Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Antinori

Tenuta Tignanello (Antinori) Tignanello 2015

アンティノリのフラッグシップとも言えるティニャネロです。
スーパータスカンいろいろあれど、サンジョヴェーゼ主体なのが特徴。
以前2012年を試し、パーカーおじさんと同じ93点をつけましたが、
今日の2015年、パーカーおじさんは96点ですって。ゴイゴイスー。


IMG_1929
アンティノリが作るいわゆるスーパータスカン。サンジョヴェーゼ主体ですが、
そこにカベソーやカベフラをブレンドしたりしてトスカーナIGTとされています。
そのカベソーとサンジョヴェーゼの比率をひっくり返したのがソライア(Solaia)。
どちらもキヤンティ・クラッシコの地域にあるテヌータ・ティニャネロが作ります。


公式ページはアンティノリ公式の中でしたね。

データシートがミレジム毎完備で醸造やら詳しく書いてあるんですが、
なぜかセパージュの記述がないんです。何かマズいことでもあるんでしょうか。
困ったのでインポーター(Enoteca)情報。
・サンジョヴェーゼ 85%
・カベソー 10%
・カベフラ 5%
と、これが2015年のセパージュだそうです。
熟成はフレンチとハンガリアンオーク樽(新樽か一年落ち)にて14~16ヵ月間。

ここで念のため(笑)キヤンティ・クラッシコDOCGの決まりを見ておきます。
・サンジョヴェーゼ80%以上
・アルコール度数12.0%以上
・熟成は12ヶ月以上
となっています…。あれ? キヤンティ・クラッシコDOCGをクリアしてません?

1971年にTenuta Tignanelloが設立され、最初のティニャネロが出ますが、
当時のキヤンティでは10%ほどブレンドされていた白品種などを使わず、
カベソー/カベフラの国際品種を使い、バリックで熟成するという手法が、
伝統的なキヤンティ(クラッシコ)から外れテーブルワイン(Vino da Tavola、VdT)
とされました。今はToscana IGT(Indicazione Geografica Tipica)が名乗れます。
て言うっか、名乗ってます。(笑)

当時はキヤンティの品質低下でキヤンティ・クラッシコDOCGが派生するなど、
キヤンティ~を名乗ること自体にあまり意義もなかったようです。
とにかくスーパータスカンであることがカッコよくって意義があるわけで、
今さらキヤンティを名乗る必要もないでしょう。「俺様がティニャネロだ!」って。


さて、何度も行ってますが、フィレンツェから車で40分、再訪問です。
TenutaTignanello01
キヤンティのエリアですが、アンティノリのお膝元フィレンツェに近い。

トスカーナのDOC/DOCGマップにTenuta Tignanelloの位置を書き込みます。
TenutaTignanello02
キヤンティ・クラッシコDOCGエリアのSan Casciano in Val di Pesaにあります。


ラベル平面化画像。
IMG_1933
裏はエノテカ貼り替えタイプですね。


さあ、いただきます。コルクは平面化するとこうです。
IMG_1935
表ラベルの縞々の丸のデザインがここにも。

Alc.14%。
ガーネット。
IMG_1938

黒ベリー、ダークチェリー、ザラメ。
辛口アタック。
なめらかな酸に誘われ味の本体へ到達すると…
厚みはそこそこ、複雑味もありますね。
タンニンを喉に落としながら入る余韻もまあまあ。
あれ?
おいしいんではありますが、
なんとなく感動がないです。

う~ん、ボトルバリエーションか抜栓後の保存か…。
今回はパーカーおじさんと同じ点数にはなりません。(笑)


*****


Tenuta Tignanello (Antinori)
Tignanello 2015
Toscana IGT
RRWポイント 89点


Tenuta Guado al Tasso (Antinori) Bolgheri Superiore 2014

あちこちのワインを飲んでいると、アンティノリ絡みのワインに出くわします。
ルーマニアで出会っても、チリで出会ってもそれなりに美味しいのはすごいです。
そのアンティノリの王道でありルーツである、ソライアティニャネッロと並び、
ひとつの頂点とも言えるのがボルゲリのグアド・アル・タッソですね。


