Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Bourgogne

Domaine Dujac Chambolle-Musigny 2016

ドメーヌ・デュジャックの過去記事の公式サイトのリンクをふと訪れてみると、
長らく工事中だったサイトが、リニューアルされて再開していて驚きました。
何だかうれしくなり、今日はドメーヌ・デュジャックを抜栓します。(笑)
ストックしてあったシャンボール・ミュジニー村名ですがドメーヌものですよ。
(Dujac Fils & Père名のネゴスものもシャンボール・ミュジニーがあります。)


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ベルギー出身のジャック・セイスさんが1967年にドメーヌを立ち上げ、
わずか一代でデュジャックをモレ・サン・ドニ最高峰のドメーヌにしました。

父から譲り受けたパリの製菓会社をナビスコに売却、それを元手にでしょうか、
2年ほど修業した後に、モレ・サン・ドニに居を構え、畑を買い揃えています。

グラン・クリュは、近くのクロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニに始まり、
隣のジュヴレ・シャンベルタン村にシャルム・シャンベルタン、シャンベルタン、
ヴォーヌ・ロマネ方面にはロマネ・サン・ヴィヴァンにエシェゾーと錚々たるもの。

DRCのオベール・ド・ヴィレーヌさんと親交があったせいか、全房発酵が特徴です。
前回試したモレ・サン・ドニはそんな全房感満載の満足度の高いものでしたが、
息子のジェレミーさんの代になってヴィンテージによっては除梗をしているそうです。
今日のシャンボール・ミュジニー2016はどうでしょう?

再開した公式ページは一見カッコいいです。一見というのはどういうことかと言うと…

メニューは英語になっているようなんですが、なぜかフランス語にできません。
と思ったら、あれれ? 本文はフランス語ですね~。(笑)
おまけに意味不明のラテン語(!)のテキストがあちこちに散りばめられています。
一番問題なのは、ワインのラインナップのページでリンクが張られてはいますが、
詳細ページに飛ぶのがエシェゾーだけです。まだまだサイトは未完成のようですね。

仕方がないのでインポーター情報(LUC Corporation)に頼ります。
最新ヴィンテージの2017しか載ってませんでしたが、いろいろ有益な情報が。
・ピノ・ノワール 100% は当然として…
除梗率が0~30%となっています。除梗してるんだか、してないんだか?(笑)
一番助かるのが、シャンボール・ミュジニーの畑名が書いてあったことです。

畑は2区画あり、1つはアルジリエール(Argillières)というところ。
この区画はネゴシアンブランド(Dujac Fils & Père)用に使っていたもので、
グラン・クリュのミュジニーに隣接。あまりに良いので畑ごと買い取ったそう。
もう1つはドラゼ(Drazey)で、プルミエ・クリュの東側、D974号線寄りです。
のちほど、訪問してみますよ。


その前に、ドメーヌを改めて訪れておきます。
DomaineDujac01
改めて撮りましたが、前回のスクショと同じ写真でした。(笑)

シャンボール・ミュジニーの地図で畑の場所をチェックします。
DomaineDujac02
赤で囲ったところです。ドメーヌ・デュジャックの場所も示しています。

さあ、恒例のGoogle Map転記。やはり航空写真に書き込むと臨場感が出ます。
DomaineDujac03
グラン・クリュ、プルミエ・クリュ、村名畑の分布も示しています。
この位置関係、2つの畑はずいぶん性格が違うような気がします。
混ぜちゃうんだ。(笑)

では、どんな雰囲気か実際の畑へ行ってみましょう。まず、ドラゼ。
DomaineDujac04
あえて、プルミエ・クリュと隣接する部分を狙っています。
左手すぐ横が一級畑。いつもながら、何が違うんでしょうね。(笑)

アルジリエールは残念ながらストビューで近づけず、一級畑越しです。
DomaineDujac05
手前、左側はグラン・クリュのミュジニー。目の前は1級畑です。
その立地でさらに山側ですから、確かにすごく良さそうです。
あとは、地層とか水捌けとかなんとかの違いなんでしょう。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルはなく、インポーターシールだけだったので別撮りです。
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面白いのが、ボルドーの上等ワインにあるようなバブル・タグつき。
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偽造品対策ですかね。QRコードで右のページへリンク、本物確認できます。
バブルの形一致しました。(笑)しかし、繋がったサイトはドメーヌ紹介のみ。
ここに、このワインの情報とかが載ってると素晴らしいんですが。


さあ、抜栓。
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キャップは専用デザイン。コルクもシャンボール・ミュジニー専用です。

コルク平面化。
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「ドメーヌ・デュジャック」元詰めと明記。ネゴスはここが違うのかな。

Alc.14%。
エッジにはクリア感ありますが、しっかりルビー。涙は厚くはっきり。
この色付きは全房100%ではない気がしますね。やはり30%除梗?
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フランボワーズ、微かにフレーズ、プルーン。
スパイス様の熟成香も感じます。
辛口アタック。
微かな酸のベールに包まれた感ありですが、
タンニン分でしょう、喉元に収斂性を感じながら、
そこそこのストラクチャーを確認できます。
酸は気になりますが、全体の立体感は申し分ないです。
また、余韻へと苦味系の味に収束していくのも秀逸。
フィニッシュで最初の酸が健在なのがわかるんですけどね。
これが、評価の別れどころ。

