガーネット。コルクの先も真っ黒でした。
IMG_2396

黒ベリー、スパイス、メトキシ・ピーマンも微かに…。
滋味が乗った辛口アタックです。
複雑味、構造感ともに素晴らしい感じです。
が、マルベックの厚みの弱さ、きめの粗さもありますね。
こなれたタンニンは心地よい刺激です。
酸味も少々あるのが、ドラマチックな余韻の中で気づきますが、
爽やかさを与えるいい酸のようです。

やはり、やるなミシェル・ロラン。(笑)
確かに、このおじさんにかかるとハズレはなさそうです。


*****


Clos de los Siete 2013
by Michel Rolland
RRWポイント 95点


Domaine Coquard Loison-Fleurot Gevrey-Chambertin 2013

ドメーヌ・コカール・ロワゾン・フルーロという長い名前の作り手です。
どうやって入手してストックしてあったのか、とんと記憶がありません。
ジュヴレ・シャンベルタン村名ですから、あえて狙って買ってないと思います。
おそらくワインくじの中当たりみたいなやつじゃないかと調べてみますが、
それでもなさそう。(笑)1万円コースのようですが、開けちゃいましょう。


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調べると、元々はモレ・サン・ドニ村のコカール(Coquard)家と、
フラジェ・エシェゾー村のロワゾン(Loison)家の結婚によって誕生し、
5世代続いているドメーヌだそうです。
1982年のレイモン・コカール(Raymon Coquard)の引退後、
相続による畑の分割を避けるため、レイモンの2人の娘、姉シルヴィアンヌ・
フルーロ(Sylviane Fleurot)と妹マリーズ・コラルド(Maryse Collardot)が、
シルヴィアンヌの夫ジェラール・フルーロ(Gerard Fleurot)と3人で、
ドメーヌを法人組織化。はい、ここからがオチです。3つの家族の名前を取り、
ドメーヌ名をコカール・ロワゾン・フルーロにしたというわけです。

エシェゾー、グラン・エシェゾー他、名だたるグランクリュを所有し、
DRCとも並び称される優良ドメーヌらしいんですが、最近までフランス国内中心で、
国外に紹介されることがなかったため知る人ぞ知る作り手なんだそうで。

そういうことで(か知りませんが)、公式ページは…やはり、ありません。
ブルゴーニュ専門のインポーターが紹介するページがありました。

ここによると、マーケ担当のクレア・フルーロ(Claire Fleurot)さんと、
ワインメーカーのトーマス・コラルド(Thomas Collardot)さんの二人が中心に、
良質なワインを世界に広める活躍をしてるんだそうです。

そのサイトから写真を拝借。この二人のことでしょう。ええ感じの丸顔。(笑)
Coquard01

ネット情報でわかったことを書いておきます。
収穫は全て手摘み。低温マセレーション後に100%除梗。
オープン・トップのステンレス・タンクで自然酵母のみで発酵。
ピジャージュとルモンタージュは1日1回実施。発酵期間は12~15日間。
その後、アリエ産ミディアム・ローストのバリック(新樽率40%)に移し、
マロラクティック発酵とシュール・リーの状態で18ヶ月の熟成とのこと。 


フラジェ・エシェゾー村の市街地にあるドメーヌ訪問。
村のノートルダム教会や役所のすぐ近くです。まあ、小さい集落ですからね。
Coquard02
ここの醸造所とセラーの施設は1987年に建てたそうです。


上記のインポーターサイトには所有畑の地図がありますが、グランクリュのみで、
この地図のように、今日のジュヴレ・シャンベルタン村名はどこだかわかりません。
GV
この地図によるとシャルム・シャンベルタンに畑を所有していますね。
他にも以下のようにそうそうたるグラン・クリュを所有しています。

・Grands Echézeaux(0.18ha) 
・Echézeaux(1.29ha)
・Clos de Vougeot(0.64ha)
・Clos de la Roche(1.17ha)
・Clos Saint Denis(0.17ha)
・Charmes Chambertin(0.32ha)