IMG_1932
貴族のデッラ・ゲラルデスカ家(Della Gherardesca)が17世紀後半から、
トスカーナの海岸沿いのボルゲリでワインを扱いだしたのが事の始まり。
その後ワイン造りで栄えるも、跡取りがいなくなった時に、二人の娘が嫁いだのが、
アンティノリ家とインチーザ・デッラ・ロケッタ家(Incisa della Rocchetta)。
後者はなんと後のサッシカイアのテヌータ・サン・グイドを所有していました。
1930年代のことだそうで、アンティノリとサッシカイアは親戚筋ということです。

アンティノリ家はサッシカイヤの成功を支えたり、オルネライアも世に出したりと、
実はボルゲリでは歴史の最初から暗躍(言葉が悪いですが)していたという訳です。


公式ページはいつものごとくアンティノリの公式の中。

スーパータスカンらしくセパージュはがっつりボルドータイプ。
・カベソー 60%
・メルロー 20%
・カベフラ 18%
・プチヴェルド 2%
オーク樽で18ヶ月の後、ボトルで10ヶ月熟成します。

Bolgheri DOCの規定は10ヶ月の熟成のみですが、Bolgheri Superiore DOCは2年、
そのうち1年は木樽にて。Guado al TassoはBolgheri Superiore DOCですから、
2.3年熟成(内木樽で1.5年)と軽々クリアしていますね。

Bolgheri DOCについて少し。このDOCは1983年に制定されますが、実はなんと、
白とロゼのみに認められたDOCだったのです。赤が加えられたのは1994年です。
サッシカイアはじめスーパータスカン(主にボルドーブレンド)の品質が認められ、
最近になって後から赤がDOCに加えられたというわけです。

その功績からか、Bolgheri Sassicaia DOCというのがBolgheri DOCから派生します。
2013年にですから、それこそごく最近のことですね。しかし単独のDOCってすごい。


ワイナリー訪問。ここが入り口。て言うっかストビューでは入れず。(笑)
Guad0

Osteria del Tassoというレストランが敷地に中に併設されています。
なかなかいい雰囲気で、行ってみたいな~という気持ちを込め写真を貼ります。
Guad001
ボルゲリを俯瞰する地図で近隣のワイナリーとの位置関係を見ておきましょう。
しかし、なんだかんだでTenuta Guado al Tassoはボルゲリで最大級の畑です。
(320haあるそうです。)

最後に公式ページからスクショしたアンティノリの世界戦略地図を貼っておきます。
Guad01
いやぁ、世界どこに行ってもアンティノリって感じですね。


ラベル平面化画像。
IMG_1934


さあ、抜栓。
IMG_1937

コルク平面化は失敗ですが、雰囲気はわかるでしょうか。
IMG_1936

Alc.14%。
ガーネット。
Guad02

黒ベリー、あんず、柔らかな樽香。
割と酸を感じる辛口アタック。
味の厚みはまあまあですが、圧倒的ではないですね。
あまり盛り上がりなく、酸とタンニンの拮抗する余韻の入口へ。
もうひとつ余韻も長い感じでもないんですよね。
ちょっと期待が先行したかな?

パーカーおじさんの評価は93+点。
コメントには2014年は寒くて厳しい年だったとあります。
翌2015年には97点、2016年には98点をつけていますから、
2014年はあまりいい年ではなかったようですね。
しかし、98点の2016年なんか気になりますね~。(笑)


*****


Marchesi Antinori
Tenuta Guado al Tasso
Bolgheri Superiore 2014
RRWポイント 88点


Castello della Sala Muffato della Sala 2014

アンティノリがウンブリア州に展開するCastello della Sala
前にシャルドネピノ・ネロ(ピノ・ノワール)を試していますが、
その時に極甘口の貴腐ワインも試していましたので記事にしておきます。
その名もムッファート・デラ・サラ(Muffato della Sala)といいます。
因みにパーカーおじさんはこの2014年に92点をつけています。