そう言えば、
デュジャックのヴォーヌ・ロマネ1級、ラ・ターシュに隣接の、
オー・マルコンソール(Aux Malconsorts)も似たような印象でした。
奇しくも、これも2016年でした。


*****


Domaine Dujac
Chambolle-Musigny 2016
RRWポイント 92点


Albert Bichot Pouilly-Fuissé 2016

マコネの白は過去多少は試してますが、やはりプイィ・フュイッセでしょうと、
大手アルベール・ビショーのプイィ・フュイッセ(Pouilly-Fuissé)をお取り寄せ。
ネットでは、ロワールのPouilly-Fuméと間違わないようになんて記事がちらほら。
確かにPouillyは同じですが、地域も違えば品種も違う。間違えないですよね~。(笑)


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Albert Bichotは1831年創業という歴史あるブルゴーニュの名門であり大企業。
ボーヌに本拠地を構え、コート・ドールは勿論、シャブリからボジョレーまで、
ブルゴーニュ地域全域に100haの畑と6つのドメーヌも所有ということです。
これで6代に渡る家族経営っていうんですから驚きですね。


公式ページはさすが大手です。情報豊富でよくできています。

圧巻は所有畑が示されているブルゴーニュ全体の1枚ものの地図。長い。(笑)
ワイン情報もミレジム毎ではないですが、全ラインアップの情報あり。
今日のプイィ・フュイッセは、こんな感じ。
・シャルドネ 100%
オーク樽が30%、温度調節付きステンレスタンクが70%で発酵を行い、
そのまま8ヶ月の熟成を行います。樽は軽そうですね。


さて、アルベール・ビショーを訪問。それこそ各地に拠点がありますが、
やはりボーヌが本拠地のようで、旧市街のすぐ横に広大な敷地があります。
AlbertBichot01
MaisonだったりDomainesだったりの表記がありますが、ドメーヌは6つ所有で、
なるほど「Domaines」と複数形になってるわけですね。


次はプイィ・フュイッセを確認。以前描いたマコネ(Mâconnais)の地図を見ます。
PouillyFuisse01
真ん中辺りのViré-Clessé以外の村名AOCはPouilly-Fuissé含めマコネ南端に集中。
ほぼボジョレーに隣接しています。地図にはMâcon-Verzéを書き込んでいますが、
これはルフレーヴのMâcon-Verzéを試したときの名残で、Mâcon-Villages
Mâcon AOC同様の、すなわち地域名(レジョナル)AOCになります。
(Mâcon-VillagesはVillages部分に村名を入れて表記が可能です。)

やはり今日は、プイィ・フュイッセを拡大せねばならないでしょう。(笑)
PouillyFuisse02
黄色の4村、ヴェルジソン(Vergisson)、ソルトレ・プイィ(Solutré-Pouilly)、
フュイッセ(Fuissé)、シェントレ(Chaintré)がPouilly-Fuisséを構成。

フュイッセ(Fuissé)の東側に、プイィ・ロシェ(Pouilly-Loché)と、
プイィ・ヴァンゼル(Pouilly-Vinzelles)の村名AOCがありますね。

サン・ヴェラン(Saint-Véran)が少しややこしいです。Saint-Vérandという、
「d」のついた村はありますが、AOCの範囲はその村よりはるかに北側に広く、
かつ、Pouilly-Fuissé AOCによって2つの部分に分断されています。

北側は、プリセ(Prissé)ダヴィエ(Davayé)の村からなり、Pouilly-Fuisséの
Solutré-PouillyもSaint-Véranが名乗れるそうですが、普通有名な方を名乗りますよね。

南側は、シャスラ(Chasselas)、レイヌ(Leynes)、シャンヌ(Chânes)、
サン・ヴェラン(Saint-Vérand)で構成されます。サン・タムール・ベルヴュ
(Saint-Amour-Bellevue)も白ならSaint-Véran AOCが名乗れるそうですが、
赤(ガメ)を作ればクリュ・ボジョレーのサン・タムール(Saint-amour)です。
この村はマコネとボジョレー両刀使いと言いうことですね。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルに、冒頭で書いた作り手の説明と同じことが仏・英語で書かれてます。

しかし、これはインポーターのラベルを剥がしたからわかったことです。
なんと、メルシャンさん、こんな感じでベタ貼りしてありました。おい!
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さあ、抜栓。
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キャップシールは紋章入り。コルクは合成コルク。

コルク平面化。
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合成品ながらプイィ・フュイッセ専用でミレジムもきちんと入ってます。

Alc.13%。
しっかりとイエロー。
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蜜入りリンゴ、白桃、白い花。
辛口アタック。
後から甘み系の味が追って来ます。
シャルドネにしては濃くはないですね。
樽感も極々弱いものです。
苦味にも似た複雑味があり、
しっかり最後まで楽しめますが、
やはり思っていたのより若干軽め。

