Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

2013年

Telish Cabernet Sauvignon & Merlot 2013

KALDIで1000円ほどで買えるTelishというブルガリア・ワインです。
以前、Castra Rubraというのを同じくKALDIで買って割と良かったんですが、
その時、Castra Rubraの前身がTelishだったなというのが記憶に残ってました。
案の定、店頭のPOPは「あの、ミシェル・ロラン監修!」みたいな…。(笑)


IMG_2752
1960年創設の官営ワイナリーが民間に払い下げられ、現オーナー、
Jair Agopian氏が購入、1999年に「Telish」ワイナリーをスタート。
その後、2006年に新ワイナリー「Castra Rubra」を建てたそうです。

Telishというのは首都ソフィアの北側に「Telish」という町があり、
そこにある(あった?)ワイナリーというのはネットで調べました。
ワインの裏ラベルには「Telishにあるテリッシュ・ワインセラーで生産、
Kolarovoにあるカストラ・ルブラ・ワイナリーで瓶詰め」とあります。
どうやら、テリッシュもカストラ・ルブラも個別に存在してそうですが、
2つの所在はソフィア経由で車で4時間の距離です。
ブルガリアの北の端と南の端ですから、なんとも不便な位置関係ですね。


公式ページでいろいろ調べようとしたら、なんと工事中です。

タイミング悪いですね。結局ネット情報を探るしかありません。
インポーター、オーバーシーズのサイトに作り手紹介はありました。
ワイン情報が見当たらず、結局得体の知れないドイツのショップサイトで、
・カベソー 50%
・メルロー 50%
らしいことはわかりました。樽は不明です。お値段的になしかな?


テリッシュの町を散策しましたが(笑)ワイナリーらしきものは発見できず。
しかたないので再訪ですが、カストラ・ルブラへ行ってみます。
Telish01
これだけの施設ですから、実質こっちが本拠地なのでしょうね。
1999年テリッシュをスタートした時植えたのがカベソーとメルローと言います。
今日のワインからすると、畑だけは残ってるって感じでしょうかね。

因みに、Castra Rubraの名前ですが、すぐ近くにローマ時代の要塞の遺跡、
Castris Rubrisがあり、そこから取ったそうです。今は石垣が残ってるのみ。
どうりでワイナリーが石造り風情になってるわけですね。


さて、ネットの拾い物ですが、こんな地図がありました。
ブルガリアのワイナリー名が(多分ほとんど全部)地図上に示されてます。
Telish02
テリッシュの町のあたりにはTelishというワイナリー名は書かれていません。
Castra Rubra他、今まで飲んだブルガリアのワイナリーに印をつけました。
Logodajはいいとして、Enira(Bessa Valley)はまた飲んでみたいですね。


さあ、抜栓。
IMG_2750
キャップシールはラベルに合わせたデザインですが、コルクがまさかの無地。
当然ながらコルクの平面化はしません。(笑)

Alc.13.5%。
ガーネット。涙は形がはっきりしません。
IMG_2751

ブラックベリー、ブラックチェリー。
生っと熟成された樽香のようなものを感じます。
辛口アタック。
味の厚みは若干物足りないんですが、
カベソーとメルローのブレンドのお手本のような旨味は出せてます。
嫌味や欠点も見当たらないので、そこそこハイレベルと思われます。
タンニンも十分シルキーで余韻にスムーズにつないでくれますね。
若干の軽さだけ、どう評価するかです。


*****


Telish
Cabernet Sauvignon & Merlot 2013
RRWポイント 91点


E.Guigal Châteauneuf-du-Pape 2013

ある意味オーソドックスなギガルのシャトーヌフ・デュ・パプをいただきます。
このブログを始めてからでも2007年を試してますので今日のは2回目ですね。
どこの産地でも間違いない大手があるっていいですね。シャプティエなんかもいい。
無名なの含めいろんな作り手を試そうと常々思っていますが、たまには大手。(笑)


IMG_0073
ただ、ギガルのこのLa Collectionというシリーズ、ラベルデザインが野暮ったい。
ひと目でギガルとわかるからいいんでしょうが、色どりといい少々古くさい気が…。


公式ページは何気にリニューアルされてました。トップページはChâteau d’Ampius。
コート・ロティのローヌ川沿いに佇む古城を1995年にギガルが取得しました。

ワイン詳細がミレジム毎にちゃんと載っています。今日のセパージュは…
・グルナッシュ 70%
・ムールヴェードル 15%
・シラー 10%
・その他 5%
出ました「その他」。シャトーヌフではよくありますね。「不明」なんでしょうか。
オークの大樽(foudre)で2年の熟成です。

AOCシャトーヌフ・デュ・パプは13種類のブドウを使っていいのですが、
その13種の名前を以下に挙げておきます。

1)グルナッシュ:Grenache (Noir, Gris, Blanc)(黒・グリ・白)
2)シラー:Syrah(黒)
3)ムールヴェードル:Mourvèdre(黒)
4)サンソー:Cinsault(黒)
5)クレレット:Clairette (blanche, rose)(白・ローズ)
6)ヴァカレーズ:Vaccarèse(黒)
7)ブールブラン:Bourboulenc(白)
8)ルーサンヌ:Roussanne(白)
9)クノワーズ:Counoise(黒)
10)ミュスカルダン:Muscardin(黒)
11)ピクプール:Picpoul (blanc, gris, noir)(黒・グリ・白)
12)ピカルダン:Picardan(白)
13)テレ・ノワール:Terret noir(黒)