IMG_0539
貴重な貴腐ワインですからね。500mlの小ぶりのボトルになってます。


公式ページはアンティノリのサイトの中です。

一応ミレジムごとにデータシートもあるんですが、セパージュ詳細は不明。
主体は、
・ソーヴィニヨン・ブラン  60%
で、その他40%が以下のブレンドになっています。
・グレケット (Grechetto)
・セミヨン  
・ゲヴュルツトラミネール 
・リースリング
貴腐菌(Botrytis Cinerea)の付き具合にも依るでしょうから、
毎年比率は変わるんでしょう。でもこれだけの品種全部が貴腐化するのかな?
グレケットはウンブリアの土着品種でシャルドネにもブレンドしてましたね。


ワイナリー訪問は前にもやってますが、名前の通り「サラ城」でしたね。
Umbria00
2010年に一新された最新のGravity Flowシステムがこの中にあります。
醸造工程が進むにつれ建物の下へ降りていく構造で、
最終的にお城の地下30mのセラーにて熟成されるといいます。

アンティノリのサイトから、各地で展開するワイナリーの地図です。
Anti01

ウンブリア州とサラ城の位置関係はGoogle Map上に転記しておきました。
Umbria01
そろそろイタリア全州と主要都市が頭に入ってきましたよ。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_0535
裏ラベルのイタリア語を見ると貴腐菌はMuffa Nobileと言うみたいですね。
Muffaはカビですから、ワイン名のMuffatoもここから来てるわけですね。


さあ、いただきます。
Alc.12.5%。
蜜のようなゴールドです。
IMG_0544

花梨、白桃の香り。
上品な甘さですね。
かすかな苦味も深みに感じます。
単純に美味しいと感じますし、
甘さもソーテルヌなんかのように非常に上品です。
こういう気品を感じる極甘口には、
白ワイン(WWWポイント)の最高点80点がつきます。


*****


Castello della Sala
Muffato della Sala 2014
WWWポイント 80点



WhiteWhiteWine01

Castello della Sala Pinot Nero 2015

アンティノリのCastello della Salaが作るシャルドネを試しましたが、
一緒に同じ作り手のピノ・ネロ(ピノ・ノワール)も試しました。
シャルドネもそうでしたが、このピノ・ネロもウンブリアIGTですね。
イタリアって、土着品種をアピールするかと思えば、国際品種ガンガンOKで、
ともすればフランスをお手本にする…。イタリアの二面性を感じます。


IMG_0541
シャルドネのCervaro della Salaとよく似たラベルデザインです。
ただ、赤・白の違いを示すためか紙の色味が少し変えてあります。


公式ページはアンティノリのサイトの中でしたね。

・ピノ・ノワール 100%
シャルドネは地元品種のグレケットをブレンドしてましたが、
ピノ・ネロはさすがにモノセパージュですよね。
ソフトな除梗・圧搾をするとありますが、完全除梗じゃないんでしょうかね。
スキンコンタクトで低温浸漬、発酵はステンレスタンク。
その後、仏オーク樽でMLF(マロラクティック発酵)と10ヶ月の熟成が行われます。


ワイナリー訪問とウンブリア州のGoogle Mapは再掲しておきます。
Umbria00
14世紀に建てられた「サラ城」の中に最新のGravity Flowシステムがあります。
2010年に一新された最新システムで、醸造工程が進むにつれ下へ降りていきます。
最終的にお城の地下30mのセラーにて熟成されるといいます。

Umbria01
イタリアの真ん中、ウンブリア州全体が対象なのがウンブリアIGT
1995年制定、赤・白・ロゼが作られます。
あまり意味がないですが、赤に使用可能な品種を列記します。
Aglianico、Aleatico、Alicante、Barbera、Cabernet Franc、Cabernet Sauvignon、
Canaiolo、Carignano、Cesanese、Ciliegiolo、Dolcetto、Gaglioppo、
Gamay、Grechetto Rosso、Lacrima、Malbec、Malvasia、Merlot、
Montepulciano、Nero d’Avola (Calabrese)、Pinot Nero (Pinot Noir),
Primitivo、Rebo、Refosco、Sagrantino、Sangiovese、Syrah、Vernaccia...。
ABC順に並んでますが、主要国際品種から他州の名産品種まで何でもあり。
当然、何を何%使ってもOKです。
バリエタルは85%以上、少ない方の品種が15%以上であれば2品種表示もOK。
赤の最低アルコール度数が11%(白は10.5%)、熟成期間は規定なしです。
まあ、ウンブリア産であれば何でもオッケーのゆるゆるです。


