Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

2018年

Domaines Leflaive Mâcon-Igé 2018

ピュリニー・モンラッシェ随一の作り手ドメーヌ・ルフレーヴ。ブルゴーニュ白の最高峰という評もあります。グラン・クリュ、プルミエ・クリュは普段当然手が出ませんが(笑)、ルフレーヴは2004年からマコネに進出し、お手頃なシリーズを出してくれてますので、その実力の片りんを味わうことができるのはありがたいです。前にマコン・ヴェルゼ(Mâcon-Verzé)2014を試しましたが、そこらへんの中途半端な白とは一線を画す味わいに驚いたのもです。マコネでのラインアップは年々拡大してるようで、今日は新着マコン・イジェMâcon-Igé)をお試しします。


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ドメーヌ・ルフレーヴは、500年続く歴史を持つピュリニー・モンラッシェの名門。20世紀初頭にジョゼフ・ルフレーヴが一族の畑を相続してドメーヌを設立します。現在ルフレーヴはピュリニー・モンラッシェにおよそ25haの畑を所有する大ドメーヌで、その大部分をグラン・クリュとプルミエ・クリュが占めています。つまりは、庶民にはほぼ手を出すスキがないってことです。(笑)
ということで、マコネから作られるお手頃ルフレーヴは非常に魅力的なわけです。まあ、ピュリニーと比べてですので、びっくりするほど安いわけではないですが…。(笑)


公式ページは、さすが名門、オシャレでかっこいいです。

マコン・イジェはまだ新しいからか載ってませんね。なのでインポーターサイト情報から。
・シャルドネ 100%
1986~1989年に植えられたブドウを、ビオディナミで栽培してるそうですが、ルフレーヴは認証こそ取っていませんが、すべての畑でビオディナミなんだそうです。
手摘み収穫、卵型のセメントタンクと木製の大樽で発酵、そのまま12ヶ月熟成。その後ステンレスタンクへ移し4ヶ月熟成だそうです。


ヴェルゼにある醸造施設は2004年にヴェルゼの畑を取得した時に一緒に買ったそうで、マコンのルフレーヴはここが拠点のようですね。Google Mapで探したんですが、たぶんここです。
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実はこの施設で作られたワインは、本家ピュリニー・モンラッシェと区別するため「Domaine Leflaive」名を「Domaines」と、「」をつけてラベル表示されます。

さあ、ヴェルゼやイジェがどの辺りになるか、地図で確認します。
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本拠地ピュリニー・モンラッシェのあるコート・ド・ボーヌからは間にコート・シャロネーズを挟んで、車で南下すること1時間ほどの距離です。イジェ村は、ヴェルゼ村のすぐ北側です。

ルフレーヴの畑の場所はわかりませんが、ヴェルゼ村とイジェ村の境に降り立ってみます。
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いい雰囲気の畑が広がっていて、ルフレーヴも北へ畑を買い増して行ったんでしょうね。
ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)が立てたと思しき看板には「Mâcon Igé」、「Mâcon Verzé」と表示されていますが、AOCとしては正確には「Mâcon Villages」で、地区名マコネMâconnais)にある地域名レジョナルAOCです。ただし「Villages」の代わりに生産地の村名を入れて名乗れますので、こういう表記になるわけです。
ただ、ルフレーヴの公式サイトではマコン・ヴェルゼ(Mâcon-Verzé)を「村名」に分類しているのがちょっと気になります。(笑)

そのルフレーヴの公式サイトで、マコン(Domaines Leflaive)の案内冊子がこのページからダウンロードできることを発見。PDFになりますが、マコン(Domaines Leflaive)情報満載です。
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ルフレーヴがマコンのシリーズにどれだけ力を入れてるのかがわかる内容です。
畑毎の詳細の説明があるのですが、ヴェルゼの施設ではプレスだけして、翌日にはマストの状態でピュリニー・モンラッシェに移され、醸造はピュリニーにてピュリニーのチームが担当するそうです。なるほど、Domaines と複数形になるのは2ヶ所に渡って作られるからかな?
しかし「マコンのルフレーヴ(Domaines Leflaive)も大切なルフレーヴの一部である」なんて書いてあって、その志になんだかうれしくなりますね。

なんと、その冊子にマコンの畑の所在詳細の地図がありました。
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 Pouilly-Fuissé、Mâcon-Solutré、Saint-Véran、そして今日の Mâcon-Igé と、どんどん畑を広げていってるのがわかります。

こういう情報があれば、Google Mapに重ねると畑の正確な場所がわかります。(笑)
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地図の正確性を信じれば、どの区画かまでわかりますね。

今日の Mâcon-Igé の畑も場所が判明したので行ってみました。
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ちょっと季節が悪いですが、畑名が「En Blandayan」ということもわかりました。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルにマコンのルフレーヴの説明があります。2004年来、なぜマコンに進出してきたのか、ビオディナミをやってること、専用セラー・専用チームが醸造に当たり、Domaines Leflaive とラベル表示されることなんかがちゃんと書かれています。

その裏ラベルを隠していなかったインポーターシールは別撮り。
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ラック・コーポレーション、えらい。


