Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Carmen

Carmen Gold Reserve Cabernet Sauvignon 2011

おなじみチリのカルメンですが、今日はトップエンドのゴールドです。
カベルネ・ソーヴィニヨンのモノセパージュになっています。(たぶん…)
カルメンならカルメネールのゴールドを常々出してほしいと思っていますが、
Winemaker's Blackというメチャうまのカルメネールがあるので許します。(笑)


IMG_2898
カルメンはチリ大手のひとつですが、1850年から続くチリ最古のワイナリー。
失われた品種カルメネールが1994年に再発見されたのがカルメンの畑なので、
Carmenereからカルメンという名前になったのかなと思ってしまいますが、
1850年の創業者Christian Lanzさんの妻の名がカルメンだったとのことで、
カルメンと名付けられています。
これも日本カルメネール振興協会では、ひとつの常識になっています。(笑)


公式ページは何度も訪問済み。言語切替に、チリ版、スペイン語版、国際版があります。

一見立派そうなんですが、情報は薄い…。

今日のGOLDの単独ページがこれですが、畑がマイポ以外の情報なし。(笑)

・カベソー 100%
ではなく、プチヴェやカルメネールなんかブレンドしてるんじゃないかと疑いますが、
真相は書いてないのでわかりません。
他、1957年植樹の樹齢54年の古木を使用してるのがわかるんですが、樽熟は不詳。
トップキュヴェですから贅沢にしてると思うんですけどね。困るな~。

カルメンは1987年にクラロ・グループ(Grupo Claro)傘下になっています。
この情報発信の弱さは、クラロ・グループのせいなのかなと思っています。(笑)


本拠地はサンティアゴの南、Padre Hurtado道路沿い、Buinというところ。
CarmG01
なかなか大きな施設なんですが、ストビューで近寄れず、いい写真もなし。

3Dで見ると位置関係がよくわかります。真ん中を東西に流れるのがマイポ川。
Carmenere03
で、今日のカベソーは、D.O. Valle de Maipo(Maipo Valley)なので、
当然この辺りもマイポなのですが、DOマイポ・ヴァレーは首都州全域です。

この地図で見るとマイポ・ヴァレーの範囲がよくわかります。
CarmG02
要は州境が産地の区分けにもなってるわけで、サンティアゴにも近い、
カサブランカやサン・アントニオがマイポに入らないのも州が違うのです。
逆にラペル川ぎりぎりまでマイポになっているのもわかりますね。


ラベル平面化画像。今ではデザインが変わって黒ラベルになっています。
IMG_2888
よく読むと「Carneros 288」という区画からの単一畑ということがわかります。
そんなことより、セパージュや樽熟情報をおくれ!

インポーターシールのバーコードだけ隠すという涙ぐましい努力は買います。
IMG_2890
で、このシールは割と剥がしやすい。コルドンヴェールえらい。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_2894
マーク入りですが、特別ゴールド用というわけではなく、下のラインと同じ。

一応、コルク平面化。
IMG_2895

Alc.14%。(pH:3.29、Brix:7.3)
濃いインキーなガーネット。涙割とはっきりしてます。
IMG_2896

黒ベリー、ナッツ、黒糖、古木。
辛口アタック。
酸はかすかに主張してます。
きめ細かいストラクチャーがきれいです。
それをさっきの酸がふわっと底支えします。
シルキーなタンニンは喉越しで感じますが、
収斂性というほどの影響はありません。
おいしいではありますが、最初の酸の評価が難しいのと、
Winemaker's Blackほどの傑出した感がないのが少々残念。

最新ヴィンテージでしょうか、2017年に、
パーカーおじさんは92点を付けたようです。そんな感じ。(笑)


*****


Carmen
Gold Reserve
Cabernet Sauvignon 2011
RRWポイント 92点


Nativa Carmenere 2018

スーパーの500円ワインです。しかし、思いっきり注目してしまいました。
「まぼろしのブドウ品種 CARMENERE」の特大POP。「旨味の原点」とまで。
裏ラベルにも「1994年にチリで再発見されたカルメネールにこだわった」とあり、
かつてこれ程、カルメネール押しのワインがあったでしょうか?
日本カルメネール振興協会としてはこれは見過ごせません。早速お試しです。(笑)