ラベル平面化画像。
IMG_0528
店頭で撮影したので、ちょっとぐにゃぐにゃになりました。

Alc.14%。
濃い目のルビー。クリアではあります。
IMG_0542

フランボワーズ、ダークチェリー。
酸味が前に出たアタックです。
芯にも酸を感じる味わいはちょっと…。
プラム的な風味もあります。

嫌味な要素はないんですが、
普通においしいピノ・ノワールを想像すると、
少々レベルが低い気がします。
どうした、アンティノリ。


*****


Castello della Sala Pinot Nero 2015
RRWポイント 84点


Castello della Sala Cervaro della Sala 2016

イタリアのモンラッシェとも言われる最高峰、ガヤのGAIA & REYを試し、
ピンと来なかったのでイタリアのシャルドネをもう一本試しました。
それでも「なんだかな~」だったので、今日はアンティノリのシャルドネ。
Castello della Salaというアンティノリがウンブリア州に展開するワイナリー。
実際ブルゴーニュを訪問し、研究した上で作った白のフラッグシップだそうで。


IMG_0540
なんだかんだで「イタリアのモンラッシェ」っていう謳い文句のを試してますが、
実はブルゴーニュのちゃんとしたモンラッシェ級のを飲んだことがありません。(笑)
そもそも白の評価なんて元々まともにできないRed Red Wineでした。(大笑)


公式ページはAntinoriのサイトの中です。

今日のチェルヴァロ・デラ・サラはアンティノリを代表する白ですからね。
ちゃんとミレジムごとにデータシート完備。
・シャルドネ 90%
・グレケット 10%
れれれ? モンラッシェを研究したのにブレンドしてますね。
グレケット(Grechetto)というのはウンブリアの土着品種で、
単品種でも白が作られてますが、こんな風に混醸もするそうです。
ウンブリアのテロワールを出したかったんでしょうか。
ブドウは朝摘みされ、以降、機械を使わないGravity Flowシステムだそうで、
ブドウ(マスト)にストレスを与えない細心のケアが行われてるとか。
スキンコンタクト後、シャルドネはオーク樽内で発酵、MLFがなされます。
最後、ステンレスタンクで別途発酵させたグレケットにブレンドされます。
出荷までボトルで数ヶ月寝かすそうです。

データシート上には、パーカーおじさんが95+点をつけたと書いてます。
ジェームズ・サックリングさんは97点ですって。ゴイゴイスー。


さて、ウンブリア州にあるワイナリー訪問。
Umbria00
すごい。お城です。この中に最新の設備があるわけですね。

公式サイトには、トスカーナとウンブリアの傘下のワイナリー地図がありました。
Anti01
Castello della Salaの場所がわかりますね。しかし…。

やっぱりGoogle Mapに転記してみます。(笑)
Umbria01
ウンブリアはイタリアの真ん中。イタリア全土の州もついでに見ておきましょう。


ラベル平面化画像。
IMG_0527
例のお城(塔?)のイラストがわかりますね。IGT Umbriaです。


さあ、いただきます。
Alc.12.5%。イエロー。
IMG_0543

果実の香りの前に、穀物の香り、芳ばしいです。
シャルドネらしいまろやかな味はなかなか。
程よい酸が絶妙なバランスを取ってますね。
しかし、香りも含め果実味をあまり感じないのが、
上等シャルドネの貫禄なんでしょうか。
なんとなく違和感…。


*****


Castello della Sala
Cervaro della Sala 2016
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Le Mortelle (Antinori) Poggio alle Nane 2015

