バローロ、バルバレスコでなくともネッビオーロ100%のうまうまワインに出会える、ネッビオーロ・ダルバDOCというのは狙い目なんですが、「バローロのロマネ・コンティ」とも称されるブルーノ・ジャコーザともなるとネッビオーロ・ダルバでもお手頃とは言い難いお値段ですね。やまやで何故か安いワインと一緒に並んでいたので思わず手を出してしまいました。(笑)

公式ページはこれなんですが…。
トップページのみという残念なものです。ここからピクリとも動きません。(笑)
一応、在りし日のブルーノ・ジャコーザさんのお姿は拝めるようですが…。

ガヤ(Gaja)のホームページもこんなのでしたね。バルバレスコの二大巨頭は似た者同士?
仕方がないのでネット情報に頼りましょう。
・ネッビオーロ 100%
ネッビオーロ100%は、Nebbiolo d’Alba DOCの規定ですから間違いないです。このネッビオーロが平均樹齢50年という情報もありました。なかなか素性はよさそうです。

同じくDOC規定では熟成は12ヶ月以上とだけ決まっていますが、今日のワインはオークの大樽で10ヶ月、ステンレスタンクで2ヶ月(清澄)、加えてボトル熟成3ヶ月をやってますので、合計15ヶ月で規定クリアです。
ブルーノ・ジャコーザはネイヴェ村のすぐ隣、ボルゴノーヴォ(Borgonovo)村にあります。

バルバレスコの集落よりこっちの方が大きいですね。道も広いし。

Google Mapに Nebbiolo d’Alba DOC 対象エリアを書き込んでみました。ブルーノ・ジャコーザの場所にも印をつけていますので、全体の位置関係も掴みましょう。

バローロ・バルバレスコの周辺だけど、バローロ・バルバレスコに隣接するそれ以外のところ、というのがよくわかりますね。地域的にバローロ・バルバレスコが名乗れないだけで、実質はほぼ同じクオリティーという可能性があるわけです。ましてや今日はブルーノ・ジャコーザですから。(笑)
Italian Wine Central と共にいつもお世話になってるサイトです。
ラベル平面化画像。

バローロ、バルバレスコと同じデザインなのがいいですね。
さあ、抜栓。

コルク平面化。

ミレジムは入ってないですが、紋章と名前入りです。


バルバレスコDOCGの地域でもあるネイヴェ(Neive)で三世代に渡りワインに携わってきた Bruno Giacosa は、故ブルーノ・ジャコーザさんの名前を蔵の名前に冠しています。1929年生まれのブルーノさんは13歳から祖父の指導でワイン造りに携わり始め、1961年(32歳)に自分の名前を冠したブランド「ブルーノ・ジャコーザ」をリリース。確固たるスタイルを持った高品質なワインは、瞬く間にランゲで最も重要な位置を占めるようになり、その評判はフランスにまで響くようになったそうです。
ブルーノさんは2018年に残念ながら亡くなっていますが、現在は娘のブルーナさんが「伝統派バローロの造り手の代表」としてのブルーノ・ジャコーザを引き継いでいるそうです。公式ページはこれなんですが…。
トップページのみという残念なものです。ここからピクリとも動きません。(笑)
一応、在りし日のブルーノ・ジャコーザさんのお姿は拝めるようですが…。

ガヤ(Gaja)のホームページもこんなのでしたね。バルバレスコの二大巨頭は似た者同士?
仕方がないのでネット情報に頼りましょう。
・ネッビオーロ 100%
ネッビオーロ100%は、Nebbiolo d’Alba DOCの規定ですから間違いないです。このネッビオーロが平均樹齢50年という情報もありました。なかなか素性はよさそうです。