ブルゴーニュのシャルドネでも、
いろいろありまんな~。


*****


Domaines Albert Bichot
Pouilly-Fuissé 2016
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Jean-Marie Fourrier Bourgogne Pinot Noir 2017

ブルゴーニュ厨に人気で、生産量も少なく入手困難らしいフーリエです。
ドメーヌものではないAOCブルゴーニュですが、リカマンの店頭で発見。
これとてあまりお手頃ではないですが、一期一会を信じてお買い求めです。
ネゴスものですが、畑が買い足せないためドメーヌの延長でやってるそうで、
そういうAOCブルゴーニュがお試しには一番です。(笑)


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現当主ジャン・マリー・フーリエさんはボーヌのワイン農業学校を卒業後、
ブルゴーニュ大学で醸造を学び、1988年に半年間アンリ・ジャイエに師事します。
出ましたアンリ・ジャイエ。従って真面目に100%除梗を実践してるそうですよ。
その後、1993年にアメリカ・オレゴン州に渡りジョセフ・ドルーアンでも、
ピノ・ノワール作りを学んだそうです。所有畑は9.5haしかないですが、
ジュヴレ・シャンベルタン他、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、
ヴージョにあり、そのうちの70%が1級畑と特級畑というからすごいです。
醸造のスキルと、高レベルの所有畑、そりゃあ人気出ますでしょう。

まあ、こういう高品質な少量生産の作り手にありがちですが、公式ページがなし
宣伝しなくても、作っただけ捌けていくんですから、仕方ないですね。
しかし、ワインの情報が公開されないのは知りたがりの我々には少々つらいです。

ラインアップと生産量を広げるため、2011年から買いブドウを使って、
ドメーヌ・フーリエでなくジャン・マリー・フーリエ名でリリースしています。
買いブドウと言えど近隣のジュヴレ・シャンベルタンからヴォーヌ・ロマネの間限定で、
自分でワインを作っているドメーヌからしか買わず、醸造もドメーヌものと同じです。
グランクリュも今日のネゴスものも新樽率は20%程度で16~20ヶ月と少し長めの熟成。
こうなると上級キュヴェとの差は極少じゃんかと期待が膨らみますね。(笑)


とにかくジュヴレ・シャンベルタンにあるドメーヌへ行ってみましょう。
Fourrier01
集落からちょっと外れた県道D974号線沿いです。便利でいいですね。(笑)

しかし、所有畑はおろか、このAOCブルゴーニュの畑も全く特定できません。
仕方がないので、いつものジュヴレ・シャンベルタン地図にドメーヌの場所追記をば。
Fourrier02
いつものように畑捜索、畑訪問ができなくて今日は少しつまんないですね。


エチケット平面化画像。
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Domaine FourrierとなるところがJean-Marie Fourrierと入っています。
逆に、ここ以外は上級キュヴェとデザインはほぼ同じです。
裏ラベルないんですが、強いて言えば、この横に伸びた黒い部分かな。
Récolte, Vinifié(収穫と醸造)はジャン・マリー・フーリエと書いてます。

インポーターラベルは別撮り。
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さあ、抜栓。おっと、キャップシールではなくロウ封(ワックスキャップ)です。
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これも上級キュヴェと同じ仕様です。


コルク平面化。なんだこの図案。魔法の絨毯に乗ってワインを飲む天使?
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ミレジムが腹にも横にも入った、ちゃんとしたやつです。

Alc.13%。
きれいに澄んだルビー。
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フランボワーズ、フレーズ。
赤ベリーらしい香りに佃煮香。ミントっぽくも。
辛口アタック。
中に滋味のある複雑な味わいです。
甘さや酸味を直接感じないのに、それが効いてるような、
フルーティな軽快さも感じますね。
余韻でも複雑味を感じながらじんわり楽しめます。

うん、やはりレベルの高いAOCブルゴーニュですね。
ちなみにパーカーおじさんは85~87点ですって。微妙...。


*****


Jean-Marie Fourrier
Bourgogne Pinot Noir 2017
RRWポイント 92点


Domaine Billard Père et Fils Saint-Romain La Perrière 2015

サン・ロマンってどうでしょう。オーセイ・デュレスより更に山手にあって、
標高も300~400mとブルゴーニュの村名AOCでは一番冷涼になるようです。
だからかどうかわかりませんが、コート・ドールで1級畑がない村名AOCは、
マルサネとショレ・レ・ボーヌとこのサン・ロマンの3つだけだそうです。
しかし、冷涼でもおいしいピノができるのはドイツなんかで証明済み。
2015年は当たり年だし、テンション上げてお試しといきましょう。(笑)


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作り手はドメーヌ・ビヤールのジェローム・ビヤールさん(Jérôme Billard)。
サン・ロマンではなく、ラ・ロシュポ(La Rochepot)という村にあります。
サントーバンの隣ですからそんなに遠くではなく、そこでサントーバンはじめ、
コート・ド・ボーヌ各地に計12.5haの畑を所有しています。


公式ページはFLASHの古いタイプ。使いにくく見にくいです。(笑)