ちょっと前にアレグリーニがボルゲリで作るカベフラ100%を試しました。
今度はアンティノリが醸すカベルネ・フランです。
イタリアの大御所はカベフラのポテンシャルは半端ないと思ってるようです。
冷涼なロワールなどとは違ったカベフラを味わわせてくれるのは確かです。
面白いですね~。興味が尽きません、ワインの世界は。


IMG_8354
「Maremma Toscana DOC」です。2011年にIGTから昇格したそうです。
比較的新しいDOCですが、アンティノリが進出すると昇格するんでしょうか?
(ちなみにアンティノリが「Le Mortelle」を取得したのは1999年。)


公式ページはアンティノリのサイトの中。
ミレジムごとにデータシートまで完備している割には、
その中身に情報が少なすぎでセパージュわからず。
樽熟はフレンチオークの小樽で16ヶ月です。

セパージュはネット上探し回るも、これぐらいしか情報なし。
・カベフラ 80%
・カベソー 10%
・カルメネール 10%
カベフラ主体で、カルメネールを少々ブレンドしてるのは間違いないようです。
カベルネ・フラン主体でやるのも面白いですが、カルメネールも興味深いです。
イタリアではフランス本国よりカルメネールに注目する作り手が多そうですね。

ここで困ったことが一つ。
このワイン、「Maremma Toscana Rosso DOC」なのですが、
マレンマ・トスカーナDOCの規定によると、「Rosso」であれば、
サンジョヴェーゼを40%以上使わないといけないようです。
このセパージュがクリアするのは「Maremma Toscana Cabernet DOC」のみで、
カベルネ・フランかカベルネ・ソーヴィニヨン、もしくは両方で85%以上です。
イタリア特有のいい加減さでしょうか。
トスカーナのDOCは元々ユルユルなものが多いですが、
それにも当てはまらない表示というのは気持ち悪いですね。(笑)


これがアンティノリが取得したイタリアのワイナリーを示す地図です。
Mortelle01
プルノットトルマレスカラ・ブラチェスカなどすでにお馴染みです。


ワイナリー訪問。テイスティングイベントやってるお庭ですかね。
Mortelle03

公式ページから拝借した写真ですが、裏手がすごい基地になってます。
Mortelle
近代的! さすがアンティノリ。投資が半端ない気がします。

ワイナリーの場所はトスカーナ州南部、マレンマ地方です。
Mortelle02

トスカーナDOC地図で見るとこんな感じです。
Mortelle2
州南部のかなり広い地域になりますね。


ラベル平面化画像。
IMG_8360


さあ、いただいてみましょう。
Alc.14%。濃いガーネット。
IMG_8365

赤ベリー、黒糖、クッキー?
知っているカベフラとも違う独特で複雑な香りです。
甘さを感じる辛口アタック。
タンニンに黒糖感の風味が絡んでる感じがします。
味の中心を見つけるまでに酸味がかなりあるのに気づきます。
味の厚みは一応あるんですが、外野に掻き消されてる感じです。
余韻前にタンニンが再度目立ってきますね。
これはフィニッシュまで絡んでくるので、ちょっと出すぎですね。
余韻は普通にいいのに、ちょっと残念。

パーカーおじさんは90点だそうですから、
そんなに悪くないのは認めます。


*****


Le Mortelle (Antinori)
Poggio alle Nane 2015
RRWポイント 87点


Villa Antinori Chianti Classico Riserva 2013

Villa AntinoriのトスカーナIGTは以前にいただきました。
今日はそのキヤンティ・クラッシコ・リゼルヴァを試します。
シンプルなエチケットですね。


IMG_7522


公式ページはミレジムごとにデータ完備。
けれど、セパージュや樽熟がボヤっと書かれていて詳細までは不明。
キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァは、DOCGの規定上、
サンジョヴェーゼを80%以上使わないといけません。
熟成は最低24ヶ月(うち3ヶ月以上ボトル熟成)となっていて、
木樽に入れろとはなっていません。(意外ですよね。)

公式ページとネット情報を総合するとこんな感じ。
セパージュは、
・サンジョヴェーゼ 90%
・その他 10%
「その他」は、カナイオーロ・ネーロ(Canaiolo Nero)とか、
カベソーとかメルローとか年毎に情報がまちまちです。
2013年はおそらくカベソーのようです。