これ以外に、
・Vosne Romanée プルミエ・クリュと村名(1.68ha)
・Chambolle Musigny 村名(0.8ha)
・Gevrey Chambertin 村名(0.21ha)
もあるということです。

この地図でジュヴレ・シャンベルタン村名対象地域を見てみましょう。
Gevrey01
村名は国道D974号線の東側までかなり広範囲なのがわかります。

最後に位置関係を見ておきましょう。まずフラジェ・エシェゾー村を確認。
Gevrey02
変な形ですね。ヴォーヌ・ロマネとヴージョに首根っこをつかまれたようです。
ジュヴレ・シャンベルタン(シャルム・シャンベルタン)からの距離感を知るため、
コート・ド・ニュイ中心部を1枚に収めています。


エチケット平面化画像。
IMG_1759
紋章にCLFと入ってますが、実際DRCのようにCLFと略されるようです。

裏ラベルはこれだけなので、別撮り。
IMG_1756


さあ、抜栓。
IMG_1772

コルクも平面化。
IMG_1773
ちゃんと横ミレジム入りです。

Alc.13%。
ルビー。若干のクリア感がありますね。
IMG_1775

フランボワーズ、アメリカンチェリーのジャム。
濡れた木の樽香にスパイス感も。
辛口アタック。
穏やかな酸はまだ生き生きした印象を与えてます。
程よい複雑味は村名らしい貫禄を感じます。
喉越しから余韻で酸が蘇ってきて、
フィニッシュを果実味と軽やかさで締める感じです。

なかなかではありますが、びっくりするほどではなかったです。
結構なお値段なんですが...。


*****


Domaine Coquard Loison-Fleurot
Gevrey-Chambertin 2013
RRWポイント 90点


Château d’Issan Blason d’Issan Margaux 2013

メドック格付け第3級、シャトー・ディッサンのセカンドラベル。
Haut-MédocBordeaux Supérieurのサードワインも出していますが、
(「Le Haut-Médoc d'Issan」と「Moulin d'Issan」という名前です。)
このBlason d’IssanはAOCマルゴーの正真正銘のセカンドです。(笑)


IMG_1729
以前ファーストラベルの2013を試してまして、今日は同じミレジムのセカンド。
ボルドーでは厳しかった2013年ですが、ファーストはなかなかの出来でした。
セカンドの2013年にも期待がかかります。(笑)


公式ページは格付けシャトーの貫禄があってよく出来ています。

ワインの紹介はラインアップそれぞれにしっかり情報量があります。

ブラゾン・ド・ディッサンの専用ページもなかなかの出来です。

ミレジムごとにデータシートがダウンロードできます。
・メルロー 57%
・カベソー 43%
シャトーの作付けは70:30でカベソー主体ですが、これはメルロー若干多め。
樽熟は新樽率35%で14~16ヶ月です。


公式ページで畑の所在を示す地図を発見したのでGoogle Mapに転記します。
Issan02
ただちょっと解せないのが、シャトーの前の畑がBordeaux Supérieurなのと、
Haut-Médocの畑がMargauxの畑に挟まれているようにも描かれています。
この地図ではそれがどこかはっきりわかりませんが、AOCマルゴーの域内でも、
格が落ちるHaut-MédocやBordeaux Supérieurの区画があるってことでしょうか?
誰か詳しい人、教えて~!


シャトー訪問は周辺の格付けシャトーとの位置関係も含めて見てみましょう。
Issan03
シャトー・マルゴーやパルメに隣接し、ジロンド川の近い方に位置します。
立地的には申し分ないとは思いますが、なぜそこがBordeaux Supérieur?(笑)

ファーストラベルのエチケットはシャトーの絵が描かれていましたが、
セカンドのBlason d’Issanは門のような建造物が描かれています。
Blasonは「紋章」の意味ですが、こういう門のことも指すんでしょうかね。
とにかくその場所を発見しましたのでスクショを貼っておきます。
Issan04
うん、ピッタリ一致です。若干前の草刈りが足りないようですが。(笑)