さあ、抜栓。
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キャップシールも Domaines Leflaive のエンボス。

コルク平面化。
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Mâcon-Igé 専用品ですね。DIAMっぽいですが表記はなし。
ミレジムも横にちゃんとありました。

Alc.13.5%。(pH:3.63、Brix:6.3)
ゴールドイエロー。
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ライム、青リンゴ。
バニラ、香ばしくもあるうっとりする香り。
ほのかな甘みと酸味が乗った辛口アタック。
とろみとも感じる舌触りは秀逸です。
ふくよかなボディーってやつも感じます。
余韻で酸がうまく立ち回って最後まで楽しめます。
やっぱり白ワインの最高点(80点)が付きました。


*****


Domaines Leflaive
Mâcon-Igé 2018
WWWポイント 80点



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Tua Rita Rosso dei Notri 2018

以前に2016年を試しています、トゥア・リータのロッソ・ディ・ノートリですが、2年進んで2018年を再びお試しです。
さすが、パーカーおじさんが100点をつけたフラッグシップ「レディガフィ」のセカンド(?)、なかなかおいしかった記憶があります。パーカーおじさんは ロッソ・ディ・ノートリ 2016 には92点をつけており、RRWポイントも奇しくも(笑)92点でした。


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1984年、ヴィルジリオ・ビスティさんとリータ・トゥアさん夫妻がトスカーナ州スヴェレート(Suvereto)の地に畑を購入したのがトゥア・リータの始まりです。1988年に植樹し、1992年がファーストヴィンテージだそうで、その後レディガフィ1997がワイン・スペクテイター誌で100点を取り、レディガフィ2000でパーカーおじさんの100点を取るに至ります。
なんでも、この畑のポテンシャルにあとあと気づいたそうですね。そのせいかはわかりませんが、スヴェレートは Val di Cornia DOC のサブゾーンだったものが、2011年に Suvereto DOCG と、単独でDOCG昇格となっています。
しかしながら当のトゥア・リータは、レディガフィに至るまですべて Suvereto DOCG を名乗らず、IGT Toscana なんですが、これは何かのポリシーでしょうかね。


公式ページは今風ですが、ワイン情報は貧弱です。(獲得ポイントは載ってますが…。笑)
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ネット情報にはなりますが、セパージュがこう。
・サンジョヴェーゼ 50%
・カベソー 20%
・メルロー 20%
・シラー 10%
平均樹齢10年と言いますから若木からでしょう。樽熟も総量の30%だけをバリックにて6ヶ月だそうで、かなり軽めに仕上げてありますね。


さて、スヴェレート(Suvereto)にあるトゥア・リータ訪問。
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ストビューではここまで。外からはパッとしませんが、中はスゴそうです。

Google Map上でスヴェレートDOCGとトゥア・リータの場所を確認します。
まさにスヴェレートDOCGの真ん中。しかし、出すワインはトスカーナIGT。(笑)
Suvereto
2011年に Val di Cornia DOC のサブゾーンだったのがDOCGに昇格したSuvereto DOCGですが、赤のみのDOCGで、カベソー・メルロー・サンジョヴェーゼが主体になります。熟成は19ヶ月となっています。
因みに、同じ2011年には、Val di Cornia DOCの赤だけが Rosso della Val di Cornia DOCG(もしくは、Val di Cornia Rosso DOCG)とDOCGになっています。こちらはサンジョヴェーゼが40%以上という縛りがあります。
海岸からは10Kmほど内陸ですが、海風の影響を受ける複雑なテロワールと思われます。北側はボルゲリとも接してますね。


ラベル平面化画像。ここはラベルデザインがトップエンドからお手頃ローエンドまで同じようなデザインなのがうれしいですね。
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インポーターシールはきれいに剥がせませんでした。隠れてたのが、QRコードと「14% vol」「75cl」の表示。いいっちゃいいんだけど、インポーターシールの「アルコール分:13%以上14%未満」って何よ?


さあ、抜栓。
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しっかりとTUA RITAマーク。

コルク平面化。
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なんと、DIAM10とな。

Alc.14%。(pH:3.95、Brix:7.2)
ガーネット。
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カシス、チェリー。シダっぽいの?
辛口アタック。
滋を味乗せた味の厚みは十分。
タンニンはシルキーで、喉越しに心地よい収斂性があります。
余韻はそこそこながら、
酸味を発見しつつフィニッシュまで楽しめます。

パーカーおじさんは、92点の2016年より少し低い90+点としています。
確かにちょっと落ちたような気はします。RRWポイントは91点。(笑)


*****


Tua Rita
Rosso dei Notri 2018
RRWポイント 91点


Delas Viognier 2018 Vin de Pays, Pays d’Oc

ヴィオニエのモノセパージュを試しますが、コンドリューではありません。(笑)
シャンパーニュのルイ・ロデレール所有のローヌの作り手、ドゥラスなんですが、
ラベルを見ると Pays d’Oc IGP(ひと昔前の Vin de Pays d'Oc)になってますね。
このあたりも考察しながら、ヴィオニエを楽しみたいと思います。