IMG_2290
カルメネールはご存知のように、かつてボルドーの主要品種であったものの、
(カルメネールの原産地であるボルドー地方では、18世紀頃まで主要品種は、
現在のカベソーやメルローではなく、カルメネールであったとも言われています。)
1863年から19世紀末まで続いたフィロキセラ被害で欧州中のブドウが壊滅し、
カルメネールもボルドーから消え去ります。
チリなど新大陸に移植されていた品種をボルドー他欧州へ戻すと同時に、
フィロキセラに耐性のあるアメリカ産の野生ブドウの台木に接木することで、
ヨーロッパ中のワイン産業がその後なんとか復活を遂げました。
しかし、晩熟で害虫にも弱いカルメネールだけはボルドーに戻されませんでした。
そして一旦ワインの歴史からはカルメネールは消え去ってしまったのでした。

そして、1994年にフランス人ブドウ品種学者のJean Michel Boursiquotが、
チリのマイポで、失われた品種と思われていたカルメネールを再発見します。
この畑がViña Carmenであり、1996年には初のカルメネールのワインをリリース。
その後のチリのワインを特徴づける代表品種になったのはご存知の通りです。
以上、日本カルメネール振興協会では常識となっています。(笑)


チリの本家公式ページは見つかりませんでしたが、インポーターの日本酒類販売が、
気合の入った公式ページと見紛うサイトを作っています。(URLもなんと、nativa.jp

このサイト、さすがにカルメネールの解説がすごいです。
しかしながら、今日のワインの情報は極少。
・カルメネール 85%
・その他 15%
とのことですが、その他って何?
チリでは、カベソーやメルロー、シラー、カリニャン、プチヴェルド他、
いろんなものとブレンドするパターンが多いですからね。でも何?


作り手訪問しようと裏ラベルを見るとSur Andinoという名前と住所がありました。
この住所を調べると、なんと大手のViña Santa Ritaと同じでした。
なるほど、実体はサンタ・リタか~と思ってたら、上記Nativa.jpにこんな記述が…。

「フランス人研究者であるジャン・ミッシェル・ブルシコ氏がここ、
ナティバ・エステーツ(別名ヴィニャ・カルメン)にてカルメネールを再発見…」

な、なに!?
別名、ビニャ・カルメン(Viña Carmen)!?
今日の作り手がカルメネールを発見し、チリの代表品種となる礎を築いたなんて、
えらそ~なことが書いてあったので、もしかしてと思ったら、やっぱそうでしたか。

じゃあ、住所の件はどうなるんでしょう。調べると、なんと…。
Carmenere02
サンタ・リタとカルメンは隣接していて同じ道路に面しているため、
番地のない場合、同じ住所になってしまうようです。

サンティアゴの南、マイポ・ヴァレーになります。
Carmenere03
ここが、カルメネールの第2の故郷ということですね。

しかし、なぜカルメネールがチリで消えてしまったのか。
メルローと混植されて時間と共に混同され、メルローとして生き残っていたのです。
その昔は葉の形で品種を特定していたので、メルローと特徴が似ていたからだとか。
実際、90年代後半(まだカルメネールが再発見される前)のチリのメルローは、
他地域産と比べて飛びぬけておいしかった記憶があり、なるほどと頷きます。
実はカルメネールとメルローのブレンドを飲んでいたんですね。

そんなにメルローに似てるんだと信じていましたが、今日のナティバのサイトに、
カルメネールとメルローの違いが解説してあり、ちょっと驚きました。
Carmenere01
外観は全くと言っていいほど似ていません。

カルメネールのブドウは色が黒っぽくてメルローより大粒です。また、
粒を押すとカルメネールはメルローのように果汁が外に飛び出さないんだそうで。
カルメネールは果皮と果肉がひっついて、じわじわと流れ出るそうです。へぇ~。

例の葉の形も、カルメネールは葉脈の中心に向かって切れ込みが浅く、
全体的にロールがかっているのに対して、メルローはより深い切れ込みがあり、
葉はフラットなんですと。どうしてチリ人は混同したんでしょう?(笑)