MLFをサンジョヴェーゼはステンレスタンクで、
カベソーはオーク樽でやるとあります。
ブレンド後、ハンガリー産の大小樽で
中・小樽で13年秋から15年春まで、およそ1年半ほどです。
出荷までボトルで3ヶ月寝かしますので、18+3=21か月ですね。
まあ、ぎりぎり24ヶ月はクリアしてるんでしょう。(笑)

ワイナリー探しはトスカーナIGTの時にやってますので割愛。


裏ラベルにキャンティ・クラッシコ協会黒いニワトリが居ました。
IMG_7524
ネックシールにおそらく「Villa Antinori」と思われる建物の絵。


さて、いただきます。
Alc.13.5%。
黒ベリー、ジャム様の香りです。
藁のような香ばしい香りも。
甘みを感じるアタック。
軽めのタンニンに包まれていますが、
奥にフレッシュ感のある甘さがあります。
味の深みはそこそこ。
余韻でもその軽さは続きます。
重いのが要らない日にはいいかも。

パーカーおじさんは91点ですって。
そこまでかな~?


*****


Villa Antinori
Chianti Classico Riserva 2013
RRWポイント88点


Tenuta Tignanello (Antinori) Solaia 2014

以前試したアンティノリのティニャネッロ
サンジョヴェーゼ主体のスーパータスカン、なかなかなものでした。
そのサンジョヴェーゼとカベソーの比率をひっくり返したのが、
この「ソライア」です。さてさてどんな違いがあるでしょうか。


IMG_7510
値段の割にはあんまり上等そうなデザインではないですね。(笑)


公式ページは例によってアンティノリのサイトの中です。
ワイン個別ページも立派な作りですがセパージュが載ってません。
トスカーナIGTって書くんならセパージュも載せてよね。(笑)
・カベルネ・ソーヴィニヨン 75%
・サンジョヴェーゼ 20%
・カベフラ 5%
と、ネット情報にはブレがないので多分こうなんでしょう。
樽熟は、100%新樽のフレンチオークで18ヶ月です。

この2014年は良年ではなかったようで、パーカーおじさんの評では、
クオリティ維持のため例年より40%生産量を押さえたそうです。
それでも、おじさんは95点をつけてますからすごいですね。
因みに翌年2015年はPP100点満点です。むむむ…。


さあ、ワイナリー訪問と思いましたが前にやりましたね。
Tignanello01
テヌータ・ティニャネッロであります。

場所はここ。フィレンツェに近いのであります。
Tignanello02
以上、ティニャネッロの時の再掲です。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_7514
これが、実は非常に難しい撮影でした。修正多数。


さて、いただいてみましょう。
Alc.14%。
濃いガーネット。
黒ベリー、プラム、香りはそんなに多くないです。
カベソーの「生っと香」を感じます。
ソライア~な感じですね。(笑)
辛口アタック。
果実味ありありなのに、凝縮感もありオドロキ。
酸か甘みか判別しにくい何かがフレッシュさを咲かせてます。
喉越しシルキーなタンニンで濃~い余韻へ入っていきます。
う~ん。満足。
ティニャネッロよりちょっと上を行く気がします。


*****


Tenuta Tignanello (Antinori) Solaia 2014
RRWポイント 94点


Villa Antinori 2015 Toscana IGT

アンティノリものティニャネロ他いろいろ試してますが、
「ヴィッラ・アンティノリ」なんてストレートな名前のはお初です。
そこそこお手頃価格ですが、パーカーおじさんの採点は88点。
まあまあ期待できそうです。


IMG_6744


公式ページにはしっかりヴィンテージごとのデータあり。
なのに、セパージュが書いてない!?
仕方がないのでショップサイトで調べます。
たいていこうなってます。
・サンジョヴェーゼ 55%
・カベソー 25%
・メルロー 15%
・シラー 5%

しかし、公式の収穫と醸造の説明を見ると、
プチヴェルドも収穫して醸してるようです。
他の品種もすべて書いてますから、
上記4種にプチヴェルドもブレンドしているはずです。
困るなあ、正確な情報がわからないというのは。