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ドゥラスは創設が1835年という北ローヌ、タン・レルミタージュにある老舗。
当初は創設者2人の名を取って「Audibert et Delas」と呼んでいたそうですが、
1924年後継者のHenriとFlorentinのDelas兄弟が、Delas Frères(ドゥラス兄弟)
に改名をして、今もこれが会社名になっています。

1993年、なんとシャンパーニュのルイ・ロデレールを所有するルゾー家が、
ドゥラスを買収します。以降、ルイ・ロデレールが誇る卓越した技術と、
160年のローヌでの歴史を融合し、新たなローヌのスタイルを確立させ、
世界が注目のワイナリーへと進化を遂げているそう。(インポーター資料より…笑)


公式ページはルイ・ロデレール譲りか、おしゃれにできています。

ワイン情報も、今日のペイ・ドックのヴィオニエまでしっかり載っています。
・ヴィオニエ 100%
低温浸漬、スキンコンタクト。MLFはなし。ステンレスタンクで寝かせます。

注目は、畑がポン・デュ・ガール(Pont du Gard)近くだと書いてることです。
石灰岩粘土質の土壌の斜面にあるそうです。これはいい手掛かりですよ。


タン・レルミタージュ(Tain-l'Hermitage)にあるドゥラスを訪問しておきます。
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今日のヴィオニエはペイ・ドック。ポン・デュ・ガールのあるガール県から。
この北ローヌからはずいぶんと離れています。そちらへ行ってみましょう。

ポン・デュ・ガール(Pont du Gard)というのはローマの水道橋の遺跡。
ヴェール・ポン・デュ・ガール(Vers-Pont-du-Gard)という町にあります。
確かにそこにはブドウ畑がたくさんありそうです。まず、位置関係を見ます。
PaysdOc01
ドゥラス(Delas)のヴァントゥー(Ventoux)を試した時に使った地図に、
ヴェール・ポン・デュ・ガールを追記。アヴィニョンとニームの間ですね。
北ローヌのドゥラスの場所も記してありますので、距離感も感じましょう。

しかしこれが、ラングドック・ルシヨン全域のIGP、Pays d’Oc になるんですかね?
まず、Côtes-du-Rhône AOC にならないか確認をしてみましょう。
INAOのサイトでコート・デュ・ローヌの白の規定を見ると、主要品種が、
Grenache Blanc、Clairette、Marsanne、Roussanne、Bourboulenc、Viognier
ヴィオニエありますね。(補助品種は Ugni BlancとPicpoul Blanc が使えます。)
主要品種が合計80%以上という規定もありますが、1品種だけもいいでしょうから、
ヴィオニエ100%のコート・デュ・ローヌはOKな気がしますね。

となると、対象地域に入らないとか。INAOのサイトの対象地域の地図を参照。
(INAO=Institut National de l'Origine et de la Qualité)
AOC_CotesduRhone_A_201201
微妙ですが、よく見ると、ヴェール・ポン・デュ・ガールは外れています。
対象171コミューンのリストも見ましたが、やはり入ってませんね。
これに外れると、ちょうどいいIGPでもないと Vin de France になってしまいます。

しかし、今日の畑のヴェール・ポン・デュ・ガールはガール県(Gard)。
Pays d’Oc IGP なら、対象コミューンなんてケチ臭いことは言いません。(笑)
PaysdOc03
ガール県のAOCは、Lirac、Tavel他、Costières de Nîmes とかローヌ絡みですが、
それに外れると IGP となり、名の通った Pays d’Oc で行こうってことです。
Vin de France になるよりはいいという選択なんでしょう。(笑)

ヴェール・ポン・デュ・ガール(Vers-Pont-du-Gard)の町にズームイン。
PaysdOc02
ガルドン川に有名な三層の水道橋、ポン・ドゥ・ガールがかかっています。
誰の畑か知りませんが(笑)、すぐ近くの畑をストビューで見てみました。
安いワインでも出どころがわかるというのは楽しいもんです。


エチケット平面化画像。
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裏ラベルはドゥラスの説明だけですが、これを隠さないシールはえらい。


さあ、抜栓。
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キャップシール、コルクとも DELAS の名前入り。

コルク平面化。
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ノマコルク採用。サトウキビ由来のバイオプラスチック合成コルクです。

Alc.13%。(pH:3.97、Brix:6.2)
軽く緑がかったゴールドイエロー。
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梨、黄桃、花梨。
辛口アタック。
酸はあっさりと効いています。
味わいも厚み控えめでさっぱり。
愛想無いとも言えるかも…。
ミネラル感はあり、花も感じます。
ヴィオニエらしさは楽しめました。


*****


Delas
Viognier 2018
Vin de Pays, Pays d’Oc
WWWポイント 78点



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Viñabade Albariño 2018 Rias Baixas

コストコだったかな? どこで買ったかもはや記憶にないリアス・バイシャス。
アルバリーニョを発見すると手当たり次第に買ってるってことですね。(笑)
Red Red Wine と言いながら、それだけ気に入った白ワイン品種てことで。


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アルバリーニョ発祥の地とも言われる、Valle de Salnés にある作り手です。
2009年創業と新しいですが、すでに大企業のようで、130haの自社畑から、
アルバリーニョ専門にやってるようです。