いつもの「マルゴーまるごと地図」も貼っておきます。(右下が北なので注意)
Issan01
シャトー・ディッサンはシャトー・マルゴーのお隣ではありますが、
マルゴー村ではなくカントナック村になります。
地図上に村ごとにリストを書き込んでますのでご確認を。


エチケット平面化画像。先ほど挙げたイラストはこれの原画です。
IMG_1691
セカンド、サードは描かれる建造物が違うだけでラベルの体裁は似せてあります。

インポーターラベルは裏ラベルを隠してませんでした。
IMG_1692
偉いぞ、ファインズ。別撮りで上げておきます。


さあ、抜栓。
IMG_1725
コルクは横ミレジム入り、Blason d’Issan専用品ですね。

コルク平面化しておきます。
IMG_1727
同じ門が描かれています。セカンドでも手抜きなしって感じです。

Alc.13%。
濃いガーネット。
黒ベリー、ダークチェリー、モカ、濡れた木…複雑です。
IMG_1728

辛口アタック。
渇いた灰のようなスモーキーさの後、
なかなかの厚みのある味が味わえます。
複雑味も十分。
逆に少し果実味が抜けてしまっている感じが、
少し寂しい気もします。灰と感じたのはそれかな?
シルキーなタンニンは余韻にいざなってくれます。
フィニッシュまでいいバランスが続き、楽しめますね。

う~ん、ファーストラベルも軽く超えてる気がします。
2013年のボルドーはいろいろ飲んでますが、確かにひどいのが多かったです。
ラフィットのセカンドとか、ラグランジュ2013とか)
このブラゾン・ディッサン2013は2013年では最高レベルかも。
シャトー・ディッサン2013も優秀で93点つけましたが、今日のは95点です。


*****


Château d’Issan
Blason d’Issan Margaux 2013
RRWポイント 95点


DRC (Domaine de la Romanée-Conti) Romanée St-Vivant 2013

いつもは眺めるだけで記事にしていたDRC (Domaine de la Romanée-Conti) ですが、
今日はロマネ・サン・ヴィヴァンを味見しましたので、少しうだうだ書いてみます。
軽く200万円越えのロマネ・コンティは問題外ですが、これとてボトルなら30万円コース。
「偉いワイン探し」を大きく逸脱するのは重々承知ですが、気になるってもんです。
そもそも、このブログのトップ画像がロマネ・コンティの畑なんだし…。(笑)


IMG_1437
おいしい全房発酵なら過去からいくらか飲んできています。
ドメーヌ・ド・ラルロデュジャックシモン・ビーズとか…。
これらもそんなにお安くはないのですが、DRCほど高価ではありません。
その「うまさ」に値段ほどの差はないというのはだいたい想像できます。
しかし、神がかり的な「本物」といううまさは存在するんでしょう。
それだけの価値を認めて、その金額を払う人がいるんですから。(笑)


公式ページは至って簡素、シンプル。フランス語のみ。王者の貫禄とも言えますね。

8つの所有グラン・クリュの紹介はありますが、面積・生産ボトル数と詩的な(笑)説明のみ。
一般には除梗・破砕しない全房発酵でトロンセ産のオーク樽の新樽100%で熟成します。


DRCの詳細については国内正規代理店のファインズのサイトをリンクしてお茶を濁します。

DRCが持つ8つのグラン・クリュは以下の通りです。
・CORTON
・ECHEZEAUX
・GRANDS-ECHEZEAUX
・LA TACHE
・MONTRACHET
・RICHEBOURG
・ROMANEE-CONTI
・ROMANEE-SAINT-VIVANT
(DRCの公式ページからコピペしたので大文字になってます。)


前を通ったことはあるんですが、写真は撮ってないのでGoogle Mapで訪問します。
Image-1
規模も見かけも質素そのものです。儲かってると思うんですが。(笑)

これが自分で撮った写真。ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑越しにDRCの裏手が見えます。
DRC01
この時は(2017年9月)収穫直前で熟したピノ・ノワールがたわわに実っていました。

そのロマネ・サン・ヴィヴァンの畑をクローズアップしてみます。
DRC02
クリックで拡大してブドウの房を高解像度で堪能してください。(笑)
この辺りもDRC所有なので、まさにDRCで瓶詰めされるブドウの写真になります。

ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑を俯瞰して、DRCの所有部分を確認しましょう。
DRC_RSVGGM
デュジャックやルロワの区画もあるものの、ほぼDRCのモノポール状態ですね。(笑)

で、例によって、
共にDRCの畑であるロマネ・サン・ヴィヴァンとロマネ・コンティの間に降り立ちます。
RomaneeStVivant02
2つの畑を隔てるこの小道で何が変わるのか? ボトル一本200万円以上の差があります。
ロマネ・サン・ヴィヴァンの30万円を安く感じさせる心理作戦の線も考えられますね。(笑)


エチケット平面化画像。手動なので少々難がありますが。(笑)
IMG_1951
マレ・モンジュ(MAREY-MONGE)とありますが、もともとマレ家が所有で、
Domaine Marey-Monge名のロマネ・サン・ヴィヴァンを作ってました。(ルロワ)
その子孫が1988年に巨額の相続税のために畑をDRCに売却します。
それまでもDRCはその畑でDRC名のワインも作ってたので、敬意を表して、
今でもその名前をエチケットに入れているそうです。


コルクは平面化はなしです。
IMG_1431
ロマネ・サン・ヴィヴァン専用ですが、なぜかロマネ・コンティの畑のイラストです。

なぜなら、この石の十字架と石垣が描かれているからです。
RC01
ロマネ・コンティの畑の前にはこの十字架があり、石垣で仕切られています。
(この角度で撮ると、十字架の向こうに見えるのはリシュブールになりますが…。笑)


さて、お味の方は?
Alc.13%。クリアなルビー。全房~って色の薄さです。
IMG_1436

フランボワーズ、プラム、フィーグのジャム。
フレッシュ感のあるフレーバーが香り立ちます。
滋味が乗ったアタックです。
酸を感じますが複雑な味わいの中心には、
かすかな苦みも発見できます。これも全房っぽい。
余韻はタンニン+苦味が薄く乗って、
同様のバランスを取りながらじんわり続きます。

確かに貫禄あるうまさだと思います。
RRWポイントで言うと95点かな。
調べたらパーカーおじさんも95点らしいです。
気が合うな~。(笑)


*****


Domaine de la Romanée-Conti
Romanée St-Vivant 2013
RRWポイント 95点


Méo-Camuzet Frère & Sœurs Fixin 2013

以前AOCブルゴーニュを試してるメオ・カミュゼです。今日のはフィサン。
DomaineでなくMéo-Camuzet Frère & Sœurs名なのでネゴシアンものですが、
ラベルに「Récolté et Vinifié」とあるように、メオ・カミュゼのスタッフが、
畑の管理から収穫、醸造までドメーヌものと同様の仕事をしていますので、
比較的お手頃価格でメオ・カミュゼの哲学を踏襲したワインが楽しめます。


IMG_1398
アンリ・ジャイエの薫陶を受け継ぐヴォーヌ・ロマネの名門と言いますが、
その歴史と経緯を自分なりに端折って説明したいと思います。(笑)

メオ家のワイン作りとの関りは4世紀に渡るそうで、メオ・カミュゼとしては、
1900年代、ヴォーヌ・ロマネの市長でもあったエティエンヌ・カミュゼさん
<Étienne Camuzet (1867-1946)>の代から始まったそうです。というのも、 
エティエンヌの娘に後継ぎがなく、1959年に親戚筋(メオ家?)のジャン・メオ
ドメーヌを託したそうで、ここで「メオ+カミュゼ」の完成ってことでしょうか。
しかし...このジャンさんが政府の閣僚やら欧州議会の議員をやっていたので、
なんとパリから遠隔操作でドメーヌ運営をしていたそうです。
クロ・ド・ヴージョ、エシェゾー、コルトンなど名だたるグラン・クリュ含む畑は、
折半耕作で小作人に任せ、出来たワインは樽のままネゴシアンに売られていたそう。
この時小作人でドメーヌのワインを手掛けてたのが、2006年没のブルゴーニュの神様、
アンリ・ジャイエ(Henri Jayer)というわけです。
1980年代半ば、折半耕作の契約が切れると、小作人たちも引退の時を迎えて、
メオ家にブドウ畑を返還。1985年本格的にドメーヌ元詰めを始めざるをえなくなります。
パリから遠隔操作のドメーヌ運営が出来なくなったというわけで、ジャンさんの息子、
ジャン・ニコラ・メオ(Jean-Nicolas Méo)さんがブルゴーニュに帰されたとのこと。
その後アンリ・ジャイエはコンサルとしてジャン・ニコラの指導をするに至ります。
JNetHJ
「やっぱ、ワインって完全除梗っすよね、ジャイエさん。」
「そりゃそうだよ。よくわかってるじゃないか、ジャン。」
こんな感じでしょうか。(笑)(写真は公式ページから拝借)


