Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Appassimento

Viña Falernia Donna Maria Syrah 2014

ビニャ・ファレルニアのシラーです。スーパーで1000円ほどでした。
なぜ手に取ってしまったかというと、ラベルのAppassimentoの文字です。
以前この作り手のカルメネールをアパッシメントしたものを試しました。
正直微妙だったんですが、やっぱりここは何でもアパッシメントをやるんだと、
すごく気になってしまい、ちょっとリベンジ的にお試ししたくなりました。(笑)


IMG_2592
Appassimentoとは、イタリアなんかでよく行われている、収穫時期を遅らせ、
ブドウを樹上で陰干しして、果実の濃縮度を高めるという手法です。

やはり、ビニャ・ファレルニアを始めたオリヴィエール家はイタリアからの移民。
1951年、今日のワイン名にもなったDoña Maria Gramola Olivierお母さんとその一家が、
北イタリアDOC Trentinoの町トレント(トレンティーノ・アルト・アディジェ州)から、
チリの北方にあるエルキ・ヴァレー(Elqui Valley)に入植します。

息子さんでしょうか、アルド・オリヴィエールさんが1975年からブドウ栽培を開始。
イタリアで醸造家だった従弟ジョルジオ・フレッサティさんを呼び寄せ、
1998年にビニャ・ファレルニアを設立(結構新しい)、今に至るという訳です。


公式ページは画像豊富でなかなかいい感じ。

ワイン情報もしっかりあります。
・シラー 100%
お手頃価格のワインですが、手摘み収穫100%(15kg入りカゴで)です。
40%のブドウはアパッシメントで樹上で自然乾燥させ収穫、60%は通常収穫。
また全量ではないようですが、一部を仏オーク樽で6ヶ月熟成させています。


さあ、チリの北方、エルキ・ヴァレーにあるワイナリー訪問です。
Falernia01
木材を前面に使ったモダンな建物ですね。貯水池とエルキ川の畔は一面畑です。

アンデスから流れ出るクラロ川(Río Claro)の狭い河岸にブドウ畑が現れ、
やがてトゥルビオ川(Río Turbio)に名を変え、畑が山間に広がっていきます。
ビクーニャ(Vicuña)の町からビニャ・ファレルニアのあたりで畑は最大になり、
川も最終的にエルキ川(Río Elqui)となり、ラ・セレナ(La Serena)の町から、
太平洋に注ぎ込みます。これがエルキ・ヴァレー。エルキ川流域です。


恒例のGoogle Map書き込みでワイナリーの所在を確認します。
Falernia00
エルキ・ヴァレーは細長いチリの最北端のワイン産地になります。
(実際には、更に北のアタカマ砂漠の方の海岸側にHuasco Valleyや、
Copiapó Valleyという産地があります。)


ラベル平面化画像。
IMG_2470
かなりワイドなラベルは、左右の説明が裏ラベルを兼ねてる感じです。
おかげでインポーターラベルを貼るのに苦心したようです。

微妙にラベルに重なっていたので剥がして別撮りです。
IMG_2468
ワイン情報を盛り込もうという姿勢は評価できます。(笑)


さあ、スクリュー回転。
IMG_0078
無印スクリューキャップはお値段的に仕方ないですね。

Alc14.5%。濃ゆい。
濃いガーネット。
IMG_2591

カシス、ブルーベリーのコンポート。
シナモンかミント、スパイス…。
カルメネールのアパッシメントの時も感じましたが、
どうも個性的な香りになるようですね。
ちょっとコールタールかアスファルトの感じも。(笑)
辛口アタック。
奥に甘みを感じるんですが、甘々ではないな~とか思ってる間に、
結構厚みのある味が押し寄せてきて、結局程よいバランスになりました。(笑)
深み、凝縮感出すのにアパッシメントは有効なんでしょうね。
ただその副産物なのか、ハッカのような独特の風味はちょっと邪魔かも。

しかし、カルメネールはゴメンナサイでしたが、シラーは許せますね。
なんとなくアパッシメントの良さは出ていますから。
ここはカベソーのアパッシメントも出してるようです。試そうかな?