公式ページはまあまあ良くできています。

しかし…今日のワインずばりが載っていません。
・アルバリーニョ 100%
ばかりですからいいんですけど…。
インポーターの情報によると、除梗後にステンレスタンクで発酵を行ない、
その後プレスし低温発酵(14~16℃)で仕上げるんだそうで。

だいたいどのアルバリーニョもそんな感じでしょうけど。(笑)
Albarino
一応、写真を載せてお茶を濁しておきます。(笑)

ここは5つのワイナリーが属する Bodegas Gallegas グループのメンバーのようです。

「Gallego」はスペイン語で「ガリシアの」の意味。ガリシア州一円のグループです。


さあ、生産者訪問。周りは畑ですが、バリバリ大企業感出てますね。
RiasBaixas0xx
親玉の Bodegas Gallegas は1時間半ほど離れた内陸側にあります。


まずはいつものスペインDO地図でガリシア州のDOから見てみましょう。
RiasRioja03
カスティージャ・イ・レオン州(Castilla y León)のDOビエルソ(Bierzo)隣接の、
DOバルデオラス(Valdeorras)は同じくメンシーア(Mencía)が主力でしたね。


いつも使ってるDOリアス・バイシャスの公式ページから拝借した地図です。
RiasRioja04
これはこれでわかりやすいではあるんですが…。

やはりGoogle Mapに転記して、作り手の所在を確認しましょう。
RiasBaixas01
はい、ちゃんとサブリージョン Valle de Salnés にありましたね。


ラベル平面化画像。
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ビニャバデはブドウ畑の意味のようですね。

DOリアス・バイシャスの認証シールは別撮り。
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スペインのここって示す小さなイラストが涙ぐましい。


さあ、抜栓。
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キャップシール、コルクは凝ってます。

コルク平面化。
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DIAM1ですね。早飲みしましょう。

Alc.12.5%。(pH:3.66、Brix:5.7)
かすかに緑がかったゴールド。
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軽めライム、青リンゴ。白桃風味も。
リースリングのようなペトロールっぽいのも?
酸はきれいです。
味にボリュームというか厚みがありますね。
これがアルバリーニョって感じです。

魚貝に一番合うワインと世間では言われますが、
確かに、サーモンのムニエルにうまく合いました。


*****


Viñabade
Albariño 2018
Rias Baixas
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Bodaga Cuatro Rayas Organic Tempranillo 2018 Rueda

やまやの店頭でオーガニックワインのコーナーがあり、つい手に取った1本。
Organic Tempranillo と書かれ、大きなミツバチのイラスト、Vegan マークも。
普段はビオなワインは敬遠しがちなんですが、怖いもん見たさでつい。(笑)
こういうお手頃ビオだと、テンプラニージョ本来の味が楽しめるかも…。


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作り手は1935年創業と歴史もある DO Rueda を代表する大手ワイナリーでした。
DO Rueda のワイン生産量の20%を占める地域最大の生産者ということです。
やはりベルデホ(Verdejo)種からの白が大半のようですが、2,150haの畑から、
年間1,500万本を生産し、全世界50ヶ国に輸出しているといいます。
一方で、樹齢100年超のプレフィロキセラの畑からの高級ベルデホなんかもあり、
ただの大量生産メーカーということではなさそうですね。


公式ページは大手らしくなかなかよくできています。

今日のオーガニック・テンプラニージョもデータシート付で載ってます。
・テンプラニージョ 100%
ステンレスタンクで発酵、熟成はオーク樽で3ヶ月となってます。
スペインなのでおそらくアメリカンオーク樽じゃないですかね。


ワイナリー訪問。工場風情の大きな施設ですが、周りはきれいな畑。
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ルエダの町の東に車で10分、ラ・セカと言う町の外れにあります。

いつもの地図で DO Rueda の位置を確認しておきましょう。
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DO Ribera del Duero から来るドゥエロ川(Río Duero)流域ですね。

ここでカスティージャ・イ・レオン州(Castilla y León)の DO を確認します。
リベラ・デル・ドゥエロ他有名な産地はドゥエロ川流域にあるのがわかります。
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ルエダはカスティージャ・イ・レオン州のバジャドリー県(Valladolid)
になりますが、隣のトロ(DO Toro)はサモーラ県(Zamora)です。

VCとあるのは「Vino de Calidad con Indicación Geográfica」のことで、
DO(Denominación de Origen)より、ワンランク下の格付けになります。
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ややこしいですが、EUの格付けと対比で覚えましょう。


ラベル平面化画像。粗い紙です。オーガニックの雰囲気出してるの?
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インポーターシール、裏ラベル、一体化の一枚ものラベルですね。
裏ラベルの側には DO Rueda 認証シールだけでした。(下に移動させました。)
ユーロリーフのオーガニック認証と、Vegan マークもありますから、
動物性素材不使用ということで、清澄での卵白等も使ってないんでしょう。


さて、抜栓といきましょう。
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キャップシール、コルクともロゴマーク入りで凝ってますよ。