樽熟は、仏樽、米樽とハンガリー樽で約12ヶ月。
これは公式に書いてました。


エチケットはシンプルでカッコいいです。IGTトスカーナです。
IMG_6670
このイラストの立派な建物を探そうと、
たくさんあるアンティノリの拠点をまわります。

しかしながら、なかなかそのものズバリが見つかりません。
ちょっと建物の形が違うけど一番イメージが近いのがこれ。
VAnti01
前庭や前の階段の感じが似ています。

Marchesi Antinoriの本拠地のフィレンツェの近くだしね。
フィレンツェの市街からは車で30分ほどです。
VAnti02
まあ、コレということにしておきましょう。(笑)


さて、抜栓。キャップにはアンティノリのマークがあります。
IMG_6749
コルクにもあの建物が描かれてます。気になる~!

Alc.13.5%。
濃いルビー、少し褐変気味。
カシス、黒ベリー、樽香をぬるりと感じます。
甘・酸を感じるアタック。
タンニンに包まれた辛口です。
厚み弱めながらフレッシュさがあります。
これはこれでよし。
余韻の入り口までタンニン続きますが、
これはうまいフィニッシュです。


*****


Marchesi Antinori
Villa Antinori 2015 Toscana IGT
RRWポイント 92点


Tormaresca (Antinori) Fichimori Duemilasedici (2016) IGT Salento

以前、アンティノリがプーリア州に所有するトルマレスカの、
「ボッカ・ディ・ルポ」というアリアニコのワインを試しました。
トルマレスカはこの「Tenuta Bocca di Lupo」というワイナリーと、
もう一つ「マッセリア・マイメ(Masseria Maime)」からなります。
今日のは、このマッセリア・マイメのサブブランドになるんでしょうか、
「フィキモリ」っていうのをいただきます。


IMG_6488
冷蔵庫でちょっと冷やし過ぎたかなと思いましたが、
フィキモリの専用サイトを見ると、キンキンに冷やすのを推奨してます。
パーリーピーポーを意識したようなかなりおシャレなサイトです。

トルマレスカの公式サイトは別にありますので、
フィキモリは伝統的なプーリアのワインとは作り方・売り方を変えてる感じです。

セパージュは、ネグロアマーロ主体にほんの少しシラーをブレンドとあります。
ネグロアマーロはイタリア南部の地場品種でプーリア州のみで栽培されます。
樽熟はなく、発酵前に5度の低温で6日間の低温マセレーションを実施、
フルーティーな赤ベリーのアロマを最大限に抽出しているとのこと。

ネックに「Vino Freddo Rosso(Red Cool Wine)」とありますが、
サーブする推奨温度は8~10度と、超低め。
氷を入れてソーダで割ってカクテルで飲むのも超絶おススメのようです。


エチケット平面化画像。「SERVE CHILLED」の警告あり。(笑)
IMG_6144
「IGT Salento」ですね。
プーリア州、ブーツのかかと部分にあたるIGT(Indicazione Geografica Tipica)です。

ワイナリーの場所と共に位置関係を見てみましょう。
Maime04
かなり海岸(アドリア海)に近いですね。

ワイナリー訪問しましょう。
Maime01
これ以上近づけませんが、道路から細い道に入って行くと、
奥に大きな平たい屋根のワイナリーが見えます。


さて、抜栓。
Alc.12.5%。
かなり透明感あるクリアな赤紫。
ローズっぽい色がかかっています。
酸っぱ味のある感じの赤ベリーが香ります。
赤スグリ、イチゴ、香りの量は豊富です。
甘みが乗ったアタックです。
軽いピノ・ノワール的な雰囲気。
甘みは少々気になりますが、
氷入れたりキンキンに冷やせというだけあって、
よく冷やすと甘みが気にならなくなります。(笑)

和風のミルフィーユ鍋にすごく合いました。
特筆すべきような味ではないですが、
合わせようによっちゃ面白いワインです。


*****


Tormaresca (Antinori)
Fichimori Duemilasedici (2016) IGT Salento
RRWポイント 83点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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