グルナッシュやピクプールは黒(Noir)も白(Blanc)も1種類で数えられてます。
このAOCの規定は、赤でも、白でも、何%でもいいというゆるゆるな感じですが、
これら以外、ローヌならありそうなヴィオニエやマルサンヌを使うとアウトです。
以上でわかるようにAOCシャトーヌフ・デュ・パプには少量ながらもあります。


再訪ですが、作り手訪問。コート・ロティのあるアンピュイ(Ampuis)です。
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こうなると、もう町ごとギガルって感じです。(笑)

位置関係を北部ローヌの地図で確認します。
guigale1
コート・ロティにギガルあり。ただ、今日試すのは南部ローヌのシャトーヌフです。

南部ローヌの地図でシャトーヌフ・デュ・パプ他を見ておきましょう。
guigale2
ギガルは南部ローヌは本拠地ではないのですが、ローヌ全体をカバーしつつ、
シャトーヌフなんかへのこだわりはあったんでしょう。なぜなら…

シャトーヌフ・デュ・パプにあるChâteau de Nalysというシャトーを2017年に取得します。

シャトーヌフには並々ならぬ思い入れがあるのか、サイトもしっかりギガル化しています。
まあ、今日のワインは2013年ですから、ここから来てることはないのですが。(笑)

ついでなので一応訪問しておきます。
guigale3
ギガルの南部ローヌの拠点ということになるのでしょうか。


エチケット平面化画像。
IMG_0059-(1)
裏ラベル下のサインの所が汚れてますが、インポーターシールの剥がし跡です。

こんな貼り方だったんですよ。
IMG_0059-(1)
バーコードを隠したかったのはわかりますが、もう少し配慮が欲しいです。


さあ、抜栓。
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当たり前ですが、キャップシール、コルクともギガル専用品。

コルク平面化。
IMG_0070
シャトーヌフとも書いてないし、第一ミレジムがどこにもないです。
ちょっと残念な感じ。

Alc.14.5%。
濃いめのガーネット。エッジは若干クリア。
IMG_0071

黒ベリー、ダークチェリー、スパイス。
動物的...かすかなブレタノマイセスはお約束かな。
これぐらいならいいアクセントです。
辛口アタック。
若干酸味も乗っていましたが、
すぐに厚みのしっかりした味の実体に到達。
構造感は圧倒的なのに重々しくない。
なかなかのバランス。

しかし重々しいのが欲しい時もあるんですよね。
そういう意味では期待が大きすぎたかな。


*****


E.Guigal
Châteauneuf-du-Pape 2013
RRWポイント 90点


Clos de los Siete 2013 by Michel Rolland

世界の名だたるワインをコンサルするミシェル・ロランおじさんが所有する、
フロンサックのChâteau Frontenilというシャトーのワインを以前に試しました。
その時、おじさんの公式サイトを見ていると、所有ワイナリーのリンクの中に、
アルゼンチンのワイナリーがあるのに気がつき、以来気にはなっていました。
たまたま店頭でそれらしきワインを発見。「by Michel Rolland」ですって。(笑)


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「Clos de los Siete」とはスペイン語で「7人の葡萄畑」の意味。
ラベルには七角形の星に「7」の文字。なにやらベンチャー事業のようです。
ミシェル・ロランおじさんと6人の仲間たちのアルゼンチンでの協業ですね。

<再掲>ミシェル・ロランおじさんのイメージはやはりこれです。(笑)
CastroRubra05(※)
ジョナサン・ノシター監督の2004年のドキュメンタリー映画、
「モンドヴィーノ」に出てきたミシェル・ロランおじさんの印象は強烈でした。
マフィアのボスのような風情がありましたからね。(笑)
(※注)マイクロ・オキシジェネーション(micro-oxygenation):
「醸造中のタンク内のワインに極微細な泡の酸素をエアーポンプで供給することにより、
酸化熟成を促すテクニック」


Rolland Collectionというおじさんのサイトを以前確認しています。


このサイトのアルゼンチン関連のリンクに行くと、おじさんの所有ワイナリーの紹介。
Mariflor、Val de Flores、Yacochuyaといったワイナリーを所有してるようです。
ただ、今日の「Clos de los Siete」とは関係なさそうですし、第一ここに載ってません。

と思ったら、Clos de los Sieteの公式サイトがありました。なんと横スクロール。

なるほど、わかってきました。メンドーサの南、ウコ・ヴァレー(Uco Valley)にある、
「Campo」という大きな敷地に4つのワイナリーが建てられ、それぞれ個別運営ながら、
「Clos de los Siete」の名のもとに、ミシェル・ロランがワインメイキングを担当し、
共同で一つのワインを生み出しているようです。

セパージュは、
・マルベック 53%
・メルロー 23%
・カベソー 12%
・シラー 8%
・プチヴェルド 4%
マルベックにメルローでボルドーブレンドを目指すわけですね。
樽熟は70%だけ11ヶ月熟成。新樽率は33%(新樽1/3、1年落ち1/3、2年落ち1/3)。
残り30%はステンレスタンク。なぜに?樽の効きを調整してるんでしょうか。


ワイナリー訪問試みますが、例によってストビューはなし。
上空から見ると整然とした広大な敷地に4つのワイナリー。(5つ?)
Siete02
それぞれに独自のワインを作ってますが、ミシェル・ロラン作の共同ワイン
(今日のClos de los Siete)も作ってるって感じのようです。
その名もBodega Rollandというミシェル・ロランおじさんのワイナリーが、
一番最後に建てられたということです。

上記の畑はUco Valleyにあります。恒例のGoogle Map書き込みで確認。
地図下方、トゥヌヤン(Tunuyán)の町の近く。(黄色の太四角印)
Siete01
大括りではMendozaですが、サブリージョンがUco Valleyってことですね。

さあ、南米のワインマップ(ネットの拾い物)で全体を見ておきます。
Siete03
Mendoza地区のUco Valley(Tupungato)って発見できましたか?
アンデスの山を越えればチリのサンティアゴっていう緯度ですね。


ラベル平面化画像。
IMG_2135
フランス語と英語でびっしり解説があります。しかし、なぜスペイン語なし?

