イタリアの銘醸ワインに名を連ねるブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCG...のセカンド的な(?)位置づけのロッソ・ディ・モンタルチーノDOC。カルディのワインくじだったと思います。「当たり」なのか「ハズレ」なのか微妙なラインだったと思いますが、おいしかったら「当たり」ということでいいと思います(笑)。とにかくお試しといきましょう。
作り手のカナリッキオ・ディ・ソプラは1962年にモンタルチーノの北側に創業、3世代に渡り続いています。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会創設12メンバーのひとつだそうで、その筋の名門ですね。ワイナリー名にもなっている「カナリッキオ・ディ・ソプラ」を1966年にリリース。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOC(のちに1980年DOCG化。)が出来たのが1966年ですから最初の1本だったってことでしょうね。
公式ページはよく出来ていて情報も豊富で好感が持てます。
今日のワインもデータシートから何から情報完備です。
先ほど触れたように、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCが1966年に出来て、1980年DOCG化していますが、ロッソ・ディ・モンタルチーノDOCが出来たのは1983年と更に3年後になります。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCGの熟成規定は木樽で2年+ボトルで4ヶ月を含む合計4年というハードルが高いものですから、お手軽ロッソの設定は必然だったんでしょう。
カナリッキオ・ディ・ソプラを訪問。農家風ですが最近建てたのかすごくきれいです。
近くにコテージ風のホテルもやっているようです。手広いですね。
モンタルチーノの集落との位置関係はこんな感じ。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOC、ロッソ・ディ・モンタルチーノDOCの範囲はモンタルチーノのコムーネの範囲と同等です。カナリッキオ・ディ・ソプラはモンタルチーノのほぼ中心にワイナリーも畑も持っている正統派ということですね。
トスカーナ州を俯瞰してその他のDOC/DOCGとの位置関係を見てみます。
よく見るとわかるのですが、モンタルチーノはキヤンティDOCGの範囲にも入っていて、実はキヤンティも名乗れます。
ラベル平面化画像。
おっと、安定剤(アカシアガム)入りですね。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
作り手のカナリッキオ・ディ・ソプラは1962年にモンタルチーノの北側に創業、3世代に渡り続いています。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会創設12メンバーのひとつだそうで、その筋の名門ですね。ワイナリー名にもなっている「カナリッキオ・ディ・ソプラ」を1966年にリリース。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOC(のちに1980年DOCG化。)が出来たのが1966年ですから最初の1本だったってことでしょうね。
公式ページはよく出来ていて情報も豊富で好感が持てます。
今日のワインもデータシートから何から情報完備です。
・サンジョヴェーゼ 100%
ロッソ・ディ・モンタルチーノDOCの規定があるので大体わかるんですが。ブドウは平均標高300メートルの自社畑「Cru Canalicchio」の若木から。50hlのスラヴォニアンオークの大樽と750Lのフレンチオーク樽の混成で12ヶ月の熟成をします。ロッソ・ディ・モンタルチーノDOCでは、サンジョヴェーゼ(現地では「ブルネッロ」というシノニムで呼ばれます。)100%で最低10ヶ月の熟成の規定なので当然クリアしていますね。
ロッソ・ディ・モンタルチーノDOCの規定があるので大体わかるんですが。ブドウは平均標高300メートルの自社畑「Cru Canalicchio」の若木から。50hlのスラヴォニアンオークの大樽と750Lのフレンチオーク樽の混成で12ヶ月の熟成をします。ロッソ・ディ・モンタルチーノDOCでは、サンジョヴェーゼ(現地では「ブルネッロ」というシノニムで呼ばれます。)100%で最低10ヶ月の熟成の規定なので当然クリアしていますね。
先ほど触れたように、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCが1966年に出来て、1980年DOCG化していますが、ロッソ・ディ・モンタルチーノDOCが出来たのは1983年と更に3年後になります。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCGの熟成規定は木樽で2年+ボトルで4ヶ月を含む合計4年というハードルが高いものですから、お手軽ロッソの設定は必然だったんでしょう。
カナリッキオ・ディ・ソプラを訪問。農家風ですが最近建てたのかすごくきれいです。
近くにコテージ風のホテルもやっているようです。手広いですね。
モンタルチーノの集落との位置関係はこんな感じ。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOC、ロッソ・ディ・モンタルチーノDOCの範囲はモンタルチーノのコムーネの範囲と同等です。カナリッキオ・ディ・ソプラはモンタルチーノのほぼ中心にワイナリーも畑も持っている正統派ということですね。
トスカーナ州を俯瞰してその他のDOC/DOCGとの位置関係を見てみます。
よく見るとわかるのですが、モンタルチーノはキヤンティDOCGの範囲にも入っていて、実はキヤンティも名乗れます。
ラベル平面化画像。
おっと、安定剤(アカシアガム)入りですね。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
Alc.14.5%。
クリアなガーネット。少しオレンジ味が全体的にあるかな。
黒ベリー、プラム、イチジク。
辛口アタック。
苦味様のコクは感じますが、
味の実体は薄くて軽い感じがします。
アカシア入れてこれかという思いが湧いてきます。
う~ん、ロッソ・ディ・モンタルチーノを名乗るなら、
もう少し頑張ってほしかったところです。
ワインくじの当たりかハズレかというと…(笑)
もう少し頑張ってほしかったところです。
ワインくじの当たりかハズレかというと…(笑)
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Canalicchio di Sopra
Rosso di Montalcino 2019
Rosso di Montalcino 2019
RRWポイント | 84点 |
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