公式ページは情報量豊富でデザインもよく出来てます。

今日のフィサンの詳細情報もしっかりあります。
樹齢は25~50年で、平均するとかなりの古木なんだそうです。
熟成に新樽はあまり使わず、期間も短めでフレッシュさを活かしてるとのこと。
ネット情報では新樽50%で18ヶ月のようですね。
酸は控えめの早くから飲める仕様ですが、10年くらいまでの熟成にも耐えるそうです。

畑名や位置もしっかり書いてありますので、後ほど訪問しましょう。
公式ページのコート・ド・ニュイ全域に渡る自社畑の地図は圧巻です。
Meo02
グラン・クリュ、プルミエ・クリュは紹介ページにリンクされてます。


さて、ヴォーヌ・ロマネのドメーヌを訪問しておきます。
Meo02
奥に見える斜めお向かいさんはGros Frère et Soeurです。

今日のワインはヴォーヌ・ロマネからは少し離れたフィサンの畑からです。
Fixin01
FixinからはClos du Chapitreというプルミエ・クリュも作っていますが、
今日のは村名フィサン、Fixeyという畑の北側で墓地に近いところとのこと。
黄色で示しました。隣接するles Herbuesという畑に確かに墓地があります。

例によってGoogle Mapに転記するとこうなります。黄色がFixeyです。
Meo03
位置関係を把握するためにジュヴレ・シャンベルタンまで入れました。
プルミエ・クリュ、村名AOCも境界を示しましたのでご確認を。
ブロション(Brochon)の南側はGevrey-Chambertin、北側はCôte de Nuits-Villages
Fixinの北側のクーシェ(Couchey)はMarsannayMarsannay Roséになるんでしたね。

さあ、Méo-Camuzetが村名フィサンを作るFixeyの畑を訪問です。
Meo01
植え替えたのかな。見た感じ若い木です。樹齢50年には見えません。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_1387
最悪。インポーターシールが裏ラベルをめっちゃ隠しています。
きれいに剥がせなかったので画像はないですが、「ネゴシアンものでも、
畑のケアはグラン・クリュと同じようにメオ・カミュゼが責任もって行い、
醸造まで同様です。」という有難いお言葉が隠れています。
「フィルター不使用、15度以下で保存せよ」という説明も隠れてます。
全部フランス語ですが。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_1396
キャップは汎用。コルクは名前入り。

コルクも平面化するとこんな感じ。
IMG_1392
このデザインは何? ぶどうの蔓?

Alc.13%。
クリア感あるルビー。
IMG_1394

フランボワーズ、イチゴ、プラム、シダ、茎?
実はアンリ・ジャイエの教えに反し(笑)2004年から全房発酵を試験的に導入。
一部のワインには15%ほど全房発酵したものがブレンドされているそうです。
この茎感は…フィサンでもやってるってことかしら?

クールな辛口アタック。
穏やかな酸が遅れて来ます。
酸の影響か、少し軽めに感じる印象ですが、
味の中心はしっかりあっておいしいです。
喉越しで酸の奥にごくわずかなタンニンも感じます。
余韻も若々しい印象のまま続き、
2013でも生き生きフレッシュに楽しめますね。


*****


Méo-Camuzet Frère et Sœurs
Fixin 2013
RRWポイント 92点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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