フランス語のみなのも仕方ないですね。
・ピノ・ノワール 100%
ブルゴーニュの伝統的な手法を実践しているそうで、
100%完全除梗、自然酵母使用、発酵中は足によるピジャージュ、
熟成は新樽率20%のオーク樽で15ヶ月だそうです。


ラ・ロシュポのドメーヌ訪問。ほんとに小さい集落です。
St-Romain00
町外れにラ・ロシュポ城(Château de La Rochepot)という立派な城あり。


さあ、今日のワインの「La Perrière」なるサン・ロマンの畑を確認します。
St-Romain01
ありました。しかし綴りがちょっと違う...。まあ、気にしない。(笑)

Google Mapにドメーヌと畑の場所を書き込み、位置関係を把握します。
St-Romain03
オーセイ・デュレス、サントーバン、モンテリ、ムルソーの位置関係も。
このあたりはAOCが横に並んでいないのでややこしいですね。


ストビューで畑に降り立ってみましょう。際々まで行けました。
St-Romain02
山へ続く起伏もあって、確かに標高がそこそこありそうですね。
サン・ロマン、いい雰囲気です。1級畑なしでも、さすが村名AOCの貫禄。
ちなみにAOC認定されたのは1947年のことです。


マキコレワインのサイトにジェロームさんのこんな言葉が書いています。
「ビオの畑はウサギが来て芽を食べてしまうので困っているが、
農薬をふんだんに使って、ウサギも口にしないような木から出来るブドウで
自分のワインを造るよりは、少々食べられる方が安心だ。」ですって。

このドメーヌのfacebookを覗いてみると、そんなウサギの写真がありました。
St-Romain04
こんな写真撮るんだ(笑)。息子との畑仕事の動画とかあって何かと面白いです。


エチケット平面化画像。
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シンプル。

裏ラベルなく、インポーターシールのみ。
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さて、抜栓。
IMG_0044
キャップ、コルク、まあ汎用品です。

コルク平面化。
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ミレジムが横に打ってあるタイプ。これはエライ。

Alc.13%。
薄い透き通ったルビー。エッジはちょっとオレンジ。
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この透明感で完全除梗なのか~。やはり冷涼気候が影響してる?

フランボワーズ、鉛筆の芯。
極々微かにブレタノマイセスかと思ったけど、
佃煮香の類の熟成香でしょう。
辛口アタック。
厚みは控えめながら複雑味があっていい感じ。
酸、タンニンが絶妙なタイミングとバランスで余韻に導入します。

うまい。ぼくがブルゴーニュに求める、
新世界の普通にうまいピノ・ノワールにはない、
「繊細なうまさ」ですよ。


*****


Domaine Billard Père et Fils
Saint-Romain
La Perrière 2015
RRWポイント 94点


Philippe Bouzereau Château de Cîteaux Beaune-Teurons Premier Cru 2014

シャトー・ド・シトーという所のワインです。ブルゴーニュでシャトーって?
シトーというのもかつてコート・ドールを開墾したシトー派修道会を思いつきます。
このあたりは後ほど確認するとして、今日のはボーヌのプルミエ・クリュ。
コート・ド・ボーヌのテロワールを感じながら試してみたいと思います。


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Château de Cîteauxを名乗ってますが、Domaine Philippe Bouzereauが作り手。
ムルソーで9世代に渡る家族経営のドメーヌでフィリップ・ブズローさんが現当主。
シャトー・ド・シトーは11世紀にシトー派修道会がワイン造りを始めた頃から、
ムルソーに建っているとのことで、代々ブズロー家が受け継いで来たんだそうです。
ただ、2005年に売却してしまって現在はホテルになっているようですが、
ワインだけは「シャトー・ド・シトー」を名乗り続けているんですね。


公式ページは完全FLASHベース。カッコいいんだけど使いにくし。

ムルソー他、シャサーニュ・モンラッシェ、ピュリニー・モンラッシェ、
オーセイ・デュレスに1級畑を持ち、コルトンのグラン・クリュもありますね。
ラインアップも白が多いです。
今日のボーヌは「Les Teurons」という1級畑で、0.4ha所有しているそうです。
・ピノ・ノワール 100%
熟成はオーク樽(新樽率不明)で18ヶ月です。
インポーターの情報もご参考まで。


さて、ムルソーの市街地にあるドメーヌ訪問。
MeulsaultCB
門の奥の方に、例のシャトーと、間に大きな畑が見えます。この畑は、
「Vieux Clos de Château de Cîteaux」と言ってこのドメーヌのモノポール。
ここからムルソー村名の白を作っています。

畑の裏手に回ってシャトー・ド・シトーをのぞいてみましょう。
MeulsaultCCB
ブルゴーニュのシャトー、こういうことだったんですね。
門構えからして立派。まあワイン作りには必要なかったのでしょうけど。(笑)

今日の畑を確認します。1級畑ですから簡単に見つかりました。
Beaune_1erCru
黄色で囲ったところになります。市街地と山手の間ですが割と広いです。

恒例のGoogle Mapによるドメーヌと畑の位置関係確認です。(黄色印)
MeursaultBeaune
ボーヌからムルソーまでの1級畑、村名畑、AOCブルゴーニュの分布も確認。
山の際の傾斜地が1級になる感じですね。村名は県道D974号線が境界。