*****


Viña Falernia
Donna Maria Syrah 2014
RRWポイント 90点


Viña Falernia Reserva Carménère 2015

昨日のカベフラのモノセパージュはちょっと癖がありましたね。
世のいろんなワインを試そうと頑張っていますが、
なかなかうれしい発見はありません。
すると、やはりカルメネールに戻ってくるのです。


falerniaC


ビーニャ・ファレルニア、聞いたことないですが、
1998年創業の比較的新しい生産者です。
イタリア系移民だそうで、エルキ・ヴァレーでワイナリーを興し、
いろいろ新しい試みをしているようです。

公式サイトによりますと、このカルメネールのレセルバは、
全収穫の60%を「アパッシメント」しているとのこと。
さて、「Appassimento」、聞いたことがありますね。
そう、先日飲んだイタリア・プーリアのワインです。
収穫時期を遅らせ、ブドウの樹上で陰干しをして、
果実の濃縮度を高めるという手法ですね。
4~5月が通常の収穫時期ですが、60%は6月収穫したそうです。
なるほど、イタリアから来たと言うだけあって、
イタリア的アプローチですね。つながりました!(笑)

さて、どんなお味か。Alc.15%。パワフルそう。
濃い赤紫。インク状です。
ラズベリー、チェリー。黒ベリーじゃないです。
かすかに野菜。(カルメネールにありがち。)
すると、ちょっとキャンディー香も感じます。
ガメのようです。これがアパッシメント効果か?
口当たりはフルーティですが、ボディーもしっかり。
複雑味もあっていい感じですが、
酸味がちょっと出過ぎ…甘味にも感じます。
すなわち、これはカルメネールっぽくないのです。
おいしいとは思いますが、カルメネールを期待すると、
ぜんぜん別品種にようで肩すかしになりそうです。


*****


Viña Falernia Reserva Carménère 2015
RRWポイント 87点


De'Conti Appassimento 100X100 2015

なんだこのワインは?
実はリカマンのワイン福袋(福箱?)に手を出して「はずれ」だったものです。
1位のオーパスワン、2位のシャトー・ラグランジュを狙ってたのですが。(笑)


appassimento
 

一箱1980円で、1本入っていますが、はずれでも1980円相当なので、
損はしてませんが、飲む気のないワインが出てくるのは困ります。


Liqourmt


こんな柄の箱なんですが、僕はこの失敗から必勝法を発見しました。
上記の1位、2位以外にスペインのテンプラニージョワインもあって、
この3本のみがいかり肩のボルドーボトル。
あとは全部なで肩のブルゴーニュボトルなのです。
箱を振ると中に若干のスペースがあるので、ゴロンゴロンと当たります。
下の方を持って扇形に振ると、微妙ですが、
ボルドーボトルの肩が箱にあたる感触がわかります。

もうわかりますね。
必ずボルドーボトルが引き当てられれば、
1位か2位かスペインワインしかないのです。
さあ、この必勝法でオーパスワンかラグランジュをゲットしようか!
と考えましたが、やっぱり止めておきましょう。
なぜなら、スペインワインだらけになるリスクがあるからです。(笑)

* * *

まあ、はずれワインといっても捨てるわけにはいきませんので、
正体を調べてみます。
イタリアのIGTプーリアのワインです。
公式サイトや詳細情報は見つかりませんでしたが、
プリミティーヴォ主体でおそらく80%。
あとは、これまたプーリアの品種でネグロアマーロ(Negroamaro)のようです。
面白いのが、「Appassimento」という名前で、
ブドウの樹上で陰干しをするプロセスのことだそうです。
このプロセスにより水分を飛ばし濃厚なワインに仕上がるとのこと。
どおりで、Alc.14.5%もあります。

さあ、抜栓。
濃いめの赤です。カシスかな。ブラックベリーからの黒コショウです。
アタックは果実味があって好印象。
ジンファンデルっぽく爽やかにタンニン他の要素がバランスいいです。
う~ん、意外においしい。
実は先日のジンファンデルプリミティーヴォ対決の2本よりもおいしい。
「Appassimento」が効いているようです。
これは「偉いワイン」です。


*****


De'Conti Appassimento 100X100 2015
RRWポイント 88点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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