コルク平面化。
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ノマコルクですね。サトウキビ由来のバイオプラスチック合成コルクです。

Alc.14%。(pH:3.79、Brix:7.0)
濃いガーネット。
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クロスグリ(Grosella Negra)、ラズベリー(Frambuesa)。
酸味の香りにも感じますが、まさに「果実香」って感じ。
青野菜がありますね。ビオっぽい。(笑)
樽木っぽくも感じ、3ヶ月でも効いてますね。
酸味っぽいクールさを感じる辛口アタック。
やはり相当な酸を感じます。
しかしながら、味の芯はしっかりしていて、
全体としては、まとまってる気がします。

テンプラニージョのコクは出ていておいしいんですが、
この酸味は損をしていて惜しい気がします。


*****


Bodaga Cuatro Rayas
Organic Tempranillo 2018
Rueda
RRWポイント 87点


Viña Edmara Pinot Noir 2018 Valle Aconcagua

京阪百貨店のワイン催し物コーナーにて、よりどり2本2,680円で選んだ1本。
聞いたことのない作り手ですが、久々のチリのピノ・ノワールということと、
エラスリス(Viña Errazuriz)のあるアコンカグア・ヴァレーというのもポイント。


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いやあ、Viña Edmara なる作り手を必死で調べましたがさっぱりわかりません。(笑)
裏ラベルによると、元詰めがドイツにある Arthur Hallgarten GmbH となってます。
住所もラインラント・プファルツ州のミュンスター・ザルムスハイムとあります。
そんなバカな~。もうこれはお手上げ状態です。


インポーターのピーロート・ジャパンの紹介ページが頼りですが…。

ほぼ情報なし。おまけに生産地がセントラル・ヴァレーになってます。

これは、かつてセントラル・ヴァレーからのものがあったことはわかりました。
Edmara02
しかし、これ以上の情報が全然なしです。委託生産でも何でもいいですから、
それなりの情報を提供してほしいもんですね。

ちょっとだけ詳しく書いているUKのショップサイトはありました。
ビニャ・エドマラなる作り手に関してはチリワインの総論でごまかしてますが、
醸造法には少々興味深い記述があります。まず、除梗するも破砕は部分的だとか、
5日間の低温浸漬で色と香りを引き出したあと、ステンレスタンクで発酵、
最後にオーク(オークチップでしょうね。)にコンタクトさせて香りづけなど。
で、このサイトの記述でもう一つ、とっても気になるのが…。
・ピノ・ノワール 95%
お~い!残り5%は何なんだ~?(笑)


仕方がないので、これ以上の深追いはしませんが、
アコンカグア・ヴァレーの位置関係だけはこの地図で確認。
Edmara01
マイポ・ヴァレー(首都州)まで続くセントラル・ヴァレーの北側、
カサブランカやサン・アントニオ・ヴァレーも含まれるバルパライソ州。
その大半がアコンカグア・ヴァレーになります。
南米最高峰の山、標高6,960.8mのアコンカグアのあるアンデス山脈を水源に、
アコンカグア川がバルパライソ州を貫いています。


ラベル平面化画像。
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ロゴマークや紋章もあっていい感じなんですが、実体不明なのは困りもの。
ピーロート・ジャパンさん、もう少し情報は出しましょうよ。


さあ、スクリュー回転。
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無印キャップ。

Alc.14%。(pH:3.94、Brix:6.5)
クリア感はありますが、しっかりしたルビー。
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ラズベリー、イチゴ、海苔~。
若干酸味はありますが辛口アタック。
割とはっきりした苦味あり。
味は薄っぺらくないですね。
複雑味とも言えなくもないんですが、
フィニッシュまで少々苦味があばれます。

おいしく楽しめましたが、
バランスとして少々残念かな。


*****


Viña Edmara
Pinot Noir 2018
Valle Aconcagua
RRWポイント 88点


丹波ワイン 京丹波 Chardonnay 2018

旅行や遠出がしづらい今日この頃ですが、つい京丹波へ足が向いてしまいます。
夏の田舎風景を堪能するというのもありますが、やはり丹波ワインへ寄ります。
白を試してなかったなということで、今回はシャルドネを買い求めました。
丹波ワインはいろんな品種をやってるので、リピーターとしてはありがたいです。


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漫画「神の雫」では丹波ワインのピノ・ブランが登場(39巻)してましたね。
なんでも丹波ワインは試験栽培も含め48種の品種をやってるそうです。
その内、ワインになるのは現在10種類ほどだそうですが、それでも多いですね。

秋には大本命のピノ・ノワールが出てきます。耳寄りな情報を聞いたのですが、
今年出すピノは超絶いい出来で、全数VV(Vieille Vigne)として出すそうです。
VV化は、自社畑のピノ・ノワールがすべて樹齢30年に達したからだそうです。
社内で試飲をした中の人が教えてくれたので間違いないです。これは楽しみ~。


公式ページです。ブログ形式の四季情報もなかなか読みごたえがあります。

ワイン情報はショップサイトを見ることになります。
・京都丹波産シャルドネ 100%
フランス産小樽で樽発酵、樽熟成をし、MLF(マロラクティック発酵)を行い、
シュール・リーを行っているとのこと。熟成期間は不詳。