晩熟であるカルメネールをメルローとして早く収穫してしまうと、
メトキシピラジンによる青臭い風味が強く出るということもあります。
でも、おいしかったんですよね~、昔のチリのメルロー。


ラベル平面化画像。Est 1994はミレジムではなく発見された年です。(笑)
ノンヴィンテージかと思ったら、裏ラベルに極小文字で2018とありました。
IMG_2283
で、このイラストにも注目です。粒は先ほどの解説のように黒っぽい。
葉が赤く描かれていますが、これこそカルメネールの名前の由来である、
赤く紅葉する葉です。(フランス語:Carmin=洋紅色)
実際、カルメネールをチリで再発見した前出のJean Michel Boursiquotさんは、
紅葉するメルローの葉を見て「これ、カルメネールちゃうか?」と気づいたとか。

このPOP。日本カルメネール振興協会としては表彰モンです。
IMG_2285
よって、別撮りして貼っておきます。(笑)


さあ、スクリュー回転。
IMG_2288
まあ、無印スクリューキャップですよね。500円ですから。


Alc.13%。
ガーネット。
IMG_2289

ブラックベリー、スパイス、鉛筆の芯、青野菜、モカ。
僕の知ってるカルメネールの要素をちゃんと持ってます。
安いけどカルメネールで間違いないでしょう。(笑)
辛口アタック。
酸は若さから来るんでしょうね。仕方なし。
厚みは当然弱いんですが、複雑味・構造感はしっかりしてます。
POPどおり、スパイシーってやつです。(笑)
タンニンは嫌味じゃない程度の収斂性。
余韻もそこそこしっかりあって味わい深いです。

500円の味を超えて、しっかりカルメネールしてるです。
さすがビニャ・カルメンです。よし!


*****


Sur Andino S.A.
Nativa Carmenere 2018
RRWポイント 90点


Carmen Vintages Blend Limited Edition

やまやのカルメンが置いてある棚を見ると、何やらちょっと変わったのが。
ヴィンテージズ・ブレンドとな。化粧箱もあって裏面に解説がありました。
2016年を主体に2013~2015年のカベソーをブレンドしてあるそうです。
なんだか面白そう。これは試さないという選択肢はないやろ?…ということで。(笑)


IMG_1050
同じような試みのワイン、以前ボルドーのシャトー・モンローズでありましたね。
Le Saint-Estèphe de Montroseというサードワインです。
これも尋常なくおいしかったので、チリのこいつも気になります。


公式ページニュース記事です。すごいの作りました的な内容です。

ストックしてあったワインの在庫処分かなとも疑いますが、(笑)
ブレンド比率はこんな感じ。
・カベソー2016年 75%
・カベソー2015年 10%
・カベソー2014年 7.5%
・カベソー2013年 7.5%
セパージュは結局カベソー100%ということですね。(笑)
ただ、ストックワインはフレンチオーク樽で熟成されてますので、
いろんな熟成期間のカベソーのブレンドということになります。
「これで複雑味が増すんだ」なんて記事には書いてますが、
ボルドーのようにヴィンテージ毎に出来不出来があると意味がありますが、
おそらく毎年結構均等に豊作であろう新世界では効果がどう出るんでしょうね。


畑はサンティアゴからも近いマイポ・ヴァレーです。(公式サイトより)
Car01
Alto Maipoという名前で、カルメンのカベソーはこことコルチャグアでもやってます。

セントラル・ヴァレーのサブリージョンがマイポ・ヴァレーです。
Chile022
「アルト・マイポ」というサブリージョンはなさそうですね。
なのでボトルの表示はマイポのみなわけです。

カルメン自体もサンティアゴの南側、マイポにありましたね。
Carmen01


これがそのボトルの平面化画像です。ボトルに直接印刷されてます。
IMG_0831
ラベルでなくても剥がせる平面化撮影はコレクションの強い味方です。
2016年の表示と共に、'13、'14、'15と小さく書いてますね。なるほど。