で、インポーターシールは剥がしましたが、裏ラベル丸隠しでした。
IMG_2136
メルシャンかJALUXか知らないけど許しませんよ!(笑)


さあ、抜栓。
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キャップはラベルと同じ七角形の星に「7」。

コルク平面化。
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テクニカルコルク、DIAM5を採用です。

Alc.14.5%。
濃い、黒い、インキーなガーネット。コルクの先も真っ黒でした。
IMG_2396

黒ベリー、スパイス、メトキシ・ピーマンも微かに…。
滋味が乗った辛口アタックです。
複雑味、構造感ともに素晴らしい感じです。
が、マルベックの厚みの弱さ、きめの粗さもありますね。
こなれたタンニンは心地よい刺激です。
酸味も少々あるのが、ドラマチックな余韻の中で気づきますが、
爽やかさを与えるいい酸のようです。

やはり、やるなミシェル・ロラン。(笑)
確かに、このおじさんにかかるとハズレはなさそうです。


*****


Clos de los Siete 2013
by Michel Rolland
RRWポイント 95点


Domaine Coquard Loison-Fleurot Gevrey-Chambertin 2013

ドメーヌ・コカール・ロワゾン・フルーロという長い名前の作り手です。
どうやって入手してストックしてあったのか、とんと記憶がありません。
ジュヴレ・シャンベルタン村名ですから、あえて狙って買ってないと思います。
おそらくワインくじの中当たりみたいなやつじゃないかと調べてみますが、
それでもなさそう。(笑)1万円コースのようですが、開けちゃいましょう。


IMG_1777
調べると、元々はモレ・サン・ドニ村のコカール(Coquard)家と、
フラジェ・エシェゾー村のロワゾン(Loison)家の結婚によって誕生し、
5世代続いているドメーヌだそうです。
1982年のレイモン・コカール(Raymon Coquard)の引退後、
相続による畑の分割を避けるため、レイモンの2人の娘、姉シルヴィアンヌ・
フルーロ(Sylviane Fleurot)と妹マリーズ・コラルド(Maryse Collardot)が、
シルヴィアンヌの夫ジェラール・フルーロ(Gerard Fleurot)と3人で、
ドメーヌを法人組織化。はい、ここからがオチです。3つの家族の名前を取り、
ドメーヌ名をコカール・ロワゾン・フルーロにしたというわけです。

エシェゾー、グラン・エシェゾー他、名だたるグランクリュを所有し、
DRCとも並び称される優良ドメーヌらしいんですが、最近までフランス国内中心で、
国外に紹介されることがなかったため知る人ぞ知る作り手なんだそうで。

そういうことで(か知りませんが)、公式ページは…やはり、ありません。
ブルゴーニュ専門のインポーターが紹介するページがありました。

ここによると、マーケ担当のクレア・フルーロ(Claire Fleurot)さんと、
ワインメーカーのトーマス・コラルド(Thomas Collardot)さんの二人が中心に、
良質なワインを世界に広める活躍をしてるんだそうです。

そのサイトから写真を拝借。この二人のことでしょう。ええ感じの丸顔。(笑)
Coquard01

ネット情報でわかったことを書いておきます。
収穫は全て手摘み。低温マセレーション後に100%除梗。
オープン・トップのステンレス・タンクで自然酵母のみで発酵。
ピジャージュとルモンタージュは1日1回実施。発酵期間は12~15日間。
その後、アリエ産ミディアム・ローストのバリック(新樽率40%)に移し、
マロラクティック発酵とシュール・リーの状態で18ヶ月の熟成とのこと。 


フラジェ・エシェゾー村の市街地にあるドメーヌ訪問。
村のノートルダム教会や役所のすぐ近くです。まあ、小さい集落ですからね。
Coquard02
ここの醸造所とセラーの施設は1987年に建てたそうです。


上記のインポーターサイトには所有畑の地図がありますが、グランクリュのみで、
この地図のように、今日のジュヴレ・シャンベルタン村名はどこだかわかりません。
GV
この地図によるとシャルム・シャンベルタンに畑を所有していますね。
他にも以下のようにそうそうたるグラン・クリュを所有しています。

・Grands Echézeaux(0.18ha) 
・Echézeaux(1.29ha)
・Clos de Vougeot(0.64ha)
・Clos de la Roche(1.17ha)
・Clos Saint Denis(0.17ha)
・Charmes Chambertin(0.32ha)

これ以外に、
・Vosne Romanée プルミエ・クリュと村名(1.68ha)
・Chambolle Musigny 村名(0.8ha)
・Gevrey Chambertin 村名(0.21ha)
もあるということです。