丹波ワイン訪問。毎度のことなので、前と同じ写真。(笑)
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ショップは右手、駐車場は左手にあるので、いつもこの前を横切るわけです。

丹波ワインの自社畑をGoogle Map上に示すとこうなります。
Tamba001
今日のシャルドネは向上野圃場からですね。サンジョヴェーゼも同じ畑です。

その向上野圃場(Mukaino Vineyard)へ行ってみましょう。
SDIM6660
いい天気でしたが、暑い、暑い、暑すぎる日でした…。

これかな~っと寄りの写真も撮ってみました。
SDIM6661
べレゾン前のサンジョヴェーゼかもしれませね。(笑)


エチケット平面化画像。
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1,092本の生産でシリアルナンバー入り。一応いつもナンバーは選んでます。(笑)


さあ、抜栓。
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最近はもっぱらテクニカルコルクですね。

コルク平面化。
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ノマコルクっぽいんですが、どこのメーカーでしょうか?

Alc.12%。(pH:4.01、Brix:5.9)
軽くオレンジ味帯びたイエロー。
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青リンゴ、バニラ、バター。
シャルドネの王道のような香り。
きれいな酸がある辛口アタック。
果実味は控えめながら、豊かなボディー。
ミネラルもうまく絡んでバランスはいいです。
エレガントというのはこういうのでしょうね。
微量の苦味も最後までいい仕事しています。

京都の熱い夏を癒やしてくれる、極上のシャルドネでした。
やはり、日本ワインとして丹波ワインはレベル高し。


*****


丹波ワイン
京丹波シャルドネ 2018
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Weingärtner Stromberg-Zabergäu eG Spätburgunder EPOS Trocken 2018

前にコストコで、ヴュルテンベルクの Trollinger mit Lembergar というを見つけ、
その昔の激マズワインのリベンジをしましたが、その時公式ページを覗いていて、
「結構上等そうなピノ・ノワールも作ってるんだな~」と気にはなってました。
やっぱりですが、そのピノ・ノワール、コストコで発見してしまいました。(笑)
これはもう「試さないという選択肢はないやろ?」ということで早速ゲットです。


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ドイツあるあるですが、作り手は協同組合です。もともと2つの協同組合、
Weingärtner BrackenheimとStromberkeller Bönnigheimが2012年に合併してできました。
約750haの畑だそうで、ヴュルテンベルクでは3番目に大きいということです。


公式ページは盛沢山ですが、ドイツ語オンリー。ワイン情報はショップサイト。

ドイツ語オンリーのショップサイトで今日の情報を見てみます。
・シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール) 100%
Spätburgunder は Pinot Noir のドイツ語で「Spät=遅い、 Burgunder=ブルゴーニュの
(ぶどう)」という意味なのでドイツでは晩熟品種という認識のようです。
木製の大樽で熟成するとは書いてますが、樽の種類や期間は不明でした。


作り手訪問。大手協同組合ですから、建物も立派できれい。
Wurttenberg00
シュトゥットガルトの北、車で1時間のブラッケンハイムという町にあります。

ドイツはあまりストビューがなくマップに投稿されてた写真を貼りましたが、
公式ページのギャラリーコーナーにとてもいい写真がありました。(笑)
Wurttenberg05
きれいすぎますね。本当に同じ場所かな?


ドイツの(13ある)生産地としてのヴュルテンベルク(Württemberg)はここ。
Wurttenberg03
今日の作り手のあるブラッケンハイムの位置も赤四角で書き込んでみました。
バーデンやフランケンに隣接してるのはわかりますが、ざっくりした地図ですね。

また、ヴュルテンベルクには大きく4つのベライヒ(Bereich)があります。
Kocher-Jagst-Tauber(コッハー・ヤークスト・タオバー )
Remstal-Stuttgart(レムシュタール・シュトゥットガルト)
Württembergisch-Unterland(ヴュルテンベルギッシュ・ウンターラント )
Oberer Neckar(オーベラー・ネッカル )

それがわかる地図がこれです。
Wurttenberg02
地図外ですが、少し離れたボーデン湖畔にも飛び地のベライヒがもう2つあります。
湖の北岸東側で Württembergischer Bodensee(Nonnenhorn、Wasserburg、Lindau)と
Bayerischer Bodensee(Kressbronn周辺)といいます。ボーデン湖周辺はややこしい…。

詳しくていい地図でしたが、まだ少し実感が湧きませんね。
え~い、やっぱり、Google Mapに転記しますよ。(笑)
Wurttenberg01
今日の作り手(協同組合)は、ヴュルテンベルギッシュ・ウンターラント
(Württembergisch-Unterland)のベライヒにあるということです。

ヴュルテンベルクは、バーデンの近くでもあり、ドイツでは黒ブドウの比率が高いです。
バーデンは全体の4割が黒ブドウで、そのほとんどがピノ・ノワール(全体の34%)ですが、
ヴュルテンベルクは全体の7割が黒ブドウと、黒品種の比率がさらに多いものの、
全品種の内34%がトロリンガーとレンベルガーで、ピノ・ノワールは12%にとどまります。
やはり、ヴュルテンベルクの主力は Trollinger mit Lembergar なんですね。(笑)
そういう意味では、今日のヴュルテンベルクのピノ・ノワールは貴重なのかも。