化粧箱とその箱の裏面はこんな感じです。
IMG_0835
決して高い値段ではないんですが、結構気合が入ってます。

そうそう、インポーターシールが元のバーコードを隠してました。
IMG_0829
下が元のシールではないので剥がしやすいからよかったですが。


さあ、抜栓。
IMG_1046
いつもの紋章入りキャップシールとコルクです。

コルクの平面化もしておきます。
IMG_1048
上等なやつでもDIAM5だったんですが、これにはDIAM10をおごってます。
10年耐用ですから、もっと寝かせろってことでしょうかね。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_1049

黒ベリー、生っと青野菜、モカ。
確かに上等なカベソーかカルメネールの雰囲気があります。
厚みと複雑味のある味は、苦味がちょっと特徴的ですが、
しっかり重厚でなかなかいけます。
この苦みは2013〜2016年ブレンドからくる複雑味と感じます。
おそらく意図してる感じは出てますね。
喉越しのタンニンはシルキーで心地よい収斂性。
余韻も、さっきの苦味は続くんですが、じんわりといい感じ。
この苦み、いい要素とも言えるんですが、
最後までついてくるとちょっと邪魔かな。(笑)

しかし、総合的にはかなりうまうまに出来ています。
あっぱれ、カルメン。


*****


Carmen
Vintages Blend (NV)
Limited Edition
RRWポイント 94点


Carmen Winemaker's Black 2015 Carmenère Blend

2ヶ月ぶりのカルメネールです。いつものカルメン。で、ちょっと上等。
以前に2013年を試してますので、おいしいのはわかった上での抜栓。
なんとなく今日は基本に立ち返りたい、本当に飲みたいのを飲みたい気分。
日本カルメネール振興協会としては(笑)そんな時カルメネールになるんです。


IMG_0120
このところ、珍しい品種ではなく基本品種を飲むことが多かったり、
もともと白嫌いなのに、いやに白が多かったのには訳があります。
ワインエキスパートの呼称資格認定試験を受験していたからです。
JSA日本ソムリエ協会のやってるアレです。その2次試験対策。(笑)

もともと、2年前にただの飲み散らかしをやめ、ブログにつけ始めてから、
1000本飲んだら試しに受けてみようと漠然と思っていました。
ところが、800本を前にして今年受験を申し込んでしまいました。(笑)

まあ、個人の備忘録とはいえ、ネットでワインのうんちくを垂れるなら、
エキスパートの肩書があった方がカッコがつくな~くらいの動機でしたが、
実際受けてみるといろいろと考えさせられるものがありました。

特に(自分のようなただのワイン愛好家には)必要ないジャンルの知識や、
テクニックを習得しないといけないことには釈然としないものを感じましたね。
そんなこんなの勉学になけなしの夏休みを費やし何とか合格はしました。
そして、自分の最初の見立ては大きく間違っていることにも気づきました。
ソムリエもワインエキスパートも、こんなブログ用に1000本飲もうが、
2000本飲もうが、「特殊な」勉強をしないと合格は無理だということです。
逆に「特殊な」勉強をすれば、ワインを全く嗜まなくても合格は可能ということ…。

脱線が長くなりましたが、試験明けで晴れ晴れした気持ちというのもあり、
また、本来の「偉いワイン」探しを再開するという意味を込めて、(笑)
自分の基本ワイン、カルメネールに立ち返りたくなった本日なのであります。


はい、いつも見てますが公式ページはワイン情報あっさり少な目。

セパージュの情報は裏ラベルにありました。
・カルメネール 85%
・プティ・シラー 8%
・プチヴェルド 5%
・カリニャン 2%
しかし、樽熟は不明。

前に飲んだ2013年のセパージュはこうでした。
・カルメネール 80%
・カリニャン 10%
・プチヴェルド 5%
・カベソー 5%
カベソーがプティ・シラーに変わった感じですかね。
カルメネール率も5%上がってます。


エチケット平面化画像。
IMG_0111
れれ? Carmenère Blendっていう表記がなくなってます。Blackのみ。
カルメネール比率は上がってるのにね~。

同じシリーズでWinemaker's Redもあって、これはカベソー・ブレンド。
カルメンのラインアップではさらに上等なGoldもありますがカベソーのみ。
よって、カルメンの最上級カルメネールは今日のこれになります。