この地図でジュヴレ・シャンベルタン村名対象地域を見てみましょう。
Gevrey01
村名は国道D974号線の東側までかなり広範囲なのがわかります。

最後に位置関係を見ておきましょう。まずフラジェ・エシェゾー村を確認。
Gevrey02
変な形ですね。ヴォーヌ・ロマネとヴージョに首根っこをつかまれたようです。
ジュヴレ・シャンベルタン(シャルム・シャンベルタン)からの距離感を知るため、
コート・ド・ニュイ中心部を1枚に収めています。


エチケット平面化画像。
IMG_1759
紋章にCLFと入ってますが、実際DRCのようにCLFと略されるようです。

裏ラベルはこれだけなので、別撮り。
IMG_1756


さあ、抜栓。
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コルクも平面化。
IMG_1773
ちゃんと横ミレジム入りです。

Alc.13%。
ルビー。若干のクリア感がありますね。
IMG_1775

フランボワーズ、アメリカンチェリーのジャム。
濡れた木の樽香にスパイス感も。
辛口アタック。
穏やかな酸はまだ生き生きした印象を与えてます。
程よい複雑味は村名らしい貫禄を感じます。
喉越しから余韻で酸が蘇ってきて、
フィニッシュを果実味と軽やかさで締める感じです。

なかなかではありますが、びっくりするほどではなかったです。
結構なお値段なんですが...。


*****


Domaine Coquard Loison-Fleurot
Gevrey-Chambertin 2013
RRWポイント 90点


Château d’Issan Blason d’Issan Margaux 2013

メドック格付け第3級、シャトー・ディッサンのセカンドラベル。
Haut-MédocBordeaux Supérieurのサードワインも出していますが、
(「Le Haut-Médoc d'Issan」と「Moulin d'Issan」という名前です。)
このBlason d’IssanはAOCマルゴーの正真正銘のセカンドです。(笑)


IMG_1729
以前ファーストラベルの2013を試してまして、今日は同じミレジムのセカンド。
ボルドーでは厳しかった2013年ですが、ファーストはなかなかの出来でした。
セカンドの2013年にも期待がかかります。(笑)


公式ページは格付けシャトーの貫禄があってよく出来ています。

ワインの紹介はラインアップそれぞれにしっかり情報量があります。

ブラゾン・ド・ディッサンの専用ページもなかなかの出来です。

ミレジムごとにデータシートがダウンロードできます。
・メルロー 57%
・カベソー 43%
シャトーの作付けは70:30でカベソー主体ですが、これはメルロー若干多め。
樽熟は新樽率35%で14~16ヶ月です。


公式ページで畑の所在を示す地図を発見したのでGoogle Mapに転記します。
Issan02
ただちょっと解せないのが、シャトーの前の畑がBordeaux Supérieurなのと、
Haut-Médocの畑がMargauxの畑に挟まれているようにも描かれています。
この地図ではそれがどこかはっきりわかりませんが、AOCマルゴーの域内でも、
格が落ちるHaut-MédocやBordeaux Supérieurの区画があるってことでしょうか?
誰か詳しい人、教えて~!


シャトー訪問は周辺の格付けシャトーとの位置関係も含めて見てみましょう。
Issan03
シャトー・マルゴーやパルメに隣接し、ジロンド川の近い方に位置します。
立地的には申し分ないとは思いますが、なぜそこがBordeaux Supérieur?(笑)

ファーストラベルのエチケットはシャトーの絵が描かれていましたが、
セカンドのBlason d’Issanは門のような建造物が描かれています。
Blasonは「紋章」の意味ですが、こういう門のことも指すんでしょうかね。
とにかくその場所を発見しましたのでスクショを貼っておきます。
Issan04
うん、ピッタリ一致です。若干前の草刈りが足りないようですが。(笑)

いつもの「マルゴーまるごと地図」も貼っておきます。(右下が北なので注意)
Issan01
シャトー・ディッサンはシャトー・マルゴーのお隣ではありますが、
マルゴー村ではなくカントナック村になります。
地図上に村ごとにリストを書き込んでますのでご確認を。


エチケット平面化画像。先ほど挙げたイラストはこれの原画です。
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セカンド、サードは描かれる建造物が違うだけでラベルの体裁は似せてあります。

インポーターラベルは裏ラベルを隠してませんでした。
IMG_1692
偉いぞ、ファインズ。別撮りで上げておきます。


さあ、抜栓。
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コルクは横ミレジム入り、Blason d’Issan専用品ですね。

コルク平面化しておきます。
IMG_1727
同じ門が描かれています。セカンドでも手抜きなしって感じです。

Alc.13%。
濃いガーネット。
黒ベリー、ダークチェリー、モカ、濡れた木…複雑です。
IMG_1728

辛口アタック。
渇いた灰のようなスモーキーさの後、
なかなかの厚みのある味が味わえます。
複雑味も十分。
逆に少し果実味が抜けてしまっている感じが、
少し寂しい気もします。灰と感じたのはそれかな?
シルキーなタンニンは余韻にいざなってくれます。
フィニッシュまでいいバランスが続き、楽しめますね。

う~ん、ファーストラベルも軽く超えてる気がします。
2013年のボルドーはいろいろ飲んでますが、確かにひどいのが多かったです。
ラフィットのセカンドとか、ラグランジュ2013とか)
このブラゾン・ディッサン2013は2013年では最高レベルかも。
シャトー・ディッサン2013も優秀で93点つけましたが、今日のは95点です。


