チリのピノ・ノワールを飲みましょう。どうせなら冷涼な産地(南半球なので南の方)にしようと、ビオビオ(Valle del Bío Bío)とかマジェコ(Valle del Malleco)とかを探したんですが、アメリカのワインショップにはいくらでもあったそれらがなかなか見つかりません。やっと見つけたのが、チリのビオワインの草分け、エミリアーナのこれでした。その名もオーガニックワイン「エコ・バランス」。しかし、ビオビオ産のビオワインって…。(笑)
公式ページはは大手らしく立派ですが、いまいち情報量が少ないです。
今日のエコ・バランスなるシリーズは残念ながら載っていません。インポーター情報に頼ります。
・ピノ・ノワール 100%
ビオビオ・ヴァレーのピノ・ノワールは最後まで有機栽培移行中だったそうで、2016年ヴィンテージよりECOCERT認証が下り、現在は全ての品種が有機栽培ブドウのワインとなったそうです。20%だけですが、フレンチオーク樽で6ヶ月の熟成をしているとのこと。お手頃レンジですが最低限のクオリティーは確保してるようですね。
本拠地はカサブランカ・ヴァレーで、ビオビオ・ヴァレーではないんですが一応訪問。
ストビューで近寄れなかったのでアップされてた写真を拝借。サンティアゴとバルパライソを結ぶ国道68号線沿い、ちょっと横にそれたところにあります。
ビオビオ・ヴァレーは、バルパライソ州(Valparaíso)にあるカサブランカ・ヴァレーからですと、リベルタドール・ヘネラル・ベルナルド・オイギンス州(Libertador General Bernardo O'Higgins)、マウレ州(Maule)、ニュブレ州(Ñuble)をはさんで、さらに南側になり、かなり遠いのがわかりますね。
ビオビオ・ヴァレーはビオビオ州ということもありますが、ビオビオ川流域と捉えた方がよさそうです。ニュブレ州にあるイタタ・ヴァレーもイタタ川流域にあるからイタタなわけですからね。
南部地域(Región del Sur)を拡大した地図を貼っておきます。
Google Map上に重ねてみましたが、いまいちでしたね。
参考までにチリのワイン産地(DO)の一覧表(サブゾーン含む)を貼っておきます。
<Wikipedia Anexo:Regiones vitícolas de Chile より>
ラベル平面化画像。
裏ラベルにイギリスのThe Vegan Societyのマークがありますね。オーガニックというだけでなく製法まで全て植物由来だという事ですね。ゴイゴイスー。
さあ、スクリュー回転。
無印…。
エミリアーナは1986年にギリサスティ家が設立、90年代後半から有機栽培を実践、2001年にはチリ初のオーガニック認証ワイン(Coyam 2001)を出したりとビオワインで先進的な所です。本拠地カサブランカ・ヴァレーを中心に、マイポ、カチャポアル、コルチャグア、ビオビオなど各地に自社畑を922ha所有、契約畑は334haを管理し、総計1200haにもなる畑はほぼ全域オーガニック認証を受けています。(ECOCERT/フランス国際有機栽培認証機関)
公式ページはは大手らしく立派ですが、いまいち情報量が少ないです。
今日のエコ・バランスなるシリーズは残念ながら載っていません。インポーター情報に頼ります。
・ピノ・ノワール 100%
ビオビオ・ヴァレーのピノ・ノワールは最後まで有機栽培移行中だったそうで、2016年ヴィンテージよりECOCERT認証が下り、現在は全ての品種が有機栽培ブドウのワインとなったそうです。20%だけですが、フレンチオーク樽で6ヶ月の熟成をしているとのこと。お手頃レンジですが最低限のクオリティーは確保してるようですね。
本拠地はカサブランカ・ヴァレーで、ビオビオ・ヴァレーではないんですが一応訪問。
ストビューで近寄れなかったのでアップされてた写真を拝借。サンティアゴとバルパライソを結ぶ国道68号線沿い、ちょっと横にそれたところにあります。
ビオビオ・ヴァレーは、バルパライソ州(Valparaíso)にあるカサブランカ・ヴァレーからですと、リベルタドール・ヘネラル・ベルナルド・オイギンス州(Libertador General Bernardo O'Higgins)、マウレ州(Maule)、ニュブレ州(Ñuble)をはさんで、さらに南側になり、かなり遠いのがわかりますね。
ビオビオ・ヴァレーはビオビオ州ということもありますが、ビオビオ川流域と捉えた方がよさそうです。ニュブレ州にあるイタタ・ヴァレーもイタタ川流域にあるからイタタなわけですからね。
南部地域(Región del Sur)を拡大した地図を貼っておきます。
Google Map上に重ねてみましたが、いまいちでしたね。
参考までにチリのワイン産地(DO)の一覧表(サブゾーン含む)を貼っておきます。
<Wikipedia Anexo:Regiones vitícolas de Chile より>
ラベル平面化画像。
裏ラベルにイギリスのThe Vegan Societyのマークがありますね。オーガニックというだけでなく製法まで全て植物由来だという事ですね。ゴイゴイスー。
さあ、スクリュー回転。
無印…。
Alc.13.5%。(pH:4.26、Brix:7.9)
赤味多めのルビー。
ラズベリー、チェリー。
茎感と複雑な出汁香も備わってます。
茎感と複雑な出汁香も備わってます。
辛口アタック。
酸味は穏やかながらしっかり主張。
味の実体は弱めかなと思いますが、マイルドな感じで悪くないです。
喉越しからの苦味様の複雑なタンニン分も加勢して、
フィニッシュで「ええやん!」となる充分いいピノでした。
フィニッシュで「ええやん!」となる充分いいピノでした。
ビオの嫌な感じもないです。さすがビオの老舗!
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Emiliana
Eco Balance
Pinot Noir 2019
D.O. Valle del Bio-Bio
Pinot Noir 2019
D.O. Valle del Bio-Bio
RRWポイント | 91点 |
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