さあ、抜栓。
IMG_0115
コルク、キャップシール、カルメンのエンブレム入りです。

コルクも平面化撮影しておきます。
IMG_0116
テクニカルコルク、DIAM5を採用ですね。DIAM3より上等ですから。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_0117

涙もかすかに色づき、しっかり出てます。
黒ベリー、スパイス、モカ、青ピーマン。
樽香かな? けっこうスモーキーです。
辛口アタック。
若干最初に酸味が立つんですが、
すぐに圧倒的な厚みのある味がパレットに居座ってきます。
これこれ。やはりこのうまさは健在です。
喉越しのタンニンがシルキーで心地いいです。
滋味を味わい直せる余韻も秀逸。

カルメネールを最上の状態で表現できている気がします。
最初の酸がもう少し大人しければ100点出していたな、これは。


*****


Carmen
Winemaker's Black 2015
Carmenère Blend
RRWポイント 98点


Carmen Insigne Sauvignon Blanc 2018

チリではお気に入りの作り手、カルメンです。
今日はソーヴィニヨン・ブランとシャルドネのバリエタル白2本を同時開栓。
シャルドネのお次はソーヴィニヨン・ブランをいただきます。


IMG_9829
実は先日ブラインドで飲んだシャブリ(酸味多めのプチシャブリでしたが)を、
ソーヴィニヨン・ブランと答える失態を演じてしまいました。
日頃から白はあまり飲まないので、それが言い訳ではあるのですが、
ソムリエのお兄さんを前に何とも言えない屈辱感を味わったわけです。

で、
一から勉強ということで(罰ゲーム兼ねて…笑)2種同時に開けるのです。
IMG_9826
ソーヴィニヨン・ブランのボトルは透明。シャルドネは色ガラスです。


カルメンの公式ページはいつもながら詳細データなし。

ピーマンやアスパラの香り、ライム、グレープフルーツの生き生きした酸味。
ソーヴィニヨン・ブランの特徴をよく表現している…なんて解説です。


ワイナリー訪問しておきましょう。
Carmen01
事務所含め拠点はいくつかあるようですが、これはサンティアゴ近く。
マイポやブインといった町の近くです。
創業は1850年。チリで最初の、そして最古のワイナリーということです。
写真に「1396」と書いてるのが不明ですが。年号なら新大陸発見前。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_9825


さあ、スクリュー回転。
Alc.13%。薄いイエロー。シャルドネよりクリアな感じ。
IMG_9827

この比較でわかりますかね? 微妙なんですが…。
CM0
外観での判断はあきらめましょう。(笑)

ライム、青草が香ります。
アスパラ、ピーマンというのがこれですね。
酸味イキイキ。
梨の味わい。野菜様のフレッシュな風味。
ミネラル感もしっかりあります。
喉越しでも引き続きソーヴィニヨンのベジタブル感を感じます。
これは間違えません。(笑)

フレッシュうま。
やはり、780円と思えないレベル。


*****


Carmen
Insigne Sauvignon Blanc 2018
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Carmen Insigne Chardonnay 2018

チリではお気に入りの作り手、カルメンです。
今日はソーヴィニヨン・ブランとシャルドネのバリエタル白2本を同時開栓。
まずは、シャルドネから。


IMG_9830
実は先日ブラインドで飲んだシャブリ(酸味多めのプチシャブリでしたが)を、
ソーヴィニヨン・ブランと答える失態を演じてしまいました。
日頃から白はあまり飲まないので、それが言い訳ではあるのですが、
ソムリエのお兄さんを前に何とも言えない屈辱感を味わったわけです。

で、
一から勉強ということで(罰ゲーム兼ねて…笑)2種同時に開けるのです。
IMG_9826
シャルドネのボトルは色付きです。


カルメンの公式ページはいつもながら詳細データなし。

解説には「オークが効いてます」なんて書いてますが、はっきりわかりません。
780円+税ですから、オークチップなのかもしれませんね。
あとのテイスティングで出てきますが、明らかな樽香は感じましたから。