*****


Château d’Issan
Blason d’Issan Margaux 2013
RRWポイント 95点


DRC (Domaine de la Romanée-Conti) Romanée St-Vivant 2013

いつもは眺めるだけで記事にしていたDRC (Domaine de la Romanée-Conti) ですが、
今日はロマネ・サン・ヴィヴァンを味見しましたので、少しうだうだ書いてみます。
軽く200万円越えのロマネ・コンティは問題外ですが、これとてボトルなら30万円コース。
「偉いワイン探し」を大きく逸脱するのは重々承知ですが、気になるってもんです。
そもそも、このブログのトップ画像がロマネ・コンティの畑なんだし…。(笑)


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おいしい全房発酵なら過去からいくらか飲んできています。
ドメーヌ・ド・ラルロデュジャックシモン・ビーズとか…。
これらもそんなにお安くはないのですが、DRCほど高価ではありません。
その「うまさ」に値段ほどの差はないというのはだいたい想像できます。
しかし、神がかり的な「本物」といううまさは存在するんでしょう。
それだけの価値を認めて、その金額を払う人がいるんですから。(笑)


公式ページは至って簡素、シンプル。フランス語のみ。王者の貫禄とも言えますね。

8つの所有グラン・クリュの紹介はありますが、面積・生産ボトル数と詩的な(笑)説明のみ。
一般には除梗・破砕しない全房発酵でトロンセ産のオーク樽の新樽100%で熟成します。


DRCの詳細については国内正規代理店のファインズのサイトをリンクしてお茶を濁します。

DRCが持つ8つのグラン・クリュは以下の通りです。
・CORTON
・ECHEZEAUX
・GRANDS-ECHEZEAUX
・LA TACHE
・MONTRACHET
・RICHEBOURG
・ROMANEE-CONTI
・ROMANEE-SAINT-VIVANT
(DRCの公式ページからコピペしたので大文字になってます。)


前を通ったことはあるんですが、写真は撮ってないのでGoogle Mapで訪問します。
Image-1
規模も見かけも質素そのものです。儲かってると思うんですが。(笑)

これが自分で撮った写真。ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑越しにDRCの裏手が見えます。
DRC01
この時は(2017年9月)収穫直前で熟したピノ・ノワールがたわわに実っていました。

そのロマネ・サン・ヴィヴァンの畑をクローズアップしてみます。
DRC02
クリックで拡大してブドウの房を高解像度で堪能してください。(笑)
この辺りもDRC所有なので、まさにDRCで瓶詰めされるブドウの写真になります。

ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑を俯瞰して、DRCの所有部分を確認しましょう。
DRC_RSVGGM
デュジャックやルロワの区画もあるものの、ほぼDRCのモノポール状態ですね。(笑)

で、例によって、
共にDRCの畑であるロマネ・サン・ヴィヴァンとロマネ・コンティの間に降り立ちます。
RomaneeStVivant02
2つの畑を隔てるこの小道で何が変わるのか? ボトル一本200万円以上の差があります。
ロマネ・サン・ヴィヴァンの30万円を安く感じさせる心理作戦の線も考えられますね。(笑)


エチケット平面化画像。手動なので少々難がありますが。(笑)
IMG_1951
マレ・モンジュ(MAREY-MONGE)とありますが、もともとマレ家が所有で、
Domaine Marey-Monge名のロマネ・サン・ヴィヴァンを作ってました。(ルロワ)
その子孫が1988年に巨額の相続税のために畑をDRCに売却します。
それまでもDRCはその畑でDRC名のワインも作ってたので、敬意を表して、
今でもその名前をエチケットに入れているそうです。


コルクは平面化はなしです。
IMG_1431
ロマネ・サン・ヴィヴァン専用ですが、なぜかロマネ・コンティの畑のイラストです。

なぜなら、この石の十字架と石垣が描かれているからです。
RC01
ロマネ・コンティの畑の前にはこの十字架があり、石垣で仕切られています。
(この角度で撮ると、十字架の向こうに見えるのはリシュブールになりますが…。笑)


さて、お味の方は?
Alc.13%。クリアなルビー。全房~って色の薄さです。
IMG_1436

フランボワーズ、プラム、フィーグのジャム。
フレッシュ感のあるフレーバーが香り立ちます。
滋味が乗ったアタックです。
酸を感じますが複雑な味わいの中心には、
かすかな苦みも発見できます。これも全房っぽい。
余韻はタンニン+苦味が薄く乗って、
同様のバランスを取りながらじんわり続きます。

確かに貫禄あるうまさだと思います。
RRWポイントで言うと95点かな。
調べたらパーカーおじさんも95点らしいです。
気が合うな~。(笑)


*****


Domaine de la Romanée-Conti
Romanée St-Vivant 2013
RRWポイント 95点


Méo-Camuzet Frère & Sœurs Fixin 2013

以前AOCブルゴーニュを試してるメオ・カミュゼです。今日のはフィサン。
DomaineでなくMéo-Camuzet Frère & Sœurs名なのでネゴシアンものですが、
ラベルに「Récolté et Vinifié」とあるように、メオ・カミュゼのスタッフが、
畑の管理から収穫、醸造までドメーヌものと同様の仕事をしていますので、
比較的お手頃価格でメオ・カミュゼの哲学を踏襲したワインが楽しめます。


IMG_1398
アンリ・ジャイエの薫陶を受け継ぐヴォーヌ・ロマネの名門と言いますが、
その歴史と経緯を自分なりに端折って説明したいと思います。(笑)

