ヴィオニエは好きな白品種なんですが、随分とご無沙汰してしまいました。(ブレンドはいただいてます。)やはりローヌのヴィオニエが一番いいんですが、新世界にもヴィオニエは広まっているのでどこのでも構いません。そう思って店頭で物色していると IGPコート・カタランヌ(IGP Côtes Catalanes)のヴィオニエを発見。一応フランスだしこれでいきましょう。
ラベルはポップですが、作り手はアルノー・ド・ヴィルヌーヴという1909年創業、100年以上の歴史のある協同組合で、ルシヨンのヴァン・ドゥ・ナチュレル(Vin Doux Naturel)のAOCの名前で有名なリヴサルト(Rivesaltes)にあります。170のメンバーで1,300 ヘクタールの畑を運営しているとのことです。アルノー・ド・ヴィルヌーヴ(Arnaud de Villeneuve)という名前ですが13世紀にこの地方にいた医師で、ルシヨンのヴァン・ドゥ・ナチュレルを生み出した偉人なんだそうです。その地元の偉人に敬意を表し協同組合の名前にしているそうです。
公式ページはそこそこ情報あり。やはりイチオシはヴァン・ドゥ・ナチュレルのようです。
一応ワイン紹介に今日の辛口のヴィオニエは載ってました。
・ヴィオニエ 100%
11月に瓶詰めとのことなのでほとんど寝かしてはいないようです。同じシリーズにシャルドネもあります。IGPですからだいたいの品種がOKですよね。
アルノー・ド・ヴィルヌーヴを訪問。リヴサルトはペルピニャンにも近いです。
やはり歴史のありそうな立派な建物ですね。敷地も相当ありそう。
いつものラングドック・ルシヨンのAOC地図に作り手の所在を示します。
スペインとの国境にあるフランス最南端のピレネー・オリアンタル県(Pyrénées-Orientales)がルシヨンにあたり、全域が IGPコート・カタランヌ(IGP Côtes Catalanes)の範囲です。お馴染みのペイ・ドックに内包される形です。
地図が広範囲過ぎたので、ルシヨンのAOC/IGPをまとめた地図で見てみます。
この地図、ずいぶん前から再利用していますが(笑)ルシヨン・ワイン公式ページから地図を拝借し、加筆修正したものです。AOCを辛口とVDN(ヴァン・ドゥ・ナチュレル=天然甘口ワイン)に整理してあるのでわかりやすいです。
今日のワインは IGP(Indication Géographique Protégée)Côtes Catalanes で、IGPは一番下に書いてますね。AOCコリウール(AOC Collioure)、AOCバニュルス(AOC Banyuls)と同じ範囲のコート・ヴェルメイユ(IGP Côte Vermeille)というIGPもあるのがわかります。
ラベル平面化画像。
GILBERT & GAILLARDの金メダルを取っているようですね。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
久しぶりのノマコルク。サトウキビからできた樹脂でリサイクルも可能。
ラベルはポップですが、作り手はアルノー・ド・ヴィルヌーヴという1909年創業、100年以上の歴史のある協同組合で、ルシヨンのヴァン・ドゥ・ナチュレル(Vin Doux Naturel)のAOCの名前で有名なリヴサルト(Rivesaltes)にあります。170のメンバーで1,300 ヘクタールの畑を運営しているとのことです。アルノー・ド・ヴィルヌーヴ(Arnaud de Villeneuve)という名前ですが13世紀にこの地方にいた医師で、ルシヨンのヴァン・ドゥ・ナチュレルを生み出した偉人なんだそうです。その地元の偉人に敬意を表し協同組合の名前にしているそうです。
公式ページはそこそこ情報あり。やはりイチオシはヴァン・ドゥ・ナチュレルのようです。
一応ワイン紹介に今日の辛口のヴィオニエは載ってました。
・ヴィオニエ 100%
11月に瓶詰めとのことなのでほとんど寝かしてはいないようです。同じシリーズにシャルドネもあります。IGPですからだいたいの品種がOKですよね。
ヴィオニエはフランス・北部ローヌのコンドリューの村が原産。今でこそかなり人気の高いヴィオニエですが、1990年代になって世界中で栽培されるようになるまでは絶滅危惧種(笑)でした。
世界中に広まったヴィオニエですが、その昔の1968年は14haまで生産量も落ち絶滅寸前だったといいます。1985年頃でも32haしかなく、ほぼローヌのみでフランス外に出ていない品種でした。その後、評論家に注目され人気が高まり、1990年代になって世界中で栽培されるようになったそうです。