同じくDOC規定では熟成は12ヶ月以上とだけ決まっていますが、今日のワインはオークの大樽で10ヶ月、ステンレスタンクで2ヶ月(清澄)、加えてボトル熟成3ヶ月をやってますので、合計15ヶ月で規定クリアです。
ブルーノ・ジャコーザはネイヴェ村のすぐ隣、ボルゴノーヴォ(Borgonovo)村にあります。

バルバレスコの集落よりこっちの方が大きいですね。道も広いし。
Nebbiolo d’Alba DOC 対象のコミューンを確認します。この地図がわかりやすいです。
上部の小地図を比較すると、バローロ、バルバレスコを含まないのが見て取れます。

その対象コミューンを書き出してみます。(アルファベット順)全域対象が以下です。
Canale、Castellinaldo、Corneliano d’Alba、Monticello d’Alba、Piobesi d’Alba、Priocca、S.Vittoria d’Alba、Vezza d’Alba、Sinio、Govone。
Canale、Castellinaldo、Corneliano d’Alba、Monticello d’Alba、Piobesi d’Alba、Priocca、S.Vittoria d’Alba、Vezza d’Alba、Sinio、Govone。
以下のコミューンは部分的に対象。
Alba、Bra、Baldissero d’Alba、Castagnito、Diano d’Alba、Grinzane Cavour、Guarene、La Morra、Magliano Alfieri、Monchiero、Monforte d’Alba、Montà、Montaldo Roero、Montelupo Albese、Monteu Roero、Novello、Pocapaglia、Roddi、Roddino、S. Stefano Roero、Sommariva Perno、Verduno 以上。一部バローロとかぶるコミューンも入ってますね。
因みに、Nebbiolo d’Alba がDOCになったのが1970年で、18ヶ月熟成(内6ヶ月は樽)の Superore や、スパークリングの Spumante / Spumante Rosé も認められています。泡もすべてネッビオーロ100%でないといけません。ネッビオーロ・ダルバDOCですもんね。
因みに、Nebbiolo d’Alba がDOCになったのが1970年で、18ヶ月熟成(内6ヶ月は樽)の Superore や、スパークリングの Spumante / Spumante Rosé も認められています。泡もすべてネッビオーロ100%でないといけません。ネッビオーロ・ダルバDOCですもんね。
Google Mapに Nebbiolo d’Alba DOC 対象エリアを書き込んでみました。ブルーノ・ジャコーザの場所にも印をつけていますので、全体の位置関係も掴みましょう。

バローロ・バルバレスコの周辺だけど、バローロ・バルバレスコに隣接するそれ以外のところ、というのがよくわかりますね。地域的にバローロ・バルバレスコが名乗れないだけで、実質はほぼ同じクオリティーという可能性があるわけです。ましてや今日はブルーノ・ジャコーザですから。(笑)
詳しくはランゲ地区DOCの公式サイトをご確認ください。
ラベル平面化画像。

バローロ、バルバレスコと同じデザインなのがいいですね。
さあ、抜栓。

コルク平面化。

ミレジムは入ってないですが、紋章と名前入りです。
Alc.14%。(pH:4.11、Brix:7.4)
ガーネット。エッジはかすかに褐変。

黒ベリー、ブラックチェリー、オリーブ、スパイス。
樽感はあまりないですね。大樽ですから。
辛口アタック。
酸もありますが、滋味・複雑味と合わさって絶妙のハーモニー。
さすがにバローロのような重みは少ないですが、
パスタと楽しむのにベストマッチのうまさでした。
バローロなんかと比べると「果実味生き生き」とも言え、
TPOに合わせて敢えてこちらを選ぶというのもありって感じです。
さすが、ブルーノ・ジャコーザ。
TPOに合わせて敢えてこちらを選ぶというのもありって感じです。
さすが、ブルーノ・ジャコーザ。
ちゃんとネッビオーロ・ダルバの位置付けを狙って作ってる気がします。
*****
Bruno Giacosa
Nebbiolo d’Alba 2017
Nebbiolo d’Alba 2017
RRWポイント | 96点 |
---|