メオ家のワイン作りとの関りは4世紀に渡るそうで、メオ・カミュゼとしては、
1900年代、ヴォーヌ・ロマネの市長でもあったエティエンヌ・カミュゼさん
<Étienne Camuzet (1867-1946)>の代から始まったそうです。というのも、 
エティエンヌの娘に後継ぎがなく、1959年に親戚筋(メオ家?)のジャン・メオ
ドメーヌを託したそうで、ここで「メオ+カミュゼ」の完成ってことでしょうか。
しかし...このジャンさんが政府の閣僚やら欧州議会の議員をやっていたので、
なんとパリから遠隔操作でドメーヌ運営をしていたそうです。
クロ・ド・ヴージョ、エシェゾー、コルトンなど名だたるグラン・クリュ含む畑は、
折半耕作で小作人に任せ、出来たワインは樽のままネゴシアンに売られていたそう。
この時小作人でドメーヌのワインを手掛けてたのが、2006年没のブルゴーニュの神様、
アンリ・ジャイエ(Henri Jayer)というわけです。
1980年代半ば、折半耕作の契約が切れると、小作人たちも引退の時を迎えて、
メオ家にブドウ畑を返還。1985年本格的にドメーヌ元詰めを始めざるをえなくなります。
パリから遠隔操作のドメーヌ運営が出来なくなったというわけで、ジャンさんの息子、
ジャン・ニコラ・メオ(Jean-Nicolas Méo)さんがブルゴーニュに帰されたとのこと。
その後アンリ・ジャイエはコンサルとしてジャン・ニコラの指導をするに至ります。
JNetHJ
「やっぱ、ワインって完全除梗っすよね、ジャイエさん。」
「そりゃそうだよ。よくわかってるじゃないか、ジャン。」
こんな感じでしょうか。(笑)(写真は公式ページから拝借)


公式ページは情報量豊富でデザインもよく出来てます。

今日のフィサンの詳細情報もしっかりあります。
樹齢は25~50年で、平均するとかなりの古木なんだそうです。
熟成に新樽はあまり使わず、期間も短めでフレッシュさを活かしてるとのこと。
ネット情報では新樽50%で18ヶ月のようですね。
酸は控えめの早くから飲める仕様ですが、10年くらいまでの熟成にも耐えるそうです。

畑名や位置もしっかり書いてありますので、後ほど訪問しましょう。
公式ページのコート・ド・ニュイ全域に渡る自社畑の地図は圧巻です。
Meo02
グラン・クリュ、プルミエ・クリュは紹介ページにリンクされてます。


さて、ヴォーヌ・ロマネのドメーヌを訪問しておきます。
Meo02
奥に見える斜めお向かいさんはGros Frère et Soeurです。

今日のワインはヴォーヌ・ロマネからは少し離れたフィサンの畑からです。
Fixin01
FixinからはClos du Chapitreというプルミエ・クリュも作っていますが、
今日のは村名フィサン、Fixeyという畑の北側で墓地に近いところとのこと。
黄色で示しました。隣接するles Herbuesという畑に確かに墓地があります。

例によってGoogle Mapに転記するとこうなります。黄色がFixeyです。
Meo03
位置関係を把握するためにジュヴレ・シャンベルタンまで入れました。
プルミエ・クリュ、村名AOCも境界を示しましたのでご確認を。
ブロション(Brochon)の南側はGevrey-Chambertin、北側はCôte de Nuits-Villages
Fixinの北側のクーシェ(Couchey)はMarsannayMaesannay Roséになるんでしたね。

さあ、Méo-Camuzetが村名フィサンを作るFixeyの畑を訪問です。
Meo01
植え替えたのかな。見た感じ若い木です。樹齢50年には見えません。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_1387
最悪。インポーターシールが裏ラベルをめっちゃ隠しています。
きれいに剥がせなかったので画像はないですが、「ネゴシアンものでも、
畑のケアはグラン・クリュと同じようにメオ・カミュゼが責任もって行い、
醸造まで同様です。」という有難いお言葉が隠れています。
「フィルター不使用、15度以下で保存せよ」という説明も隠れてます。
全部フランス語ですが。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_1396
キャップは汎用。コルクは名前入り。

コルクも平面化するとこんな感じ。
IMG_1392
このデザインは何? ぶどうの蔓?

Alc.13%。
クリア感あるルビー。
IMG_1394

フランボワーズ、イチゴ、プラム、シダ、茎?
実はアンリ・ジャイエの教えに反し(笑)2004年から全房発酵を試験的に導入。
一部のワインには15%ほど全房発酵したものがブレンドされているそうです。
この茎感は…フィサンでもやってるってことかしら?