ラベル平面化画像。
IMG_3140
ラインナップの上位だからでしょうか、洒落たデザインです。

等級的には QbA(Quäitatswein)なのですが「GG」と書いたシールがあります。
Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェクス)とあるように「特級」の意味です。
フランスの Grand Cru にあたるドイツ語ですね。
VDP(ファーデーペー、Verband Deutscher Prädikatsweingüter)の格付けでは、
最上級の特級畑ワイン(グローセ・ラーゲ、Grosse Lage)の内、辛口ワインには、
QbA, Trocken 表記と合わせて Großes Gewächs が名乗れるという理解ですが、
キャップにVDPロゴ(鷲のマーク)もなく、勝手に「GG」を名乗ってる感じです。
こんなのもありなんですかね?(笑)
VDP(ドイツ高品質ワイン醸造家協会)も、会員の作り手に対する独自の認証ですから、
まだまだドイツ内での統一基準というのがなく、勝手が許されるのかもしれませんね。


さあ、抜栓。
IMG_3442
ちょっとコルクが短く、無印です。平面化はしません。(笑)

Alc.13.5%。(pH:4.06、Brix:6.8)
濃い目にしっかり色付いたルビー。
IMG_3443

フランボワーズ、プラム、樽香か芳ばしい佃煮香。
大人しい酸味を乗せた辛口アタックです。
深みと軽さが同居する味わいですね。
苦味的なもの含めた各要素は弱々しいんですが、
バランスだけはバツグンと思われ、
余韻も弱いんですが、ここでもバランスの良さが光ります。
しかしフィニッシュで少し水くさいとも感じるんですよね~。

おいしいですが、ヴュルテンベルクのピノ・ノワール、
ピノの新しい1パターンとも言えそうです。


*****


Weingärtner Stromberg-Zabergäu eG
Spätburgunder EPOS Trocken 2018
Württemberg
RRWポイント 90点


Vicente Gandía Surana Bobal Cabernet Sauvignon 2018

スーパーで300円ほどで売っていたスペインのワイン、スラナのティント(赤)です。
普段は手を出さないレンジですが、ボバル(Bobal)という品種に釣られました。
スペインの黒ブドウでは断トツ1位のテンプラニージョに続いて2番目の生産量。
なのにバルクワイン用が主だったりして、この品種のワインをあまり見かけません。
以前に飲んだボバルの名手のワインとは雲泥の差でしょうが、試してみましょう。


IMG_3424
作り手は、1885年にバレンシア州に創業という老舗にして巨大ワイナリーである、
ビセンテ・ガンディーアというところ。
ボバルは、紀元前5世紀にはバレンシア州(ウティエル・レケーナ周辺)で栽培
されていたという記録も残る古代品種で、バレンシアはまさにボバルの故郷です。


公式ページはなんと自動で日本語表示。90ヶ国へ輸出する海外進出をしてますからね。

しかしながら、今日のような底辺のシリーズは輸出用ということもあってか、
全然情報が載っていません。
今日のワインは、DO(Denominación de Origen)の表示もありませんから、
DO Utiel-Requena でも DO Valencia でもない、出どころ不明の安ワインです。
ただ、少し上のレンジの DOP Valencia で同じくボバルとカベソーのブレンドを発見。
おそらく似たような比率のブレンドじゃないかと想像します。
・ボバル 80%
・カベソー 20%
まあ、こんな感じとしておきましょう。(笑)


統計数字を見ると、ボバルはバルクワイン用が多いとは言え、かなりの生産量。
bobal01
黒ブドウ品種と限らなくても、スペインの生産量では3位になっています。

(1位)アイレン(白) 214,594ha
(2位)テンプラニージョ(黒) 203,265ha
(3位)ボバル(黒) 59,565ha
(4位)ガルナチャ(黒) 53,183ha
(5位)マカベオ(白) 51,213ha
[2018年データ]

Bodegas Mustiguillo のような、おいしいボバルの作り手もいますから、
もっといいワインが作られるといいですね。


一応、ビセンテ・ガンディーアを訪問しておきます。
Gandia01
さすがに工場然とした規模ですね。バレンシアの西、車で30分のところ。

ただし、このビセンテ・ガンディーア、バレンシアが本拠地ながら、
スペイン中9つものDOのワインを出してます。それらDOに赤印をつけました。
Gandia02
(DO Cava はスペイン中の広範囲なので主生産地のペネデスに印をしてます。)
でも圧倒的にラインナップが多いのが、やはりDO ValenciaDO Utiel-Requenaです。 


ラベル平面化画像。
IMG_3402
輸入者は北海道札幌のセイコーフレッシュフーズとなっていますから、
コンビニチェーンのセイコーマートの自社輸入ってことですね。
発祥が酒屋であることからワインの輸入販売に力を入れてるそうです。


さあ、スクリュー回転。
IMG_3421
無印。そりゃあ300円ですもの。(笑)