さあ、ボーヌの1級畑「Les Teurons」に行ってみましょう。
Teurons
山手に向かってなだらかな傾斜になってるのがわかります。いい感じです。
このストビューを見ながらそのワインをいただく。なかなかオツなもんですよ。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルはありませんでした。

インポーターシールは別撮りです。
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このブログではよく出るインポーター。リカマンで買ったとわかりますね。


さあ、抜栓。
IMG_2477
まあ、汎用品ではあります。

コルク平面化しておきます。
IMG_2473
ドメーヌ名とか入れると高くなるんですかね。

Alc.13%。
ルビー。エッジ少しオレンジかかってますね。
涙は細かめで、しっかり形がありました。
IMG_2471

フランボワーズ、チェリー、リコリス。
香りは華やかで多め。
辛口アタック。
酸味がしっかりあるんですが、
味は複雑味深めた熟成を感じて、
全体としてうまく調和している気がします。
このバランスが絶妙なことは余韻でも再認識できました。

酸が強めは苦手でしたが、うまくバランスを取ってあると、
その酸が楽しめるもんですね。少し成長しました。(笑)


*****


Philippe Bouzereau 
Château de Cîteaux
Beaune 1er Cru "Les Teurons" 2014
RRWポイント 91点


Potel Aviron Morgon Côte du Py 2008 Vieilles Vignes

ボジョレーはマセラシオン・カルボニック法で作った早飲みワインが主流ですが、
地域北部10ヶ村が村名を名乗るクリュ・ボジョレーは、同じくガメを使いながら、
コートドールの伝統的製法で熟成のポテンシャルもある格上ワインを産んでいます。
そんなのを試そうと、クリュ・ボジョレーのモルゴン、2008年をゲットしました。
経験からガメにはそんなに期待はしてないですが、どれほどのもかお試しです。


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作り手はポテル・アヴィロン。実は、以前試した二コラ・ポテルさんと、
ボーヌ農業学校で同窓だったボジョレー出身のステファン・アヴィロンさん
(Stéphane Aviron)が意気投合してスーパー・ボジョレーを作っています。

ところが、ネットで見ると、最近のヴィンテージはPotel Avironではなく、
Stéphane Aviron単独名になっています。エチケットデザインは同じなのに...。
Morgon04
真相は調べたけど不明。しかし、ロッシュ・ド・ベレーヌを試したときに、
ニコラ・ポテルさんが2008年に自身が立ち上げたニコラ・ポテル社から独立し、
当時の親会社であった大手コタン・フレール社とケンカしちゃったことで、
自身の名前でもある「二コラ・ポテル」が使用できないことになったんでしたね。
(仕方なく、ドメーヌ・ド・ベレーヌ /メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌを立ち上げ。)
察するに、同様に「Potel Aviron」も使えなくなったんじゃないでしょうか?
そう考えると合点がいきますし、ジョイント・プロジェクトを解消したんじゃなくて、
今も協業関係は続いてるんじゃないでしょうか。そう思っておきましょう。(笑)


で、ポテル・アヴィロンの公式ページというものが見つかりません。
インポーターの情報ページを貼ってお茶を濁しておきます。

Frederick Wildman and Sons, Ltd.

豊通食料株式会社

ネット情報ですが、
・ガメ 100%
熟成は新樽率20~25%のオーク樽で12ヶ月のようです。
Vieilles Vignesですから樹齢は38年以上の古木だそうです。
驚くのは、2009年のヴィンテージですが、パーカーおじさんが92点をつけてること。
クリュ・ボジョレーでこの評価はすごい気がします。


ポテル・アヴィロンという法人の住所は判明したので行ってみます。
シェナ(Chénas)の近く、ラ・シャペル・ド・ガンシェイ村にあります。
Morgon01
所番地は合ってるのでここだと思いますが、完璧民家ですね。(笑)

ここからモルゴンの「Côte du Py」という畑までは車で20分弱。
Morgon03
クリュ・ボジョレーの10ヶ村と共にGoogle Mapで示しました。
クリュ・ボジョレーは下記の10村になります。おさらいしておきます。
・サン・タムール(Saint-amour)
・ジュリエナ(Juliénas)
・シェナ(Chénas)
・ムーラン・ナ・ヴァン(Moulin-à-Vent)
・フルーリー(Fleurie)
・シルーブル(Chiroubles)
・モルゴン(Morgon)
・レニエ(Régnié)
・ブルイィ(Brouilly)
・コート・ド・ブルイィ(Côte de Brouilly)

モルゴンの「Côte du Py」という畑も行ってみました。
Morgon02
どこがポテル・アヴィロンの区画かわかりませんし、ストビューも不十分で、
適当なところをスクショしています。Côteというだけあって起伏もありいい感じ。


ボジョレー全体をおさらいします。3つの地図を並べただけですが。
Beaujolais3
なかなか各AOCの範囲が確定できず、Google Mapにうまく書き込めてません。
3つの地図を比べて、ふ~んと思っていただければ幸いです。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルにはステファン・アヴィロンさんのサインのみ。