フランス以外では、アメリカとオーストラリアがかなり多いですね。その他は、アルゼンチン、チリに南アってところでしょうか。フランス国内は2018年のデータで6,740haもの栽培面積があり、さすが本国、世界でダントツ(世界の54%)のヴィオニエ生産国です。なるほど、ラングドックからも今日のようなこんなワインが出てくるわけです。
フランス以外では、アメリカとオーストラリアがかなり多いですね。その他は、アルゼンチン、チリに南アってところでしょうか。フランス国内は2018年のデータで6,740haもの栽培面積があり、さすが本国、世界でダントツ(世界の54%)のヴィオニエ生産国です。なるほど、ラングドックからも今日のようなこんなワインが出てくるわけです。
アルノー・ド・ヴィルヌーヴを訪問。リヴサルトはペルピニャンにも近いです。
やはり歴史のありそうな立派な建物ですね。敷地も相当ありそう。
いつものラングドック・ルシヨンのAOC地図に作り手の所在を示します。
スペインとの国境にあるフランス最南端のピレネー・オリアンタル県(Pyrénées-Orientales)がルシヨンにあたり、全域が IGPコート・カタランヌ(IGP Côtes Catalanes)の範囲です。お馴染みのペイ・ドックに内包される形です。
地図が広範囲過ぎたので、ルシヨンのAOC/IGPをまとめた地図で見てみます。
この地図、ずいぶん前から再利用していますが(笑)ルシヨン・ワイン公式ページから地図を拝借し、加筆修正したものです。AOCを辛口とVDN(ヴァン・ドゥ・ナチュレル=天然甘口ワイン)に整理してあるのでわかりやすいです。
今日のワインは IGP(Indication Géographique Protégée)Côtes Catalanes で、IGPは一番下に書いてますね。AOCコリウール(AOC Collioure)、AOCバニュルス(AOC Banyuls)と同じ範囲のコート・ヴェルメイユ(IGP Côte Vermeille)というIGPもあるのがわかります。
IGPコート・カタランヌ(IGP Côtes Catalanes)で使える品種は以下の通り。IGPですからユルユルの何でもありな感じです。ヴィオニエもシャルドネもちゃんとあります。
<黒品種>
・Grenache Noir
・Carignan Noir
・Cinsault
・Lledoner Pelut
・Mourvèdre
・Syrah
・Merlot
・Cabernet Sauvignon
・Cabernet Franc
・Chenanson(1958年にフランスで交配された品種)
・Marselan(1961年にカベソーとグルナッシュを交配した品種)
<白品種>
・Grenache Blanc
・Grenache Gris
・Macabeu
・Malvoisie du Roussillon(Galbenă de Odobești もしくは Torbato のシノニム)
・Marsanne
・Roussanne
・Vermentino
・Muscat d’Alexandrie
・Muscat Petis Grains
・Chardonnay
・Sauvignon Blanc
・Viognier
ラベル平面化画像。
GILBERT & GAILLARDの金メダルを取っているようですね。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
久しぶりのノマコルク。サトウキビからできた樹脂でリサイクルも可能。
Alc.12.5%。
ハチミツイエロー。
白桃、白い花、クールな瓜感。
辛口アタック。
刺激的な酸ですが花々しく盛り立ててくれるので良しとしましょう。
味の芯には穏やか且つまろやかな滋味があります。
ちゃんとヴィオニエしてるヴィオニエのうまいやつでした。
満足です。
満足です。
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Arnaud de Villeneuve
Viognier Classic 2020
Côtes Catalanes IGP
Viognier Classic 2020
Côtes Catalanes IGP
WWWポイント | 79点 |
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