一応、ワイナリー訪問。
Carmen01
事務所含め拠点はいくつかあるようですが、これはサンティアゴ近く。
マイポやブインといった町の近くです。
創業は1850年。チリで最初の、そして最古のワイナリーということです。
写真に「1396」と書いてるのが不明ですが。年号なら新大陸発見前。(笑)


さあ、スクリュー回転。Alc.13%。
薄いイエロー。同時開栓のソーヴィニヨンより若干濃いめのような。
IMG_9828

ピーチ、ライム…樽由来のバター香ありますね。
カルメンのページではクリーミーなヘーゼルナッツと評しています。
まろ〜んと酸は穏やか。
タンニン様の苦み感もあり。
ミネラルはあまり感じないですね。

まろやかなうまみ。
安いバリエタルですが、レベル高いと思います。


*****


Carmen
Insigne Chardonnay 2018
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Carmen Gran Reserva Carmenere 2015

なんだかんだでよくいただくカルメンです。
やまやに結構なラインアップが置いてあるからなんですが。
カルメネールのグラン・レセルバ、前回は2014年をいただいてます。
今日の2015年はいかがでしょうかね。


IMG_9008
1996年にチリで初めてカルメネールのワインを出しました。
それがこの「カルメン」なんですよね。


公式ページは最初のエイジゲートでチリとインターナショナルを選びます。
当然ながらチリの方が本国向けで種類が多いですから、ご注意を。
しかし、いつもながらこのサイト、ワイン情報が貧弱です。
よって、以下ネット情報です。
・カルメネール 95%
・カベソー 5%
樽熟はフレンチオークのバリックで12ヶ月。

ワイナリー訪問したいのですが、公式サイトには情報なし。
仕方ないので、畑の場所の説明ページをキャプチャー。
Carm01
英語ページもあるので安心してください。


エチケット平面化画像。
IMG_8888
おい!なんだこのインポーターシールは⁉ 裏ラベル丸隠しじゃんか。

剥がしてやったぜ~。ワイルドだろ~?
IMG_8889
手摘み収穫であることや、畑が「El Peñasco」という名前で、
コルチャグアのアパルタ・ヴァレーの丘陵地の麓にあることがわかります。
何でこんな重要な情報を隠すかな~?

さて、抜栓。
IMG_9005

Alc.14%。
濃い透けないガーネット。
IMG_9006

黒ベリー、チェリー、モカ。
カルメネールらしい、よく知ってる香りです。
うま味予感させる辛口アタック。
フレッシュネス感じさせる酸味ですが、
酸味が絶妙に味を包んできます。
味の厚みは充分、果実味ありありと評価はできました。

もう少し落ち着いた重さも欲しい所でしたが、
やはり最近ちょっと味が落ちてるんじゃないでしょうか。


*****


Carmen Gran Reserva Carmenere 2015
RRWポイント 90点


Carmen Premier 1850 Pinot Noir 2016

ブルゴーニュ以外のおいしいピノ・ノワールはないかと、
ニュージーランドやアメリカ・オレゴンなんか試しましたが、
自分の記憶にあったおいしいやつは実はこのチリでした。
今一度その記憶を確かめます。ミレジムは最新2016年。


IMG_6012


公式サイトは、相変わらず個々のワイン情報少なし。
裏ラベルに頼ろうかと思うとインポーターのシールがべったり。
IMG_5868

こんちくしょーと、きれいに剥がしてやりました。
IMG_5869
けっこう剥がしにくいのも多いんですよね。困ったもんです。
で、情報は…ここにもないですね~。(笑)

仕方がないので、せめてこのワインの産地、
レイダ・ヴァレーの説明を公式ページから拝借。
Carmen03
カルメンが持つ他の畑のだいたいの位置関係もわかります。


さて、抜栓。
Alc.13.5%。
クリアなルビー。
ラズベリー、上等ブルゴーニュの香りです。
若干軽めながら、
酸・タンニンの融解した複雑な味わいです。
かすかな苦味がいいアクセントになり風味を出しています。
前飲んだのよりちょっと軽めのような気もしますが、
このピノ、980円です。