インポーターシールはなぜか最上部の「POTEL AVIRON」だけ隠してました。
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そんなんなら隠す必要ないのに。剥がすのに難儀しました。(笑)


さて、抜栓。
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へ?全く無地のコルクです。当然平面化はしません。(笑)

Alc.12.5%。
濃いめのくすんだルビー。さすがにエッジはかすかに褐変してます。
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イチゴ(シロップ)。フランボワーズ。
若々しい香りです。やはりガメですね。
酸味のある辛口アタック。
やはりピノほどの深みはないんですが、
味の芯や複雑味はしっかりある気がします。
2008年というほどの重みは感じません。
逆に未だフレッシュな印象。
それがガメの個性、良さなんでしょうね。
酸は最後まで居続けるんですが、
それはそれで全体のバランスには貢献しています。

飲み進めてると「あっ、ピノと思って飲んでいた!」
と、ふと気づいたりします。
ガメなんだよね。 熟成ガメ。いいんじゃない?


*****


Potel Aviron
Morgon Côte du Py 2008
Vielles Vignes
RRWポイント 86点


Alain Hudelot-Noellat Bourgogne Aligoté 2017

以前、ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ(Domaine de Villaine)のAOC Bouzeron、
アリゴテ種のワインをいただきました。正直、う~んだったので(欠陥かも…)、
アリゴテの印象はあまり良くないんですが、このままではいかんと、
違う作り手のアリゴテを試してみたいと思います。結構著名な作り手は、
どこもアリゴテを出してますね。そして今日いただくのはユドロ・ノエラ。
珠玉の畑を所有、評価も高い、シャンボール・ミュジニーに居を構える名門です。


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ドメーヌ・アラン・ユドロ・ノエラ(Domaine Alain Hudelot-Noellat)は、
シャンボール・ミュジニー生まれのアラン・ユドロ(Alain Hudelot)さんと、
ヴォーヌ・ロマネに本拠を置いた名門ドメーヌ・シャルル・ノエラ(Domaine 
Charles Noellat)の孫娘オディル(Odile)さんが、結婚後1964年に創設しました。
つまり、ユドロ+ノエラ=ユドロ・ノエラ。バンザ~イ!

このオディルさんが、シャルル・ノエラの所有する珠玉の畑の1/4を相続したため、
ユドロ・ノエラはヴォーヌ・ロマネの錚々たる偉大な畑をラインアップするに至ります。
嫁入り道具って大切!(笑)

現在ドメーヌを仕切るのがアラン・ユドロさんの孫、シャルル・ヴァン・カネットさん。
各所で修業の末、2008年にドメーヌ参画。短いキャリアながら高評価を得ています。


公式ページはなかなかカッコいいです。あまり見やすくはないですが。
nise
今日のワインはデータシートもありますが、畑の場所が不明。
他の銘醸畑のワインは地図で区画まで示されているんですが…。
AOC Bourgogne Aligotéの定義はブルゴーニュ全域が対象。
品種がアリゴテであれば、グラン・オーセロワからボジョレーまでOKです。
ブルゴーニュ全体の6%がアリゴテなんですってね。割と多い感じです。
とにかく今日のアリゴテは樹齢80年のVVで畑の面積が0.26haとのことです。
(で、畑はどこやねん?謎~。笑)
・アリゴテ 100%
熟成はステンレスタンクで2年だそうです。


さあ、ドメーヌ訪問。ヴージョの集落の近く、民家風情のたたずまいです。
Hudelot01
クロ・ド・ヴージョに近いですが、行政区分ではシャンボール・ミュジニーになります。

公式ページではこの地図で所有畑の区画位置までわかるようになってます。
Hudelot-NoellatCarte
ユドロ・ノエラの場所を書き込みました。クロ・ド・ヴージョはじめ、
ロマネ・サン・ヴィヴァン、リシュブールに区画があるのがわかります。


エチケット平面化画像。
IMG_2353
裏ラベルはなくインポーターシールのみでした。

これが別撮りのインポーターシール。
IMG_2363
グランマルシェの徳岡ですね。


さあ、抜栓。
IMG_2372
キャップシールもコルクもドメーヌ名入り。

コルクも平面化。
IMG_2373
何気にDIAM5を採用。ブショネないのでいいことです。

Alc.12%。
輝くゴールド、かすかに緑。
IMG_2374

熟してない青いリンゴ。ライムっぽいのも微妙に。
香りは少な目です。
特徴的な酸をまとった辛口アタック。
酸の中に果実味のある味わいが居るのはわかります。
ペラペラとは言わないですが、
構造感とはまた違う厚みではあります。
ライムぶっ込んだコロナビールに通ずるものがある、
というのはちょっと言い過ぎかな? 
夏に合う感じです。(笑)

カシスリキュールと白ワインで作るキール(Kir)は、
正式にはアリゴテで作るんですってね。
残りにルジェのカシスリキュールを投入してみました。
酸味が功を奏してかなりうまし。 キール最高!