Alc.12.5%。(pH:3.82、Brix:6.5)
クリア感のあるガーネット。
IMG_3422

カシス、梅、あんず。
軽い口当たりの辛口アタック。
酸味も結構ありますが刺さないので許します。
味わいは…許せるギリギリの薄っぺらさ。
でも、いいバランスでなんとか持たせている感じ。
余韻はないに等しいんですが、若干酸味がちながら、
ここでもバランスの良さは感じます。

割と普通に楽しめます。
価格からすると十分に偉いワインです。


*****


Vicente Gandia
Surana Tinto
Bobal Cabernet Sauvignon 2018
RRWポイント 86点


Boutinot Decagon Cabernet Franc 2018 IGP Pays d’Oc

リカマンでカベルネ・フランのモノセパージュを発見。IGPペイ・ドックです。
ラングドック・ルシヨン地方のIGP(Indication géographique protégée)ワイン。
「コニャックとワイン用のダブル樽熟成、10ヶ月」のラベルに惹かれました。(笑)
この地方はホントいろんなワインがありますね。そして特に安いのがうれしいです。


IMG_3316
ブティノ(Boutinot)社というところが出しているワインだとわかりました。
1980年にポール・ブティノ氏にがイギリス・マンチェスターに設立した会社。
レストランオーナーの息子だった氏は、高品質でおいしいワインを供給したくて、
フランス、ボジョレーを皮切りにワインビジネスを始めたというわけです。
今ではフランス以外でも、南アフリカ、アメリカ他世界各国に拡大させています。


公式ページはUK版、US版、インターナショナル版と切り替えができます。

今日のワインは最近のリリースとしてトップページにリンクがありました。
・カベフラ 100%
ですが、出どころはラングドックとしかわかりません。
熟成がこのワインの肝で、コニャック樽で5ヶ月の後、ワイン樽で5ヶ月。
合計10ヶ月とラベルのうたい文句の通りです。

ただ、コニャック用もワイン用も(フレンチ)オーク樽に変わりがないわけで、
産地の違いがあるくらいです。ワイン用はアリエとかトロンセとか。
コニャック用はリムーザンオークが珍重されるようですね。
リムーザンは木目が荒くタンニン含有量が多いため風味が付きやすいようです。
しかし、この値段でそんな樽を使ってるんだろうかと少々疑ってしまいます。
コニャック用というのも安いホワイト(アメリカン)オークなんじゃないかと…。

あとは切々とカベフラのモノセパージュが人気があるとか、カベソーの親なので、
カベソーより青みは感じるがタンニンが穏やかでいいんだとか、品種の説明ばっか。
CabFramcSauvignonBlancCabSauvignon
醸造法や産地の説明をもう少し書いてくれればありがたいんですが…。


まあ、あんまり行く意味はないんですが、イギリスのマンチェスター郊外へ。
Boutinot01
はい、ここがブティノ(Boutinot)社です。ロンドンにも事務所があります。(笑)


IGPペイ・ドック公式ページらしきものがあったので貼っておきます。日本語のみ。日本向け?

もともとヴァン・ド・ペイ(Vin de Pays)カテゴリーの Vin de Pays d'Oc でしたが、
2009年のEUの規定の変更に伴い、IGP Pays d’Oc の呼称となっています。
(IGP=Indication géographique protégée)


IGPペイ・ドックは58種類の品種が使えるとか、総計12万ヘクタールの畑は、
ラングドック・ルシヨンのほぼ半分(あとはAOC)になるとか情報は興味深いです。
Boutinot02
このシンプルな対象地域(県)の地図も気に入ったので貼っておきます。


エチケット平面化画像。
IMG_2920
訴えたいことはわかりますが、あまり褒められたデザインではないですね。
「デカゴン」という名前ですが、10ヶ月熟成の「10」がギリシャ語で「デカ」。
そんな解説が公式ページにありました。じゃあ、「ゴン」は何かというと、
「コニャック(Cognac)」から取ったんだそうで…無理がある~。(笑)


さて、抜栓と行きます。
IMG_3319
まあ、汎用品ですね。

一応、コルクも平面化してデザインを見ておきます。
IMG_3320
1年耐用のDIAM1ですね。これは仕方がないです。

Alc.14%。(pH:3.89、Brix:7.8)
濃いガーネット。粘性の涙は細かめ。
IMG_3321

カシス、チェリー、フルーツジャムの甘い香り。
若い木の樽香はかすかです。
樽変えていろいろやったのにね~。(笑)
辛口アタック。
カベフラらしい生っぽいヴェジーな風味を感じますが、
味の存在感、厚みは十分な貫禄があり、たいしたもんです。
各要素のバランスもいい具合に感じます。
若干の甘さ様の何かを感じるのが雑味かな。
酸味も次第に気になってくるんですが、
余韻はいいバランスで逃げ切った感じ。楽しめました。

う~ん、ゲロまずでも仕方なしと思ってましたが、
意外にカベフラとしてレベル高くて驚きました。


*****


Boutinot
Decagon Cabernet Franc 2018
IGP Pays d’Oc
RRWポイント 91点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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