クールな辛口アタック。
穏やかな酸が遅れて来ます。
酸の影響か、少し軽めに感じる印象ですが、
味の中心はしっかりあっておいしいです。
喉越しで酸の奥にごくわずかなタンニンも感じます。
余韻も若々しい印象のまま続き、
2013でも生き生きフレッシュに楽しめますね。


*****


Méo-Camuzet Frère et Sœurs
Fixin 2013
RRWポイント 92点


Domaine Humbert Frères Gevrey-Chambertin Vieilles Vignes 2013

ドメーヌ・アンベール・フレールの村名ジュヴレ・シャンベルタンです。
デュガとは名前にありませんが、ブルゴーニュを代表する、かのデュガ一族だそうで。
母方がデュガ家出身で、ベルナール・デュガ・ピィ とクロード・デュガは従兄なんだとか。
「隠れた第3のデュガ」として人気だそうで、隠れてるんならお手頃だといいですが、
結構なお値段になってます。もっと隠れてよ!(笑)


IMG_1297
AOCブルゴーニュも出してるようですが、なぜか村名に手を出しました。
ずいぶん前に買ってストックしてあったので、その意図は記憶になし。(笑)
有名な作り手を、AOCブルゴーニュを基準にして推察するのが楽しいんですが。


公式ページがなさそうです。困るなあ。これはブルゴーニュ公式の紹介ページ

ネット情報もそんなにありませんでした。
VV(Vieilles Vignes)なので、樹齢50年以上の古樹の区画からだそうです。
新樽率は33%(1/3)で熟成期間は不明です。


ドメーヌ訪問。ジュヴレ・シャンベルタンでも奥の方です。
Humbert01
デュガ・ピィの隣! 前に試したドメーヌ・ジェラール・セガンの近くです。
また、5分ほど歩けばクロード・デュガ。デュガ一族みんなご近所でした。

Google Map上にジュヴレ・シャンベルタンを書き込んでいます。
Humbert02
村名ジュヴレ・シャンベルタンのVVの畑ってどこでしょうね?


エチケット平面化画像。
IMG_1288
裏ラベルはなく、インポーターシールのみだったので下位置に貼っておきます。


さて、抜栓です。
IMG_1293
キャップは認証マーク。コルクは横ミレジム入りです。

コルクを平面化。
IMG_1294
Gevrey-Chambertinと入ってますが、これは所在の意味でしょうね。

Alc.12.5%。
しっかり色付いたルビー。かすかにオレンジ気味かな。
IMG_1296

フランボワーズ、チェリー、リコリス。
爽やかに香り立ちます。
柔らかな酸が乗った辛口アタック。
複雑なテクスチャー感じる味わいです。
喉元に酸が張り付くんですが、
梅っぽい風味で嫌じゃないです。
余韻から後味で、酸の中に味わいは戻ってくるんですが、
やっぱり酸は強めなんだなとも再確認。

2日目に半分持ち越して酸のこなれるのを期待してみましょうかね。


*****


Domaine Humbert Frères
Gevrey-Chambertin Vieilles Vignes 2013
RRWポイント 90点


Lapostolle BOROBO 2013

ラポストルは自らFrench in Essence(本質はフランス)とうたうように、
チリで創業しながらフランスのワイン作りを信条にしています。
そのラポストルが作るトップエンドが、このボロボ(BO RO BO)です。
ボルドーローヌブルゴーニュBordeaux + Rhône + Bourgogne)が、
1本のワインの中に表現されているというから只者じゃないですよ。(笑)


IMG_1253
グラン・マルニエ(Grand Marnier)というオレンジ・リキュールを、
1880年にマルニエ・ラポストル社が売り出し成功しまして、
その創始者のひ孫のアレクサンドラ・マルニエ・ラポストルさんが、
チリの土地に惚れ込み、夫と1994年に創設したワイナリーがこのラポストルです。
自らのルーツであるフランスのワイン作りを恵まれたチリの土地で実践する、
そんなポリシーはラポストルのワインにはうまく現れていると思います。
スタンダードラインもどれもなかなかおいしいですから。
しかし今日は、チリワインでは驚きの1万円越えです。期待が高まりますね~。


公式ページはこのBOROBO含めミレジムごとに詳細データ完備。立派です。

BOROBO 2013のセパージュは以下の通り。
・カルメネール 45%
・メルロー 20%
・カベソー 15%
・シラー 9%
・プチヴェルド 1%
・ピノ・ノワール 10%
他の年と比べると、特にカルメネールが多く、ピノが少ないようです。

カルメネールとメルロー、カベソーがボルドーを表現します。
ボルドーではほぼ消えたカルメネール主体というのがいいですね。
本来のボルドーはカルメネール主体という説を裏付けてる気がします。
また、カルメネールとカベソーは樹齢60~80年の接ぎ木をしていない自根だそうで、
これこそプレ・フィロキセラの本物のボルドーのブドウの樹ですよね。

シラーはローヌを代表する品種です。これでローヌを表現。
しかし、19世紀のボルドーはラフィットもマルゴーもエルミタージュを混ぜていたと言います。
現在のボルドーはシラーを認めていませんが、ある意味本来のボルドーブレンドとも言えます。

そして最後に、ピノ・ノワールは当然ブルゴーニュを表します。
コンセプトとしては必要なんでしょうが、個人的には蛇足な気がしますね。
ボルドーブレンドにピノ・ノワールを加えるってなんだか禁断のブレンドって思いません?
因みにピノ・ノワールだけコルチャグアではなくカサブランカの畑からだそうです。

醸造は、80%の除梗を手作業で行い、残り20%も最新の光学選果装置Vistalysを使用。
フレンチオーク樽で発酵させますが、全て重力利用で負荷をかけないグラヴィティ・フロー。
ピジャージュもしますが、人が手作業でやります。
新樽率91%のフレンチオーク樽(225L)で28ヶ月と長期間の熟成を行ないます。
なかなかお手間入りの醸造です。