*****


Alain Hudelot-Noellat
Bourgogne Aligoté 2017
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Philippe Pacalet Bourgogne Vieilles Vignes 2015

「PP」というエチケットの図案がおしゃれなフィリップ・パカレです。
雑誌やお店でもよく見かけるのでずっと気にはなってました。
しかし、人気というか、やっぱり評価が高いということなんでしょうね。
例によってAOCブルゴーニュでお試しですが、あまりお手頃ではありませぬ。


IMG_2252
フィリップ・パカレさんはボジョレー出身で、自然派ワインの父、
故マルセル・ラピエールを叔父に持つ、代々続く栽培・醸造家の家系だそうで。
ブルゴーニュ・ディジョン大学で醸造学を学んだ後、2年間自然農法団体で働き、
1991年からヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・プリューレ・ロック(Prieuré Roch)で
10年に渡って醸造責任者を務めました。その実績と腕を買われたんでしょう、
ロマネ・コンティ社の醸造長に誘われたそうですが、自分のワインを造りたいと、
そのオファーを蹴って2001年に自身のネゴシアンを立ち上げ、今に至ります。


公式ページはシンプルで英語表示不可。

そしてなんと、今日のAOCブルゴーニュが載ってません。
ネット情報ではヴォーヌ・ロマネ村のAOCブルゴーニュの区画からだそうです。
樹齢は60年ほどで、確かに「Vieilles Vignes」を謳うだけはありますね。
・ピノ・ノワール 100%
は当然ですが、公式ページにはフィリップ・パカレの醸造ポリシーが解説してあり、
全房発酵と書いてあります。ロマネ・コンティが見込んだだけありそうですよ。
その他、(醸造と熟成の間は)SO2を使わないとか、自然酵母使用だとか、
澱引き(Soutirage)せず澱と触れたまま熟成させるだとか、こだわってるそうです。
樽熟は14~18ヶ月とありました。


ボーヌの町にあるフィリップ・パカレを訪問します。
IMG_2212
ボーヌの環状の旧市街の中ではないですが、鉄道ボーヌ駅の道すがら。
ボーヌの町はブルゴーニュの旅をしたときに随分歩きましたが、
大抵どこの作り手も大した看板を上げてないので素通りしてしまいます。(笑)


さあ、今日のAOCブルゴーニュはヴォーヌ・ロマネ村からということで、
いつもの地図(ラック・コーポレーション様より拝借)を眺めてみましょう。
IMG_2250
県道D974号線(旧国道N74号線)よりこっち側がAOCブルゴーニュとなります。
スパっと分けられていて気持ちがいいです。(笑)このどこかの畑です。

ここでフランスの道路についてウンチクを。国道D974という人もいますが、
「D」が付いていたら「Route Départemental」なので県道です。
つまり以下の頭文字なわけです。
E:欧州道路(Européen)
A:高速道路(Autoroute)
N:国道(National)
D:県道(Départemental)
よっぽどの幹線道路でない限りほとんど「D~」ばっかりです。


エチケット平面化画像。フォントもおしゃれですね。
IMG_2213
裏ラベル、なぜに横向き?


さあ、抜栓。
IMG_2254
シンプルです。しかし、横に「PP」と書くならミレジム打ちましょうよ。
これですべて写ってるのでコルクの平面化はなしです。

Alc.12.5%。
全房感あるきれいに澄んだルビー。アルコール度数低いけど涙は割とはっきり。
IMG_2251

フレーズ、フランボワーズ、チェリーのお菓子。
辛口アタック。
酸は穏やかですね。いい感じ。
苦さっぽく感じるんですが、
複雑味ありとしておきましょう。
軽くなり過ぎずにいい具合ですし。
かすかなタンニンもいい仕事してます。
余韻もこのいいバランスのまま長く続いて満足。

これは好みのピノですね。
人気があるのも頷ける。


*****


Philippe Pacalet
Bourgogne Vieilles Vignes 2015
RRWポイント 94点


Boursot Père & Fils Gevrey-Chambertin 2015

シャンボール・ミュジニーの歴史ある作り手、ブルソ・ペール・エ・フィス。
ブルソ家として少なくとも1550年にまで遡ることができるそうです。
の割には、シャンボール・ミュジニーにプルミエ・クリュを所有するものの、
グラン・クリュはありません。村名は今日のジュヴレ・シャンベルタンから、
ヴォルネイまでと範囲は広いですね。


IMG_2219
本拠地のお隣のジュヴレ・シャンベルタン村名ですが、なかなかのお値段。
ブルゴーニュでもいいんですが、確か今日のはワインくじの小当たり。(笑)


公式ページは一見立派そうですが、畑情報他あまり内容がありませんでした。

今日のジュヴレ・シャンベルタン村名ですが、どの辺りの畑なのか不明。
0.49ha所有となっていますが、複数の畑からのブレンドとのことで、
1ヶ所ではなくいくつかの畑の合計面積なんでしょうかね。
・ピノ・ノワール 100%
樽熟は、新樽率40%で14ヶ月です。