驚け!おののけ!
この味、上等ブルゴーニュに匹敵しますよ。
「偉いワイン」の真髄を見た気がします。


*****


Carmen Premier 1850 Pinot Noir 2016
RRWポイント 91点


Carmen Winemaker's Black Carmenère Blend 2013

これはおいしいカルメネールに違いないと、
ストックしてあったカルメンのちょっといいやつを開けます。
Gran Reservaのひとつ上のラインで、
カベルネ・ソーヴィニヨン・ブレンドのレッド(Red)と、
このカルメネール・ブレンドのブラック(Black)があります。


IMG_4606


今日の夕飯は、スペイン語でいうと「Albóndigas」。
いわゆるミートボールのトマト煮込みです。
イタリア料理でもあるようですが、
中南米などスペイン語圏でもポピュラーな料理です。
これにおいしいカルメネールをマリアージュ。
わくわくしますね。


IMG_4609


残念ながら公式ページには大した情報は載っていません。
よって裏ラベルが頼りです。

セパージュは、
・カルメネール 80%
・カリニャン 10%
・プチヴェルド 5%
・カベソー 5%
醸造や熟成法についての記述なし。
これはちょっと困りますね。

抜栓します。Alc.14%。
濃いガーネット。なかなか透けない濃さです。
黒ベリー、青ピーマン、濡れ落ち葉、樽香、
ペッパー、かすかにモカ。
う~ん、複雑な香りです。
アタックは新鮮な果実味。
直後にバランスのいいうまみを感じます。
そして、いい刺激を持ったタンニンがまとめにかかります。
余韻はタンニンが支配的ながら甘味も感じます。
まさに理想的なおいしさ。
現代のボルドーにはどうしても出せない、
カルメネールのみが到達できる領域に達しています。
おそらくブログ開始以来現時点での最高点。


*****


Carmen Winemaker's Black Carmenère Blend 2013
RRWポイント 95点


Carmen Gran Reserva Petite Sirah 2013

カリフォルニアのコナンドラムというワインを飲んで、
プティ・シラーについてちょっと勉強しました。
ジンファンデルのように固有品種として広まり、
DNA鑑定で本当の親が判明するというドラマチック(?)なやつです。
それから、いろんなワインをながめていると、
メキシコにもチリにもプティ・シラーのバリエタルがあるんですね。
これが果たしてカリフォルニアから来たのか、
フランス本国のデュリフ(Durif)なのか興味は尽きません。


IMG_4525


今日はいつもの「やまや」さんで見つけたチリのプティ・シラーです。
カルメンのグラン・レセルバですが、
なぜかこのプティ・シラーは公式サイトには載っていません。
よって詳細情報がわからないのですが、
そんなときは裏ラベルの情報に頼るしかありません。


IMG_4526


う~ん、オーク樽で12ヶ月熟成ぐらいしかわかりませんね。
あと、表ラベルの綴りが「SYRAH」となっているのが間違いで、
正しくは「SIRAH」だというのが裏ラベルでわかります。
まあ、もともとはアメリカ人が「Syrah」と書きたかったところを、
間違えたのが原因だとは思いますがね。(笑)

さて、お味の方は…。
濃い濃いガーネットです。
黒ベリーにちょっと青野菜。
カルメネールを思わせるような香りです。
アタックは、甘・爽やかです。
でもすぐに来るタンニンは、シラーっぽい太め・重めです。
やはり前と同じで、タンニンが特徴的な品種です。
後味でけっこう酸味もあるのがわかります。
これを最初に「甘・爽やか」と感じたのだと納得。
でもいい感じの余韻ではありません。
薄っぺらくも感じるし…。


*****


Carmen Gran Reserva Petite Sirah 2013
RRWポイント 84点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

ワインBLOGランキングへ

にほんブログ村 ワインへ
にほんブログ村 酒ブログ ワインへ

メール:
saikin.photo の gmail.com

カテゴリー
タグ絞り込み検索
記事検索
最新記事 50(画像付)
月別アーカイブ
アクセス(ユニーク数)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:



PVアクセスランキング にほんブログ村
© All Rights Reserved.
無断複製転載禁止します。
  • ライブドアブログ