実はClos Apaltaというフラッグシップが別にあるんですが、別サイトになってます。

ワイナリー名自体をClos Apaltaとして分けてるようですが、実体はラポストルです。
マーケティングですかね。アメリカで100ドル近くした記憶があります。


ワイナリー訪問ですが、ストビューがないのでこんなふうにしました。
Lapostolle01
サンタ・クルスの東側にラポストルとクロ・アパルタの畑が広がっています。
クロ・アパルタは最新の建物でリゾートホテルもやってるようです。行ってみたい。
ご近所に、これもチリを代表する作り手のモンテスやベンティスケロがありますね。


サンタ・クルスはコルチャグア・ヴァレーの中心地的存在ですが、
こんな地図でチリ全体の産地と位置関係をおさらいしておきましょう。
Chilean-Wine-Map


ラベル平面化画像。
IMG_1256
裏ラベルにBOROBOの意味が解説してあります。

こんな包装紙に入ってました。
IMG_1239
ネックのシールは、総生産2,397本のうちの1,042番というシリアル番号でしょう。

Google Mapにこんな写真が上がってました。
Borobo01
マグナムボトルだとこんな専用木箱に入ってるんですね。ゴイゴイスー。


さあ、抜栓。
IMG_1247
エンボス紋章のキャップシール、横ミレジムのコルク。合格です。(笑)

コルクの平面化。
IMG_1248

Alc.15%。
濃い濃いガーネット。色付きで粘性の涙は細くて多めです。
IMG_1250

ブラックベリー、ブラックチェリー、
濡れた木の樽香、緑野菜のニュアンス。
カルメネールかカベソーのメトキシピラジンでしょうね。
辛口アタック。
複雑味、構造感…感動的。これは申し分ないですね。
喉越しで、究極シルキーなタンニンと、
かすかな酸が絡み合って中盤の盛り上げを演出します。
そのままドラマチックな余韻に突入。
重厚ながら重々しくないのはピノが効いてるのかな?

チリで昇華するフランスワインの妙。
カルメネールのポテンシャルもビンビン感じます。
あっぱれ。

ただ、個人的印象ではピノ・ノワールを混ぜないほうが、
もっとおいしくなったような気がします。
それでも98点をつけましたから、これ以上と言うのは100点の域です。
(因みにパーカーおじさんは91点だそうで。渋いですね。笑)


*****


Lapostolle
BOROBO 2013
RRWポイント 98点


Domaine Santa Duc Gigondas Aux-Lieux-Dits 2013

以前サンタ・デュックのエリタージュというVin de Franceをいただいてます。
なかなかのうまさだったので、もう少し上のレンジを試したくなります。
やはりジゴンダスの作り手ですから、ジゴンダスをいただいてみましょう。
パーカーおじさん91点ですって。これは楽しみ。


IMG_0671
1874年から6世代続く老舗。1984年イヴ・グラ(Yves Gras)さんが引き継ぎ、
それ以降、めきめきと頭角を現し、「ジゴンダスに君臨するチャンピオン」と、
パーカーおじさんをして言わしめるほどです。


公式ページはシンプルながら情報豊富。

今日のは3種類あるジゴンダスのラインアップ中一番下で、
「Aux Lieux-Dits」の名前が示すように複数の畑(8ヶ所)からです。
セパージュは、
・グルナッシュ 75%
・シラー 10%
・ムールヴェードル 13%
・サンソー 2%
手摘み収穫、一部除梗、自然酵母。
熟成は大樽とテラコッタのかめで18ヶ月だそうで。


ジゴンダスのワイナリー訪問。
SantaDuc01
立派な施設ですが、あまり近づけず。

公式ページの写真を拝借してコラージュしておきます。
Duc01


恒例、Google Mapからこんにちは。
SantaDuc02
ジゴンダス以外にもシャトーヌフやヴァケイラスなんかも作っています。


エチケット平面化画像。
IMG_0636
ABマーク、ユーロリーフ。


さあ、抜栓です。
IMG_0666
キャップのエンボスがカッコいいです。コルクも専用、横ミレジム入り。

コルク平面化しておきます。
IMG_0667
「Aux-Lieux-Dits」専用ということがわかりますね。

Alc.14%。
濃いガーネット。
IMG_0669

最初に来るのが酸の香り…ブショネ風…エッ!!
なんだか嫌な予感です。

黒ベリー、トリュフ、ゴム…?
飲めなくはない味ですが、明らかなブショネ臭も感じます。
ブショネ風味はつきまとうんですが、そんなにも強くない…。
まだまだ軽症のブショネの部類とは思いますが、
酸味も強めで、タンニンと拮抗していい効果は出てません。
とにかく「欠陥」確定。残念!

このブログをつけ始めてから850本ほど飲んでますが、
ブショネは疑い含め7本ありました。確率にして0.8%。
巷では2~3%といいますから、あまり高くないようですが、
全体の2割以上はスクリューキャップですから、
それを差し引いて計算すると、1%以上は出てますね。
いや、DIAMなど合成コルクも省くと…数えるのが大変ですが、
ザクっとコルクの1/3が合成コルクとして、1.7%くらいです。
世間で言う2~3%に近づいてきますね。

サランラップでブショネ臭が取れると聞いたことがあるので、
せっかくなのでこの際実験としてサランラップを投入してみました。
ポリエチレン製でないといけないという情報もあり、ポリエチレン袋も一緒に投入!
完全には無理ですがちょっと軽減された気がします。
ただ、うまくなるわけではありませんのでご注意を。(笑)


*****


Domaine Santa Duc
Gigondas Aux-Lieux-Dits 2013
RRWポイント 76点
(まだ飲めたので一応点数つけました。)

--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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