インポーターのサイトに若干の情報があります。
エイ・エム・ズィー


さあ、ドメーヌ訪問です。
Boursot02
シャンボール・ミュジニーの集落の奥の方にあります。

シャンボール・ミュジニーのAOC地図に書き込みました。この辺り。
Boursot03
シャンボール・ミュジニー村内の所有畑も黄色で囲みました。
全区画を所有してるわけではないですが、ボンヌ・マールに隣接した好立地です。

しかし、今日いただくのはジュヴレ・シャンベルタン村名です。
コート・ド・ニュイの地図でシャンボール・ミュジニー村との位置関係確認。
Boursot01
Google Mapですから、畑の部分は見て取れると思います。
問題はそれぞれの村の村名とAOCブルゴーニュの境界です。
シャンボール・ミュジニー村は上のAOC地図でわかるように、
D974号線の道路が境界線になっていてわかりやすいんですが、
ジュヴレ・シャンベルタンは結構この道路の東側にも村名が広がってます。

その感じをジュヴレ・シャンベルタンの地図で見てみます。ほらね。
Gevrey-Chambertin_N
よっぽどジュヴレ・シャンベルタンは条件がいいんでしょうかね。
で、今日のブルソの畑は…この村名畑のどこか(複数ヶ所)です。(笑)


エチケット平面化画像。裏にはドメーヌのイラスト。背後は山ですね。
IMG_0682
Rémy Boursotというサインがありますが、13代目当主のお名前です。
現在15代目まで一緒に家族経営されてるようです。

インポーターラベルはオリジナルを隠さない偉いやつでした。別撮り。
IMG_0685


さあ、抜栓。
IMG_2215
意外に汎用品。

一応、コルクも平面化しましたがこんな感じ。
IMG_2216
ミレジムはおろか、ドメーヌ名さえありません。ちょっと残念。

Alc.13%。
クリアなルビー。
IMG_2217

フランボワーズ、ダークチェリー、湿った樹皮か土っぽさ。
旨味の辛口アタックです。
程よい上品な酸に味わいも引き立ちます。
雑味がないきれいな味わいですが深みも感じます。
フレッシュ生き生きな印象のまま軽めの余韻へ入ります。
なかなかいい。


*****


Boursot Père & Fils
Gevrey-Chambertin 2015
RRWポイント 91点


Petit-Roy Bourgogne Souvenir 2017

ブルゴーニュで注目の日本人醸造家、斎藤政一氏のプティ・ロワです。
長野県の小布施ワイナリー( ドメーヌ・ソガ)での研修された後、2006年に渡仏、
シモン・ビーズ他、ドメーヌ・ルフレーヴ、ジャック・フレデリック・ミュニエ、
アルマン・ルソーなど錚々たる所で経験を重ね、2016年自身のワイナリーを設立。
そんなプティ・ロワの2017年のブルゴーニュをいただいてみましょう。


IMG_2148
2016年に立ち上げたのはネゴシアンのメゾン・プティ・ロワだそうで、
翌2017年にショレ・レ・ボーヌに居を構えドメーヌ・プティ・ロワとなってます。
エチケットにはMaison Petit-Royとありますね。どこで醸したのでしょう?


公式サイトはまだないようです。代わりに、インポーターのサイトを貼っておきます。

扱いワイナリーの紹介がPDFで見られます。

とにかくネット情報しか頼るものがないですが、
・ピノ・ノワール 100%(手摘み収穫・樹齢平均70年)
除梗率はキュヴェによって変わるらしいですが、2017年のこれは、
「ビオディナミで育ったピノ・ノワールを除梗せず」とありました。
熟成は木樽で12ヶ月のようです。


ショレ・レ・ボーヌの集落にあるドメーヌ訪問します。
PetitRoy01
プレス機が見えるのでここで間違いなさそうです。地下セラーもあるそう。
ボーヌの町が近いので大きなスーパーもあり生活は便利そうです。(笑)

畑は、オート・コート・ド・ボーヌに0.8ha、ポマール村に1haのピノ・ノワール、
サヴィニー・レ・ボーヌ近郊に0.2haのアリゴテ、0.1haのシャルドネがあるそうですが、
Google Map探訪が出来そうにないので、今日はなし。(笑)


エチケット平面化画像。なかなかいいデザインと思います。
IMG_2097
裏ラベルはなく、インポーターシールのみだったので下につけました。


さあ、抜栓。
IMG_2143
割と液面が上がった跡がありますね。ちょっと心配…。

コルク平面化。
IMG_2144
どうもコルク上まで液面が達していたような跡がありますね。

Alc.12.5%。
クリア感あるルビー。細かな涙は割とはっきりしてます。
IMG_2146

フランボワーズ、フレーズ。
チャーミングな香りかなとも思うし、酸の香りにも感じます。
青臭い茎感もありますね。確かに除梗なしっぽいです。
やはり酸から切り込んでくる辛口アタックです。
フルーティな酸なのでまだ耐えられますが。
旨味のあるのはわかるんですが、全体像は酸に覆われてます。
おいしいとはとは思うんですが、
酸を楽しむように作られているような気さえします。(笑)

ポテンシャルは感じました。
最後にオリが少々ありました。


*****


Petit-Roy
Bourgogne Souvenir 2017
RRWポイント 88点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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