シャンボール・ミュジニーの歴史ある作り手、ブルソ・ペール・エ・フィス。
ブルソ家として少なくとも1550年にまで遡ることができるそうです。
の割には、シャンボール・ミュジニーにプルミエ・クリュを所有するものの、
グラン・クリュはありません。村名は今日のジュヴレ・シャンベルタンから、
ヴォルネイまでと範囲は広いですね。


IMG_2219
本拠地のお隣のジュヴレ・シャンベルタン村名ですが、なかなかのお値段。
ブルゴーニュでもいいんですが、確か今日のはワインくじの小当たり。(笑)


公式ページは一見立派そうですが、畑情報他あまり内容がありませんでした。

今日のジュヴレ・シャンベルタン村名ですが、どの辺りの畑なのか不明。
0.49ha所有となっていますが、複数の畑からのブレンドとのことで、
1ヶ所ではなくいくつかの畑の合計面積なんでしょうかね。
・ピノ・ノワール 100%
樽熟は、新樽率40%で14ヶ月です。

インポーターのサイトに若干の情報があります。
エイ・エム・ズィー


さあ、ドメーヌ訪問です。
Boursot02
シャンボール・ミュジニーの集落の奥の方にあります。

シャンボール・ミュジニーのAOC地図に書き込みました。この辺り。
Boursot03
シャンボール・ミュジニー村内の所有畑も黄色で囲みました。
全区画を所有してるわけではないですが、ボンヌ・マールに隣接した好立地です。

しかし、今日いただくのはジュヴレ・シャンベルタン村名です。
コート・ド・ニュイの地図でシャンボール・ミュジニー村との位置関係確認。
Boursot01
Google Mapですから、畑の部分は見て取れると思います。
問題はそれぞれの村の村名とAOCブルゴーニュの境界です。
シャンボール・ミュジニー村は上のAOC地図でわかるように、
D974号線の道路が境界線になっていてわかりやすいんですが、
ジュヴレ・シャンベルタンは結構この道路の東側にも村名が広がってます。

その感じをジュヴレ・シャンベルタンの地図で見てみます。ほらね。
Gevrey-Chambertin_N
よっぽどジュヴレ・シャンベルタンは条件がいいんでしょうかね。
で、今日のブルソの畑は…この村名畑のどこか(複数ヶ所)です。(笑)


エチケット平面化画像。裏にはドメーヌのイラスト。背後は山ですね。
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Rémy Boursotというサインがありますが、13代目当主のお名前です。
現在15代目まで一緒に家族経営されてるようです。

インポーターラベルはオリジナルを隠さない偉いやつでした。別撮り。
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さあ、抜栓。
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意外に汎用品。

一応、コルクも平面化しましたがこんな感じ。
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ミレジムはおろか、ドメーヌ名さえありません。ちょっと残念。

Alc.13%。
クリアなルビー。
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フランボワーズ、ダークチェリー、湿った樹皮か土っぽさ。
旨味の辛口アタックです。
程よい上品な酸に味わいも引き立ちます。
雑味がないきれいな味わいですが深みも感じます。
フレッシュ生き生きな印象のまま軽めの余韻へ入ります。
なかなかいい。


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Boursot Père & Fils
Gevrey-Chambertin 2015
RRWポイント 91点